定年後の終の棲家を求めて

青い鳥は何処にいるのか
貴方の伴侶はこのチェンマイで暮らして行けるか

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タイ チェンマイ ロングステイ情報 何故チェンマイが人気なのか

何故、チェンマイがロングステイの人気地として持てはやされているのか?、長年の疑問でした。
2005・4 ソンクラーン・水掛祭りを楽しむために3度目のチェンマイ滞在でその謎の理由の一部が氷解 しました。フーン、そういう事なのね。
情報  2008年の水掛祭は4月13・14・15日です。

チェンマイはタイの北のバラと呼ばれている古都です。
城壁と堀に囲まれた旧市街の中及び周辺には、由緒ある寺院・古刹が数多くあり、新 市街は現在も発展を続け、タイ第二の都市として、北部タイの中核をなしています。

ラオス・ミャンマーの国境も近く、少数民族の村々を訪れ観光客や、気軽な秘境気 分を味合う日本人団体客で一年中賑わっています。

この街の名前が、最近TV・マスコミの間で頻繁に登場するようになったのは、ここ三・ 四年の事です。気軽に安く簡単にロングステイが出来ると云う情報が駆け巡りました。 TVでは、プール付き・家具付きの一軒家の賃貸値段の安さを強調し、週に4回のゴルフ 三昧と誇らしげで語る中年オヤジが登場し、キャベツ一個20円よ、と目を輝がやす主婦 がインタビューに答えています。
確かに、日本よりは安いのは解ります、がアジアでは普通の事、過去何度もこの街にき ているカミサンも私もこの街がどうして、そんなに日本人に人気なのか、理解に苦しみ ました。
解りました。日本人に人気なのではなく日本人中年男性に大人気なのです。
実際、町のレストランでも、日本人が多く集まると云う喫茶店でも、中年の男性が一人で食事をしたり、日本語新聞を 読んでいる寂しいそうな姿を多くみかけました。

貴方の奥さんは定年後タイ チェンマイ ロングステイ出来るか?<

そのうちの一人の方からお話をお聞きしました。
もともとは、ご夫婦でいらっしゃったのですが、奥様は、最初は外国に住む事への憧れや、異邦人として何の束縛のない 生活を夢見て来たのですが、 古くからの友人もいない、趣味のサークルもない、 TVを見ても解らない、毎日同じ、限られた食材でなかの食事造りの連続、しゃれた買物も出来ない、この地に暮らす同じロングステイする ご婦人達との、古い村社会の付き合いに嫌気がさして、ご主人一人残して、三ヶ月で日本へ帰って行ったそうです。
一方のご主人は、日本へ帰っても待ち構えているのは、リタイヤ後の自宅地域コミュニティ・毎日嫌でも飛び込んで来る 情報過多の社会・何もしない事への罪悪感に怯え、逃避しているのです。
此処にいれば、同じ環境におかれている、日本人中年男性同士の仲間意識(昔の会社の同僚意識)で、安いゴルフとマージャン に明け暮れる生活ができ、しばらくの間かも知れませんが、男の楽園での単身赴任生活が満喫できるのです。

定年後タイ チェンマイ ロングステイは相当の田舎生活に憧れる女性でないと住めません。
公共交通機関が発達している大都市バンコクならいざ知らず、チェンマイに住むとなると、マイカーは必須です。
何時でも、好きな時に好きな場所に行こうとなると、安いとは云え、タクシーだけに頼ってはいけません。外国でマイカーを 持つと言う事だけでも、かなりの労力を費やす事になりますし、(永住するなら別ですが・・・)日本食材の調達ひとつとっても バンコクとは、大違いです。
日本の田舎暮らし、毎日野菜作りと、朝夕の自然の中のお散歩が憧れのような女性・奥様をお持ちの方でしたら、成功する かも知れません。
アジアの田舎大好き、世界遺産大好き、日本人の行かない秘境が大好きの我が家のカミサンですが、週に5回のカルチャー・スポーツサークルに通い、ショッピング大好き、長電話大好き、デパ地下で夕食のお惣菜を選ぶのも大好き、とくると無理です。

タイ語は難しい
現役時代、毎週カルチャーセンターのタイ語教室に通いました。タイを一つのロングステイ候補地としていた為と、経済発展目覚しい タイがインドシナ半島のリーダーになっており、タイ語が周辺各国の共通語になりつつあったからです。
その国の言葉は、住むと自然に覚えると云いますが、二十歳すぎの大人にはウソです。絶対努力、相当な勉強なしには覚えられません。 タイ語は世界でも難しい言語の一つです。声調は中国と同じで五声音あり、イントネーション・アクセント一つで意味が換わって きます。そして、その声調は、全てあの丸まった文字に表されていますので、当然文字を習得しなければなりません。
ロングステイ(どの位の期間いるのか・・・)なのだから必要ない、なんて云ってはいられないのです。
中心部から一歩外れれば ローマ字表記の看板はなくなり、辛うじて通用していた片言の英語も全く通用しなくなります。 やはり、ロングステイするのなら、大都会の閑静な住宅街か、豪華なコンドか、最低限英語の通じる所が理想なのですが。

定年後のロングステイ タイ 日本からチェンマイへの行き方

日本からチェンマイまでどうやって行くか?選択肢としては
 1, 理想は乗り換えのない同一日着の直行国際便便
 2, 一度乗り換えの同一日着国際便
 3, バンコクまで直行便で行き、同一日着の国内便に乗り換える。
 4, バンコクまで格安の乗継国際便で行き、同一日着の国内便に乗り換える。
 5, バンコクまで直行便で行き、宿泊し、翌日の国内便
 6, バンコクまで格安の乗継国際便で行き、宿泊し、翌日の国内便

しかし残念ながら日本から 1, のチェンマイへの直行便はありません。
 2, 一度乗り換えの同一日着国際便

【タイ国際航空】同日乗継可  毎日
成田発 TG6003(10:50)→バンコク着(15:25)
バンコク発 TG120(18:40)→チェンマイ着(20:00) 
チェンマイ発 TG121(20:50)→バンコク着(22:10)
バンコク発 TG642(23:50)→成田着 +1(07:30)

