2020 Team Maruo

■2021/2/7 丸尾組・追い出し試合 @早大・上井草G  【写真館】
※期間限定でサイズ圧縮前の写真、写真館に載せ切れなかった写真もこちらに配置しています。
※写真撮影時間の限られた時間のみマスクを外しての撮影となっています。


7日、温かな日差しに包まれた上井草グラウンドで丸尾組追い出し試合が行われた。4年生対下級生選抜チームから始まった今年の追い出しはキックオフから下級生チームはボールを持ってもキックを繰り返して、4年生に攻撃権をなるべく与えるなど和やかなムードで進行、ゴロパントを巧く拾って上井草を沸かせた千年原倭選手のトライで4年生が先制すると更に島本雄太選手がトライを重ねて、トライ数2-0で4年生が勝利。続いて2年生チームが登場すると亀井亮介主務、木村祐輔アナリストら裏方スタッフもグラウンドに入って同期で最後のラグビーを楽しんだ。最後は中谷百音マネージャー、吉田美緒マネージャーが自陣からパスを繋いで2年生のタックルをかわしながら(?)ゆっくりと敵陣へ。最後は二人で一つのボールを持ってトライ、中谷マネージャーがコンバージョンを決めて丸尾組のラグビーの終わりを告げるノーサイドの笛。この後は学年毎に1対1の果し合い、2年生、1年生、3年生の順で後輩が4年生を一人一人呼び出しては大暴露大会(?)、上井草が笑い声に包まれた(1年生対4年生の果し合いでは、永嶋兄弟、島本兄弟、山野兄弟と兄弟対決が見所に)。その後、人工芝グラウンドに場所を移してアカクロ姿の4年生と記念撮影、短い時間ではありながらも4年生と下級生で最後の交流を楽しんだ。

(写真)丸尾組4年生28名の集合写真。コロナ禍の難しいシーズン、最後まで”BATTLE”し続けた。

■2021/1/11 早稲田大 28-55 天理大 @国立競技場  【写真館】
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11日、連覇を懸けた大学選手権決勝が国立競技場で行われた。ワセダは試合開始早々から、積極的に自陣、中盤からでも仕掛けに行く攻撃的な戦術を取るも3分、相手の腕力にボールをもぎ取られ一気に自陣ゴール前まで持ち込まれると先制トライを奪われる。更にブレイクダウンで相手の圧力を受けてペナルティが重なり、10分にも密集周辺を外国人選手に割られてトライを献上、0-14と苦しい立ち上がり。ワセダも20分、相手のペナルティから敵陣深くに侵入すると連続攻撃から最後はPR小林賢太が力でゴールラインを割ってトライ、ボールを継続すれば得点まで繋げられる手応えを掴む。しかし、その継続のポイントとなるブレイクダウンで相手の寄りの速さの前にペナルティを連発、前半26分にファーストスクラムの機会が訪れて以降はスクラムでも苦戦を強いられて、25分(PG)、31分、41分と得点を重ねられてしまう。7-29とされ、ハーフタイムを挟んだ後半5分には自陣ゴール前マイボールスクラムを押し込まれて、ボールコントロールを失いインゴールにこぼれたボールを抑えられてトライ、攻勢に転じたい立ち上がりに手痛い失点を与えてしまう。FWに注意が寄ればBK。外国人選手をマークすればオフロードでその傍を日本人選手。ディフェンスで的を絞らせてもらえないまま後半も4トライを献上して55失点、早稲田も12分、個人技で打開したFB河瀬諒介。27分、PR小林賢太の中央突破(パスダミーからのラストパス!)で最後はSH河村謙尚。最終盤にはスクラムも立て直してペナルティを奪うと、39分スペースに走り込んだCTB伊藤大祐。後半に意地の3トライを返すものの28-55でノーサイドの笛。連覇の夢そして『荒ぶる』には届かなかったもののコロナ禍でも自らにベクトルを当て続けた丸尾組の戦いぶりは、試合後の4年生の立ち振る舞いも含めて立派なものだった。

