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世界遺産の旅 ロングステイ ネパール

2004・11念願のネパルに行って来ました。
リタイヤする前からベストシーズンと言われている11月中旬、気候が良くてヒマラヤが一番美しく見える季節に 行くのが夢でした。しかし現役サラリーマン時代、いくら好き勝手に休暇を調整出来る立場・職種であっても流石に 暮れを控えた11月中旬と云うのは、休みは取れ難く、ともかくリタイヤしたら先ずはこのシーズンに行こうと、固く 誓っていたのが、今年ようやく実現したのです。
果たして、本当に11月中旬はベストシーズンなのか?詳しく日程を追って旅の様子をお届けします。


第一章の1 世界遺産の旅 ロングステイ ネパール首都カトマンズへの道

ネパール旅行は、ただ単純にチベット仏教寺院や、ヒマラヤを見るだけが目的ではなく、それも有りますが、大きな 目的の一つには、昔からインドを旅するバックパッカーがキツイ、インド放浪の旅の疲れを癒す為に沈没地として 訪れていたヒマラヤの美しい湖畔の街「ポカラ」が、最近中高年ロングステー候補地として注目され始めているとの 情報?(私が勝手に思っているだけかも知れませんが)を、一度自分の足と目で確認する為でもあったのです。
そこで、旅の計画の始めは、インターネツトにキーワードを打ち込む事から始まりました。
キーワード「ネパール ロングステー」で出てきたのが ネパール半永住の勧め と云う、奇妙なサイトでした。
最近、中高年のロングステー流行りですけど、まさかカトマンズにまで進出しているとは驚きです。さっそくコンタクト を取り、このサイトを運営している川島さんとメールで色々お伺いして、今回の旅の目的・概要をお話して 先ずは一度来て、ネパールと云う国を知るという事で、一般的な観光半分・後はポカラで自由滞在して自分の足と目で 現地のアコモデーション事情を調査する、と言う旅の形態を、川島さんの関係している現地のエージェントに お願いする事になった次第です。

第一章の2 世界遺産の旅 ロングステイ ネパール首都カトマンズへのチケット
この会社の気に入った所は、全てお任せ下さい、ではなく入国後は面倒見ますが日本からカトマンズのルート・チケットはご本人で手配して 下さい。と云う大人の対応をする会社なのです。しかしそれでもチケットの手配が初めての方には、この方面のチケットに 強い会社を紹介するシステムでした。さて、自分で調べ始めて愕然としました。何とカトマンズへのチケットの高い事か。
ニューヨーク・ロスアンゼルスが400~500ドル、アジア各地は200~400ドルは当たり前、ヨーロッパだって冬なら500ドル を切るご時世に11月のカトマンズ直行便は13万円もするのです。勿論往復
13万円なんて・・・・・、カナディアンの乗り継ぎ便で南米ブエノスアイレス往復と同じ値段ではないですか?
何で?・・・やはり需要と供給のバランスのようです、カトマンズフライトは結構少ないのです。

第一章の3 世界遺産の旅 ロングステイ カトマンズへのチケットの値段比較
12月前半は、一年で一番航空チケットの安い時期です。ではこの12月第一週のカトマンズまでのチケットを比較して見ましょう。

航空会社航空運賃同日乗継の有無ホテル・空港税・交通費合計
 ロイヤルネパール航空121,000同日乗継0121,000
 タイ航空118,000同日乗継不可7,000125,000
 マレーシア航空104,000同日乗継不可7,000125,000
 ビーマンバングラディシュ95,000同日乗継不可5,000105,000
 エァーインディア75,000同日乗継不可5,00080,000

この価格は現在の日本のインターネット上で一番安いと言われている トラベル子ちゃんによるものです。
同じカトマンズでも、出発日・曜日・FIX/OPENの違い等色々あるのですが、結局タイ航空にしました。
注意※※※
これらの値段には成田空港税・現地空港税・航空保険料は含まれておりません。バンコク入国すると500バーツ余計に掛るのです。
その他に、空港・ホテル間の交通費などもかかります。貧乏旅行しているとこんな細かい計算まで必要になるのです。

