アラスカ旅行記

 寺井 直行


9月3日(火)

You tube Alaska 11

フェアバンクス  Fairbanks

フェアバンクスに向けてバスで移動、ロッジの下を流れていたネナナ川沿いに下る。ネナナと言う町で休憩。この町はテナナとネナナが合流する。水運の拠点であった。ここの物産展示場で色々な毛皮を見たが 中でもアラスカオオカミの毛皮が大きいのに驚いた。欧米人の背丈ぐらいあった。
しばらく行くと、見晴らしの良い所があり道路のターンアウトになっている。バスを止めて展望するが曇っていて今一つ。タナナ流域である。この川はあのホワイトパスの北を源流としており、フェアバンクスの郊外を流れて、最後はユーコンと合流する。
フェアバンクスに入って、空港に近い外輪船のヤードに到着ランチボックスを食べてから乗船した。この船会社は家族経営で4世代にわたっている。息子たちが船長の資格を取って4人の船長がいる。The Discovery V総トン280d 乗客 900人 ディーゼル機関で外輪を動かしている。フェアバンクスを流れるチェナ川を下り、テナナ合流地点で折り返す。沿線に犬橇を見せる所やトナカイ牧場などがあり、合流点には Chena Villageがある。ここには原住民の文化を展示、サケを採るフィシュミルの模型、サケ燻製施設、などがあり、船を一旦下りて見物させる。クルーが説明員になって案内する。
プリンセス・リバーサイド・ロッジは乗船場と並んであった。
午後10時 オーロラ観察に出発 スキー場のレストハウスに行く。コーヒーはサービス。
天空は雲があるがガスはない。星は見えているが僅かに残照が残っている。昨日も一昨日もオーロラ観察は不可だった、さて今宵はどうだろうか。
オーロラは北緯65度付近で地軸とは別に傾いた磁軸を中心にした帯輪の中で常に発生している。白夜の頃は全然ダメ、その反対に冬季はオーロラには良いが寒すぎてダメ、結局 観光客は9月か3月になる。完全に残照が無くなるのは12時を過ぎてからで、午前3時には黎明の兆しが出る。この僅かな時間帯が晴れておればOKなのだ。
ついに、オーロラ発生 西空の雲の切れたところが青くなっている。前空を覆う様なものではない。添乗員は素晴らしい方だと言う。
同行の藤田さんが撮影機材を用意していて、しっかりした3脚に光学的に優れたカメラを構えておられた。このモニターには集光されたオーロラがはっきり見えている。帰国後、藤田さんから大きな写真をちょうだいした。

藤田写真館 オーロラ1号へリンク

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