【大韓航空】月 金
成田発 KE704(13:55)→仁川着(16:35)
仁川発 KE667(18:55)→チェンマイ着(22:50) 
チェンマイ発 KE668(23:50)→仁川着+1(06:45)
仁川発 KE5001(08:00)→成田着(10:20)

【中華航空】水 日 ※現在休止中 2012/1中旬より再開
成田発 CI0017(14:50)→台北着(17:50)
台北発 CI0851(19:35)→チェンマイ着(22:40) 
チェンマイ発 CI0852(23:35)→台北着+1(04:45)
台北発 CI0106(09:25)→成田着(13:20)

 3, バンコクまで直行便で行き、同一日着の国内便に乗り換える
条件としては、日本を午前便で出発し、バンコクでチェンマイへの国内便に間に合う時間+2時間前に 到着しなければなりません。
【タイ国際航空641便】
成田発 (10:45)→バンコク着(15:45)
バンコク発 TG120(18:40)→チェンマイ着(20:00) 

【全日空953便】
成田発 (10:50)→バンコク着(15:45)
バンコク発 TG120(18:40)→チェンマイ着(20:00) 

【日本航空717便】
成田発 (10:50)→バンコク着(16:00)
バンコク発 TG120(18:40)→チェンマイ着(20:00) 

参考バンコク発チェンマイ行き国内線フライトスケジュール
タイ国際航空 便 名 BKK発 CNX着
TG10006:1507:25
TG10207:4509:05
TG10409:2010:40
TG10610:3011:50
TG11012:5514:05
TG11214:0015:10
TG11415:0516:15
TG11617:2018:30
TG120 18:4020:00
TG122 21:3022:40

バンコクエアウェイズ 便 名 BKK発 CNX着
PG2158:059:20
PG22310:0011:15
PG21712:1013:25
PG21917:0018:15
PG221 20:3021:45

BKKで乗り継ぎ、その日のうちに、無理なくチェンマイに入れる可能性としては、  の三便となるでしょう。
今回のケース 乗継は二回でした。
【ベトナム航空】+【国内線バンコクエァーウエーズ】の組み合わせ
成田発 VN951(10:00)→ホーチミン着(14:00)
ホーチミン発 VN9853(17:00)→バンコク着(18:30)
バンコク発 PG221(20:30)→チェンマイ着(21:45)
バンコク発 VN602(19:35)→ホーチミン着(21:05)
ホーチミン発 VN300+1(00:05)→成田着(07:45)

ご夫婦二人旅で特別急がない、価格優先でしたら成田からバンコクへの格安経由便で行き、 一度入国・宿泊し翌日チェンマイに向かうのが最も安いそして、確実な方法です。
以前のドンムアン空港時代は、市内へのアクセスは長蛇のタクシーか、行き先不安な空港バスしかなかったのですが、 スワナムプーム空港からバンコク市内へはAirport Rail Linkが開通したので、不安なく誰でも簡単に行けます。
利用方法はスワナブーム空港から市内へのアクセスをご覧ください。

或いは、スワナブーム空港近郊には続々とトランジット用のホテルが建設されており、ほとんどのホテルは空港からホテル への無料送迎をしています。
詳しいホテル情報はスワナブーム空港近郊のホテルをご覧ください。

バンコク スワナムプーム空港での国際線から国内線への乗り換え

国際線で到着し、国内線へ乗り換える場合、常識的には一度入国し、荷物を一度ピックアップしてから、再び国内線カウンターへ 移動して向かうのが一般的です。
しかし、バンコク スワナムプーム空港では国際線の機能がある地方都市( Chiangmai, Chiangrai, Krabi, Phuket, Samui)への乗継に限り、バンコク スワナムプーム空港の国内線 乗継専用の入国審査ゲートがあります。
詳しい地図はバンコクロングステイ情報をご覧ください。
注意
 1,日本の空港で荷物をスルーで国内線利用のチェンマイまで預けられます。
 2,空港カウンターでは、知識のない係員が拒否することが有りますので、説明して下さい。
 3,バンコクの乗継の際、預けた荷物のクレイムタグが必要になります。
 4,チェンマイでは国内線で到着しても、荷物は国際線ターンテーブルでて、税関検査を通ります。
 5,スワナムプーム空港では到着ゲートにもよりますが、国内線乗継カウンターまで1.2Kmもあります。

定年後ロングステイ タイ チェンマイのロングステイの基礎知識

     

日本人観光客の多い土地では、日本人観光客向けのフリーの新聞・雑誌がホテル・レストラン・御土産物屋さんに置かれているのはよく目にします。 今まででも、チェンマイにこのようなフリーペーパーはあったのですが、ここ数年大きく様変わりしたのです。
目立つのは、国内の週末の新聞広告かと見間違うような「分譲マンション」の広告、不動産・手続き代行業・日本人相手の便利屋の広告まであるでは ありませんか。そしてお決まりの夜のご案内です。
ロングステイ候補地探しで色々な国・色々な街を見てきましたが、普通だと何処で情報を集めるかが最初の関門でしたが、チェンマイは 大手を広げ、wellcome、土地勘・旅や言葉の知識がなくても誰でもが簡単に、その日のうちに、人生の大事なひと時を過ごす場所を 決める事が可能なのです。