第二章 世界遺産の旅 ロングステイ ネパール カトマンズのお正月

バンコクで一泊してカトマンズに入った、西暦2004年11月13日はネパール暦では大晦日でした。 中世の雰囲気が残り、狭い路地が交差するカトマンズの旧市街、特に宿をとったタメール地区は夜になると各々 の家の前では、ランプの灯が燈されます。
大人たちは、路地に出て唄を唄っている傍から、子供達は家々を廻って大晦日のお祝いをねだっております。
観光客の多い、タメールの街角は、ネオン・万国旗が飾られお正月のお祝いする観光客・地元の人々で夜明けまで 賑やかでした。 明けて、翌日はお正月です。
お正月の午前中は、今回お世話になる旅行会社の社長ラジャンさんから、お招きを受けて彼の実家でネパル流の お正月行事「ティハール」を体験する事になりました。ティハールとは別名 「光の祭り」と呼ばれ別にお正月その日 だけを指す行事ではなく、新年を挟んで五日間行われるのですが、本日は最終日で一番大切な日だそうです。

家の聖なる場所である食堂の床に、黄色や赤の色粉でマンダラを描きます。そして、女兄弟が男兄弟に聖なるティカ と呼ばれる印を眉間につけてもらいます。これは姉が弟を死の王「閻魔大王」の手から救い出すと言う美しい話 にもとづき、女性の守護力を男に与える、と言う事のようです。
その後、女性達から甘いお菓子やお年玉をいただき、ご馳走をいただく事になります。



ネパールの初日から思っても無かった歓待を受け、経験をして旅のスタートは上々で、インドで疲れた 若者がネパールに入るとほっとすると言う言葉が良く理解できる日でした。
そして、驚くべき事に遭遇するのです。
翌日、カトマンズの街を歩いていると、見知らぬ町の人が「日本人のMR,ニシザワ」かと聞いてくるのです。 全く知らない国でいきなり名前を呼ばれるのは、あまり良い兆候ではないので、身構えた所、新聞を手にして ニコニコと寄ってくるのです。この新聞を見てびっくりしました。あのラジャンの家でのティハールの模様の 私の写真がデカデカと掲載されているではありませんか。
英語新聞ではなく地元の言葉でかかれているのを、通訳してもらうと、「日本人観光客のニシザワ夫妻が、わが国 伝統のティハールの祭りに参加し、文化・伝統に大変興味をもたれ、理解した様子」らしいです。後で聞くと 招かれていたラジャンの友人の一人が新聞記者のようで、彼が写真を撮り、書いたそうで、お土産にこの新聞 を貰ってきました。

第三章 世界遺産の旅 ロングステイ ネパール カトマンズ及び近郊の観光

カトマンズ盆地には元々3つの王朝が栄えていました。カトマンズ・バクタブル・パタンです。
この3つを統一したのが現国王の先祖でゴルカ朝(英語の勇ましいネパール兵士グルカ兵の語源)で、これらの王宮 及び付帯のお寺は全て世界遺産に登録されています。この3つ何処を見ても同じ様式・配置・歴史ですから 時間がなくて一つだけ見るならならば、一番遠いけれども「バクタプル」をお勧めします。
バクタプルは最近まで「バオガダン」と言う名で知られていた、本当にネパールらしい様式をもった郊外の小さな 町です。
古い中世の趣きのある写真を撮るなら此処で、次回じっくりとカメラを据えて撮ろうと考えています。

   
   


ボダナート寺院
今回の市内観光で一番来たかったのが、有名な目が描かれた、ネパール最大のパゴダを持つ寺院です。
古くからチベット仏教の聖地とされ、巨大なストゥーパの廻りでは、朝に夕に巡礼する巡礼するチベットの人の姿 が見られます。そして何時も流れているのが欧米観光客の間で人気の「オン・マニ・ペネ・ポム」と言うチベット 仏教の祈りの言葉のCDです。独特のリズムでひたすらこの言葉だけが延々と流れるCDを気に入って買ってきました。
聞いて見たい方はMP3にしてファイル転送します。メール又はBBSにお書き込み下さい。

