■ 2020/2/10 齋藤組追い出し試合 @早大・上井草G  【写真館】
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10日、齋藤組追い出し試合。アカクロジャージに身を包んだ4年生と大学選手権決勝メンバー11人を揃えた下級生選抜との真剣勝負(7分一本勝負)は序盤から4年生がワイドにボールを動かしてアグレッシブに仕掛ける。更に4年生CTB宇野明彦主務がハードタックルで上井草をどよめかせてボールを奪い返して敵陣深く攻め入り、チャンスを掴むと最後は下級生選抜のハンドリングが乱れた隙を突いてSO岸岡智樹がボールを拾い上げてそのまま独走トライ、コンバージョンも決めて7-0と先行する。対する下級生選抜もラインアウトからのムーブでブラインドサイドから顔を出したWTB安部勇佑がラインブレイク、BKで繋いで最後はCTB高木樹がトライ、コンバージョンが決まれば同点の場面も4年生に花を持たせて(?)キックが外れるとここでノーサイドの笛、4年生が引退試合を勝利で飾った。続く1年生チームとの試合では4年生チームがボール保持率ほぼ100%、学生スタッフも入って笑顔、笑顔でのパス回し。SO岸岡智樹のDG成功、更には大外のスペースを小泉果林マネージャがゆっくりと駆け上がると最後は内に返して安住悠マネージャがラストトライ。2年生、3年生とは最近恒例の1対1の果し合い、下級生の挑戦状を4年生が受ける展開に。下級生の挑発(?)が笑いを誘い、対する4年生の意地のタックルに上井草は大盛り上がり。(3年生PR久保優選手と4年生FL幸重天副将の1対1では久保選手が勝ってしまい?、これまた大盛り上がり)。最後は全部員でスタンドに詰め掛けた父兄、ファンに一礼。その後は場所をサブグラウンドに写してアカクロジャージ姿の4年生と下級生、父兄、ファンとの交流がいつまでも続き、穏やかな天気に恵まれた一日、笑顔、笑顔の齋藤組ラストイベントとなった。

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”荒ぶる”を勝ち取った4年生の集合写真。最後まで笑顔の絶えない1日。

■ 2020/1/25 優勝パレード・優勝報告会 @上井草駅南口〜早大・上井草G  【写真館】
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25日、優勝パレード・優勝報告会が上井草の街で行われた。11時、上井草駅南口を起点としてパレードがスタート。早大応援団、鼓笛隊、テディベアーズ(ワセダクラブチアスクール)の先導のもと相良南海夫監督、アカクロジャージを着用した幸重天副将ら優勝メンバー(齋藤直人主将、中野将伍選手はサンウルブズの活動の為、欠席)、そしてブレザー姿の全部員が上井草の街を行進。多くの地域住民、ファンの祝福の声の中、笑顔で手を振りながら商店街を抜けてホームグラウンドに到着。続いて行われた優勝報告会では杉並区長挨拶(明治出身の区長が複雑な思いを吐露しながら場を盛り上げ!)、ラグビー部松嶋部長挨拶に始まり、応援団演技で「紺碧の空」「校歌」を会場全員で歌い、温められた雰囲気の中で相良南海夫監督が壇上へ。企画や応援への感謝、優勝報告、パレードの感動を詰め掛けた地元住民、ファンに伝えると「これを一生の思い出にしたいが、こんな素晴らしい喜びを分かち合う場所があるのだったら、また来年も。」と連覇への思いも口にして会場を盛り上げた。続いて壇上に上がった幸重天副将も地元商店街やファンへの感謝の思いを話した後に「この後のファンのみなさまとの交流会は今年チーム直人が掲げた『For One』のスローガンを体現する絶好の機会。皆さんと一つになってこの優勝の喜びを分かち合いましょう。」と話し、”荒ぶる”で締め。交流会では幸重天副将の言葉どおり、あちこちで優勝メンバーにサインや記念撮影を求める列が出来、選手もファンも笑顔の時間に。予定終了時刻を1時間延長する(12時→13時)もそれでもファンの列は途切れず…最後まで時間で区切ることなく、一番ファンが並んでいた岸岡智樹選手が最後の一人の対応を終えたのは14時。2時間近いファン対応を終えた岸岡智樹選手は笑顔で誰も居なくなったグラウンドを引き上げた。

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詰め掛けた地元住民、ファンの声援の中を相良南海夫監督、幸重天副将を先頭に上井草グラウンドに向かって行進。

■ 2020/1/11 早稲田大 45-35 明治大 @国立競技場
11日、大学選手権決勝、明治大戦。新国立競技場に5万7千人の観客を集めて行われた試合、序盤から敵陣で試合を優位に進める。8分、SH齋藤直人主将のPGで先制すると11分、相手の攻撃を押し戻してカウンターラック、メイジのオーバーザトップを誘って敵陣右ラインアウトのチャンスを得る。このラインアウトからFL相良昌彦がタテ突進、出来たラックから逆目に振るとCTB中野将伍が相手とのミスマッチを巧く突いて数的優位の局面を作り出し、NO.8丸尾崇真にラストパス、サインプレーが見事に決まってこの試合初トライで10-0でリードを広げる。メイジのアタックを前に出てことごとく押し戻し、ディフェンスから試合の流れを掴むと25分、ラインアウトから一次攻撃でCTB中野将伍らが外に流れる中、もう一人のCTB長田智希が絶妙のアングルで走りこんでボールを受けて抜け出すとそのまま相手WTBもスピードで振り切って独走トライ。33分、ゴール前左ラインアウトモールを押し込みHO森島大智がインゴールへ、FWの力勝負でもメイジの壁を突き破って勢いづくと38分にも再びCTB中野将伍をおとりに使ってCTB長田智希-WTB古賀由教でビッグゲイン、素早い球出しからディフェンスの間をFL相良昌彦が切り裂いて中央へトライ。完璧な試合運びで一気に31-0と点差を広げてハーフタイムを迎える。後半に入って立ち上がり1分、メイジにこの試合初トライを奪われるとボールを積極的に動かし始めたメイジのペースへと徐々に引き込まれる。ワセダも9分に相手スクラムからこぼれたボールを支配し続けて最後は左WTB古賀由教がトライをあげるものの15分、20分、28分とメイジの怒涛の攻撃に3連続トライを献上、残り10分で38-28、メイジの猛追に国立は異様な雰囲気に。33分、試合を決定付けるトライはワセダ。中央スクラムからNO.8丸尾崇真がサイドを抜け出すと相手FBを引き付けてWTB桑山淳生へラストパス、その桑山が追走を振り切ってインゴールへ。攻守に攻める姿勢を失わずに戦い続けて終盤メイジの追撃をかわしたワセダが45-35で見事に対抗戦のリベンジ達成、11年ぶりの勝利の歌『荒ぶる』が新装の国立競技場の屋根にこだました。
■ 2020/1/2 早稲田大 52-14 天理大 @秩父宮ラグビー場
2日、大学選手権準決勝、関西王者天理大と対戦したワセダは序盤、スクラムで押し込まれるなど自陣ゴール前でピンチを迎える。この場面で逆にスクラムでコラプシングを奪い取り、自陣ゴール前を脱すると直後のラインアウト、CTB中野将伍をタテに入れてから外へ展開、FB河瀬諒介が絶妙のズレ方でボールをもらって前進するとWTB古賀由教へと繋いでトライ、ワンチャンスを確実にモノにして先制する。この後も相手のミスに助けられながら、攻撃権を獲得すると18分、スクラムから再びCTB中野将伍がタテ、出来た外のスペースにSO岸岡智樹が素早く運んでFB河瀬諒介がトライ。23分、左ラインアウトからボールを右に左にと動かし、最後はCTB中野将伍のオフロードパスを受けたWTB古賀由教が体をスピンさせてインゴールに到達、3連続トライで21-0と主導権を握る。30分、相手キックカウンターにディフェンスが突破を許してそこからトライを奪われるとペナルティも重なって自陣で戦う時間帯が続く。前半終了間際にも自陣ゴール前5メートルスクラムのピンチを迎えるもSH齋藤直人主将がディフェンスでプレッシャーをかけて、そこにFW陣が殺到してモールパイルアップ。勝負所でのビッグプレーで前半を良い形で折り返す。後半に入ると天理の力強いアタックにペナルティを重ねて自陣深くに攻め入られるもタテ続けにラインアウトスチール、ここでもピンチを脱出すると11分、右ラインアウトから継続して最後はスペースを突いたPR久保優がトライ。14分にトライを返されるも直後の17分、スクラムからNO.8丸尾崇真の8単を起点にFL相良昌彦がラックサイドに走りこんでトライ、21点差を確実にキープしながら試合を優位に進めると25分、スクラムで相手のペナルティを誘って得たゴール前ラインアウトモールをFW陣が押し切って勝負あり。この後も33分WTB梅津友喜、38分SO岸岡智樹とトライを重ねて最終スコア52-14で完勝、FW、BKそれぞれに見せ場を作り、昨年度涙を飲んだこの舞台でしっかりとリベンジを果たした。
■ 2020/1/1 早稲田大B 31-0 早稲田大C @早大・上井草G  【写真館】
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1日、元日恒例の部内マッチ(20分×2本)。最初にチャンスを掴んだのはCチーム。CチームSH藤浪魁が敵陣で相手ボールに絡んでBのペナルティを誘い、ゴール前ラインアウトからモールでトライを狙いに行くもノックオンで仕留め切れず。接点で圧力をかけ続けてボールを奪い返すBチームがチャンスを掴んだのは8分、ゴール前ラインアウトからFWでフェーズを重ねると最後はFL田中智幸が右中間に飛び込んでトライ、こちらはチャンスをトライに結び付けて先制、5-0で前半を折り返す。後半に入っても地力で上回るBチームが接点で圧倒、ブレイクダウンで絡みペナルティを奪っては敵陣に侵入、試合を優位に進める。2分にゴール前ラインアウトモールからトライをあげると16分にはゴール前右スクラムからタテ、タテと突いて左側にスペースを作って最後はSO小泉怜史が悠々とトライ。更に20分にはブレイクダウンでのターンオーバーからCTB平井亮佑らがゲイン、最後は混戦を抜け出したFB南徹哉が独走トライ。終了間際のラストプレーでもCチームが自陣から最後の反撃を試みたところで起きたミスに付け込んでFL小柳圭輝がダメ押しトライ、31-0と突き放して勝利した。