(写真)後半、ペナルティから自ら持ち込み、突進するNO.8丸尾崇真主将。その背中でチームを一年間牽引した。

■2021/1/10 決勝試合前練習・部内マッチ @早大・上井草G  【写真館】
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決勝戦前日、10:30から試合前練習。試合に出られない4年生部員が見守る中、局面毎のエリアマネジメント、ボールの運び方、ディフェンスラインの上げ方をリザーブメンバー含めて約30分間最終チェック、最後は天理大の漆黒のジャージを着せたタックルダミーに一人一回ずつ突き刺さって全体練習を終えた。この後、FW・BKに分かれるとFW陣はスクラム練習、そして天理大を想定したラインアウト練習と40分間のユニット練習、その後もそれぞれがポジション練習を行い最後までラインアウトスローの投げ込みを行っていたHO陣が引き上げたのは12:30頃、Aチームが最後の練習を終える。続いて午後14:30からBチームとジュニアチームの部内マッチ(25分ハーフ)。序盤から自陣からでもボールを動かすBチームが外側のスペースを巧く突いて5連続トライと先行するものの要所でCチームもビッグヒットを見せるなど
上井草を沸かせる。前半終了間際、CチームはHO芦刈太政のトライで反撃すると後半にも劣勢だったスクラムで意地のプッシュ、コラプシングを誘うなど4年生が要所で意地を見せ、2トライを返すなど最後まで格上のBチームに食らいついた(最終スコア59-19)。Bチーム以下も含めて全部員が全てをやりきると全部員で大きな輪を作って出場選手の決意表明、試合に出られない4年生の名前をあげてその思いを背負って戦い続けることを約束、連覇を目指して天理大と激突する。

(写真)約30分の全体練習で最終調整を終えて、NO.8丸尾崇真主将の話に耳を傾ける決勝戦出場メンバー

■2021/1/2 早稲田大 33-27 帝京大 @秩父宮ラグビー場  【写真館】
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2日、大学選手権準決勝・帝京大戦。4分、自陣ファーストスクラムでいきなりペナルティを犯すと帝京にPGを決められて先制を許す。ワセダもすぐさま反撃、6分ペナルティから敵陣深くでのラインアウトのチャンスを得るとモールを一気に押し込んでトライ、逆転に成功する。この後自陣ゴール前で帝京の猛攻を受ける時間が続くものの粘り強く耐え切ると24分、再び敵陣ラインアウトモールを押し込んでトライ、試合の流れを引き寄せる。この後もゴール前ラインアウトモールで帝京を圧倒し、次々に帝京のペナルティを誘い出してプレッシャーをかけると34分、右オープン展開からFB河瀬諒介がミスマッチを突いてインゴールへ。前半終了間際にこの日苦しめられたスクラムでペナルティトライを与えるものの前半を21-13とリードして折り返す。後半、先手を取ったのはワセダ、7分右ラインアウトからのセットアタックからCTB伊藤大祐が抜け出し、FB河瀬諒介-WTB古賀由教と繋いでトライ、BK陣が絶妙のタイミングでパスを繋いでリードを広げる。22分にもカウンターアタックから繋いでCTB長田智希からクロス気味にボールをもらったFB河瀬諒介が一気の加速、ディフェンスを振り切ってトライ、勝負所で自慢のバックスリーが決定力を見せ付ける。帝京の強力スクラムに最後まで苦しめられて12分、39分とトライを返されて6点差まで詰め寄られるも最後はディフェンスでプレッシャーをかけて相手ノックオンを誘い出してマイボールに。試合終了告げるホーンが鳴り終えた後、FB南徹哉がタッチの外へと蹴り出してノーサイドの笛、2年連続の決勝進出を決めた。ワセダ、荒ぶるまであと一つ。