パシュパティナート寺院
ネパール最大のヒンドゥー寺院、と言うよりも火葬場で有名です。インドのバナラシも有名ですがガートが 奥まっていたり、河側からしか見れなかったりしますが、ここはヒマラヤからの聖河バクマティの畔にあり 対岸から幾つものガートで行われている火葬式が見れます。但し寺院内部はヒンドゥー教徒以外は入れません。

カトマンズ市内
カトマンズの街は現国王の旧王宮ダルバール広場を中心とする旧市街と、環状線にそって広がる新市街で構成され いる感じ?です。旧市街の細い路地を歩いて行くと、必ず道が4~6方向に分かれるチョークと呼ばれる広場・市場 に出ます。ここには必ずヒンズー教なりチベット仏教のお寺やストゥーパがあります。旧市街はさほど大きくない ので、朝夕お散歩がてら地図と磁石を片手に良く歩きましたが、行く時は良いのですが、帰り道このチョークに 差し掛かると、この分かれ道のどの方向に歩いて良いのか最初の頃、随分と迷いました。すると必ず普通に使われて いる交通手段の「リキシャ」が寄ってきて道を教えてくれます。これがインドでしたら煩く纏わり付くのですが カトマンズでは一度断るだけで済みました。返って私達は商売気がないのに呆れるほどでした。

第四章 世界遺産の旅 ロングステイ ネパール ナガルコット

カトマンズは盆地であるのと、先進諸国のような車の排ガス規制がないので、同じような盆地にあるメキシコシティと 並んで市内の空気の悪い事で旅行者の間では有名な都市です。確かにベストシーズンと呼ばれているのにヒマラヤの 姿はおろか、郊外の小高い丘に建つ、有名なスワヤンプナート寺院も霞・ガスに霞んで見えないくらいです。 そこで、今回ポカラへ行く前にヒマラヤの展望台と言われている標高2000mのナガルコットに一泊で出かけました。

   


カトマンズから車で二時間、標高はどんどん上って行くと、美しい棚田の風景が広がって行きます。
11月中旬はお米の刈り取りも終わっていて、棚田は黄色いマスタードフラワー(芥子菜)でいっぱいです、そこに ピンクの花畑もあり蕎麦の花です、日本では白い花と思っていたのですが(見た事がないので)ネパールではピンク なのです、一番驚いたのが「桜」でした。日本固有のものと考えていた桜が咲いているのです。染井吉野よりも小ぶり の花弁で色は少しピンクかかっています。ネパールでは桜は秋に咲くものだそうです。

ナガルコットのホテルは日本人と共同経営の「ニバ・ニワ・ロッジ」です。
畳敷きのサロンがあったり、夕食は純日本食で、スタッフも日本語で日本式の応対です。
ネパールは寒いのか?と云う疑問・質問も多いかも知れませんが、緯度は日本の奄美大島と同じなので 11月のネパールは暖かいです、がやはり標高2000mのナガルコットは寒く夜はこうやって暖炉が灯されて いましたし、お部屋には赤外線ストーブがありました。
そして、翌朝早朝おきて、待望のヒマラヤの姿を期待したのですが、ぜんぜん見えません。麓の村さえ 見えないほどガスなのです。本当に11月中旬がネパールのベストシーズンなの?と言う疑問が芽生えて きたのですが、それでもボカラまで行けば100%毎日美しいヒマラヤが見れるものと、この日まで思っていました。

