湘南・鎌倉から BLOG2

日々感じる事・出来事、そして年齢を重ねていく 団塊オジサンの独り言を綴っています


2011 5 3  カンボジア おもしろ横断歩道信号

このような、アジアの横断歩道の風景を見た人の反応は、二つあります。
一つは、このように埃っぽい町で、車やバイクは歩行者を無視して、秩序なく我が物顔で走っている、だから 私は、怖くて、アジアへは行きたくない。
やはり、安心できる美しい街並みのヨーロッパや、白人国のカナダ・オーストラリアが良い、アメリカはちょっと 不安。

中年以降の女性は、ほとんどこのような反応をします。
しかし、我が家のカミサンは、このビデオを見ると、やっぱりアジアは、良いわね。次のベトナムが楽しみと 感想を述べました。

何が良いのか? 私達の好きな言葉は、自由・混沌・暑い・デタラメ・安い・いい加減・・などなどまさに アジアそのものです。しかし同じアジアでも、カミサンは、韓国・中国は行きません。何故なら、私達の好きな言葉とは、正反対だから です。

カンボジアの情報・旅の予算などは、当サイト内
カンボジア・シェムリアップにロングステイ出来るかを検証


2011 5 5 NHK-BS 南米トラックバスの旅 再再放送

鎌倉のNPOセンターで市民活動団体向けに、webサイト構築・SEOなどの アドバイス・サポートをしている手前、自分のサイトのアクセスは、それなりに チェックしています。
今朝、カウンターをチェックしてみると、世界遺産のトップページが600あり、 これは異常値です。

きっと昨日TV、特に全国放送網系列で何か世界遺産関連番組を 放送してのだろうと、昨日の新聞のTV欄をみると、やはりNHKBSで、 「南米一周165日トラックバスの旅」の再再放送をしていました。

初回放送時から、放送終了後に南米関連のページのアクセス数が通常の30倍くらいになり、その後 の再放送時でも、同様に数値があがります。如何に全国ネットのTVの影響が大きいか!!

世界遺産関連の急激アクセス増加は、放送時から3日間程度ですが、「定年後 ロングステイ」 のテーマで放送された時の影響力は、「南米・世界遺産」の比ではなく、PV(ページ・ビュー)は数千になり、影響は1週間以上 つづき、結果的には検索順位の上昇に繋がって来ています。

講座に参加されている市民活動団体のサイト担当者によく云う言葉なのですが、 「社会に必要とされている情報」を発信しなさい。と・・・・

映像 世界遺産 イグアス2010 これも一つの情報です。


2011 5 6 定年後のゴールデンウイークの過ごし方

現役当時、毎年、カレンダーを見る時真っ先にゴールデンウィークの休日の並び具合をチェックしていました。
いくら、ある程度自分の仕事のスケジュールを調整できる立場・仕事内容であったと言え、客先、現場の都合も ありますので、やはりある程度はカレンダーを意識していました。

晴れて定年後は、何にもしなければ365連休が続くのです。
そう云いましても、全く社会との繋がりを絶って生活する訳でもなく、ボランティアと 云っても、半公的な立場のNPOセンターに属していると、やはり世間並みの日曜・祭日には影響され このGW中は、スケジュールが空きました。

今年のGWは、震災の自粛ムードの影響もあり遠出よりも近場が人気で、私の住む鎌倉はこの季節、 特にTV番組での露出度が高く、混みます。
自宅前の道路は、大船フラワーセンターへのルートにあたる為、連日大勢のグループ、特に一眼レフ デジカメを持ったシニアの方々が通ります。
65才以上の割引があり、近場でゆっくりと過ごせるので人気のようです。私達夫婦は、徒歩5分の フラワーセンターには一度しか行った事はありません。まだ割引年齢には程遠く、正規料金で入るのも 何か癪に障るのもありますが・・・・・・・

来週からは、また何時ものスケジュールの日々が戻ってくるので、世間並みに何処かGWの行楽に行こう と、昨夜、カミサンが云いだしました。
年間の観光・娯楽費は定額で決まっていますので、このような突発の1dayトリップは二人の小遣いから 出すことは約束事として決めてあるので、そんなに多くの出費は出来ません。

そこで、最も近い観光地、自宅からジャスト1時間の箱根湯本の日帰り温泉+昼食バイキングにしました。 大船と云う立地は、交通の便としては最高です。東京都心までも1時間、箱根・伊豆・丹沢・三浦などの自然 溢れる近郊観光地でも、2時間はかかりません。
それにもまして、成田空港駅まで座ったまま、乗り換えなしで2時間10分が一番の魅力です。