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後半、Cチームゴール前残り数十センチを巡って押し込むBチームFL小柳圭輝と耐えるCチームSH蒲谷勇太郎

■ 2019/12/30 早稲田大 19-33 東海大 @早大・上井草G  【写真館】
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30日、ジュニアチーム(Cチーム以下)の練習試合、東海大戦。ワセダは開始から敵陣でアタックを仕掛けるもゴール前モールやフェーズを重ねる中でハンドリングが乱れてスコアならず。逆に12分キックカウンターから相手に攻め込まれると最後は大外を崩されて先制トライを許す。ワセダの反撃は17分、NO.8宮下龍樹の躍動感溢れるランで敵陣深く侵入すると、その宮下がゴール前ペナルティから相手のスキを突いてクイックスタート、インゴールに飛び込み同点とする。このトライで波に乗りたいところも直後の20分に再び突き放されると重なるハンドリングの乱れとスクラムでの劣勢が響いて27分、30分とタテ続けにトライを奪われる。ワセダは38分、ラインアウトからのセットアタックから継続、ラインの深さを保ったアタックからCTB宇野明彦が仕掛けて抜け出してトライ、14-28として後半に望みを繋ぐ。後半に入り自陣ペナルティからでもクイックスタート、活路を見出そうとするもアタックを継続しきれずにボール保持権が行ったりきたりしながら時間だけが経過。後半27分、相手が犯した連続ペナルティでゴール前スクラムのチャンスを得ると、FW陣が作ったスペースをCTB武田誠太郎が突いてトライ、点差を詰めるも反撃もここまで。幾度と無くビッグゲインで部員席を盛り上げるものの継続性を欠いて仕留め切れずに19-33で敗戦した。

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前半38分、ラインアウトから連続攻撃、相手を振り切ってトライをあげるゲームキャプテンCTB宇野明彦

■ 2019/12/26 早稲田大 26-31 明治大 @早大・上井草G  【写真館】
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26日、ライバルメイジとの練習試合。Cチーム以下のジュニアチーム同士の対戦は30分×3本の変則マッチ。ワセダは序盤からディフェンスで相手にプレッシャーをかけ続けて、相手のボールコントロールを乱す。敵陣で試合を優位に進めつつもここぞの場面でノットリリース、更にはスクラムで煽られてチャンスを生かせず。ディフェンスで粘りを見せつつも、ゴールラインは遠くロースコア、0-5で1本目を終える。試合が動いたのは2本目、ワセダはNO.8田中智幸の2度のジャッカル(メイジノットリリース)に加えて1本目で苦労したスクラムを安定させ、敵陣で試合を進めると10分、ラインアウトからボールを大きく展開、中央に出来たスペースをSO島本雄太が突いて抜け出し、LO高吉将也へと繋いでトライ、ゴールも決まって逆転に成功する。しかし、直後の13分、メイジのカウンターアタックにスペースを与えて、走りきられるとボールを大きく動かし始めたメイジに次々とスペースを破られて15分、26分、33分と4連続トライ。7-31と大きく差を広げられて2本目を終える。最後の3本目、14分WTB清水竜成のカウンターアタックでチャンスメイク、NO.8/FL田中智幸-LO永瀬功太郎と繋いで反撃の狼煙をあげると17分にはスクラムでペナルティを奪うなど、FW陣も優勢に立ち始めて試合はワセダの流れに。26分ゴール前スクラムからサイドを突いたSH蒲谷勇太郎がトライ。33分、ラインアウトから連続攻撃で最後はFB遠山拓と怒涛の連続トライ、26-31と肉薄するもあと一歩及ばずノーサイドの笛。10月の対戦で大敗した相手に互角の勝負を繰り広げるも幾度と無くチャンスフェーズで取り逃した事が響いて惜敗した。

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3本目の26分、ゴール前スクラムでのアドバンテージを生かし、自らサイドを抜け出しトライをあげるSH蒲谷勇太郎

■ 2019/12/21 早稲田大 57-14 日本大 @花園ラグビー場
21日、大学選手権初戦はリーグ戦2位・日本大と花園で対戦。序盤はワセダペース、3分スクラムからFWでフェーズを重ねるとSO岸岡智樹からのパスを角度を変えた走り込みで受けたCTB長田智希が抜け出して先制トライ。直後のキックオフリターンから大外をNO.8丸尾崇真がゲイン、自陣からでも攻める意思を見せると13分、自陣ゴール前スクラムから大外展開、FB河瀬諒介がスピードに乗って攻めあがると2対1の局面でWTB古賀由教にラストパス、独走トライとなって加点。この後もディフェンスでプレッシャーをかけて敵陣で試合を優位に進めるものの要所のセットプレーが乱れて得点ならず、逆に34分、スクラムでのペナルティから自陣ゴール前でのピンチを招くとラインアウトモールを押し切られてトライを献上、14-7と点差を詰められる。イヤな流れになりかけた直後のキックオフ、敵陣でNO.8丸尾崇真が絡んで相手のペナルティを誘うと37分、SH齋藤直人主将がPGを決めて点差を広げにかかる。更に40分、敵陣スクラムから継続、CTB吉村紘の裏に出ながらの絶妙のパスがFB河瀬諒介へと通って独走トライ、24-7として前半を折り返す。後半に入っても先手はワセダ。7分、キックカウンターから継続、狭いサイドで数的優位を作り出すと最後に外で余ったCTB長田智希が独走トライ。勢いに乗ったワセダは15分、ノックオンターンオーバーから連続攻撃、外で余ったWTB古賀由教にロングパスを通して左隅へ。18分、カウンターラックからFB河瀬諒介が抜け出しサポートのNO.8丸尾崇真へ繋いでポスト真下へ。更に33分にもSO岸岡智樹がキックパスでWTB古賀由教のハットトリックを演出。37分にはセンタースクラムからの8-9で途中出場の1年生SH小西泰聖が抜け出して独走トライでダメ押し。後半5トライと畳み掛けて57-14の快勝で2年連続の年越し、ベスト4進出を決めた。
■ 2019/12/15 早稲田大 42-17 白鴎大 @早大・上井草G  【写真館】
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15日、リーグ戦2部・白鴎大との練習試合。ワセダは開始2分、ペナルティからゴール前ラインアウトのチャンスを得るとFWで攻め続けて最後はスペースにNO.8宮下龍樹が飛び込んで先制する。ワセダはこの後も相手のセットプレーの乱れにつけこんで終始敵陣で攻撃を続けるも、フェーズを重ねるうちに最後はハンドリングエラーで自滅、ボールがこぼれたところを相手のカウンターで効率よく得点に結び付けられて失点。前半35分に数的優位を生かしてFL岸野楓-WTB池本暖と繋いでトライをあげるもボール支配率の圧倒的な差は得点とは関係なく、前半を14-10と僅差で折り返す。後半に入り、外のスペースを早めに使い始めたワセダは8分、ラインアウトから連続攻撃、右サイドでWTB佐々木奎介が相手を振り切る決定力を見せて先手を取ると、この後は交替で入ったFW陣が相手スクラムを粉砕。スクラムでペナルティを奪い、アドバンテージの状況を再三作り出すと、思い切り良く攻め続けて22分CTB武田誠太郎が飛び込んでトライ、30分スクラムを押し込んで実質STのペナルティトライ。ダメ押しは36分、相手が蹴り出したボールをクイックイン、BK陣が繋ぐ後ろから絶妙の走り込みを見せたFL増原龍之介がビッグゲイン、ゴール前ラックから最後はLO永瀬功太郎が走りこんでトライ、スクラムで圧倒した後半に相手を突き放して、42-17で勝利した。