外国人は土地付き住宅は買えない
こんな、タイの基本的な情報さえ、解っていない人々が連日、チェンマイに押し寄せてきています。
TVの影響は大で、プール付き豪邸が6万円位の家賃で借りれる、とやって来るのです。月6万円は本当です。しかし良く調べて見ると 3年間契約、前払いで、確かに一ヶ月単価は6万円なのです、しかも中途解約時の返金なし。
インターネットでチェンマイをキーワードで検索すると驚くべき数の情報が現れてきます。その多くはこのような日本人相手の 不動産業、或いは斡旋業で堂々と土地付き家屋の売買をうたっています。
ちょうど、このチェンマイに来る前の日曜日TBSの夕方の特集でこの問題をとりあげていました。出てくるのは顔を隠した日本人 中年男性数名、「日本人が日本人を騙している」・「60過ぎのオヤジがタイの20代の若い女性にもてる訳がない、と解っていてもね。」 と答えていました。
定年後ロングステイ タイ チェンマイの生活費
この地に、タイ人の奥さんと暮らしている日本人の方(サーラ・チェンマイのご主人)に、生活費の詳細をお聞きしました。お店をしているので、ロングステイの費用とは若干ことなりますが、目安とはなります。
当然言葉はペラペラで、実際のタイの人と同じ、或いはほんの少し上のレベルの一ヶ月の生活費の値段です。
食事代7,721Bほとんど外食です、交際費含む
デザート1,949Bコーヒー、ジュース、アイスクリーム等
ショッピング5,180Bスーパーでの買い物日常使用品、衣料品含む
車関係3,000Bエアクリーナ交換、税金、保険代
燃料代2,010Bディーゼル車なので軽油です、仕事にも使用
電気代312Bあまり家にいないので・・・
水道代100B郊外なので安いです
携帯300B 
ペット関係688B注射代等
その他500Bガーデニング用のレンガ代
合計21,760B持ち家なので家賃はありません
2007・8のバーツレートは3.8円ですから、約83,000円です。

普通のリタイヤ長期滞在者ですと、この他に、住居費・日本人交際費・日本食材費・日本との通信費が発生して きます。他に日本からチェンマイまでの交通費、日本国内の最寄空港までの交通費があります。
そして、忘れてならないのが、日本の留守にしている自宅の経費です。
留守にしている間でも、電気・電話・ガス・水道・NHK・携帯・インターネット・ 介護保険料・住民税・所属している趣味のサークル会費・町内会費に至るまで常に発生しているのです。
アジアは安い、年金で楽勝と信じきっている、経済的目的でロングステイを目指す方は、ご注意下さい。

チェンマイプラザホテル
今回泊まったのはかの有名なチェンマイプラザホテルです。
チェンマイプラザがどうして有名化というと、日本人の未成年にたいしての性犯罪のニュースの度に出てくるホテルだからです。 なんで、貧乏人の私達が日本人ご用達の高級ホテル(?)に泊まったかと云うと、このソンクラーンの時期、ホテルの値段が上がり 高いのですが、年間通じて仕入れているパック会社の方は何故か変動がなく、短期の(7泊)滞在では個人手配よりはパックのエァー&ホテルのほうが格安だからです。
街を歩いていても、レストランに入っても、ホテルにいても、目に付くのは一人歩きの日本人中高年男性、或いは男グループ連ればかり、普通、日本人が 多い観光地で見かける、若い女の子・オバサングループは、ここでは殆ど見かけません。

ジョイナフィーって何?
団体PAC旅行を卒業して個人旅行を始めた頃、タイのホテル予約を調べて行くと必ず出てくるのが このジョイナフィーと云う言葉 でした。バンコク通いをする若い友人に尋ねた所「ああ、それ連れ込み料です。」納得、「Join a Fee」ね。
昔、世間を騒がせた「チェンマイのハーレム王、玉本さん」以来、オジサンにとってチェンマイは今だ買春の聖地なのです。
ホテルのエレベーターの中でも、街のレストランでも、こんなカップルだらけです。長めのショートパンツにスニーカー、靴下をはいた オジサン、みっともないからよして下さい。

チェンマイはロングステイ候補地になるか?
私達にとって、たまにお寺巡りする場所としては良いかもしれませんが、せいぜい一週間の滞在で十分の地と結論に達しました。
これで又一つ、私達のロングステイ候補地が消えていった事になります。

定年夫婦による タイ チェンマイ ロングステイお試し滞在記 レポート

私の住む、鎌倉に 鎌倉ロングステイーサクルと言う、定年後の一時期を海外でロングステイ を体験・楽しむサークルがありました。(時代のながれか、この会はもう活動を停止しています。)2008・8月の例会で、定年後、実際にチェンマイにロングステイ出来るか 予備調査をし、実際に二ヶ月滞在されたご夫婦が、会員の前で実体験を発表されました。
以下の別枠の記事は、そのT・Kさんのレポートです。
この記事のデーター
注 ① 円は\3.7/1Bで換算してあります=滞在時のレート
  円高の現在は\3.0/1B程度ですので下記よりかなり割安感が堪能できるものと思われます。
  ② 当ロングステイーは下記(2)事前調査旅行を踏まえロングステイーを実施しました。

(1)チェンマイを選択した理由

  1. 治安が良い
  2. 物価が安い
  3. 病院施設が充実(日本人スタッフの常駐病院が複数ある)
  4. 日本人の滞在者が多い(在日本人の会がある)
  5. 旅行雑誌・TV・報道等で人気N0.1
  6. 敬虔な仏教国である上親日的である
  7. 体験者よりチェンマイ滞在の体験談を聞けた

(2)事前調査(07.6.27~7.10)時の航空会社及びホテルの選択

*事前調査の目的: 当事前調査旅行では、観光は犠牲にして下記調査にほぼ専念した
  1. 日本人経営又は日本語が話せるスタッフがいる旅行会社(※注記A)を7~8社廻り、ホテル、コンドミニアム等を実地調査した
  2. テニス及びゴルフのプレイー環境(有無・プレーの可否・費用等)の調査。旅行会社・情報誌・ホテル・インターネット等で情報を得てテニス練習場、ゴルフ練習場、ゴルフコースを廻り実地調査
  3. 日本人向け飲食店の多寡及び飲食物の合、不合等の実地調査。
  4. 在日本人の会(CLL及び日本人会=※注記B)等を訪ね在日本人会の実情調査
※注記A=タイ国ではホテル、コンドミニアム等への案内・紹介は旅行会社が有料で行っている
① 費用は旅行会社側が車の運転手及び通訳者兼案内人の2名、当方が2名、時間は午前中半日(3時間位)で2,000B(\7,400)前後で結構割り高。
② 但し 当該ホテル・コンドミニアム等と契約しても旅行会社は一切手数料は取らない。