第五章 世界遺産の旅 ロングステイ候補地 ポカラへの道

湖とアンナプルナ連峰の展望で知られるポカラは、カトマンズから西方200km、ヒマラヤから下る川が開いた緑豊かな 盆地にある町です。 当初、カトマンズからポカラへは予算の関係でバスを予定していました。
バスと云っても一般乗り合いバスはこの歳ではキツイので、ツーリストバスのなかでも一番高級なグリーンバス を予約していたました、飛行機でさっと飛ぶよりも、下の風景を楽しみながらの旅を選んだのですが、 先月のウブド滞在中に知り合ったバックパッカーから、6時間の予定と云っても10時間掛りましたと云われた カミサンは、差額分私の小遣いで出すから飛行機にしようと主張し、仕方なく往復飛行機にしました。
ちなみにカトマンズ・ポカラ間の交通手段と料金は以下の通りです

  1. 公共バス・8時間・320円位
  2. ツーリストバス・7時間・1000円位
  3. グリーンバス・6時間・10$
  4. 飛行機・30分・65$
ネパールの国内線事情

 山国ですから、飛行機は天候に左右されます。
99%オンタイムでは飛ばないと思ったほうが良いです。

 二時間・三時間のディレーは覚悟して、食料・飲み物を持参して空港に行く事を強くお勧めします。

 チェックインカウンターは早い者勝ち、押しと、粘りと根性が必要です。

 全て手書きです、ボーデイングパスは勿論、フライトボードも手書きです。
第一いつ行っても、「delyed due to weather」です。

 案内放送はありません、係員が口に手を当てて叫ぶだけです。
ゲート付近で聞き耳を立てていなければなりません。

 空港の入り口から飛行機のタラップまでセキュリティチェックが5回あります。
男女別々なので要注意

  キャビン手荷物は一人15kgまで(国際線の20kgではないので)追加料金を取られます。
ライターは機内持ち込み出来ません。

  ほとんどの飛行機は18人乗りのプロペラ機です。座席指定なし。
ポカラへ向かう時は右側にヒマラヤが見れます。

こんな訳で、搭乗者以外はチェックインカウンターさえ近づけないので、旅の知識・英語力そして何よりも押しと 度胸と根性は必須条件で、こういった形の旅が苦手な人は添乗員付きのツァーにした方が無難な、ネパールのドメスティク事情です。

第六章 世界遺産の旅 ロングステイ候補地 湖畔の町ポカラ

   

フライトは案の定2時間遅れでポカラに着きました。せっかく右側の席を確保したのですが、念願のヒマラヤは見えません。
ここには五日間滞在して、湖畔のしゃれたガーデンカェでのんびりと美しいヒマラヤ連峰でも眺めながら過し、 後はこの地で、次回の為の居心地の良いゲストハウス探しをする心算でした。
しかし、どこを見回してもヒマラヤの姿らしきものも見えません。ホテルのスタッフに聞くと必ず、明日は見えると 観光業者らしい優等生的な発言ばかりです。親しくなったボーイに聞いて見ると、二週間滞在しても見えなかった 客もいるそうで、ではガイドブックに書いてある「ベストシーズンは11月中旬」ってのは何なの、と問うと 間違いではなく、トレッキングにはベストシーズンだそうです。
雪が降る前の、天候が安定していて、山里には花々が咲き誇っている、山に分け入るにはベストシーズンなのです。
確かに、画像でもお解かりのようにお天気は良いのです。
しかし、いわゆる花曇りでカスミがかかったような空の色なのです。イメージしていたような、抜けるような青空 に純白のヒマラヤの峰峰は何処にあるのかも検討もつきません。地元の人々は晴れていればあの方向と云う方向は 薄い・灰青色の空ばかり、天気予報を見てる、どうやら4日目が良さそうなので、スケジュールを変更して、4日目の 早朝、近くのミニトレッキングコースのサランコット1600mに行く事にしました。
それまでは、大目的の居心地の良い宿探しです。