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後半22分、自ら切り込んだCTB武田誠太郎がディフェンスに絡まれながらもインゴールへ。

■ 2019/12/8 早稲田大 43-21 釜石シーウエイブス @早大・上井草G  【写真館】
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8日、釜石シーウエイブスとの練習試合。ワセダは早明戦後、釜石は前日トップチャレンジリーグ公式戦後の為、トップチーム以外のメンバー同士がぶつかった一戦は風上に立ったワセダが試合開始から優勢に進める。1分、キックオフ処理をミスした相手につけこんでいきなり敵陣ゴール前ラインアウトのチャンスを掴むとラインアウトモールを起点に右に左にFWを当て続けて、最後は外に開いたFB梅津友喜がディフェンスに絡まれながらもインゴールまでレッグドライブ、先制する。更にブレイクダウンの攻防、ディフェンスで圧力をかけるワセダはボールを次々と奪い返しては速攻、5分CTB高木樹、12分WTB松下怜央、14分CTB平井亮佑と次々とインゴールを陥れる。この後もテンポの良い攻撃で相手のオフサイドを誘い出しては敵陣深くに攻め入り、23分ゴール前ラインアウトモール。37分ゴール前スクラムで圧力をかけてからの8-9、最後はSO吉村紘へと繋いでトライと前半だけで6トライの猛攻、相手の反撃を1トライに抑えて一方的な展開で38-7で前半を折り返す。後半に入り、メンバーを入替えるとアタックの精度が落ちてハンドリングエラーが目立つように。相手の外国人選手のランにも苦しめられてディフェンスの時間帯が長くなると29分、34分と失トライ。終了間際に連続攻撃から最後はCTBに回った吉村紘のパスを大外で受けたWTB松下怜央が飛び込んでトライを追加するも後半は1トライのみとペースダウン。それでも前半の貯金を生かして最終スコア43-21で勝利した。

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前半5分、カウンターラックから逆襲、タッチライン際を駆け抜けてトライをあげるCTB高木樹

■ 2019/12/1 早稲田大 7-36 明治大 @秩父宮ラグビー場  【写真館】
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1日、伝統の早明戦は25年ぶりの全勝対決。試合は序盤、ワセダがSO岸岡智樹の高低左右を使い分けたキックで敵陣で優位に進めるも、メイジのラインアウトスチールに阻まれるなどここぞで相手にボールを渡してしまい得点ならず。試合が動いたのは16分。ファーストスクラムでペナルティを取られ、自陣深くにメイジの侵入を許すとメイジFWの重厚なアタックに接点で食い込まれて徐々に後退、最後は密集サイドを崩されて先制トライを与える。ワセダも23分、FB河瀬諒介のビッグゲインで敵陣深くに攻め入るとゴール前スクラムからブラインドサイドに位置を移したSO岸岡智樹が自ら仕掛けてインゴールへ、すかさず同点に追いつく。この後、メイジの猛攻を受けるもペナルティを犯さず我慢のディフェンスを続けて最終的に相手のミスやペナルティを誘い、一方的に攻め込まれながらもPGの3点のみに抑えて前半を7-10で折り返す。勝負の後半、立ち上がり1分にメイジのハイパントキャッチから連続攻撃を許してトライを奪われると、スクラムでのコラプシングやブレイクダウンの攻防で差し込まれて自陣で戦い続ける苦しい展開、持ち込んだボールも相手の力強さの前にモールパイルアップで所有権を失うなどアタックを継続できず…7分、19分とトライを与えて徐々に点差を引き離される。ワセダも終盤、ワイドにボールを動かすなど敵陣に侵入、ゴール前でチャンスを得るもののメイジのディフェンスを崩しきれず、逆に終了間際にもトライを与えるなど7-36で完敗。メイジと大学選手権で再戦するとなれば決勝戦、リベンジの舞台・新国立を目指して残り1ヶ月の戦いが始まる。

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前半23分、敵陣ゴール前スクラムからブラインドサイドを攻略、自ら抜け出してトライをあげるSO岸岡智樹

■ 2019/11/23 早稲田大 17-10 慶應義塾大 @秩父宮ラグビー場  【写真館】
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23日、対抗戦伝統の早慶戦。雨中の一戦はワセダが先行する。3分、ラインアウトから連続攻撃、右へ左へボールを動かすとWTB古賀由教がディフェンス裏に蹴り込んだボールを自ら抑えて先制トライ。16分、ディフェンスで相手にプレッシャーをかけて得た敵陣中央スクラムから一次攻撃でCTB長田智希が巧く相手を引き付けてラストパスを放つとWTB古賀由教が狭いスペースを攻略して左隅にダイブ、連続トライで10-0とリードを広げる。直後の19分、ペナルティからゴール前ラインアウトのピンチを迎えると相手のサインプレーに対応が遅れてトライを与えると、この後も悪天候の影響も重なり、キックミス、ハンドリングエラーとエリア獲得、ボール保持ともままならずに自陣で守勢にまわる時間帯が続く。41分には自陣ペナルティからPGで失点、同点に追いつかれてハーフタイムを迎える。後半に入って試合を動かしたのはワセダ、9分カウンターアタックから継続、SO岸岡智樹が巧くタメを作ってCTB中西亮太朗の突破を引き出すと、そのまま内についてリターンパスを受けて独走トライ、勝ち越しに成功する。更に突き放しにかかりたいもののキック、ハンドリングが落ち着かず、再び自陣での時間帯が続く。15分過ぎ、30分過ぎとゴール前のピンチで我慢強くディフェンスをし続けるとPR小林賢太のジャッカルなど2度のノットリリースを誘い出して守りきる。後半終了間際にも自陣ゴール前まで攻め込まれるもここも粘り強いディフェンスで最後は相手ノックオンでノーサイドの笛。雨風が吹き荒れる中、思い通りのボールコントロール、エリアコントロールは出来なかったものの粘り強い戦いで接戦を制した。

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後半9分、一度CTB中西亮太朗に預けたボールを再び受け取り、勝ち越しトライをあげるSO岸岡智樹

■ 2019/11/16 早稲田大 83-19 武蔵大 @早大・上井草G  【写真館】
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16日、対抗戦Bに所属する武蔵大との練習試合。試合は序盤から個の力で上回ってトライラッシュ。5分、ペナルティから速攻を仕掛け連続攻撃、CTB竹下日向が抜け出してチャンスを作ると最後は右サイドをWTB佐々木奎介が走り切って先制。9分、キックオフリターンからボールを動かし続けて相手のペナルティを誘い(タッチキック)、ゴール前ラインアウトモールからHO長谷川太がトライ。14分、カウンターからCTB竹下日向がラインブレイク、ブラインドサイドを細かく繋いでWTB千年原倭が独走。16分、キックオフリターンからLO山野浩暉が中央突破、オフロードパスを繋いで最後はLO鏡鈴之介がトライ。4連続トライで主導権を握ると、キックオフリターンからカウンターから、ペナルティの速攻からと積極的に仕掛け続けて30分、32分にWTB佐々木奎介が連続トライ(ハットトリック達成!)をあげるなど前半だけで7トライを奪い43-12と大きくリードする。後半立ち上がりにインターセプトからトライを奪われるも、後半も積極的に仕掛け続けてトライラッシュ。4分、アドバンテージからSO金井奨のキックパスをWTB千年原倭がダイレクトキャッチしてそのままインゴールへ。更にCTB竹下日向が連続トライをあげるなど着実に加点。更に途中出場したメンバーも持ち味を発揮、SO堀尾健太、WTB吉松立志らがスピードに乗って独走トライをあげるなど後半も6トライを追加。途中、イージーミスから相手に簡単にトライを奪われる場面もあったものの83-19で大勝した。

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前半32分、ディフェンスを次々とかわして独走トライをあげるWTB佐々木奎介。ハットトリック達成。

