ロングステイの定義とは、何日間ならロングステイなのか?
貴方はアジアにロングステイ出来るか? ロングステイ適正診断
私達夫婦が考える定年後ロングステイ候補地の条件
成功するロングステイの為に
定年後のロングステイのお値段・一ヶ月いくらかかるか?いくら必要か?
TV番組の定年後の海外ロングステイ紹介番組について、考えた事
定年後のロングステイ 何をして過ごすの?
定年後の海外ロングステイの最大問題 一人になった時の事を考える。?
暮らすように旅する 一都市滞在型 ロングバカンス の旅のお勧め
ロングではなく、ショート・リピートステイの薦め
フィリッピン セブ島 詐欺事件から考える 海外ロングステイの鉄則
現地に住まわれている方が発信する、WEBサイトの読み方

定年後の終の棲家を求めて
青い鳥は何処にいるのか
早期退職団塊世代夫婦のロングステイライフの記録
定年後シニアの海外ロングステイ・移住に未来あるか
ロングステイを目指して13年
「定年後の年金シニアの為の海外ロングステイサイト」を立ち上げたのは、2003年、55才で退職した時でした。
現在2016年、あれから13年たち、私たち団塊世代はもう直ぐ70代にはいろうという年齢に
なります。
老齢化と共に、海外旅行の価値観の変化・年金受給環境の変化と、何よりも55才の時には想像もしえなかった
気力・体力・好奇心の変化、減衰を実感しています。
聞こえてくる海外ロングステイ滞在者の高齢化
タイ・チェンマイ、マレーシア・ペナンのホームページや、日本に帰国してくる方から、日本人単身移住者の高齢化に
よる、現地日本人クラブの相互サポートや援助のお話が多く聞こえてくるようになって来ています。
日本国内なら、ある程度の行政によるサポートもあるのですが、滞在先現地の人たちから「余裕のある外国人」とみられ
いますし、日本人会・日本政府在外機関からも同様に「自分の意志で来た、財力のある、海外生活を楽しむ日本人」
と認識されていますので、政府が保護・援助すべき対象とみなされていないようです。
海外ロングステイの経過
始まりは1989年、当時の通産省が打ち上げた「シルバーコロンビア計画」が、日本人の
海外ロングステイの発端でした。
定年を迎えた人が退職金や年金で豊かな新天地で過ごす。対象地はスペインや南欧。プラザ合意で
急激な円高が進みバブル期を迎えていた時期でした。
しかし、この計画は失敗しました。
理由・原因は
1,スペインがユーロ経済圏に入ったことによる、物価上昇
2,元々、この地域はヨーロッパのお金持ちの避寒地であり、中途半端なアジアの小金持ちが住むにはヨーロッパラテン文化
は合わなかった。
3,日本は老人まで輸出するのか、と云うヨーロツパメディアの批判記事がでたこと等
そして1992年、通産省の外郭団体「ロングステイ財団」の設立
当初、定年後の海外ロングステイ先は、美しいビーチや公園のある、安全でインフラが整っている白人国(オーストラリア・カナダ・ハワイ)が対象でした。
この頃の定年退職者は、戦後の日本経済の発展をけん引して来た世代です。
戦後のアメリカ・ヨーロッパ文化に憧れ世代、英語が喋れることがエリートと思われる世代、海外駐在が
会社内の出世コースだった世代、
殆どが高学歴・一部上場会社の役員経験者や、駐在経験がある方たちの
海外旅行の延長と云う形が多かったようです。
2000年に入ると、円は100円以下が当たり前の時代に突入し、定年後の海外ロングステイは一部の余裕のあるサラリーマン
世帯ではなく、普通の日本人世帯が二人の国民年金で暮せる、厚生年金なら
週3回のゴルフ三昧で貯金が出来ると評判のアジアにシフトして行きます。
この意識・考え方は、マスメデスアの短絡的・興味本位の報道で根強く残り、2016年現在でも、退職後の一時期或は、
完全移住して、
年金だけではやっていけない老後の日本社会を
離れて、のんびり・豊かにアジアで暮らそうと考える方はまだ沢山いらっしゃいます。
ロングステイ出来るのは一部の人だけ?
2016年現在、「夫婦共に厚生年金・共済年金受給者」でないと、
アジアでは勿論、海外で年金だけでは暮していけないのは明白です。
原因の一つと云われているのが、緩やかなコントロールされたインフレを目指すアベノミクスです。
円レートが下がり、年金の現地手取りは2割下がる上、アジア各国は、経済力増し、所得と共に物価はあがり続けており
昔は大型ショッピングモール内のフードコートでのランチを夫婦二人で5ドル程度で食べれたものが、今や一人5ドルのワンコイン
では、食べれません。
海外ロングステイは、海外に別所帯を持つことです。
数千キロ離れた海の向こう、パスポートと飛行機でないと行けない、言葉も文化も違った場所に賃貸かも知れませんが、
生活の拠点を持つことです。
現役時代に団体パックの短期の観光旅行しかしたことのないご夫婦が、定年後の一時期、海外で暮らしてみたいと云う
気持ちは良く理解出来ますが、先ずは個人手配で数週間のホテル滞在をする、お試しロングステイをすることをお奨めしています。
海外滞在している間でも、日本での基盤となる生活すべてに費用が発生していることを知り、二重生活の経費を改めて
実感することになるでしょう。
健康問題を考える
海外ロングステイを夢見る年代は、概ね、50代後半から60代前半です。
この年代では、自分の健康に自信を持ち、自分が長期入院生活を送ることは想像もしてません。
しかし、特に男性には確実に還暦を過ぎると徐々に体力の衰えを感じ出します。そして高齢者と正式に呼ばれる
65才を過ぎると、衰えは日々、加速度的に増して行きます。
海外ロングステイを扱うツァー企画のなかに、おしなべて現地の医療事情を紹介しています。そして、日本語の出来る
医師・看護婦などの存在をアピールしていますが、当然ながら医療費は日本国内の数倍・数十倍します。
少しでも健康に不安がある方、持病がある方は海外ロングステイはあきらめ、短期の観光旅行それも、大手の団体ツァー
に留めるのがベストと考えます。
海外ロングステイは死語になるかもしれない
50才以下の人は、そもそも年金をあてにしていない、と云われています。
若い世代から見れば、「団塊・バブル勝ち逃げ世代の戯言」と思われているフシがあります。
ふざけるな!
