よくある質問

55才早期退職者への質問に誠意をもってお答えします。

早期退職、定年後ライフの良くある質問にお答えします。

Q1 団塊世代のようですが?
回答1:
はい、そうです。 団塊の世代のど真ん中1948年生まれです。
記事CLOSE
Q2 いつ、リタイヤされたのですか?
回答2:
2003年に55才でリタイヤしました。今年で13年になります。
記事CLOSE
Q3 お仕事は何をされていましたのですか?
回答3:
普通の建築関係のサラリーマンでした。
恰好よく云うと、東京都内の新築大型ビルや、官公庁プロジェクト物件の中央監視・制御コンピューターのエンジニアでした。
ひらたく云えば、現場監督のようなものです。
記事CLOSE
Q4 年金は何時から満額もらえるのですか?
回答4:
そうなんです、団塊世代の年金満額は、64才の誕生日を迎えてからです。
比例報酬部分が多い、厚生年金基金は、60才からもらってますが、とても生活出来る金額では ありません。
記事CLOSE
Q5 では、年金満額貰うまで、どうやって生活してきたのですか?
回答5:
退職した時に決意しました。絶対に安いバイトの為に履歴書なんか書くまいと。
日当10万と云われれば、業務経歴書も書く気になりますが、時給1000円の為に、自分の 歩んできた人生の履歴書を書き、面接なんぞ受けたくありません。
故に、この間、厚生年金基金以外の収入はなく、暮らしてきました。

毎年、春の確定申告の際に、無収入の人が書く用紙があり、貯蓄の食いつぶしにチェック してきました。
それ故、市民税・県民税はゼロ、国民健康保険は最低額です。
記事CLOSE
Q6 相当な蓄えが必要だと思いますが?
回答6:
ご想像の通り、何もしないで暮らすのは、働いていた時より出費がふえます。
よく、宝くじでも当たったの、云われますので、「ハイ」と答えています
しかし、そんな夢物語を充てにして人生設計が出来るハズもなく、30代後半から リタイヤ計画を練っていました。
記事CLOSE
Q7 終の棲家は、鎌倉のようですが?
回答7:
未だ、終の棲家と決定している訳ではないです。
海外のロングステイ候補地を訪ねる旅を続けていますと、日本の良さを 改めて感じます。
一番は、言葉と情報です。幾らスペイン語に不自由しなく、英語は 日常生活に困らない程度でも、やはり、言葉・文字による情報は、母国語 でないと、十分に理解できません。TVのニュースは、映像が頼りで半分 しか解りませんし、英字新聞は、見出しとスポーツ欄ぐらいしか解りません。
社会と断絶して、仙人のように暮らすのなら情報は不要でしょうが、海外で、 カミサンと二人で助け合って暮らしていくには、やはり社会との繋がりが必須 だと思っています。
現在の年齢と、能力では、もう昔のように現地コミュニティに溶け込んで 繋がりを持つのは、不可能ですし、日本人村社会とお付き合いする気はサラサラ ありません。
経済的な理由だけで、海外移住・ロングステイを考え、実行し、失敗してきた 方々を多数みてきました。
私たちは先ず、日本国内に拠点を構え、そこから、少しずつ行動範囲を広めて 行く予定です。
鎌倉は、都心から1時間以内の距離で、文化・自然があふれている人口 17万の地方都市で、定年後に暮らすには、ちょうど良いコミュニティ 規模の街で、気に入っています。
記事CLOSE
Q8 海外ロングステイは諦めたのですか?
回答8:
リタイヤして、2年目で、所謂世間で云う形の、定年後の一時期、長期(1年以上)の 海外滞在は、しないことにしました。
理由は、一番大きな問題は経済的な問題でした。
たびたびこのサイトで書いていますが、現地滞在費だけを計算しては、いけないのです。 長期用のオープンチケットの値段、オイルサーチャージ、日本の留守の自宅にかかる諸々 の経費・税金、これらを全て計算しないと、本当の定年後の生活費はでてまいりません。
2番目は、現地に住まわれている日本人、或いは日本人社会が嫌だったからです。全てとは 云いませんが、アクの強い、自己主張の強い、自慢話の好きな、村社会の日本人ばかりです。
私も、海外生活が長かったので、良く理解できます。確かにそうでないと海外で、外国人と 一緒に生活出来ません。
記事CLOSE
Q9 毎年、何度も出かけているようですが?
回答9:
リタイヤして8年の間に、40回ほど出かけています。
私たち夫婦は、ある一定の場所に、不動産を購入したり、長期契約して住まうのではなく、 好きな時に、好きな場所に、好きな期間だけ滞在する形を選択しました。
昔、コスタリスのサンホセに二か月、ロングステイのお試し滞在した事があります。
それまで、中南米は大好きで、二人で何度も旅行してきました。
しかしこの時は、 スペイン語が普通に出来るのですが、ラテン社会で旅人としてではなく、生活者として 滞在する苦労を感じました。
特に、夕方街に灯がともる頃、家路に急ぐバスターミナルを見ると、日本が恋しく感じられました。 毎日、毎日同じホテルの一室、する事もない異国の街で、考えるのは今晩の夕食、何を食べようかと 。
異邦人であることは、一種心地良い事なのですが、それは帰る場所・家があってこそなのです。 やはり、旅が、異国に住む事が日常化していけない、そう思いました。
記事CLOSE
Q10 普通の海外旅行と違うのですか?
回答10:
私達のなかでは、違うと思っています。
いわゆる、周遊・物見遊山の観光型の旅ではなく、一ヶ所長期滞在型です。
なるだけ、居心地の良い、リーズナブルな宿に最低一週間は滞在し、NHKの 旅番組「世界ふれあい街歩き」のように、毎日、そこに暮らす人々・文化を感じて、 過ごすのが好きです。
定年後のまだまともに年金も貰えない年代の、限られた旅予算ですから、当然、 旅のコストを抑えなくてはならず、航空券・ホテル・現地での観光などは、全て インターネット経由、特に英語表記のサイトで行っています。
記事CLOSE
Q11 ロングステイ地としてお薦めは何処ですか?
回答11:
経済的な問題さえ、クリアすれば、文句なくハワイ・ホノルルが、日本人リタイヤ世代には 最適だと思います。

