前文:医学の専門家は、これまでの長い間、患者の利益を考慮して作られた倫理的声明に同意してきた。私たちは、専門家として、患者への責任は勿論のこと、社会、他の医療関係者、そして自分自身に対しての責任を認識しなければならない。アメリカ医師協会によって採択された下記のものは、法ではないが、しかし、医師としての誇りある行為の基本となるものの基準である。
1.医師は、人間の尊厳への尊敬と愛情をもって、有能な医学のサービスを提供することに献身するものである。
2.医師は、患者、同僚と正直に接し、人格や能力の不足のある者、不正やごまかしを行う医師がいれば、それを摘発するものである。
3.医師は法を尊重し、同時に、患者の最前の利益に反するものがあれば、それを変えていく責任があることも認識しなくてはならない。
4.医師は、患者、同僚、他の医療関係者全ての権利を尊重し、法の定める制約の範囲内で、患者の秘密を守る。
5.医師は、勉学を続け、科学的知識の適用と発展に努め、患者、同僚、公共に対して必要な情報を提供し、参考意見を得、必要なら他の医療関係者の能力を活用すべきである。
6.医師は、緊急時をのぞいて、適切な患者のケアの提供に関して、誰にサービスを提供するか、誰とともに働くか、どのような環境下で働くかを、自由に選ぶべきである。
7.医師は、社会の改善のために貢献している活動に参加する責任を認識すべきである。
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