(写真)前半34分、ミスマッチを突いてディフェンスを置き去りにトライをあげるFB河瀬諒介。この日2トライで勝利に大きく貢献

■2021/1/1 部内マッチ・早稲田大B 41-14 早稲田大C  【写真館】
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元日恒例の部内マッチ(25分×2本)。挑戦者のCチームは自陣深くからでも攻め立てる積極性を見せるものの5分、そのCチームのパスミスを突いてBチーム1年生CTB岡ア颯馬が拾ってそのままインゴールへ、先制する。スクラムで優位に立ったBチームが押し気味に試合を進めるもののCチームもFB島田雄大のトライセービングタックルなどでゴールラインを割らせず。21分、我慢を続けていたCチームがCTB竹下日向のラインブレイクでチャンスを掴みかけたものの逆にBチームが自陣ゴール前でボールを奪い返してWTB今駒有喜のキック、SO小泉怜史のドリブルで敵陣深くに一気に侵入、最後はWTB今駒有喜が抑えてトライをあげる。前半終了間際にもBチームがラインアウトからモールと見せかけてのHO原朋輝がサイド突破、更にCTB岡ア颯馬のアングルを変えて走りこんでトライと流れるようなセットアタックを見せて会心のトライ、19-0として前半を折り返す。後半に入っても3分ラインアウトモール、9分ターンオーバーから大外に振ってWTB今駒有喜、11分ペナルティからの速攻でCTB中西亮太朗がビッグゲイン、一度WTB今駒有喜に預けたボールを再びもらってポスト真下にダイブと3連続トライでCチームを突き放し、勝負あり。Cチームも13分、ラックのこぼれ球を拾って逆襲、PR小沼宏太が走り切ってトライ。24分にもペナルティから速攻を仕掛けてCTB金井奨が巧くスペースを突いて抜け出しトライと2本トライを返して意地を見せたものの反撃もここまで、41-14でBチームが勝利した。

(写真)後半、ペナルティから速攻を仕掛けて抜け出すBチームCTB中西亮太朗。この後トライまで一気に繋げる。

■2020/12/26 早稲田大BC 21-99 明治大BC  【写真館】
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26日、ライバル明治と敵地・八幡山で30分×3本の練習試合。ジュニアチーム主体のメンバーで臨んだ試合は序盤、敵陣で攻勢に出る。10分、ゴール前ラインアウトモールで得たアドバンテージを生かしてCTB竹下日向がディフェンスライン裏にゴロパント、相手との競り合いを制したFB島田雄大がインゴールで抑えて同点トライ。しかし、この後は時間の経過とともに相手FWのモール、スクラムの圧力に苦しめられてメイジペースに。ゴール前に攻め込まれると成す術なく13分、33分と電車道でモールを押し切られてインゴールを明け渡すなど一本目だけで4トライを奪われて7-28で終える。二本目に入っても6分にスクラムトライを奪われるなどFWの圧力に苦しめられ、更にはBKのスピードでも相手に翻弄されてタテ続けにトライを奪われる(二本目終了時点で66失点)。ワセダも11分、ペナルティから相手のスキを突いてクイックスタート、FB島田雄大がタックルを振り落として加速、最後は相手FBをも振り切って独走トライ。33分にはPR黒田瑛大が絡んでボールを奪い返す(相手の反則を誘う)と敵陣ゴール前ラインアウトからFWが意地を見せて密集サイドを攻略、LO高吉将也が潜り込んでトライを返すものの反撃もここまで。三本目にも相手FWのパワー、BKのスピードにディフェンスが後手後手に回り、5トライを畳み掛けられて21-99、随所で4年生が意地を見せて得点を返すものの総合力で圧倒されて完敗した。

