アメリカ離島データベース
  1.米領サモア (南太平洋) 

 

◆基本情報
 
1.位置 南緯14度20分、西経170度00分
2.面積 199平方km
3.海岸線総延長 116km
4.気候 熱帯海洋性(南東貿易風)、年間降水量約3000mm(11月〜4月が雨季で台風あり)、季節により若干の気温変動あり。
5.土地 狭い海岸沿いの平地と岩山を持つ5つの火山島と、2つの環礁(Rose Island, Swains Island)から構成される。
6.最高点 966m(Lata)
7.資源 火山の軽石
8.土地利用 田畑5%、果樹園10%
9.インフラ 天然水の供給が限定的であり、水の確保・供給インフラを整備中。空港3か所。
パゴパゴ港は地形上、波の穏やかな湾内、かつ山に囲まれて風も弱い。南太平洋屈指の水深の深い港。 
電話、テレビ局あり。
インターネットドメイン:.as 
10.その他 台風の通過点

 

◆島の歴史など 

紀元前1000年には定住がはじまっていたが、ヨーロッパ人探検家により「発見」されたのは18世紀。19世紀後半の帝国主義に基づく領土拡張の流れの中で、1899年、アメリカとドイツが結んだ条約により、サモアは両国により分割された。アメリカは、天然の良港であるパゴパゴ(Pago Pago)を有する東半分を獲得し、現在に至る。なお、西半分については、第一次世界大戦のドイツ敗戦によ、ニュージーランドによる国際連盟委任統治領となり、第二次大戦後の国際連合委任統治時代を経て、1962年に西サモアとして独立(1997年、国名をサモアに変更)。

ポリネシアの伝統として90%以上の土地は共有地。経済活動はアメリカ本土と強く結びついている。マグロ漁とその加工産業が島の基幹産業で.輸出の主力。連邦政府からの援助(年間4000万ドル:1994年)にも依存している。更なる経済に向けた取り組みは、地理的な隔絶、台風の襲来など条件面での不利さのために限界がある。観光産業も成長分野だが、アジア経済危機以後伸び悩んでいる。

 

◆住民データ
1.人口 70,260人(2003年)
2.平均年齢 22.2歳(2002年)
3.人口増加率 2.22%
4.平均寿命 75.75歳(男女平均:2003年)
5.出生率 3.3人
6.民族構成 サモア人(ポリネシア系)89%、コーカサス系2%、トンガ人4%、その他5%
7.宗教 組合派(ピューリタン)50%、ローマ・カトリック20%、プロテスタントその他30%
8.言語 サモア語(ハワイ・その他ポリネシア系言語に類似)、英語(大多数の住民はバイリンガル)
9.識字率 97%(1980年)
10.産業 漁業、マグロ加工業(ツナ缶が輸出額の93%)輸出の、バナナ、ココナツ等

 

◆島へ行くには:

便数は多くないが、ハワイアン航空がホノルル−パゴパゴ間を運航。さらに、2003年12月より、アロハ航空がホノルル−パゴパゴ間に週2便就航。同便は、パゴパゴからニュージーランド領クック諸島のラロトンガまで運航。ポリネシアン航空がアピア(サモア)−パゴパゴ間を運航。

 


 

Map of American Samoa

米領サモアの地図


太平洋におけるジャーヴィス島の位置は
目次の地図を参照

◆データ出典:米国CIA(中央情報局)

 

 

 

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