■ 2019/11/10 早稲田大 34-32 帝京大 @秩父宮ラグビー場  【写真館】
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10日、対抗戦・帝京大戦。試合は前半から目まぐるしくリードが入れ替わる展開に。先手はワセダ、3分ファーストスクラムを押し込んでペナルティを奪い取ると、正面PGをSH齋藤直人主将が確実に決めて先制。6分帝京、スクラムから相手BKのループを織り交ぜた攻撃に対応が遅れて3-5。10分ワセダ、FB河瀬諒介のカウンターからチャンスを掴むとCTB長田智希が巧く抜け出てインゴールへ10-5と逆転。15分帝京、ディフェンス裏に蹴り込まれたボールに競り負けて10-10。23分ワセダ、ラインアウトから継続、NO.8丸尾崇真からラストパスを受けたWTB古賀由教が独走トライで17-10。前半終盤は帝京、32分、35分と連続トライを奪われて逆転されると40分にもPGを決められて17-25で前半を折り返す。後半に入って2分、ノックオンターンオーバーからCTB中西亮太朗、FB河瀬諒介らで前進すると最後はSO岸岡智樹がミスマッチを突いてトライ、1点差に詰めよる。しかしこの後、自陣で過ごす苦しい時間帯が続き28分、ついに自陣ゴール前の力勝負に根負けして再び8点差。残り10分、反発力を見せたのはワセダ。35分、ラインアウトモールからゴールライン目前に攻め込むとFL相良昌彦が捻じ込んで射程圏内に帝京を捉えると、後半インジュアリータイム、ペナルティからゴール前ラインアウトのチャンスを掴むとここから連続攻撃を展開、最後はSH齋藤直人主将がラックサイドに出来たスペースに飛び込んで逆転。電光掲示板の時計で45分、土壇場で試合を引っくり返してインゴールには背番号9を中心に歓喜の輪、2万人を超える大観衆も総立ちとなり、サヨナラトライに酔いしれた。

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前半10分、FB河瀬諒介のカウンターを起点に最後はCTB長田智希が抜け出して逆転トライ。

■ 2019/11/4 早稲田大 120-0 成蹊大 @駒沢陸上競技場  【写真館】
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4日、ワールドカップによる1ヶ月半の中断期間を挟み、対抗戦が再開。成蹊大と駒沢で対戦したワセダは序盤から猛攻を仕掛ける。3分、カウンターアタックからNO.8丸尾崇真がラインブレイク、更に継続してFB梅津友喜が抜け出すと最後はFL相良昌彦に繋いで先制トライ。8分、カウンターラックからボールを奪い返すと大外に展開、SO岸岡智樹がハンドオフを連発して相手を次々に叩き落とし、インゴールへ。11分、キックオフからボールを大きく動かしてPR久保優が中央突破、出来たラックから右に振ってWTB安部勇佑がトライ。この後、一つのペナルティから自陣ゴール前まで詰め寄られるも、相手の攻撃を凌ぎ切って地域を挽回。23分、相手ラインアウトスチールからブラインドサイドをWTB古賀由教-SH齋藤直人主将で崩して奪ったトライを皮切りに26分(スクラムトライ)、29分、31分(WTB古賀由教が連続トライ)、36分(PR小林賢太)、40分(ラインアウトモール)とトライラッシュ。FWでの力勝負、ペナルティからの速攻と緩急自在のアタックで成蹊を圧倒、61-0として前半で試合を決める。後半に入っても攻撃の手を緩めず。1分、キック処理かFB梅津友喜が抜け出すと内にサポートについたCTB桑山淳生へと繋いでトライ、口火を切ると5分、9分、11分とグラウンド横幅いっぱいに使ったアタックから大外を面白いようにラインブレイクしてトライラッシュ。14分、18分ペナルティから相手のスキを突いて連続トライ。この後も攻撃の手を緩めず、後半も9トライをあげて120-0の圧勝。弾みをつけて次週、帝京大と激突する。

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後半14分、ペナルティから相手のスキを突いてクイックスタート、トライをあげる1年生FL相良昌彦。マンオブザマッチにも選ばれた。

■ 2019/11/3 早稲田大 29-21 立教大 @早大・上井草G  【写真館】
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3日、立教大との定期戦。アカクロファーストジャージで臨んだワセダは序盤、テンポの良いアタックで相手のペナルティを誘い敵陣へ。前半9分ゴール前ラインアウトモールを押し込んで先制する。スクラムで優位に立ち、相手のラインアウトのミスもあり、敵陣で試合を進めるものの立教の粘り強い防御を崩せず、攻め込みながらもノットリリースを連発して、得点をあげられず。逆に25分にカウンターアタックから相手バックスリーに防御を崩されて失トライ、同点に追いつかれる。前半39分に相手ペナルティから再びラインアウトモールを押し込んで勝ち越すものの12-7と僅差で前半を折り返す。後半に入って立ち上がり5分、ペナルティが続いて自陣にズルズルと後退すると最後はスクラムサイドを突かれてトライ、キックも決まってこの試合初めてリードを奪われる。重苦しい試合展開にも11分、こぼれ球を拾ってCTB高木樹らが前進、最後はFL田中智幸がスピードに乗って抜け出して逆転トライ。更に18分にも自陣からFL田中智幸がロングゲイン、一気に敵陣ゴール前に迫ると途中出場LO星谷俊輔が右中間に飛び込んでトライ。流れを完全に引き寄せたワセダは直後のキックオフリターンから再び敵陣に切り込んで攻め立てる。後半34分には連続攻撃から密集サイドのスペースを突いたSH河村謙尚がダメ押しのトライ、終了間際に1トライ返されるものの29-21で勝利、3年ぶりの立教戦勝利を収めた。

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後半34分、密集近場のスペースを逃さず突いてダメ押しトライをあげるSH河村謙尚

■ 2019/10/27 早稲田大B 23-26 明治大B @明大・八幡山G  【写真館】
早稲田大C 31-73 明治大C  【写真館】
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27日、ジュニア選手権最終戦は永遠のライバル・メイジと敵地八幡山で対戦。ファーストスクラムでいきなりペナルティを取られるなど、自陣でのペナルティが続いて12分に先制トライを与える。それでもスクラムを立て直して、試合を落ち着かせるとワセダも反撃開始。20分、キックカウンターから連続攻撃、テンポ良くボールを動かして相手のペナルティを誘うとSO吉村紘がPGを決めて3点を返す。更に25分、連続攻撃から大外に出来たスペースをWTB松下怜央が突いてゲイン、更にFWでタテ、タテと繋いでゴールライン目前に迫ると最後は左に大きく生まれたスペースをFB梅津友喜が余ってトライ、相手ディフェンスを崩しきる理想的な形で逆転に成功する。この後37分に再逆転となるトライを与えるものの43分、テンポの良い連続攻撃が再び相手のペナルティを誘い、SO吉村紘がPG成功、13-14と互角の展開で前半を折り返す。後半早々に迎えた自陣ゴール前ピンチも粘りのディフェンスで得点を与えず凌ぐと6分、相手のミスからこぼれたボールを拾ってSH小西泰聖-CTB中西亮太朗と繋いで独走トライ、再び逆転に成功する。26分にトライを与えて点差を詰められるも後半32分に途中出場PR土田彬洋が接点で絡んでペナルティを奪い、SO吉村紘がこの試合3本目のPG成功、23-19とリードを広げる。このまま逃げ切りを図りたいところも40分を過ぎての自陣ゴール前ラストワンプレーという局面でペナルティを連発、47分、ついにスクラムサイドをねじ込まれて痛恨のサヨナラ負け。2週連続でラストワンプレーで逃げ切れずに敗戦も、重量FWを相手にスクラム、ディフェンスで奮闘、選手層の厚みに手応えを感じさせる最終戦となった。

(写真)
後半6分、SH小西泰聖からのオフロードパスを受けて独走で逆転トライをあげるCTB中西亮太朗

■ 2019/10/20 早稲田大B 29-31 東海大B @東海大・湘南G  【写真館】
早稲田大C 7-73 東海大C  【写真館】
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20日、ジュニア選手権3戦目は敵地で東海大との対戦。序盤からスクラムで押し込まれて相手ペースで試合が進むもディフェンスで粘りを見せてゴールラインは割らせず。NO.8沖野玄のラインアウトスチール、ゴール前ピンチでPR木下隆介がジャッカルと我慢のディフェンスを続けて前半22分に先制トライこそ許すものの試合の流れはワセダへ傾く。前半27分にPGで3点を返して迎えた40分、相手のミスキックから敵陣ラインアウトのチャンスを得るとモールを上手くずらして前進、最後はHO宮武海人が飛び込んで逆転に成功、10-7として前半を折り返す。後半に入っても3分、一瞬のスキを突いて抜け出したSH河村謙尚の独走トライ。7分、ラインアウトモールからゴールライン目前に迫り最後はサイドを突いたFL田中智幸のトライと連続トライで22-7とリードを広げる。しかし、この後ペナルティで自陣深くでの戦いを余儀なくされると後半12分にモールで圧倒されて失トライ、16分にもトライを与えて1点差に詰められる。18分にFB南徹哉のカウンターアタックから敵陣深く攻め入ると最後はCTB高木樹へと繋いで再び点差を広げるもスクラム、モールの力勝負は最後まで修正できず。35分にスクラムでのペナルティからラインアウトモールを押し込まれて再び1点差とされると後半41分に自陣で痛恨のペナルティ、PGを決められて逆転サヨナラ負け。ディフェンスで粘りを見せるも最後までペナルティに泣かされて接戦を落とした。

