鎌倉リタイヤライフ

定年後は今まで住んでいた所から引越しするのが理想だと思っています。
私たちの場合、それが、湘南・鎌倉でした。

ロングステイページ内インデックス

老後資金の作り方 養老保険が二年後満期になる、対策を考えねば
下流老人・一億総老後崩壊の衝撃下流老人・下流社会の講演会に行ってみました。
退職金で世界一周クルーズ 思わぬ落とし穴
定年・リタイヤ後のボラバイト(グリーン・ツーリズムにおけるワーキングホリデー)体験記
週刊ポスト記事 リタイヤ貧乏とリタイヤ貴族の分かれ道 28万円ルールの解説
ナイスネーミング「未来家計簿」NHKの番組「さきどり」を見て
実録 読者掲示板投稿 定年の前日・翌日・一ヶ月後、そして退職生活一年の振り返り
日経マネー「一億円で老後安泰、退職貧乏はこう避けろ」守備専門の私が書くの?
まさか「がん保険」に入っていませんよね ガン手術のお値段は?
定年後 都会と半自給自足の田舎暮らしとの基本的な生活費に違いは?
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誰も云わない・誰も書かないタブー 還暦退職男性の性
健康寿命とは 衝撃 日本人の健康寿命は男性で70.42歳 ロングステイ・田舎暮らしは!
長い夫婦二人だけの生活がはじまります。 私たちはお互いのルールを造りました
週刊誌見出し「70才からのビンボーはこんなに怖い」を立ち読みしてみると
退職老後計画に及ぼす想定内の問題 リスクヘッジは出来るのか
60才から64才の5年間は、大事にしたいかけがいのない第二の青春期 ゴールデン・エッジ
早期リタイヤして10年経ちました。65才の現状報告 65才の平均的な金融資産はどのくらいか?
退職・リタイヤ後の資金計画 思わぬ落とし穴、親の介護と自立しない子供たち、そして伴侶の死
月々5万円で30年間、一億円貯めるテレビCM 定年後の資金に一億円は必要か
定年・老後の生活に必要なゆとり資金 平成24年の予算 年間180万の出費内訳公開します。
ライフプラン 老後の夢・海外ロングステイと一般的な老後の生活費月平均支出
大量の写真をどう整理するか? 65才になる前に、老前・生前整理をそろそろ始めなくては
定年、退職後 豊かな老後を維持する為に必要な退職金の運用と投資
退職後の資金計画・暮らし方・過ごし方の予期せぬ、想定外の問題に対する変更、修正は?
老後の資金はいくら必要か?70才時、持っていて安心できる金額は?
定年後の医療費 歳をとると医者代がかさむは本当でした。
定年退職、リタイヤ後の男の趣味・ホビー・習い事ランキングベストテン
Webで広がる団塊の輪 男おひとりさま術
団塊世代 定年後の過ごし方 生き方 シニア・団塊サイト情報相互リンク集
早期退職、定年後ライフの良くある質問にお答えします。

団塊世代 定年後の過ごし方 生き方 鎌倉リタイヤライフ

国内の住まい探し
満55才、桜咲く 春、特に惜しまれもせず、長年の計画通り退職し、先ずは国内の住まい探しを始めました。 住んでいた横浜から二駅の駅前マンションは、時間不規則な仕事にはとても便利、徒歩3分以内に全ての生活に 必要なものが揃っていました。
しかし、リタイヤして一日の大半を自宅で過ごすようになると、その便利さ、賑やかさが却ってプレッシャーに 感じるようになります。
部屋から外を眺めると行きかう人々・車・学生に至るまで、忙しそうに、そして溌剌と 歩いて行くのがみえます。
これは「想定の範囲内」ですから、特に慌てる事もなく、リタイヤ後の国内転居先探しを1年しました。

石垣島・京都・伊豆・そして田舎
誰でもが考えるような土地を私達も見てまいりました。
石垣は、内地のバブルの影響が残っていて、土地は高く、建設コストも東京の1.3倍、そして離島ならでの不便さ は、都会暮らしをしてきた身には無理でした。決定的な要因は、成田・関空までの足の便の悪さ、高さでした。
京都は、旅する場所としては良いのですが、実際にこの街に住んでみようと言う意識で眺めていくと、 市民生活のインフラ・ファシリティは東京・横浜に遠く及びません。伊豆・田舎・農村生活に至っては 、カミサンの「想定外」ですから、見にも行きませんでした。

大都市近郊の自然溢れる便利なところ
退職した一年間、それまでに考えていた海外のロングステイ候補地を沢山見てきて、おおよその結論には達していました。
海外移住は勿論の事、ロングステイは中止、好きな時に、好きな場所に、好きなだけ滞在するミドルステイ にしよう。その為には、日本での生活も充実したものにしなくては。
と、言う訳で多少の予算オーバーはしたものの、元の自宅から二駅、成田空港には直通の鎌倉にしました。

鎌倉市は人口17万と言う、リタイヤライフを送るにはちょうど良い大きさの街です。
東京・新宿へは、一時間弱・緑溢れる名所・旧跡・海も近く、横浜での現役生活では気にも留めていなかった市民の為の 施設が豊富にあります。年間6回100日前後を海外に出るとしても、日本での生活の方が圧倒的に多いのですから、ここでの 生活を充実させなくてはならず、とりあえず好きなサークル・スポーツに参加する事にしました。

この記事は、テンポラリー・コラム的なブログに書いた記事を、沢山の人に知って欲しいのでブログより 転載してます。

12/11 老後資金の作り方 養老保険が二年後満期になる、対策を考えねば

今回のブログを書くにあたって、少し迷いました。
かなり具体的に、財布の中身を曝け出さなくては記事としての信憑性・信頼性が損ない、これから退職期を迎える 方々へのメッセージにならないと、思ったからです。
そして、この記事の対象者は、このサイトの常連の私と同じ団塊世代ではなく、これから老後資金計画を立てようと している、40代半ばから退職金の運用を考え始めた50代後半のご夫婦へのアドバイスです。
18年前の一時払い養老保険が2年後満期を迎える

さて、どうしよう。
夫67才、妻64才の夫婦ですから、来年から年金は夫の配偶者加算がなくなり、カミサンは満額になります。
それでも55才・52才の早期退職夫婦の年金額は 日本のサラリーマン世帯の平均ギリギリですから、これだけでは生活出来ません。
それに備えて必要な差額分として、60才、65才、70才に満期を迎える一時払い生保を設定してきました。 65才の分は終わり、現在69才までの分を年金型で受け取っています。

問題は、保険年齢70才(69才の夏)で満期を迎えるこれは年金型ではないです。
この保険を造った18年前、そう銀行・証券・保険会社の金融危機、消滅・倒産・合併があった頃、仕事上のお付き合いが あった生保が潰れかかっており、損を覚悟で大型契約の8桁の二本を解約したのですが、行き先に困っていました。
40代最後の年、50代半ばの退職を考えていましたから、リスクの高い証券・外貨には廻せません。その時に 親しくしていた銀行から紹介されたのが、今回満期をむかえる一時払いです。
予定利率は20年間で1.5倍・・・株や外貨のデートレードをやっている方みれば、検討対象にもならない、 チャンチャラ可笑しい利率なのですが、リスク回避を最優先させました。

問題は満期受取時の8桁一時所得への税金なのです。

(受け取り金額-支払い金額)=一時所得
(一時所得-50万)/2=課税対象額
8桁二本の保険を20年預けた一時所得はほぼ8桁一本となります。無収入が12年続いた私にとって、とても ありがたい金額です。日本国民として税金を払うのはやぶさかでは有りませんが、所得税だけではなく、 今まで住民税非課税対象所帯であったのが、住民税・国民健康保険・介護保険と一年間限定ですが、全て が上がります。
少しでも、これらを軽減する手立てはないか?
実は、この保険を造る時に一つの対策を建てていました。
49才の時の20年後、何が起きる予測もつきません。
経済環境・円とドルの価値・病気、何時どの位のお金が必要になると解りません。全ての金額を一本の保険 にすると、万が一の時の解約は全額の解約となり損失が発生するリスクが大きいので、夫・妻ともに7桁を 10本づつ、合計20本に分割して、造りました。
必要な時に、必要な分だけ解約し、残りは満期まで持っていれば良いのです。
結局、55才以後の67才までの生活では、大きな経済変動や家庭内環境の変化もなく、設計通りの年金型保険 でやりくりしてまいり、再来年に満期を迎えます。 昨年あたりからこの一時所得の扱いを考えていました。

70才時に満額で受け取ると、確実にかなり大きい金額の課税が発生する。
それでは、それを幾らか軽減する為に、2年前に3本、1年前に3本解約し、満期に4本受け取りとしようかと、保険大代理店担当者と メールで打合せしだした所、担当者から「据え置き」つまり満期で受け取らないと方法の 提案がありました。
最初に契約を20本と分割しておいたので使えるワザです。と念をおされました。
満期に受け取らず据え置くと年利0.1%の金利がつく、但し、最長据え置き期間は10年、この20本+αを毎年、夫・妻が 一本づつ解約するのが、今回のケースではベストと提案されました。
100万円までの解約については、保険会社は国税への通知義務はなく、ましてや年に一回の50万の控除が、毎年10年 使えるので、所得税・住民税・その他社会保険に何ら影響を及ぼさないのです。 保険会社担当者・代理店担当者との三者会議でこの方法の採用を決定し、一件落着。再来年の夏まで放っておきます。

現在、老後資金計画を立案中の方
退職金の運用を検討中の方
これは数ある老後資金作成の方法の一つです。あくまでもリスク回避を最優先させた方法です。経済状況は年々 グローバル化し、日銀・財務省・政党の政策だけでは動かず、誰も先行きを見透すことは出来ません。
私が家を購入した頃、住宅金融公庫の貸出金利は年5.5%でした。一方信託銀行の5年物金利は8%もして逆ザヤの為、住宅金融公庫 でローンを組み、余裕資金を信託銀行の8%に回したものです。やがてこの逆ザヤ状況は3年で終わり、その時点で 住宅金融公庫のローンを一括返済し、セッセと早期退職資金造りに努めてまいりました。
この事例から解るように、30年先の現代の金利を予測した経済人は皆無です。
老後資金の運用は、出来るだけリスクが少なく、フレキシブルに対応できるものをお奨めします。
カジノでの教訓 持ち金全部賭けは、絶対やってはいけない黄金律なのです。

下流老人・一億総老後崩壊の衝撃下流老人・下流社会の講演会に行ってみました。

10月1日、鎌倉学習センターホールギャラリーでタイトル「空き家をどうする」消費者セミナー、サブタイトル 地価下落時代に資産を守る!ベストセラー「下流社会」の著者 三浦展 氏 講演というのが有り、興味を持って出かけました。

入場無料、主催は(公社)全日本不動産協会湘南支部、とあり、 うーーん、このテーマで何でこの団体が主催?と少し違和感があったのですが・・・

壇上に現れた講演者三浦展 氏の姿を拝見し、あれ、「下流老人」の著者はもっと若い方のはずと 思ったのですが、次に主催者側から講演者略歴紹介を聞いて、人違いが判明しました。
2005年に光文社から出版されたベストセラー「下流社会」の著者 と聞いて、2015年、今、話題の「下流老人」の著者藤田孝典氏とは違う人物 とこの時に悟りました。

手元に配られた資料による本の紹介では

「いつかはクラウン」から「毎日100円ショップ」の時代へ  もはや「中流」ではない。「下流」なのだ
「下流」とは、単に所得が低いということではない。 コミュニケーション能力、生活能力、働く意欲、学ぶ意欲、消費意欲、 つまり総じて人生への意欲が低いのである。その結果として所得が上がらず、 未婚のままである確率も高い。そして彼らの中には、だらだら歩き、 だらだら生きている者も少なくない。その方が楽だからだ。(「はじめに」より) 「下流社会」とは具体的にどんな社会で、若い世代の価値観、生活、 消費は今どう変わりつつあるのか。
マーケティング・アナリストである著者が豊富なデータを元に書き上げた、 階層問題における初の消費社会論

講演の内容は、今、高齢化が進み日本全国で起きている、独居老人と空き家の問題です。

特に、鎌倉では1970年代から大手デペロッパーによって開発された、比較的豊かな層向けの 大規模開発戸建て住宅の空洞化が問題になっています。一流会社のホワイトカラー向けの 駅から遠い丘陵斜面に、瀟洒な戸建て住宅が並んでいますが、子供たちが育って行くと、おしなべて 子供たちは、コンビニ・自販機もない交通不便な親の住まいを嫌って、次々に離れて行き、 昔は憧れだった、鎌倉の閑静な住宅街は、今、高齢者ばかりが住む、空き家の多い地域と化して います。

聞きたかったのは、こような贅沢な話題ではない

確かに、深刻な話ですが、今日本の社会で直面しているのは、鎌倉のエリートホワイトカラー の住まいの話ではなく、今日の食事、今月のアパート代にも困窮している、圧倒的多数の生活困窮高齢者 の話「下流老人」です。

NHKが2006年に、スペシャル番組「ワーキングプア」を取り上げてから、急速に日本は格差社会が広がり それに加速して、高齢化問題が社会表面に浮き出ようとしている2015年、NHKは同じスタッフによる 報道スペシャル番組「老後破産」を作成・報道し、年金生活に入った、私達 団塊世代や、これから定年を迎える世代層に大きなショックを与えました。
私達、年金受給世代以上に大きな衝撃を受けたのが、私達世代の子供たち、今現役で働いている若い世代 です。

そんな世代を代表して、藤田孝典氏が世に問いかけし、話題になっている本が 下流老人です。サブタイトルは、「一億総老後崩壊の衝撃」帯キャッチ は「年収400万でも将来生活保護レベルの暮らし」朝日新書
かなりの誤解を覚悟で、私達バブル世代に言わせてもらうと「年収400万」では、老後やっていけない のはミエミエ、結婚し、子供を育て、老後に備えるには最低税込「年収600万」がギリギリと云う意識 がありました。
しかし、ブバルで失われた20年、非正規雇用の拡大、経済のグローバル化で確実に日本の労働者の 給与格差は拡大していき、藤田孝典氏はそれでも「年収400万」と云う数字をはじき出しています。

今、下流老人、一億総老後崩壊が始まっている

藤田孝典氏の前書きからの引用

本書を手に取っていただいた皆さんに知って欲しいことがある。
日本に「下流老人」が大量に生まれていることだ。この下流老人の存在が日本社会に与えるインパクトは、計り知れない
下流老人はとは文字通り、普通に暮らすことが出来ない、”下流”の生活を強いられる老人を意味する造語だ。
何故このこの言葉を造ったかと云えば、現在の高齢者だけではなく、近く老後を迎える人々のの生活にも貧困の足音が 忍び寄っており、「一億総老後崩壊」ともいえる状況を生み出す危険性が今の日本にあるためだ。
なお、下流老人と云う言葉に高齢者をバカにしたり、見下したりする意図はなく、創造したものだとご理解をいただき 、この下流老人をと云う言葉をもちいることで、高齢者の逼迫した生活とその裏側に潜む問題をあらわにしていくむことが 目的である。
ーーーー中略ーーー
下流老人とは具体的に誰の事で、どのような状態を指すのか。
本書では下流老人を生活保護基準相当で暮らす高齢者およびその恐れがある高齢者 と定義する。
下流老人は今や至る所に存在する。日に一度しか食事をとれず、スーパーで見切り品の惣菜だけを持ってレジに並ぶ老人 、生活の苦しさから万引きを犯し、店員や警察官に叱責される老人、医療費が払えないため、病気を治療できず自宅で 市販薬を飲んで痛みをごまかす老人、そして、誰れにも看取られることなく、独り静かに死を迎える老人
これらの高齢者の姿は、下流老人のほんの一端である。そして、その実態や背景は、驚くほど多くの人々に知られて いない。或は恐ろしすぎて無意識のうちに目を背けているのかもしれない。
ーー後略ーーー

大半の人は自分は大丈夫だと思っているが

NHKのスペシャル「老後破産」で取材された方々が異口同音に発していたのが、「まさか自分がこんな老後生活に陥るとは 想像もしてみなかった」と云う言葉です。差しさわりがあるので具体的には書けませんが、私の身近にも、 カミサンの友人にも、同じ状況・言葉を発している方がいます。「こんなに年金が少ないとは思わなかった」 ・「アパート代を払ったらほとんど残らない」・「病気にでもなったら死ぬしかない」
このようになった原因は色々あります。
離婚・失業・未婚・病気・子供の引き籠り・伴侶の死。これらは世の常とし、それらの予測されるリスクに備えて こなかったのは自己責任と云う言葉が必ず出てまいります。

本書でも、NHKスペシャル取材班著書の「老後破産・長寿と云う悪夢」でも、例え自己責任を果たしてこなくても 日本憲法では、「すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」 「国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」 とあり、普通に生活を営んで来た国民の生存権を守らなくてはならないと結んでいます。

私だって何時か?

バブル勝ち逃げ世代で、9桁近いキャッシュを持って早期退職し、海外ロングステイ行脚を繰り返し 来た人間がそんなことに絶対ならない、と思うかもしれませんが、社会的な年金は平均よりは少ないです。 日本の年金制度が適用される会社にはジャスト25年しか働いていないのですから。
一番現実的に考えられるのは、私が逝った後のカミサンの生活です。
試算すると、カミサンの年金と私の遺族年金を合計しても、カミサンは今の生活レベルは維持出来ません。 後は、これまでの蓄えの切り崩しです。確かに平均的と云われる日本人高齢者世帯の貯蓄高よりは、遥かに 高いものは残す予定ですが、その平均高と云うものも信用できませんし、今後の日本の物価状況も予測 出来ません。唯一のプラス条件は、今回の三浦展 氏の空家問題の講演で云っていた、有利な条件で 換金可能な不動産がある、と云う事です。

これから先、団塊世代が亡くなっていく10年後・20年後、空き家・空マンションはどんどん増えて行き、価格は下落して行くと 考えられ、資産と思っていた不動産が無価値・或は大きな負担となって行く時代が到来します。
住まいは、即刻現金化できる優良物件「交通・買い物・医療・環境」の良い不動産に買い替えて おくのも一つの自己防衛策と論じていました。それだけが今のところ唯一安心材料なのですが、 将来は誰も解りません。
下流老人・老後破産・漂流老人については、今後も少しづつ、本の内容を紹介していきます。

下流老人の具体的な指標3つの「ない」

藤田孝典氏の「下流老人・一億総老後崩壊の衝撃」の本が与える影響に大手マスコミが飛びついて いるようで、毎週どこかの週刊誌で「下流老人」の言葉・タイトルを目にします。
既に退職している私達団塊世代も勿論ですが、これから退職し、毎日が日曜日に入る方々、 五十代後半の10年ほどでリタイヤライフに入る方々に、是非、この本の中身を知って欲しくて、 引用と云う形で紹介するとともに、実際に退職している団塊世代の一員として、具体的な 数字と共に、ブログで少しづつ紹介します。

下流老人とはいったい何か

著者は下流老人を「生活保護基準相当で暮らす高齢者及びその恐れがある高齢者」と定義 しています。要するに国が定める日本国憲法第25条「健康で文化的な最低限の生活」を送ることが 困難な高齢(65才以上の・・・団塊世代はみんな高齢者なんです)方々です。

下流老人の具体的な指標 3つの「ない」

  1. 収入が著しく少「ない」
  2. 十分な貯蓄が「ない」
  3. 頼れる人間がい「ない」

収入が著しく少ない 内閣府高齢者白書(平成22年)によれば、高齢者世帯の平均的な所得は、以下の表に見るように 世帯で約308万円と、独身の非正規雇用労働者よりも多いと見る向きもありますが、これは平均値 ですから、見誤まってはいけません。
次項で紹介します高齢者世帯の貯蓄高でみるように、一握り所得の多い層によって平均値は、実勢 よりもかなり高くなります。

我が家(管理人の私)はこんなにありません。
別データー2013年国民基礎調査では、等価可処分所得の中央値244万円ですから、これが 実勢であろうと思われます。

OECDの統計によれば、2000年代半ばの時点でOECD加盟国30か国のうち、相対的貧困率が最も高かったのは メキシコ(約18.5%)、次いで2番目がトルコ(約17.5%)、3番目が米国(約17%)、4番目が日本(約15%) で、貧困率が最も低かったのはデンマーク(約5%)です。
日本の相対的貧困率は、2000年代中ごろから上昇傾向にあり、OECD平均を上回ってます。
貧困率とは
所得が国民の「平均値」の半分に満たない人の割合。
もっと簡単に云うと 国民を所得順に並べて、真ん中の順位(中位数)の人の半分以下しか所得がない人(貧困層)の比率を意味します。 つまり、中位の人の年収が500万円だとしたら、250万円以下の所得層がどれだけいるかということです。

下流老人の定義 収入が著しく少ない
高齢者世帯の中央値である年間244万の半分以下、つまり122万、月にして10万円前後で暮らす高齢者を何らかの 手を差し延べないとも憲法が保証する「健康で文化的な最低限の生活」をおくれない人、「下流老人」と定義しています。

十分な貯蓄が「ない」 収入が少ないなら、生活費はこれまでの貯蓄に頼らざるを得ません。
高齢者世帯の家計収支が下記のデーター(総務省平成26年家計調査報告)です。

消費支出24万+税・社会保険料3万=27万円が最近の退職高齢者世帯の常識的・平均的な1ヶ月の支出と云われています。 それにたいして、収入は、前述のとおり平均21万円ですから、不足分の6万円は、貯蓄から取り崩さなくてはなりません。
年間72万円は、病気にもならず、子供たちも無事に成長し、大きな買い物をしない前提です。退職後30年は大きなインフレが なければ、退職時の貯蓄が2200万あれば、何とかやっていける計算です。 ※月27万円は平均的数値です。ゆとりあるリタイヤライフとなると、月35万円は必要と考えられます。

では、退職者世帯の平均的な貯蓄高は幾らか?
総務省の統計による「貯蓄現在高世帯分布」によると高齢者世帯(65歳以上)平均は2209万円で、上記の年金収入と 消費支出の差額の30年分と云う数字がでています。

下流老人と云われる方々は、この貯蓄が極端に少ない方で、何かひとつに躓くと、生活に困窮する高齢者です。
病気・事故・離婚・子供への援助、そして、この貯金残高がある限り、国民の権利である「健康で文化的な最低限の生活」 を維持する「生活保護制度」を申請さえされないのが現状です。

我が家のシュミレーションでは、私は平均的な健康男性より劣る為、死亡年齢を78歳としています。私が逝った 後、カミサンは彼女の年金と私の遺族年金+残した貯蓄で暮らしていくと、90歳で貯蓄残高は0となり、「下流老人 生活化」します。
それを防止する為に、私が逝った後は、現在の3LDKSを売り2LDKに住み替えて、差額1,000万を足りない分に補充するように 云っています。

頼れる人間がいない(社会的孤立)

このサイトをご覧になっている方は、社会的に安定した職につき、退職後の人生計画を現役時代から 築き上げて来た方ばかりでしょう。でも、この本の著者は、誰でもが「下流老人」になる可能性はある。そして その時に必要となるのが、社会・地域との繋がりであると述べています。

私達の子供の頃は、長男が家に残り3世代同居は当たり前でした。
現在の国民年金制度のこの頃に制度が造られた為、不足分は家族間で補う前提でしたが、現代のような 核家族・一人所帯の増加により、経済的に破たんした高齢者を救う為のセーフティネットは、行政・地域 コュミュニティに頼るようになりました。

しかし経済的な困窮は、一人暮らしの高齢者の外出までも制限してしまいます。
誰とも言葉を交わすことなく テレビの前で過ごす一日が過ぎ、後は寝るだけという生活がつづき、体調を崩しても経済的理由から 病院に行かず、市販薬で痛みを誤魔化し、誰とも話さず、訪れる人もないままの孤独死。

高齢者の一人所帯は、上記「内閣府 平成26年度版 高齢社会 一人暮らしの高齢者数」でも解るように 確実に増えています。
「高齢者・老人」と云う言葉は自然と年老いた男性をイメージしますが、実際には女性のほうが圧倒的に多いのです。 一人暮らし高齢者生活には収入も貯蓄も大切ですが、もっとも大切なのは
いざと時に頼れる友人・知人・地域コミュニティです。
人間関係は、一朝一夕に築くことも、お金で買う事も出来ません。
退職して数年は、今まで出来なかった事をやったり、海外にでることも多いかもしれませんが、終の棲家は、 今住んでいる、地元になります。
日頃から趣味のクラブ、サークル、自治会・町内会、或は私が関係している ようなNPO組織或は福祉等の市民活動団体と繋がりを持つことが大切でしょう。

