東人の出戻り生活出戻り見聞録出戻り見聞録(4)

住所変更手続き

 住民票の移動手続きは済んだが、金融機関などへの住所変更手続きは少し遅れて行った。
 インターネットやFaxで手続きできるものは楽であるが、受付時間が決まっている場合の電話連絡や実際に出かけて届けなければならない所は後回しになっていた。
 平日に休みをとって諸手続を完了させた。
 Visaカードの場合はインターネットで手続きができた。
 デパートで作ったカードについて電話で手続きをした際、今までの住所の確認を求められたが、登録されている住所とは違っていると言われた。新しい住所が既に登録されていた。このカードにもVisaカードがついていたが、Visaカードの登録内容を変更すると、他のVisaカードの登録も自動的に変更されるようだ。
 
 多くの金融機関は、実際に窓口に行って変更手続きを行った。自分だけでは無く、家族の分も手続きをしたが、場所によっては、本人が来なければ受け付けないという銀行もあった。
 
 家族3人分の貯金通帳の住所変更のため、郵便局にも出かけた。
 届出用紙をもらい記入したが、狭くて混雑した郵便局で、3枚の書類に記入するのは手間がかかった。
 また、この用紙に印刷されたマス目などは、見づらい色が使われ、書きづらいものであった。
 現住所を記入する所があったが、家族の通帳は、以前に住んでいた愛媛県新居浜市の社宅の住所のままであった。それぞれ、通帳の住所と合わせて記入した。
 届出用紙を提出するまでの間も、長いこと待たされた。やっと順番が来て提出しようとすると、現住所は今の住所を書くもので、これでは駄目だから書き直せと言われた。
 用紙を渡す時には何の説明も無く、さんざん待たされてから書き直せと言われ、少し腹が立ち、新しい用紙だけもらって立ち去った。
 郵便局という組織のサービスの悪さを強く感じた。郵政の民営化が実現すればサービスは向上するのだろうか?。今のままで民営化したら、サービス面で他の金融機関に負けてしまうだろうとも思った。
 
 届出の用紙は家に持ち帰り記入し、別の郵便局に持って行った。こちらの郵便局で対応した局員は感じの良い人であった。


住民票の移動

   船橋の市役所で転出届けを出し、習志野市の市役所に向かった。
 習志野市役所は、京成津田沼駅の近くであった。
 習志野市役所は、船橋の市役所に比べるとやや小さい役所であった。
 市役所内部も、やや質素な感じであったが、市役所の建物はこのぐらいが適当なものと思った。
 転入届けと印鑑登録を行った。
 
 
 次に免許証の住所変更を行わなければならないが、警察署の場所を尋ねると、警察署までの地図で説明を受けた。やや遠い所のように感じた。
 市役所から警察署まで歩いていった。
 15分ぐらいの道程であったが、途中に住宅地があり、本当にこの先に警察署があるのか? と思うような道であった。
 津田沼の警察署に辿り着いたが、こちらは立派な警察署であった。
 住所変更の手続きは簡単に済んだ。
 愛媛県の新居浜市から船橋市に転居した時には、警察での住所変更手続きでは、写真を撮ったりして、やや時間がかかったが、同じ千葉県内の住所変更は免許証に裏書きするだけのものであった。


津田沼

 新居浜に住んでいた頃の最後の1年間ほどは、イオン新居浜ショッピングセンターの近くのマンションを借りていた。
 
 娘が近くの男の子から言われた。
 「お前、イオンに良く行く爺さんと暮らしているだろ」
 爺さんとはひどい・・・しかし、自分のことであろう。
 確かに、イオンショッピングセンターには良く出かけていた。
 
 船橋に引っ越してきて、近くにあるのはイトーヨーカドーであった。ここはイオンとは雰囲気が違っていた。
 
 その後、津田沼にイオンショッピングセンターができた。 新居浜のイオンに似た所があり、懐かしさを感じるために津田沼に出かけることが多くなった。
 
 津田沼駅は船橋市と習志野市との境界の上にある駅である。
 この辺りには、終戦までは鉄道連隊があり、京成津田沼から松戸につながる新京成の線路も、かつては鉄道連隊の演習線であったという。
 津田沼駅の周囲は鉄道連隊の広大な敷地であったようで、その跡地の一部に千葉工業大学が設置されている。
 また、津田沼駅の近くに鉄道車両基地があるが、これも鉄道連隊の一部であったのかも知れない。
 鉄道連隊の跡地が戦後に開発されたこともあり、船橋に比べて津田沼の駅周辺は整然としているように感じる。
 イオン津田沼ショッピングセンターは最近できたものであるが、それ以前からイトーヨーカドー、丸井、パルコ、ダイエーなどの大型店が駅周辺に集まっている。また、書店の丸善の支店もある。
 
 このような津田沼で、イオン津田沼ショッピングセンターの近くに新しいマンションが建設されていた。
 モデルルームに立ち寄り、場所が気に入り、家族を連れて再度訪問。そして購入を決定した。
 7月末に引き渡されて、8月初旬に入居のための引っ越しとなった。
 これから、津田沼での生活が始まる。
 こちらでも、「イオンに良く行く爺さん」と見られるのだろうか?。


出張の土産

 色々な所に出張に出かけ、その土地の土産を買ってくることもあるが、家族から喜ばれるものもあれば、あまり喜ばれないももある。
 
 評判の良かったものには、以下のような土産がある。
 
 
 
八戸 
 
いかめし  八戸はイカの水揚げ日本一とのこと。
仙台 
 
萩の月  これは定番
大阪  たこ焼きせんべい  以前は評判が良かったが・・・

 
551の豚まん  最近はこちらの方が定番となった。
蓬莱という店であるが、「ここが一番」という語呂合わせで551となったという。
九州 
 
薩摩揚げ  福岡に行っても、鹿児島の薩摩揚げを探すようになった。


不審なプレゼント

 最近、街中を歩いていて、近くに車が止まって中から声をかけてくることが何度かあった。
 道を聞かれるかと思ったが、箱に入ったものを差し出して、「これをタダであげる」という。
 また、ある時は、高級時計を見せて、受け取れと言われたこともあった。
 このような話は、断って相手にしないようにしているが、こんなことして何の徳があるのだろうか?と思う。
 都心でも何度か経験したが、帰宅途中に船橋市内でも声をかけられたことがあり、この手のプレゼント配りが多数横行しているようだ。
 
 何を意図しているのかは解らないが、何か犯罪の臭いがする行為である。
 


皇室

   移動のため東京駅の東北新幹線ホームに出ると、一部にテープが張られて通行が制限されていた。
 カメラ付きの携帯電話を構えている人もいる。
 何があるのだろうかと思った。

 そこに新幹線が入ってきた。
 グリーン車から、皇太子殿下が降りて来られた。(写真右から二人目)
 
 近くの階段の方に歩いて行かれ、その後に通行制限は解除になった。
 
 東京駅の丸の内側中央に皇室専用口があり、そちらに向かわれたのだろうが、東京駅のどこから皇室専用口に通じているのかはわからない。