利用航空会社について
インターネットで検索:選択⇒JAL
注:タイ航空等の方が安かったがマイレージポイント等を考慮しJALを選択。
費用:成田⇔バンコク⇔チェンマイ(往復・サーチャージ等を含む) \84,010×2名=\168,020

利用ホテルについて
インターネットで検索: チェンマイプラザホテル
N0.92,Sridonchai Rd,Chiang Mai, 50100, THAILAND
Tel(053)903161-80 Fax.(053)272230
部屋カテゴリー:スーペリア タイプ 
  宿泊代: \6,000(2名・1泊・朝食(バイキング)込み) ×12泊=\72,000

注:現地の旅行会社を廻っている際に長期滞在ならもっと安く予約出来るはずだと方々で再三 アドバイスを貰った。
こうした事前調査旅行及びアドバイスを踏まえ下記本ロングステイーを実施した。

本ロングステイ

(3) ロングステイー期間&場所

延べ期間 7.11.1~08.1.17 (約 2ヶ月半)
①チェンマイ (タイ北部の古都)  07.11.1~08.1.11
②バンコク  (タイの首都)   08.1.11~08.1.14
③ホアヒン  (南部海辺の街)  08.1.14~08.1.16

(4)航空会社及びホテルの選択

(1)航空会社の選択
インターネットで検索:結果⇒HISを選択
費用: 下記の総費用の項をご参照下さい。
選択の理由:タイ航空等には更に安い航空券があるが5日、7日Fix等の短期間で往復する航空 券であり、当ケースのような2ヶ月半後の往復は往復割引のメリットは受けられないと説明を受け了承した。  注:裏技としては格安のツアーに申し込み、帰路の航空券を放棄する方法もあるようですが、 旅行業法上では違法のようです。  念のため。
(2)ホテルの選択
上記事前調査旅行時に現地で日本語系旅行会社(日本人経営又は日本語が通じる会社)を 7~8社廻った結果から対応に誠実性を感じた下記旅行会社に長期滞在での割り引きの交渉 を依頼した結果 予想以上にデスカウントの提示があった下記ホテルを選定した。
注: 殆どのロングステイヤーはコンドミニアムを利用するようです。
日本人の利用が多いコンドミニアムはナコンピン、ヒルサイド コンドテルN0.2~5,リンピン、 フローラル等ですが、賃貸料は部屋数、グレード、調理の可否、立地条件等でかなり巾が ありますが大凡 5,000B~30,000B(\18,500~\111,000)程度。
尚 上記旅行会社(アドレス等は下記)はスタッフ4~5名程度の小さな会社であるが日本人経 営者の若い中川さんは独立創業後間もないためか接客対応の誠実さは抜群でした。
① 旅行会社
CHIANG MAI GOOD DAY TOUR LTD.,
N0.133-3,Kampaeng Din Rd., T.Haya,Muang District Chang Mai 50000, THAILAND
Tel.66(053)206-189 Fax.66(053)206-657   代表取締役社長 中川 慎
E-Mail:cmgoodaytours@hotmail.com
参考webサイト  http://cmgooddaytours.com/index_jp.html

② ホテル
CHIANG MAI ORCHID HOTEL
N0.23,Huay Kaew Road, Chiang Mai, THAILAND
 Tel.66(053)22-2099 Fax.66(053)22-1625
参考webサイト  http://www.chiangmaiorchid.com/

費用: 下記総費用項をご参照下さい。
当ホテルの評価:1991年等には現平成天皇・皇后両陛下及び秋篠宮様等も宿泊された 伝統あるホテルであるが、その伝統に胡坐をかいて顧客対応・設備の更新 等がやや疎かになっているのではと感じられた。

(5)当ロングステイの項目別総費用 (注:下記はいずれも2名分)

①航空券代(成田⇔チェンマイ 往復) (タイ航空・HIS) \216,920
②海外旅行保険料(医療・盗難・傷害・車両事故等)2名分(AIU)) \66.380
③列車・バス等移動費(バンコク⇔ホアヒン等 往復)2名分) \8,000
④ホテル代(チェンマイ11月1日~12月31日 延61泊)1,100B(\4,070)×61泊 ) \248,270
  ホテル代(同上ホテル 新年のため割り高延10泊)1,300B(\4,810)×10泊 \48,100
  ホテル代(バンコク1月11日~1月14日延べ3泊 )高層ホテル \14,000)×3泊 \42,000
  ホテル代(ホアヒン 1月14日~1月16日 延べ2泊)リゾートホテル \9,500×2泊 \18,000
⑤食費(主食・副食・果物、飲み物代他 \110,000
⑥嗜好品代(現地ウイスキー、Sang song 300ml 102B 他)×40本 他) \25,000
⑦ゴルフ練習場代【45球/1箱×20枚=540B(\2,000)】×7回(3枚使用) \6,000
⑧ゴルフコース代【グリーンフイー600B,キャデイーフイー200B】×2名×4回 \23,680
⑨レンタルバイク代【200B×4回、150B×1回】 ガソリン代は別途 \3,515
⑩ピローチップ (当初30B×20日、20B×54日=) \6,216
⑪交際費(現地で知り合った方々との飲み会等)(日本料理店・カラオケ店他)お土産 \19,000
⑫ツアー代(ゴールデントライアングル・ラオス・ミヤンマー入国・ピザ申請料共2名) \14,430
⑬雑費(アイロン・筆記用具・絵画・洗剤・日曜雑貨・医薬品・衣類他) \39,400
以上 総合計 約  \894,911

但し、これ以外に関連費用としては国際免許取得 \5,000(2名.1年間有効)、タイ国のピザ 取得費用 \9,000(目黒のタイ国大使館へ自己申請)等の雑費が多少事前出費しております
WebMaster追記 タイの査証
観光 ノンビザ=30日以内・延長不可
観光ビザ=60日以内・延長可能+30日 