定年後の終の棲家?選びは、いまのところ正解だったか。


2011 5 19 鎌倉ハッピーバドミントンクラブ

退職し、鎌倉に越してきてから最初にしたことは、何か、定期的にスポーツをする場所、 クラブを探すことでした。
鎌倉のような人口17万の地方都市では、横浜に住んでいた時と違い、情報・施設がとても身近な 所にあるように感じられます。
これも、リタイヤして昼間、地元を歩く事が多くなったのが大きな理由なのでしょうが、市民のスポーツ・趣味・ 生涯教育を紹介する小冊子「萌」と云うのが、市内のいたる所置かれています、このなかで、先ずは 手軽と思われるスポーツとして、バドミントンを選び、書かれている代表者に電話しました。
この時に解ったのは、学校・企業スポーツ以外のバドミントンは、女性専用のスポーツで、なかなか、一般 男子、特に中高年の遊び感覚、すこし汗をかければ良いレベルの人を受け入れてくれる所は、なかなか と云うか、皆無であるという事です。
この時の代表者の女性が、紹介してくれたのが、現在のバドミントンクラブで、改名して 鎌倉ハッピーバドミントンクラブと云います。
中高年男女の集まりで、初級から中級レベル、対外試合は全くせず、月3回の定例日も特に、基礎練習らしきものもせず、 ダブルスの試合中心に楽しんでいます。
もう、7年にもなりますが、バドミントンは決して、レジャーの延長のような生易しいスポーツではないと云う 事は、入ってすぐに解りました。今でも、15歳も年上の女性とやって勝てないくらい、体力以上にテクニックの必要な スポーツです。
昨日、この「鎌倉ハッピーバドミントンクラブ」も高齢化と競技人口の少なさでメンバーは12人になり、コート代・シャトル代 も、会費のなかでギリギリとなって来てしまい、広くメンバーを募集する為にも、ホームページを造りました。

このサイトや「鎌倉ハッピーバドミントンクラブ」のHP効果を図るテストの意味合いもありますが、大船・鎌倉・横浜・藤沢 周辺のリタイヤ男性・女性の皆さん、楽しくバドミントンで汗をかいて、楽しみませんか?
代表者のTELまたはMailを公開しています。或いは練習日カレンダーを掲載していますので、直接見学に来て下さい。


2011 6 3 サイト リューアル 書体メイリオ

5年ぶりぐらいに、ホームページのデザイン変更をしました。
如何に、情報をすばやく、簡潔に読んでいただけるかを心掛け、少し手間が かかり、且つ又、各々のブラウザとそのバージョンに対応が必要となますが、情報が ダイレクトに表示、選択できる形としてプルダウン メニューにしました。
そして、次に大きな変更は、書体に 「メイリオ」を採用したことです。

「メイリオ」は、VISTAから、MSのシステムフォントに 採用された美しい書体で、特徴は行間と縦横比 95:100 という若干横長な字面になっている文字幅です。
上記画像でXPまでのweb上の標準書体「MSゴシック」と今回使用する「メイリオ」 の違いを実感して下さい。
勿論、MAC系マシンや、他ブラウザ(Firefox・Safari・G、Chorme)のテスト済みです。が・・・・ 一番の問題は、XPマシン+IE6.0ユーザー対策でした。IE6は少し複雑なスタイルシートは対応していません。 今回のプルダウンは当初ダメでしたが、IE6.0用のbehaviorで対応出来ました。
後は、「メイリオ」 が入っていないXPマシン上のデザインレイアウトの問題が残りました。
行間が全く違うので、そのまま「メイリオ」を適応した場合、大きく崩れたのですが、XPモードでも 情報が読める状態程度まで、修復し、本日UP致しました。
もし、XPユーザーの方で、私のサイトで不具合を発見しましたら、是非お知らせ下さい。お待ちしています。


2011 6 4 サイトリューアル リンク切れ

サイトリニユーアルに手を染めてしまい、連日パソコンの前から離れられない状態が続き、 昨日ようやく、XPマシーンの対応が済んでやれやれ、土曜日はゆっくり、と思っていたら 自分のページのリンク切れが気になり、ついつい手を付けてしまいました。

一度手を付けたなら、最後までやらなくてはなりません。
私のサイトからのリンクは圧倒的に 現地中小旅行会社や個人のページが多い為、リンク切れのオンパレードです。
サイトが移動したケースもありますが、圧倒的に多いのが閉鎖されて、エラーになるケース です。
鎌倉NPOセンターで、市民活動団体向けにwebページの講座を担当している手前、講師のページ はしっかりとしていなくては、なりません。
理想的には、半年に一度は自分ページ内のリンクチェックはやらないとなーーーー
鎌倉NPOセンター市民活動団体向web講座 は、9月より開講致します。内容は超専門的・レベルの高いものですが、あくまでもボランティア団体による市民活動団体への 支援ですので、受講料は格安で、市中の専門学校の十分の一以下です。
その分、受講には一定の条件がありますので、サイトをご覧になってからお問い合わせください.


2011 6 5 小田原城アジサイ祭りとコンパクトデジカメ

梅雨の合間の日曜日(毎日が休日なのですが・・・)朝刊の湘南版を読んでいたら、昨日から 小田原城址で、恒例のあじさい祭りがスタート、と云う記事を目にしました。
小田原は、自宅より電車で33分と、東京よりもずっと近いのですが、小田原城は未だ行った事が ありません。そこで本日は二人とも予定がないので出かけることにしました。

小田原城内の庭園は、あじさい・あやめ・ツツジが同時に咲く季節のようですが、まだ少し 早いようで、二週間後あたりがちょうど良いかもしれません。
ロンクスイのWebサイト本編に、このようなブログを追加するようになってから、デジカメ を使う機会が増えました。
今まで、ファインダーもないコンパクトデジカメは、カメラのうちには入らないと、思っていました。
あんな、液晶を眺めて、オートお任せで撮るなんて邪道・素人、やはり写真は三脚を使うか、脇を固めて、構図を考え、絞りと シャッタースピードを判断して、自分なりに作品として撮るもの。

