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Old Faithful
オールドフェイスフル
アッパーガイザー地区
イエローストーン国立公園
ワイオミング州
★★★★★
時間に忠実な間欠泉
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イエローストーンの中でも最も派手で、有名な間欠泉です。ほぼ1時間半ごとに数分間、高さ約50メートルも熱湯が吹き上げます。他の間欠泉を含め、予定時刻はビジターセンターで確認できますが、通常は時間にかなりの誤差があります。しかし、オールドフェイスフルの場合は正確に一定の間隔で吹き上げることから、確実に見ることができます。周囲を囲むようにベンチがセッティングされており、予定時刻になると何百人もの人々が詰め掛けます。
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Geyser Hill
ガイザーヒル
アッパーガイザー地区
イエローストーン国立公園
ワイオミング州
★★★
トレイルを歩こう |
オールドフェイスフルの奥は、モーニンググローリープールに至る片道20〜30分ほどのトレイルになっており、時間が無くてもここだけは外せないコースだと思います。これは途中にあるかなり大きな池を撮影したものです。美しさでは他にも鮮やかなものがありますが、ここは温泉プールが大きく、ガイザーヒル(間欠泉の丘)の名のとおり、周囲に間欠泉が多いのが特徴です。 |
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Riverside Geyser
リバーサイドガイザー
アッパーガイザー地区
イエローストーン国立公園
ワイオミング州
★★★★
他の間欠泉も是非 |
オールドフェイスフルがあまりにも有名で、かつ、他の間欠泉(ガイザー)は噴出時間が必ずしも信頼できないのですが、モーニンググローリープールの手前には、いくつか大きなものもあるので、時間に余裕があれば見てみたいものです。この間欠泉は、モーニンググローリープールのすぐ手前にありましたが、かなり高くまで吹き上がり、霧状に上がった水滴のために大きな虹がかかりました。 |
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Grotto Geyser
グロットガイザー
アッパーガイザー地区
イエローストーン国立公園
ワイオミング州
★★★★
見られればラッキー! |
上の間欠泉(左の写真では後方に写っています)から数分遅れて、偶然、隣も活動をはじめました。このガイザーはあまり高くは吹き上げないのですが、ボコボコ音を立てながら激しく水蒸気を発していました。下の部分は見たところ、「白い切り株」のようですが、これは、もともと木の幹だったのが、噴出した物質が沈殿して埋まってしまったものです。 |
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Morning Glory Pool
モーニンググローリープール
アッパーガイザー地区
イエローストーン国立公園
ワイオミング州
★★★★★
神秘的な池 |
本HPのタイトルにも使っている写真です。水=水色という固定観念を見事に打ち砕いてくれる色鮮やかさです。中央部は約100度(山の上なので若干低いですが)で生物が住まないため透明で、空や周囲の緑がそのまま反射しています。やや周りは温度が低く(それでも50〜80度ですが)、その高温に耐える特殊な藻類がいるため、黄色くなっています。一番外側は、茶色い藻類と鉱物(酸化鉄)の色です。 |
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Fountain Paint
Pot
ファウンテン・ペイントポッド
ロウアーガイザー地区
イエローストーン国立公園
ワイオミング州
★★★
地獄谷? |
オールドフェイスフルの北、車で約10分のところにロウアーガイザー地区がありますが、ここはむしろ、間欠泉よりも様々な池が集中しています。左の写真は、泥から熱水がボコボコ沸騰している「マッドポット」と呼ばれるものです。あまり気持ちのよいものではありませんが、温泉にはつき物ということで…。 |
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Clepsydra
Geyser
クレプシドラ・ガイザー
ロウアー・ガイザーベイズン
イエローストーン国立公園
ワイオミング州
★★★★
「間欠泉」なのに年中噴出 |
上の写真のマッドポットの奥、ロウアーガイザーのトレイル(長くはない)の最終地点にあります。一年中噴出しているので、日本語の「間欠泉」と訳してしまうのはちょっと不適切な気もします。いずれにせよ、いつ行こうが噴出しているのは、時間のない方には朗報(?)かも。オールドフェイスフルには劣るものの、結構な高さまで吹き上げているので、是非押さえておきましょう。 |
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Sapphire Pool