勝手に海外に憧れて行って、病気や為替差損で年金だけで生活が出来ないと云っても自業自得と、私の
40代の甥っ子はきっとそう思っているでしょう。
昔、海外ロングステイと云う言葉が流行ったことがあったな。
確実にそんな時が来るでしょう。
定年後のロングステイ候補地を訪ねる旅 青い鳥は何処に
最近TVを初めてとしてマスコミでは、団塊シニア世代のリタイヤ定年後の海外移住・ロングステイ
ものが大流行ですが、実際に自分の目と足で確認するとかなり違ったものが見えてきます。
私たち団塊世代は、現在実際にロングステイを志している70代の諸先輩方と違って、二十代半ば頃から自由に海外へ
旅出来る環境にありました。これらの経験を生かして、ただ単に美しい・住み易い・白人先進国や、
単純に生活費が安い国々を目指すのではなく、本当にリタイヤライフを楽しめる場所を求めて今までに、
マスコミで取材されたりした、世界各地の土地・国をまるで青い鳥を探すかのように旅してきました。
青い鳥はいたのか、いなかったのか?、定年後 日本人にとっての理想の土地とは?、ロングステイとは?
ロングステイの定義とは、何日間ならロングステイなの
-
■ ロングステイとはと、良く聞かれますが・・・・
- ロングステイ財団の定義よれば
-
1,比較的長期にわたる滞在である。
「移住」・「永住」ではなく、帰国を前提とした二週間以上の長期海外滞在型余暇。 -
2,海外に居住施設を保有、又は賃借する。
生活に必要な設備が整っている「住い」を保有もしくは、賃借する。 -
3,余暇を目的とする。
自由時間の活用を目的とし、豊な時間を過ごし、現地の人々との交流活動等をする。 -
4,旅よりも生活を目指す。
異日常空間での日常体験を目指す。 -
5,生活資金の源泉は、日本にある。
生活の原資は日本で発生する年金・預金利子・配当・賃貸収入であり、現地での労働収入を必要としない。

確かにそのとおりですが、時代は変化し、生活スタイルも財団設立当時と変ってきている現在、特にお役所からいちいち 定義などされたくないのですが、さておき、 一つだけ引っ掛かるのが二週間以上と拘っている事です。
10日間では、ロングステイではないの?
私達が目指す定年後のロングステイは
旅の、滞在の期間の長さではなく、旅のスタイル です。
現役時代にようやく確保した休暇を、無駄にしないように駆けずり廻り、点と点を移動する忙しない 観光型の旅を辞めて、出来るだけ移動のない一ケ所滞在型にし、そこを拠点に、ある時は観光し、ある時は 習い事を、ある時は何もせずにお散歩三昧、ある日は、居心地の良いカフェで、町行く人々をェ一日眺めて過ごす。
そんな、自由な旅があっても良いではないか?
なるべく人の手を介さず、自分達で計画し、自分達の責任でする、安全で格安な旅を。
旅は、あくまでも非日常の世界です。
年老いても尚、旅が日常となってはいけないのでは、と私達は考えます。
「現地の人々との交流」? 出来ればしたいですが、殆ど夢物語です。
私達はあくまでも金払いの良いお客さんであり、帰る場所がある旅人なのです。
定年後のロングステイ 私達の結論:
定年後は便利で安全で住み慣れた日本の、大都会からほんの少し離れた緑溢れる街、鎌倉に生活の拠点を置き、 好きな時・好きな場所に・好きな時間だけ過ごす事に決めました。
私達はリピート・ミドルステイでアジアを目指します。
それも二人で1saty、10~20day、2000$のリーズナブルな旅を。
必ず、間違いなく、海外の刺激ある・魅惑的な生活から落ち着いた日本での生活に戻る日はあるのです。
貴方はアジアにロングステイ出来るか? ロングステイ適正診断
人気のTV番組「世界ふしぎ発見」で珍しく、ロングステイをテーマに取り上げてしました。
ロングステイ滞在人気地は従来の欧米
白人先進国、日本人中年女性が好きな、綺麗な海・街並みのオーストラリア・コールドコースト、カナダ・バンクーバー、
ハワイ・ホノルルから、日本から距離的に近く、物価の安いアジアに移って来ています。
番組では、出席回答者にこの、アジアロングステイ適正自己診断テストをやっていました。
元々は、マレーシア政府観光庁のホームページに有ったものですが、番組が独自にアレンジしたとテロツプで流れていました。
以下は、それを元にこのサイト用に再アレンジ・追加を加えたものです。
チェックの数が
8個以上:行って見ましょう、何とかなると思います。
5~7個:ロングステイではなく、リピート・ショートステイが合ってます。
4個以下:日本が一番、欧米・先進国のパック型観光旅行を楽しんでください。
ロングステイの適格者の条件とは?





