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山口県


柳井 白壁の町並み 【更新】(2010/04/18)
旧周防銀行本店 【更新】(2010/06/28)
むろやの園 【新着】(2010/08/15)
湘江庵 【新着】(2010/11/09)
国木田独歩旧宅 【新着】(2011/01/05)
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むろやの園

   
 柳井市の白壁の街並みと道路を隔てた所に、「商家博物館むろやの園」という白壁の塀で囲まれた建物がある。
 内部は公開されているようであるが、開館時間(9:00〜17:00)は仕事中であり、入館はしていない。

山口県指定有形民俗文化財
商家博物館 むろやの園

 元禄元年(約300年前)に創業した油商「むろや」で、1980年から博物館として一般公開をしました。
 奥行き119m もある細長い敷地で総面積4,400m2(約800坪)、そのなかには油締め場を始め、11棟が建ち並び、数多くの珍しい江戸時代の生活用具、美術品、武具等が展示してあります。
 江戸時代の商家としては、
わが国で最も広い ものといわれています。
 
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湘江庵

 「むろやの園」の近くに、湘江庵というお寺があり、ここの境内には、「柳井」の地名の由来となった井戸と柳の木が残されている。

地名「柳井」の由来

 柳井という地名は境内の柳と井戸に由来していると伝えられています。豊後国満野長者の娘般若姫は世にも美しい姫でありました。
 橘豊日皇子(用明天皇)に迎えられて上洛するとき大畠瀬戸で遭難 一行は柳井に上陸し、里人の案内でこの井戸の清水を飲まれ 楊の枝を指されたものが芽をふいて 以来楊井(柳井)と呼ばれるようになりました。
 


柳井の地名発祥の「柳と井戸」

 今から約1400年の昔、豊後国(大分県)満野長者の娘般若姫は橘豊日皇子(後の用明天皇)に召されて海路を上京の途中、この地に上陸して水を求められました。
 姫はこのとき差し上げた清水がたいへんおいしかったので、そのお礼に、だいじにもっておられた不老長寿の楊枝を井戸のそばにさされると、不思議にもそれが一夜にして芽を出し、やがて大きな柳の木になったと伝えられています。「柳井」の地名は、この柳と井戸の伝説によって付けられたそうで、この霊水を飲むと長寿が保て般若姫のように美しくなるといわれています。
 
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国木田独歩旧宅

   坂道を少し上がった所に、国木田独歩の旧宅が保存されていた。
 旧周防銀行本店前に、国木田独歩の像と説明があったが、20歳から23歳まで柳井に住んでいた家であろう。
 中庭から内部が観察できるが、写真や自筆日記(複写)などが展示されていた。

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