(写真)二本目11分、タックルを振り落として加速、トライをあげるFB島田雄大。この日2トライ。

■2020/12/19 早稲田大 29-14 慶應義塾大 @秩父宮ラグビー場  【写真館】
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19日、大学選手権準々決勝は早慶再戦。前半5分、右スクラムからNO.8丸尾崇真主将がブラインドサイドに8単を仕掛けるとタックルを次々と振り切って右隅にダイブ、主将の先制トライという最高の形でスタートを切る。さらに14分、1年生FL村田陣悟が絡んでペナルティを奪うと直後の敵陣ラインアウトから右へ左へとボールを動かし、最後は右タッチライン際で待ち構えたWTB槇瑛人へロングパスが通る。その槇が一直線に走り切ってトライをあげて慶應を突き放しにかかると20分、FL相良昌彦が相手ボールに働きかけてノックオンを誘い、こぼれ球を拾ったCTB伊藤大祐が相手FWを置き去りにして独走トライ、17-0と点差を広げる。要所要所のラインアウトでプレッシャーをかけて相手に主導権を握らせず、36分にもこの日大活躍のWTB槇瑛人のビッグゲインから敵陣深く攻め入り、スクラムを挟んだ攻撃から最後もそのWTB槇瑛人が再びタッチライン際を走り切って右隅に豪快にダイブ、1トライこそ奪われたものの24-7とほぼ完璧な試合運びでハーフタイムを迎える。後半に入ってペナルティが増え始めて自陣で戦う時間帯が長くなると12分に失トライ、20分にPGを狙われる(結果失敗で相手に助けられる)など我慢の時間帯。それでもセットプレーの優位は変わらず、流れを引き戻して迎えた39分、敵陣深くで攻め続けると最後は左へ繋いでWTB古賀由教がタックラー2人をかわしてダメ押しトライ、慶應を最後に突き放して29-14で対抗戦に続いて勝利、3年連続の年越しを決めて1月2日帝京大との再戦を迎える。

(写真)前半5分、スクラムから8単でブラインドサイドを突破、先制トライをあげるNO.8丸尾崇真主将

■2020/12/6 早稲田大 14-34 明治大 @秩父宮ラグビー場  【写真館】
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※観客席からの撮影となり角度がついた箇所からの写真が多くなります。ご容赦ください。

6日、対抗戦優勝を懸けた大一番・明治大戦。前半立ち上がりからスクラム、ラインアウトのセットプレーで劣勢となり自陣で戦う苦しい展開に。16分、自陣ゴール前スクラムから相手FWの圧力に屈して先制トライを与えると19分、24分と更に畳み掛けられて3連続トライ、0-21とされる。この後、ワセダもペナルティから敵陣ラインアウトのチャンスを得るものの空中戦でプレッシャーをかけ続けられてタテ続けにチャンスを逸する。起点を失い苦しい戦いの中、39分、ラインアウトの選択肢を取らずに敵陣ペナルティから速攻を仕掛けるとSH小西泰聖がラックサイドを突いて前進、更にPR小林賢太へと繋ぐとその小林がタックルを受けながらも力強くインゴールへ、チーム初トライで7-21として前半を折り返す。後半に入っても13分にメイジに先手を奪われるとスクラム、ラインアウトで起点を作れずに時間だけが経過、それでも27分に敵陣ゴール前で攻め立ててラックサイドをSH小西泰聖がスピードで攻略、インゴールに飛び込んで14-26と望みを繋ぐ。更に、直後のスクラムで組み勝ってコラプシングの反則を誘い、敵陣ラインアウトのチャンスを掴む。しかし、この局面でノットストレート、チャンスを逃すと終了間際にも得点を奪われて14-34で敗戦。メイジとの再戦は決勝の舞台、昨年度の再現を狙って大学選手権に挑む。

(写真)後半27分、近場のスキを突いて追撃のトライをあげるSH小西泰聖

■2020/11/23 早稲田大 22-11 慶應義塾大 @秩父宮ラグビー場  【写真館】
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※観客席からの撮影となり角度がついた箇所からの写真が多くなります。ご容赦ください。