(写真)
後半18分、相手タックルをかわしてノーホイッスルトライをあげるCTB高木樹

■ 2019/10/5 早稲田大B 63-26 慶應義塾大B @慶大・日吉G  【写真館】
早稲田大C 31-52 慶應義塾大C  【写真館】
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5日、ジュニア選手権2戦目、日吉で慶應義塾大と対戦したワセダは序盤からキック、相手ペナルティを巧く利用して敵陣で優位に試合を展開、一方的に攻め立てる。6分、ゴール前スクラムをコントロール、数的優位の局面を作り出すと左サイドでWTB加藤皓己がフリーでロングパスパスを受けて先制トライ。9分、右ラインアウトからグラウンドいっぱいにボールを展開、作り出したミスマッチをSO吉村紘が的確に突いて抜け出し、SH小西泰聖へと繋いでトライ。15分にはディフェンスでプレッシャーをかけてボールを奪い返すとゴール前でCTB平井亮佑がこじ開けてトライ。20分、左ラインアウトからCTB平井亮佑の仕掛けからCTB中西亮太朗がスピードに乗って相手をかわしてCTBコンビで崩してトライ。10月とは思えない暑さの中、ウォーターブレイクを挟んだ後も攻撃の手を緩めず。27分、ゴール前スクラムから狭いサイドをSH小西泰聖が突いてフリーのWTB梅津友喜がトライ。31分、キック処理から切り返してCTB中西亮太朗-WTB梅津友喜-NO.8沖野玄と内へのリターンパスを繋いでトライ、42-0と大きくリードを奪う。34分、ワセダのアタックでのノックオンから切り返されてこの試合初めてトライを奪われると、この後もハーフタイムを挟んで連続ノーホイッスルトライを与えるなど15分間に4連続でトライを返され、あっという間に16点差に。勢いづく敵地の雰囲気の中でもワセダは慌てず。スクラム、そしてディフェンスでプレッシャーをかけ続けて試合を落ち着かせると14分、36分のラインアウトモールを押し込んで連続トライ、相手の反撃ムードを打ち消すと、終了間際にも途中出場のFL田中智幸がこぼれ球を拾ってダメ押しトライ、63-26でジュニア選手権初勝利をあげた。

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後半43分、こぼれ球を拾って突進、相手のタックルをかいくぐってダメ押しトライをあげる途中出場のFL田中智幸

■ 2019/9/29 早稲田大B 7-40 帝京大B @帝京大・百草G  【写真館】
早稲田大C 19-74 帝京大C  【写真館】
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29日、ジュニア選手権開幕戦。4年ぶりにカテゴリー1の舞台に帰ってきたワセダは敵地で帝京大と対戦。ワセダキックオフで始まった試合は序盤、敵陣深くでチャンスを迎えるもののノットリリースの反則を犯して先制ならず。7分に先制トライを許して迎えた前半10分、ルーズボールを確保してアタックを仕掛けるもここでもパスが乱れたところを逆に蹴り込まれてトライを献上、攻め込みながらも得点を奪えず、前半20分にもスクラムでプレッシャーをかけられてトライを与え0-21と点差を広げられる。ワセダの反撃は前半33分、スクラムを起点に連続攻撃、LO星谷俊輔が中央突破して最後はサポートしたSH河村謙尚へと繋いでトライ。この後もWTB梅津友喜のロングキックで敵陣深くに攻め入り、流れを掴みかけるも決めきれずに終わるとハーフタイムを挟んだ後半はペナルティが重なって自陣で戦いを強いられる苦しい展開。10分ゴール前で近場を崩されると、17分にもラインアウトモールでインゴールを割られるなどFWの力勝負に成す術なく。後半にスクラムでこの試合初めてペナルティを奪いゴール前ラインアウトモールのチャンスを得るも逆に押し戻されてチャンスを生かせず、7-40で完敗、黒星スタートとなった。

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前半、オフロードパスを受けて前進、ゴールラインに迫る2年生PR阿部対我

■ 2019/9/23 早稲田大 40-5 シベリア連邦大 @早大・上井草G  【写真館】
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23日、WURIT(World University Rugby Inbitation Tournament)順位決定トーナメント7-8位決定戦、シベリア連邦大との再戦は開始1分、ディフェンスで巧く絡んで相手のペナルティを誘うとゴール前ラインアウトから右に展開、1年生CTB松下怜央が抜け出してポスト真下に飛び込み、先制する。強烈な風を正面から受ける風下の前半、キックは伸びずラインアウトもボールコントロールがままならず、我慢の時間が続く。それでも21分にはラインアウトを捨てて自陣ペナルティからクイックスタート、大きくボールを動かすと最後は右サイドでパスを受けたWTB池本暖がカットインで相手を振り切って独走トライ、14-0とリードして前半を折り返す。後半立ち上がりにパワープレーから失点するものの、風上の後半は敵陣で試合を優位に運ぶ。7分、相手が自陣から蹴り上げたハイパント(風に押し戻されてマイナスキックに…)を好捕したCTB松下怜央が突進、相手を引き付けてLO桑田陽介にラストパスを送って再びリードを広げると11分、相手のパスミスに付け込んで1年生CTB吉村紘が独走トライ。更に13分にはキックオフリターンからCTB吉村紘が抜け出してチャンスメイク、左サイドをゲインすると一転右にワイドに展開、今度はそのCTB吉村がロングパスを放ってWTB池本暖のノーホイッスルトライを演出。後半終了間際にもラインアウトモールからダメ押しトライ、ディフェンスでもFL坪郷智輝らの出足鋭いタックルからボールを奪い返すなど相手を1トライに封じて40-5で快勝、勝利で大会を終えた。

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前半21分、右サイドから内側に切り込んで加速、独走トライをあげるWTB池本暖

■ 2019/9/22 早稲田大 12-22 NZU @早大・上井草G  【写真館】
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22日、WURIT(World University Rugby Inbitation Tournament)順位決定トーナメント1回戦、B組4位のNZUと対戦したワセダはキックオフ処理をミスするとそこから自陣で苦しい展開。7分にPGで先制されると、アタックでもハンドリングエラー、ラック周辺でのボールコントロールが乱れてリズムを掴めず、前半22分にも連続攻撃からBKでトライを奪われて0-10で前半を折り返す。後半に入っても3分、6分とタテ続けにトライを献上、前に出るディフェンスで奮闘しつつも相手のオフロードパスやキックを巧く使った攻撃に対応できず0-22とリードを広げられる。ワセダの反撃は後半10分過ぎ、試合途中から立て直したスクラム、そしてモールを武器に相手を攻め立てる。後半13分にゴール前ラインアウトモールを押し込んでトライを返すと、後半終了間際の20分にもスクラムをプッシュしてペナルティを誘い出すとSH小西泰聖がクイックスタート、相手の防御をかいくぐって右中間に飛び込み連続トライ、12-22とするもここでノーサイドの笛が響いた。

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後半20分、相手ペナルティからクイックスタートで自ら持ち込みトライをあげる1年生SH小西泰聖

■ 2019/9/18 早稲田大 0-3 オックスフォード大 @早大・上井草G  【写真館】
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18日、WURIT(World University Rugby Inbitation Tournament)がホーム上井草グラウンドで開幕。予選リーグPool Aを戦うワセダは初戦でオックスフォード大と激突。17年前、上井草グラウンドのこけら落としとしてオックスフォード大を迎えて以来となるこの地での再戦は、序盤からディフェンスで仕掛けて敵陣で試合を進める展開。チャンスを何度も迎えるものの一瞬のインターセプトで切り返されて堪らずペナルティを犯すと前半12分、このペナルティからPGを決められて先制点を与える。それでもワセダはHO原朋輝のタックルなどFW陣がディフェンスで体を張ってボールを奪い返し、終始敵陣で試合を進める。しかし要所のスクラム、ラインアウトでセットプレーが乱れてボールを奪い返されると、ラックでもボールコントロールを度々乱してチャンスを逃し続ける。SH小西泰聖のスピードを生かしたランなどで最後の最後まで攻め続けるワセダは後半終了間際、敵陣ゴール前スクラムの絶好のチャンスを得るもここもBK陣に展開したところでラックからボールがこぼれて万事休す。最後もこの試合を象徴するような形でボールを失い、完封負け。安定したディフェンスでピンチらしいピンチは殆どなかったものの決定力を欠いて初戦を落とした。