けっしてユメユメ、経済的な理由・「年金だけで暖かいアジアで暮らせる」・ 「言葉なんか解らなくとも同じ人間同士」・「アジアは仏教国だからみんな親切」・「おなじ日本人が沢山住んでいるので安心」・ 「日本並みの医療が整っていると云うし」なんて考えて、たった一度の訪問で、定年後の人生の大切な最初の五年間の居場所を 決めないで下さい。皆さんが思っているほど退職後の時間・人生は長くないかもしれないのです。退職後老後の五年間は、青春時代 と同じく、絶対に戻ってこない時間です。
大切に有意義に使って下さい。
私達夫婦が考える定年後ロングステイ候補地の条件
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日本から直行便が飛んでいる事
どんなに良い国、場所であっても遠かったり、乗換えに不便だったりしてはいざと云う時に動けません。 いざと云う時とはどんな時? 病気・政情・夫婦げんか・国内の親戚、友人の冠婚葬祭など、年を取れば 色々な事が起こるものなのです -
暖かいところ
あまり暑くても困りますが、少なくとも日本の冬着が不必要な国・場所は必須条件でしょう。 ロングステーの条件に、日本の四季の移ろいの美しさを求めるのは過剰要求です。 -
ローマ字表記の言葉の国
言葉は長期滞在するに当たって大きな問題です。スペイン語がかなり出来ると云ってもTVのアナウンサーがしゃべって いるのが100%理解できる訳もなく、英語は旅行には不自由しなくても、細かな不動産契約は出来ないし、ましてや現地 の言葉をこれから最低限、コミュニケーションとれる程度に学ばなくてはならないのです。
50代・60代で新たに学ぶのに、ローマ字以外=例えばあのタイ文字、を学ぶのは大変です。少なくともローマ字表記の マレー語・インドネシア語・タガログ語・ベトナム語なら今からでも何とかなります。
この条件で行くと、私の大好きな小乗仏教の国タイ・ラオス・ミャンマーは除外されてしまいます。
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物価の安い国
少ない蓄えで生活するのですから、物価が安いに越した事はありませんが、そう大きな問題とは考えておりません。 TV番組はワンパターンで、市場に出かけて「安い・安い」の連発、 そして必ず出てくるプール付き豪邸の安さを強調します。 現地の言葉が出来ない、日本のスーパーでしか買物をした事がない、衛生観念が全く違う 日本人奥様は先ず一週間で ギブアップして、高い日本食品を扱う高級スーパー通いになりますし、プール付き豪邸の広さに戸惑い、掃除が嫌になり 夫婦二人の生活にどの程度の広さが一番快適か、悟ることになります。
現地物価の安さだけで定住、ロングステイ先を選らぶ傾向がありますが、 「人はパンのみにて生きるにあらず」です。
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白人ではない国
ゴミ一つ落ちていない道路・美しい街並み・木陰が涼やかな並木道・白砂のビーチ・ しゃれたカフェテラス、旅先でそんな街並み を見て、こんな国に住んでみたいなと思うのは、当然です。
しかし、旅するのと住むのは別です。
これらの国々は総じて、白人国です。ハワイ・オーストラリア・カナダ・ニュージーランド・スペイン どんなに日本が経済大国であっても、技術先進国であっても、貴方が金持ちであっても アジア人なのです、今まで普通に日本人 として暮らし、お客様として旅行してきた時には感じなかったものが、住んでみると必ず感じます。 人種差別とは云えない軽いものかも知れませんが、歴然とそれは存在します。TV番組のなかのようにお隣近所の白人ご夫婦を パーティーにお誘いして本当に楽しめますか?、少なくとも私達夫婦には出来ません。
私達夫婦にとっては、何ら肩を張らずに住めるアジアの仏教国が一番水があっているようです。
成功するロングステイの為に
いつも利用している世界のホテル予約サイト
「アップルワールド」のメルマガで
ロングステイの姿勢にたいする記事が掲載されていました。
いつも私たちが懸念にしていることを、大手のサイトがコメントしていることに、
共感し、ここに紹介致します。
オリジナル引用元のメルマガはここからどうぞ。
ロングステイ=生活すること
団塊世代が高齢者と呼ばれる65才に達してからは、ややブームは沈静化した感がありますが、今でもリタイア後の
ロングステイは各種メディアで折に触れ取り上げられる人気のテーマです。
ごくごく普通の夫婦が海外で夢のような暮らしをしている……
そんな場面を見てしまうと、自分でも気軽に海外ロングステイができるような気になります。ところが!