1、距離の割には航空券が安い。
2、日本から近い。
3、日本語・日本食の環境が整っている
4、気候が最適

問題は、宿泊環境が特別に高いと云うことでしょう。アジアならかなりの高級ホテルでも 個人手配で1週間滞在で300~400ドルで済むのが、同じレベルのワイキキのホテルですと、一泊 分の値段です。
ですから、私たちは、ハワイに限っては個人手配ではなく、大手ハワイ専門店のPACツァーを 上手にアレンジし、高級ホテルの豪華さは無視して、居心地の良いフルキッチンのホテルに 年に二度、滞在することにしています。
記事CLOSE
Q12 評判のマレーシア・ペナンは如何ですか?
回答12:
全く個人的な意見ですが、世界中を歩き回っている私達でも、何故かペナンの魅力を理解できません。
ペナンは、小さな島です、海はサンゴ礁ではないので、透明度は低く、普通の潮の香りが漂う 東南アジアの海です。
島の公共交通機関はバスのみですから、電車に慣れた大都市近郊にお住まいの方は不便と感じるでしょう。
日本人観光客が多いビーチ沿いのホテル街には、スーパーがないので、新鮮な野菜・果物・パン・乳製品は町までバス に乗って買い出しに行かなくてはなりません。
そして、私が懸念するのは「日本・ペナン」間直行便は存在しないのです。必ず、クアラルンプール・シンガポールや他のアジアの 都市経由となることです。
普通の旅行なら何ら問題ないのですが、定年後の生活の拠点を置く場合、不安を感じます。
良い点は、不動産賃貸料が安い、多くの日本人向け業者がおり、情報が入手し易い、英語がかなり通じる、ことでしょうか?
記事CLOSE
Q13 55才退職を計画中ですが、アドバイスを
以下は実際にあった質問と、それに対するお返事です。

質問13;(1)失業保険について
退職すればすぐにでも海外旅行ができると安易に考えていたのですが、失業保険を受け取るためには、1ヶ月以上留守をすることはできないの でしょうか?
そもそも失業保険とは雇用保険であるがゆえ、受ける資格として就職(求職)活動をしていることが前提なのでしょうか?

