◆ハワイ州の雑学(トリビア)
- ハワイ州は、西からニイハウ(Niihau)、カウアイ(Kauai)、オアフ(Oahu)、マウイ(Maui)、モロカイ(Molokai)、ラナイ(Lanai)、カホオラヴェ(Kahoolawe)、ハワイ(Hawaii)の8つの主な島から構成されている。細かい島を入れると約130ある。
- ハワイ列島は、80万〜500万年前に爆発した海底火山の隆起によってできた。地球全体でみると「新しい島」。
- ハワイ州は、1959年に州に昇格した、50州中で最も新しい州。
- ハワイは、まとまった人々が住んでいる場所としては、地球上で最も孤立した場所にある。一番近いカリフォルニアまで約3800km、日本まで約6200km。
- 世界全体のパイナップルの1/3以上がハワイ産。
- ハワイ語のアルファベットは、全部で12文字だけ。母音が日本語と同じA,
I, U, E, Oで、子音がH, K, L, M, N, P, Wの7つ。
- ハワイはアメリカの太平洋時間より2時間遅く、日本とは19時間の時差がある。アメリカ本土と異なり、サマータイムはない。
(→アメリカの時差とサマータイム)
- 地下資源はすべて州の所有とされているが、地下水、溶岩(軽石)、花崗岩くらいしか資源はない。
- ハワイは海洋性気候で年中東風が強く、真夏でも35度以上になることはまずない。逆に、1月でも15度以下になることは滅多にない。日中の平均気温は7月が28度、1月だと22度前後。
- ハワイには、過半数を占める民族は存在しない。白人が約3分の1、日系人も約3分の1、フィリピン系が約16%、中国系5%。また、混血も多いため、特定の民族だと判断すること自体が困難なケースも多い。
- 1959年、中国系ハワイ人のヒラム・フォン(
Hiram Fong)がアジア系としてはアメリカ初の上院議員に選出された。
<ニイハウ島について>
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面積179平方km、人口約230人。個人経営の牧場が主な産業だが、ハワイの王族や特別な家柄の者しか住めない。アクセスはヘリコプターに限定されており、島へ入るにも特別な許可が必要。
<カウアイ島について>
- ハワイ諸島の中で4番目に大きい島。ワジャレアレ山(Waialeale)の年間降水量は12,400ミリに達し、地球上でもっとも降水量が多い場所と考えられている。
<オアフ島について>
- 「ホノルル市」は世界で最も面積が大きい市。少なくとも、海岸線の長さは世界一。ハワイの州憲法で、「他のカウンティ(郡)に属さない島はすべてホノルル市の所属」とされているため、多くの無人島がホノルル市の一部となっている。
- ホノルルには、100以上のビーチリゾートがあり、ハワイ全体の観光客の1/3以上はオアフ島を訪れる。
- イオアニ宮殿(Iolani Palace)は、アメリカ国内唯一の王宮。
- オアフ島内に、世界最大の風力発電所がある。20階建てのビルの高さに相当する塔に、長さ約120mの2枚の羽根がついている。
<マウイ島について>
- ハレアカラクレーター(Haleakala Crater)、かつて捕鯨基地だったラハイナ(Lahaina)の町などの見どころがある。ハレアカラ山は、世界最大の休火山。
<モロカイ島について>- 島の南端部は熱帯雨林になっており、年間降水量は6000ミリを超える。
- 島内には、世界で最も高い海食崖(sea cliff)や州内一の落差がある滝がある。
<ラナイ島について>
- かつて、世界最大のパイナップルプランテーションがあった。
- フロペ湾(Hulope Bay)は海洋保護区域に指定されており、世界屈指のダイビングスポット。
<カホオラベ島について>
- かつて、アメリカ海軍と空軍の標的として使われていた。現在、軍が不発弾の処理を行っている。特別な許可がなければ、島に立ち入ることはできない。面積116平方kmの無人島。
<ハワイ島(ビッグアイランド)について>
- 面積10460平方kmと、ハワイ州最大の島。岐阜県と同程度の面積。
- ハワイ島は80万年前にできた、ハワイ列島の中でも最も新しい島。ただし、ポリネシア人が海を渡ってハワイに来た際には、最初に発見された。
- キラウエア火山は、世界でも最も活発な火山として知られている。
- カ・ラエ(Ka Lae)は、アメリカ50州の最南端(北緯18度54分49秒)。ただし、州に限定しなければ米領サモアが最も南にある。
- 太平洋最高峰のマウナケア山と、第2位のマウナロア山が、島の中央部にある。マウナケア島は、頂上から連続している海底までの高低差でみると、「世界一高い山」ということになる。
- ハワイ島は、世界屈指のマカデミアナッツと蘭の産地。
- マウナケア山は標高が高く(約4000m)、周辺に大都市がないなど空の観測条件がよいため、天体観測施設が集中している。日本の国立天文台が建設した望遠鏡「すばる」は、鏡の口径が8.2メートルもあり、1枚の鏡としては世界最大。
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