そこに落とし穴があるのです。
ロングステイとは、異文化の海外で生活することです。
この認識をないがしろにしてはいけません。体験ツアーのように、いろいろな面倒や危険を誰かが
排除してくれる旅行とは根本的に異なります。夫婦や友人など、同行・同居者がいるとしたら、
海外での生活に対するお互いの価値観を、きちんとすり合わせておく必要があります。
一方だけが盛り上がって楽観的、他方は「仕方ないけど」的な消極的態度。これはロングステイだけてだはなく、短期の旅行でも必ずモメます。
ましてや、見知らぬ土地、環境で生活するための健康状態、ノウハウ、コミュニケーション力などが
相応に備わっているかどうかが、ロングステイ成功のための大前提と考えるべきです。
理想と現実
ロングステイとは「現実の生活」です。
憧れの国だったから、一度旅行をして素晴らしい体験をしたから、
第2の人生を送るのならここしかない……等々。行動を起こすきっかけとしては素晴らしいことです。が、
そうした先入観、思い込みだけで突っ走ってはあまりに楽観的というものです。
一番大事なのはフレキシブルな思考、異文化を受け入れる精神、好奇心。
どこに行っても、たいていのことは「そういうものか」という気持ちで対処する。
郷に従って窮屈じゃない、そんなのんきで柔軟な思考の人の方が、確実にロングステイ向きなのです。
理想的だと思っていても、実際には不便なことがたくさんあるし、煩わしい人間関係だってあります。
言ってみれば「夢の田舎暮らし」と同じです。物価が安いからとか、気候がいいからとか、
憧れだけで決めてしまうと、見えていない現実の前に立ち往生します。
趣味趣向、
ライフスタイル、夫婦関係など、あらゆる事柄を考慮した上で、慎重に事を進めましょう。
シュミレーション
リタイアメント後のロングステイのための助走として、私達がおすすめしたいのがシュミレーション滞在です。
まだ体力のある50代頃から、興味のある国に、季節、場所を変えて何度か訪れておく。何度も訪問すれば、
いろいろな面が見えてくるはず。その中から徐々に候補を絞り込んでいくのです。
この時に大事なのは、
ツアーではなく基本的な手配を自分でする個人旅行にすることです。情報収集や手配の苦労からはじまって、
現地で失敗したり痛い目にあう。そこから段取りや滞在の経験値が積み重なっていくのです。
こうした手間が面倒だという人は、ロングステイは向きません。ショートステイにとどめておくのが無難です。
もちろん、2~3日だけのお試し滞在では不足です。
シミュレーション滞在は、同じ場所に複数回、そして1カ月以上「生活」してみることです。肝心なのは、
自分たちが求めているものは何かを明確にすること。移動、買い物、病院、地域コミュニティ、日本人会など、
さまざまな要因をリストアップしてチェックしましょう。
定年後のロングステイ期間・長さの明確なデーターは有りませんが、5年くらいと考えられています。
一番の理由は飽きてくることと、5年前にはイメージ出来なかった自分の健康状態と体力を認識するようになるからです。
何時でも帰れる家、気力・体力・好奇心、良き理解者ベターハーフ、そして十分余裕のある資金、これらが全て揃ってこそ
ロングステイが可能と、私たちは考えています。
この一つでも欠けたり、不安に感じたりするのが、65才から70才前後、ロングステイを試みだして5年と云うのが現実でしょう。
定年後のロングステイのお値段・一ヶ月いくらかかるか?いくら必要か?
2008年11月2日の日本経済新聞の日曜版「サンデーニッケイ」のマネー生活で、
定年後の海外ロングステイ 資金計画の注意点が掲載されていました。
前から、このサイトで警鐘を発信してきましたロングステイ時にかかる思わぬ費用を、ようやく
一般マスコミ紙が取り上げられるようになった事は喜ばしい事です。
定年後の海外ロングステイの滞在希望国 2008年ロングステイ財団調査統計
この辺りの事情は、当サイトマレーシアロングステイ事情 をご覧下さい。
地域別 ロングステイ 一ヶ月にかかる生活費概要
国・地域 | チェンマイ・タイ | クアラルンプール | メルボルン | ホノルル |
住居費 | 20,000バーツ | 1,950リンギ | 1500豪ドル | 2400米ドル |
住居の前提 | 市内の住宅街、家具付きコンド、1BR |
郊外の住宅街、 家具付きプール・ジム利用自由コンド、2LDK |
市内中心部の住宅街 ・ 家具付きフラット、1LDK |
ワイキキ近く 家具付き高層コンド、2LDK |
食費 | 9600 | 1350 | 660 | 630 |
水道・光熱費 | 455 | 158 | 138 | 0(賃料に含む) |
交通費 | 2250 | 610 | 186 | 90 |
レジャー費 | 4600 | 511 | 310 | 450 |
その他費用 | 2930 | 346 | 226 | 157 |
小計 | 39,835バーツ | 4,925リンギ | 3,020豪ドル | 3,727米ドル |
換算レート | 1バーツ≒2.8円 | 1リンギ≒28円 | 1豪ドル≒78円 | 1米ドル≒95円 |
円合計 | 112,000 円 | 138,000 円 | 244,000 円 | 354,000 円 |
※2009年10月のデーターです。場所・状況によって不動産物件の価格は変化します。 ※2011年10月現在、クアラルンプール滞在者のレポートでは、コンドの短期レンタルはRM3000前後に上昇中です。 ※ホノルルの短期コンドは同じ物件でも扱う不動産業者により値段は異なります。 |
あくまでも、概算の費用です。
ロングステイされるご夫婦のライフスタイル・生活物価の判断の物差しによって異なります。