(6) 物価

MADE IN THAILAND製品 はかなり安い。
 物にもよるが日用雑貨・食品等は1/2~1/3位が実感
現地タイの人々は朝・昼・晩とも屋台等で食べる事が多い   麺類・カレー・汁かけご飯等 25~40B(\93~\150), 但し 香草(パクチー)等の独特な臭い、スパイシーさで日本人には馴染み難い。
日本の食料品も納豆・豆腐・海苔・わさび・醤油・ソーメン等何でもあるがやや高く日本の2倍~3倍
日本料理の寿司・蒲焼等何でもあるがやや割り高(ミユキ・ZEN)
 一部居酒屋は安い(だるま等)

(7)現地の日本人会 (※注記 B)

注記:自分はいずれの会にも所属していないので一部不正確な点があるやも知れません。
① CLL(チェンマイ ロングステイ ライフ クラブ)  現在会員数 約160名 チェンマイだけのローカルクラブ。
毎月第1・3土曜日に午後1時30分より チェンマイオーキッドホテルで例会を開催。
カラオケ大会・ゴルフコンペ・カルチャー教室等活発に活動している様子。
昨年は日・タイ120周年記念イベントを大々的に主催した。 自分も誘われて2度ほど例会にゲストとして出席しました。
参考webサイト  http://cll-thaijp.net/


② タイ国日本人会  現在会員数 タイ全体9,200 内チェンマイ 約640名
大正2年開設の90年も続く伝統的な組織 在タイ日本人企業の従業員が主で日本領事館等との連絡も緊密で各種情報交換等活発に 活動している組織的な会。
昨年は日・タイ120周年記念イベントを大々的に主催した。
参考webサイト  http://www.jat.or.th/


③ 南国暮らしの会 全会員 約1,200名
全国的なNPO組織だが、チェンマイには支部がある上 会員同士PCで緊密に連絡を取り合って、定期的及び任意に飲食店等に集合し情報交換・懇親を重ねているようです。
自分も何度かゲストとして誘われましたが結果的に不参加。
参考webサイト   http://www.minaminokai.com/

(8) 言語

① 基本的には日本語は通じない。
但し 大きなホテル・病院・ショッピングセンター等には日本人スタッフ又は日本語の堪能なタイ人がいるケースも多い。
② ホテル・レストラン・ショッピングセンター又は中年以下の若い人等は殆どが英語を話す。
  こちらのつたない英語も何とか理解しようと一生懸命に努力してくれる。
  但しタイ人の英語も訛りが強く聞き取り難いし、こちらの英語も聞き取り難いようです。
③ 従って最終的には 殆どがボデーランゲージ(手真似、ジェスチャー)で理解して貰っていた のが現実です。

(9)現地での情報収集及び現地からの発信(PC環境等)

(1) PC インターネット
殆どの大手ホテルではパソコンでのインターネット環境は整備されているようです。 自分のケースでは
  1. チェンマイオーキッドホテル⇒  ワイヤレス アダプターを接続する事でインターネット 接続が可能になりました。   結局インターネットは2ヶ月半無料でした。
  2. バンコク グランデセントラル ポイント⇒ ワイヤレスも不要で然も無料で使用できました。
  3. ホアヒン チョンビュウー  ⇒ 部屋にはPC環境が無く、2階図書室で自分のPCを持ち込 み100B/1時間の有料でメールが出来ました。 この料金はかなり割り高 街中では通常20B/1時間
(2)新聞・TV
①その日の読売新聞『海外版』(通常2,000B=\7,600)がサービスで朝10時に部屋に配達されていました。
②NHK海外版(通常のNHK番組とはかなり違う)と日本語バラエテイ専門TV2局が放映。 それでもTV好きにはかなり物足りない。 特に年末の紅白歌合戦等も実況されなかった。
③ 日本人向け無料情報誌
* 雑誌名=チャオ   (最もポピュラー・発行部数も多く・目にする機会が多い)
参考webサイト http://www.sawadeechao.net/
* 雑誌名=ランナーエクスプローラー
参考webサイト  http://lannaexplorer.com/
* 雑誌名=バイング チェンマイ

等 以上主なものだけでも4種類程あり、いずれも日本料理店・日本人向け居酒屋等に置いてある。月2回ほど発行されており、各種催物、展覧会、各種教室、情報交換会、物品の売り買い、各種店舗の紹介等が網羅されている。   特にチェンマイ市内の詳細地図が掲載されているので大変重宝しました。

(10)私どもの日常生活


1, ほぼ毎朝6時30分~8時間まで
妻=チェンマイ大学病院の運動場で現地タイ人・医学生・看護師・及び医師等とテニス。
自分=上記時間 同運動場及び付近の路上をランニング 約4km~6km

2, 午前中は日記の整理、プールサイド等で新聞・書籍の読書(1月でも泳いでいる人は多い)。

3, 週1回位の周期でゴルフの練習(ゴルフドライビングレンジ) 45球/1枚×20枚=540B(\2,000)

4, 2週に1回位の周期でゴルフコース(ジムカーナー)
 18ホール グリーンフイ600B, キャデイ チップ 200B, 他に個人的に慣習的なチップ120B, 等で交通費を含め\3,500~\4,000 但し 上記ジムカーナゴルフ場は狭いし、荒れているので決して上級ではなくB級ゴルフ場 である。近場が取り得。
陸軍の運営のようでアメリカ人のプレイヤーが多い。

5, 2週に1回位の割りでモーターバイクを借りて(120cc 200B/24時間)、温泉(サンカーンペン)、ドイステープ山・お寺、動物園、山岳民族の村(メオ族の村)等へのドライブ。