(写真)
後半、自陣からスピードに乗って抜け出しビッグゲインを見せる1年生SH小西泰聖

■ 2019/9/15 早稲田大 52-8 筑波大 @ケーズデンキスタジアム水戸  【写真館】
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15日、対抗戦前半のヤマ場・筑波大戦。先手はワセダ、キックオフから敵陣で試合を進めると5分、左ラインアウトからのセットアタック、WTB古賀由教がブラインドサイドから中央スペースに顔を出すとそのまま抜け出して独走トライ、先制する。風下の前半、9分にPGを返されて更に自陣に攻め込まれるもラインアウトをタテ続けにスチールしてピンチを脱出すると流れはワセダへ。26分、ペナルティからゴール前左ラインアウトモール、HO森島大智がインゴールに飛び込む。37分、ラインアウトから連続攻撃、FL相良昌彦が一度倒れながらも起き上がってゴール前へチャンスを広げると最後は大外でフリーでパスを受けたCTB桑山淳生がトライ。更に41分にはノックオンターンオーバーから逆襲、PR小林賢太が抜け出すとそこからFL幸重天-SH斎藤直人主将と繋いでトライ、我慢の時間帯を抜け出して一気の猛攻で26-3と点差を広げて前半を折り返す。後半、チームの勢いを更に加速させたのはFB河瀬諒介。2分、FWでフェーズを重ねると一転、BK展開でギアチェンジ、右サイドでパスを受けるとディフェンスをこじ開けてインゴールへダイブ。更に10分にもWTB安部勇佑のトライをアシスト。25分には冷静にミスマッチを突いて抜け出してトライ、約20分間で2トライ1アシストと活躍、勝利を決定付ける。チーム全体で前に出るディフェンスで筑波の反撃をモールからの1トライに封じ込めると最後のトライもこの日を象徴するかのようにディフェンスからの切り返しで。37分、ノックオンターンオーバーからNO.8丸尾崇真が独走トライをあげて前週慶應を破り、勢いに乗る筑波を52-8で圧倒、対抗戦前半を快勝で折り返した。

(写真)
後半25分、ディフェンスの間をすり抜けてトライをあげるFB河瀬諒介。マン・オブ・ザ・マッチにも選ばれた。

■ 2019/9/8 早稲田大 92-0 青山学院大 @早大・上井草G  【写真館】
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8日、ホーム上井草に青山学院大を迎えての対抗戦2戦目。ワセダキックオフで始まった試合は開始1分、ラインアウトからCTB桑山淳生がブレイク、ラックからSO岸岡智樹へと繋ぐとギャップを見逃さずに突いて抜け出し、先制トライ。このトライを皮切りに5分、ゴール前ラインアウトモール。8分LO三浦駿平の好タックルからターンオーバー、SO岸岡智樹からのリターンパスを受けたSH斎藤直人主将がトライ。15分、ラインアウトから連続攻撃、最後はディフェンスを引き付けたCTB中野将伍のバックフリップパスを受けたWTB河瀬諒介がトライ。開始15分で4連続トライ、試合の入りで勢いづくと自陣ではスクラム、ラインアウトのセットプレーでプレッシャーをかけてボールを奪い返すなど相手の攻撃の芽を摘む。更に28分、ラインアウトモール。32分、ラインアウトから継続してSO岸岡智樹とトライを追加、40-0として前半を折り返す。後半に入ってもセットプレーで相手を圧倒、3分、6分とタテ続けにラインアウトを奪い返してトライに繋げると、後半途中からフロントロー全員を入替えたスクラムも相手を押しまくってスクラムトライを奪うなどFW陣が見せ場を作る。BK陣もCTB中野将伍が大爆発、後半だけで4トライをあげるなどパワー、スピードで相手防御網を切り裂く。後半終了間際にもペナルティからクイックスタート、SH河村謙尚からSO岸岡智樹へと繋ぐとその岸岡が独走、ハットトリックを決めるトライでダメ押し、92-0の完勝で対抗戦開幕2連勝とした。

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前半5分、ゴール前ラインアウトモールを押し込み、インゴールに飛び込むHO森島大智

■ 2019/8/31 早稲田大 68-10 日本体育大 @菅平・サニアパーク  【写真館】
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31日、対抗戦が菅平で開幕。初戦の日本体育大戦、相手キックオフで始まった試合は開始1分、自陣から連続攻撃を仕掛けたところで相手にボールをもぎ取られ、逆襲を受けて先制トライを与える。相手のインゴールへのハイパント攻撃にヒヤリとさせる場面も作られて序盤は劣勢に。前半10分にWTB桑山淳生のトライで追いつくものの14分にPGで勝ち越されるなど相手のペースで動く試合の流れを引き戻したのはFW陣。17分、ゴール前ラインアウトモールを押し込んでトライ、逆転に成功するとスクラムで相手にプレッシャーをかけて次々と攻撃権を奪い返す。29分にSO岸岡智樹のトライで点差を広げると、37分にはラインアウトからの連続攻撃からスペースを作り出して再びSO岸岡智樹。39分にはキックオフから切り返してLO三浦駿平がビッグゲイン、最後はCTB中野将伍が走り切ってノーホイッスルトライ、35-10として前半を折り返す。後半に入っても自陣から積極的にボールを動かして日本体育大を圧倒、0分のWTB安部勇佑のトライを皮切りに5分ラインアウトモール、19分スクラムトライとFW陣が見せ場と作る。この後も優位に立ったゴール前スクラムを起点に31分CTB長田智希、40分LO中山匠と次々にインゴールを陥れて終わってみれば前後半あわせて10トライ、68-10で日本体育大に大勝した。

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前半39分、自陣から繋いでノーホイッスルトライ、独走するCTB中野将伍

■ 2018/8/30 早稲田大 69-14 環太平洋大 @早大・菅平G  【写真館】
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30日、環太平洋大との練習試合。Bチーム以下の夏合宿最終戦は序盤からスクラムで圧倒、またSO吉村紘のキックでエリアを優位に取って試合を進める。前半2分、右ラインアウトからモールを押し込み先制すると6分にはゴール前スクラムを押し込んでスクラムトライ、FW陣が力の差を見せつけてリードを奪う。更に19分、ラインアウトからFWでフェーズを重ねて最後は大きく展開して右WTB加藤皓己が飛び込んでトライをあげると23分には自陣からLO星谷俊輔の仕掛けに続々とフォローが湧き出て最後はWTB古賀由教へ、一気に加速した古賀がそのまま走りきってトライ、点差を広げる。この後、ハンドリングエラーが続いて得点ペースこそ落ちるものの、スクラムで再三のターンオーバー、相手に攻撃権を与えないままに時間が経過。39分に連続攻撃から近場をスピードに乗って走り抜けたLO桑田陽介がトライ、前半を31-0として折り返す。ハーフタイムを挟んでメンバーを全員入れ替えると後半も序盤からトライラッシュ。2分、右ラインアウトから継続して左へ右へ大きくボールを動かすと最後はタッチライン際をWTB池本暖が走りきってトライ。10分、13分とWTB槇瑛人が中央スペースを、大外のスペースを自在に走りきって連続トライをあげるとこの後もモールで2トライを追加するなどFW、BK自在のアタックを見せて69得点。後半、キックチャージとインターセプトから2トライを返されるものの69-14で大勝した。

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後半34分、連続攻撃からサイドを突いて抜け出しトライをあげるSH藤浪魁

■ 2018/8/22 早稲田大C 5-47 帝京大C @菅平・28番G  【写真館】
早稲田大D 7-47 帝京大D  【写真館】
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22日、帝京大とのジュニアチームマッチ。Cチームは序盤自陣でピンチを迎えるもののNO.8増原龍之介、FL植野智也らの前に出るタックルで凌いで部員席を沸かせる。この後、ワセダもゴール前ラインアウトのチャンスを迎えるもパスが乱れてボールを失うとペナルティも重なって徐々に防戦一方に。23分、自陣ゴール前で相手の密集近場の執拗な攻撃に屈してトライを奪われると直後のキックオフから一気にカウンターを受けて連続トライ、攻撃権を殆ど得られないまま前半を折り返す。後半に入ってもレフリーとのペナルティの解釈のズレを埋めきれず、ペナルティから自陣深くに攻め込まれてトライを奪われる悪い流れは変えられないまま時間だけが経過、序盤は決まっていたタックルも綻びが見られて後半も5トライを献上。ワセダは11分、敵陣スクラムを押し込み作り出したスペースを攻めて、ゴロパントを抑えたWTB島田雄大のトライで一矢を報いたものの5-47で完敗した。