成田からの航空券 3ケ月OPENの値段 往復・一人の値段 2008・11現在
国・地域 | バンコク | クアラルンプール | メルボルン | ホノルル |
2009・2月出国の場合 | 92,000 | 125,700 | 152,000 | 148,000 |
燃料加算・内外空港税・ その他 | 36,000 | 40,000 | 60,000 | 55,000 |
合計 | 128,000 | 165,700 | 212,000 | 203,000 |
自宅から成田への交通費 往復 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 10,000 |
空港から市内への交通費 往復 | 2,000 | 5,000 | 8,000 | 5,000 |
一回の往復費用小計 | 140,000 | 187,000 | 230,000 | 213,000 |
夫婦二人の合計 | 280,000 円 | 374,000 円 | 460,000 円 | 426,000 円 |
普段目にしている、団体旅行パックの値段・格安航空券の値段から見ると、何倍も高い事が解ります。
そうなんです。通常私たちが目にするのは、短期のFIXチケットの値段なのです。長期チケット、長くなれば なるほど、又帰りの日を自由に設定できるOPENにすると、このような値段になります。
※データー出所 トラベル子ちゃん
定年後のロングステイ 日本の留守宅維持費の概算
水道光熱費 | 主に基本料金 | 3050 |
保険医療費 | 国民健康保険・個人医療保険・海外旅行保険 | 55,000 |
通信・情報費 | 電話・携帯・インターネット等の基本料金 | 12,500 |
車両費 | 月割りの車検・保険費用 | 17,500 |
固定資産税 | 月割り | 10,000 |
その他 | 町内会費・習い事の月謝など | 15,000 |
合計 | 一ヶ月の概算 | 130,000 |
総合計 | 三ヶ月の合計 | 390,000 円 |
留守中自宅の維持経費を、定年後の海外ロングステイ費用に含んで計算するかどうかは、意見の分かれるところですが、 リタイヤ後の生活設計をする時には、忘れてはならない項目の一つです。
ご夫婦二人で三ヶ月滞在した場合の概算費用
国・地域 | バンコク | クアラルンプール | メルボルン | ホノルル |
現地滞在費 | 300,000 | 500,000 | 650,000 | 960,000 |
航空券二人分 | 280,000 | 374,000 | 460,000 | 426,000 |
国内自宅維持費 | 390,000 | 390,000 | 390,000 | 390,000 |
三ヶ月総合計 | 970,000 円 | 1,264,000 円 | 1,500,000 円 | 1,776,000 円 |
TV取材番組のなかで、
・日本の半分の費用で生活出来る。
・年金生活でお釣りがくる。
・毎日ゴルフ三昧の楽しい生活。
と、笑顔で答えるご夫婦が登場します。これは、本当です。三ヶ月と言う短期の定年後の海外ロングステイではなく、 生活の基盤を全て海外に移し、超長期に亘って生活すれば、と言う前提の話です。
でも、何時かは伴侶が病気になります。その時はどうするのでしょうか?。
ロングステイとは、二人とも健康であり、好奇心・向上心を持ち続け、余裕のある資金があって 初めて成立するライフスタイルなのです。
TV番組の定年後の海外ロングステイ紹介番組について、考えた事
最近、多くTV番組で定年後の海外ロングステイを取り上げています。
こういった番組が放映された翌日、私のサイトのカウンター数値が通常の日の3~5倍にUPします。それだけ定年リタイヤ世代、
団塊世代の関心が多いのでしょう。
この手の番組は、情報・報道番組ではなく、バラェティ番組と解って見てはいるのですが、相変わらずのステレオタイプの視点・
番組構成で、呆れ返ってしまいます。まさかこの種の番組
の内容を100%信用し、真に受けている方はすくないでしょうが、ロングステイを真剣に考えている人は見ていて色々の疑問・質問が湧いてくる事と思います。
定年後の海外ロングステイ・ロングステーの素朴な疑問・質問
- 資金面はどうなっているのだろう。皆んなそんなに、お金持ちなの?
- 一週間・十日なら兎も角、数ヶ月を何をして過ごしているのだろう?
- 日本の家を処分して来たって!、連れ合いが病気の時、亡くなった時どうする心算なの?
情報番組ではないのですから、出演に協力してくれた御夫婦も、家計簿をさらけ出してだしている訳ではなく、ましてや各国 の状況に応じて違うのは解ります。
特に生活費と云うものは、各御夫婦のライフスタイルによって基準となる物差しが違うので一概に安い・高いとは言えないのですが この手の番組では、何時も公表されないのが、海外に出ている間の日本での必要な最低限の費用です。
家を処分して、生活基盤を全て海外に移す場合を除いて、海外に住んでいる間でも、日本の生活基盤にかかる経費はかかるのです。
定年後の海外ロングステイに必要な航空チケットの値段 | |
本来なら生活費のなかに含めなければならないのですが、意外と語られていないのがチケットの値段です。 |
これらを踏まえて考えると、一般的なサラリーマンの公的年金だけでは、、定年後の海外ロングステイはかなり難しくなってきます。 確かに、アジアの一部の国・地域では家賃・食費は安いのですが、生活費全体に占める割合は大したものではなく、定年後の 豊かな夫婦二人の生活でもっともかかるのは、「夫小遣い」・「妻小遣い」・「教養娯楽費」 なのです。
参考に当サイトの定年後の海外ロングステイ ホノルルで一ヶ月・三ヶ月暮らす費用をご覧下さい。
定年後のロングステイ 何をして過ごすの?