次回は、「誰でもがなり得る下流老人・普通から下流へのパターン」について、「朝日新聞出版 藤田孝典著 下流老人・一億総老後崩壊の衝撃」から引用・解説します。


11/27 退職金で世界一周クルーズ 思わぬ落とし穴

最近の不動産屋のTVコマーシャル。
仕事一筋で来た、定年退職間近な夫を持つ主婦が、これから始まるであろう、無趣味な夫と 一日中顔を突き合わせて行く生活を心配する独り言のあと、夫と不動産屋社員が登場し、現在の戸建を売って マンションに買い替える提案をする、そして、その差額と退職金で、奥さんの夢だった、世界一周クルーズを 誘う、と云うCMストーリー。・・・よくある話です。

最近、シニア向けの雑誌が多いなか、カミサンが定期購読している50代・60代の女性向けの雑誌「ゆうゆう」の 記事の中に、これとよく似た体験談が掲載されていました。
3000万近い退職金を得たご夫婦が、予ねてからの夢だった世界一周クルーズに参加した航海記ならぬ後悔記です。

飛鳥Ⅱ104日間の二人参加の最低料金は早期申し込みでも440万円です。 お部屋は角窓(バルコニーなし)/ 18.4㎡ ◇ツインベッド
しかし、あまりにも高いので、このご夫婦は 「パシフックびいなす」の94日間の安い方から二番目のステートHの300万、船前方6階にしたそうです。
これまで、海外旅行は数回、お友達とタイと台湾へ行った経験がありますが、夫と二人だけの 旅行は、新婚旅行で行ったハワイ以来でした。

最初の誤算 費用

パンフレットの金額で納まらないのは予測していました。
金額は船内での費用であり、寄港地、上陸してからの観光費用は別であるのは理解していましたが、こんなに高いとは。

管理人コメント;
船は港に着くと桟橋に係留しますが、その船のトン数と係留時間によってお金がかかります。ツァークルーズ船の場合、朝、港に 着いて、夕刻には出航しませんと、莫大な費用が発生します。その為に乗船客の観光は予めオプション観光予約制をとっています。 現地の旅行会社にとって、ツァークルーズ船は大量の客を連れて来てくれますし、滞在時間が限られている為に、フリー観光客は 少なく、一度に沢山の通訳・ガイドが必要なので、ほぼ云い値で売れる、ツァー主催側も手数料、中間収益が 大きい良い商売なのです。
このご夫婦は、寄港地の観光オプションは全て参加したそうです。
寄港地での費用はオプション観光費だけではなく、ビザが必要な国もあります。これらの申請・取得もツァー主催側が代行して くれますが、これにも、中間手数料代が発生してバカに出来ない金額となります。
船内は全て無料か?いいえ違います。
現代の旅に必須のインターネットはパシフィックビーナスの場合、持ち込みパソコンは使えず、専用ルームのPCを使います。 接続料は30分まで 1,000円 以降30分ごとに1,000円かかります。
メールは自分のアドレスは使えず、船内専用のアドレスを取得し、送受信ともに100kB単位で200円かかります。
他にも、想定していなかったのが、サービス料と云う名目チップ代です。
船内はホテルと同じと云う感覚ですから、スタッフ・ボーイ・料理人への心付けは、乗船時に一括して払うのです。

このご夫婦は、ツァー代金の他に二人合計で200万、かかったそうです。

ドレスコード

ツァークルーズ船にドレスコードがあるのは、知っていました。
コードは日中は起床から夕食(カクテルパーティーを含む)開始前までは、カジュアル。 夕方以降は、その日に指定された、フォーマル或はインフォーマルが適用されていました。
インフォーマルとは
ホテルのディナーへでかけるような、ちょっとよそ行きのお洒落着
男性はスーツ、ジャケットなどの上着にネクタイ着用
女性 ワンピースやブラウス、スカートなどにアクセサリーを施した装い。
フォーマルとは
結婚式に出かけるような、華やかなスタイル
男性はタキシード、ディナージャケット、ダークスーツ、羽織袴など
女性はイブニングドレス、カクテルドレス、着物などだそうです。
長い船旅なので、ある程度の洋服を準備しましたが、この船旅の為に新調したものも多いのですが、実際に 公式ディナーに参加してみると、毎回違う服装の奥様方が多いのに驚き、少し気おくれしたそうです。

船と云う名の閉鎖空間

結婚して35年、夫のことは良く理解していたつもりです。
しかし、これまで一緒に暮してきたとは云え、このような長い時間、船の狭い船室で24時間過ごしてきたことは 有りませんでした。
船内では色々な行事が行なわれます。最初の頃は参加しました。そこで同じような年代のご夫婦とご一緒になりました。が このツァーに参加されている方々のお話では、皆さん一流企業のお偉いさん、そして海外旅行は何十回と云う、旅慣れた 方々ばかりで、いつしか距離を置くようになりました。
これまで、夫は一流会社のサラリーマン、収入も平均以上、住居は郊外の戸建、子供たちもそこそこの大学をでて就職している、 比較的恵まれている生活と思っていましたが、クルーズに参加してみて、全く違った世界にお住みの方々ばかりを目にして クルーズの後半は帰国する日を数えるようになりました。

航海ならぬ後悔

夫の退職お祝い、そして私の長年の夢、この三ヶ月の旅に退職金の1/3を費やしました。
これから続く、長い年金生活、あとから後悔しないように、と云う文章でこのご婦人の記事は終わっていました。
良く考えれば、退職金の3000万円と云えば大きいかもしれませんが、退職直前の年収の三年間分でしか、ないのです。 租税公課を考慮したとしても、現役時代と同じレベルの生活をしたら、4~5年で費やしてしまう金額でしかないのです。
一時的に今まで見たこともない、桁数が一つ多い残高に惑わされ、超豪華旅行、今まで手が届かなかった高級車 の取得などに危惧、警告を発する記事が、昨今、目立ってきています。

偉そうに、解ったふりして書いてますが、12年前に早期退職したその年の支出は自宅売却・買い替え・引っ越しに1,500万、その年の 1年間の生活費(旅行費を含め)は、12年後の現在の二年間分を支出していました。
これは、想定内・予算内の事ですから、当時は「まあ良いか」で済まされるのですが・・・、若しも今後の退職生活で大きな変化、 アクシデントがあった時、あの時のあの金額が・・・ときっと思い起こされるでしょう。

投稿記事 ボラバイト(グリーン・ツーリズムにおけるワーキングホリデー)体験記

今回の「北海道ちょっと暮らし」は、昨年と同じ栗山町と新ひだか町なので目新しい情報がありません。
そこで初めてボラバイトを体験し、私の健康寿命を延ばすヒントになったので紹介します。
この記事は、長年ペナンでロングステイを繰り返し、今年 卒業宣言なされ、今後は台湾と国内で「ちょっと体験暮らし」を実践されている東海地方にお住まいのRockyさん の投稿記事です。

 動機

私は趣味で薪ストーブを楽しんでおり、毎週1~2日の薪作りは1年中あります。

実際使う量からすればもっと減らせるのですが、果樹や庭木などの処理に困る方から依頼を受けると、 この位しないと片付きません。

そのおかげで適度に筋肉を使うため、老化を遅らせている気がして、体調が良いのですが、 ロングステイをすると体が鈍ってしまいます。

そんな時に、ここの掲示板でボラバイトを知りサイトを見ていたら、昨年よく通った道で見た 記憶があるので、今回の覘いてみました。

北海道では短い秋に収穫を迎える作物が多く、人手が足りなくなるので、ボラバイトの求人が 多いのでしょう。今回は玉ねぎの収穫時期とこれから始まる稲刈りに人手がいるそうで、 即採用となりました。
ボラバイトとは

 仕事内容

始めは午前中のお手伝いを考えていましたが、仕事内容を聞くと冬前に終わりそうもないのが分かるので、 つい午後もやりますと言ってしまいました。
農家の朝は早く6:30~16:30で午前午後の各30分の休憩と1時間半の昼休みを除いた7時間30分でした。 でも67歳の身体に無理は禁物なのでマイペースを心がけました。

玉ねぎの選別作業は、収穫してきた玉ねぎを不良品、規格外品、石や土の塊をはじき出す荒選別と出荷前の 箱詰めする本選別です。

視覚と触覚を集中させ、石や土の塊、腐ったものや欠けたものは目視で分かりますが、軸の部分が柔らかく腐りかけたものは 指の触感で見分けます。

これらの見分け方に熟練していない私には戸惑います。
生産者の目線では歩留まりを少なくしたいので、この位ならOKと言われても微妙な判断は付きません。
そこで消費者目線に立って、スーパーで手に取り、これならお金を払っても買おうと思う感覚に切り替えました。
その為、規格外品が多くなったようにも思えますが、消費者からのクレームは無いと思います。
もっとも歩留まりで出る規格外品はもらえるので、我が家の貴重なおかずになって役立っています。

晴れの日は主に稲刈りの下準備として畦の草刈りをしました。緩やかな傾斜地に一反程度の水田が段々畑状に連なっており、 二人でエンジン刈り払い機を使っての作業でした。 全部で15町歩の水田があるそうですが、そのうちの5町歩(東京ドーム相当)ほどを片付けました。

また稲刈りに出払ってトラックを運転できる人がいなくなり、急きょお鉢が回ってきました。 大学時代に横浜の飯場で住み込みのバイトをした時に、国道16号・東京環状を八王子の本社まで資材を取りに行って以来の 運転でしたが、あれから46年なつかしい思い出がよみがえる瞬間でした。

この他にブロッコリーの摘み取り、トマトの摘み取りと剪定、トウモロコシの箱詰め、直売用の野菜の袋詰めをしました。

 思わぬ効果

我が家は里山に有る為、草刈りは苦になりませんが、一日中やるのは大変で、夜中に筋肉痛で目が覚めるほどでした。 徐々に慣れてきましたが、足場が悪いところもありしばしば足が攣ってしまいました。 これだけの肉体労働をすると、自然治癒力の働きで、疲れた体を回復するために血液の循環が活発になり、 冷え性の身体がホカホカになりました。
ご多分に漏れず私も前立腺肥大で、夜中にトイレは欠かせませんのに、 草刈りをした日はトイレに起きない日もあったくらい回数が減りました。

実は我が家の近くに高低差695m、片道4.5Kmで登山難易度中級の山があり、その登山口に温泉があります。 時々この温泉を利用するのですが、そのたびに感心することがあります。
平日の昼間に温泉を利用するのは大抵シニアですが、登山を終えて汗を流していく高齢者のお尻が若々しいのです。
私を含めて高齢者はお尻が垂れ下がっていますが、彼らのそれはピンと張りがあります。 老化は足腰から始まるので適度に筋肉を使わないといけませんが、トレーニングジムに行ったり、 積極的に歩いたりが好きではない私には、こういう仕事で体を動かす方が向いており、良い経験でした。

そう言えば四国の山間の町で、お年寄りが料理のツマモノに使う葉っぱを出荷して、元気を取り戻したのを思い出しました。 その結果、利用者が減り町営の老人ホームが無くなったそうです。
葉っぱビジネスで有名な四国徳島県上勝町

身体を動かさないから体力が衰え、病気に罹り易くなり、医療費や介護費が増大していくことを考えると、 ボラバイトはシニアの健康維持に役立つ貴重なツールではないでしょうか。
そのうえお駄賃を貰えるのはやる気を誘いますし、遊ぶ暇が無いのでお金を使うこともなく、 お腹がすくので質素な食事も美味しくいただけ、窮窮生活の我が家にはピッタリでした。

さらに、リタイヤ後はカミさんに夫源病のウイルスのように扱われていますが、 今回お世話になったオーナーからお礼を言われると、涙が出るほど嬉しくなります。

 オーナーと仲間たち

今回お世話になった50代半ばのオーナーはお米作りにこだわっており、合鴨を使った無農薬米を消費者に 食べてもらいたいと、情熱を持っている方でした。 管理している農地があちこちに有るため、なかなか事務所に居ないそうですが、訪ねた時には運よくお会いできました。 そして忙しいなかで応対してもらったのですが、穏やか~な物腰で人を惹きつけるものを感じました。 出会いとはこんなもので、第一印象は大事です。 水田の草刈りをして気付いたのですが、この時期に草刈りが終わっていないのはここだけで、 草刈りが出来る私は即採用になりました。 また9日間のお手伝いでしたが、最終日は所要があったにもかかわらず、駐車場まで見送ってくれました。 そのうえバイト料とは別にボーナスまで弾んでくれましたが、如何に人手を求めていたかが分かります。 さらに最年長の私に、来年のラブコールまでいただくと人生(余生かな)に張りが出てきますね。

こんな人柄なのか働いている方も情熱を持った面々でした。
脱サラして新規就農を目指す40代のご夫婦は神奈川出身、30代の研修生二人はともに北海道在住、 そしてボラバイターが私達を含めて5人です。大阪から来た64歳の「メッチャおもろいオッチャン」 はスキーが大好きで、いずれは北海道に移住したいそうですが、いきなりでは心もとないと、 昨年に引き続いてボラバイトをしながら、下見をされていました。

また、東京から来た20代の農女は笑顔が素敵な乙女ですが、 トラクターを運転できる頼もしい存在でもあります。 それもそのはずと言うか農大出身で、アメリカでの農場研修もしたそうです。 彼女とオッチャンはコンビネーションが良く、まるで吉本の漫才師のように場を盛り上げてくれるので、 休憩時間を楽しませてもらいました。

 私にも出来るかしら

ところで農家と言うと作物の栽培だけで、私はやりたいが連れ合いは興味を示さないのではと、 躊躇されるかもしれませんが、意外な一面を見つけました。
戦国時代の百姓は多くの顔を持つ人、つまり何でも出来る人を指すと読んだことがあります。 作物を作る傍ら、漬物などの加工、朝市や行商などの運送・販売、わら細工やこけし作りなどの工芸、 灌漑用水などの土木作業、そして有事の兵士等々オールマイティーな人なんですね。現在でも受け継がれている と思えるのは、とにかく何でもやります。お世話になった農家の納屋には鍛冶屋の様な工具が備わっており、 農機具の修理や改造をしており、エンジニアだった方は重宝されると思います。作業に欠かせないフォークリフトが あるので操れる方も良いです。またここは直売所とネットショップがあるので、レジや伝票整理、 送り状の打ち込み、チラシの企画やキャッチコピーの制作がありPCの堪能な方、あるいは女性で掃除や 片付けが得意な方も喜ばれます。さらに料理の得意な方なら、独身寮の賄をしながら空いた時間に趣味を されると言う手もありますね。

何しろ繁忙期は忙しくて手が回らないうえ、色んな仕事がありますので、 やる気さえあればリタイヤライフ、シニアライフの活躍の場は確保できます。
そして、とかく煙たがられる高齢者ですが、積極的に希望して来る情熱を持った若い方たち と一緒の時間を持てるのは幸せです

 グリーン・ツーリズム

ボラバイト以外に出来る農作業体験には援農とクラインガルテンがあります。
援農・援売JP

考えてみれば援助の仕方によって、地震、台風、竜巻、集中豪雨などに伴う災害ボランティアや林業地域の草刈十字軍、 あるいは茅葺屋根の葺き替えボランティアなどがありますし、地区の住民が相互扶助で共同作業をする 「結(ゆい)」と言う制度もあります。
援農は農家の繁忙期にお手伝いをするのですが、あくまでボランティアなので無給です。

一方クラインガルテンは、年間を通して滞在し、農作業体験をしながら地元の方と交流を深めてもらうものです。
滞在型市民農園のかたち

ここにはラウベと呼ばれる簡易宿泊所がありますが、ワンルーム型の賃貸住宅と同じで家具・什器や家電品は ありません。また年間契約で、農園管理が出来ないと無理です。
しかし、同じように農作業体験を楽しむものですが、もう少し自由が利き、家具が備わった菜園付き コテージも見つけました。
神内ファーム菜園付きコテージ

今回、ボラバイトを体験して分かったことは、クラインガルテンと言う農作業を楽しむもの、 援農と言う農家のお手伝いをして感謝されるもの、そして農家のお手伝いをして感謝されたうえ、 お駄賃まで頂けるボラバイトに、共通して言えることは、農村地域に滞在して 自然や文化そして人々との交流を楽しむ「グリーン・ツーリズム」であり、ヨーロッパに 普及している余暇の過ごし方だと言うことでした。
グリーンツーリズムとは

 ワーキングホリデー

そして、農村地域での援農には労働提供と宿泊料を相殺するタイプと宿泊は世話しない代わりに食事代程度の報酬 を支給されるタイプがあり、宮崎県西米良村で創めた「ワーキングホリデー」は「柚子や花の栽培など 、季節的に人手が不足する仕事を手伝い、 いくらかの報酬を得るとともに、村民との交流を深め、西米良村の良さを体験する」を展開し成果を上げているようです。
宮崎県西米良村でのワーキングホリデー

本来「ワーキングホリデー」は若者を対象にした就労ビザですが、日本のグリーン・ツーリズムでは年齢制限が無く、 報酬を得ながら休暇を楽しむことのようです。
ではボラバイトとの違いはと調べてみましたら、前者は公的機関で後者は民間が主催しているだけで、 農水省と観光庁で推し進めているグリーン・ツーリズムに沿うものではないでしょうか。
これまで日本経済を支えてきて一線を退いたものの、それなりに元気な体を持て余し気味で、 生活に張りが持てないリタイヤ層と季節的に人手不足で農業の存続が心もとない両者が、 それぞれを補完し合えば新しい形の都市と農村の交流が出来、それぞれのメリットになるのでしょう。
こうしてみると、ロングステイは自宅を離れた滞在型余暇を総称しているのであり、 海外ロングステイにこだわらず、こうした国内での農作業を取り入れたグリーン・ツーリズムをシニアライフに 取り入れるのも楽しいですね。

私の場合「北海道ちょっと暮らし」に来ても、ゴルフや山行、テニスやウォーキングをしないので、適度な運動をさせてもらい、 健康維持に役立つうえ、心がけている身施でもあるボラバイトやワーキングホリデーは、 次回も検討してみたいと思っています。

投稿 2015・10 By Rocky

実録 田舎暮らし 女性としての本音 読者投稿掲示板よりの転載

以下の記事は2014/05/20 掲示板に投稿記事の転載です。

はじめまして。私は神奈川から房総半島へ引っ越した50代です。
主人は東京で仕事をし週末田舎暮らしです。
田舎、不便で飽きちゃいます。
ほとんどの移住者はどちらかおひとりになると東京へ戻られます。
車社会の田舎では1人で暮らすのは大変だと思いますし、 何かあっても家族がかけつけるにはあまりにも不便です。(特急で何時間といっても、実際、特急の本数は少ないです。)
病院はありますが、車が乗れないような時は、タクシー代がかかりすぎて、タクシーで行くようなところではありません。 地元の方は送り迎えしてくれるような間柄の人が誰かしらいるからいいですが、移住者の場合は難しいでしょう。
お店も近くにありませんし、過疎化しているのでだんだん減っています。
ネットで買い物ができるので、とりわけ困ることはありませんが、どこに行くにしても車なのでガソリン代がかなりかかります。
文化的なものがなく、図書館があっても、肝心の借りたい本があまりありません。
趣味のサークルもあまりありません。外食は競争がないので都会より割高です。
行く場所も限られているのですぐ飽きてしまいます。

移住してくる方はマンションに住んでいたので広い庭付の家がほしかったという方もいます。
確かに広い庭、好きなように建てた家、海が見える、土地が広い、お孫さんたちもよく遊びに来て、家も最新設備で充実していて快適です。 ただ、もう売れないでしょう?多分。
釣、ゴルフ、家庭菜園など、目的があってくる方はいいですが、毎日やるわけではないので、 それだけでは時間をつぶすことはできませんが、余裕がある方はよく海外旅行にでかけています。ただ、成田も羽田もかなりアクセスが悪くて不便です。

冠婚葬祭が東京や近郊である時は交通費、宿泊代とかなりかかります。
何かあったときに、やはり不便な田舎に住んでいるっていうのは、どうなのかな?と最近考えます。
でも、まだ私の場合は若いので、動けるうちにここでの生活を楽しんでおこうと思っています。 都会は渋滞がひどいですが、ここはすいてます。家と家の間もあいているので快適です。 海も見えるし、家が快適だと結構楽しく過ごせます。それに、何もないからこそ、たまに東京へ行くのも楽しみです。
ただ、他の場所へ旅行に行く場合は、東京までの時間と交通費で行く気にはなれません。
田舎移住する場合は、何年くらいそこで暮らせるのか?それこそロングステイしてみるといいかもしれませんね。


ブログ記事転載 週刊ポスト記事 リタイヤ貧乏とリタイヤ貴族の分かれ道 28万円ルールの解説

毎週月曜日の新聞には多くの週刊誌の広告が掲載されています。
多くは大した内容ではないのに、センセーショナルな惹句で購買意欲を掻き立てるのが多いのですが・・・
今週の見出しで私たちリタイヤシニアの目を引いたのが、「週刊ポスト」の「リタイヤ貧乏とリタイヤ貴族の分かれ道」でした。
すでにリタイヤしている、十分リタイヤ貧乏の身の上ですがちょつと興味を惹かれ、いつもの書店で立ち読みするつもりで 出かけてみると、週刊誌コーナーは同じ年齢のオジサン方でいっぱいでした。
※鎌倉市の図書館では、週刊誌は「週間朝日」と「サンデー毎日」しか置いてありません。
ポストや現代のような多少お色気の あるものは、鎌倉夫人のお目を汚す一般誌と捉えられているのかもしれません。

書棚には「週刊ポスト」が見当たりません。
立ち読みしている三人の男性の手元をみると、探していた「週刊ポスト」です。やはりセンセーショナルな見出しの効果は絶大のよう です。

しょうがないので、別の書店に行ってみると一冊だけ置いてありました。
立ち読みすると、見出しほどの「リタイヤ貧乏とリタイヤ貴族」の差の話ほどてはなく、在職老齢年金制度 に関わる話でした。かなり例をとり、細かな数字がかかれており、とても立ち読みの範囲ではインプット出来ませんので、購入しました。
一冊420円也、えーそんなにするの!久しぶりに買った週刊誌はリタイヤシニアにとっては高い。
高い分このブログで引用させていただきます。


「年金の受給開始年齢を引き上げるから国民は働き続けろ」と云う厚生労働省の号令の元 希望者全員を65歳まで雇用することを義務つけた「改正高齢者雇用安定法」が施行されて丸2年に なろうとしている。
働き続けることが当たり前になってきたが、制度を知らずに働くと思わぬ損をするケースがある。 「リタイヤ貧乏」に陥る人生には理由があった。

60才以降働く場合、「給与+年金」が28万円を超えた場合、オーバー分の1/2がカットされる。
【例1】
定年後も正社員として再雇用され30万円の月給をもらった場合
「30万+一般的なサラリーマンの60歳の年金額10万円」=40万円
28万円のオーバー分12万円の1/2=6万円が年金からカツト
税引き前手取りは「30万円+4万円(オーバー分-6万)」=34万円となります。

【例2】対処法
上記は「在職老齢年金」制度の基に働く、厚生年金に加入し働きながら年金を受け取る人の場合です。
裏を返せば、正社員の3/4未満の時間で働けば、制度上厚生年金に加入義務はなく、年金はカットされません。
「20万円(正社員の3/4未満の労働)+10万円)」=30万円となります。

【例3】今年4月以降に60歳を迎える退職者の場合
この場合、62歳にならないと厚生年金の比例報酬部分(所謂2階建て部分、平均10万円)が受け取れません。それ故に 2年間は在職老齢年金のカットはないので、フルタイム働き、63歳以降は【例2】のスタイルにする事が推奨されます。

【例4】高齢者雇用継続給付金制度
60才後の継続雇用で給与が60歳時点の75%以下に下がった場合、雇用保険から再就職後の月給に給付金が上積みされる 制度があります。
例えば60歳時月給40万だった人が、再雇用先で20万円に下がった場合75%以下ですから、20万の15%の3万円が、65歳まで 継続給付されます。
この制度は、再雇用先の会社がハローワークに申請しないと適用されません。 給付条件には「正社員の1/2以上の時間働くこと」が条件です。
その為前記【例2】の正社員の3/4未満を組み合わ 「正社員の1/2以上、3/4未満」で働けば、年金カットは受けず、高齢者雇用継続給付金も受け取れますので、 支給額は「20万円(正社員の3/4未満の労働)+10万円+3万」=33万円となります。

なるほどね。
これで、掲示板投稿者「くろとごま」さんの2/12日の記事「28万円ルール」が理解出来ました。 12年前に55歳で勝手に、自己都合退職した私の頃にはこんな制度なかったのかも。
これから退職を迎える方や、退職計画シュミレーションを制作中の40代・50代には常識の事かもしれません。
記事では、週3日正社員の3/4未満で働き、高齢者雇用継続給付金と年金を貰い、余った時間・余暇を趣味やアルバイト を勧めています。それでも、週に3日拘束されると云うことは、自分リタイヤライフの自由な時間を拘束されているのと 変わりはないのですが・・・・

でも、週刊ポストの見出しの「リタイヤ貧乏とリタイヤ貴族の分かれ道」ほどの差がこの制度であるとは思えません。
多くの老後資金を十分に蓄えていている人でも、例え年金をカットされても、働くことの生甲斐と最終手取り額を選ぶのでは ないでしょう?

