ミナミヌマエビ
【和名】ミナミヌマエビ(南沼蝦) 【地方名】ブツエビ タエビ ヒメエビ
【学名】Neocaridina denticulata
【分類】十脚目ヌマエビ科 【体長】2.8cm
【生息地】本州(北緯35度以南)〜九州の淡水域。一生を淡水域のみで過ごす。
【食べ物】雑食。我が家の場合、メダカの餌を与えると非常に喜んで食い付く。
【飼育水温】比較的高温低温に強く、冬もヒーターなしで飼育可能。我が家の実績では10〜34℃の範囲で飼育。
【繁殖】非常に簡単で放っておいても繁殖する。我が家の実績では水温が20〜25℃の範囲でよく抱卵する。
【その他】性格はおとなしく、生きている生物を襲うことは無い。環境により体色が変化する。(無色透明、茶、緑など)
<参考文献>(株)山と渓谷社出版 「ヤマケイポケットガイド17 淡水魚」
以下は、我が家のミナミヌマエビの画像です。(稚エビの写真はこちらをクリック。)
同じミナミヌマエビでも、まるで別の種類のエビのように見えるところがミナミヌマエビの魅力の一つです。
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2001年8月24日(金)撮影 交尾をするため、一匹のメス(中央)に群がるオスのミナミヌマエビ(その1)。(バックは、メダカの稚魚専用槽のネットです。) オスのエビは、脱皮しようとしているメスのエビを見つけると交尾をしようとします。なぜ脱皮寸前のメスを狙うかというと、抱卵したメスが脱皮すると脱卵してしまうので、 脱卵する可能性をできるだけ低くするために、次回に脱皮するまでの期間が長いメス、つまり脱皮寸前のメスを狙うことによって、脱卵する可能性を低くしているそうです。 (交尾直後に脱皮するのは未だ抱卵していないので問題無いわけです。)彼らなりの子孫を増やすための知恵ですね。 |
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2001年6月27日(水)撮影 テトラ製のメダカの餌を食べて赤く染まったミナミヌマエビ(その2)。 下の写真と同じエビです。 体長:約2.0cm |
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2001年6月20日(水)撮影 水温計につかまって求愛活動(?)をするミナミヌマエビ。 最近このような光景をよく見かけます。発情期なのでしょうか? 下側(写真の右側)のメスの体長:約2.0cm |
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2001年5月11日(金)撮影 アナカリスの根につかまっている抱卵したミナミヌマエビ。 これは我が家の水槽で三番目に抱卵したミナミヌマエビです。浮かべていたアナカリスの切れ端から伸びてきた根の先端につかまって、エサ(金魚のエサ)を持って食べています。なにもそんな苦しい状態で食べることないのに・・・と思ってしまいました。(その後このエビは下に落下しました。) 体長:約2.0cm |
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2001年5月6日(日)撮影 カボンバにつかまっている抱卵したミナミヌマエビ。 これは我が家の水槽で二番目に抱卵したミナミヌマエビです。ちょっと体の色が赤っぽいエビです。 体長:約2.0cm
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2001年3月31日(土)撮影 抱卵したミナミヌマエビ。 我が家の水槽で最も大きいミナミヌマエビが抱卵しました。写真では光の反射のせいか卵が白っぽく見えますが、実際は何と黒っぽいのです。上手く伝わらないのが残念です。 体長:約2.5cm |
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2001年2月3日(土)撮影 水草(カボンバ)の葉につかまっているミナミヌマエビ。 特に取り上げる内容の写真ではありませんが、非常にきれいに撮れたので思わず載せてしまいました。 体長:約1.5cm |
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2001年1月20日(土)撮影 水草(カボンバ)の間に脱ぎ捨てられたミナミヌマエビの抜け殻。 今まで川砂利の上にしか発見できず、写真では形が分かりにくかったのですが、今日は水草の間にあったので比較的エビの形が分かりやすく撮影できました。 右上方向に頭をのけぞるようなポーズが残っていますが、分かりますか? |
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2000年12月30日(土)撮影 水草(カボンバ)の葉の色と同化して身を隠しています。 体長:約1.5cm |
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2000年12月25日(月)撮影 メリークリスマス!! 水草(カボンバ)の茎につかまっているミナミヌマエビ。 このミナミヌマエビは全体が水色に染まっています。 体長:約1.5cm |
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2000年12月23日(土)撮影 アナカリスにつかまっているミナミヌマエビ。 アナカリスはミナミヌマエビのお気に入りのようです。エサとしても隠れ家としても重宝しているようです。 体長:約1.5cm |
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2000年12月22日(金)撮影 川砂利の上で尾をちょっと曲げてポーズを取るミナミヌマエビ。 このミナミヌマエビは頭が少し緑に染まっています。 体長:約2.0cm |
Copyright (C) 2003, 2004 by Taketo Kamikawa