23日、対抗戦伝統の一戦・慶應義塾大戦。前半、立ち上がりからSH小西泰聖、SO吉村紘らが突破してチャンスを作るものの慶應の早い寄りにノットリリースを連発、逆に9分に慶應にPGで先制を許す。CTB平井亮佑のタックル、PR小林賢太のチャージなどディフェンスから仕掛けて前に出て流れを取り戻す。21分、敵陣ゴール前ラインアウトモールから攻め立てると最後は狭いサイドに回りこんだSO吉村紘がミスマッチを突いてインゴールへ、逆転する。更に34分、ハイパントを処理した相手に次々に襲い掛かって一気にターンオーバー、左へ運んでこの日再三のゲインを見せた1年生FL村田陣悟が前進してチャンスを広げると今度は右へ展開、最後はFB河瀬諒介の長いパスを受けたWTB槇瑛人がタッチライン際をトップスピードで走り切って右隅にダイブ、連続トライで試合の流れを引き寄せる。後半にもハイパントからチャンスを掴み15分にSO吉村紘のPGで加点、15-6と点差を広げる。19分に自陣深くでのラインアウトモールからFW戦でトライを奪われたもののワセダもすぐさま反撃。26分に敵陣ゴール前でフェーズを重ねて攻め立てると最後は右サイドで開いてボールを受けたFB河瀬諒介がスピードで一人を振り切り、パワーで一人を吹っ飛ばしと個人技でインゴールをこじ開けてトライ。この後も慶應の反撃をこの日見せた粘り強い防御で凌ぎ切って22-11で勝利。全勝を守り、対抗戦優勝をかけて早明戦に臨む。

(写真)前半34分、グラウンド横幅いっぱいに使った攻撃から最後はスピードでWTB槇瑛人が振り切って右隅にトライをあげる。

■2020/11/8 早稲田大BC 40-52 東海大BC @早大・上井草G  【写真館】
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8日、東海大とのBCマッチ(40分×3本)。1本目、先陣を切ったBチームは敵陣で試合を進めるもののこの日はラインアウトが落ち着かず…マイボール確保に苦労すると、ペナルティから自陣へと徐々に後退。相手のラインアウトモールとスクラムに圧倒されて反則を連発、21分にモールで先制されると25分にもラックターンオーバーから速攻を浴びて失トライ。35分にもラインアウトモールから電車道となって一気にインゴールを陥れられるなど0-19で1本目を終える。ラインアウトの苦戦と相手のディフェンスセットのスキからゴロキックでのキックオフやクイックスタートなど起点に工夫を持たせるものの2本目も流れは変わらず、スクラムで圧力をかけられ続けると相手BKのスピードにも翻弄されて13分、16分、21分と3連続トライを献上する。ワセダも20分過ぎにメンバーを大幅に入替えると25分過ぎ、この試合初めてスクラムで組み勝ってペナルティを奪う。このペナルティをきっかけにワセダが息を吹き返すと29分、クイックスタートからテンポ良くボールを繋いで右中間をWTB安部勇佑が攻略、ポスト真下へと回りこんでようやく反撃の狼煙をあげる。この後も攻勢に転じるも詰めのところで相手にボールを奪われて逆に連続トライを献上、2本目終了時点で7-52と大きく差をつけられる。ラストの3本目、両チームCチーム主体となるとワセダの一方的なゲーム展開に。Bチームが苦しめられたスクラムでも優位に立つと1分、WTB村岡隆貢がタックルをかいくぐって独走トライ。この後もSO金井奨、NO.8宮下龍樹らが面白いようにゲインを重ねて4分にFL植野智也、更に11分、17分とNO.8宮下龍樹がBK顔負けのスピードを見せ付けて連続トライ、ハイペースでトライを量産、残り20分時点で35-52として逆転の予感を漂わせるものの終盤に要所でハンドリングエラー、ノットリリースと攻撃権を手放す。この後33分に相手のミスから切り返してCTB田所賢汰-WTB池本暖と繋いでトライを返すものの猛追及ばず、40-52でノーサイドの笛を迎えた。