サファイアプール
ビスケットベイズン地区
イエローストーン国立公園
★★★★★
熱すぎて青い |
ロウアーガイザー地区のモーニンググローリープールが神秘的な色の取り合わせなら、こちらのプールは青の深さで勝負です。高温すぎて生物がおらず、近くに緑もないため、空の青がそのまま反射しています。常に沸騰した状態なので、風向きによっては湯気=熱風を受けることになります。 |
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Emerald Pool
エメラルドプール
ブラックサンドベイズン
イエローストーン国立公園
★★★★
文字通りのエメラルド色
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オールドフェイスフルとサファイアプールのあるビスケットベイズンの中間点にあります。サファイアプールよりは若干温度が低く、酸性のため、これを好む緑色の藻類が中心部に、周りに黄色い鉱物と藻類が生息しています。このあたりのトレイルはどれも短いので、車で効率的に回ることができます。
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Elk
エルク
ノリス周辺
イエローストーン国立公園
★★★★★
動物ウォッチングも楽しい |
イエローストーンの醍醐味は、単に間欠泉や温泉プールにとどまりません。むしろそれ以上に、野生動物との遭遇確率が極めて高いという点が挙げられます。道路を走っていて突然渋滞したり、何台も路肩に駐車していたら、ほとんどの場合は「動物渋滞」によるものです。本HP内の「アメリカ大陸動物紀行」のコーナーで、イエローストーンで出会ったバッファローなどの写真も掲載しているので、是非ご覧ください。 |
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Norris
ノリス周辺
イエローストーン国立公園
ワイオミング州
★★★★★
ミュール鹿の群れ |
ガイドブックでは、公園北東部のルーズベルトカントリーにあるラマバレーに動物が多いとの記述がありましたが、私が実際に行ったときは、公園西側のノリス・マディソン周辺を行き来していた際に、最も野生動物と遭遇しました。逆に、公園東部のタワー・ルーズベルトやキャニオン地区では殆ど見かけませんでした。偶然かも知れませんが、動物を見るためだけならわざわざ公園東側に行くまでもないと思いました。 |
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Upper Terrace
アッパーテラス
マンモスホットスプリング
イエローストーン国立公園
ワイオミング州
★★★★
”小型パムッカレ” |
流れ落ちる水が作り上げた、石灰岩の棚です。トルコ西部にある世界遺産・パムッカレの規模を小さくしたような感じです。しかし、水が豊富という点ではイエローストーンの方がむしろ美しく、さすがにきちんと保護されているという印象を受けました。公園北端にあり、ガイザーベイズンからはちょっと離れていますが、道中で動物に会える可能性も高く、ここも外せないポイントだと思います。 |
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Mammoth Hot Spring
天然温泉
マンモスホットスプリング
イエローストーン国立公園
★★★★
露天風呂に入れる! |
国立公園の大自然の中で、無料の露天風呂を楽しむことができます。詳細は温泉案内のコーナーを参照ください。 |
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Artist Point
(Lower Fall)
アーティストポイント
キャニオン地区
イエローストーン国立公園
ワイオミング州
★★★★
渓谷の絶景ポイント |
公園東側のキャニオン地区は、深く刻まれた黄色い渓谷(グランドキャニオン)と、アッパー・ロウアー2つの滝が見所です。特に、渓谷南側の道路の終点にあるアーティストポイントは、若干遠いながらも正面に堂々たるロウアー滝(落差94m)を捉えることができます。滝つぼへはかなりきつい勾配のあるトレイルを上り下りする必要があるので、時間のない方など、こちらがお勧めです。ヨセミテなど、他の国立公園にもっと大きな滝があるので陰に隠れ気味ですが、イエローストーンには、アメリカの国立公園に必要な(?)ポイントが「何でもある」といえるでしょう。 |
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Upper Falls
View
アッパー滝
キャニオン地区
イエローストーン国立公園
★★★
雪解けで派手な滝 |
こちらは落差33mのアッパー滝です。ロウアー滝のきついトレイルと異なり、アッパー滝の方は駐車場から少し歩くだけで滝にたどり着けます。水量は多いものの、滝の横から流れ落ちる様を見下ろす形になるので、アングルとしてはアーティストポイントの方が絶対お勧めです。 |
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Yellowstone Lake
