東人の出戻り浜生活諸国点描山梨


甲府


甲府市   武田信玄像 【新着】(2005/02/15)
  甲府城跡 【更新】(2004/11/18)
  甲斐 善光寺 【更新】(2004/12/11)
  東光寺 【更新】(2005/01/04)
  能成寺 【新着】(2005/01/16)
  長禅寺 【更新】(2005/02/11)
  旧甲府駅の釣鐘 【新着】(2008/03/03)
  かふふ駅煉瓦ひろば 【更新】(2008/04/12)
     
→諸国点描に戻る
  

旧甲府駅の釣鐘

   2005年に甲府を訪れた時、改札口の内側に釣鐘が展示されていた。
 駅構内で使われていた半鐘であったとのこと。


旧甲府駅の釣鐘

 
 この釣鐘は大正時代、火災発生を知らせるため設置されたものであり当時、釣鐘が吊してあった場所は今のホーム跨線橋の北端。
 戦後、甲府駅内に建てられたバラック小屋が火事になった際 釣鐘を連打し、大事に至らなかったというエピソードが残っている。
 
 (青銅製  直径40cm、高さ75cm、重さ30kg)
 


 その後、2007年に甲府駅に行くと、ホームに「かふふ駅煉瓦ひろば」というものができていて、この鐘も展示されていた。

→戻る
  
  

かふふ駅煉瓦ひろば

 甲府まで特急で行き、各駅停車に乗り換えるためプラットホームで待っていると、「かふふ駅煉瓦ひろば」なるものを見かけた。
 ここに、「旧甲府駅の釣鐘」も展示されていた。
 

かふふ駅煉瓦ひろば

 
 「かふふ」とは「こうふ」の歴史的仮名遣いであり、甲府駅は「かふふえき」として親しまれていました。
 甲府駅にまつわる歴史遺産である「旧煉瓦倉庫」「旧こ線橋柱」「旧甲府駅の釣鐘〔かふふ来の鐘〕」を集め、お客さまに親しみを持っていただけるように、この場所を「かふふ駅煉瓦ひろば」と命名しました。
2006年6月
 



旧甲府駅煉瓦倉庫

 
 このモニュメントは旧甲府駅煉瓦倉庫の一部を使用して作られたものです。煉瓦倉庫の建設年度は不明ですが、明治36年【1903年】の甲府駅開業当時に建設されたものと推測されます。明治から昭和初期までの間、汽車内はランプで灯りをとっており、煉瓦倉庫はそのランプの灯油の補給や整備をする仕事をしていた整灯手と言われる職員の勤務箇所でした。
 


かふふ来の鐘【旧甲府駅の釣鐘】
【幸福】             

 この釣鐘は、かつて甲府駅上りホーム東端のこ線橋下部に吊り下げられていたものです【1984年、こ線橋撤去に伴い、駅事務所内に移設】。その設置時期は不明ですが、昭和初期には既に設置されていたと言われています。
 また戦後、甲府駅構内の建物が火事になった際に釣鐘を連打し、大事には至らなかったというエピソードが残っています。
 なお、台座上部のレールは、ドイツのウニオン社が1903年に製造したもので、甲府駅開業当時使用されていたと言われています。
 

 

甲府駅旧こ線橋柱

 
 この柱は、明治36年【1903年】に製造された鋳鉄架構の一部で、甲府駅の旧こ線柱に使用されていたものです。
 この鋳鉄構造の特徴は鋳型を使用することにより自由な形状をした柱等が作れることです。
 当時の鉄道における鋼構造は全てイギリスの製品又は技術を輸入していました。
 しかし鋳鉄構造だけは日本単独の技術によるものでした。