(写真)3本目1分、ディフェンス網を潜り抜けて突破、反撃の狼煙となるトライをあげるWTB村岡隆貢

■2020/11/7 早稲田大 50-22 筑波大 @秩父宮ラグビー場  【写真館】
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7日、対抗戦・筑波大戦。ワセダはファーストスクラムで相手の反則を誘うなどセットプレーで優位に立って試合を進める。9分、ゴール前ラインアウトからモールを形成、ゴールラインに迫ると最後はサイドを突いたHO宮武海人が左隅に飛び込んで先制する。13分にラインアウトからのセットアタック一発でトライを奪われて同点とされるものの相手選手2人がシンビンとなり、数的優位に立った時間帯を逃さずに18分、ゴール前スクラムを押し込んでサイドをNO.8丸尾崇真主将が押し込んでインゴールへ。22分にも相手ラインアウトを奪い、CTB長田智希-SH小西泰聖-WTB古賀由教と内へ外へとボールを繋いで流れるような攻撃でトライ。更に32分、CTB平井亮佑が鮮やかなラインブレイクからトライ、37分ゴール前スクラムを押し込んでスクラムトライとFW、BKそれぞれに見せ場を作る。そのFWとBKがキレイにリンクしたのが前半終了間際。相手キックオフを自陣から仕掛けてLO下川甲嗣-PR小林賢太でビッグゲイン、敵陣深くまで攻め込むと左展開からBKを経由して、最後はアタックラインに入った途中出場のNO.8田中智幸が芸術的なバックフリップパスでWTB古賀由教へ、その古賀がスピードでディフェンスを振り切ってノーホイッスルトライ。38-10と前半に大きくリードを奪うと後半ややペナルティやハンドリングエラーが重なり筑波に反撃のスキを与えたもののセットプレーでプレッシャーをかけ続ける。スクラムを攻撃の起点に後半14分PR小林賢太、後半21分FL坪郷智輝と2トライを追加して50得点、難敵筑波を退けて対抗戦開幕5連勝とした。

(写真)前半22分、外のスペースをスピードで振り切ってトライをあげるWTB古賀由教。この日2トライ。

■2020/11/1 早稲田大 45-29 帝京大 @秩父宮ラグビー場  【写真館】
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1日、対抗戦最初のヤマ場・帝京大戦。ここまで圧倒的な力を発揮してきた相手に対して、ワセダキックオフで始まった試合は序盤から敵陣で試合を優位に進める。9分、敵陣ゴール前スクラムのチャンスを得ると押されながらもNO.8丸尾崇真主将が拾い上げ、相手が一気にプレッシャーを懸けようとしたところを入れ違うようにCTB平井亮佑へラストパス、先制する。更に14分にもセットアタックからCTB長田智希が鮮やかにラインブレイク、一気にゴール前まで迫ると最後はラックサイドに持ち出した1年生FL村田陣悟がトライ、12-0とリードを広げる。相手ペナルティにも助けられてここまで殆どの時間帯を敵陣で過ごしていたものの、中盤でワセダがペナルティを犯し、自陣深くまで攻め込まれると逆に帝京の時間帯へ。18分に1トライを返されると、25分には自陣ゴール前スクラムで猛烈なプレッシャーを受けてインゴールにこぼれたボールを抑えられてトライ、29分にもFWの近場のパワープレーに屈して3連続トライを献上、あっという間に逆転を許す。ワセダも敵陣まで攻め込めば確実に得点に結びつける、37分にゴール前ラインアウトモールを押し込んでトライ、このトライで同点に追いついて前半を折り返す。後半に入るとディフェンスで粘り強さを発揮、序盤の帝京の猛攻を凌ぐと13分にアドバンテージを生かして大外展開、CTB長田智希がインゴールに駆け込む。直後の帝京のアタックに我慢を重ねてノックオンを誘うと17分、スクラムから右に繋いでWTB槇瑛人が1対1を制して加速、個人技を見せて連続トライ。ディフェンスからリズムを掴んで得点に結びつけると流れはワセダへ。20分に1トライを返されるものの25分、この日効果的だったラインアウトモールで再びトライ。37分にはラインアウトから繋いでWTB古賀由教が独走でダメ押しトライ。帝京大に打ち勝って45-29で勝利、対抗戦全勝を守った。

