アラスカ旅行記

 寺井 直行


8月26日(月)

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ケチカン Ketchikan

早朝 ケチカン入港、9時半ピアッツア集合で下船、バンクーバーで見た船とほかに2隻合計4隻のクルーズ船が港に並んで停泊している。どれも大型船だ。ケチカンクリークの河口は先に下船した人で一杯だった。大きく迂回して小高いところにあるトーテム博物館へ行った。この横をケチカンクリークが流れていてサケが沢山遡上していた。
この町にはトーテムポールがいたるところにあった。トーテムは大木だったはずである。生きた大木を切り倒すなってことは人間業だ。クマさんも象さんも生きた大木を倒したりしない。マンモスや恐竜だってそうだ。一部の昆虫が活きた木を倒すことがあるかもしれないがほとんどの場合被害は広がらない。鳥さんが防いでくれる。人間が木を切る以前の太古の森は大木がいたるところにあったはずだ。キューバの大木はスペイン人が造船用に切り倒してしまってもう1本もない。ビルマのチークもイギリス人が絶滅寸前まで切り倒してしまっている。人間の自然破壊は大木を切ったときから始まったのだ。とトーテムを見て考えた。
同じ道を帰る途中地元のスーパーで土産物色、ここで解散した。港の店でキャプ、セーター、ソックス(厚手)を買った。
1400 出航 港を出てしばらく行くと、島側に飛行場が見えた。陸側との距離は400m インサイドパッセージ特有の地形である。陸側は険しい山地で海に落ち込んでいる氷河に削られた跡だ。平地のないケチカンでは島に飛行場をつくるしかなかったようだ。橋がないのでフェリー連絡です。この海は悪臭に満ちていた。冬場はごく少数の人しかいない所に夏だけ人口が急増すると下水処理が追いつかないのではないか、汚水を浄化する微生物・活性汚泥は小人口では大量に維持できなので夏場の人口急増に対処できていない。
急いで船室の窓を閉めた。

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