(写真)
後半11分、ディフェンス裏へのショートパントを巧くキャッチしてトライをあげるWTB島田雄大

■ 2018/8/21 早稲田大 31-21 帝京大 @菅平・サニアパーク  【写真館】
早稲田大B 14-31 帝京大B  【写真館】
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21日、帝京大との練習試合。春に大敗を喫した相手にワセダは序盤からブレイクダウンの局面で当たり勝ちすると6分、ラックからのこぼれ球を拾ったSO岸岡智樹が相手の防御の乱れを見逃さずに切り込み、最後は相手FBとの間合いを上手く計りながらかわしきって左隅に滑り込み、先制トライをあげる。この後もSO岸岡智樹のキックで敵陣に侵入、優位に試合を進める。14分にはスクラムで相手のコラプシングを誘い、ゴール前ラインアウトのチャンスを迎えるとモールを一気に押し込んでトライをあげる。スクラムでチャンスメイクし、モールで仕留める最高の形でFW陣が乗ってくると21分の敵陣ゴール前ペナルティでも強気にスクラムを選択、このスクラムから8単でNO.8丸尾崇真が仕掛け、更にSO岸岡智樹がギャップを突いてトライ、3連続トライで試合の流れを引き寄せる。前半終了間際にタテ続けにスクラムを押し込まれてトライを返されるもののハーフタイムを挟んだ後半に直ぐに修正。後半2分、敵陣ゴール前での相手ボールスクラムを押し込みマイボールとするとBK展開からWTB桑山淳生が余った形でボールを受けてトライ、再びFWで流れを呼び込むと後半9分にはラインアウトからNO.8丸尾崇真、LO下川甲嗣らが繋いで敵陣ゴール前へ、最後はサイドを突いたPR小林賢太がトライをあげて31-7と帝京を突き放す。この後、自陣ゴール前で何度もピンチの局面を迎えるも粘りのディフェンスでゴールラインを死守、メンバーの替わった後半終了間際にタテ続けにトライを返されたものの、最後もラックで巧く絡んで相手のペナルティを誘うなどブレイクダウン、セットプレーで帝京を上回って快勝。FW陣が確実に力を発揮して東西の強豪を連破、これ以上ない形で対抗戦開幕を迎える。

(写真)
前半21分、ペナルティから選択した敵陣ゴール前スクラムを起点としたアタックでトライを取り切るSO岸岡智樹

■ 2019/8/18 早稲田大 50-19 九州共立大A @早大・菅平G  【写真館】
早稲田大 57-7 九州共立大B  【写真館】
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18日、九州共立大との練習試合。序盤は相手の出足の早いディフェンスに苦しめられてペースを掴めず、前半11分にはディフェンスを完全に崩されて先制トライを献上する。それでもFWで力の差を見せるワセダはモール、スクラムとパワープレイで圧倒、徐々に試合の流れを引き寄せる。14分、ペナルティからゴール前ラインアウトのチャンスを得るとこれをモールに繋げてすかさず追いつく。更に20分、敵陣ゴール前相手ボールスクラムにプレッシャーをかけてこぼれたところをNO.8沖野玄が抑えて勝ち越し。相手ボールスクラムを次々とターンオーバー、敵陣で試合を優位に進めるワセダは27分にもゴール前右ラインアウトモールをアングルを変えて押し込みトライを重ねると31分、ノックオンターンオーバーからWTB槇瑛人が一気に切り返して独走トライ。前半4トライ、26-12で前半を折り返す。後半に入ってもスクラムで圧倒、次々に相手のペナルティを奪い取ると終始敵陣で試合を展開、細かいミスが続くもスクラムで取り返して攻撃を何度も繰り出す。9分、ペナルティで速攻を選択、外のスペースでCTB田所賢汰がオフロードで繋いでWTB槇瑛人の個人技でトライ。18分、敵陣ゴール前スクラムからのサイドアタックでSH森谷隆斗がトライ。着実にスコアを積み上げるとワセダベンチが大きく盛り上がったのは後半23分、WTB清水竜成のタックルからPR土田彬洋がこぼれ球をセービング、ディフェンス裏に蹴り込んだボールをチェイスしたWTB清水竜成が再び好タックル、そこで奪ったペナルティからクイックスタートでPR川村駿太がトライ。それぞれに見せ場を作ってインゴールを陥れると、ダメ押しは41分、SO堀尾健太のディフェンス裏へのゴロパントにWTB島田雄大が反応、インゴールで抑えて後半も4トライを追加、50-19で快勝した。

(写真)
後半9分、力感ある走りで相手を置き去りにしてトライをあげる1年生WTB槇瑛人

■ 2019/8/15 早稲田大 33-14 天理大 @早大・菅平G  【写真館】
早稲田大B 26-47 天理大B  【写真館】
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15日、夏合宿初戦は昨年度大学選手権準優勝校の天理大と対戦。天理キックオフでいきなりボール処理を誤り、自陣深くで戦う立ち上がりに。3分、ゴール前ファーストスクラムでペナルティ、更に相手が選択したスクラムでも押し込まれて相手NO.8外国人選手に自由にサイドアタックを許すと近場を崩されて先制トライを与える。ワセダも追い風を利用したSO岸岡智樹のロングキックなどで再三、敵陣に攻め込むものの要所のスクラムでことごとく相手の圧力に屈して、自陣に戻される繰り返し、得点を奪えない時間帯が続く。流れを変えたのはここまでスクラムを制圧され続けたFW陣。前半42分、敵陣ゴール前スクラムでこの試合初めて相手を押し込むと、スクラムでの相手のペナルティ(フリーキック)を挟んで強気にスクラム勝負。このスクラムを再び押し込みインゴールへと迫ると相手が堪らず犯した反則でペナルティトライを奪取。試合の流れを引き込んで前半を折り返す。後半9分に一度は勝ち越しを許すものの18分、スクラムをタテ続けにプッシュ、優位に立つとNO.8丸尾崇真の8単でゴール前へ更に展開してCTB長田智希が抜け出して同点に追いつく。直後の天理のキックオフがダイレクトとなるとセンタースクラムから連続攻撃、HO森島大智らが前に出てチャンスメイク、22分LO三浦駿平がサイドを潜り込んで勝ち越し。天理が再びキックオフでミスしたところに付け込んで敵陣で攻め続けると28分、ゴール前ラインアウトモールを一気に押し込んでトライ、相手のミスを確実に得点に結び付けて試合の流れを引き寄せると33分、自陣スクラムでも相手を押し込んでアドバンテージを得ると8単を仕掛けたNO.8丸尾崇真がブラインドサイドを抜け出し、パスダミーを織り交ぜながらそのまま長い距離を走り切ってダメ押しトライ。スクラムに定評ある関西王者のお株を奪う形で、後半はスクラムで優勢に立ってゲームを支配、5トライ中4トライをFWで奪い、33-14で快勝した。

(写真)
後半33分、自陣スクラムから独走、相手を振り切ってダメ押しトライをあげるNO.8丸尾崇真

■ 2019/7/7 北風祭 @早大・上井草G  【写真館】
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7日、北風祭。生憎の雨模様にも多くのファン、子供達が訪れた一日、相良南海夫監督、斎藤直人主将らの挨拶にワセダクラブのチアリーディングの子供達が盛り上げた開会式に始まり、例年通りラグビー体験とタッチフット大会を同時進行。ラグビー体験では子供達の歓声があちこちで上がり、タッチフット大会ではROBも交えてこちらは大人達の歓声、相良監督や吉雄コーチも現役に混じって楕円球を追いかけるなど盛り上げた。後半戦は子供達や体育会各部を招いての大運動会。玉入れ、綱引きと子供達との触れあいを楽しむと(綱引きでは子供達に完敗する一幕も…)、綱引きの大一番で相撲部と対戦。久保優選手が相撲部側に裏切り(?)、苦戦が予想されたもののFW陣を中心にメンバー編成したラグビー部が勝利、歓喜の輪が出来上がった。続くキック対決、リレーでは岸岡智樹選手が大活躍、勝負強さを見せ付けてそれぞれサッカー部との接戦を制して勝利した。勢いそのままに行われた幸重天副将プロデュースの部員演芸ではラグビーの要素に流行のダンス、お笑いモノマネをふんだんに織り交ぜて会場の爆笑を誘うなど今年も期待を裏切らず。最後はファンと部員で大きな円陣を作って、部歌「北風」斉唱。雨にも関わらず最後まで残ったファンと部のスローガン「For One」の言葉通り、一つになって閉会した。

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運動会。玉入れでカゴを持って子供達から逃げ回る下川甲嗣選手。

■ 2019/6/16 早稲田大 24-61 帝京大 @帝京大・百草G  【写真館】
早稲田大B 17-43 帝京大B  【写真館】
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16日、春季大会最終戦・帝京大戦。敵地に乗り込んでの一戦は最高の立ち上がりを見せる。2分、キックカウンターから継続、スペースを的確に突いてゲインを重ねると最後はCTB平井亮佑の走り込みからオフロードでWTB安部勇佑へと繋ぐ鮮やかな先制トライ。10分にディフェンスの裏にゴロパントを転がされてトライを返され5-5で迎えた前半16分、中央スクラムでペナルティを犯して陣地を下げると直後の17分に失トライ。この後も23分、28分とスクラムでコラプシングを取られ続けて自陣での戦いを強いられると30分にラインアウトモールを起点とした相手のパワープレーに失トライ。スクラムから崩されてリードを奪われる。ワセダも再三、スペースにボールを運んで形を作り出すも、ノットリリース、ハンドリングエラーなどで決めきれず、逆に帝京にトライを重ねられて後半14分までに5-47と大きく点差を引き離される。ワセダも後半20分を過ぎて反撃開始、21分敵陣スクラムからFWで連続攻撃、最後はSO吉村紘が相手のFWの立ち位置を冷静に見極めて自らトライ。38分、PR阿部対我のジャッカルから繋いで、WTB安部勇佑が相手ディフェンスに絡まれながらも足腰の強さを見せてトライ。42分、自陣から繋いでFB梅津友喜が切れ味鋭く中央突破で独走トライ。3トライを返して意地を見せるものの反撃もここまで、24-61で敗れて春季大会3勝2敗で春シーズンの全日程を終えた。

