スエズ運河のページ SUEZ CANAL

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当日の日記

10月5日 01:30投錨の音で目を覚ます。窓から見るとスエズ港に着いたらしい。夜が明けて見るとたくさんの船が集結している。大型コンテナー船が運河に向けて移動開始。ほどなく日の出、6:36本船も抜錨、朝食を済ませて甲板に上がってみるといよいよ運河に入る。両岸は運河を掘った土砂(砂ばかり)で砂丘ができている。運河が出来て月日が流れ、砂丘は今や自然の一部になっている。
砂丘にはイワツバメが巣を作っていた。
大陸側は緑豊かな町で、シナイ側は緑がない。大きな発電所があって八方に送電している。高圧線が運河をまたいでいた。163qの運河の始まりである。
遠景は砂塵の関係かかすんでいる。しばらくするとリトルビスター湖、グレートビスター湖にでるリゾートビーチがある。ブートサイド(ポートサイド)からの船舶が一方通行で待機している。湖を通過すると運河になり。美しい湖に出る。イスマイルスの町でかなり大きい。第2次中東戦争時にはエジプトが運河を封鎖したところで、記念碑が多く見られる。運河が二つに分かれ上下同時に通行できるところがある。砂丘の上に船団が浮いているように見える。
日本政府の援助でできた大きい斜張橋が運河を跨いでいる。アジアとアフリカを結ぶもので、鹿島建設、日本鋼管、新日鉄が建設を担当した。2001年完成。ポートサイトまでの運河と平行に鉄道と高速道路が走っている。夕陽がきれい。ポートサイドに午後6時半到着。家内からのはがきがキャビンに届けられた。

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