最初の頃はただ外国に住んで暮らしている事自体が楽しいのですが、物珍しさはせいぜい一週間か10日です。 観光などに積極的に出掛ければお金がかかります。食事もフードコートだけで食べていれば安いですが、日本食は 普段日本で生活していたようなスタイルとなると、かなり高額になります。100円ショップも100円MACもないのです。 初めの頃ですと、一日、夫婦以外との会話は、レストランのウェーターと、スーパーのレジの子なんて、事も珍しく はありません。
TVの定年後の海外ロングステイ番組では現地の人との交流が良く取り上げられていますが、稀なケースです。海外で、相手から話しかけてきた人間は、99%物売りか詐欺と云うのは、極端な話ではなく真実です。詐欺とまでは いかなくとも、接触する事により何らかの経済的期待をいだいていると考えるのが、普通です。

難しい事かもしれませんが、ロングステイへの明確な目的を持つ事です。
夫婦で長期の海外駐在の経験もなく、現地語+英語力もなく、さほどの大金持ちでもない、普通のサラリーマンの 場合、先ずは、長期のロングステイではなく、二三週間の一箇所滞在型の旅のスタイルをお勧めします。
定年後の海外ロングステイの最大問題 一人になった時の事を考える。
ロングステイの紹介番組のなかで、必ず登場するのが、医療体制です。
これが不思議でなりません。健康に自身がない方・深刻な持病がある方が海外でロングステイするのですか?。
私たちの場合は、突発的な場合は少々無理してでもチケットを買い直して、日本へ戻ると決めています。今回の番組の
なかで、日本の自宅を処分してお住いになっている方がいらっしゃいました。どうやら、私たちと同じくお子さんがいない
御様子ですが、この先、連れ合いが亡くなった時の事を、どう考えているのかを知りたいです。
しかも、お住いは外国人が不動産登録出来ない、タイ国チェンマイ。他人事ながら不安にかられます。
チェンマイは当サイトの定年後の海外ロングステイ チェンマイの不動産事情<をご覧下さい。
暮らすように旅する 一都市滞在型 ロングバカンス の旅のお勧め
平成23年6月14日の朝日新聞の朝刊で、夏の節電を兼ねて、大手旅行会社が長めの夏休みをあてこみ、滞在型ツァー
を売り出し、一定期間以上泊まると、その後の宿泊料金を加算しないプランなどを発売した。と報じていました。
この、一都市滞在型ロングバカンスこそが、定年後の海外旅行の本流と私たち夫婦は、結論付けて実践しています。
海外に不動産を購入するほどの資金もありませんし、生活の基盤はあくまでも日本にあり、年間を通しての海外に滞在する
日数は、リタイヤ直後は120日を超えていましたが、予測していたように、徐々に少なくなり8年目では、トータル60日程度と半減しています。
定年後の地元での生活の繋がり・密度が濃くなってきたからでしょう。
それと、飽きてきた!と云うのが本音だと思います。現役時代、少くない休暇を有効に動くために、高いのには目を瞑り、
ひたすら観光地・世界遺産を駆け巡る周遊型の旅をしてきました。
その時に見たのは、私たちが泊まっているような大型ホテルではなく、裏通りの洒落た小さなプチホテルに長期間泊まっている
欧米のシニア夫妻の姿でした。
私達もリタイヤしたら、動き回る旅ではなく、暮らすように旅する・動かない一都市滞在型の旅
を目指すことにしました。
私達の旅スタイルは、ロングステイならぬ、ミドルステイ(最低7連泊から最高21日まで)を年に4~6回しています。
毎年決まっている主な3つ滞在先は
・ホノルル
・アジアの大都市(バンコク/ホーチミン/バリ島ウブド/クアランプール)
・台北
何れも、生活に便利な大都市に暮らすように旅し、ここを拠点に自分で動ける範囲の観光を時々しています。
今まで、大手旅行会社はこのような滞在型の旅の企画はあまりお得意ではありませんでした。理由は利益率が低いからです。大手の場合、
大量購入の航空券と年間で押えたホテルの部屋を売る他に、現地の観光ツァー・オプショナルツァーで利益を上げているのですが、
このような滞在型では、そのような利益は少ないのです。
しかし、日本人の海外旅行の形態は、間違いなく「暮らすように旅する 一都市滞在 ロングバカンス型」にシフトしてきています。
参考 ロングバカンス・滞在型旅行 JTBガイヤレックの場合
ロングバカンス マレーシア・クアラルンプール
ロングバカンス ハワイ・ホノル
ロングバカンス ロングバカンス 台湾・高雄
これらのツァーには、日本語の送迎なども含まれており、泊まるホテルのレベルも結構高いので、相対的にツァー料金高いです。が、最初のトライアルとしては
良いのではないでしょうか?