6, 2週に1回位の割りでチェンマイで知り合ったロングステイヤー等と安い日本居酒屋で飲み会。

7, 夕食は1日間隔位で市内の日本料理店、ガイドブック等で知ったレストラン等の探索。

8, ナイトバザール・サンデーバザール等の見物・散策。
(2)反省記
(1) 反省点
① 留守宅の防犯対策
特別深い考えも無く約3ヶ月のセミロングステイを選択しましたが、出発前に普段は仲の良い隣近所から、防犯対策(盗難・放火対策等)は十分かとのクレームが入り慌てました。特にチラシ等が大量に溜まって長期不在が分かるような事は避けて欲しいとの厳重な注文がありました。
 ●対応:
 新聞は止め、郵便物は息子へ転送手続きをした上、宅急便での通販チラシ等は各社へ非送付依頼、更に郵便受けはガムテープで完全封印しました。
 その上、息子には2週間サイクルで訪問し、それでも放り投げられたチラシ類があれば回収、併せて車のバッテリー上がり対応、家の通風等を依頼する事で隣近所には納得して貰いました。


② 長期ステイにはしっかりとした目的が不可欠。
逃げ場の無い狭いホテルの1部屋で毎日その上終日妻と顔を合わせているとお互いフラストレーションが溜まり、些細な事から口論が始まります。
街の散策、バザール(市場)見物、近郊の観光等もはじめは物珍しく歩きまわりますが 1ヶ月もするとこれらにも当然飽きが来ます。それから先は確固たるステイに対する目 的が必要かと思います。
 それを持ち合わせていないと夫婦間で『帰国する。しない』の危険性に発展する恐れがありますし、独りでは、実体験者に聞いた話では『部屋に閉じこもり』になる危険性があるそうです
 ●対応:
 妻はテニスをやりたいとラケットを持って行きましたが、チェンマイ着2週間後位に偶然ホテル近くのチェンマイ大学付属病院のグランドで職員等が早朝テニスをやっているのを発見。 幸いにも毎朝6時頃からの練習に参加させてもらう事が出来ました。
一方、自分は鎌倉ではスポーツジムのマシンでランニングをやっていましたので、自分も毎朝この時間は同病院のグランドで路上ランニング(3km~7km)をやる事が出来ました。
この行動が自分達のフラストレーション解消には最大の効果があったと思っていますし、 若しこの行動が無かったら自分達のロングステイの達成は難しかったような気がします

(2)良かった点
 ① パソコン(ノート型)を持って行った事。
未だビギナーな自分には海外にPCを持参しても十分使いこなせるか疑問であったし、事実交信できるまでは大変な苦労がありましたが結論的にはワイヤレス装着(高級ホテルではこれも不要)でメールが出来ました。随時に友人、知人、親族等と文・写真の交信が出来たため海外にいる孤独感、閉塞感を感じずに過ごせたのは大きな収穫でした。 このメール交信も私共夫婦のフラストレーション解消には大きな寄与があったと思います。
結局どのホテルでもメール交信料等の請求はありませんでした。 尚、ホテルのインターネットコーナーは100B/H(\330/H), 街中は20B/H(\66/H)程度 です。

 ② 在日本人会及び滞在邦人との積極的な交流と情報交換
在日本人会(CLL.タイ日本人会.南国暮らしの会等)等には私共は結局どの会にも入会しませんでしたが、CLL(チェンマイ ロングステイ ライフ クラブ)で情報収集 している内、数名とは飲み友達になりました。
又同じホテルに泊まっていた邦人数名とも仲良しになり、安い居酒屋で飲みながら情報交換出来たのも大きな収穫でした。  積極的に交流すれば情報量も格段に増えると思います。
但し、現地では日本人を騙すのは日本人で、最も警戒すべきは日本人との噂が流れています。上記とは矛盾するようですがこれも一面真実のようです。
又、本Web頁のコラム、『ロングステイライフの鉄則』のなかで記述されている
「7.英語力が必要(2)の相手から話かけて来た人間の99%は、物売り、詐欺の類と見てほぼ間違いがない」
との説。私も同感である。
(3)結論
①得がたい大変貴重な経験が出来たと喜んでおります。
②盗難、紛失、危害等何事も無く予定通り遂行出来たのも大きな喜びです。
③但し、タイはチェンマイも含め排気ガスが想像以上に酷い、又道路は車優先で歩道は障碍物 が多く歩き難い事この上無い、
更に放し飼いの犬が多く時には噛み付かんばかりに近づいて 来て気味が悪い。
今後国際都市として発展して行く上での大きなネックと思われる。
④それでもタイはやはり、誰にも優しく微笑みの魅惑的な国である事には変りは無い。

2008・9 記 T・K 

定年後ロングステイ タイ 美しきチェンマイ 交通手段と食事


四月のチェンマイは一番美しい季節です。
乾季が終わり、農耕に適した雨季が始まろうとしています。私達が滞在していた時も、夕方になると決まって 夕立がくるようになりました。チェンマイの町は「ゴールデン・シャワー・ツリー」呼ばれている黄色の花を つける木々がお堀端をうめています。

定年後のロングステイ チェンマイ市内の移動手段

チェンマイには一部路線バスを除き、公共交通手段は有りません。
タクシー・トゥクトゥク・ソンテオの3種類です。ソンテオとは乗り合いのトラックバスでルートさえ掌握すれば 一番安く利用できますが、あるていどのタイ語が出来ないと難しいです。
このソンテオの乗りこなし帳を発行している日本人の御土産物があります。 サーラ・チェンマイ は、ナイトバザールとターペー通りの角近くの好立地の場所で、品揃えも日本人好みで良く、上のマッサージ店も 他の場所より少し安く丁寧です。ここのご主人の「梶田さん」がこのソンテオの乗りこなし帳を配布しています。 当然、何かしらお土産は買ってください。

