- 投稿者の紹介 by Rocky
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台湾の投稿が増えているので、台湾の魅力を台湾の方から紹介してもらったらと思い、
お願いしたところ快諾を得ました。
彼女は上智大学を卒業された親日家で、日本語が堪能です。
私達が感じる台湾と彼女が紹介する台湾に微妙な違いがあるかもしれませんが、 それも新鮮な発見になるかもしれません。また、東日本大震災に一番多くの義援金を 差し伸べてくれた台湾人の優しさにも, 触れることができるのではないかと思い紹介します。
- ページ内インデックス
- 利点その1:肌の調子がよくなります。
- 利点その2:美味しいフルーツは夏にあり。
- #美味しいフルーツの見分け方
- 利点その3:多様多彩なイベント
- #宜蘭・国際童玩節(国際児童芸術フェスティバル)
- #貢寮・国際海洋音楽祭(国際マリン音楽祭)
- #台東・バルーンフェスティバル
- #花蓮のクジラウォッチング
- #金針花(カンゾウ別名忘れ草)祭り
- #台中大甲・媽祖(マソ)巡礼祭り
- #台中・南屯下駄祭り
- その他の台湾のお祭りについて
台湾女性留学生が紹介する 本当の台湾の魅力
台湾・春夏秋冬@暮らし 投稿者 台湾出身・言融
よく外国の友人に「台湾はいつ頃行ったら楽しめるの?「台湾は一年中暑いの?」と聞かれます。 常夏の国、灼熱な太陽、南国のフルーツ…
台湾には夏が長いというイメージが強いようですが、台湾にもちゃんと四季があります(かなり時季が短いのですが…)
初春になれば、草花が色鮮やかになり、初秋が近付けば、空気中に秋の気配も感じられますし、勿論冬の訪れも肌で感じる瞬間があるのです。
確かに、四季は関係なしに暑い時期が長いのも否めません。(汗)
今回はそんな台湾の四季でも一番、長~い夏のお話をしたいと思います
台湾の暦では3月~5月は春、6月~8月は夏、9月~11月は秋で12月~2月が冬となっていますが、
それは本当に暦の上だけのものだと思っていいと思います。
基本的に、台湾では3月下旬から気温はぐんぐんと上がり、日中は半袖で充分過ごせます。
夏本番になると、連日33℃から36℃になる所も多く…とても過ごしやすい気候とは言い難いです。
ですが、そんな暑さの中でも人は色んな工夫をし、猛暑を乗り切っています。
夏でも利点があると分かれば、暑さの中でも楽しく台湾ライフを楽しめるのではないかと思います。
台湾女性の7割は、普段はお化粧をしません。
一番の理由はやはり暑さです。
暑ければ暑いほど、汗が出て来ます。(人によっては滝のように汗が流れます)
そんな大量な汗を掻いてしまったら、お化粧が落ちてしまうわけですね。
頻繁に化粧直しをするのも面倒です。
だったら、もう化粧するのは止めようと思う女性が多いようです。
化粧しなくなれば、化粧品などで毛穴が塞がれることもなくなるし、
汗掻くことによりデトックス効果もあり、免疫力は高まり、基礎代謝も活性化するので、
体も健康になります、ゆえに肌もツヤツヤして来ます。
(まさに、一石二鳥です!)
勿論、化粧するかしないに係わらず、汗を掻くことは体には良いことですね。
台湾と言えば、日本では高くてなかなか手が出ないフルーツやあまり見たことがないフルーツの宝庫です。
(しかも値段もお手頃!)
勿論、台湾では一年中いろんなフルーツを楽しめますが、人気の高いライチやマンゴー、パイナップル、
パパイヤ、スターフルーツ、パッションフルーツ、リュウガンなど等のフルーツはどれも夏が旬なのです。
日本では高くて手が出ないマンゴーでもライチでも…お腹一杯に食べられるのも
台湾・夏の醍醐味ではないでしょうか。
採れたてのフルーツはスーパーでもお店でもよく売られています。
どれが美味しいのか?甘いのか?どう選ぶのか?なかなか分からないものですね。
台湾では;とにかく手に取ってみると言われています。
どのフルーツにも共通するのですが、手に取った瞬間;ずっしりとした重さのもの、
程よい硬さや濃厚な香りが美味しさの決め手だそうです。
(勿論、色も大事のようですね、色鮮やかなものを選びましょう!)