(写真)前半9分、NO.8丸尾崇真主将が作り出したスペースに走り込んで先制トライをあげるCTB平井亮佑

■2020/10/25 早稲田大新人 19-88 明治大新人 @早大・上井草G  【写真館】
早稲田大B 14-39 明治大B【写真館】

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25日、早明新人戦。開始からメイジの勢いに圧倒される。開始1分40秒、メイジのタテ、タテのアタックにずるずる後退してインゴールを明け渡すと4分、6分、12分とメイジBKのスピードに翻弄されて連続トライを献上。更には19分、自陣ゴール前でのスクラムから今度は重量FWのパワーに屈して失トライ、20分までで5連続トライと圧倒される。ワセダの反撃は25分を過ぎてから。28分、自陣から継続して右に左にワセダらしくボールを動かし続けて最後はスピードでタックルを振り切ったFL藤井将吾が左隅に飛び込んで反撃の狼煙を上げる。更に38分、敵陣深くでNO.8細川大斗らがラックに殺到、ターンオーバーに成功すると左に大きく素早くボールを運び、WTB木村晴が走り切ってトライ。ハーフタイムを挟んだ後半2分にも左ラインアウトからセットアタック、アドバンテージを生かしてSO久富連太郎がチップキックすると、このボールを自ら拾って最後はディフェンスをスピードで振り切ってポスト真下にトライ。短い時間に3トライを返して19-45と点差を詰めるも、後半7分に再び相手FWのスクラムに圧倒されてスクラムトライを献上するとこの後もメイジのBKのスピードに翻弄されて6トライを献上、FW・BKともに圧倒されて19-88と完敗を喫した。

(写真)後半2分、アドバンテージを生かしてディフェンス裏にショートパント、自ら拾ってトライをあげるSO久富連太郎

■2020/10/18 早稲田大 70-5 日本体育大 @熊谷ラグビー場  【写真館】
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18日、対抗戦3戦目は熊谷で日本体育大と対戦。ワセダキックオフで始まった試合は、いきなりLO下川甲嗣が好捕して攻撃権を得ると攻め続けて最後はSO吉村紘が右サイドで開いて待つWTB槇瑛人へとキックパス、その槇が戻ってきたディフェンス2枚のタックルをモノともせずにパワーでインゴールへ到達、先制する。その槇は続く8分にもカウンターアタックから一気のラインブレイク、サポートについたNO.8丸尾崇真主将へと繋いでトライ。14分にはこの日圧倒的優位に立ったスクラムでアングルを上手くコントロール、左展開からWTB古賀由教が突破すると最後は内に返して、サポートについたSH小西泰聖が独走トライ。23分、FB南徹哉のカウンターアタックからLO下川甲嗣-SH小西泰聖と繋いでトライ。40分には敵陣ゴール前でスクラムに拘り続けて最後はNO.8丸尾崇真主将がインゴールに潜り込んでトライ、セットプレーで優位に立って前半で35-0と大きくリードして折り返す。後半に入っても攻撃の手を緩めず、敵陣ゴール前まで攻め込むとモールでプレッシャーをかけてからのサイドアタック、更には広いインゴールを生かしてのディフェンス裏へのショートパントと多彩な攻撃を繰り出して5トライを追加して70得点をあげて大勝。後半から出場したPR横山太一が4分、17分と思い切りの良いランで2トライをあげるなどフィールドプレーでも躍動、勢いそのままにマン・オブ・ザ・マッチを受賞した。