バブル勝ち逃げ団塊世代の妄言
・退職後男性の人生は思っているほど長くない
・60才から65才は第二の青春、やりたかった事をやる時期
・気力・体力・好奇心は65才を境に下降し続ける
・海外ロングステイ・海外放浪の旅はどんなに長くとも70才まで
・日本人の健康年齢、男性70才は本当です
・還暦60才は、暦ではなく人間の体、構造からきている普遍の真理です


ナイスネーミング「未来家計簿」NHKの番組「さきどり」を見て

日曜日の午前中にテレビを見ることは滅多にありません。
しかし2月1日の朝、イスラム国の後藤さん殺害のニュースに接して、各チャンネルを観ました。 ニュースに登場する地名、ヨルダンのアンマン、シリアのアレッポ、東トルコの国境地帯は、何度か 行ったことのある場所ですから、他の人よりは関心が強いのは云うまでもありません。

一通り各局のニュースを見て、NHKに切り替えると「サキどり」と云う 番組でした。新聞のTV欄では 「今週のサキどりは?【さぁ備えよう!老後マネー 現状把握編】年金を除いてみずからが備えておかなければならないお金「老後マネー」。 一体いくら必要なの!?すぐに取り組める「備え」を学びます」とあります。

ふーん、NHKでもこんな番組をやっているのだ!
NHKのサイトを見ると、

新感覚の経済情報番組「サキどり」。
世に流行(はや)りつつあるモノを鋭くキャッチして、 最前線をリポート。食べ物、家電製品、旅行、金融商品、本…。身近にあるさまざまな “流行りの現場”に切り込んで、最新情報を伝える
とありました。

そして、今回の「サキどり」キーワードは『未来家計簿』
セカンドライフ後の生活を考える時、"退職までにいくら貯めればいいのか? "という疑問にぶつかる人が多いようです。
その答えの出し方のひとつとして、『未来家計簿』を作るという方法が有効です。
一般的に、『家計のキャッシュフロー表』とも呼ばれる未来家計簿をテーマにとらえる。だそうです。

既に退職していたり、定年が数年先の人たちにとって、「サキどり」でも何でもない、極ごく 当たり前、やらなくてはいけない常識の話なのですが、番組を見ていると、40代後半から50代半ばの世代をターゲットしているようです。

天下の、みんなの、国民の公共放送局でどんな話をしているのか?

・サラリーマン世帯の平均的な年金額は月20万円
・平均的な退職者夫婦の1カ月の生活費は月27万円
・差額年間84万円を準備しなくてはならない
・84万円X平均余命までの年数が必要
・以上は純粋な生活費。他に1,000万円が必要
・個別事情によるが、子供の教育費・住宅ローン残債等
・トータル最低3,000万円が退職時に必要

番組に登場していた相談者(妻49歳・夫56歳・子供二人)の場合、FP(ファイナンシャルプランナー)から、現時点 から計算すると退職時までに5,130万が必要と云われ、あまりの大きさにびっくりしていました。
とても、とてもそんな金額は無理、どうしたら良いのでしょう?

この週の番組はここで終わり。
次週、これをクリアする手段として登場するのが、『未来家計簿』のようです。
来週まで待てないので、さっそくネットで『未来家計簿』を調べてみました。
プラチナコンシェルジェと云う会社が作成している、40代世代向けのライフ資金計画シュミレーションと 云う事がわかりました。ナイスネーミングですね。
未来家計簿のアプリ自体はダウンロードできますが、パスワードが必要で、書店でプラチナコンシェルジェ発行の 本を買わないと使えないようになっています。

しかし、天下のNHKが番組のなかでダウンロード出来ると云っているのですから、何かあると探すと 有りました。
『未来家計簿』とほぼ共通の
・キャツュフロー表 CF_Miraikakeibo_HP.xls
・老後に必要な資金の計算表 ptcon_rougo.xls
・退職後も働く人の在職老齢年金の計算表 ptcon_zaisyokurourei.xls

全て、株式会社プラチナコンシェルジェ お役立ちツール の~ライフプランツール~からダウンロード出来ます。・・・・が、これらの関数を使ったエクセル表は、これから退職計画・未来のリタイヤライフ計画 を立てる若い世代、子供の教育費、住宅ローンを抱えて尚、老後の資金を造らねばならない40代むけで、退職まで数年の方にはこのフリーの関数エクセルは必要なく、面倒くさい、大したアプリ ではなく、自分だけの条件を入れた関数表をシコシコと造ったほうが、どれだけマシか?と、元技術系サラリーマンなら 考えてしまう程度のものです。
それに、ネットで関数入り、Visual Basicが入っているかもしれないエクセルアプリをダウンロードするのもどうか?

今週、日曜日の続編を見てみましょう。
NHK総合にて毎週日曜日あさ8時25分から8時57分放送です。
この5,300万必要と云うご夫婦に、どんなアドバイス・秘策があるのか?


翌週、NHK「さきどり」の先週の続きを見ました。
退職後の老後資金が5130万円は必要と判断された、一般視聴者へのアドバイスは?

ウルトラCではなく、実に、適格・現実的なアドバイスでした。
 1,退職金がある、2,500万
 2,子供が中学生なのだから、奥さん、貴方が働きなさい。
 3,ご主人は、60才、再雇用後65歳まで働き、その先出来るだけ働きなさい。
 4,保険・車・携帯/スマホ これが再検討する三大金食い虫。

そうなんです。下手にケチケチ節約するより収入を増やすほうがどれだけ大きな効果を生むのか 一馬力より、二馬力エンジン搭載のほうがパワーはあるのです。
今日のNHKの番組を見て、さきどり未来家計簿のダウンロード先が解りました。
関数を使った自動計算アプリではなく、印刷して手書きして電卓で叩く、一般視聴者向けのものでした。 確かに、そのほうが簡単かも・・・!
NHKさきどり特製 未来家計簿(手書き・A4横サイズ) 


実録 読者掲示板投稿 定年の前日・翌日・一ヶ月後、そして退職生活1年の振り返り

当サイトに掲示板を設置してから3年近くなります。
毎日、定年後の生活、海外ロングステイや、世界遺産への旅の情報を求めたり、提供する方々が400~500/day訪れて、足跡を 残していきます。
この掲示板では、ご自身のご意見や経験・情報などを広く伝えるために、ご自身のブログ代わりにご利用ください。と勧めてきました。 そのなかの御一人の方が2013年末退職され、前日・翌日の退職時の心境を投稿くださいました。
読者からの共感・反響が多く、掲示板故に、次々からの投稿の中に埋もれてしまうのは、今後の読者の為に勿体ないので、ある一定期間 サイト内に残したらと云うご意見をいただき、投稿されたご本人の了承も得られましたので、ここに掲載致します。

退職前日の投稿記事
明日午前中に、会社に返却すべきものを返して挨拶すれば、サラリーマンよサ・ヨ・ウ・ナ・ラです。
諸先輩のご経験からすると、これから「予定表真っ白恐怖症」「貯金が減っていく恐怖症」そして 「最愛の伴侶からの予想しなかった拒絶反応」に悩む事になるのでしょうが、今は、この上ない解放感の中に浸っております。

今日は久々の二人きりのクリスマスでした。
ワイフが用意してくれたのは、市販のアイスバインと、お菓子がシュトーレン。 気が付けば、ドイツのクリスマスではありませんか。ならば、ワインはとなりそうですが、ワインはイタリアで、 要は適当に食べて飲んでいるだけです。
少しクリスマスらしくしようと、クリスマスのCDを探したのですが見つからず、NHKのTVを録画した 「ザ・サウンド・オブ・クリスマス」が一番それらしく、再生してみました。ジュリー・アンドリュース(JA)、 ジョン・デンバー(JD)、プラシド・ドミンゴ(PD)が冬のザルツブルグで歌っています。

JAにはどうしてこんなに簡単に高い音に移れるのか関心、JDにはカントリーだけでなく何でも歌えるんだ、 そしてPDには、普通に歌っての声量に関心させられました。JAとJDのエーデルワイスのデゥエットも、この時だけのもの。いつ録画したのか覚えてませんが、楽しめました。(サウンド・オブ・ミュージックは今尚、 勇気を与えてくれる映画で、中学生の時に見て以来、何度見たか数え切れません)

翌日の投稿記事
今日は退職後の初日、つまりサンデー毎日の初日です。パートに出かける妻を、行ってらっしゃいと見送り、お互い、苦笑いしました。 今、皿洗いを終わって、こうして書いてます。老いては子に従え、(仕事を)退いては、妻に従え。これからは、上司としてお仕えします。

昨日は、会社で全員にメールを打って、そのあと挨拶をして、お昼前に引き上げてきました。
6年間しか勤務しませんでしたが、挨拶回りしてお話しているうちに、目頭が熱くなってしまいました 。歳のせいか、このところ涙腺が緩くなっております。帰り際に、ある方が、私と趣味が同じですとの事。 情報くださいとの事で、別れが出会いの始まり(期待)となりました。 頂いた寄せ書きを妻が覗いて、「結構、惜しまれているではないか」との感想。

そうですよ。不要と言われて、会社を3社渡り歩いて、やっと、まともな定年ができました。 悪く言えば(とは思っていませんが)、戦いを避け、逃げたサラリーマン人生でした。 しかし、終わりよければ、すべてよし。感謝です。 午後、上の娘とスカイプ。便利になったものです。 ビデオコンファレンスが無料でできるのですから。かつて、従量制の料金で、 使用時間を気にしつつインターネットしていた時代が嘘のようです。

夕食は、妻と二人できりたんぽ鍋を外食しました。 これが、退職祝い兼・忘年会です。
タウン誌で見て行っただけなので、全く初めての店でしたが、 こじんまりとして小奇麗で、料理も美味しく、私たちの町では、おしゃれで、大満足でした。 イオンでズボンを買ってもらいました。感謝。
サンデー毎日のために、とりあえず決めた事。ウイークデイとウイークエンドを作る。 今までと同じように、月~金は5時に起きて、公園までジョギングしラジオ体操をする。 予定表ではなく、何をしたかの記録をつける。この二つで、ダラダラを避けようと思います。
今日は、これから住民税を納めに行って、テーブルを修理し、日曜日の英語レッスンの予習をします。
少なくとも、退職直後は、手続きなど種々あって結構忙しいです。余り関心もっていませんでしたが、 税金とか保険とか高いのに驚きです。

このブログには、かれこれ3年近くお世話になっています。色々な情報が得られて、 自分の考えの整理に大変役立ちました。情報掲示板では、自分と同じような人がいると思えて 、安心が得られましたし、女性の目線も、妻が何を考えているのかの参考になります。そして 、このようにブログのテーマとは関係ないことですが投稿させていただいて、見ていただけるのが嬉しいです。 管理人さんと、投稿者に感謝です。

一ヶ月後の投稿記事
退職して1か月が過ぎました。
これから5月病のような事があるのかもしれませんが、少なくともこの1か月は、やることがなくて困るような事はありませんでした。
真面目に遊ぼうと色々考えておりますが、遊ぶのにもお金かかるなと、当たり前の事ながら感じております。
そんな中で、カメラというのは、昔と比べると、随分安い趣味になったのではないでしょうか。
昔は現像・プリント代が大変だったと思いますが、今はただ撮影するだけなら、全くお金がかからない訳で、これは良い趣味ではないかと考え始めました。
丁度、今持っているコンデジが、バッテリーの消耗が激しく、撮影の切り替えスイッチもおかしくなってきたので、買い替えようかと、調べています。
一眼・コンパクトの他にミラーレスというのもあって、選択に迷います。
ひとつで、旅行に便利で、これぞという写真も撮れるというのは無理で、携帯を重視したものと、一眼と二つ必要みたいです。 電気屋を見ていると、大画面60インチのTVが20万円台で売られていて、触手が伸びましたが、家でTVばかり見ているのが怖く、やめました。

早期退職者に対するFP回答の投稿が昨日ありましたが、お金の事を考えれば、働けば働くほどお金は入るので、当然「しない方が良い」になってしまいます。 でも、「パンのみに生きるにあらず」です。

一年後のご本人のサイトよりの転載

退職生活1年の振り返り 「62歳からのハローライフ」

退職してからわかった事
    (税金・年金)
  • 月末一杯まで在籍すると、退職した次の月から年金が支給されるのではない。翌月は支給対象とならず、2か月後の分から支給となる。
  • 妻が、年収103万のパートをしていたが、個人年金が払われるようになって、その利息を加えると、配偶者控除の対象外となり、私の税金が増えてしまった。
  • 一番長く務めた会社の退職金を年金扱いにしてもらったが、私の場合には20年以上もらわないと、毎年の税金や国保料が高くなる分を埋められない。
  • 2015年からマクロ経済スライドの適用によって、全受給者が実質1%づつの支給額減額になりそう。
  • 求職活動を行い失業保険を申請した場合には、厚生年金の支給がとまる。65歳退職の場合には、無条件で両方支給される。 失業保険は所得にカウントされない。
    (消費)
  • お金を使う事にシビアになった。
  • 遊ぶ時間が幾らでもあるが、お金が心配になる。今まで通りの遊びをしていたら、大変な事になる。しかし、お金をかけずに遊べる事が多々ある。これは地域のボランティアさんのお蔭。
  • 安い時期に旅行できると考えたが、妻が休めなかったら、結局高い時期に旅行せざるを得ない。
  • 予算を組む際に、水回りやガスなどの住居関係の補修費やTV・PCなどの耐久消費財の費用を忘れていた。
    (その他)
  • ワイシャツ・スーツとパジャマでほとんど過ごせていたので、普段何を着るかに悩む。
  • 通勤のなごりで、時々電車に乗りたくなる。
  • カレンダーが手に入らなくなった。
  • 何もしなくとも、腹は減るし、イビキもかく。
  • 晩酌の頻度が上がった。
  • 睡眠が不安定になった。(老化のせい?)
  • 寒い朝夕の通勤がないせいか冬の寒さが余り気にならない。その事もあり、秋が良い意味で長い。
退職時の状況
  • やろうと思えば70歳まで働ける仕事であったが、仕事がしんどくなってきた。余り、面白くもなくなった。ほとんどの人生の先輩や同僚は「仕事があるならした方が良いよ」との意見。 特別に何かやりたい事があった訳ではないが、未だ何十年も人生ありそうだから、早いうちにやめて、何かもう一度、好きな事をとも思った。
  • 子供たちは結婚済。妻との2人暮らし。 妻は103万未満のパート勤め。
  • 妻は「やめても良いけど、何するの?」とぶらぶらされては困るというような口ぶり。一応、「こんな事をします」と説明。
  • 貯蓄はごくごく普通(と思っている)。会社を3回自主的(?)に変わったので退職金は、総務省調査の大卒平均退職金よりはるかに少ない。
  • 何も薬を飲んでない。でも体力はない方だろう。キャトルクラスで12時間耐える体力なし。
  • 海外暮らしの夢はなくなった(考えた事はある)。
退職前に行った事
  • 今やっている仕事をやめる理由を掘り下げてみた。(ナゼナゼ分析のような) 何故やめるのかをきちっとしておく必要があると思った。そうではないと、後から「辞めなきゃ良かった」と思いかねないと思ったから。 (その結果は書かないが、今はもう、同じ仕事をしなさいと言われても全く気力がわかない)
  • やめて何をするのかの候補を出すために例えば以下のような分析をした。(SWOT分析のような)
    1. 自分のこれまでの人生を振り返り、子供の頃や若い頃に何が好きだったのか、 得意だったこと、やりたかったけど種々の理由でできなかった事がないのかなどを書きだした。  
    2. 「自分史を書いてみても、何も見つかりませんでした」とか「退職したらやる事が思いつかなくて困る」と言う人がいるが、 よほどに幸せな人生を送られたのだなと思う。
      自分には、「もしもピアノが弾けたなら?」じゃないけれど、 欲しくても買えなかったもの、したくてもできなかった事が色々ある
    3. 自分の住んでいる町の特徴を書きだした。 色々な町に住んだけれど、住んでいる時に「この町が嫌だと」思った事はほとんどない。また、そこを離れて「どうしてもそこに戻りたい」と思った事もない。 だから、引越の必要がない限り今の町に住む。 そうなると、この町の良い面を生かせる事を考えた方が良いという事になった
    こうして、漠然とした物がほとんどであるが、幾つかの案ができた。第2の人生たりえる素晴らしい案が出て来たわけではない。全て遊びのぼんやりとしたイメージである。 でもそれで良いと思った。気楽に「遊びや趣味が高じて、何かになる」と考える事に。
    そして これからやりたい事、行きたい所の候補リストを作成した。
  • 1年間の計画表を作成した。・・・「やる事ない」で困らないように。「好きな事をやる」に向けて進んでいけるように。
  • 毎日の記録を付ける事にした。・・・ダラダラとしないように。
  • 平日と土日を区別する事にした。方法は、平日は5時起きして、公園までの数百メートルをジョギングする事。また月曜から木曜は飲まない事(守れないけど)。

「良い生き方をするには、あらためて自身の人生の作者にならなければならない」

「一年間の計画表」など、以下もっと詳しい、予定や予算の実績はTaibunさんの退職生活1年の振り返り 「62歳からのハローライフ」をご覧ください。
必ずや、これからの退職後の生活・生き方を考えている皆様の参考になると思います。


定年後 長い夫婦二人だけの生活がはじまります。 私たちはお互いのルールを造りました。

朝日新聞の土曜版の「悩みのるつぼ」を良く読んでいます。
今週の悩み相談者は同じ世代64歳女性、回答者はあの、上野千鶴子さんです。
相談内容は 「退職した夫が束縛します」です。
要約すると
夫は私を愛していると確信しているようですが心配性です。あまりにもわたしの行動を束縛するのです。 夫は、組織の中でトップ近くまで昇進したので、退職後は趣味どころではなく、燃え尽きたのかもしれません。 私は、夫源病一歩手前?です。いいストレス解消法をご伝授ください。
上野千鶴子さんの回答は;
夫の退職がきっかけで夫婦の間に危機が訪れるケースは良くあります。
ずっと仕事一筋で不在だった夫が四六時中家にいるようになってから、えーこんな男だったっけ、と云う番狂わせ が起きるケースです。
~中略~ 仕事のなくなった夫は「かまってくれ症候群」なんでしょうね。一昔前は、 「濡れ落ち葉」・「ワシも族」と呼ばれていました。~中略~
夫はまだ退職ライフビギナーのようですから、出歩く機会を妻が積極的に造って下さい。オヤジの地域デビューサクセス 談を聞いたことがありますが、そのほとんどが、妻が地元の情報を収集し、段取りをつけ、肩を押してようやく 出て行った先にはまったというケースでした。成功した夫の妻は「私の平安の為に出歩いてもらっています」と動機を 語っていました。
妻の夫源病のストレスは源は夫です。ストレス解消の決定打は、ストレス源を無くすことです。

我が家の場合は;
私たちは子供のない家庭で、共働きでした。働き盛りの40代半ばから50代の前半は、バブルとその余韻時代で、 仕事柄、土日・祝日・深夜は当たり前、平日の帰りは、ほぼ毎日、品川23:59分大垣行のアルコールの匂いプンプンの最終電車でしたから 、たまの休みは二人の時間を大切にしていました。

しかし、同時に55才と52才で退職した夫婦が、平日の毎日マンションに居ると何かしらの罪悪感・何かをしなくてはと云うストレス があるであろうことは、解かっていましたので、退職後の二人の生活ルールを決めました。

お金に関して
・退職時に各々にある一定金額を分与し、使途を問わない自由なお小遣い原資とする。
・お互いに、このお金の使い道を詮索しない、残高を聞かない。
・バイト収入が入った時は、一部を相手にプレゼントする。
・一か月の小遣い高は平等とし、他に各々の年間ゆとり経費を設定する。

生活に関して
・相手の交友関係に立ち入らない。
・炊事・洗濯は妻、掃除は夫が行う。
・銀行等の出し入れ、資産管理は夫が行う。
・予算消化状況・資産内容は、常に妻がみられる状態にする。
・遺言状は年に一度、更新する

週刊スケジュールに関して
・月曜日から金曜日まで、二人が一日中同時に在宅する日は造らない。
・どちらかは、必ず、午前或いは午後外出する状況を造る。
・昼ごはんは、外で食べるか、或いは自分で造る。

年間スケジュールに関して
・三ヶ月に二回計8回、一泊以上の海外・国内旅行をする。
・年間予算が余る場合は、翌年に繰り越さない。使いきるか、無効にする。

など等、明文化した訳でもないですが、暗黙のルールとしてこれまで10年、やってきています。 これは、特別退職後に始まったのではなく、現役時代と同じです。 子供のいない、ニューファミリー・友達夫婦世代だからでしょうか?