またスーパーやお店で購入するのもいいと思いますが、フルーツに関しては、やはり伝統市場で購入することをお勧めします。
台湾各地、とにかく伝統市場が多いです!
朝には朝市(AM5:00~お昼迄営業)夕方には夕市(=通称黄昏市場16:00~19:00迄営業)夜にも夜市(17:00~深夜まで)があります。
それぞれの時間帯に市場が開いており、いつでも新鮮なフルーツを買うことができます。
台湾へお越しの際には、ぜひ伝統市場へ足を運んでみてはいかがでしょう。
というわけか、台湾では冬よりも夏のイベントが多いのです。
その中でもマリンスポーツが特に盛んです。
新北市の白沙湾や福隆の海水浴場、宜蘭県の蜜月湾、屏東県・恆春の?蕉湾など等、 台湾国内で有名な海水浴場は海開きも早く、様々なマリンスポーツが楽しめます。
また全国的に有名なイベントの多くは夏に開催されます。
;当初は子供のためのイベントでしたが、(各国の子供達の手芸品、オブジェ、絵画等などの展覧会)しだいに規模を拡大し、
大型なアトラクションまで作られ、大人も子供も楽しめるイベントになりました。
台湾の若きアーティスト達や大物歌手が一斉に集合する音楽祭です。
なんと!入場料は無料!!!
野外(海岸沿い)コンサートですから、入場も自由です。
大物アーティストの歌声もタダで聞くことができます♪(海外からのアーティストも!)
各国のバルーン愛好者が自慢のバルーンを打ち上げます。
一番長時間に飛べることを競い合う。一般参加者もバルーン乗りに体験できます。
台湾東部にある花蓮県/市が主催するイベントです。
自然生態を大事にすることが毎年のテーマで、台湾近海まで船でクジラ観察ができます。
(一部乗船有料なので、ご注意。)
台湾名物の金針花は観て良し、食べて良しの植物です、
なかでも花蓮が原産地です。
収穫期の夏には花蓮県と市が収穫祭を行います。
(試食あり、摘み放題あり)
海の女神・媽祖(マソ)様の誕生祭、マソ様が台湾全国を巡回するパレードは約1ヶ月行われます。
パレードの行列は台湾の北から南へ、台湾全国を回りますし、一般市民も観光客も自由に参加できます。
昔の台湾には穿山甲(=野生種のアルマジロ)が多く生息していました。
アルマジロは土を掘る習性があり、農家にとって大変有難い存在だったそうです。
ですので、夏になるとアルマジロを起し、土を掘り起こしてもらい、畑仕事の手伝いをさせていたそうです。
その時は音の良く出る下駄を履いてアルマジロを起したそうです。
今ではアルマジロの姿は見ることができませんが、豊作という願いを込める意味で今も祭りは行われています。
(注;当日の参加者は下駄を履くのが決まり。)
そのほか、花蓮・大鼓打ち祭り、台南・マンゴーフェスティバル、高雄・黒砂彫刻フェスティバル等など… 多様多彩な祭りがあります。
宜蘭のお祭り「童玩節」
台東から始まった今年で3年目の熱気球フェスティバル
台南のマンゴーフェスティバル
これらのイベントは国際的行事であったり、台湾民間の恒例行事だったりするものばかりです。
そしてイベントに便乗し、開催地周辺の自治体も各自でイベントをしてしまうという、町全体がお祭り騒ぎ! なのです。
遊ぶ、観る、食べる…または現地の人との触れ合いも!、楽しみ方はいろいろ
夏なのに、何故?と思う方もいるかもしれませんが、夏だからこそ!、です。
いっぱい汗を掻いて、体内の毒素を出し切りましょう~。
それこそ、台湾流の夏の過ごし方だと思います。
そのほか、台湾では旧暦を中心に行事を行っており、旧暦の7月には中元節があります(=日本のお盆にあたる、西暦7月~8月前後)。
その中元節は、ほぼ1ヶ月間をかけて各地でお祭りが行われます。
上記の祭りやイベントは台湾ならではの情緒が溢れており、夏にしか味わえません。
暑さに強い方も、そうでない方も、ぜひ一度、台湾の夏を体験してください! 常夏の国・台湾を満喫して欲しいと思います。
(勿論、その際に日焼け対策もお忘れなく)。
次回は台湾の日常生活について、お話したいと思います。