イエローストーンレイク
レイク地区
イエローストーン国立公園
★★
イエローストーンにしては… |
イエローストーン国立公園は、アメリカ大陸の分水嶺に位置し、、イエローストーンレイクは分水嶺のすぐ東側にあることから、ミシシッピ川の源流に当たります。かなり大きいカルデラ湖ですが、特筆すべき見所があるわけではないので、敢えて立ち寄るほどでもないと思います。この湖からオールドフェイスフルに抜ける道路は大陸分水嶺を2度またぐので、その地点に表示があります。 |
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Tower-Roosevelt
タワー・ルーズベルト地区
イエローストーン国立公園
ワイオミング州
★★
浸食作用による地層変化 |
タワー地区からキャニオン地区に抜ける道路のすぐ横から撮影したものです。浸食と風化により表面に現れている地層が面白い形になっています。別に、イエローストーンが誇る「有名なポイント」ではないし、他の国立公園でも見られるものですが、こんなものが普通にあるという意味で、私のイエローストーンの評価が上がりました。 |
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Tower-Roosevelt
タワー・ルーズベルト地区
イエローストーン国立公園
ワイオミング州
★★
自然の山火事は放置が原則 |
夏の西部は乾燥するため、しばしば山火事が起きます。しかし、それが人間による火の不始末でない限り、国立公園局は、山火事も自然のサイクルの1つで人間が手を加えるべきではないとして、積極的な消火活動は行わない方針です。1988年の大規模な火災は公園のかなりの面積を焼失させましたが、時間が経つにつれ公園の生態系は回復しつつあります。実際、山火事の後でないと発芽しない種子もあるそうです。 |
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Snake River
Overlook
ヌネークリバー展望台
グランドティトン国立公園
ワイオミング州
シェーン、カムバック!
★★★★ |
イエローストーンのすぐ南に隣接して、グランドティトン国立公園があります。時間があれば鋭い山頂部は7月中旬だというのに雪をいただいており(最高峰は4197m)、山肌は氷河の作用でさらに険しくなりつつあります。イエローストーンと違った景色ですので、時間が許せば足をのばしてみてはいかがでしょうか(グレイシャーやカナディアンロッキーには負けますが…)。この場所、映画「シェーン」の舞台ともなったのですが、映画に登場した納屋は火事のため焼けてしまい、現存しないとのことです。 |
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Jackson
ジャクソン(1)
ワイオミング州
イエローストーン南の入口
★★
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グランドティトン国立公園の南にある街です。それなりに大きく、日本食レストランまでありました。立地が良いので、ホテル代は高めです。イエローストーン周辺は大都市並みに宿泊費が高い(一番安くて100ドル)ので、節約したければ宿泊地の選定がカギになります。私の場合、アイダホフォールズ(アイダホ州)→ウェストイエローストーン→イエローストーン国立公園内でキャンプ→ビリングス(モンタナ)と泊まることで、ウェストイエローストーン以外はすべて2人で1泊60ドル以内に抑えました。 |
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Jackson
ジャクソン(2)
ワイオミング州
シカの角でできたゲート
★★ |
ジャクソンのとある公園の入口にあったゲートです。膨大な量のシカの角でできています。車の中から反射的に写真を撮ったのですが、むしろ、手前に写っているオバサンが怖い…。 |
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Custer
National Forest
カスター国有林
ワイオミング州
山をバックに高山植物
★★★ |
イエローストーンの北東出口(ルーズベルト地区)から出て212号線を東に進むと、3000mの山越えになります。走っているだけでも十分楽しめますが、ビューポイントがあったので山の頂上のキャンプ場へ立ち寄ってみました。 |
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Beartooth
Path
USルート212
ワイオミング・モンタナ州境付近
3000m級の山越え
★★★★ |
イエローストーンからモンタナ州のビリングスに抜ける212号線は、山越えですが道路の整備状況はよく、何より景色がお勧めです。7月でも周囲にこれだけ残雪がありますが、雪解けの湿地帯に高山植物が短い夏を懸命に生きるがごとく、一斉に芽を出していました。もちろん、冬はこの道を通るという選択肢はありません(笑)。 |