Kaikoura カイコウラ





























RenwickからBlenheimまでの6号線はワイナリー街道だ。早朝なのでワイナリーには寄らない。ブレナムで1号線に入る。
海岸線まで山が張り出しているところがある。サザンアルプスはタスマン海側に片寄っているが、この辺りではカイコウラ山脈などが太平洋側に偏っている。
カイコウラのマナカイ山は2610mで山頂は雪を頂いていた。この山塊が海に落ち込んで深い海溝を造っている。
海流が上昇するのでプランクトン豊富でエビ、イカが多い。餌が豊富なので大きいクレイフィシュやクジラが名物になっている。
道は海岸線だったり、山道だったり。海岸線で平行する鉄道は岬ごとにトンネルになっていた。視界が開けてきてカンタベリー地方に入った。カイコウラの半島が見え出した。
カイコウラに入るとイセエビ(クレイフィシュ)の看板のレストランが目に入った。真直ぐにホエール・ウォチングを申し込みにカイコウラ駅に行く。2時までの便はキャンセル待ちだった。
駅のカフェで昼食をして待ったがキャンセルはなかなか出ず。とうとう2時出発ツアーに決まった。それまで時間があるので宿を探すことにした。 
イセエビの看板の近くを狙ったが満室が多い。それでも1軒見つけた。ツイン2部屋でキッチンは共同。古いが見晴らしは最高。
波が荒いので船酔の薬を買った。錠剤をばら売りしてくれた。
ホエール・ウォチングはバスで岬の反対側の港に移動してから乗船。沖に向かって全速で航行する。15分ほどでクジラ発見、デッキに出て見物する。船が揺れるので出来の手すりに
つかまりながらカメラを構える。
その後移動してイルカの群れの中に入る。 縞模様のあるダスキーイルカだ。船と並走したりして近くで見れた。 
さらに移動して、2頭目のクジラ発見。またイルカの群れ、オットセイのいる岩に接近して岩を回っていると急に暗くなって雨が降り出す。
そのうちバリバリ大きな音と稲光。雹に変わり、甲板は真っ白になった。大雨の中、バスに乗り込んで港からターミナルに帰った。あとのクルーズ便はキャンセルになっている。
雨はすぐ上がった。カイコウラを取り囲む山はすべて雪化粧している。絵葉書の通りの景色になった。
宿の情報でイセエビを仕入れに奥さん連が行く。1匹持ち帰り、刺身などにして食べた。1匹540g 50ドル程度だった。レストランで食べたら100ドルが相場らしい。
キッチンは共同だったが他の客は女学生の団体だったので独占だった。
 


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