一度経験すれば次回は、宿も航空券も自分で手配し、自分たちの価値観・スタイルの滞在が出来るようになるでしょう。
私たちが最終的に目指す旅のスタイルは「NHK 世界ふれあい街歩き」のような旅です。
ロングステイではなく、ショート・リピートステイの薦め
リタイヤ・退職して早や11年、66才の高齢者になりました。
この10年の間、退職直後は年に6回、二月に一度はロングステイごっこや、ディープなアジア、南米を旅してきました。
ロングステイ地として人気の国・都市・場所に一ヶ所滞在し、本当にこの場所で楽しく、飽きもせずに暮らして行けるか
試してきました。
結論は・・・日本人にとって、日本が一番快適に過ごせる超ロングステイ地である。と確信しています。
それでも、心も体も解放され、自由になれる海外の滞在地は好きです
自分で決めた予算が許す限り年に何度も行きたいです。ホノルルワイキキの青い海と風・バンコクの雑踏のアジア的な心地よさ・バリ島ウブド
の人々のもてなしが私たちを惹きつけます。
もう無理をしての海外滞在ごっこは止めました。
お気に入りの土地の馴染みの宿に行けば、顔馴染みのスタッフが「おかえりなさい」と日本語や、英語「Well come back」と迎えてくれ、一観光客として、
何時ものように、特段なにをするではなく、朝夕の散歩、顔なじみのオバサンの食堂で夕飯を食べて、少しホテルスタッフと
おしゃべりして寝る、1週間・10日間過ぎたら、必ず日本に帰る、何のストレスもない旅のスタイルがショート・リピートステイ
です。
それは、お金がかかるのでは?
2ヶ月或いは3か月に一度、違った場所・国に1週間か10日間滞在する費用(予算二人で180万)と、1年間異国でロングステイ生活する費用+チケット代を比べると、
生活レベルにもよりますが、年に6回、違った場所にショート・リピートステイするほうが、結局安くつきます。
50代の定年前のご夫婦が、リタイヤ後の一時期を海外で過ごしたいと思う気持ちは良く解ります。
しかし、その理想は、白砂青松の海岸ビーチ・憧れの白人社会・
その上、家賃・生活費が安く、日本語のサポートが受けられ、年金内で生活できると云う矛盾に満ちた幻のような条件なのです。
そんな夢も、実際に退職してからせいぜい5年です。
60才定年なら65才の高齢者の仲間入りまで、65才定年なら後よくて3年、68才までが可能なロングステイ生活でしよう。
これは、実際に11年間ロングステイする人々を観察してきた事実です。70才を超えて海外でロングステイ生活を実践している方々を大まかに分類すると
・自分の不動産を所有して、いつでも好きな時に日本に帰れるお金持ち
・奥さんは日本に戻り、一人気ままな滞在生活をエンジョイしている男性
・日本の財産を処分して、年金で永住に近い生活をしている方
・不便だけど、憧れの海外生活をしている自分の生き方が好き、と云う方
フィリッピン セブ島 詐欺事件から考える 海外ロングステイの鉄則
2006年12月12日の朝日新聞朝刊でセブ島 ロングステイ詐欺事件が報じられ、同日のTVのワイドショーでも
取り上げられていましたが、記事にあったように、これはほんの「氷山の一角」
でありアジアはもとより世界各地の日本人がロングステイ候補地として訪れる土地で起こっている事です。
この、セブ島で被害にあった方々には同情しますが、世論の大半は、余裕ある人々が遭遇した、無知による自己責任による
詐欺事件と考えるでしょう。私もそう思います。今まで世界各地の定年後の日本人 海外ロングステイ候補地
呼ばれる土地を見聞していると、このような話は掃いて捨てるほどあるのです。
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経済的理由だけで、ロングステイを考えない。
アジアのロングステイ候補地を訪れて耳にするのが、年金でお釣りが来るほど物価が安い、と云う言葉ですが、 日本で生活する便利さ・快適さ・安心感は両立はしません。
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定年・リタイヤ後の余裕ある資金内で考える。
失敗しても今後のリタイヤライフに影響しない範囲内の資金で計画するのは、当たり前の事です。間違っても 海外不動産で利益をだそうとか、資産として考えてはいけません。
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日本での生活基盤は常に確保する。
家財を投げ売って、一生移住する訳でもないのですから、何時でも嫌になったら帰ってくれば良いのです。その為には 何時でも帰れる家と生活基盤は確保しておかねばなりません。
その為には、現地での生活費の他に、何時でも帰れる、長期のオープンチケットと、日本に残してきた家を維持する為の 税金・公共料金の基本料金・保険類は常に発生するのです。マスコミ各社は、団塊世代のロングステイの費用を紹介する 時に、この費用をわざと避けているとしか思えません。
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現地に何度も足を運ぶ。
最初は、旅行会社なり、現地コーディネーターのお世話に なるのも良いでしょうが、次回からは自分の足で動き、自分の目で見ないと真実は見えて来ません。
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現地の親切な日本人或いは現地の人は霞を食って生きている訳ではない。
海外で親切にされるのは、嬉しいのですが、対価が伴うと言う事を一般的な日本人は、忘れています。日本人は有形のものに 対して対価を支払うのですが、無形のサービス等に対して払う習慣に乏しいのです。必要ならサービス・情報は金を出して 買うものです。
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英語力が必要(1)