定年後のロングステイ チェンマイの食事

アジアを旅していて一番楽なのが食事を何処で何を食べるか悩まずにすむ事です。
何処へ行っても言葉に困らない、そして安くて美味しい「フードコート」はありますし、中華はまず ハズレがありません。特にお勧めなのが今回泊まった「チェンマイプラザホテル」の前にあるファミレスの ような「中華レストラン」名前は忘れました。ガイドブックに載るようなお店ではありませんが、いつも地元の 家族連れや、台湾系の団体観光客で混んでいます。従業員は全て中国系タイ人で、応対もスムーズ、英語も 通じますし、写真付きの英語メニューもあります。お値段もリーズナブルで二人で300BTもあれば大満足間違い なしです。
フードコートは名物ナイトバザール街のなかほどにあります。味はそこそこ、値段は観光客が多いのですこし高めですが、 それでも一人100BT(1bt=2.8円)ぐらいで済むでしょう。

 ナイトバザールから一番近い、日本食が何でも揃う清潔なスーパーマーケット

 
チェンマイで一番大きなショッピングセンターは、エアーポートプラザです。
チェンマイ国際空港のすぐ近く、エアポート通りとマヒドン通り、国道108号線が交わる立体交差点角に位置する市内最大の商業施設ですが、 公共交通機関のないチェンマイでは、タクシーかトゥクトゥクでしか方法はありません。
※情報ではここへは市内の主要ホテル(D2、スリウォン、ロイヤルプリンセス、エンプレス、ホリデーインなど)から無料のシャトルが 1時間おきに出ていてるそうですが、私たちは使った事は有りません。

 しかし、市内中心部から徒歩圏にも食料品だけでしたら、日本並み或いはそれ以上のクォリティのスーパーがあります。 Rimpingと云う名前の中規模ですが、外国人が必要とする食材を多く提供してくれる貴重なお店です。中にはダイソーの65BHシップも あります。
場所は市内の東側、ピン河にかかるメインの橋ナラワット橋の一つ下流の鉄橋を渡った所で直ぐに解ります。
価格は、一般的な市場よりは高いですが、日本にいる感覚で食材・日常品の買い物が楽しめます。

チェンマイ 春の風物詩 ソンクラーン(水かけ祭り)

ソンクラーンはタイのお正月です。タイのお正月は3回あり、西洋暦と中華暦(旧正月)を普通に祝い、最も盛大なのが 仏教暦のお正月です。成田からバンコクまでの「タイ航空」便は全席満席、90%以上が里帰りする日本在籍のタイ人でした。
今年のソンクラーンは4月12日~15日の三日間ですが、ほとんどのタイの企業・官庁はこの三日間を挟んだ一週間休みになり ます。
ソンクラーンは別名「水掛祭り」と呼ばれています。
実は日本でも同じお祭りがあるのです。お釈迦様の誕生を祝い甘茶をかける「花祭り」 がそうです。インドシナ半島の国々でも起源は同じで正式にはお釈迦様の誕生を祝い、仏像に水をかける事から始まり 今では、無礼講の水掛合戦として有名になってしまいました。

Splashing Water Fastival

インドシナ半島の新年の風物詩「水掛祭り」は、この時期必ず 日本のTVニュースでも紹介される年中行事で、映像は必ずこのチェンマイのお堀端の様子が紹介されます。 それほどここの「水掛祭り」は有名で、そして過激なのです。この時期、 このお祭りを楽しもうと世界各地から観光客が訪れて、御土産物屋さんはかき入れ時かと思うのですが、 ほとんどのお店は閉まってしまいます。一つの理由はお正月の休みの為なのですが、それよりも余りにも 過激で、商売ものまで濡れてしまいので閉めてしまうのです。

パレードの始まり

初日、ナラワット橋からの美人コンテスト参加の美女たちの「傘をさして自転車に乗ってのパレード」がお祭りの 幕開けです。
どうして、傘と自転車なのかは良くわかりませんが、チェンマイ郊外に傘の名産地がある事からでしょう。ラオスでもベトナムでも こういった行事に「美人コンテスト」付き物のようです。
翌日の午後、この美人コンテストの入賞者を先頭に、チェンマイ周辺各地のお寺のご本尊様を載せた山車が ナラワット橋⇒ターペー門⇒ワット・ブラシンのルートをパレードします。ここで民衆が花の入った聖水を この山車のご本尊様にかけるのが、本来の水掛祭りなのです。

子供が主役?

いいえ、そんな事はありません、確かに子供たちはお祭りの始まる二日前からもう、道行く人々に水を かけ始めていますが、老若男女全てのチェンマイ否、インドシナ半島の人々が水をかけあって楽しんでいます。

水をかけられるのに、外国人とて例外ではありません。むしろ外国人観光客のほうが狙われます。
待ち構えいるのをかわすのは可能なのですが、後ろから来るトラックに乗った水掛けた隊は要注意です、いきなり くるので、最初は覚悟ができていないのでびっくりします。が、この時期にここを旅するのですから一緒にずぶ濡れに なって楽しむのがベストでしょう。

こうなったら、水をかけられるよりも、水をかける側に廻ったほうが楽しいです。
この時期、町のあちこちで、タンク付き強力水鉄砲が売られています。チェンマイ市もこの時期、消火栓を開放して 水の供給をしているぐらいです。

宴の後

水掛祭りが終わると、インドシナ半島には実りをもたらす雨季がやってきます。
インド洋で発生した雲がヒマラヤ山脈にあたり、偏西風に乗って四月のインドシナの国々に実りの雨を降らせます。やがてその 雲は、南シナ海を渡り、六月ユーラシア大陸の東端の日本列島に梅雨としてやってくるのです。稲作が、仏教が渡ってきたように。

2011 タイ北部三カ国国境地帯・ゴールデントライアングルを巡る

3年ぶりに2011年10月末よりチェンマイに行ってきました。
チェンマイのロングステイ情報の更新の為の取材を兼ねて、タイ北部三カ国国境地帯・ゴールデントライアングル地帯への 観光小旅行と、雨季開けに東南アジアの仏教国で行われる収穫祭的なお祭りに参加するためです。