回答13-1:
自分の時の事を考えて見て、確か退社翌週からバリ島へ旅立った事を思い出しました。 そう、失業保険の申請をしなくてはいけない時期でした。
何故か?
私はエンジニアリング関係企業に勤めていた為、深夜・休日出勤は日常的にあり 代休、年次休暇もなかなか、消化できなかったのですが、消化出来なかった 代休、有給休暇は、申請すれば、一年に限り有効と云う、一つの会社独自の制度が有りましたので、 正式退社日までその代休・有給をあてました。

前年よりの確信犯的計画でしたので、出社最終日から正式退社日まで60日ありました。 この間、自由にロングステイリサーチをしていました。
しかし、確かに失業保険は、再就職を目指す人へのセーフティネットの為、50代半ばの 自己都合退職者に、窓口は就職(求職)活動への実績を要求してきます。
それに、会社都合や、定年満期退職者でしたら、1か月後には保険金支給がありますが 自己都合ですと、3か月或いは半年?のブランクの後、支給されます。 但し、これを躱わし直ぐに貰う方法があります。

私の例
ハローワーク指定の職業訓練の講座・専門学校・訓練所に入ると、日当・交通費と他に 失業手当が貰えます。
私の場合、情報処理専門学校の「webエンジニア科」を受講しました。 但し、書類審査・論文(といっても作文並み)選考がありました、県全体で25名でした。 ハローワークの担当者に受講合格のコツを聞きました。

「このような情報処理関係は、人気が高く、ほとんどが20代のこの手の業界の離職者で 早く失業手当が欲しく受講する故に、50代の離職者なら、如何にこれらの 講座で得た知識を生かして、起業するかを訴えると合格する確率は高くなる」

私は、アドバイスに沿って切々と、起業に呈する意欲を書いて、合格しました。
この講座は3ヵ月続き、その間日当(お弁当代程度)・自宅から学校までの交通費が出て 失業手当受給時は、受講証明を提示すると、うるさい事も聞かれず簡単でした。 お陰さまで、この時に学んだ技術が現在大変役に立っております。 自分のwebサイトも出来ましたし、これら技術・知識を横浜・鎌倉・湘南エリアのNPO・NGO団体 をサポートすることにより、幾らか社会に貢献出来る、自己満足しています

質問13;(2)退職理由について
現在退職理由を考え中です。もちろん、「一身上の都合...」が通常のスタイルだと思いますが、退職後の、失業保険 を考えると、なかなか自由な時間が使えないようなので、会社には「休職」を打診することも思案中です。

回答13-2:
日本の会社ですと、「退職届」ではなく、「退職願い」なのが不思議でたまりませんし、納得 いかないのですが、こんな言葉づかいひとつで揉めたくなかので、「退職願い」にした思い出が あります。
退職理由も同じことで、「一身上の都合...」ではなく、計画的人生設計の為なのですが、これも 同上の理由と同じで、世間並にしました。
実は、退職日を考えた時に、人事に聞いたことがあります。
自己都合ではなく、会社都合で退社したことに出来ないかと聞いてみました。 理由は下記のサイトを参考にして下さい。 会社都合と自己都合の退職の差

しかし、会社側は、定年退職の再雇用補助金を政府からもらっているので、50代半ばの社員を 免職以外の理由で、解雇出来ないそうです。
現在、60歳正式退職後63歳まで再雇用が義務づけられているようですが?(定かではありません) 63歳退職で、自由に、気力・体力・好奇心いっぱいで世界を歩けるのは、せいぜい、どんなに長くても 後7年、70歳までだと思います。
私、現在リタイヤ後8年、63才ですが、昔のような旅が出来無くなって来ています。 ホテルは多少高くても快適なほうが良いし、風景を楽しめる地上の長いバス旅よりも、飛行機を 選ぶようになって来ています。
歳をとるとそれが、普通であり、当たり前だと言われています。
何時までも、健康で、20代のような気持ちを持ち続けるのは、むずかしいでしょう。 ですから、先ずは経済的な理由さえクリアしているのなら、退職は早ければ早いほど良い でしょう。

そして、最も重要なのは、伴侶(奥さん)が同じ価値観を共有できるか?でしょう。 私の知り合いで、リタイヤ後、一人で長期間アジアを旅している人がいます。
奥さんは、そんなバックパッカーのようなアジアの旅を拒否し、ヨーロッパや 白人文化圏の国への旅を望んでいます。
先ずは、退職時期・退職後の過ごし方・資金計画などをお二人で話し合って下さい。
記事CLOSE
Q14 リタイヤ後の時間・日々、どのように生きるか?
一番多く寄せられる質問と、それに対するお返事です。

Q14;質問
同じ団塊世代(1948年)です。 現在、定年後をどのように生きるか?日々苦悩の連続です。毎日遊んでばかりでは(海外旅行しても、テニス・ダンス・庭・ コーラス・囲碁・釣り・ヨガ・禅…など) 虚しいし、勿論仕事は散々してきたので又すれば解決するかもしれませんが、結局死ぬまで仕事しかないのか?
逆にどうしたは仕事から離 れられるか?旨く遊べるか?世のため人のためのみに生きるか?旨く両立する方法は?