私達の求める居心地の良い宿の条件

  1. 先ずは安いこと、どんなに出しても15$が上限
  2. 家族で経営している事、英語で云うと「Family Enviroment Runnig」
  3. お湯が確実に出る事、バスタブがあれば尚可
  4. 広いペライベートベランダがあり、眺めが良いこと
  5. 朝食が美味しく、何時でも気軽にお茶が飲める環境
  6. 下見に訪れた時、奥さんがお茶・お菓子などの出して来る所
  7. 出来れば、少しでも日本語が解れば好いな
そんな虫の良い宿があるもんか、と言う声が聞こえてきそうですが、ちゃんとあるものなのです。
こまめに、自分の足で探せば見つかります。今回も色々なゲストハウスを訪ね歩きました。ゲストハウスというと アジアの貧乏旅行本にあるバックパッカーが集う、雑魚寝のドミトリー的な宿を想像する日本人が多いのですが・・・・ けしてそんな事は有りません。ゲストハウスと云う名のホテルの種類と思ったほうがより近いです。
ポカラは、バリのウブドと違って、まだまだ中高年がロングステー出来るだけの設備の整ったゲストハウスは 有りません。お部屋が狭かったり、立地条件が悪かったりします。これから私達のような旅慣れた中高年が ここらのゲストハウスに住むようになると、かなり改善されるでしょう。
ちなみに、満点にはかなり程遠いのですが、次回何とか泊まって見て、改善を要望するゲストハウスは次のの二つです。
  • Lonely Guest House 地球の歩き方にも登場する日本人御用達の宿 Lakeside
  • Sakura Guest House 現在二部屋のみ、来月三月にスイートルム完成予定、Lakeside
ご興味のある方はご連絡下さい。詳しい住所・Emailをお知らせします。

第七章 ヒマラヤ

   
   

三日目、今にも降り出しそうな空模様を見上げていると、ホテルのスタッフがこれで一雨くれば、霞みは洗い流され クリアな天気になると言うのです。しかし雨は降らず、4日目の朝を迎えました。
サランコットまでは早朝五時に起きて、タクシーで30分、暗い夜道を懐中電灯の明かりでの登山が45分です。
久し振りの山道はかなり堪えました、このミニトレッキングでこの程度ですから、本格的な奥地のトレッキング一日 5~6時間の登り下りなんぞ、到底出来そうにもないなと思いながら登り切ると、突然のように視界が開け、ネパールに 来てから思い描いていた、オンナプルナ山塊が目の前に姿を現しました。
手前の尖った魚の尻尾「マチャプチャレ」6993m、左がアンナプルナⅠで8091mもあるのです。朝日が徐々に雲海から 姿を現すと、ヒマラヤの雪の峰をオレンジに染めていく姿は、単純な言葉ですが「感動ものです。」
山から下りると、ポカラの町からは昨日まで見えなかったヒマラヤ山系が少しは霞んではいましたが、良く見えました。

第八章 世界遺産の旅 ロングステイ ネパールでの食事

基本的に、ネパールの旅では朝食はホテル、昼食は町のレストラン、夕食は今回旅行会社がアレンジしたホテルに インクルードでした。ネパール料理を一言で言うとインド・カレー系料理にチベット系の唐辛子料理を混ぜ合わせた 物と云って良いでしょう。私達夫婦は食べ物に関して特にその土地の名物料理を食べるとか、和食でなくてはダメ とか云った贅沢な考えは全くなく、普通に美味しく、お腹がすかない程度に食べられれば何処でも、何でも良いの です。
今回の旅で美味しかったベスト3

第3位
カトマンズ新市街の少し高級なファーストフード店(従業員全員が聾唖者でした)のヤクのモモ
モモとはネパール版の餃子のことで、とてもポピュラーな安い食べ物です。
第2位
空港の近くのごく一般のネパールの人が来る食堂のナンとマトンカレーの定食
ガイドさんと一緒に入ったお店で、少し高いと言ってました。インド・パキスタン等で色々なカレー を食べましたが、此処のが一番美味しかった。ちなみに70ルピー=約110円