そんな風に考えていたものですから、最近まで国内はもちろんの事、海外でもカメラを持たずに出かける事が多くなりました。
あんな、大きな・重い一眼レフデジカメと数種類のレンズそして必須の三脚を持っていたのでは、本当の意味で旅 を楽しめません。
ここ十数年、風景や建物を背景にした自分やカミサンの記念写真は撮ったことがありません。

しかし、歳をとったせいなのか?だんだんと人間が丸くなってきたせいなのか?、普通に記録として気軽に記念写真的に このファインダーもない6500円のコンパクトデジで撮れるようになりました。

2011 6 11 念願のWinXP+IE6 中古パソコンを購入しました。

予ねてから欲しかったパソコンが昨夜、宅配で届きました。
現在使用しているのは、自宅でのメインワーク用として、一体型のVAIO(Win7・IE8・Office2010)と外での 作業用として、Let'Note(Vista・IE7・Office2007)を使用しています。
普通、これで十分なのですが、Web開発者として、どうしても手元に一台欲しいのが、WinXP・IE6・Office2003 なのです。何故かと云うと、

1,現在記述しているスタイルシートがIE6に有効かどうか?
2,これからメイン書体になるメイリオはXPではどう見えるのか?
3,XGAモニターの大きさ(1024X768)と、液晶の色表現の確認
が必要なのです。

XPマシンは、周辺ではまだまだ使われているのですが、IE6というケースは稀有で、ほとんどの方は、 MSのUPデートに従って、IE8、7になっています。(それすら知らない方が多いのですが)
現在Webページ記述の主流となっています、CSSは年々進化し続けて現在は最新のCSS3が、これからの主流となるだろう と予測されています。
※IE以外のブラウザはCSS3に対応していますが、MicroSoftだけが非対応です。
実は、このCSSの基本バージョンですらIE6は対応していないのです。せっかくデザインや動きに凝ったページ を作成しても、IE6のユーザーPCでは、大きく壊れるか、或いは全く見えないというケースが発生しています。
IE6で私のサイトを見ている方は凡そ10%です。これらの方を無視する事は出来ません。その上、私は半公共的な立場 で、市民活動団体のWebページ作成の指導・支援をしている身ですから、尚更の事、常にWeb弱者・最終ランナー を基準に据えて作成しなければ、ならないのです。

今までは、大船NPOセンター事務所のリースマシンがWinXP+IE6だったので、ここで確認できましたが、リースが 切れて返却した後、苦労していました。Web上の中古PCサイトは知っていますが、意外に高いのと、状態を確認 出来ないのが、難点でした。
今回は友人の紹介で、企業リース中古PCを扱っている会社と直接、電話で話して、内容・状態を確認出来たので ので購入致しました。
スペックは

CPUセルロンM 1.3GHz
メモリー512MB
HD40GB
OSXP Professional
ドライブCD & FP
モニターXGA(1024X768)
重量3.0Kg
価格は送料+代引き手数料込みで13,000円はまあまあと云うところでしょう。
HD容量・CPUスピードは、現在のPCからみれば、おもちゃのようですが、たった6年前の品物がこうだったのです。
E-ベルファーと云う会社で購入しました。 古い、中古のXPマシン が貴重な価値を持つ時代になってくると、想像も出来ませんでしたね。

2011 6 16 かまくら似顔絵クラブ NP0フェスティバル参加ビデオ


定年リタイヤ後、鎌倉市民活動センター(NPOセンター)の活動を通して、地元の人々と知り合いになる機会に恵まれました。
鎌倉市民活動センター(NPOセンター)は、毎年の5月、登録されている市民活動団体と一緒に、自分たちの団体のPRと 他の団体との交流の為に、市民活動フェスティバルを開催しています。
このフェスティバルに参加されている、似顔絵を通して社会貢献し、 自らも定年後のシニア生活を楽しもうという団体かまくら似顔絵クラブ」を知り 、フェスティバルの催しにご協力願ったり、ホームページ 作成のお手伝いをするようになりました。
そして、驚いた事に代表の「Aさん」は、私の住んでいる共同住宅から三軒先に住まわれていたのです。、現役時代、 駅前の大型開発マンション地域に住んでおり、早朝・深夜の連続で、お隣近所の方のお顔も存じませんでした。
この町内会の大人物と知り合えたおかげで、私の鎌倉でのリタイヤ生活の幅・行動範囲・情報源が大いに広がったのは 云うまでもありません。

2011 6 18 ウユニ塩湖が主題の映画「パチャママの贈り物」を見て

毎週、英語講座で通っている横浜市栄区のアースプラザで、来年旅行を計画しているボリビア・ウユニ塩湖を 舞台とした映画が18日上映されました。 デジタル時代の現代、なかなか劇場へ足を運び、お金を払って映画をみる機会も減ってきていますので、 久しぶりの映画と、かなり期待を抱いて見に行きました。

