東人の出戻り浜生活近隣散策習志野市(11)

子安神社

   藤崎交番前交差点の南東側一帯は高台になっていて、正福寺から坂道を上ったところに子安神社があった。
 
 神社の建物は鉄筋コンクリートの新しいもので、鳥居の近くに 拝殿再建之碑が建っていた。

拝殿再建之碑

 当 子安神社は社伝によれば今から803年前即ち高倉天皇の御代 治承4年四月の創建にして以来祖孫相承けて朝に夕に広大な神恩を仰いて今日に至りました
 たまたま昭和56年9月18日 拝殿が祝融の災厄に遭い 氏子一同は恐懼して協恭一心復興の議を決し之が委員会を組織 関係各役員は日夜心魂を傾けて力を効しました 式年大祭関係の二宮神社並に菊田神社より夫々多額の協賛をはじめ 氏子はもとより崇敬者よりも浄財を奉献さられ 総額金3700万円に及びました 斯して翌昭和57年1月 鉄筋コンクリート造12坪余 屋根は銅板葺として 工事を佐野工務店が金1800万円を以て請負 更に神輿二基は 宝くじ協会より児童健全育成資金としての助成金200万円を基に 金418万円にて購求 山車 太鼓一式は金200万円又参道に敷石を設け 石鳥居を建て 合わせて金480万円にて藤太郎総業有限会社と約し 氏子は労力を奉仕して境内を整備し全ての諸事業は総経費約3400万円を以て達成 本年4月30日竣工奉祝大祭を斎行いたしました
 本日慈に役員一同と共に 青葉若葉に伊照り輝く新殿を仰いて 神威の弥高を拝し誠に感悦に堪えません ひたすら国の隆昌と世界の共存共栄と 氏子崇敬者の弥栄を祈念して 事業の概要を刻し 以て記念と致します
 
昭和58年5月吉日  子安神社宮司  田久保敦利  謹誌
 

 ここの境内には、習志野市名木百選に選ばれた高木が多く見られた。

習志野市名木百選
指定番号 36
樹種名 ムクノキ
(別名 ムクエノキ)
科名 にれ科
樹木説明 本州中部以南の山奥に自生。葉面はざらざらしてものを磨くのに用いる。

2002年11月15日指定
習志野市
習志野市名木百選
指定番号 31
樹種名 イチョウ
科名 いちょう科
樹木説明 紅葉の季節にひときわ美しく色づき、たくさんの銀杏をつける。雌の木。

2002年11月15日指定
習志野市
習志野市名木百選
指定番号 38
樹種名 ヤブツバキ
科名 つばき科
樹木説明 原植生の一樹種。市内に数箇所点在する群生地の一つ。
早春の小鳥たちの蜜吸い場。

2002年11月15日指定
習志野市
習志野市名木百選
指定番号 32
樹種名 タブノキ
(別名 イヌグス)
科名 くすのき科
樹木説明 その1 海の近くに自生する常緑高木。
市内の神社でよくみられる。
境内の一番高い木。

2002年11月15日指定
習志野市
習志野市名木百選
指定番号 35
樹種名 タブノキ
(別名 イヌグス)
科名 くすのき科
樹木説明 その2 別名の「イヌグス」は楠に似ていることからついた名前。

2002年11月15日指定
習志野市
習志野市名木百選
指定番号 37
樹種名 タブノキ
(別名 イヌグス)
科名 くすのき科
樹木説明 その3 葉や樹皮から得た粉は線香を固める糊料として用いられた。

2002年11月15日指定
習志野市