第1位
ポカラで泊まったホテル・バライのミートスパゲッティ
なんと阿呆な旅行者と笑ってくださって結構です。ネパールに行って一番美味しかったのが田舎のホテル のミートスパゲッティなのですから。しかし私達もラテンアメリカを中心に旅してきて、色々な国でスパ ゲッテイを食べて来ましたし、日本国内でも美味しいと言われている専門店も食べましたが、私の舌の記憶 アルゼンチンのイタリア系移民の太った奥さんが招待してくれていただいたスパゲッテイを超えるものは、 今までお目にかかった事は有りませんでした。 出されたのは最初からミートソースとヤクのチーズを和えてあるもので、これは私達夫婦の間では絶品で 翌日も注文してしまったくらいです。

番外
ポカラの町のジャーマンベーカリーのチーズケーキ
地球の歩き方で絶賛していたので食べて見ましたが、それほどのものでは有りませんでした。 チーズはヤクを使っているので少し酸っぱい系でそれなりですが、生地が良くない。

次回は若いバックパッカー達が入って行った小さなチベット食堂の「チャオメン」を試してみましょう。

第九章 世界遺産の旅 ロングステイ ネパールのお土産

パシュミナのスカーフ
パシュミナは四五年前ほど日本で流行ったもので、カシミール地方に 生息しているヤギの毛がカシミヤなのですが、パシュミナとはこのヤギの顎鬚だけを使った、とても軽く暖かい しかし、貴重なものだそうです。日本ではいくら、しかし此処ではこんなに安い、と言うのが日本女性の特徴で カミサンは買いあさっていました。70%パシュミナ30%シルクだとびっくりする位安いのですが、100%だとやはりかなりの お値段です。
それでも、日本のデパートだと何倍すると買った本人は自慢げでした、が・・・

チベット刺繍入りのお茶
インド方面のお土産の定番のお茶なのですが、実際のお茶好きはこんなお土産のお茶よりも、日本の専門店で 吟味した紅茶の方がどれだけ美味しいか良く解っているので、滅多に買わないのですが、ここの特徴は可愛い チベット刺繍の小物に入っていて、飲んだ後も小物入れとして使えるのがミソです。
お茶そのものも、専門店で試飲して、目の前で真空パックに詰めてくれ、入れ物の刺繍小物も選ぶ事が出来ました。 全てこのお店のサービスだと思っていたのですが、どうやら小うるさい客だけのようで、カミサンは一緒にパッキング を手伝っていました。

最終章 世界遺産の旅 ロングステイ ポカラはロングステイ候補地たるや

五日間の滞在で、安くて・居心地が良さそうで・家族だけで経営していて・日本語が通じるゲストハウスは見つかりました。 そして、何とか晴れてヒマラヤは見えました。次回もう少し延長してここに泊まってみるか?・・・・・
しかし、大きな問題は

  • 成田・カトマンズ間のチケットのべら棒に高い事
  • 直行便が少ないので何処かで前泊が必要な事
  • カトマンズ・ポカラ間の移動が必要な事
  • 宿泊設備がまだ完璧でない事
等が考えられます。特にチケットの高さは大問題です。私達の計画ですと1stay2~3週間の予算は20万円(勿論二人での値段)
これには自宅・成田空港間のタクシー・電車代・少々のお土産代金まで含まれているのです。
単純に考えればポカラは規格外の土地となるのですが・・・・・
山の美しさや人の良さを、航空運賃としばらく天秤にかけて検討する一年になるでしょう。

今回のネパールの旅の情報源

ネパール半永住の勧め 現地の事情やら、手配を扱ってます。
トラベル子ちゃん 中・上級者向けの格安航空券の検索サイト
Agoda アジアのホテル予約サイト、バンコク乗継ホテルの検索に使用、体験談が参考になりました。
ロンリーゲストハウス ポカラのゲストハウス、現地情報がいっぱいしかも日本語表示です。
地球の木 ネパールで、教育の現場から幸せにつながる地域づくりをめざす、幸せ分かち合いムーブメントプログラムを現地のパートナー と一緒に運営する、国際支援ボランティアNGO団体


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