“あーすぷらざ”(神奈川県立地球市民かながわプラザ)は、私たちが地球に暮らす一員として、 世界の文化や暮らしについての国際理解や国際平和、地球規模の課題について、日々の生活の中で考え、 自分にできる身近なことから行動していくための総合的な神奈川県の学習施設です。
15分で出てしまいました
上映前に、この映画会を主催した市民活動団体とボリビアで2年活動された青年海外協力隊隊員の 方のお話があり、その後上映、しかしスクリーンに映し出された映像を見て自分の目を疑いました。
映像の色は、カラー設定が狂っているか、プロファイルが違っているか? 解像度はオリジナル版ではないのは直ぐに解るほどクレジットがにじみ、 真っ青な空であるハズがうすくボケ 、白い塩は、ハイライトが飛んでいます。
全てが昔の何度もダビングされたVHSのように見えるのです。自分のメガネ を外してみたり、眼を擦っても変わりません。これは、もしかしてDVDなのかと振り返ると、プロジェクターで 上映しているではないですか!
 別にDVDだから、プロジェクター、だから悪いとは云いませんが、このような規模のホールで上映するのに、 適したプロジェクターではなく、DVD本体も劇場用の解像度・ビットレートとは思えません。 私が所属している素人映像集団 だって例会では、クラブ専用のフルハイビジョン対応の高画質プロジェクターを使用しているのに、県の学習施設のホール用の機器がこれですか?、 入場料900円いただいて見せる映画の画質がこれですか?
映画の内容は、ウユニ塩湖で暮らす家族とその子供の物語なのですが、映像の悪さばかり気になって集中できません。何度も席を 立つのを躊躇いました。
主催者の思いは、私が鎌倉で市民活動団体をサポートする立場にいるのですから良く解ります、しかし、 主催者には大変失礼かと思いましたが、後一時間もこの画質の映像を見続ける忍耐力は有りませんでした。
主催者はチラシ・ポスターで、DVD上映会と謳うべきでした。それでも足を運び、世界の子供の達へ、東日本大震災の人へと 900円払っていただける人はいるのですから。
主催者の皆さん、途中で席を立ち、不愉快な思いをさせて御免なさい。

2011 6 29 鎌倉美術展が7月1日よ始まります。

リタイヤしてから、地元鎌倉のNPOセンターで色々な市民活動団体のホームページの支援をするようになり、 今では30団体以上のサイトを何らかの形でサポートしています。
鎌倉Web-netでそれらの団体のページが ご覧いただけます。
毎年、7月は「鎌倉美術家協会」主催の公募展が開かれ、この団体の支援が本格的な夏が来る前の私の大きなタスク となっています。これが終わると、一息つける意味で、二ヶ月ぶりに海外へ出かけられるのです。
鎌倉美術家協会のホームページが出来てから、 この美術展に応募する人々は、全国的になり、今年も入賞者は多岐にわたりました。今まで公募要項の書類などは、電話・FAX・郵送 等で行ってきたのが、オンラインダウンロードできるようになったり、過去の入賞作品が閲覧出来るようになり、好評のようです。
この入賞作品の撮影・プリント及び、全入賞作品のWeb-upのお手伝いをしているのですが・・・・・、これが大変なのです。

当初、ホームページUP用のデジカメによる撮影と云うことで、気軽にお引き受けしたのですが、翌年より、入賞者に渡す賞状に 添付する、入賞作品写真画像まで頼まれてしまいました。
何が大変かと云うと、風景・スナップ撮影と違い・・・・
 水平レベルは0.1度も狂ってはいけない
 レンズによる歪は許されない
 色は正しく再現しなくてはならない ※特に日本画は極めて難しい
 工芸品の撮影角度が難しい
 作品の縦・横比が全て異なる

「プロではないのだから、ある程度で良いですよ」と協会の事務局の方は仰って下さるのですが、ハイアマチュアを 自認してる私でも、その「ある程度」でさえ 美術工芸品の撮影は難しいのです。ましてや、デジ撮影のインクジットでのプリントアウトとなると・・・・・・・

風景やスナップ写真の場合、色は自分の頭の中の記憶の色の再現ですが、美術作品は目の前にある為、色の違いは歴然と 解ます。
モニター・プリンターをどんなにプロ仕様のものに近づけても、限度があります。 5年間やってみたハイアマチュアなりの結論は、
 どんな曇天であっても、自然光で撮る
 レンズは50mm一本で撮る
 Photoshopでの補正はいっさいしない、ヒストグラムは無視する
 モニターとプリンターのカラープロフィルを統一する
 印刷時に全てのチェックを外し、adobeRGBで印刷する

それでも、作者は「色が微妙に違う」と云いますが・・・・・
7月1日から7日まで、「鎌倉芸術館」で第47回鎌倉美術展が開催されます。
それに合わせて、7月1日早朝にWebもUPします、鎌倉の芸術の高さ・品位を見に是非おいで下さい。そして 入賞作品をご覧になり、自宅に戻ったらホームページで、色の再現性をご確認下さい。
やっとこれで、週末からホーチミンへ出かけられます。

2011 7 29 地球幸福度指数って何?