(写真)前半2分、パワーでインゴールに到達、先制トライをあげるWTB槇瑛人

■2020/10/17 早稲田大新人 5-24 慶應義塾大新人 @慶大・日吉G  【写真館】
早稲田大B 19-27 慶應義塾大B【写真館】

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17日、ライバル慶應義塾大との新人戦が敵地・日吉で冷たい雨が降り続ける中、30分ハーフで行われた。試合は序盤からキック合戦、相手のロングキックやキック処理ミスから自陣での戦いを余儀なくされると7分、17分と自陣ゴールラインを背負った状況でFW戦で押し込まれて連続トライを献上。粘り強くディフェンスを続けて相手のミスを誘う場面も作りながらも自陣を脱しきれず、再び押し寄せるピンチに、前半終了間際にもトライを献上、0-17で前半を折り返す。後半に入ると降り続く雨に両チーム、ハンドリングが落ち着かずスコアレスで時間が経過、スクラムも時間とともに徐々に押し込まれる苦しい展開となる。それでも26分、苦戦のスクラムからワンチャンスをモノにする。敵陣右中間スクラムから左へ回すとFB京山秀勇がラインブレイク、大外で待つWTB國富平へと繋ぐとライン際を國富が走り切って初トライ。一矢を報いるものの終了間際にスクラムでペナルティを奪われたところを起点に失トライ、最後までスクラムとキックでの陣取り合戦に苦しめられて5-24で敗れた。

(写真)前半、スペースを見つけて自ら仕掛けるSO久富連太郎

■2020/10/11 早稲田大 46-7 立教大 @早大・上井草G  【写真館】
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11日、対抗戦2戦目はホーム上井草で立教大と対戦。5分、ペナルティからSH河村謙尚が仕掛け、反応したLO桑田陽介に預けるとその桑田が力強く中央突破、インゴールに飛び込んで先制する。22分、自陣スクラムから繋いでFL相良昌彦がビッグゲイン、ディフェンス裏に判断良くボールを蹴り込むとチェイスしたFB小泉怜史が更に足にかけてインゴールで抑えてトライ。35分、敵陣ゴール前、この試合優位に立ったスクラムで相手に圧力をかけるとこぼれたところをFL相良昌彦が拾ってNO.8丸尾崇真へと繋いでトライ。40分、自陣ラインアウトからサインプレーでWTB古賀由教が中央突破、敵陣深く侵入すると出来たラックからグラウンドいっぱいに左に右にとボールを動かして最後はWTB今駒有喜が右隅に飛び込むビューティフルトライ、前半4トライで24-0として前半を折り返す。後半に入ると今度はFWが力で立教を制圧。ペナルティを得ては敵陣ゴール前ラインアウトモールを選択。3分、17分、32分とモールを一気に押し込んでトライを重ねるなど後半も4トライを追加、終始FW戦で優位に立ち続けて46-7で勝利した。

(写真)前半40分、タックルを振り切って右隅に飛び込む2年生WTB今駒有喜

■2020/10/4 早稲田大 47-21 青山学院大 @秩父宮ラグビー場  【写真館】
※期間限定でサイズ圧縮前の写真、写真館に載せ切れなかった写真もこちらに配置しています。
※観客席からの撮影となり角度がついた箇所からの写真が多くなります。ご容赦ください。

4日、ついに2020年シーズン、対抗戦開幕。青山学院との秩父宮での開幕戦、先手はワセダ。3分、左ラインアウトからSO吉村紘からのリターンパスを受けたWTB古賀由教が鮮やかに中央突破、サポートについたFL田中智幸へと繋いでポスト真下にトライ。勢いに乗りたいところであったが、この日は接点での攻防でペナルティを連発、攻撃のリズムを掴めないまま時間が経過していく。27分(PR小林賢太)、29分(WTB古賀由教)と連続トライをあげるもの、35分に攻め込みながらもインターセプトを許してトライを献上すると、後半12分には自陣でパスが乱れたところを蹴り込まれてこの日2つめのトライ、更に度重なるペナルティから3つのPGで失点するなど後半18分には26-21と5点差へと詰め寄られる。厳しい戦いとなりながらも次の得点はワセダ、後半21分ゴール前ラインアウトからFWで圧力をかけ続けて相手の意識を近場に寄せると最後はSO吉村紘が目の前に空いたスペースに飛び込んでトライ、このトライで流れを引き寄せると34分、連続攻撃から大きく外に振って途中出場のWTB今駒有喜、38分には中央のディフェンス密集地帯をCTB松下怜央が鮮やかに切り裂いてダメ押し、最後は3連続トライで青山学院を突き放して47-21で勝利した。

(写真)後半38分、中央突破からダメ押しの独走トライをあげるCTB松下怜央