 一時出国の為の国境の町 メーサイ
チェンマイのロングステイ記事に良く出てくる地名にメーサイがあります。
タイには ノンビザで入れますが、30日以内と云う制約があり、原則延長不可なので、一度一時的に出国しなければなりません。
バンコクの場合、一番安く・簡単に行ける外国・都市は、ラオスのビエンチャンで、多少強行軍をすれば日帰りも可能です。そして、 チェンマイの場合は、楽勝日帰りのメーサイです。
ここで、一度ミャンマーに簡易的に入り、入国する事によって30日は延長されます。
 メーサイローン
第二次世界大戦終了後、中国国共内戦で敗れた国民党軍は大半は台湾へ逃れたのですが、雲南省南部にいた国民党軍は 行き場を失い、ビルマのシャン州へ移動、後に1960年代にタイ・ビルマ国境の山岳地に定住して、麻薬取引などで資金を 得ながら生活したきたのが、 メーサイローンです。
1987年(つい最近24年前)武装解除に応じて、現在では観光の村として生計を立てている、タイのなかの異郷です。
特別見る所はありません。が、最近、北部山岳地帯の涼しさを売りにして、リゾートタイプのホテルが出来て、 バンコクの金持ちと、珍しさ好きのヨーロッパ観光客が訪れています。
 ゴールデントライアングル・チェンセンとチェンコーン
 ゴールデントライアングルと云う地名も町もありません。
メコン川を挟んで、ミャンマー・ラオスを一同に見渡せる観光スポット、ホテル街の総称をゴールデントライアングルと呼んでいます。
川向うのミャンマー・ラオスには、辺境の国境の町には不釣り合いなネオン輝くカジノがあり、 渡し船で外国人でも簡単に、ミャンマー・ラオスに渡れますが、そこから内陸部には移動は出来ません。
あくまでも、カジノ観光だけに限られています。
ラオスへは、近くの国境の町チェンコーンから対岸のフェサイへ経由で内陸部へ行けます。
タイ北部の町の名前に多くつけられているCHIANG(チェン)例チェンマイ・チェンライとは、町と云う意味で、MAE(メー)例メーンホーソン・メーサイ等 とは、郡とか村と云う意味だそうです。
 北部基幹都市 チェンライと首長族の村




チェンライは、チェンマイに次ぐタイ北部の基幹都市で、昔のラーンナー王国の首都で大きいです。
ここを起点として、郊外の少数民族の村へのトレッキングも盛んですが、ほとんどの村は観光用に開発されて村で、 ラオスやミャンマーのような、素朴な観光客づれしていない村は少ないです。

首長族の村はその典型です。
本来、ミャンマーの山間部に暮らしていたカレン族の満月の水曜日に生まれた女性だけが、アクセサリーとして首に まいていた習慣が、近年テレビで取り上げられ、有名になりました。
その影響で、山の中にくらしていたカレン族にも貨幣経済の波が押し寄せ、この習慣が金になると解り、タイの観光資本 の後押しで、タイ国内の観光村に移住してきたのが、現在の姿です。
チェンライの首長族の村は、歴然とした観光施設で、入場料は500BH(2011年相場で1,300円)です。最近は、満月の水曜日 以外のカレン族の女性もロングネックをする女性が増えました。理由は金になるからです。
本当の素朴な少数民族トレッキングをするのならラオスのムアンシをお勧めします。
詳しいラオス・ムアンシ情報は当サイトラオス 少数民族の村 ムアンシご覧ください。

2011 雨季明けの風物詩 チェンマイ コーム・ローイ祭り(ローイ・カトーン)







雨季明け、11月の満月の日は、東南アジアの仏教国の新年にあたり、各国では光・灯をテーマとしたお祭りが行われます。
同時期、ネパールでは、家の前にロウソクを灯すティハールが行われ、ラオスでは ウィエンティアンと呼ばれる松明を持ってお寺のまわりを廻るお祭りが行われ、ミャンマーの シャン州でも同じく、熱風船を飛ばすお祭りが行われます。

タイではチェンマイとスコータイのお祭りが有名で、3日間に亘って行われ、チェンマイのピン川にロウソクに火を灯した 灯籠流し、この熱気球・熱風船を飛ばす風景が見られます。
近年、観光客にも人気になり、一緒にこのコムローイを現地の人と楽しみたいという要望が増え、正規のお祭りの1週間 ほど前に、チェンマイの若者・学生グループ団体が一緒に楽しもうと企画しました。
今年は10月29日、場所はチェンマイ郊外のミョウジョー大学の隣の広大なお寺の敷地でした。
参加募集は、インターネット上のハッピーツァー で知り、申し込みました。ホテル・会場間の送迎と、二人で一つのコーム・ローイです。
あくまでも、宗教行事の一環なので、最初はお坊さんのお経が続き、その後会場のボランティアが用意されている松明に火を つけて歩き、リーダーの合図で一斉に熱風船の固形燃料に火をつけ、十分に膨らんだ風船をこれも一斉に空に放ちます。
色々なお祭りに参加してきましたが、これはアメージング感動的な風景です。
詳細な画像は、当サイト
写真集「アジアの微笑みと祈り」にチェンマイ コム・ローイ祭り
をご覧ください。

チェンマイ ローイカートン祭り(天空への灯籠流し)動画UP

ロングステイ特選チェンマイ情報リンク

ソウタイ 早期退職されてチェンマイに住いを構えるまで詳しい経過が掲載されいてます。
タイ政府観光局 タイ各地のイベント情報が掲載されています。
チェンマイ極楽生活ガイド チェンマイの市街地図をグーグルマップで表示しており、大変便利なサイト
チェンマイCLLクラブ チェンマイに住む日本人の地域社会との交流を目的とする非営利の任意団体のサイト
チェンマイの光と影 安易なロングステイ志向に現地から警鐘を発しています。
マノートラベル チェンマイにある日系旅行会社観光向け
ハッピーツァー チェンマイにある日系旅行会社の大手
ボーナススマイルツァー チェンマイにある日系旅行会社 主に日本の旅行代理店向け
チェンマイホテルリスト Agodaによる市内のホテルの実勢価格を表示

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