このセブ島の件で、私には理解出来ないのが契約書の存在です。契約書が存在するはず なのですが、いっさい報じられていません。恐らく契約者はどうせ英語で書かれた契約書を見ても解らないので、日本人代理店 に全てお任せしたのだと思います。ロングステイが成功するには最後には語学力です。今回の場合もご自身が解らなかったら 公証翻訳をお金を払って依頼すれば済んだはずです。
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英語力が必要(2)
テレビ朝日の土曜日の番組人生の楽園 で、俳優夫妻のペナン模擬ロングステイをやっていました、そのなかで現地御家庭に招待され、触れ合いを楽しんでいましたが、 現実には、短期滞在では99%可能性はありません。あるとすればそれは、日本人の経済力をあての、何らかの目的とした行動 です。バックパッカー出身の私達の鉄即は、外国で、相手から話しかけて来た人間は99%、物売り・詐欺の類で信用しません、 こちらから話しかけた相手は別です。それには最低限の国際旅行言語である英語が解らないと定年後の海外ロングステイは出来ません。
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日本人は「性善説」信奉者
セブ島・ロングステイ詐欺事件のTV報道のなかで、土地も家も両方騙された、と怒っている方が登場しました。土地はとも角 家が騙されたと云うのはお門違いです。日本人は人間は本来良い人で、相手を信頼して、悪いことはしないと云う前提で全て 進んでいきますが、外国ではこの考えでは絶好の鴨です。特にラテン社会(フィリッピンもラテン社会です。)や、 ヒンズー・イスラム社会では、持てる者から貰うのは、一種の信仰・宗教鉄則なので、当然、家を建てる時に、オーナーが 監視しなければ、手抜きは100%あります。日本でさえ、石垣島では公然と内地人向け2割増価格は存在しているのですから。
ハワイ島ヒロの分譲地が良い例です。日本に本社を置く会社から買うのと、現地の日系二世・三世の名義をかりて現地事務所 で買うのとでは、10倍の価格差があるのは、周知の事実です。
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健康に不安があるなら定年後の海外ロングステイは出来ない
最近はやりの、大手旅行会社が主催する定年後の海外ロングステイ下見ツァーの価格高さには驚かされますが・・ リタイヤ団塊世代の皆さん、私たちは無知なビギナー旅行者と馬鹿にされているのですよ。・・それよりも 何処も押しなべて、とてつもなく高い定年後の海外ロングステイ用高級コンドミニアム案内・安いが不衛生な市場案内に続いて 日本語の通じる(と云う事は途轍もなく高い)病院と続きます。
安心かも知れませんが、元々健康に少しでも不安があるのなら定年後の海外ロングステイはすべきではないのです。 古くからのイスラムの教え「老いてからの長い旅は不幸」
私達の時間・資産は今、格好の鴨と狙われています。御自身の足と目で確認しながら、慎重に定年後の海外ロングステイを楽しんで下さい。
定年後の海外ロングステイ 現地に住まわれている方が発信する、WEBサイトの読み方
現在、検索エンジンサイトで「ロングステイ ○○○○(土地名)」と入力して検索すると、驚くべき数のサイト
が表示されてきます。
その上位の殆どが定年後の海外ロングステイを目指す人々を対象にした、旅行会社・不動産屋のサイトです。
数年前まででしたら、実際に現地でロングステイを実践されている方々のサイトが上位に来ていたのですが・・・・・
今回、このサイトを造るに当り過去のお気に入りやら、実際に連絡をとりあっている方々のサイトを紹介しよう考えましたが
止める事にしました。
理由
実際にロングステイしている方々のWebサイトは、現地ならではの事細かい情報満載で確かに、為になるのですが、ある偏った
傾向になるのは、否めません。殆どのサイトは、現地のお天気事情の他は、
★ 毎日、こんなに楽しく、遊んでいる。
★ 日本に比べて、こんなに物価が安い。などなど似通った内容です。
ある程度の不便さについて書かれている方は少数おりますが、殆どの方は、海外で実際に生活する事の大変さ・辛さ・後悔に
ついては、書きません。書くぐらいなら、日本に戻ってきています。
現地滞在者のサイトは、ウソは書かれていません。が、書かれていない真実が裏側に何倍もあるのです。
昔と違って、ロングステイを体験するツァーは山ほどありますし、現地の旅行社・不動産業者は、日本から来るリタイヤ 中高年小金持ちを手薬煉を引いて待っているので、何も困らないはずです。行ってらっしゃい。
「このサイトで紹介されていた」と後からクレームが付くのが嫌で、リンク集は作りませんでした。 が、唯一、ロングステイ財団のような、半役所的・金集め的なサイトと違い、宣伝・広告なしの客観的・概略情報として
海外移住情報と言うサイト があります。旅の計画検索サイトとしても御利用下さい。
以下は海外移住情報サイト作成者のコメントです。
このサイトを作った動機は、海外移住に関する良質なサイトを発見できなかったのがキッカケでした。 偏った情報の商用サイトが多いのにも反発。また自分自身が移住志望者なので、集めた情報や体験を 公開すれば喜ぶ人もいるのでは、といったことから「日本脱出応援サイト」いうコンセプトの下にスタート。 商用サイトではありませんし、単に海外でゴージャスな暮しをしたい人向けのサイトでもありません。 したがって出来るだけお金をかけずに海外生活したい人向けの情報を中心に掲載しています。
他に、比較的客観的に定年後の海外ロングステイを見つめているサイトとして、 海外移住・ロングステイ情報と言うサイト も併せて御紹介しておきます。ロングステイに関するリンクサイト集です。リンク先のサイト内の情報は御自身で 御判断下さい。