定年後の過ごし方・生き方 初めての公園デビュー 地域コミュニティとの付き合い方

公園デビューとは
若いお母さん、初めてママになった女性の一つの試練として、公園デビューと云う言葉があります。
結婚して、馴染みのない土地に住み出産する。退院してから数か月は、初めての子育てに追われ自宅に引き籠っているが、子供と 自分の生活リズム・健康のことを考え、近所の砂場やブランコやベンチのある公園に出かける。
そこには、先輩の若い母親のグループが子供を連れて遊ばせている。これらのグループに何とか声をかけ、挨拶し、仲間に入れて貰わねば ならない。そんな若いママさんの不安が公園デビューと云う言葉で、 インターネットの子育てサイトに大勢の女性が、 その不安を相談しています。

定年後 リタイヤ男性の地元・地域デビュー
同じように、長年通い続けた通勤電車から解放され、地元・自宅に戻って来た私たち60過ぎのオヤジも、何時かは、何らかの形で 地元・地域デビューをしなくてはならないのです。
地方から出て都会の大学で学び、当然の如く都会で就職し、やがて結婚し、郊外に家を買い30数年通勤した我が家と自分の街、生まれ育った 故郷の土地よりづっと長く住んでいる、そして終の棲家・終焉の土地・地域になるやもしれない場所なのです。
しかし、大半の男性は地元のこと、地域のコミュニティなんぞ(そう、なんぞなんです。)何にも知りません。

「毎日、家でブラブラしていて煩わしい」
これが、長年家族の為?(本当にそう思っているか疑わしいのですが)に働き、定年で帰ってきた企業戦士の伴侶・奥さんの本音です。 リタイヤ直後は、「本当にご苦労様でした、暫くゆっくり休んで下さい。」と本当にそう思って云いますが、長くて1か月、短いと10日間で、 奥さんは、友達に携帯電話でこぼしています。「1日ブラブラしてるのだからお昼ぐらい自分で造れよ」とか 「洗濯物ぐらい取りんでおいてよね。」とか「全く何にもしないなだから」

妻からの自立
このサイトを読んでいる読者の大半は、私たち団塊世代・ニューファミリー世代ですから、カミサンにそんな事云われなくても、勝手に 飯を造り、何処へでも一人で出かけて行けるハズですが、カミサンの電話の相手のご主人たちは、なかなかそうも行かない様子です。
退職し、家でブラブラしていると、カミサンに何処か散歩にでも行ったら、と云われて行く先の定番は、
  1,図書館
  2,家電量販店或いはショッピングセンター
  3,4がなくて、仕方なしに公民館(地域よって呼び名は色々、地区センターとか、学習センターとか)
そうこうしていると、カミサンから、そんなに暇でする事がないんだったらアルバイトでもしてみたら?と云われます。鼻からそんな気はないもの 折込チラシを見てみると、定年退職者向けの「駅前の放置自転車整理・取締り」・「禁煙パトロール、吸い殻拾い」・「介護老人ホームの送迎」・「チラシポスト投函」 なるもの。
時給は予想通り800円前後、それよりも嫌悪感が湧くのが、履歴書を持っての面接があると云うのです。現役時代に何度か面接をする立場おり、出された業務経歴書 をじっくりと吟味し、面接の際に訊ねる項目を考えた事がありました。しかしそれは、技術レベルの高い即戦力の正社員が欲しくてです。時給800円のこのような 仕事(やっている方スイマセン)に、なんで履歴書が必要なのか?、運転免許証1枚があり、本人と3分も話せば解る事ではないのか?
半日5時間働いて4000円(現役時代の時給にも満たないですが)は、無収入 の今では、ちょっとした小遣いで莫迦にはなりません。でも、報酬をいただくとなると、自分の時間に制約がかかります。好きな時に自分の都合で働けるのなら やっても構いませんが、そんな我が儘な仕事はありません。

いよいよ地域デビュー
自分の住んでいる地域の最も身近なコミュニティは、「町内会」・「自治会」です。そのうち、「老人会」も加わると思いますが・・・次には 行政区・地区単位にあるいわゆる「公民館」「地区センター」「生涯学習センター」「老人センター」の各種趣味の団体・サークル、「体育館」のスポーツサークル となり、市や区単位になると、社会福祉協議会・ボランティアセンター・NPOセンターなどの市民活動団体・社会福祉団体などがこれから所属し、定年退職後の 大半の時間を過ごすことになる、皆さんのコミュニティとなります。
最初の一歩
「自治会」であれ、趣味、スポーツの団体、市民活動団体であれ、新人は歓迎されます。
しかし、リタイヤ直後の60才の男性なら「若い人」が入ったと手ばなしで喜ばれたの5年前までです。昔は、社会福祉団体や市民活動ボランティア団体は女性ばかり でした。ですから、社会経験のある男性が入ってくるのは大歓迎だったのですが・・・、ここ数年、男性がどんどんと入って来ており、男女半々になりつつあります。
活気がでてきたか?そうも言えません。弊害が出てきています。
   1,団体内に、組織原理原則論を持ち込む
   2,派閥・グループを造りたがる
   3,今までやってきたことを否定する
   4,今まで所属していた会社名をだして、こうではいけないと云う
   5,ついつい、出身大学名が口にでる。
   6,パソコンが出来ると過信している。

地域のコミュニティや団体は、定年退職男性を手放しで歓迎している訳ではありません。
歓迎しているのは、上記のようなことをせず、実際に時間を費やし、汗を流せる、バランス感覚の良い人を求めています。
会社の経験や地位や出身大学や資格は、全く必要ではありません。パソコンが出来る・・・60歳の男性のパソコンが出来るはせいぜい、ワード・エクセル・メール 程度で、出来るうちには入りません。
ビルダーでホームページも出来るうちに入りません。少なくともCSS・Javascript・CGIを理解していないと通用しません。
先ずは、自分を売り込むよりも、謙虚になり次の言葉を覚えて下さい。
定年後の地域デビューの魔法の言葉「何か私にお手伝い出来ることが有りませんか?」
デビュー後は、老害にお気を付けを。詳しくは、ブログに書いています。


リタイヤ・定年退職後の健康管理と地域スポーツクラブ・サークル・同好会への参加

平成23年現在、朝日新聞スポーツ欄に地域のスポーツに関する記事が連載されています。

12月の記事は、リタイヤ・定年退職後の男性の地域スポーツへの参加記事でした。この記事を読んで自分がリタイヤした頃を思い出しました。
55才或いは、目標予定資金達成時のどちらかでの退職を目指していた52歳の頃、会社の定期健康診断で医師に、3年後のリタイヤを目指すのなら、今から 退職後の健康を考え、体質改善・体重管理を実行しないと、退職後の自由な、云いかえれば何の束縛もないダラダラ・ズルズルした時間の 流れで、病院通いになりますよ。
「Nさん」(私)の目指している海外ロングステイも健康であるという前提での計画ですよね。
まさに、仰る通りです。その当時の私の生活と云えば、千代田区のど真ん中の高層ビルリニユーアル工事で中央監視設備の工事責任者と云う立場でした。、 土日・深夜は当たり前、地下数階に陣取ってパソコン・タバコ・コーヒーを必須アイテムとしている生活では、数日日光に当たらないと云うことも、珍しく はありませんでした。コレステロール値も高く、まさに50歳代のメタボ症候群そのものでした。
確かに、諸先輩方から定年後の衰えとか、病院通いの話を沢山聞いてはいました。そこでリタイヤに備えて一念発起、先ずは体重を3年後に現在より 5kg落とす事にしました。
方法は

1,コンビニダイエット
コンビニエンスストアーの食品のほとんどにはカロリー表示がされています。先ずは自分の食べる食品のカロリー数を知ることから 始めました。何と今まで無造作に食べていた食品のカロリーの高い事か!
以後、カローリー表示のない食べ物は買わないことにしました。
2,ウオーキング・歩く事
勤め先の現場へは、新橋駅が一番近いのですが、靴はビジネンシューズタイプの黒のスニーカーに買い換え 一駅先の東京駅まで行って歩くことにしました。
文献によると、運動し始めて20分経過してから初めて体内のカロリーが消費されるそうですが、東京駅からまっすぐ職場まで速足で歩くと、 12分しかかかりません。そこで皇居広場を大回りし、日比谷公園を縦横に歩くと、何とか内幸町の現場まで多少汗が書く程度のスピード 出歩くと20分になりました。
朝の皇居・日比谷公園周りは同じようにウオーキングする人や仕事前の市民ランナーでいっぱい、時々、高橋尚子さんや、有森裕子さんが 走っている姿を目にしました。
結果は
担当医師が理想的と褒めて下さるように、3年間に5Kgと云う長期間にわたるダイエットで体重は落ち、血液検査もほぼ正常値になりました。

リタイヤ・退職後のスポーツライフ
鎌倉に越してきて、先ずは最初に市が発行している、「鎌倉萌」と云う地域の文化・スポーツ団体・サークルの 情報誌を読んで鎌倉・大船ハッピーバドミントンクラブに入会し、徐々に地域コミュニティと知り合いになり、ここから現在やっている、 硬式テニスや、鎌倉独特スポーツ簡易室内テニスの「ラケットテニス」と広がっていきました。

リタイヤ直後がベストチャンス
朝日新聞の記事にも書かれている通り、地域デビューはスポーツ同好会・サークル・クラブに入るのがBest Wayです、今まで会社で 指導的な立場、指示する役職だった男性が地域の文化クラブや町内会組織に顔をだしても、自分の云う事を部下のように聞いてくれるわけでもなく、 入りづらくなり、定年後は一日中・TVとパソコンに向かう生活になってしまいます。
地域のスポーツクラブは、圧倒的に女性が中心です。
ここでは全くの新人ですが、リタイヤ直後の60代前半の若い男性は歓迎されます。1週間に一度心地よい汗が流せる上、奥さんからも 外へ出る事を歓迎されます。
取り敢えず特別な人間関係を築く必要もなく、全くの新人扱いのまま過ごせる居心地の良い場所となるでしょう。

60歳は年寄ではない?
童謡にある「♪今年60のおじいさん、歳をとってもお舟を漕ぐ時は・・・・♪」を聞くと、昔の話、今の60歳は現役と云われていますが、 体力的には昔と同じ、或いはそれ以下です。確実にフィジカル的には衰えます。
55才でリタイヤして、スポーツを始めた時に諸先輩云われました。
「60歳を境に確実に、急激に体力面・筋力面は衰える」。
これは本当です。週に2回以上体育館でハードに汗を流していても、昔のように翌日の体重は落ちません。脚力も確実に以前のままではありません。
今、鎌倉で盛況なのはシニア対象のストレッチ教室・講座です。ボールを追いかけるでもなく、勝敗がつかない、ただ体の普段使わない部位を 動かすスポーツは嫌いでこれまで敬遠してきました。現在63歳、後2年65歳を過ぎたら、嫌いなのですが参加しようと考えています。
しかし、あの講座名称「高齢者・シニアの為のストレッチ教室」はまだまだ抵抗があるのですが・・・・

定年退職、リタイヤ後の男の趣味・ホビー・習い事ランキングベストテン

1 家庭菜園
都会でも、公設の貸農園が増えていますが、水の確保と、翌年度の用地の抽選が問題のようです。
2 料理教室
鎌倉には、男の料理教室と云う催しが定期的に、市福祉センターで行われていて、盛況のようです。
3 楽器演奏
70年代に一度は手にした楽器を、余裕が出来たこの時期に再び。と云うケースで多いのでしょうか?
4 外国語レッスン
公共施設の英語教室は8~9割が中年女性で、後の1~2割がリタイヤ、定年退職した男性です。
5 登山・ウォーキング
鎌倉あるけあるけ協会に代表されるように、今、一番人気のある、誰にも邪魔されない「男の趣味」NO,1
6 写真・ビデオ
昔は男の王道でしたが、デジの普及で女性カメラマンが、増えています。
7 そば打ち
「それでいいのか蕎麦打ち男」と残間江里子に茶化されても、依然人気のようです。
8 絵画・イラスト
私も一応「水彩スケッチ」教室に属していますが・・・・どうやら才能はないようです。
9 囲碁
昔は、ひまな時間を碁会所で過ごしていたのが、今やオンラインでWeb上の相手とうっているようです。
10 盆栽・園芸
2011のデーターとして、盆栽・園芸が10位にいるのは、団塊世代として首をかしげますが・・・
※定年・リタイヤ後の男性の趣味、習い事ランキングは朝日新聞土曜版より

写真サークル   鎌倉写真サークル・フォトクラブ・ベアーズ
元々現役時代から旅につき物のビデオとカメラをやっていたので、さっそく入会しました。
隔月の例会と隔月の撮影会ですから 一ヶ月に一度、古くから地元鎌倉を知り尽くした写真愛好家の皆様と知り合いになれ、さっそくサークルのホームページ 立ち上げ・運営のお手伝いをし、サイト開設以来、会員も倍になりました。

ビデオサークル   湘南ビデオクラブ
湘南・藤沢に拠点をおく、素晴らしくレベルの高いビデオクラブです。
初めてこのような専門性の高いクラブに参加して、今までの自己流の撮影・編集が如何に幼稚であったか知らされました。 ここも、月一度の例会・撮影会です。

パソコンサークル   かまくらシニアネット交流会(Ks-net)
ビデオにしても、写真にしても月一度の例会では暇を持て余してしまいます。
ある日、カミサンが鎌倉市のお知らせのなかに、定年後、パソコンスキルを地域社会に役立たせる「シニア情報生活アドバイザー」 資格講習なるものを見つけ、勝手に申し込んでしまいました。
今更、そんな大金を払って役所的な講習を受けなくとも十分なスキルはあると言っても、定年した後でも日本は資格社会である のだから、と言うカミサンの意見に押されて受講しました。
案の定、内容は超初心者向けで、資格を取った所で主催団体がなんらかの、その後のサポートをする訳でもないのですが、ここの資格 試験取得者の間でひとつのサークルが立て上がり、お互いが自分の持っているスキルを交換する講座が開設されるようになりました。
ここで、本当に大勢の地元鎌倉の知り合い・お友達が生まれ、ひとつのリタイヤ人生の柱になりそうです。

スケッチ教室  鎌倉美術家協会(鎌美)
鎌倉は昔から文化の香りが高い所です。
古くから文豪・美術家・芸術家達が鎌倉を愛し、住み続けています。移り住んでから鎌倉美術家協会の公募展をきっかけに ホームページ造りのお手伝いをしたご縁で、事務局の先生の水彩スケッチ教室に通うようになりました。
小学校以来の絵筆で、如何に自分に画才がない事を実感していますが、教室のWebUPの際は、画像処理ソフトを駆使して、 オリジナルとはほど遠いものをUPして楽しんでおります。

英語  本郷台アースプラザ 英語サークル
スペイン語は、青春時代の一時期を南米で過ごした事がありますので堪能ですが、英語は苦手でした。
定年後の旅行形態は、個人・自由旅行になった事により、英語力は必須となり、ネーティブの先生の元 フリートーキング・時事話題を中心とした少人数中級クラスで、週に一度二時間は、英語で考え、自分の意見を英語で 伝える時間を、強制的に自分自身に課しています。

スポーツ  鎌倉ハッピーバドミントンクラブ
退職し、鎌倉に越してきてから最初にしたことは、何か、定期的にスポーツをする場所、 クラブを探すことでした。 鎌倉のような人口17万の地方都市では、横浜に住んでいた時と違い、情報・施設がとても身近な 所にあるように感じられます。
これも、リタイヤして昼間、地元を歩く事が多くなったのが大きな理由なのでしょうが、市民のスポーツ・趣味・ 生涯教育を紹介する小冊子「萌」と云うのが、市内のいたる所置かれています、このなかで、先ずは 手軽と思われるスポーツとして、バドミントンを選び、書かれている代表者に電話しました。
この時に解ったのは、学校・企業スポーツ以外のバドミントンは、女性専用のスポーツで、なかなか、一般 男子、特に中高年の遊び感覚、すこし汗をかければ良いレベルの人を受け入れてくれる所は、なかなか と云うか、皆無であるという事です。
この時の代表者の女性が、紹介してくれたのが、現在のバドミントンクラブです。 中高年男女の集まりで、初級から中級レベル、対外試合は全くせず、月3回の定例日も特に、基礎練習らしきものもせず、 ダブルスの試合中心に楽しんでいます。

スポーツ  
神奈川公共施設利用サイト テニスコート予約
鎌倉の公設テニスコートは、2時間900円とリーズナブルな料金なのですが、鎌倉山の笛田公園に4面、西御門に6面の計10面しかなく、 なかなか、抽選に当たらないのが難点ですが、パソコンで知り合った仲間と1週間に一度、楽しんでいます。

スポーツ  ラケットテニスクラブ ガチンコ鎌倉・大船ホームページ
毎週、木曜日は、鎌倉武道館でラケットテニスの日です。
ラケットボールとよく間違われますが、あのようなハードなスポーツではなく、子供から シニアまで楽しめる、室内向けのソフト・テニスです。
ルールは基本的には、硬式テニスと同じですが、ボールはスポンジボール、 コートの広さは、バレーボールと同じ、点数の数え方は、15、30ではなく、0、1とシニアでも数えやすく なっています

地域コミュニティとボランティア

こう書いて行くと、リタイヤ、退職後の日々は、色々な趣味や習い事で埋め尽くされている思われますでしょうが、それでも 暇な時間・自由な時間は山ほどあります。
そして、退職後の時間をこんな?事だけに費やしていて良いのか、何かもっと社会との繋がりのある生活にしなくて、良いのかと 感じ始じまるのは、当然の帰結です。

ボランティア   鎌倉NPOセンター
Ks-netの講座が鎌倉NPOセンターで行われるようになり、NPOセンターのホームページのアドバイスをするうちに、個人正規会員になり 広報部に所属してホームページを中心としたお手伝いを始めました。
鎌倉越して来て7年、こうやって人々の輪が広がって行くのだな、実感しています。

NPO法人   特定非営利法人 鎌倉市市民活動センター運営会議
私がお手伝いをしている、鎌倉市民活動センターが全国初の公設民営による市民活動の支援センターであり、 これを運営・管理しているのが、私の所属しているNPO団体「鎌倉市市民活動センター運営会議」であることは、 入ってから知りました。
東京近郊の都市でも、このようなボランティア団体には、若年層会員は少なく60代に入ったばかりの、IT技術業界 出身の私にお手伝い出来る分野は山ほどあります。
2010年9月より、鎌倉市市民活動センター運営会議・広報部会のリーダーとして、鎌倉NPOセンターと一緒だったホームページを、 運営団体である「鎌倉市市民活動センター運営会議」独自のサイトに立ち上げました。

鎌倉Webサポート   大船NPOセンター web支援講座
リタイヤして8年、還暦を迎え、定年後の生活も落ち着き始めました。
旅にでると云っても、当初計画していた年間120日は徐々に減り、年間80日ほどになりました。当然日本・鎌倉にいる時間 の方が圧倒的に長いのですから、時間はたっぷりとあります。
そこで、自分の持っているスキル・技術をいくらかでも地元に役立てればとの思いと、所属している鎌倉NPOセンターの要望が 合致して、地元のボランティア・市民活動団体に対しての、 「ホームページ作成支援講座」 を 開催する事になりました。
ホームページが一般人でも簡単に作れるようになった時代ですが、ボランティア・市民活動団体のサイトは、ビルダー等で 造られた個人の趣味サイトの延長線上構成・デザインが多く、SEO(検索エンジン対策)じたいを理解していない、ものばかり でした。
指導者も殆どが、私達団塊世代よりも10才以上上の世代で、知識も感覚も古く、その事を自覚・認識していない方が多く 見受けられます。
「鎌倉webサポート」の講座では、少し遠回りになりますが、翻訳ソフ類を一切使わずに全て、 HTMLタグ・言語で書く事を徹底して指導しています。
講座を開始して、三年目、ようやく鎌倉の市民活動・ボランティア団体らしい、格調の高い、美しい、読みやすい、ヒット するデザイン・内容のホームページが現われるようになってまいりました。
この講座に参加された、鎌倉の市民活動・ボランティア団体のサイトを是非 鎌倉Webサポートからご覧になって下さい。

リタイヤライフは続く
リタイヤ前に思っていたよりも、暇は潰せます。それも、鎌倉を選んだ結果でしょう。
前のままの、横浜の駅前マンションで住み続けていたら、どうであったか? リテイヤ後の地元への生活はともかく、何処でも 興味があったら、とりあえず首を突っ込んでみる事でしょう。但し昔の肩書きを忘れて。
人は必ずひとつは何かの特技を持っています。人と接して行くうちに必ず、その特技を必要とする機会に出会える事でしょう。
このような日々を、プライバシーの許す範囲内で鎌倉タイヤライフのブログとして 時々書いています。

老後の資金はいくら必要か?

55才で勝手に早期退職し、働かず(以後、履歴書は絶対に書くまいと誓いました)、生活の基盤を日本において、海外ロングステイ或いは滞在型海外旅行を年に4から6回楽しむには、 いったいいくら必要なのか?
このサイトを見たこれから退職に向かう方々から、度々ストレートな問い合わせメールがあります。
 ・相当な資産家なのか?
 ・不動産などの賃貸収入などがあるのか?
 ・どんな投資戦略をしているのか?
 ・宝くじでもあたったの?

確かに、質問してくる、早期退職を計画している方々はしっかり資金計画シュミレーションを造っていらっしゃるので、55歳で退職し、団塊世代が 公的年金が満額もらえる64歳まで、どうやって生活していくか、興味と疑問を抱くのは、もっともです。
私達は、ごく一般的なサラリーマンでした。少し違っていたのは、子供がいなく、夫婦ともにフルに働いていた事、バブルの最盛期に働き盛り の40代前半で、家のローンを返済し、老後の生活ビジョン設計、老後資金計画を比較早く開始出来たことぐらいです。
20代の前半のかなり長い時期海外で生活していたおり、欧米人の定年後、退職後、老後の生活スタイルをみる機会に恵まれていました。そんな 訳で、自分の定年は年齢で決めたり、ましてや会社が決めるのではなく、自分が決めた老後の資金の目標金額に達したら辞めようと決めて おりました。

では、55歳退職時に必要な目標金額はいくら必要なのか?
難しい質問ですが、友人のアメリカ人の回答は明白でした。
 ・直ぐにキャッシュに出来る金融資産として100万ドル
これには、以下の条件があります。
 ・子供たちは、全て独立した生計を営んでおり、いっさいの援助・支出を必要としないこと
 ・自分たち夫婦の住む新築或いはそれに近い家があり、今後大規模な修繕・出費はないこと
 ・公的年金は、上記金額に含めない
 ・リスクが伴う投資はいっさいしない
私達の老後、定年後、退職後資金計画は、上記の意見を参考にスタートしました。

老後、定年後の資金の計算・計画は本当は出来ない?
100万ドルを目標にしましょう。と云うことになり、100万ドルと云えば日本円で9桁の数字。
全くの夢物語の数字ではないものの、かなり厳しい数字ですが、その根拠は、となると個人の生活スタイル、 住む国の将来の経済状況、寿命などにより千差万別、実は計算は出来ないのです。
私たちは、既に退職されていた諸先輩の方々にいろいろ質問しました。
 ・退職直後からの3年間の生活費
 ・60才から65才までの生活費
 ・65才からの5年ごとの生活費
 ・70才の時持っていて安心できる、金融資産の金額
 ・自分が亡くなる想定年齢
 ・残された妻への資金計画

回答された諸先輩は、全て一部上場会社にお勤めされていた方々でした。

退職直後からの3年間の生活費 年間 550~600万
60才から65才までの生活費 年間 500万
66才から先の5年ごとの生活費 年間 450万
70才時、持っていて安心できる、金融資産の金額 2000~3000万
自分が亡くなる想定年齢 73~80才
妻に残したい最低限の金額 2000万

以上の数字を踏まえて、自分たちの退職後の生活スタイルに必要な一年間の生活費と、収入の部である、公的年金・私的年金 の差額分×退職後の生存年数が必要となる訳です。

老後、定年後、退職後の一年間予算
固定費 税金・健康保険、その他保険代りの自己積立を含む 年間 68
生活費 食費・光熱費・管理費等 1か月 15×12
個人により変動する費用 夫・妻小遣い/教養費 1か月 6×12
生活スタイルにより変動する費用 旅行など趣味、生活を楽しむ為
或いは病気治療などのゆとり費用
年間 180
合計   年間 500

一般的な団塊世代サラリーマン夫婦が、大都市近郊でいわゆる、「ゆとりあるリタイヤライフ」を過ごそうとすると、この位の金額が かかる、と云うのは大手生保の試算で述べている事で事実です。

退職時にいくら必要か?

自分の生活スタイルや人生観が確定しており、公的・私的年金の収入見込み額が解っている状況では、 後は単純な足し算・引き算で何歳リタイヤ時の必要老後資金は計算出来ます。

今、このサイトを読んでいる方は、今更ファイナンシャルプランナーの意見などを聞かなくても、ご自身でパソコンに 向かって、数値を入力しているでしょう。
ご想像の通り、シュミレーションは綺麗な右肩下がりのラインを描きます。
公的年金を満額受け取る年から、ラインの角度はいくらかは穏やかになりますが、下る一方です。実生活でもこの シュミレーションどおりになっています。
ここで、慌てて少しでも増やそうと、へんな投資に走らないことです。儲かるのは銀行と代理証券会社・投資会社 だけです。
インフレ率とか、消費税値上げとか、病気治療費とか、考え出せばキリのない事です。ここまで事前に努力してきて 後から起こる不可抗力は仕方のないことと、諦めてそれなりの生活をするしかないのです。
理想としては、日本経済・グローバル経済がこのまま緩やかなペースで落ちていき、最終的には夫婦二人で築いてきた財産をきれいさっぱり使い切って ゼロの状態で、旅発って行くのが理想なのですが・・・・・

鎌倉には、これから定年を迎えて地元に戻ってくる年代層や、既に定年リタイヤしている方々のこれからの、 資金面の運用に関する的確なアドバイスをする、鎌倉NPOセンター登録市民活動団体 鎌倉FPサポートが鎌倉駅前のビルで、サロン形式のシニアプランセミナーを行っています。

ロングステイ・海外移住を目指す人へのアドバイス
上記のような、退職後の実態を考えると、物価の安いアジアの国々へ向かう気持ちは良く解ります。
しかし、TVや雑誌で紹介している「物価が安い」は、食費と不動産価格だけです。
この日本での退職後の生活費を見て解るように、退職後、定年後、老後の生活で一番大きなウェートを占めている のは、現役時代にはあまり気にしていなかった夫・妻こずかい、教養娯楽費なのです。
完全移住ならともかくとして、一時的に海外に住んでいる時でも、生活基盤の日本での固定費は発生していますし、 海外で日本と同じレベルの趣味・教養の生活をしようと思うと、それなりの出費が、日本の価格以上かかることも多いです。
海外ロングステイを目指す時に、まずは奥さんに聞いて下さい。
君は定年後、タイ・チェンマイにロングステイ出来るか?


日経マネー特集記事 「一億円で老後安泰、退職貧乏はこう避けろ」何で守備専門の私が?