Q14;へのご返事
現役時代、自分の退職後の生活を想像した時、何時でも好きな時に旅に出られる、と云う期待感よりも、する事もなく 今日一日どうやって過ごそう、時間を潰そうと考えている自分の姿を想像して、恐怖感のほうが強かったです。
私は、それほど世間で言われる「会社人間」・「企業戦士」 でもありませんでしたが、やはり仕事中心の生活ではありました。しかし、それは後悔していません、楽しかったからです。
リタイヤ後の生活は想像していた通り、 午前の地域の図書館・学習センター・公民館そして家電量販店には、行き場を失った同じ世代の男性で溢れて いました。
これは理解できます。「団塊世代の夫」は世間で云われているほど伴侶から「濡れ落ち葉」的扱いは受けていませんが、やはり、日中、二人とも在宅して いると、お昼ご飯の事を考えなくてはならず、お互いに何とかしなくては、何処かへ行かなくては、と強迫観念にかられます。
では、仕事に復帰すれば解決するか?
63才の男性の場合、ある仕事は時給800円の駅前の自転車整理か、禁煙指導ぐらいなものです。
現役時代に文字通り心血・情熱・人生をつぎ込んで来た「仕事」とは性格が違いますから、これらに復帰しても、却って今更 俺は何をしているのだ、と云う気持ちにしかならないでしょう。
元と同じ職場に復帰は先ず無理でしょう。
私の場合、絶対に戻りたくはありません。楽しかった、やりがいのあった仕事でしたが、それなりのストレス・ 苦労は人一倍あり、退職後8年の今でも、年に数度仕事がらみの悪夢で目を覚まします。

趣味の世界に没頭するか?
徹底するほど老後資金に余裕があれば、私も、一年中世界を飛び跳ねているでしょうが、ほとんどの団塊リタイヤ世代は、何んらかの自己資金・個人年金 計画で遣り繰りいる状態です。
趣味とか、スポーツは、忙しい仕事の合間を探してするから、楽しいのであると、今になって解りました。

趣味と仕事と生きがいを両立する方法 それは特技をいかしたボラバイトです。
ボラバイトとは、ボランティアアルバイトの事です。
社会は人と人の繋がりで成りたっている、人間一人では生きられない、と云うこんな簡単・明瞭な事を、この歳になって知りました。現役当時 「男一匹、金と技術があれば生きていける」と思っていましたが、やはりプラス人との繋がりが必要な事をリタイヤ後、実感しています。
海外ロングステイをリタイヤ後の生活の中心にしていますが、やはり圧倒的に日本で過ごす時間のほうが長いです。その時間をどうやって過ごすか?
私の場合
自分の持っていた、或いはリタイヤ後身に着けた技術、「コンピューターweb言語」や趣味の世界を拡充した「グラフィック処理技術」を、鎌倉地域で 活動する市民活動団体・NPO・NGOあるいは行政組織に、無償・場合によっては有償ボランテイアとして提供しています。
  1. 自分の知識・技術が社会にお役にたつ喜び
  2. 新しい人との出会い
  3. ほんの僅かですが報酬が得られる
  4. 自分のペース・スケジュールの範囲内ですすめられる
一度、お住まいの地域の名称は色々違うと思いますが「社会福祉協議会」・「市民活動センター」・「生涯学習センター」・「NPOセンター」等 をのぞいて見て下さい。きっと貴方にあった「生きがいの場」或いは「暇つぶし」「ボラバイト」があると思いますし、貴方を必要とする 団体があります。

横浜・湘南地域の皆様へ
私が拠点を置く、「鎌倉市市民活動センター」では、定年退職者の皆様のこれからの地域活動への参加のお手伝い・橋渡しを しております。
秋(9月)から、一定の受講条件はありますが、現代社会にお役にたつ、HTML言語によるWeb講座を開催致しますので、ご興味がありましたら、上記ページを ご覧ください。
記事CLOSE

Nishizawa Akira Allrights.Reserved  Since 2003.1.27