ある日の朝突然、私のサイトのある国のページのアクセスカウンターが前日の数十倍の値になる事が あります。今回の国はコスタリカでした。
ほとんどの理由・原因は、前夜のTV番組です。ヒットした検索キーワードを調べると昨夜のNHKのようで、 検索ワードのキーとなったのは「地球幸福度」でした。
私のサイト内のコスタリカには「地球幸福度」と云う言葉はありませんが、「平和」「軍隊のない国」「エコツーリズム」 「アメリカ人のリタイヤ先」など組み合わさってヒットしていました。
所で、「地球幸福度」って初めて聞く言葉です。何?
調べてみると、地球幸福度指数= Happy Planet Index=HPI
イギリスの環境保護財団 Friends of the Earth が公表しているもので、計算式は、

生活満足度×推定寿命(健康の期待度)÷生態系維持予測指標(環境への負荷の低さ)

つまり、国民がどれほどの幸福感をもってどれほど長く生きているかを、その国が地球環境に与えている 負荷の大きさを分母として割って得られた数値です。

順位トップテンの国名幸福度
指 数
順位その他の主な国幸福度
指 数
1コスタリカ76.1 17ブータン58.4
2ドミニカ71.8 20中国57.1
3ジャマイカ70.1 35インド53.0
4グアテマラ68.4 43オランダ50.6
5ベトナム66.5 51ドイツ48.1
6コロンビア66.1 75日本43.3
7キューバ65.7 89カナダ39.4
8エルサルバドル61.5 100ガーナ37.1
9ブラジル61.0 114アメリカ合衆国30.7
10ホンジュラス61.0 138ブルキャナッソ22.4

調査の方法など疑問がありますが、ある傾向がみえます。
上位は、中米のラテン諸国が占め、次にアジアの自然豊かな発展途上国次に、ヨーロッパの成熟した国、 次に、経済規模の大きな国、最下位に経済発展から遅れ、自然環境破壊が進む、アフリカ諸国となっています。
この「地球幸福度」の調査で国民性がみえてきます。総じてラテンアメリカの人々は、 「貴方は幸せですか?」と云う質問に、家族と周りの自然環境を考えて即座に「私は幸せです」と答える傾向が強い ですが、経済を基本に考えると日本人やアメリカ人は、「うーーん、どうだろう」と考え低くなる傾向が見とれます。

もうひとつ、国民の幸福度に関するデーターがあります。
SWL(satisfaction with life、生活満足度)というランキングです
これは、ユネスコ・世界保健機関(WHO)・米国中央情報局(CIA)などによる100以上の研究報告データを分析し、 さらに世界中の8万人にアンケートを行い作成したものだそうです。
この調査では、人間の幸福にとって最も重要となる要素は大きく3つあって、それらは順に(1)健康(2)富(3)教育ということだそうです。

順位トップテンの国名 順位その他の主な国
1デンマーク 13コスタリカ
2スイス 15オランダ
3オーストリア 17マレーシア
4アイスランド 19ノルウェー
5バハマ 23アメリカ合衆国
6フィランド 35ドイツ
7スウェーデン 62フランス
8ブータン 90日本
9ブルネイ 125インド
10カナダ 167ロシア

予想どおり、経済・環境・教育の成熟度の高い北欧の国が上位を占めています。
注目すべきは、この2つの異なる指標の調査で共に上位にある国です。
それは コスタリカとブータンです。
この両国は、ロングステイ候補地として訪れています。特にコスタリカは長い間、私たちの第一候補地でした。 詳しい情報はこのサイトコスタリカロングステイ事情をご覧ください。 何れにせよ、幸福度・満足感と云う青い鳥は、見えないけど自分の近くいるのではないでしょうか?
ブータンへの行き方 旅行情報はこちらよりご覧ください。

2011 8 4  ロングステイTV番組の反応

当サイトを立ち上げて、8年になります。このサイトを立ち上げたのは、私たちがリタイヤした時 (夫55歳・妻52歳)ロングステイの詳細情報を検索しても、毎日楽しく・安く生活している、出来る と云う情報ばかりで、何ら具体的な数字のない、個人レベルのweb技術的にも稚拙なサイトか、或いは ロングステイほ目指す人々をターゲツトとした旅行業者・不動産会社の商用サイトばかりでした。
出来るだけ、本当にロングステイを志す同じ世代の人々が必要とする情報をUPすることを心掛けて きて、ようやく1日の総ページビューが1000を超すサイトになってきました。

時々突如、このフクセス数が数倍になる事があります。
それは、全国ネットのTV番組で「定年後のロングステイ」が放送された直後から始まり、5日間ぐらい 続いて、平常の数値にもどります。
如何に、マスコミ、特にTVの影響が絶大なのかと、多くの同じ世代の方々が、定年後の生活で海外ロングステイ を夢見ているのか解ります。
そして、「お問合せメール」も激増します。
最近の傾向は、私たちがリタイヤした時と同じ、50代半ばの方々からのメールが圧倒的に多いことです。確かに振り返って みれば、これから数年後にリタイヤを目指す世代の一番の関心事ですから、当然でしょう。

皆さんの夢に水を差すようで、申し訳ないのですが、今が、計画している時が一番楽しい時期です。
実際に現地に足を運んで、先ずロングステイトライアルを開始した時から、現実に直面します。
・外国で生活するとは、とういう事なのか?
・退屈、予定のない生活とはどういう事なのか?
・お金が毎日減っていくだけの生活とは、とういう事なのか?
・一日、夫婦以外の人と一言もしゃべらない生活とは、とういう事なのか?
・言葉が普通に通じない生活とは、とういう事なのか?
・自分達と違い、こんなにお金持ちの日本人がいるんだと、自覚した時?