定年退職・団塊世代に向けての、退職後の海外ロングステイを中心とした、サイトで情報発信・公開していると、 大手マスコミの取材依頼のメールは頻繁に来ます。

TV・出版メディアは、次号、次回のテーマに行き詰まると、お金や時間に余裕のありそうなリタイヤ シニア世代向けの話題「海外ロングステイ」と「年金問題」にたどり着く 傾向が近年顕著のように見受けられます。
テーマが決まると、取材対象は先ずは現代の情報の宝庫、インターネットです。
色々な専門家・知識人・著名人・学者がいらっしゃる中、恐らく数撃てば当たる、当たればラッキー と、このような小さな個人サイトにまでたどり着き、取材依頼メールが届きます。
映像メディアは、丁寧にお断りしています。
理由は・・・映像メディアは放送前の事前チェック機能がないからです。
映像は編集次第で意図とは違ったものが出来上がってしまい、修正する時間的な余裕が全くないのです。 其れに引き換え、活字・出版メディアは発行前の事前校正チェックがあり、放送と違って手元に残りますので 、二次的な運用・転載も可能なので、内容・テーマ次第では、取材に応じることもあります。

これまでに、日本FP(ファイナンシャル・プランナー)協会の会員向け 機関紙から、「海外ロングステイに関する、知られていない費用に関する光と影」についての寄稿の依頼があり、これから定年後の資金相談に 接する機会が多い、日本のFPの皆様に知って欲しい 情報として、当サイトのデーターの引用と云う条件の元、了承したことがありました。

今回の依頼は、大手出版社 「日経マネー」 からでした。
2015年一月号(発行2014・11・21)の特集記事「一億円で老後安泰、退職貧乏はこう避けろ」なかで、 「リタイヤ後の生活がどういうものなのかは、先達の話を聞くのが一番」と云う記事を書いて下さい。と云う要請でした。

先ずは、担当者の依頼メールに対して、一般的規模の会社の60歳定年、63~65歳まで再雇用で働いた給与所得者の老後資金としては 一億円は必要なく、私の場合、55才早期自分勝手退職・海外生活が長かったので退職金もほどほど、年金満期受給まで10年近く あるケースでの必要金額が9ケタであると、伝え、大手出版社の社会的な責任として、まるで退職時に一億円がなければ、 退職貧乏になるようなセンセーショナルなテーマに疑問を抱きます、と返信しました。

担当者からかえって来たメールは、弊社の雑誌「日経マネー」の購読者層は、一般給与所得者ではなく、多くは自分の資産を 自分で運用する志向の方々であり、一億円はそう天文学的・不可能な数字とは考えていない方々です。とのご返事でした。 そして、お会いしての取材や出稿が無理なら、現在のサイトに公開・掲載されているデーターを元に、編集部で初稿を起こし、 何度でも校正していただく、と云う条件で如何でしょうか?と、丁寧なご返事をいただき、了承致しました。

事前の校正・チェックは全て、ネット上で行われました。
現代の出版物のほとんどは、出版編集プロ用ソフト「Adobe InDesign」で行われています。私もこのソフトを使っていますので 編集担当者との会話はスムーズに行われ、発売日の前々日に、雑誌が自宅に届きました。

初めて、目にする手にする雑誌「日経マネー」
なるほど、一般サラリーマンが通勤電車のなかで読むようなものではないですね。
日経の経済記事やブールームバーグで世界の動向を探り、常に投資を考えているような方々向けの雑誌であることが 理解できました。

そして、1月号の特集記事の内容ですが、イントロキャッチの文章を引用すると

「老後難民」・「退職貧乏」など将来の不安を煽る言葉ばかり喧伝される昨今、だが公的年金や退職金を 含めて、夫婦で一億円あれば、老後はひとまず安泰といえそうだ。
そのためにどうやってお金を貯め、守り、殖やしていけばいいのか。日経マネーが総力を結集し、老後資金 準備をたてた。長寿の富の象徴「七福神」のご加護も受けながら、五つの秘策を胸に新年からいざ作戦開始
詳細な内容目次は次の通り
1,何故、一億円必要なのか
 ・95歳目指して逆算の資産準備
 ・将来、年金はどれくらいもらえるのか?
 ・30代ならドル預金とEFTでインフレ・円安対策
 ・シングルなら40歳時点で3500万必要!?
 ・50代までにやっておきたいこと?
 ・早期退職して10年目の団塊世代のアドバイス
 ・92才、現役世界最高齢パイロツトが語る
2,老後資金作りには 大型株&高配当株 ※以下詳細省略
3,投資で稼ぐならこれ、5つの黄金律
4,一億円づくりの近道はどっち
5,「減らすな退職金!」の負けない運用
ご興味ある方は、本屋さんで買って読んでください。

ぶっちゃけ、55才退職時に9桁の資金(正確には百万ドル換算)をどうやって造ったのか、聞かれることがあります。 何時も答えているのは、私たちは積極投資派ではなく、どちらかと云うと守備専門の消極派だということ、 働き盛り・貯め盛りの40代にバブルの恩恵を最も受けた建設業界にいた、と云うラッキーだけです。と。

私たちのやり方は、この「日経マネー」 さんとは、ま逆のやり方、殖やすよりは、出るものを少なくし、節約し、その分を貯める。昔乍らの日本人方式ですから、今回は お世話になった日経マネーの編集者Mさんに敬意を表してここまでにして、近々、何処かに、詳しく書きます。


リタイヤ・退職後ライフに必要なゆとり資金 年間180万 今年の出費内訳

平成24年 ゆとり資金 年間180万の出費内訳
海外旅行 1月 ハワイステイ 9日間 270,000
3月 ミャンマー 観光 12日間 300,000
5月 ハワイステイ 9日間 280,000
6月 台北フリー5日間 120,000
国内旅行 7月 新潟赤倉温泉 3日間 75,000
8月 北海道旅行キャンセル料 25,000
9月 軽井沢ホテルステイ 2日間 50,000
11月 箱根 温泉日帰り入浴 15,000
12月 京都紅葉観光 フリー3日間 100,000
12月 東京スカイツリー2日間 40,000
冠婚葬祭費 親戚の葬儀 田舎への交通費を含む 100,000
元同僚の葬儀 二回 30,000
親戚の葬儀 田舎への交通費を含む 50,000
医療費 前立腺PSA検査入院 50,000
肝機能不全、緊急観察入院 50,000
胆石精密検査入院 60,000
其の他、毎月の歯医者、クリニック
等の一年間の費用 二人分
120,000
交際費 お中元・お歳暮などの、月々の出費・
経費に含まれない費用その他
65,000

現役であろうと退職後であろうと、生きて行く上での必要最低限の生活費は、金持ちでも、生活困窮世帯でも そんなに大きな違いはないと思います。
先ずは、年間・月間の固定費・生活費を算出し、「ゆとりあるリタイヤライフ」に必要な金額は自分の 出来る範囲・資金力で決めて、やっています。

人間、パンの為に生きるに非ず
で、これが現役時代と違って、意外と大きなウェートを占めています。
退職後の生活とは、今まで会社に行っていた時間を、何処で、どうやって過ごすかと云うことでもあるのです。

夫と妻の小遣いは、ゆとり資金にはいれていません。月々一人三万円、これはお互いの月々の趣味の月謝・材料費・交通費・外食費として 確実に消えて行く固定費です。
それでも足りない分は、使い道を問わない、詮索しない、残高を聞かない、退職時に設定した各々の小遣い口座で処理しています。 足りなかったら、アルバイトするしか、この口座残高を増やす方法はありません。

私もカミサンも専門技術・資格があるので、年間20万程度のアルバイト収入(カミサンは、好きな時だけ行く時給1,500円の派遣、私は 自分の都合で日程を組める専門講座の講師料、時給1,000円、月に3~8回回)があり助かっており、10年経過しましたが当初の口座残高は 維持しています。

海外ロングステイを目指している割に、この「ゆとり資金180万」は少なすぎると思いますが、リタイヤ後10年の私たちには、精一杯 の金額です。
恐らく定年直後で海外ロングステイを目指すご夫婦は、もっとかかるかもしれません。
お気づきでしょうが、65才を目前にすると、医療費・冠婚葬祭費の出費が旅行費に大きく食い込んできます。
元々は、2ヶ月に一度、予算30万円の海外ミドルステイを6回と云う前提で予算を組みました。

夫婦二人の10日間前後の海外フリーステイの予算が30万円と聞くと、二通りの反応があります。
一つは、一人分でも足りないのでは?と云う方、この方は 大手旅行業者主催の添乗員・三食付の観光周遊型団体パッケージ旅行しかしたことのない方、もう一つの反応は、二人で10日間で30万は高すぎない と考える方で?この方々は、個人自由手配旅行に慣れた 滞在型旅行とは何かを解っている、元バックパッカー、旅の達人に分類される方々です。
ほとんど観光はしない、滞在型の場合、航空券とホテル代以外は、現役の方が考えているよりかなり低く抑えようと思えば ワンステイ30万円は可能な、一般的な退職後サラリーマン夫婦の二月に一度の10日間程度の海外ミドルステイとしては、実際的な数字です。

退職当初は計画通り5~6回だったのですが、何度も同じ場所に 飽きてきたり、年齢と共に医療費・交際費の出費合計が海外一回分となり、自然に 国内旅行が多くなりました。
特に今年は8月に突然発症した「胆石騒動」で、海外は中止となり、身近な国内旅行と、医療費に予算は消えました。
ゆとりある、海外ロングステイを目指す団塊世代夫婦と云っても、所詮は元サラリーマン夫婦のゆとりとは、年に4回のリーズナブルな海外旅行と 4~5回の国内旅行程度のものなのです。

この「慎ましやかなゆとり予算180万」も来年までで、リタイヤ11年目の66才からは、一気に50万減り130万になります。 10年間好き勝手に海外に行ってたらば、飽きるであろうとの退職前の目論みは、半分当たり・半分ハズレかな。
ともかく、この金額でやって行くしかないのです。ですからドル安大歓迎!!


定年後の生活費 首都圏と半自給自足の田舎暮らしと海外ロングステイ

毎年12月25日、この年の予算消化状況をチェックし、来年の計画を立てています。
実際の数字を公開するのは、かなり抵抗があるのですが、ここまで自分勝手に色々退職後の生活に書いて いますので、裸体写真を公開するようで恥ずかしいのですが、今、退職後の生活設計を考えて、このサイト にたどり着いた方々、に本当の年金生活と云うものは、どんなものなのか、敢えて公開します。

この予算での生活が、勝ち逃げと云われる優雅な団塊世代なのか?、平均的な退職世帯とかけ離れて いるのかの判断は読者にお任せします。
私たちは、標準的な、それ以下でもそれ以上でもない、首都圏に住む、給与生活者の退職年金生活だと思っています。
ここには、夫・妻のアルバイト収入は含まれておりません。所得税は源泉徴収されています。
1か月の標準生活費
東京首都圏の分譲マンションに住む、夫婦二人の生活費として、1ケ月19万円は少し少ないかなと思います。
住まいが共同住宅(マンション)故に、管理費が発生しこの中には修繕積立等が含まれており、戸建ての方からすれば 負担が多いです。
光熱費・公共料金は、60代の二人所帯・熱効率の良いコンクリート住宅、温暖な気候の地ですから、こんなものでしょう。
1か月の生活費のなかには、夫・妻の小遣いが含まれています。現役時代の半額、細々とした自分の季節の衣類・ ・交通費・趣味の月謝はこの中で処理しています。
本当に食うだけの生活費はこのとおり、年間228万となり、かなり慎ましい生活がお解りになると思います。

税金の部
夫65才は、この年から年金が満額+配偶者加給の為に、住民税課税対象になり若干ですが、課税されました。妻が65才になり満額と なりますと、もう少し高くなるでしょう。
同時に、65才から介護保険料の支払い義務が発生しています。諸税合計385,000円は、同世代の退職者よりは安いのではと、思えます。

医療費・教養費
医療費・教養費は年間一人24万、二人で48万計上しています。
歯医者・定期的な健康診断、内科・整形・眼科と若い頃には考えもつかなかったほど、医療費の出費はあります。そして、教養費は 自分自身の生活を豊かにする、互いに詮索しない、年単位のお小遣いの部類です。

冠婚葬祭・交際費
今年、当初の予算は20万円でしたが、大幅に超過しました。
お互いの家族・親戚の葬式と法事と、姪っ子の結婚、夫婦共に地方出身なので、この費用の中に交通費が占める部分がかなり多いです。

旅行・娯楽費
年間120万は、退職直後の半分に減って来ています。今年の冠婚葬祭費のオーバー分は、ここから出しています。事項の消費財購入費 も同じです。つまり、この部分が世間一般に言われているゆとり経費です。
退職して11年にもなりますと、退職直後のように2か月に一度と云うペースの海外滞在はなくなり、今年は、私の健康危惧や、突然の 親族の葬儀が重なり2回だけでした。

収入の部
お気づきでしょうが、私の公的年金は配偶者加給があっても、この程度です。理由は日本でのサラリーマン生活がジャスト25年の為です。 それまで海外にいて、日本の年金制度とは別の暮らしをいたせいと、初めから公的年金に頼らずに最低限の25年だけ働こうと云う 考えがあったせいです。
個人年金は、一生涯ではなく70才までです。カミサンが65才になると、公的年金が増えますが、個人年金額ほどです。
つまり、現状では毎年、年間120万円づづ赤字、資産を取り崩している訳です。
赤字・資産の取り崩しは、55才リタイヤ当時から10年間続いていますので、この程度の赤字は全く恐怖でも何でもありません。今後この年間予算480万を何歳まで続けるか? 計画では、65才今年までで、66才になる来年からは一挙に50万減額して、430万になる予定でしたが・・・・、もう少し伸ばしても大丈夫かな、と思い始めています。
今や、私が退職した10年前と違って、新聞やネット、或いは田舎暮らし専門誌に定年後の田舎暮らし情報が氾濫しています。 言葉や習慣の違い、日本からの渡航費の高い海外ロングステイをしなくても、日本の田舎で十分二人の年金で生活できると云う情報を目にしますが、 なかなか、本音・生のデーター情報は公開されておりません。

一方、半自給自足を楽しむ田舎暮らしの家計費は?

日本の地方の山村に住み、二人分の米・野菜類を造り、鶏を飼って 半自給自足を楽しむ、同じ60代夫婦をイメージした家計費を探ってみました。


上記のデーターは朝日新聞に掲載されていた「田舎暮らしライター・山本一典さん」の基本資料を基に、色々な田舎ぐらし 情報誌で書かれているデーターを総合的にまとめてみたものです。

一か月の基本生活費を、首都圏に住む私たちと比較すると、
 夫・妻小遣いの計上するかどうかの違い。
 光熱費は都会よりも多い
 車関係の費用が多い
 畑・家畜費は意外とかかる
 食費は半自給と外食費の分、少なくなる

年間経費を比較すると
 医療費・ゆとり経費を計上するかしないかの違いだけです。
解かったことは、地方の山村に住んで半自給自足の生活をしようが、都会に住んで多少便利な生活をしようが、 退職した60代の夫婦の基本的な生活費は、ほとんど変わらず、夫婦二人の年金合計内で、生きて行くだけなら 出来るということです。

これだけ交通インフラが発展した狭い日本では、都会と地方の生活費差はほとんどないのです。
改めて、ここで解かりきったような事を再度確認しますが、トータル生活費の差とは、ライフスタイルの違い だけなのです。

安い?アジアの国でのロングステイ
物価の安い海外アジアに暮らすにしても、渡航費・日本に残して来た家の管理費や、納めなくてはならない、保険料・税金等を計上すると、トータル生活費は、日本に 住むよりも高くなります。
定年退職後の数年間、異文化のなかで暮らしてみたい、と云うライフスタイルの為のプラス費用と考えるべき で、日本の年金の範囲内で優雅に暮らすというのは、10年前と違って、今の日本とタイやマレーシアの経済格差の縮小で幻となってきています。

退職後の生活費
田舎暮らし・海外ロングステイ・都会に暮らす、いずれにしても現役時代の生活スタイルをダウンサイジングしなければ、夫婦二人の年金だけでは 暮らしていけません。(生きて行くことはできるでしょうが・・・)
これを、理解するまでに、私たちは11年模索して、費やしたという訳です。


55才 早期リタイヤして10年経ちました。65才の現状報告 幾ら残っているか?


この5月で、55才早期退職してちょうど10年になり、世間一般の退職・リタイヤ年齢になりました。
55才退職時、不動産を除く金融資産が目標としていた9ケタにほぼ近い金額に達し、予定通り、 生保の一時払い個人年金を除いた全ての金融投資を引き揚げて現金化し、普通預金にして現在に至っています。

これまでの10年間、夫婦ともにいっさい働かず、海外ロングステイ地を巡る生活と地元コミュニティへの参加で過ごし てきたのですから、当然ながら着実に手元資金は減少していきました。
退職時の55才から60才までの当初5年間の生活資金の出所は個人年金ですが、これまでの蓄えの金融資産から削るのですし(個人年金は終身ではありません) 60才からの厚生年金基金は、ほんのわずか、満額の年金支給は私たち団塊世代は63才の誕生日からですから、退職直後の10年間、気力・体力・好奇心 旺盛な定年後ライフを過ごした結果、当初55才時の金融資産は、ほぼ半減しました。
一番大きな出費は、自宅の買い替えでした。
22年住んだ横浜の駅前マンションを購入時の80%で売り、鎌倉のマンションに買い替えた差額出費が1,500万(但し、引っ越し・ 調度品購入・諸経費を含む)。これは当初からの計画で想定済みでした。

65才定年時の金融資産は平均的いくら位なのか
色々な統計があり、ネット上では2500万というのが一般的、現実的な数字のように思えますが、果たしてそうでしょうか? ある程度の企業に60才まで働き、単年度契約社員として退職時の60%程度の給与で再雇用された方の金融資産が、その程度 の金額であるハズがないと思います。
そして、65才で退職し、夫婦二人が今後20数年、ゆとりある老後生活を送るためには、当然ながら公的な年金では不足し、年間 100~150万を自分の金融資産を削っていく生活になります。
   これは、あくまでもゆとりある定年ライフの費用を年間480~540万と想定しての計算です。
男性の平均的な寿命80才として、二人で過ごす年月は、65才退職後後15年、たったの15年です 毎年120万づづ 手持ちの金融資産を削っていくと、15X120=マイナス1,800万、残された妻に残す生活費として最低2000万は確保しなくてはなりませんから、 都合1,800+2,000=3,800万というのが現実的な数字だと思います。

55才 早期リタイヤした、65才に幾ら残っているのか
当然ながら、このような計算・想定は30代後半からシュミレーションしているので、10年間夫婦ともに働かず、海外ロングステイごっこを してきても、この想定されている金額は確保出来ています。
退職後10年、65才・高齢者・介護保険対象者になり、ようやく私たちも一般的・平均的な年金生活者になった、と思うのは間違いです。 理由は、55才早期退職者が受け取る公的年金金額は、60才定年者・65才定年者に比べると、はるかに少ない金額だからです。
55才早期退職者は、65才時の必要とされる金融資産3,800万では、ゆとりある老後ライフには足りないのです。

もし、このサイトを見ている55才定年退職を目指す方は、ネット上の金額はあてにしないで、しっかりとシュミレーションをして見てください。 しかし、すべてがシュミレーション通りに行くハズもありません。
私たちは団塊世代は、幾らかラッキーな世代だっただけす。
バブル前に不動産を購入し、バブル絶頂期には働き盛りで高給を得てローンを完済し、 退職してからの10年、日本はデフレ経済で物価は安定、あるいは下がり、円高で海外へは行きやすくなった世代です。こんな 事がこの先も続くとは思っていません。いつアベノミクスが暴走し、コントロール出来ないハイパーインフレ、国家財政の破たん が起きるかもしれないのです。

カミサンにいつも話しています。
もし、私が亡くなってから年金と自己資産でやっていけない時代がきたら、このマンションを売って2LDKか1DKの部屋に買い替えて 暮しなさい。このマンションの立地なら何時でもある程度の金額で売れる事は間違いないから。
どうせ残したって、相続する子供がいないのだから、全部使い切ってから、あの世で再会しよう。

週刊誌見出し「70才からのビンボーはこんなに怖い」を立ち読み


週刊誌の見出しがセンセーショナルなのは、解かります。
しかし、いざ読んでみると、ごくごく当たり前の大人しい・常識的な内容であることが多いのですが、今週発売の 「週刊現代」のキャッチコピーは、退職者及び予備軍の目に留まることは間違いないです。

急増中!!
70才からのビンボーはこんなに怖い
あっという間にスッテンテンーー、なぜ70歳でカネが無くなるのか?
病気・死別・老人ホームに入居 「一大事は70歳で起きる」
じゃあ70歳でいくらあったら大丈夫?
面白そうですね。しかし、わざわざ、400円払って買って読むほどでもないので、近所の図書館の雑誌・新聞コーナーへ行って見ました。
この図書館のコーナーには、あまり立ち寄りたくないのですが・・・理由は暇を持て余した、居場所のなさそうなシニアのたまり場 となっていて、若い女性職員からこの諸先輩方と同じように見られたくない、が本音です。 しかし今日初めて知ったのですが、鎌倉市の図書館の週刊誌コーナーには、週刊朝日や週刊文春は置いてあっても、現代やポストは置いて ありませんでした。まぁ鎌倉らしいと云えばそうなのですが・・・・

そこで、ショツピングモールの本屋さんの雑誌コーナーに行ってみると、私と同じ世代の先客三人が、この週刊現代を立ち読みしており、 斜めから覗いてみると、三人共に同じ記事「70才からのビンボーはこんなに怖い」を読んでいるではありませんか!
一緒に、立ち読みするのも少し恥ずかしかったので、しばらくパソコンコーナーに立ち寄ってから再び戻って、読んでみました。 しかし・・・・、何処にも具体的な数字「70歳でいくらあったら大丈夫?」が書かれていないのに、ガックリです。

書いているのは、FP(ファイナンシャルプランナー)の面々。
このサイトの読者なら、「そんな事を今更、若い貴方がたに云われなくとも解かっているよ。」と云う内容ばかりです。
 退職金3000万円を貰って気が大きくなり、新車購入・退職記念豪華クルーズと張り込んでも、考えてみれば 退職金3000万円とは言え、退職直前の3~4年分の給与に過ぎず、これから先無収入の生活が一生続くということを、思い起こすべき。
 退職金を目当ての銀行・保険・投資会社の勧誘には注意。今まで銀行定期しか利用したことのない人は、 第三者のアドバイスを勧める。退職金は増やすと云うより、インフレ目減り対応で十分。
 高齢者の平均的支出とは、あくまでも平均的な金額であって、各々のライフスタイル・家族構成によって 違う。平均的な生活費の他に、親の介護・自立しない子供・本人、伴侶の病気などのリスク対応資金が必要
 このリスク対応資金、或いはゆとりある生活資金を見込んでおかないと、「70才からのビンボー生活」 危険が誰にでも起こりうる。などなど
結局、70歳時いくら持っていれば安心か?はどこにも書かれていませんでした。
では、週刊現代に代わって幾ら必要か考えてみましょう。
いろいろなデーターがありますが、高齢者と呼ばれる65才夫婦(65才は高齢者なのです。)の平均的な年金は月額185,000円と云うデーターがあります。
一方大学を出て、転職もせず、60歳まで勤め上げた勤続38年サラリーマン・ 専業主婦の世帯の標準が230,000と云うデーターもありますが、これが、日本のサラリーマン世帯の標準年金額と云えるのかは疑問です。私たち夫婦のように、過去に転職があったり、55歳・52歳で早期退職した場合はもっと少ないです。

一方、支出はどのぐらいか?これもデーターが色々あり、277,700円とか、220,000とかあります。 ※この金額には、当然、税金・保険料などが含まれています。

収入も支出も低い方を選んでも、毎月50,000円 年間60万の赤字、これは、健康であり続け、生活するだけの金額ですから、これから誰にでも起きる得るリスクや、生活のゆとりを考えると最低年間100万+アルファ不足することになります。

では男性78才まで生きるとして、先ず10年間×不足分100万+α=1,000万+α
※αは人によっては500万にも1000万にもなるでしょう。
そして、残された伴侶が88才まで生きるとして、夫の年金が減少した分、支出もダウンサイジングするとしてやはり、10年で1,000万は不足するのではないかと、 推測されます。

70才時持っていなければならない金額は? 少なくとも2,000万円+アルファか?
ごくごく、妥当な金額。私が現役時代に諸先輩型(一流企業にお勤めの、もっとも年金的には恵まれている世代の方々)にお聞きした、 持って安心する、或いは持っていたい金額と同じです。
何で、週刊現代は具体的な数字を書かなかったのか?
避けては通れない話なのに・・・・現実を直視しなければ、・・・・

子供たちが全て結婚し独立した生活を営み、家の大規模改修を済ませ、定年前からの夢だった長期の海外旅行や趣味の生活をし、現在二人とも健康な ご夫婦が夫70才時に必要と思われる金額シュミレーションが、最低2000万+アルファ

シュミレーションの数字は、現実に、確実にやってきます。


定年、退職後 豊かな老後を維持する為に必要な退職金の運用と投資

最近のTV東京の番組のなかで、村上龍が云っていました。 日本の定年退職者の置かれている現状は2・6・2であると。
最初の20%は、比較的豊かな、悠々自適な退職後の生活と 云われている、年収400万の基本計画の手当が既に済んでいる退職者層。
最後の20%は、退職した翌日から仕事探しをしなくては生活していけない退職者層。

残りの60%は、大半は直ぐには生活に困らないが、年金全額支給年齢までは、何かしらの仕事で収入を得る必要があり、 以後、年収300万前後のそれなりの老後生活をしていく退職者層に別れる。
年金制度だけでは生活出来ない、自己防衛・自助努力を定年退職前から始めろ、と云うのが政府の本音でもあり、 私たちの世代では解っていたことでもあります。

翌週、BS7チャンネルで同じ話題の番組が放映されました。
一般的なサラリーマン退職者の老後資金の大きなベースとなるのが退職金です。しかしこのお金は、実際に貰えるだろう年300万の年金と、 理想とするゆとりある老後を送る為に必要な年400万の差、年間100万の持ち出しの為に、使わざるを得ない大切なお金なのです。
古い統計しかありませんが、総務省人事・恩給局「平成13年民間企業退職金実態調査」によると、 民間企業の平均的な退職金水準は2220万円~2800万円となっています。
企業規模、入社年齢などによって前後しますが、低い数字をとっても2000万円は固い数字です。この2000万を実際の年金収入と 望ましい老後年収400万のギップに充填すると、年に100万、20年で使い切ることになります。 長生きして足りない部分は、自己資金を充てるしかありません。
この計算は、65歳年金満額支給年齢で退職した場合で、60歳で退職した場合は、65歳の満額支給年齢まで、実際に貰える厚生年金基金あるいは 企業年金・国民年金比例報酬分との差額の為に、使わざるをえないので、退職金はもっと少なくなっているハズです。

団塊世代で55才早期退職の場合は(私の場合)、年金受給の60歳まで5年反対に国民年金を払い続け、60才から厚生年金基金と国民年金の比例報酬部分をうけとり、 64才になってやっと年金満額受給ですから、退職金 はあっと云う間に無くなりました。この間の経過はブログ退職9年にして、やっと年金が満額になったけど、で触れています。

早期退職とまでは行かなくても、60歳以降会社に留まらないで退職し、働かないのであるなら、年間500-(年金基金+国民年金比例部分)×5=の金額を退職金からか、 或いは、自己資金から捻出しなくてはなりません。
年間400万ではなく、500万としたのは、退職直後の5年間は、セーブする生活になれていないのと、今まで出来なかった旅行などの頻度が高いからです。

60歳前リタイヤは良いこともほんの少しあります。
退職した2年目からは、市民税はゼロになります。国民健康保険料も最低で年に2~3万程度でした。当然です、最低課税基準に満たないどころか、収入がないのですから 、毎年春、市民税課に申告する時の用紙に、無収入でどうやって生計を維持しているか?と云う欄があり、預貯金の取り崩しにチェックして完了です。
しかし、満額受給の来年からは、市民税・国民健康保険をそれなりに払わなくてはならないでしょう。

この貴重な資金源である退職金を如何に運用するか?

