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Paquime
パキメ
カサス・グランデス
チワワ州
★★★
世界遺産の土壁遺跡 |
パキメ(Paquime)は世界遺産にも登録されている、10〜14世紀のインディアン集落の遺跡です。赤茶色の土で固めた塀(屋根はなし)で囲われた家々が特徴です。14世紀にこの地方で起きた飢饉か何かが原因で、住民達は移住てしまい、遺跡は放置されたまま、現在に至っているようです。エルパソからだと車で約5時間、途中軍の検問(きちんと入国手続していれば問題なし)もあってアクセスしずらいですが、メキシコ北部有数の遺跡であることは確かです。 |
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Mexican Route #2
国道2号線
チワワ−ソノラ州境付近
★★★
ガードレールのない断崖道路
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米・メキシコ国境沿い(メキシコ側)を東西に走る国道2号線は、片側1車線、大型車も通れるよく整備された幹線道路です。ただ、チワワ−ソノラ州境付近はかなりの山岳地帯で、道路状況はよいのですが、ガードレールなどは一切なく、運転には注意が必要です(その分景色は最高です)。昼間走る分には全く危険を感じませんでしたが、メキシコ人の友人によれば、夜間は山賊が出る危険もあるとのことで、一切街灯などない道なので、夜間の山越えは避けるべきでしょう。
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Agua Prieta
国道2号線
アグア・プリエタ付近
ソノラ州
★★★
サガロ自生地帯
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サボテンの中でも最大のサガロ(サグワロ)は、メキシコ・ソノラ州と、国境を越えたアメリカ・アリゾナ州南部にしか自生していません。成長は非常に遅く、最初の枝(腕)が出るまでに75年程度かかるそうです。アリゾナも非常に乾燥した気候ですが、荒野のサボテンの後方に、ほとんど植物の生えないゴツゴツした高い岩山がそびえるという異様な光景では、メキシコ側の方がより印象的でした。
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Open Mouth
オープンマウス
国道15号 エルモシージョ付近
ソノラ州
★★
口を開けたモアイ? |
メキシコを南北に貫く国内随一の長距離ハイウェイ、国道15号線からの景色です。いわゆる「奇岩」ですが、地元の人に教えてもらったもので、ガイドブックに載っているかは分かりません。15号線は基本的に有料となっており、原則として片側2車線で制限速度も約100kmと、日本の高速道路並みです。アメリカ国境のNogalesからCiudad
Obregónまで(約800km)の間で料金ゲートが4箇所あり、合計で約15ドルでした(2003年)。アメリカのフリーウェイが原則無料というのと比べるとちょっと高い気もしますが、現地の友人の話によれば、道路の整備費用のほか、事故の際の保険(たぶん、地元の人には保険未加入の人が多いのでしょう)などが料金に上乗せされているそうです。 |
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Guaymas
グアイマス
ソノラ州
★★
歴史的蒸気機関車(?) |
アメリカとの国境から南へ約500km、ソノラ州中部の港町、グアイマスで撮影しました。ハイウェイから降りて、街なかの道路を走っていたら、港の近くで置き去り(?)にされていました。この街自体観光地でもない上、これが観光用というわけでもなく、周辺は静かな佇まいを見せていました。 |
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California Bay
カリフォルニア湾
グアイマス付近
ソノラ州
★
ビーチのはずが… |
Guaymasの隣町、San
Carlosはソノラ州屈指のビーチリゾートで、国境を越えたアメリカからも観光客がやって来ます。折角だから見てみようと思ったのですが、Guaymasで迷子になってしまい、San
Carlosに行く時間がなくなってしまいました。何しろ、街中にほとんど行先案内表示がない上、手持ちの地図が「メキシコ全体で2ページ」という代物だったので…。というわけで、左の写真はGuaymasで海で行き止ったときのものです。一応、海は同じカリフォルニア湾ですが…。 |
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Yaki's House
シウダード・オブレゴン郊外
ソノラ州
★★
ヤキ族の住居
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ソノラ州の都市郊外や山のふもとには、今もインディアンの一部族であるヤキの人々が伝統的な住居で生活しています。カジノや観光で独自の経済運営を図る例も多いアメリカのインディアンの人々と異なり、昔ながらの生活を自ら選択している彼らは良くも悪くも観光化の波からは無縁で、職を求めて都市に出てくることも無く、その分、貧しい生活を送っているようです。ちなみに、ヤキの人々は祭りの際には鹿の頭部をかぶり、マラカスを振りながら鹿の動きを真似て踊るのですが、その様子はソノラ州のナンバープレートにも描かれています。
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Ciudad Obregon
シウダード・オブレゴン郊外
ソノラ州
★★★
メキシカン・カトリックの墓地 |
これは、メキシコの友人宅に泊まった際、頼んで連れて行ってもらった、地元の人たちの共同墓地です(写真は、友人の祖父母のお墓)。メキシコ人の大部分はスペインの影響を受けてカトリック教徒です。他のカトリック諸国の墓は知らないのですが、アメリカの、十字架や石碑だけのシンプルな作りに比べ、ここのお墓はどれも凝った装飾になっていました。 |
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Ciudad Obregon
シウダード・オブレゴン郊外
ソノラ州
★★★
これも個人の「お墓」です |
上と同じ共同墓地の一部です。入口正面の「一等地」にある墓地内最大のものでしたが、お墓というより、ほとんど「教会」です。見たところ、中に数十人が入って礼拝できるくらいのスペースはありました。貧富の差が激しい社会とはいえ、ちょっとこれだけゴージャスな個人のお墓は見たことがありません…。 |
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Sonora Beach
ソノラビーチ
サン・ペドロ周辺
ソノラ州
★★★
静かなビーチを独り占め、が… |
ここは、友人の車に同乗して行ったので、詳細な場所は把握していませんが、シウダード・オブレゴンから南へ車で2時間ほど行った、地元の人用のビーチです。私達が行った際は他に誰もお客さんがおらず(!)、野生のペリカンを横目に、波の穏やかで遠浅なカリフォルニア湾を満喫…するはずだったのですが、6月中旬でかなり高い水温だというのに、なぜかエメラルドグリーンのクラゲに刺され、慌ててビーチに駆け戻ってくるハメになりました。帰りの車の中の辛かったこと…。 |
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Alamos
アラモス中心地区
ソノラ州
★★★★
スペイン・コロニアル様式の古都 |
日本のガイドブックではメキシコ北部はほとんど紹介されていないと思いますが、ここアラモスは、1682年、周辺で鉱脈が発見された際に建設された、山あいの「古都」で、19世紀初めまで、ソノラ州周辺の中心都市の地位にありました。 |
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Alamos
アラモス郊外
ソノラ州
★★★★
アラモス市街を一望 |
現在は人口6000人のこじんまりした街ですが、スペイン植民時代の面影を色濃く残した、白壁の家々が残っています。世界遺産に登録されるというウワサもあるようですが、今のところ、穴場的な観光地といってよいでしょう。物売りの人たちも、あまり観光客慣れしていないのか、積極的に売り込もうという意図が感じられませんでした(単にスペイン語が分からないという話もありますが…)。 |
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Hermosillo
エルモシージョ付近
ソノラ州
★★★
ソノラ砂漠の夕日 |
ちょっとサボテンは分かりにくいですが、ソノラ砂漠に沈む夕日です。 |