TVは、一種の情報・娯楽番組であり、報道番組ではありません。
是非、一度現地に足を運んで、観光ではなく、暮らす生活を経験して下さい。それも出来るだけ、旅行業者 の手を通さずに、ご自身の手で、探し、手配し、予約し100円単位の実行予算書を造ってみて下さい。ドルが 80円代前半のこの時期が、絶好のチャンスかもしれません。
But、However、Unfortunately;
今年後半の燃油サーチャージの高さは馬鹿らしくて、旅に出る気も萎えていますが・・・・
お問合せには、時間の許す限り、自分たちが実際に経験している事をお話しします。必ずしも 肯定的な、楽しい話ばかりではない事をご承知おき願います。

2011 8 15  55才、早期リタイヤ世代は介護世代か?

このサイトを見ている方の推定年代は男性が中心で、50代前半から後半と云う分析が出ています。
あくまでも推定ですが、どうしてそんな事が解るか と云いますと、一つは、web制作者が加入しているアクセス解析団体内の相互データー分析と、実際にメールで寄せられる 質問者の年齢構成から、先ずは間違いない数値です。
最近お寄せいただい質問の中に、はっとさせられるものがありました。
「55才リタイヤ計画に、親の介護リスクを想定しましたか?」と云う質問でした。
親の介護を「リスク」と云う表現をするのか、と非難をいただくかも知れませんが、確かに私たち一線の現場で働いてきたビジネスマン・ エンジニア感覚で、老後の設計・予算書を制作する時には、外部不確定マイナス要因、リスクとして認識しなくてはなりません。

この質問メールをいただいた時、ちょうど話題の小説「介護退職 (楡周平著)」を読んでいる時でした。 この小説の巻頭の言葉は、私たち早期リタイヤを目指す世代は、覚悟・認識しておかねばならないのです。

大学で東京にでるのは自然なことだった。
そのまま職を東京で求めることもまた、自然なことだった。
田舎に両親を残すことなど、気にも留めなかった。
父母がやがて老いる時のことなど考えもしなかった。
だけど今にして思う。
親子の絆が断ち切れぬものである以上、その時のことに備えておくべきだった。
確かに、55才リタイヤロードマップに、リスク要因として「親の介護」は必要でしょう。自分たちが55歳 であれば、普通両親は80才から85才、既に始まっているかもしれません。
しかし私たちの場合、夫55才・妻52才リタイヤ時すでに、両方の男親は亡くなっていました。二人とも70代前半、短期の入院生活で病院で亡くなりました 。私の母親は田舎の長男夫婦と同居でした。寝込むことなく、倒れてから1週間で病院で亡くなりました。
妻の母親は、生まれ育った家で妹夫婦と同居で85歳、健在です。
質問された方へは、何ら参考になる回答は出来ませんでした。しかし、確かに私の周りには、毎週大阪・仙台に通うご夫婦や、親の介護の 為に、早期退職された方が大勢おります。
親の介護をリスクと考えずに、今まで出来なかった最後の親孝行と考える・・・・あまりにも理想的、現実離れした、模範的な回答しか 出来ませんでした。
親の介護の問題を二人で話し合った後、当然出てくるのは二人の老後、介護の問題です。
海外ロングステイを検討する時に、どちらかが病気になった時、亡くなった時を想定すると、とてもではないですが、海外に不動産を 購入したり、長期契約などは出来ません。
ましてや、自分たち自身とお互いの両親に何らかの健康不安を抱えていたりしたら、長期のロングステイを諦めて、単発の自由な、滞在型 ミドルステイをすることで、リタイヤ後の生活にメリハリをつけることをお薦めしています。

2011 8 24  巨泉は56才、島田紳助・上岡龍太郎は55才で引退か!!

今朝のニュースで、芸能界の引責引退を表明した、島田紳助の年齢を見て、ちょっと驚きました。
55才って、脂の載った働き盛りなんだ・・・、確かに今話題の東京スカイツリーの建設現場、大林組の最高責任者で ある現場所長も55才だし、巨泉は56才で一線を退いて、自分勝手な人生を歩み始めた。そういう年齢なんだな、と TVのニュースを見て想いに耽りました。

振り返って我が身を思うと、サラリーマンの55才は、確かに円熟味を増した年頃かも知れませんが、働き盛りであったかどうか それは、疑問です。どちらかと云うと登頂に成功した後の、安全な下山への道を踏み出した辺りではないかと思えます。
早く下山して麓の温泉にのんびりと浸りたい、そこに温泉街があって、都会にはいないタイプのコンパニオンさんかがいれば もう満点、カミサンが待つ都会の家庭に戻るのは、もう少し遅れてもいいや。そんな年齢ではないかと。

早期リタイヤ後にやりたい事を書きだし時、10項目以上書き出せない人は、もう少し待ったほうが良いという話を聞いたことが あります。55才なら書き出した、やりたい事をやれる時間・体力・資金力はあります、しかし63歳になると無限にあると思っていた 時間は、平均寿命まで後10数年と云う事実に気が付き、体力は還暦を境に歴然と落ちます。資金力はシュミレーション通り確実に減っていき、財布の中身を気にしながら の毎日になります。

55才は、確かに早期リタイヤのジャスト年齢かもしれません。

2011 9 4  暮らすように旅する 国内旅行 熊本

リタイヤした後、夫婦でゆっくりと旅行を楽しみたいと云うコメントを良く目にします。
確かに現役の頃から比べると、日程も旅費の面でも行き易くなります。しかし、老後の楽しみの資金は無尽蔵に ある訳がなく、年間旅行予算はおのずと限られ、海外ロングステイを生活の中心に組んでいる我が家でも、一年に出かける 回数はリタイヤ直後の6~8回回から徐々に減って来ており、ここ数年は4回~5回です。