結論: 久しぶり明快なコメンテーター、専門家と云われる人の意見を聞きました。
二人の専門家の意見はほぼ一致していました。「運用はするな、普通預金にいれておけ」です。
但し、がありますが暴論ではありません。2000~3000万の当座必要のないお金をそのままにしておくと、何か罪悪感があり、 自分だけ取り残された気分や、損をしている気分になるかも知れませんが、では、何処で運用するの?、となります。
この退職金を目当てに、銀行・郵便局・証券会社・投資信託などの勧誘があります、必ずあります。しかし、専門家の意見は、 今まで、定期預金しかした事のない、投資・株取引の経験のない人たちは、誘われても手をだしてはいけない。これが結論です。
理由:
 ・元本は保証されません。
 ・開設手数料、信託報酬、口座維持費が思った以上かかります。
 ・国内株・債権限定以外の投資信託は為替相場によって収益が大きく変化します
 ・投信の内容が複雑で、買う本人は勿論、売っている方でさえ良く理解出来ていません。
 ・全てではありませんが、投信の大元は欧米のファンド会社のものです。
 ・銀行、証券会社は、何のリスクも負わずに利益が出る仕組みです。
全ての経費を差し引いての純利回りが3%というのは、ザラにあります。それでも、銀行金利よりも良い、 タンス預金よりも良い、と云うのが、売る側の理屈です。
しかし、損失が出た時に補てんは勿論しませんし、売った相手は知らん顔。全て自己責任の商取引だからです。

信託、委託であっても、投資には変わりなく、損が発生することはあります。現役時代に投資で100万損をしても、 何とか、給与やボーナスで穴埋め出来ますが、退職後の100万の損失は、痛いです。
投資信託で確実に高収益を上げるのは、ニューヨーク・ウォール街のヤッピーと、東京六本木ヒルズに巣食う外資系の 社員たちだけです。

私の場合:
現役時代は、為替を弄っていました。ドル・スペインペセタ・マルク・ユーロー、他に海外債権中心の 投資信託など、旅行好きの自分の解る範囲の国際情勢での売り買いは半分ゲーム感覚でした。 当然、損失が発生することもありますが、現役の強みじっと我慢の子の塩漬けで耐え忍んで、最終的には 利益を確保してきました。
しかし、退職した翌日に全て解約し現金化しました。
臆病者の無収入退職者では、損出が出た時に耐えられないのです。退職金は全て一時払いの70才時受け取りの 生命保険にしました。 全額一括ではなく、100万を20本に分割しました。必要な時に100万単位で解約できるからです。大手生保の将来 支払金額は固定です。潰れない限り確約です。計算すると2.7%で廻りますので、銀行に預けるよりはマシです。
本格的に、株式投資をしている人から見れば「噴飯もののお遊び」でしょうが、ハイリスク・ハイリターンは、 退職金の運用には向いていないのです。それはあくまでも余裕ある資金、体力のある人がやる事です。

補足:
 ・生まれて初めて、これらのまとまったお金を運用する時、
 ・どのような投信が良いのか解らない時
 ・これから貰える年金について誰に、何処で聞いたら良いのか
TV東京の専門家が非常に良いアドバイスをしていました。
有料のFP(ファイナンシャルプランナー)に相談するのがベスト、と云うのです。証券会社・銀行は丁寧に 扱っている投信について説明はしてくれます。メリット・デメリットも、しかし、どうしても自分の扱っている 投信を薦めるのは、これは仕方ありません。
ベストは利害のない、投信を実際には売らない、FP(ファイナンシャルプランナー)に相談料を払って、勉強 するのが最良の方法だそうで、納得

FP(ファイナンシャルプランナー)って何処にいるの?
鎌倉・湘南地区では、私の所属するNPOセンターの登録市民活動団体で 鎌倉FPサポートと云う団体が、サロン形式 でセミナーを行っています。ホームページ講座に参加された私の生徒さんが代表で、サイトはまだ稚拙ですが、これから リタイヤする人、既に退職された方などに的確なアドバイスをしています。商売ではないと云うのが一種安心感があります。

年金問題についても、各地域でボランティア的に活動・支援している社会保険労務士の方は、沢山いらっしゃいます。 鎌倉・湘南地区では、私の所属するNPOセンターの登録市民活動団体で 生き生きライフ神奈川年金相談室と云う団体 が相談・アドバイスをしています。ここのサイトも私の講座の生徒です。サイトデザインが独特の色使いで驚くかも しれませんが、内容は大丈夫です。
皆さんの廻りでも必ず、行政や社会福祉協議会やNPOセンターに行けば、的確な相談相手を紹介してくれるハズです。


リタイヤ・定年退職後の「第二の人生」?って言葉を考える

朝日新聞土曜版のコラム「悩みのるつぼ」に還暦を迎え定年まで働いてリタイヤした男性の悩みの相談がありました。
60才、定年後の第二の人生、どうすれば? 相談を要約すると、

廻りには、定年後の第二の人生を満喫したい方々がいますが、私にはその感覚がない。
そもそも、第二の人生と云う言葉がピンときません。第二の人生って何なんでしょう?
仕事で我慢して出来なかったことをやることでしょうか?
高額なカメラを得意そうにぶら下げて歩いたり、誰も読んでくれない自分史を書いて満足したり、少ない資産を 増やそうと株にはまったりすることが第二の人生なのでしょうか?

そんなことは定年を待たずともできたはずですし、「第二の人生だからやる!」ことでもないと思います。 そんな私ですから、定年・還暦を過ぎても特段やりたいこともありません。
残りの人生に何かに賭けると云う意欲も湧きません。
ただ、最近「このままでいいのだろうか?」と云う焦りを感じています。
妻の厄介者にならず、どうすれば有意義な人生を今後過ごせるのでしょうか?
回答者 経済学者 K氏の回答は、前置き、比喩が長く、実は読んでいて、この人は何を云いたいのか良く解らなかったのですが・・・ 最後に書かれていたのが、結論でしょう
他人はどうあれ、小さな会社でもNPOやボランティアでもいい、自分が何をしてきて、これからは自分が 何が出来るのかをじっくりと考え、再出発を始めては如何でしょうか?
「第一」も「第二」も同じだと思います。
じっくりと考えて・・・との回答ですが、それが解らないから相談しているのですが、最後の「第一」も「第二」も同じと結論 付けたのは流石、プロ。

私なりの回答は
このサイトを開設して10年、リアルタイムで団塊世代のオジサンの退職後ライフ・過ごし方を、許される範囲のプライバシー、数字まで 公開してきたせいか、これまでに朝日新聞「悩みのるつぼ」と全く同じ内容のメールを沢山いただいております。
内容はほとど同じで、退職後、
 ・青春18キップで旅をしてみました。
 ・趣味のサークルにも入ってみました。
 ・人気の海外ロングステイの地へも行って見ました。
 ・市民活動ボランティアにも参加してみました。
 ・自分史を書いて見ようとチャレンジをしてみました
しかし、全て面白くない、これが私の退職後「第二の人生」かと思うと虚しくなる。
と結ばれています。
これらの方々への返信メールは

精神的な負担にならない範囲で、働くことをお勧めしています。
今まで数十年、毎週毎日会社へいけば、自分の居場所・机・役割があり、仲間と呼べる知り合い・友人がおり、生活に困らない収入があった のが、時間だけが無限にあり、どうぞ自分の好きな事をして下さい。と云われても、居心地の良い会社、やりがいのある仕事をして来た人ほど、 何をして良いのか解らないのは当たり前です。
現役会社員時代から、仕事以外の友人・人脈・趣味を持って、仕事と両立してきていれば、こんなことにはならないのですが、 やり直せるはずもないのですから、いっそうの事、毎日定時に起きて、仕事に行く生活に戻れば良いのです。

60才を過ぎての仕事は限定され、報酬は高校生のバイト並み或いはそれ以下ですが、目的は、今まで通りの規則的な生活、いきがいですから それで十分です。但し、精神的に負担のかかる仕事はゴメン、肉体的には多少はエクササイズと割り切り、仕事量は週4日が理想、仕事の内容は 出来れば利益追求や顧客直接対応などのサービス業ではなく、ある程度社会と繋がり、貢献できるような 仕事が理想なのですが・・・・・

実際に私の身近で働いている団塊世代の人たちは
 ・老人ホームの朝夕の送迎運転手
 ・大学スクールバスの運転手
 ・遺跡発掘の有料ボランティア
 ・バスターミナルの窓口案内、キップ販売
 ・市の1年契約嘱託職員
 ・NPO団体の非正規、専門職などなど  です。

「悩みのるつぼ」の回答者が言っているように人生に「第一」も「第二」もないのです。全てが繋がっているのが人生なのです。・・・が、私の場合 今は第三の人生と考えています。
子供の頃から私はかなり変わっている少年でした。高校へ入る時にはすでに、具体的に海外へ出る計画を考えていました。1963年、日本高度成長の助走期で す。ある本の中に、要約すると、人生を3分の1づづと考え、生まれてから25才までは、学び・成長する期間、25才から50才は働き、蓄える期間、50才から亡くなる75才は、 人生を楽しむ期間的な事が書かれており、15才の少年はこの時に、人間の一生は一度だけ、自由に(かってに、好きなようにと当時は思っていました)に 生きて行こうと考えていたのです。
学ぶ・成長する期間、26才までは海外で、日本の同世代の方とは全く違う環境・価値観の中で過ごし、帰国後に就いた会社は、日本の高度成長・バブルの時流に乗った ある意味付いている業界で過ごし、計画・予定よりも5年オーバーしたものの、55才でリタイヤしました。

現在は、それまでの人生の続きの第3幕です。
いつも思っている事は、臨終の際(おそらく意識はなく、多くのチューブに繋がれ、見えるのは病室の天井だけの状態でしょうが・・・)「あぁ面白かった」と 言い残して死ぬことです。


60才から64才の5年間は、大事にしたいかけがいのない第二の青春期 ゴールデン・エッジ

今年の夏、旅の友人から退職のご案内ハガキをいただきました。
1994年グアテマラの奥地、ティカールの遺跡で出会った女性です。もうあれから20年も経つのですね。
あの、猛暑の中米のジャングルのなかに聳える、マヤのピラミッドを疲れを知らずに上っていた彼女が還暦とは、私たちも年齢を重ねてきた訳です。
彼女とは、日本に戻ってきてからも、大阪から出張の度に横浜・鎌倉の自宅でお会いしてきたので、時空を超えた違和感ありません。
私たちの定年後の生活を実際に見てきているので、定年退職後、会社に残るという選択肢は全くなかったようです。私たちは、彼女に会う度に 色々なアドバイスをしてきました。アドバスは以下のとおり

60才から64才はシニアにあらず、ましてや高齢者でない
日本でも諸外国(アメリカ・台湾)でも、交通機関や入場料割引が適用されるのは、65歳から。
台湾新幹線の場合、申請すれば50%で利用できますし、 ホノルルの市バスは、短期旅行者・非定住者でも一定の手続きで適用されます。
日本では、65才から介護保険が利用できるが、何か矛盾を感じますがそれに伴い、介護保険料支払いの義務が発生します!。

気力・体力・好奇心
60才で定年退職した場合、自分の体力が落ちたと感じる人はまだ少ないです。
気力も好奇心も現役時代と同じで、どんな新しい事にもチャレンジ 出来ると思っています。確かに私たちもそうでした。若い時と同じようにどんなアジアの秘境へでも、バックパッカーの若者と一緒にバスに乗り、 地元の食堂で食事をし、ゲストハウスに泊まっても、何ら違和感を持つことは有りませんでした。
しかし、65才は違います。
人間の体はどんなに文明が発達し、便利に、科学的になったとは云え、生物学的には還暦を境に、確実に衰えてきます。昔に比べて食生活や住環境が 変わったので幾らか、衰えを感じる年齢が下がってきているのは事実ですが、65才は、今までの体力を維持するには、かなりの忍耐がいる努力が必要となります。

新たな学習・趣味の勉強にしても、好奇心は人一倍旺盛であっても、若いころの吸収力はありません。特に記憶力は衰えます。それよりも何よりも危惧するのが、 自分が高齢者であることを意識させられるのが、65才と云う年齢です。
毎日毎日、ニュースのなかで「高齢者」という言葉使われています。
この暑さ、特に「高齢者」は熱中症に注意して下さい。 事故を起こしたのは60代の「高齢者」とか、人口の5割が「高齢者」の過疎地とか 、否が応うでも、65才と云う年齢を毎日意識させられます。

私たちの場合、徐々に65才と年齢が旅の計画に影響を及ぼし始めています。
海外の場合、宿泊するホテルは、豊かな日本から来たシニア夫婦に相応しい、それなりのホテルになりつつあります。国内も同じで、求めてられてもないのに、 鎌倉に暮らす豊かな熟年夫婦のイメージを演じる自分を意識しだしています。年相応・高齢者のあるへき姿。

退職したら、時間は自由にたっぷりある、今までも行けなかった海外へも行ける、習いたかった趣味も出来るとると考えるのは、退職後5年間です。
ロングステイも海外旅行も、新しい発見・経験でエンジョイできるのは60才から64才の間です。
病院に行く回数は増え、手持ち金融資産は確実に減っていき、出費は毎月・毎年変わらずに続いていきます。そして、何時しか、自分の残された年月を意識 しだすのが、65才です。

私が、現役時代このようなアドバイスをいただたら、リタイヤ先輩の云う事と、謹んで拝聴しますが・・・・、それは貴方の人生・考え方・経験、私には おそらく違った人生が待っているでしょうと。

60才定年退職、63或いは64才まで、1年契約社員と現役時代の65%の報酬で残るスタイルが定着しつつあります。日本の年金制度では致し方ないことと思いますが、
60才から64才の5年間は、大事にしたいかけがいのない第二の青春期 ゴールデン・エッジ
と云う考え方もあることを念頭において、ご決断下さい。


健康寿命とは 衝撃 日本人の健康寿命は男性で70.42歳 ロングステイ・田舎暮らしは!

健康寿命とは日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる生存期間のこと。
WHOが2000年にこの言葉を公表しました。ですから、かなり新しい言葉・考え方です。
平均寿命から介護(自立した生活ができない)を引いた数が健康寿命になります。

2004年のWHO保健レポートでは、日本人の健康寿命は男性で72.3歳、女性で77.7歳、全体で75.0歳であり、世界第一位であるとしていますが、 一方、厚生労働省は、2010年の統計では日本人の健康寿命は男性で70.42歳、女性で73.62歳であると2012年6月に発表しました。 数値が異なっているのは、WHOとは健康寿命の定義の違いによるようです。

日本厚生労働省の調査は以下のような聞き取り調査によるものです。
問1 あなたは現在、健康上の問題で日常生活に何か影響がありますか。
(1) ある
(2) ない
問2 それはどのようなことに影響がありますか。
あてはまるすべての番号に○をつけてください。
(1) 日常生活動作(起床、衣服着脱、食事、入浴など)
(2) 外出(時間や作業量などが制限される)
(3) 仕事、家事、学業(時間や作業量が制限される)
(4) 運動(スポーツを含む)
(5) その他

団塊世代、昭和23年生まれ、65才の男性が上記のような質問をされた場合、はっきり「ない」と即答できる方はどのくらいいるでしょうか? 確かに、日常動作ではもちろん問題はありませんが、外出・仕事・スポーツの分野では、以前と比べれば量的には制限されることは、感じます。
WHOと厚生労働省との差はこのあたりに出てきているのか?

衝撃 オリンピックが見れないかも?
それにしても、健康で行動・日常生活がストレスなく動けるのはこの統計の70.42歳であろうことは、残念ながら 理解・意識しなくてはならないでしょう。
日本政府が推し進める65歳退職・厚生年金満期受け取りを前提にすると、退職後たった5年半しか、思うように動ける期間・年月はないのです。
ロングステイや田舎暮らしを夢見る、計画するのは健康問題に不安ない現役時代です。私も含めてこの時に自分が老いて、病気になったり、 思うように行動できず、人の手助けが必要になる事は、全く、100%想像もしないのです。
それは、自分だけではなく、伴侶とて同じです。
ロングステイや田舎暮らしは、二人揃って健康であるのが前提です。

海外ロングステイにしても、田舎暮らしにしても、何時かは終わりがきます。
必ず、帰る家・帰れる居場所の確保が必要なのです。


退職老後計画に及ぼす想定内の問題 リスクヘッジは出来るのか

以前このホームページで、定年退職後の資金計画、生活設計の想定されるリスクについて書きました。

 1,自分或いは伴侶の病気
 2,双方の親の介護
 3,自立しない息子・出戻って来た娘と孫

など、現実に起こって欲しくないけど、確実に自分たちの老後の生活設計に影響を及ぼす、誰にでも起こりうる、言葉は悪いかもしれませんが リスクが存在します。
最近の身のまわりでの話
伴侶の病気
先週、スポーツクラブで数か月ぶりに同年代の女性のお友達を見かけました。
彼女は旅行好きですから、どこか長期間出かけたいたのかと思っていましたが、ご主人が病気で現在自宅療養中との こと。六月に急に体調が悪くなり病院に行ったところ、かなり末期的なすい臓がんと判明。ご主人の年齢は聞いていませんが、団塊世代 の女性の伴侶ですから、おそらく70少し前ぐらいでしょう。
全ての計画を中止し、治療に専念する為に都内の大病院に入院を希望するも、空いているのは一泊10万もする個室一人部屋 のみ、それでも治療優先の為に、お願いしたそうです。
治療費は、高額医療還付金で戻ってきますが、ベッド差額は当然ながら戻ってきません。10日ほどで3万円台の個室が空いて移った そうですが。想定外の金額になったとおっしゃっていました。

現在自宅療養中、ご本人もご自身の病状をご理解しているようです。
彼女も残る時間をご主人の好きなようにしてあげたいと解かっては いるのですが、一日中誰とも話さず、ベットで衰弱していくご主人と二人きりの生活が続いているそうです。 気分転換に、時間を造って 時々スポーツクラブにいらっしゃいと、声をかけて別れました。
いつか、必ず来るものなのでしょうが、70前、二人で考えていた実りある充実した老後の生活は、たった10年しか持たないのでしょうか。

親の介護
団塊世代、退職者の間でもっとも多く抱えている問題・リスクが介護問題です。
友人のご夫婦は、月の半分をご主人の母親の介護の為に、北陸へ行っています。関東首都圏にお住まいの方はご存じでしょうが、実は 富山・石川は、神奈川から一番遠い場所なのです。東北・関西・九州なら新幹線で行けますが、北陸へ行くには、西廻り米原で乗り換えか、 或いは、上越・長野新幹線で、北側から回り込むしかないのです。車も同じことです。
ご兄弟は6人、末の独身の弟さんが同居していますが、年老いた母親の面倒は見きれなく、首都圏に住む兄弟のうち、友人ご夫婦が一番時間的・ 金銭的に余裕があるとのことで、月の半分、北陸に通っているそうです。

そして、先週の衝撃的な新聞記事を目にしました。 介護をしていた、認知症の父親が家族の目を離したスキに、外出・徘徊して近くのJR貨物線に入り跳ねられ死亡した事件。
JRは、この死亡した父親の長男に対して、損害賠償を求め、判決は720万円の罰金が言い渡されました。
実際には、この父親を介護していたのは、4人兄弟のうちの横浜に住む長男の奥さんです。父親の認知症が進み介護をどうするかの家族会議 が開かれた時、兄弟の一人は出席せず、他家に嫁いだ女兄弟も難しい状況でしたので、結局、家族会議で長男が介護する、但し現役なので 首都圏を離れられず、奥様が単身、長男の故郷に乗り込んだ末の事件です。

裁判所は、実質の責任者をこの長男として、保護者としての注意怠ったと判断した判決でした。 他の兄弟には、家族会議で決まった事なので、法的連帯責任はないとの判断のようです。
家族がほんの少し目を離したスキの出来事。介護施設関係者でなくても、それでは四六時中家を閉め切り、監禁・監視し、親にGPSセンサーでも 付けろと云うのでしょうか?
当然、このご長男は控訴するそうです。しかし、一サラリーマン市民が現役を続けながら、JRを相手に裁判を続けなくてはならず、単身横浜を離れ て、夫の父親の介護を続けて、こんな目にあった奥様の心情を思うと・・・・言葉がありません。

自立しない子供

左の間取り図は、70平米後半の平均的なファミリータイプのマンションの図面です。
退職後の夫婦二人だけの生活には十分と考え、古い戸建てを 処分して、湘南の新築マンションを購入したお知り合いご夫婦がいます。
現在、この家には、60代後半のご夫婦と、40代前半の息子さん、30代後半の娘さんとそのお子さん二人の合計6名が住んでいます。
3LDKに6人! 子供の頃の4人兄弟だった自分の家のなかの事を考えれば、住めないことはないどころか、十分に住めますが、時代が違います。大人4人 です。
最初に、離婚した娘さんがやってきました。
離婚で心痛めた娘さんを快く迎えるのは、親としては当たり前なのでしょうし、可愛い盛りのお孫さんも一緒なので、今まで夫婦二人だけの 生活が一瞬輝いたそうです。
しかし、娘さんがパートで働くようになると、二人のお孫さんの世話、親子孫5人の三度の食事・洗濯などの家事すべてが、団塊世代の奥様に負担になってきました。 そこに、アメリカで10数年暮らしてきた息子さんが、アメリカでの生活に見切りをつけて帰国し、同居するようになりました。
アメリカの日系社会のなかで何となく暮らしてきた、英会話は出来ても、何の資格もない40代の独身男性が日本で仕事を探そうにも、そう簡単に 仕事が見つかる状況ではありません。帰国して半年も経つと、狭いマンションの中に暮らす父親とぶつかるようになってきます。母親は、自分たちの 子供なのだからと、父親を諭す度に、夫婦げんかになり、だんだんと父親の居場所がなくなり、一日図書館で過ごすようになってきたそうです。

