東人の出戻り浜生活諸国点描沖縄県沖縄県(5)


沖縄県(5)


守礼門

 首里城の入り口にある赤い門の扁額には「守禮之邦」と記されていた。

 これが守礼門(首里門)で、二千円札に描かれている門であった。
 改めて二千円札を確認すると同じ形の門であるが、お札に描かれていることから壮大な門を想像していたが、思っていたよりは小さな門であった。
 
 この門は尚清王の代(1527〜1555)に創建され、昭和8年に国宝に指定されたが、沖縄戦で破壊され、現在の守礼門は昭和33年(1958)に復元されたものとのこと。
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園比屋武御獄石門

 守礼門を入ると、見るからに古い石門があり、世界遺産の標識があった。
 園比屋武御獄石門(そのひやん うたま いしもん)というものであった。

そのひやんうたまいしもん
園比屋武御獄石門 
1972年(昭和47年)5月15日
国指定建造物
園比屋武御獄 1955年(昭和30)11月29日
県指定史跡

 石門とその奥の森を園比屋武御獄といい王府の祈願所であった。石門は神社でいう拝殿にあたるが本殿に相当する建物はなく石門の後ろに広がる森がそれにあたるという
 石門の創建は尚真王時代の1519年 1933年には旧国宝に指定されたが沖縄戦で大破 1957年に復元され後に解体修理し1986年に完成した。
 石門は竹富島の西塘の作と伝えられる 石材は主に琉球石灰岩を用い板葺唐破風屋根を表す 屋根の飾りなどに日本と中国の様式を合わせて用いた沖縄独特の優れた石造建築である。
沖縄県教育委員会
那覇市教育委員会
 

世界遺産
World Helitage
琉球王国のグスク及び関連遺産群

園比屋武
御獄石門

Sonohyan-utaki Ishimon
(Stone Gate og the Sonohyan Srine)

 
 2000年12月2日、園比屋武御獄石門は「琉球王国のグスク及び関連遺産群」のひとつとして、ユネスコの世界遺産条約に基づく世界遺産リストに登録されました。
 全世界の人々のために保護すべき遺産として、特に優れて普遍的な価値があるものが、このリストに登録されます。
 
「園比屋武御獄石門」の揮毫は、日本画家 平山郁夫氏
 
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歓会門


 園比屋武御獄石門の先で、歓会門という門を通った。
 古そうな門であったが、戦後に復元されたものであった。



歓会門  Kankaimon

 
 首里城の城郭内に入る第一の正門です。中国皇帝の使者「冊封使」などを歓迎するという意味でこの名がつけられました。「あまへ御門」ともいいます。「あまへ」は沖縄の古い言葉で「歓んで迎える」を意味しており「歓会」はその漢訳です。
 門の両側の一対の獅子像「シーサー」は魔除けの意味を持っています。
 1500年前後創建。沖縄戦(1945年)で消失し、1974(昭和49)年に復元されました。
 
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瑞泉門

   瑞泉とは’立派なめでたい泉’という意味で、門の前にある湧き水「龍樋」にちなんで名付けられたとのこと。別名「ひかわ御門」。
 



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