3回は定番の何にもしない、お馴染みの 場所でのセミロングステイごっこ、後の2回は多少費用が嵩みますが、日本人一般観光客が行かないディープな世界に、自由・個人 旅行するようにしています。
ここ数年、年間旅行予算が余りそうなる事があります。理由は、毎年同じ場所に行くことに飽きてくる からです。その年の予算を見すえながらですが、ここ数年国内旅行で増えています。

国内旅行も海外と同じで、団体PAC旅行は卒業しました。
確かに、広告・チラシの値段は魅力ですが、私たちはの旅は「物見遊山」の旅ではなく、恰好良く言えば 「夫婦二人の思い出造り」・「普段の日常生活からのギアチェンジ」的なものですから、効率・価格重視から離れて、 自分たちのペースで、好きな時に・好きな時間だけ滞在タイプの旅は、やはり個人・自由旅行の形態しかないのです。
かと云っても、当然予算は限られています。私たちの国内旅行の予算は一回、2泊3日、二人で10万円FIXと決めています。
今回は、熊本でした。
昔、高校生の頃バックを背負って、国鉄均一周遊券で廻って以来46年ぶりの熊本で、カミサンは初めてです。「名鉄観光」の エアー&ホテルビジネスパック価格で、一人19,800円です。

フライトはスカイマーク
往路 羽田発 07:35 復路 熊本発 19:45
 3日間フルに動けるスケジュールです。
宿は、水前寺コンフォート
 市電水前寺駅前にあるビジネスホテル 朝食なし
後は、ご自由にと云う、私たちのような旅のスタイルにはもってこいのパック商品なのです。


9月1日から3日間、ジャスト台風12号でした
初日は、熊本城と水前寺公園、気温38℃の猛暑。そのせいなのか知りませんが、熊本の電車・レストラン・ホテルの冷房設定温度は まるで南国沖縄、バンコク並みにギンギンに効いていて、上着が必要でした。
熊本城は、流石!日本を代表するお城です。
2日目にJRで行った阿蘇は雨、何処にも行けず、周辺の日帰り温泉に入ろうにも、 入浴は午後3時以降、と云う関東周辺の温泉宿では信じられない、かけ離れた感覚での営業スタイルにびっくりしました。
3日目、有明海をフェリーで渡って、島原・雲仙を予定していたのですが、フェリーのスケジュールが台風の影響でどうなるか解らず 安全策をとって中止し、陸路バスで行ける「明治レトロの宿場町 山鹿」へ行きました。
山鹿へは九州の大名たちが参勤交代で使った豊前街道(現国道3号線)をバスで70分、JRはありません。
観光客は少ないものの、大正ロマンの香り漂う大衆劇場「八千代座」や「山鹿灯籠民芸館」と見所も多く、各案内所の 説明も対応も、今回の旅で一番印象ぶかい良かった場所でした。
結局、このような形態の個人・自由旅行で一番経費が嵩むのは、交通費です。
熊本・阿蘇間往復2,000円、熊本・山鹿間も同じく2,000円、その他 自宅・羽田、空港・熊本市内及び市内市電代等、交通費合計二人で20,000円、その他食事・喫茶・お土産代20,000円、トータルで80,000円也。
私たちの国内予算は10万。 2万あまりました。
これは秋の京都へ廻して、いつもより幾らか豪華なホテルに泊まれるかもしれません。

2011 9 15 定年後のリタイヤライフ 老害との付き合い方

敬老の日も近づき、地元コミュニティ紙に一時期在籍していたクラブの講演記事を発見しました。
講師は顔見知り、年齢は70代後半、リーダー的存在Aさんです。 「ウッソー」と大声で叫びたい 衝動にかられますが、友人の「まあまあ、押えて・抑えて」と云う言葉が思い浮びました。
  貴方が講師なの?
  貴方に講師が出来るの?
  貴方にそんな知識があるの?

55才でリタイヤして鎌倉に住むようになり、色々な団体やサークルに顔を出すようになった時、直面したのが私より 10才以上年上のリーダー的存在の人たちの知識レベルの低さでした。
私の場合所属したのが、「写真関係」・「パソコン関係」のクラブ、団体だったせいもありますが、 この10歳の年齢差は、ドックイヤーと云われる電子技術の開発スピードからすると、決定的な差です。

入会当初は、若い人(55歳)が入ってきて大歓迎、と云われるのですが、いざ新しいアクションを起こそうとすると、ことごとく 拒絶されます。
別に、先輩諸氏に代わってリーダーとなろうとしているのではなく、間違った・古い知識を教えるのは、教わる側に とって不幸と云うよりも、マイナスになるからです。しかし、リタイヤ後8年経ってこの諸先輩の立場・心もちも徐々 に解るようになってきました。
彼らの老後の生甲斐を奪ってはいけないのです。
例え「嘘を教えるのは犯罪だ」と解っていても、何とか彼らの 面子・立場を尊重しながら、良い方向にもって行かねばならないのです。
しかし、難しい問題です。自らの古い・誤った知識・考えを改めるシニア老人は圧倒的に少ないです。
これが 現役・ビジネスの世界でしたら当然、淘汰されるのでしょうが・・・・・ リタイヤライフの特典は、嫌な事、キツイこと、ストレスに感じることは、「ヤーメタ」 と云えば済むことです。
リタイヤ当初入会したかなりの団体・趣味のサークルは整理しました。
唯一残っているのが、少しでも自分の知識・技術が社会のお役に立てる、市民活動を支援するボランティア団体と、圧倒的な最先端知識・技術を持つ ビデオクラブだけです。