これは、ラジオの人生相談のなかの話ではなく、実際に私の周辺で起こっている問題です。 日本の退職世代の誰に起きても不思議ではない事柄なのです。

リスクヘッジは出来るのか?・・・
親も子供も私たちは選べないし、健康・寿命問題は天命です。リスク対処方は残念ながら資金力しかないのです。お金で幸せを買うことは 出来ません。しかし、幾らか不幸・痛み・不便さは、避けたり、和らげることは出来ます。
今、これからリタイヤ計画を練っている方々にお伝えできるのは、このような生臭い現実の話なのです。


投稿記事特集 誰も云わない・誰も書かないタブー 還暦退職男性の性

当サイトのBBS「定年後の過ごし方・ロングステイ・みんなの伝言/情報掲示版」には、海外ロングステイ・年金・趣味の 生活・介護・病気など、退職後のセカンドライフに関する、色々な意見・情報・発信で賑わっています。

ある日、メールフォーム経由で問合せ・質問が有りました。
タブー化している、高齢者の性の問題について発信したいのであるが、私のサイトの掲示板にダイレクトに書くと迷惑がかかるのでは、と 危惧しての事前の相談メールでした。
確かに、危惧するのは解ります。
昔から老人の性を直視する日本の社会ではなく、オープンに議論はされてきませんでした。いきなりの投稿で管理者は困惑します。そこで、 一度、発信原稿をメールで送って下さいとお願いしました。その内容を拝見してから考えさせていただく旨、ご返事致しました。

送られてきました内容は、決して興味半分のものではなく、真摯に赤裸々に還暦男性の性について、書かれていました。
しかし、当サイトには、年齢・性別に関係なく支持されていますので、誰でもが読める・見れる状態の掲示板ではなく、読みたい人だけが 選択できるこのページに、匿名・投稿と云う形で発信します。
一部この投稿記事に不快感を抱く方もいらっしゃる可能性もありますので、読まれる方のみにして下さい。
※記事を読む OPEN/CLOSE

64才男性・退職後3年・匿名希望:
TV番組のなかで、男性の浮気について、女性タレントや専門コメンテーターが議論していました。
しょせん、テレビのバラエティー番組ですが、茶の間で見ている私は、そうじゃない・本当の男の気持ちが解っていない、つぶやいて いました。
誤解と反論を覚悟して書きます。男性の意識のなかでは結婚と恋愛と性行動は別物です。
男は、次のタイプの異なる女性像を同時に求めているのです。

結婚・人生生活を共に過ごす妻として、母親として、ベターハーフとしての理想的な女性像
会っているだけ、話しているだけで、心ときめく恋愛対象としての理想的な女性像
理性・体裁をかなぐり捨てて、単なる異性として接することが出来る妻や恋人以外の女性像

興信所の調査で、男性の浮気相手の女性は、総じて奥さんより年齢が高かったり、容姿が劣っていたりするケースが 多いと云われています。どうして?と思われるでしょうが、求めているものが違うだけです。 殆んど世の中で云われている男性の浮気と云われているものは、第三のケースですから、世の奥様方は鷹揚と構え、自分の基に帰ってくる 事を待っていれば良いのです。

還暦を過ぎた男性の性
還暦60才を過ぎた男性の性について、触れたり・見たりするのは何か汚い・見てはいけない物のように扱われます。 昔から綺麗に自然に枯れて行くのが男の花道・粋と思われています。
しかし、ぜんぜん枯れていません。良く男性の間で云われている言葉「妻以外の女性なら、何時でもOK・スタンバイ状態」は還暦64才の本音です。
妻とは、17年前が最後でした。その後はどうしていたか?
月一度、安全・清潔な、その手の女性たちとお会いしています。
都会のこれらの街の朝から夕方にかけては、明らかに 退職後の年齢と思われる男性の需要で成り立っているのは、業界の常識化している事実です。
これは女性から見ると浮気でしょうか? 男の勝手な言い分かも知れませんが、違います、決して浮気ではなく、帰る家があることを前提にして男の生理です。 そして、何歳になっても疑似恋愛はしていたいのです。

同じ年齢の退職男性とこのような性に関する話はした事はありません。
人格と下半身は別ものと解っていますが、やはり、口にだすには躊躇する現実は、65才定年が定着し、 高齢化が進んだ現代でもあります。

今回、退職者及び退職前予備軍が多く集う、このBBSに投稿しようとした理由は特にありません。
BBSで論議・意見を交わすには不適当・難しいテーマであると、自分でも解っています。ただ世の中に 声をだして云いたいのは、高齢者該当の一年前の64才は、ぜんぜん枯れていない、と云う事実を伝えたかった に過ぎません。
web管理者コメント
この投稿を掲載するかどうか、非常に悩みました。この方の心情は良く解ります。
60代は枯れてはおらず、ましてやオジサンではあるけれど お爺さんではないのです。しかし、この問題で掲示板炎上を恐れて、Web管理者本人のページに投稿記事を掲載した次第です。
原稿のなかの直接的な表現や、三文字英語・検索にヒットし易いカタカナ用語の類は、柔らかな云い廻しなどに、投稿者の許可のもと訂正しています。


退職・リタイヤ後の資金計画 思わぬ落とし穴、親の介護と自立しない子供たち、そして伴侶の死

現役時代から、将来の退職後の長い人生の為に、幾ら必要か?色々な話を聞き、調べて60才退職時6,500万、65才退職時4,500万、55才では10,000万が必要なのは 解ります。
しかしその資金計画のなかに、どんな変動リスクを要因として考え、事前対処しているかと云えば、考えられる平均的なインフレ率2.5%だけです。
その他の、劇的な社会構造・経済変動には対応していません。全ては過去の統計から推測可能な数値だけで、退職後の余命にしても、統計上の平均寿命を自分の 人生に当て嵌めているだけに過ぎません。
21世紀、経済大国の日本では、南米の不安定な国や、政治体制が革命的変化をした東欧・ロシアのような急激なインフレ・価値観の変化は 考えられませんので、ある程度のインフレ率と、後は自分の健康に対するリスクヘッジと、大まかな余命を考えておけば良いと、思っていました。

しかし実際に退職し10年、65才になった時に廻りを見廻してしみると、経済的に考慮しておかねばならぬ要因が他にも存在し、しかも誰にでも相当高い確率で 当て嵌まる事を理解するようになりました。

  • 夫婦相互の親の介護
  • 自立しない、援助が必要な子供の存在
  • 思いもしなかった伴侶の死     の3つです。
親の介護
夫婦の間には、双方の両親計4人がいます。何時かは看取らねばなりません。
私たち夫婦の場合、田舎で暮らす夫の父親も、妻の父親も、私たちが現役時代に、入院生活一ヶ月未満で亡くなりました。72才・73才でした。 夫の母親は、私たちが退職後、自宅で倒れて入院五日で亡くなりました。享年85才。
妻の母親85才は、妹夫婦と同居で電話口では、60代と変わらぬ声の張りで健在です。
ですから、私たちは親の介護を経験していません。

親の介護を、退職後の資金計画のリスク要因とするのは、若干抵抗がありますが、しかし確実に定年後のリタイヤ生活に大きな時間的・経済的な影響を 及ぼします。
首都圏に住む団塊世代の半数は、地方出身でしょう。(統計がないので解りませんが、感覚的には・・・)、実家で兄弟の誰かと同居ならまだしも、 年老いた両親だけ、或いは片親だけで暮らしており、介護が必要となると、今住んでいる場所や、両親の住む田舎からの距離よりも、 首都圏に住む時間的・経済的な余裕のある、次男・三男が頼りにされる姿を、数多く見てきています。

例え介護が必要な両親が兄弟と同居の場合でも、時間的・経済的な支援を求められるケースは多いです。
地方を離れた他の兄弟から見れば、 両親の家を引き継ぎ、内孫として子育ても援助され、大都会で家を購入する苦労・高額な教育費の苦労もなしに、今まできていたであるから、 親の介護は、想定済みであったのでは・・・と云いたいのを堪えなければならないのです。

都会の住む世代の親の介護に係る費用で一番負担になるのが、交通費です。
国内パック旅行と違って、個人レベルの新幹線・飛行機は高いです。若者に混じっての高速バスもありますが、年々体力的にきつくなります。
退職後リタイヤ資金計画に、この親の介護と云う浮動要因をどう組み入れるか?・・・予め確保していた自分たち夫婦二人の 趣味・娯楽・旅行などのゆとり資金から出費するしか方法はないでしょう。

自立しない・出来ない、援助が必要な子供の存在
私たちには子供はいませんが、夫側には、甥っ子三人、姪っ子一人、妻側も同じで甥っ子三人、姪っ子一人がいます、所謂団塊ジュニア世代です。
姪は二人とも結婚していますが、甥っ子の六人はいずれも未だ独身です。
団塊ジュニア世代は、成人の前後に、バブル崩壊に直面しています。この為、この世代の大学と専門学校や短大の卒業者の一部は、 就職氷河期に遭遇し、「貧乏くじ世代」「不運の世代」とも呼ばれており、現代に至っています。
私たちの甥っ子6人も例外ではなく、二名は上場会社の正社員、二名は地方の中小企業の正社員、二名は派遣・アルバイト生活で親と同居して おり、日本経済の縮図そのものです。
結婚した姪は、今の所幸せな家庭を営んでいますが、今どきの若い夫婦いつ離婚(2012年の離婚対婚姻の比は「0.35」、 夫婦3組に1組離婚時代と云われているのです)して、子供を連れて実家に転がり込んでくるか解りません。
困って、実家に戻って来た娘・孫を追い返す父親・母親はいません。何とか自立・自活出来るまで、年金生活のなかで一緒に暮らすように なります。私の廻りにでも沢山みられる光景です。

娘さんが戻ってくるのは、母親は一時的には喜ぶかもしれません。そして、派遣・アルバイトの息子が両親の家を離れられない理由は良く解ります 。しかし、これは夫婦二人の退職後リタイヤ年金生活設計からみると、想定外の要因であることは間違いありません。 退職後、戸建ての古い家を引き払って、交通の便の良い場所のマンションタイプに引っ越そうと考えていたご夫婦が、子供の為に何もして あげられなかったから、せめて派遣の息子の為に、例え古い家でもあるが残してあげようと、考えている親御さんを沢山見ています。

これらの想定外の要因に対処するにも、自分たち夫婦のゆとり資金を充てるしか方法はありません。

思いもしなかった伴侶の死
定年後のリタイヤ資金計画のシュミレーションをする場合、夫の公的・私的年金と妻の年金を考慮に入れた合計金額を常に想定しています。
保険会社などで発表される、標準的な家庭の月額年金収入は、24万~27万円と考えられています。このうち、専業主婦だった奥さんの年金は 6.5万円、共働きであった場合は10.5万円ほどですが、若し奥さんが先立った場合、ほぼ奥さんの金額分減収になります。

男は100%自分が先に逝くと想定して、自分が逝った後の奥さんの成り行きを心配しますが、伴侶に先立たられるとは、全く考えてた事もないのです。
金銭面ではなく、妻に先立たれた夫はつらいものです。その上、いままで想定していた固い金額だと思っていた年金が減るのです。
事前対処方法なんかありません。鎌倉西御門在であった文芸評論家「江藤淳」のように、妻を追って自殺するか?
今の時、奥さんを大事にして上げ、二人の共有の時間を楽しむしかないのです。

結論;
考えたって、事前に想定したって、なるようにしかならないのです。それが私たちの短い人生です。  "Ce qui sera, sera" "C`est la vie" 


月々5万円で30年間、一億円貯めるテレビCM 定年後の資金に一億円は必要か

最近のテレビCMで、35才から月々5万円貯めて定年の65才までに、老後資金一億円を貯めると云う、 A・プイベートバンクなる金融投資会社のサイトを興味半分で見てみました。
月々5万円、1年に60万円なら、一般サラリーマンなら十分可能な数字ですが、それでも30年で元本は 1,800万円にしかなりません。 いったい、どの程度の利回りを想定すると、30年間で一億円になるのかと、見てみると、利回り10%が、 30年間続くと云う、信じられない内容に呆れ果て、よせば良いのに暇に飽かせて、エクセルを開き1年複利で計算 してみると、確かに30年後元利合計で1億854万円になりました。

利回り年に10%。例えば昨今流行りのFX(外為ギャンブル)を例にとってみると、現状1ドル91円を円安方向と予想すると10%の利益を 得る為には、円・ドルの両替手数料往復1円と取引手数料を加味すると、101.5円にならなくてはいけません。
上手く、予想が当たったしても、30年間連戦連勝しなくてはならないのです。先ずは素人では不可能な数字です。
しかし、仮に本当に30年間利回り10%が続いたとしても、利息に25%の課税が科せられるので、手元に残るのは、8,590万 と云う、計算結果です。
利回り10%は、現実離れした数字なので、つい20年前では現実的な数字利回り5%で、月5万、30年間とこつこつと複利で 運用していくと、30年後元利合計4,185万、税引き後は、3,588万と云う計算結果になりました。

退職金の平均金額1,800万を足すと5,300万となり、まあまあ何とか余裕のある老後資金になるかなと考えられますが、 この利回り5%でさえ、今では非現実的な数値目標です。

退職時に一億円は必要なのか?
平成23年の生保のデーターで、ゆとりある老後を送る為に必要な資金6,500万円の基本的な設定は、60才定年退職で、年金満額貰えるまでの 5年間の生活費を含んだ金額ですから、満額もらえる65才退職でしたら、5年間の生活費マイナス2,000万で4,500万がゆとりある老後資金となります。

    ただし、これには条件があります。
  • 子供の教育費、結婚資金などは既に済んでいる、或いは出さない
  • 新築同様の住いがあり、この先20年は200万円程度の小規模メンテナンス費用だけ
    と云う、自分たち夫婦だけを考えての条件設定ですから、子供への援助、双方の両親の介護などがあると余裕資金に食い込んできます。

夢のような年利10%・5%ではなく、現実的な対応は?
これから老後資金を目指す、30代・40代へのアドヴァイスとしては・・・・私たちと世代と大きく働く環境が違っているので 、「何よ、勝ち逃げ世代にそんな事を云われたくない」と云われるのを覚悟の上で、私の経験を書きます。
  • ヘタな投資で増やすことや、出費を抑えるよりは、収入を増やすことを考える
    原則、二人で働き、一方の収入だけで生活する、出来れば収入の少ない方の金額で生活設計をたて、人生設計に関わる 大きなものだけは、収入の多いほうから出費する。
  • 自宅ローンは40才までに完済する。
    30代は、子供も生まれて大変かもしれませんが、老後蓄え資金を中心に考えると、40才で完済しておかない間に合わないか、その後の 老後資金の蓄え計画がきつくなります。
  • 40才から定年予定の65才までの25年間ありますが、平均的なサラリーマンの年収のピークは58才で、60才までそのまま 据え置き、60歳からはそれまでの65%程度に下がります。ですから貯蓄期間は20年と考えます。
  • 目標金額を必要な4,500万と決めると、1800万は退職金を充てられますから、残りの2700万を20年間で貯めればよいのです。 年間135万です。二人で働いていたら決して無理な数字ではなく、おおよそ奥さんの年間フルパート代ですから、 楽勝と団塊世代のオジサンは考えるのですが・・・。
  • リスクの伴う投資はしない
    ある程度の余裕資金が出来ると、色々と有利な投資の話が自然に寄ってきますが、原則、儲かるのは銀行・証券・投資会社だけ です。確実に貯めるのでしたら、銀行に入れておくしか安全策はないのです。
そこまでして、老後資金を貯めるよりは、子供の将来に投資したり、自分たちの日々の生活を充実させたい、大半の30代の方が そう考えるのは、当たり前です。
今回の記事・アドバイスは、敢て60才定年直後で必要と云われているゆとりある老後を過ごす為の資金、6500万からあったらいいなの1億円 を貯めるには どうしたら良いか?と云う話なのですから・・・・聞き流して下さって結構です。

云いたかったのは、くれぐれも変な投資話に引っ掛らないで、と云う事です。


ライフプラン 老後の夢・海外ロングステイと一般的な老後の生活費月平均支出

「朝日新聞」生活欄に、定年・退職後の夫婦のマネープランについて、ファイナンシャルプランナーの記事が掲載されていました。 引用・要約すると

退職後の夫婦には長い老後が待っています。その過ごし方と生活費は、時期を分けて考えなくはいけません。
引退期 60代
地域コミュニティ・グローバル経済情勢・情報社会との良好な距離を保ちつつ、仕事やボランティアに励み、今まで出来なかった、 したかった旅行や趣味を楽しむ時期、収入よりも支出が多くなるのは、当然と考えるべき。
悠々自適期 70代
社会との一定の距離をおき、家族・夫婦の生活を第一に考え、旅行や趣味を楽しむ時期、ここからは手持ち資金を増やそうとは 考えずに、入ってくる収入とバランスをとりながら過ごす晴耕雨読の時期
老後期 80代
体が衰え、病気や介護を受けることも考えて、そろそろ自分の人生を振り返り、整理・整頓、悔いなき終末を 迎える準備の生活する時期、自分の死後、配偶者が平均寿命+10年、無理なく生活出来る資金を確保する時期でもあります。

これを実践するには、老後の生活のキャッシュフロー表を作成し、収支が自分たちが望む・理想とする老後生活がおくれるか、予め シュミレーションする事が大切です。
退職後の一つの夢である、海外にロングステイを希望する人たちは益々増えているのは、私のサイトのアクセス数に反映ししています。
特に、昨年の東日本大震災以降 倍以上のスピードで増えています。

日本の安全神話が崩れ、先行き不透明な年金問題、そして円高の追い風の影響でしょう。しかし、海外ロングステイは、 上記解説の引退期のみと考えるのが、妥当でしょう。
私たち日本人が、70代半ばまで生活環境・文化の異なった異国で生活出来るとは、思えません。出来る方は、資金に超余裕のある一部のお金持ち層か、 或いは、反対に日本では年金だけでは生活出来ず、物価の安い海外で暮らさざるを得ない方たちです。
超お金持ちの個人事業主や、海外ロングステイを経済的な理由で選択する人は、極く少数であり、ほとんどのご夫婦は、退職後の一時期のみ、今まで出来なかった、異国での 生活を楽しみたいだけです。

ロングステイをスタートする時期・期間はどのくらいなのか?
統計はありません。私たちのこれまでの見聞きした経験から云うと、海外ロングステイを実践するのは、退職直後から3・4年ぐらいまで、平均的な退職年齢 からすると、63才から67才の間と推測されています。
どのくらいの期間?は「全く解りません」が正直な答えです。
私たちの知っている限られた狭い範囲の中で、円満に仲良く、海外の ロングステイ生活をエンジョイしているご夫婦は数組です。 ご夫婦二人でこられて、最終的にご主人だけが残ったり、年に何度もご主人御一人で滞在されているケースなら、山ほど知っています。
55才で退職し、現在9年を経過中の私たち夫婦を例にとりましても、退職直後と現在では、行く回数も滞在日数もほぼ半分になってきています。
海外ロングステイとは、日本に生活基盤・財政的な裏付けがあって初めて成り立つのです。

一般的な老後の生活費 総務省家計調査 2011
夫65才以上、妻60才以上の無職夫婦の平均的支出は月約26万円だそうです。
収入は約22万円で、うち20万6千円が年金。単純に計算すると、約4万円の不足となります。
詳しくお知りになりたい方は総務省家計調査をご覧ください。
そんなに、かかるの?と考えるのか、或いはそんな金額では生活出来ないと考えるのかは、生活スタイル・収入・資産によって当然違いますが、 この月約26万円は、年間に必要な金額を12月で割った、1ヵ月分です。
年間にすると312万円 です。

退職直後、あるいは引退期60代の海外ロングステイを目指すご夫婦が、この金額で納まる訳がないのは明白です。
年に数回の滞在型海外旅行、数か月に一度の国内個人旅行、夫婦各々の趣味の月謝、社会生活に必要な情報機器、交通費、冠婚葬祭費、そして 医療費がここに加わります。 これは、私の推測ですが、年間312万の平均的な支出のご夫婦とは、70代後半の悠々自適期・老後期のケースではないかと、 思っています。

平均支出・平均寿命・・・・
日本人は平均値とか、偏差値とかを見て、自分の置かれているポジションを探る傾向があります。
しかし、平均値は全体のなかの目安・比較であって、各々の人生感・価値観・生き方によって違うのは、当たり前ですし、ましてや 平均寿命に至っては、保障寿命ではないことは、最近の入院騒動でつくづく感じています。
今回、これから定年・退職後のロングステイを考えている方に伝えたかったのは、退職後の経過年齢ごとによって、 月平均生活費は違うと云う事を念頭において、ライフプランを立てる事をお薦めしたかった次第です。
※参考年代別年間予算 私たちの場合


定年後の医療費 歳をとると医者代がかさむは本当でした。

リタイヤ資金計画作成の為、エクセルに向かって色々なケースを想定して、データーを入力していた40代後半から50代頃、 何時までも元気でいられるとは流石に、思ってはいませんでした。
そして年間の旅行・趣味の予算を組む時に、カミサンから医療費も想定するように言われました。
当時医療費といえば、風邪と歯医者 程度で、あらためて医療費の項目で設定しなくても良いのでは思ったのですが、二人で月に1万円、年に12万円で合意し、旅行経費・趣味教養費・ 医療費合計で組みました。
リタイヤしてから還暦を迎えるまで、この医療予算は毎年あまり、年の瀬の美味しいものに化けました。
しかし、先輩諸氏が云っていた「還暦を境にして、体力は確実に衰える」は本当でした。

男性の衰え「メ・ハ・○○」を実感しています。
団塊世代のど真ん中昭和23年ですから、現在63才、特別大きな持病も、症状もないのですが、ここにきて医療費が予算以上に出て行きます。
笑っちゃうような出来事ですが、ここ1週間で5つの医療機関に行きました。ものすごくプライベートな、個人情報にかかわる内容ですが、 後に続く人々の為に公開します。

 医療機関内容医療費+薬価代合計
金曜日内科クリニック・高血圧抑制
・痛風予防
・逆流性食道炎の疑い
診察費 1,250+薬 2,2203,450
土曜日歯科クリニック・歯周病治療治療費 1,0101,010
月曜日皮膚科クリニック・乾燥肌治療診察費 1,040+薬 8101,840
火曜日総合病院泌尿器科・前立腺PSA検査検査・診察費 1,2501,250
水曜日眼科クリニック・緑内障予防検査検査・診察費 2,5102,510
 合計10,060

ご覧になって解るように、ほとんどが予防の為の検査です。
人間の体のパーツの耐久年数は、やはり60年なんでしょう、減価償却を終えたパーツを使い続けるには、非破壊検査とメンテナンスが必須なのです。
この先大きな病にならないように、早期発見・早期治療で、なるべく将来の出費を抑える 為に、還暦を過ぎた男性は色々やらねばならないことがあるのです。
この1週間のようなケースは希ですが、来週もやはり、歯周病治療で歯医者さんに行くので、今月の医療費予算は私一人で使い切ってしまっている 勘定になります。

老人は暇で行くところがないから医者に行くのだろう
なんて、若い頃はうそぶいていましたが、63才、身長170cm・体重66.5kg・週に2回以上のスポーツ、酒は飲まず、タバコは時々(昨年止めたのですが?) の比較的健康な状態で、こうなのです。

定年を延長して64才まで働き、定年後夫婦二人で旅行を楽しもうね、と云っていたのに定年後病院通い。
これは他人事ではなく、十分あり得る話なのです。仕事をしていた時は、クリニックに行く時間も余裕もなかっただけの話で、一般的な団塊世代の 男性なら、私と似たりよったりのハズです。

くれぐれも健康で、そして備えて下さい。


まさか「がん保険」に入っていませんよね 週刊誌の拾い読みから


退職後通った、情報処理専門学校のWebクラスのなかで、コンテンツの重要性・話題性・社会性について の授業がありました。今、社会が必要としているコンテンツをタイムリーに、そして的確なキャツチコピータイトル で発信するのが重要。
そこで、先生が取り上げたのが週刊誌でした。
多少、大げさ、エキセントリック・センセーショナルな見出しかも知れないが、読者が読んでみたいと手に取って くれなくては、どんな重要な情報・記事も伝わらない、と云う内容でした。
たいがいは、実際に読んでみると、見出しに相違してたいした話でもない事が多いのですが、今回の週刊現在の見出しは、 定年を迎えるシニア予備軍には、かなり訴える見出しです。

  • 60過ぎたら、保険はいらない
  • まさか「がん保険」に入っていませんよね
  • もしかして、生命保険に入ったままなの
  • どう考えても、60すぎたら損をする。
  • 保険会社は絶対損をしない
  • あなたは、これでもまだ入り続けますか?
と、ここまでまくし立てられると、不安になり、ついつい手を伸ばします。
今、週刊誌は420円です。さて、それだけの 価値があるのか?、先ずは店頭で立ち読み・拾い読みしてみました。