リタイヤして8年たち、63才になりました。
警戒・自己認識しなくてはならないのが、自分自身が「老害人種」にならないことです。
最近、若いメンバーが多い市民活動団体のWebページの支援をする際、デザイン・色使い・コンテンツの見せ方等のギャップや、 感性の違いを感じることが、多くなってきています。明らかに「老害」の兆候と気に留めるようにしています。
誰か、私の廻りの方、云いにくい事でも、無記名メールで伝えて下さい。


2011 9 26 「老前整理」って聞いたことがありますか?

先週のTV番組のなかで、「老前整理」と云う言葉を知りました。
「生前整理」と云う言葉は使われてきましたが、「老前整理」ですか!
確かに老いる前に、判断力が鈍る前に、体力・行動力が あるうちに、自分の廻りだけは、整理・整頓しておき、家族に迷惑をかけない。

パソコン関係の市民サポートボランティアをしているので、過去に何度が、お年寄りの女性から、亡くなられたご主人のパソコン内の整理 をして欲しいと頼まれて行ったことがあります。
使っていた方は、全くの他人がこのパソコン内部を覗くと云うことを想定していないので、色々・様々な私的なファイルや画像が、 プロテクトをかけずに残っているケースがほとんどでした。
ある一軒のお宅では、ご主人が亡くなった翌日、元勤めていた会社の人間がやって来て一日書斎に籠り、何かしていたとのことでした。 パソコンは、ハードが物理的に壊されていました。書斎の本棚を見回すと、ロケット制御関係の本ばかり、どうやら防衛関係のお仕事 だったようです。

さて、我が家ですが・・・・
団塊世代の旅好きで、映像のハイアマチュアとなるとご想像の通り、大量のプリント写真・ネガ/ポジフィルム、アルバム類、VHSテープ、DVテープ で溢れ返っています。VHSテープは全て、DVminiテープデジタル化を完了し、デッキと共に捨てました。手元に大量にあった怪しげな映像テープ 類も全て処分しました。

残るのは、大量の本、海外で買いそろえた「水彩画」・「陶器」ですが、これらは未だ必要なので後回しにして、数十冊に及ぶ懐かしいフエルアルバム と、そこに貼られたプリント写真の数々です。

先ずは、デジダル化が先決です。
古い、子供の頃のキズついた白黒写真を、解像度を高く設定してスキャンし、photoshopで修復し残し、プリント写真は、電動シュレッター で裁断、と云う作業を延々とやる訳です。
ここまでは、スムーズでした。時間と機材と根気があれば出来ますが、さてこれをどんな方法で保存するかです。
単純に考えれば、パソコン内に保存し、スライドショーか何かで見れば良いのですが、私はそれで十分なのですが、これを見る 機会が最も多いのが、残される側の我が家のカミサンです。カミサンは全くの機械オンチで、銀行のキャッシャカード操作も出来ない くらいですから、パソコンなんて出来るはずもありません。

カミサンに聞いてみました。どんな方法なら、将来一人なった時に見れるの?
答は、「DVDにしてテレビ画面で見るのなら、出来る」。
一見、簡単な方法かもしれませんが、これが意外と手間のかかる難しい方法なのです。パソコンに慣れた人間は、色々な方法を 思いつきますが、それは殆ど実現しません、パソコン上やインターネット上で動いても、OS環境のないDVD+TVモニターでは動かない からです。

最終的な結論は、写真スライドショーをムービー形式にして、DVD化する。
DVD一枚に画像500枚入れて、手作業で各画像間のトラジションを設定する? そんな馬鹿げた・手間のかかることをしていたら、 100冊もあるアルバムの処理は、「老前整理」どころか、レタイヤ後のメインワークになってしまいます。
何か、簡単に出来るフリーソフトはないか?、デジタルステージのphotCinemaのオートなら出来るのですが、手動設定が面倒です。
有りました、Win DVDメーカーです。
Win7から搭載されているソフトで、ビギナーでも簡単に画像を呼び込むだけで、家庭でも見れるスライドショーDVDが出来上がります。 画像切り替えは、ランダムかある固定のエフェクトしか利用出来ませんが、そんなに凝らないなら、十分OKです。

カミサンの評価は
機械オンチのカミサンでも、迷わず、自動で再生できました。
但し、「あの写真の自分の顔が嫌いだから、別の写真と入れ替えて」とか、注文の多い事、試作の段階で云ってよね。
不安もあります
私のPCは、ブルーレイ搭載ですが、TV側はDVDなので、DVDに焼きましたが、DVDも後何年後か、何十年後か?、今のVHSのような状態で 見られなくなる確率は、かなり高いのではないでしょうか?
私は、その頃まで生きていないからいいけど・・・・・

老前整理・生前処分の関するブログ内リンク
老前整理の2 本の整理・処分
老前整理の3 思い出の海外旅行の品々の老前処分
老前整理の4 フィルムカメラ・手紙類の処分

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