二人に一人「がん」になる時代なのに、保険会社は大儲け
記事を要約すると、”がんを筆頭に誰でも病気は怖い、健康に自信が持てなくなってくる60代ともなると、なお更だ、けれども その不安に苛まれ、月々数千円から数万円の保険料を支払い続けることがが本当の安心なのか”
そもそもがん保険とは、がんにかかった時にその治療費や入院費を保障する保険で、ほとんどが掛け捨てタイプ、現在 の保険は、終身型が主流です。
この場合、もしがんにならずに長生きしたら、80才になろうとも、90才になっても保険料を払い続けなくてはなりません。
確かに、がんになれば、今でかけてきた掛け金以上の保障がありますが、誰も、がんにかかって元がとれたとか、儲かったなんて思いません。がんになり、 死の恐怖を目の前にすれば、自分の持っている全財産を注込んでも逃れたいたいと思うものです。

がんの治療費ってそんな高いの?
一般的に「がんになると大金がかかる」とされています。では実際はどうなのか?数値でデーターで知りたいのが、団塊世代の特徴なので調べてみると。
がんの種類 平均入院日数 治療費(3割)
胃がん 20.2日 約25万円
結腸がん 19.9日 約28万円
直腸がん 16.8日 約23万円
気管支がんおよび肺がん 11.5日 約13万円
乳がん 12.2日 約18万円
出展データー元 日本経済新聞

週刊現代は都内某大学病院に協力を得てと題してもう少し詳細なデーターを掲載しています。
病名 治療法 3割負担
平均治療費
平均
入院日数
胃がん 内視鏡治療(SED) 15.8万円 8日
開腹手術(部分切除) 42.6万円 12日
開腹手術(胃全摘出) 68.7万円 11日
肺がん 胸腔鏡手術(部分切除) 42万円 8日
胸腔鏡手術(区域切除) 54.3万円 9日
放射線治療(手術なし) 36.6万円 29日
大腸がん 腹腔鏡手術(直腸切除) 47.4万円 11日
開腹手術(直腸切除) 51.6万円 16日
肝臓がん 腹腔鏡手術 39.6万円 11日
開腹手術 44.7万円 11日
乳がん 手術(リンパ節廓清なし) 20.2万円 5日
手術(リンパ節廓清あり) 29.4万円 10日

これを見ると決して安くはないが、想像を絶する或いは、老後人生の資金計画が根本から狂うような金額ではことが解かります。 ただし、これは保険適用の医療費であり、個室料金とか、その他細かくかかる家族や本人の経費などは含まれていません。
そして、日本には保険適用の医療費に対して、一定額以上の医療費が後から戻ってくる高額療養費制度がありますから、患者の負担額は もっと少なくなります。

高額医療費制度計算方法
年齢や所得により若干違ってきますが、60代の一般的年金所得者区分の人は以下の計算式になります。
80,100+(1ヶ月間で支払った医療費ー267,000)×1%
これによると、胃がんで全摘手術をしても、ひと月に9万以内には納まることになります。 但し、申請してから戻ってくるまでに3ヶ月ほどかかりますから、当座は一時的に自己負担することになりますが・・・・

とりあえず100万あれば何とかなる!
月々数千円から数万の保険料を何年も、そしてがんになるまで払い続けるか!。
60才で特約の入院一日一万円に加入すると、月額10,000円程度の保険料を払うことになります。年間12万円、5年間で60万円です。元を取る為には には60日・2ヶ月入院しなくてはなりません。上記データーを見ても、今時2ヶ月入院させてくれる病院はありません。
但し、保険のきかない先進医療や、個室ベッド差額、交通費などは当然ながら高額医療費制度には含まれていません。

退職を機に、新たに医療保険に入る必要はあるか?
週刊現代は以下の記事で締めくくっています。
「老後は個々人で多様性に富み、その全てに備えられる保険はありません。
だからこそ、必要なのは金融資産ではなく現金なのです。保険に代わるものとして、現金・知識・情報が必要になります。 病気になった時、介護が必要になった時、いざと云う時に備えて日頃から、地域の情報を調べ、保険に頼らなくとも済むだけの お金を準備しておくことで、豊かな老後生活をおくれるはずです。」
そのまとまったお金がないから、月々小額支払でリスクを分散・共有するのが、保険の役割と保険会社の方々はおっしゃりますが、 保険は、確率・統計学理論の数学的な立証で保険金額が決まり、それに経費を上積して決まるので、支払準備余剰資金の運用に失敗しない限り 絶対に儲かる、社員の給与が日本有数高額な業界なのです。そんな甘い体質の生保も、そろそろ損保と同じくネット契約の時代に変わり、若干下がっていくことでしょう。


退職後資金計画・暮らし方・過ごし方の予期せぬ、想定外の問題に対する変更、修正は?

お気に入りの風景
退職したら、絶対に住環境を変えよう、引っ越そうと考えて、今の住いを見に来たのが2004年3月でした。
目の前の公園には、まだ固い蕾でしたが何本もの桜が見えます。
4月の桜の季節になれば自宅のリビングに置く予定の ロッキングチェアーからこの風景、子供たちの遊ぶ姿、そしてウグイスの鳴き声が想像されて、即日決断しました。
正解でした。春の季節、公園のそめい吉野から始まり、濃いピンクの八重桜、向かい側の山肌にさく薄い山桜と長い 間これらの風景を楽しめます。
理想としては、「ゴッドファザー」のラストシーンのように、自宅のロッキングチェアー(これだけは、大贅沢をして、 ニューヨークブランドの一品を購入しました。)に座り、春の山々を眺めながら、人知れずに穏やかに人生を終えたい と漠然と思っていました。
自分が逝く年齢としては、根拠はないのですが73~78才の間。全てはこのあてのない願望に基づいて資金計画などが、 今まで進行してきた訳です。

しかし、そう予定通り行かないのが人生です。
70才を超えたあたりで何かしらの病なり体力の衰えで、この東南に面したリビングに置いたロッキングチェアーに座り、 カーテン越しの柔らかい日差しの中で一日、読書やTVを見たり、外の公園の桜や新緑や、子供たちの遊ぶ姿を見て過ごす 一日を想像していたのですが・・・・

それは意外に早くやってきました。
リタイヤして、4年目59才の誕生日を迎えた時に、掛かり付けのファミリードクターより、中高年男性特有の前立腺ガンの 検査PSA血液検査を薦められ、受けてみた所、上限値の4.0を若干上回る値が検出されました。
特別、体の変調もないので暫く様子を見ることにし、四か月に一度づつPSA検査を受け始めたのですが、 検査の度に値が僅かですが上昇してきたので、大病院で精密検査を受けることにしました。
エコーでは解らず、MRIでも見つからず、最終的には、針生体検査となりました。直腸から装置をいれ前立腺の組織を10か所 採取する検査で、出血・感染症を考慮して一日入院となります。
うわさに違わず、かなり痛い・苦痛を伴う検査で、終わった後は二度とするか!と思う検査です。ちょうど3年前のことです。  しかし、ここでもガン細胞は検出されませんでした。

その後、四か月に一度づつのPSA血液検査は、徐々に上昇し続け、今年の初めにはついに二桁、11となり、再度、あの痛い針生体検査 をしなくてはならない事になりました。
痛いこと、嫌な事は先送りするタイプなので、検査直前までミャンマーの外国人観光客解放直後のカレン・モン州を 旅して帰国3日後に検査を受けました。この際のいきさつについては、ブログ 4/10 鎌倉の桜は満開、しかし体調不良と人生初の救急車搬送 に書いています。
前立腺PSAマーカー二桁と云うと、ほぼガンである確率は極めて高く、検査の結果を聞く前にある程度の覚悟はしました。そもそも、 何でも楽観的に考えるようにしています。前立腺ガンは進行が遅く、他の臓器に転移する割合も少ない、但し骨への転移が多いらしい、 しかし、廻りで大腸がん・喉頭がんで亡くなって話は良く聞くが、前立腺がんが原因で亡くなったと云う話は、聞いた事がない、天皇陛下 も同じ病気だし、鎌倉の知り合いに聞くと、70代前後の10人に一人は前立腺がん患者だと云うし・・・、まあたいした事がないか、と 自分に言い聞かせて、病院に行きました。カミサンはその日はお稽古事、一人でいける?一緒に行こうかと声をかけて来ましたが、今日明日どうのこうの と云う訳でもないので、一人で行きました。

極めて玉虫色の結果
前立腺針生検は10ヶ所の組織を採取し、2か所以上にがん細胞が見つかると、即治療が必要と云われていますが、私の場合、 9ヶ所からは何にもなく、1ヶ所に判断に迷うグレーな細胞があり、院内(湘南鎌倉総合病院)では結論がでないので、外部の 先生にデーター分析を依頼する、その結果は1か月後と、なりました。
私が想像、勝手に思い込んでいたように、今日・明日、数か月の間にアクションを起こすような話、状況ではなさそうです。 ちなみにと、前回の前立腺針生検検査とミャンマーの下痢騒動が重なり、精神・体力面の消耗があったので、5月に温かい所で少し 休養を考えているけど、支障ないかと主治医に聞いてみると、全く問題ないとのご返事でした。
で、何処へ・・・すいません、5月半ばの鎌倉NPOセンターのフェスティバルが終わった後、10日間ほどホノルルで骨休みしてきます。

退職後資金計画の変更、修正は
退職後資金計画・暮らし方・過ごし方が、現役の時に造ったシュミレーション通りに行くとは考えてはいませんでした。その都度の修正 は必要だろうと思い、実行しています。
・毎年12月に1年の決算をし、翌年の予算を造っています。
・予算の変更・修正幅はそれほどでもなく、概ね10万前後の修正で済んでいます。
・病気に対する出費は、旅行予定費用(年間180万)を振り替えることで、クリアしています。
・年金の減額、消費税の増額はおりこみ済み想定内です。インフレ率は1.7%を想定。

想定外の問題
10~14年後の73~78才で逝く予定が、今回の前立腺問題で、悪くすると60代後半になる可能性が出て来たのです。
後4~5年となると 今からやっておかねばならない事が発生してきます。
我が家のカミサンは、パソコンはおろか銀行のATMの操作も出来ませんし、昨年ようやくSUICAにチャージ 出来るようになったほどの機械オンチなのです。
我が家に残されたお金が幾ら、何処にあるかも知りません。海外旅行に100回も行っているのに、英語はおろか、今いる都市の名前 さえ覚えていない始末、能天気と云うか、考えてみればこんな幸せな女性もいないのでは、と友人から 冷やかされるほどなのです。(※願わくばカミサンがこのページを読まないことを祈っています。自分でこのサイトに辿り着くのは 不可能と解っていますが・・・)
この玉虫色の前立腺問題を機会に、何とかしなくてはなりません。
私が予定より早く逝く場合、カミサンが一人で生きて行く時間が長くなりますので、資金計画を変更しなくてはなりませんし、生前整理のスピードも 早めなくてはなりません。
来月の結果の良否に係らずこの計画は進めて行かなくてはならないので、試しに、5月のハワイ旅行の銀行振込みをカミサンに 教えようと誘ったのですが、「私一人だと海外旅行に行かないから、覚える必要はない」と断られました。
大丈夫! 私がいなくても、カミサンは一人で生きて行けるでしょう。


Webで広がる団塊の輪

2010年6月出版社「法研」より、男おひとりさま術と云う本が出版されて、話題になっています。
この本は前編として、上野千鶴子著のおひとりさまの老後があります。
結婚していようがいまいが、世界一長生きの日本女性は、最後は「おひとりさま」になる(確率が高い)。 そこで、元気なうちに、セーフティネットを準備し、予備知識を得ておこう、というのが、この本の内容で、シニアの女性から絶大な支持を 得られました。

男おひとりさま術」著者のジャーナリスト中澤まゆみさんはこの時、おひとりさまの老後 の姉妹版として、おひとりさまの法律をだして、好評を博しました。
男おひとりさま術」(出版社・法研)は、その男性版です。

女性の多くは、いつかは自分が「おひとりさま」になる事を知っている。
男性の場合、ほとんどの人は自分が先に逝くと信じており、妻に先立たれた後の事を考えもしない。
この本は、そんな男性シニアに向けた おひとりさまの老後の男性版です。
キャッチは 「あなた、私がいなくなっても、この本があれば大丈夫ね。」

  1. なにはともあれ、まず自立
  2. 自分のからだは自分で守る
  3. どうなる老後のお金
  4. 今の家は終の棲家か
  5. ありあまる時間をどう使う
  6. 介護は突然やってくる
この本の「今の家は終の棲家か」の章で、当サイトが紹介されています。
3週間のアルゼンチン滞在から戻って、メールをチェックしたら、面識のない著者の中澤まゆみさんから、新に 出版する「男おひとりさま術」への当サイトの掲載依頼がありました。
本の内容をろくに調べることもなく、リタイヤ団塊世代への情報発信のお手伝いの一環として承諾したのですが、出版された 本を手にとって見て、改めてリタイヤ・定年・団塊世代の男性に必要な本だと認識しました。

著者の中澤まゆみさんは、私達と同じ「団塊世代」です。今回そのネットワークを生かして、同世代の男性たちに アンケートを御願いし、インタビューを重ねて、この「男おひとりさま術」が出版されました。

自立とか、どうやって老後を過ごすとかは、経済的な問題も含めて、30代後半からたえずシュミレーションをして来ていますので、 今更云われる事でもないのですが、私達夫婦の老後計画には、「カミサンが先に逝く」は一切考えていませんでした。
この本を一番喜んで読んだのは、私ではなく、カミサンでした。


大量の写真をどう整理するか? 65才になる前に、老前・生前整理をそろそろ始めなくては。

2012年7月16日は、海の日で祭日でした。
この日早朝から、我が家の周辺では異変が起きていました。
近所の中堅スーパーマーケット・大型ドラッグストアーの駐車場が開店前に満車になり、 閑静な住宅街の裏道にも、違法駐車が目立ちます。
理由は、毎年この時期自宅から徒歩数分の距離にある、神奈川県立大船植物園(通称・大船フラワーセンター)が、ハスの開花に合わせて、3日間だけ 6時に開園にします。そして、海の日は感謝デーとして、無料開放するので、早朝6時前から大勢のシニアカメラマンが押し寄せるのです。

最近、高級一眼レフデジタルカメラの普及・低価格化で、大船フラワーセンターはシニア、特に女性カメラマンで賑わっています。何故か? 湘南周辺のビギナー写真愛好家の間で、云われているのが、「困った時のフラワーセンター」と云う言葉です。
概して、ビギナーカメラマンの被写体・撮影対象は、「花と富士山」です。
何故かと云うと、山や花は動かないでいてくれるので、初心者としては、構図や露出の学習になるからです。いわゆる、動きのあるお祭り・子供・街角風景・ 或いは報道系写真は「スナップ」と呼ばれ、初心者には難しい分野です。
被写体対象に困ると、高齢者割引で入場できる、大船フラワーセンタターにカメラマンはやってくるのです。
私の場合、アジアの人々の生活・お坊さんの托鉢・少数民族の市場などですから、完璧に「ナスップ派」です。
「ナスップ派」から云わせると、動かない花は綺麗に撮れて当たり前、なのですが・・・・・・、それはさておき、この無料開放の日、一万数千人の人が 大船フラワーセンターのハスの写真を撮ったことになります。
では、その写真の行く末は?

我が家には、大量のネガ・ポジフィルムフォルダーと、プリントした写真アルバムがあります。
・私の幼少期から独身時代までのもの
・カミサンの生まれてから結婚するまでもの
・結婚後のこれまでの二人の生活
・そして最も多いのが海外旅行の記念アルバム数十冊
その時々の思い出が蘇ってくるのですが、しかし、考えてみれば、これらのアルバムを開いて見たのは、何時だったっけ?。写真を貼って完成した 時見ただけで、その後は、何十年と見ていません。
自慢のベストショツトのスナップも今見ると、平凡なもの、私の書斎・書庫のかなりの部分を占領しているこれらのアルバム類を何とかしなくは、 いけません。

元気なうちに、行動力のあるうちに、ある程度自分の廻りの物を整理しておこうとは、常々思っていました。そしてスイツチが入ったのが、元同僚(66歳・大腸ガン)と 義兄(田舎の姉さんの夫)の心筋梗塞による突然死71歳でした。

最低限、今、バソコン絡みで何をしなくてはならないのか
・大量にある写真のデジタル化と、場所を占めている重いアルバムの廃棄
・パソコン内の写真フォルダーの整理、自分以外の人間にも解るように。
・必要な画像、ファイルをバックアップ用の別ドライブにコピー
・バソコンが苦手なカミサンでも見れるように、DVDスライドショーを時代毎、旅行国別に作成。
・銀行・保険・年金関係の資料リストの作成、他にペーパーレベル日付入りプリントアウト
・住所録の整理、現業時代・退職後、趣味・ボランティア等の項目に分けて保存、日付入りプリントアウト
・人には見られたくない類の画像・動画・お気に入りサイト登録などの処理(削除)


一日中、部屋中アルバムで散らかし、パソコンとスキャナーに向かっている私を見て、カミサンは、
「そうやって何事も事前に準備する人ほど、簡単に逝かないのよね。」 と云っていましたが・・・・、必ず感謝する日は何時か訪れてくるでしょう。


定年後、退職後に始める インターネット・ブログ・SNS(フェィスブック)・ツイッターの世界

私が55歳で「勝手・わがまま・自己都合退職」(社内ではそう呼ばれていました)した9年前、2003年当時の インターネット通信テクノロジーと手段と云えば、パソコンを使ってのメールとホームページでした。
通信回線はADSLから光への移行期、携帯電話は一部の超忙しいビジネス人種の通信手段の道具であり、子供・年寄までが持つ時代になるとは 思いもよりませんでした。(たった9年前なのに)。
2012年春、現役・退職シニアを世代を問わず囲こまれているのは、何時でも、何処でも情報が手に入る(追いかけくる)通信環境の世界です。   今や情報伝達の手段は多様化し、ホームページ・メール・携帯・ブログ・SNS・ツイッターなど、もはや拒否出来ない状況に なっています。
しかし、リタイヤ・退職したら、現役時代に使用していた便利な通信手段や環境の何を残し、何を捨てるか、 選択する必要があります。
シニアリタイヤ世代に本当に、携帯・スマートフォン・フェスブック・ツィターは必要なのか?

考えた理由は
今までと全て同じような情報の必要がなくなり、取捨選択した情報・手段のみを残す。
山奥の仙人のような暮らしをするわけでもないので、情報は必須ですが情報過多の為、現業から離れた途端に、時として自分が社会から 取り残されているような疎外感は、多かれ少なかれ感じます。
建設業界に身を置いていた私の場合、自分の耳に入ってきていなかった大型・超高層ビルの建設がマスメディアで報道される度に、ある種の寂しさは感じた時期がありました。
しかし、もう良いではありませんか?そのような情報はTV・新聞で目にする程度で。

情報・通信料の経済的な負担が莫迦にならない
退職して一番驚き、財布にこたえるのが、交通費の高さです。鎌倉から新宿まで890円、往復1,780円です。
次に、情報通信料と情報端末機の値段です。今までは会社負担であったり、経費として処理できていたものが、全て自分の財布から 月々、それも永遠に出費し続けるのです。
本当に必要なものか、スマートフォンは最先端であるかもしれないが、普通の携帯でも良いのでは?
いっそのこと携帯も必要ないのでは?
決 断
携帯電話は待たない
携帯電話は、退職した日に会社に返却し、その後一切持っていません。
特別困る事は、全くありません。私が困らなくとも廻りの友人や、NPOスタッフや講座の生徒さんが困る、不便と感じているかも 知れませんが、それはひと月に一度か二度の事、パソコンメールなら、何時でも繋がるのですから全く問題はありません。

フェスブックもツイッターも不要、Webページ以外はやらない
退職した当時から、ブログとか、SNS(今ではフェスブック、日本ではミクシー)が取り沙汰され始めていました。
ブログの簡単さと反応・反響の良さを薦める方が多いのですが、じっくりと本当に必要とされる情報を発信するには、大容量の スペース・読みやすいデザイン性を考慮すると、Webページがベストと云う結論に達しました。
それも、安易なホームページ作成ソフトで造るのではなく、正々堂々HTML・CSS・Javascript・CGIで全て手書き、Webページ を構成する画像関係も、安物フリーソフトではなく、王道のPhotoshop作成と決めて、今日に至っています。

SNS・フェスブック・ツイッターの情報発信・伝達能力は解っています。
しかし、私が発信したいのは定年退職を身近に控えた50代後半のシニア向けの情報です。この世代が簡単にSNSのメンバーに登録し 仲間になるか疑わしいのと、今大流行しているフェスブックは、本名登録が原則です。
つまり、かなり部分のプライバシーを公開しなくてはなりません。googleが世界のデーターベースを目指しているように、 もしも登録すれば私の名前から、あらゆる情報が収集・蓄積され、結果的には企業の利益になっていくのでしょう。
仮想上の世界の友人よりも、身近な、顔が見える人間関係・オフラインの友人を大切にしようと思います。

そんななか、親しいシニアの友人が、ツイッターを始めました。
68才でツィター始めた友人の意外な理由
私が所属している「ビデオ・動画映像」のクラブの先輩・師匠・大先生である友人からツィターを始めたとの連絡がありました。
その理由が変わっています。この先輩は68歳・男性・独身、趣味は野鳥観察と最先端動画画像作成、湘南に住む傍ら、日本中を 野鳥観察と撮影で廻っており、ご自宅のマンションには月のうち、半分しかお住まいではないのです。

ツィター発信の理由は、ご本人の承諾をえて下記に紹介致します。
報道によると、孤独死が増えているそうです。 高齢化と共に独居老人が増えているわけですからそれはやむを得ないことだと 思いますが、問題は死後、発見までに時間がかかるケースが多いと言うことです。

そのため、発見時点では部屋の中が悲惨な状態になっていて、後片付けが大変な 事例が多いそうです。
改装等も含めて500万円くらいかかった例もあるとのことです。
そこまで極端ではないにしても、発見が遅れれば遅れるほど周囲に大きな迷惑を かけることになると思います。
実は私もマンション(賃貸)に住む独居老人です。親族は近辺にいません。 それで色々考えたのですが、ツイッターを利用して「生存シグナル」を出し続け、複数 の人にモニターしてもらい、もしそのシグナルが途絶えたときに何らかの対処をお願い したい、と考えたわけです。 ※ボケてしまって、ツイッターなんか出来ない状態になったらまた別の事を考えます。

具体的には以下のことを皆さまにお願いしたいと思います。出来るだけ多くの方に ご理解・ご了承戴ければ有り難いと思っております。
①ツイッターに原則的に毎日ひとこと書きます。ですので『書き込みの有無』を、毎日で なくて結構ですので、チェックをお願い致します。 内容の吟味ではなく、『書き込みの有無』をチェック戴くだけで結構です。  ツィターURL

②予告なく、1週間以上書き込みが途絶えたら、何かあったと思って私のケータイに 電話をお願いいたします。080-XXXX-ZZZZ

③ケータイで連絡がとれなかった場合、固定電話に連絡をお願い致します。 固定電話は 0466-ZZ-YYYY です。

④それでも連絡が取れなかった場合「地域包括支援センター」に連絡をお願い 致します。
ここは市が一人暮らしの高齢者を対象に支援を行っているところです。
0466-XXX-YYYY 連絡には私の名前と住所を言って下さい。
多分、職員もしくは民生委員を私の部屋に派遣して戴けると思いますので、あとはそこ にまかせて下さい。

大変迷惑なお願いかと思いますが、これも縁と思って諦めて戴いてご支援の程、よろしく お願い申し上げます。

こんな、通信手段の利用もあるものかと、納得した次第です。


団塊世代 定年後の過ごし方 生き方 シニア・団塊サイト情報相互リンク集

このサイトは、これから定年を迎える、或いは既に退職した、元気な団塊世代の方々の生き方 を紹介するサイト・リンク集です。が、意外とweb上に、優良なサイト数が少ないの驚かされます。
検索サイトで、と「団塊 定年」で探すと殆どが、2007年の団塊世代の退職を扱った本・記事或いは 退職資金を狙った金融・不動産・旅行企業ばかりが上位にいます。
優良・役に立つサイトが有りましたら、自薦・他薦を問わずBBSへお書き込み下さい。 判断してリンク致します。メルアドは公開しておりませんので、必ず下記メールフォームから、御連絡願います。

早期退職エンジョイライフ 登山・山歩き・夫婦くるま旅のブログ このブログは、2013年3月早期退職以降の完全リタイアライフの記録です。
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