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後半21分、ミスマッチを突いてスピード勝負を挑みトライをあげる1年生SO吉村紘

■ 2019/6/9 早稲田大 14-29 明治大 @大分市陸上競技場  【写真館】
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9日、大分県ラグビー祭のメインイベントとして行われた春早明戦。1分、メイジのキックカウンターに対して接点で徐々に食い込まれ、オフロードで繋がれて先制トライを与える。相手のスクラムのプレッシャーにペナルティを犯して自陣での戦いを強いられると13分にもラインアウトからのセットアタックで失点、0-12と追いかける展開。ワセダも直後のキックオフから繋いでCTB中野将伍が仕掛けてディフェンス裏に出かかったところをWTB加藤皓己が好サポート、一気にディフェンスを置き去りにして独走トライ、7-12と点差を詰める。この後は、メイジの攻撃に押され気味の時間帯が続くもののSO吉村紘が球際にしつこく絡んでボールを奪い返し、更には伸びるキックでエリアを確保するなど相手に得点を与えず、ハーフタイムを迎える。後半に入り、再びスクラムでのペナルティから自陣ゴール前のピンチを迎えると6分、FWのパワープレーに屈してトライを献上、後半も先手を奪われる。劣勢の展開の中にも、BKを中心にディフェンスで前に出て相手にプレッシャーをかけてミスを誘発し、粘り強い戦いを見せると25分、自陣でのピンチの場面でWTB加藤皓己がインターセプト、そのまま独走トライをあげて14-19とメイジを射程圏内に。しかしこの後、28分にカウンター攻撃からトライを奪われると直後のキックオフがダイレクトタッチ。そこからのセンタースクラムから一気に崩されてトライ、終盤の連続トライで突き放されて14-29でノーサイドの笛、昨年度大学選手権のリベンジとはならなかった。

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前半17分、オフロードパスを受けて抜け出し、独走トライをあげるWTB加藤皓己

■ 2019/6/8 早稲田大1年 22-46 明治大1年 @明大・八幡山G  【写真館】
早稲田大B 5-51 明治大B  【写真館】
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8日、1年早明戦。1分、メイジのラインアウトからのBK攻撃にディフェンスが翻弄されて先制トライを与えるとワセダは敵陣ラインアウトでミスを重ねるなどボールキープできず。15分にも蹴り込んだところを切り返されて再びトライを献上、0-12と苦しい展開に。ワセダは23分、相手のパスが乱れたところをWTB今駒有喜が拾い上げてスピードに乗ると追走を振り切って独走トライ、反撃の狼煙を上げる。更に32分、敵陣ペナルティからスクラムを選択、果敢に勝負を挑むとBK展開からSO金井奨がインゴールへ蹴り込み、これに反応したCTB松下怜央が抑えてトライ、12-10と詰め寄る。しかしこの後38分に相手BKのアングルチェンジに対応できずトライを与えるとハーフタイムを挟んだ後半立ち上がり2分にも大外のスペースをBKに走りきられてトライ、大事な時間帯に失点を重ねると、直後のキックオフがダイレクトタッチになるなど試合はメイジペースとなり6分、18分、21分と次々にインゴールを割られてしまう。ワセダも後半24分にターンオーバーから3年生CTB田所賢汰が走り切ってトライ、36分にスクラムから連続攻撃を展開してCTB松下怜央がトライ、連続トライを返すものの反撃もここまで、22-46で敗戦した。

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前半、ディフェンスの間を割って入るCTB松下怜央

■ 2019/6/2 早稲田大 47-24 大東文化大 @熊谷ラグビー場  【写真館】
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2日、春季大会4戦目は大東文化大と対戦。前半9分、右ラインアウトから展開、SO中西亮太朗の仕掛けからチャンスを掴むとFW陣が継続、最後はLO星谷俊輔をサポートしたPR小林賢太が独走してポスト真下にトライ、先制する。この後、スクラムでの劣勢そしてペナルティが重なって自陣で戦う時間帯が長くなると18分、24分と相手のスクラムからのセットアタック、BKで崩されて逆転を許す。ワセダも直後の27分、キックオフで相手のオブストラクションをもらってゴール前ラインアウトのチャンスを迎えるとFWフェーズからPR小林賢太がこじ開けて同点とする。更に直後の29分、キックオフリターンからFWの裏をBK陣が走って大外展開、NO.8丸尾崇真からWTB河瀬諒介へと繋ぐ鮮やかなノーホイッスルトライで勝ち越しに成功、このトライで流れを引き寄せると37分にも再び外のスペースでNO.8丸尾崇真がボールを受けると一気に加速、最後は相手WTBの追走をも振り切って独走トライ、26-12とリードして前半を折り返す。後半に入っても先手はワセダ、2分、キックオフを切り返して敵陣深くに攻め入るとゴール前ラインアウトのチャンスからSO中西亮太朗が積極的に仕掛けて中央突破、相手ともつれながらもインゴールへと雪崩れ込む。11分、22分と相手SHのスペースを突く動きに苦しめられて連続トライで追い上げを許したものの32分、敵陣スクラムからCTB長田智希。35分、自陣から途中出場のFL沖野玄のビッグゲインからCTB中野将伍が中央突破でダメ押し、最後は大東文化大を突き放して47-24で快勝、春季大会3勝目(1敗)を記録した。

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前半9分、BKの仕掛けにFWが連動、最後は好サポートのPR小林賢太がインゴールに飛び込み先制トライ

■ 2019/5/26 早稲田大 36-12 慶應義塾大 @南長野運動公園総合競技場  【写真館】
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26日、春の早慶戦。慶應キックオフで始まった試合はいきなり自陣でピンチを迎える。相手の連続攻撃を粘り強いディフェンスで防ぎ続けると最後は相手のノックオンでピンチ脱出。直後の5分、自陣ラインアウトから継続、相手の注意をFWに寄せてから外側のスペースへとボールを運ぶと右サイドをNO.8丸尾崇真がビッグゲイン、外側のプレーヤーとの連携で巧くランコースを見つけ出してそのまま独走トライ、先制する。8分、自陣で相手のパスコースにWTB梅津友喜が体を入れてインターセプトするとここからCTB中野将伍が相手を引き寄せてバックフリップパス、FB河瀬諒介が出来たスペースをビッグゲイン、再びCTB中野将伍を経由したボールがSH河村謙尚へと渡って独走トライ。更に12分、NO.8丸尾崇真のビッグヒットからボールを奪い返すとディフェンス裏のスペースにCTB中野将伍がグラバーキック、弾んだボールをSO岸岡智樹がキャッチしてインゴールへ、3連続トライで試合の主導権を握る。ワセダはこの後、劣勢となったスクラム戦でペナルティを連発、自陣での戦いを余儀なくされるも相手のハンドリングエラー、ここぞのラインアウトでのミスに助けられて無失点で前半を折り返す。後半に入っても先手はワセダ、キックオフで相手が弾いたボールを継続するとSO岸岡智樹が仕掛けて抜け出し、WTB梅津友喜へ、そこからリターンパスを再びSO岸岡智樹が受け取ってインゴールへ飛び込む。6分にペナルティから自陣ゴール前に攻め込まれて相手にトライを与えるもののすぐさま10分にCTB長田智希が内に外にと巧いコース取りで抜け出してトライ、相手のリズムを崩すと22分にもカウンターから継続、SO岸岡智樹が抜け出して大外へ、FB河瀬諒介が強烈なハンドオフ一閃、相手を叩き落としてダメ押しトライ。スクラムで苦しめられた一戦も相手の反撃を2トライに封じて36-12で快勝、春季大会も兼ねたこの一戦を制して2勝1敗とした。

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前半8分、自陣からアタックを継続、CTB中野将伍-FB河瀬諒介-CTB中野将伍と繋いで最後はSH河村謙尚が追走を振り切ってトライをあげる。

■ 2019/5/19 早稲田大 51-24 流通経済大 @早大・上井草G  【写真館】
早稲田大B 33-38 流通経済大B  【写真館】
早稲田大C 81-7 流通経済大C  【写真館】
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12日、春季大会2戦目はホーム上井草で流通経済大と対戦。前半8分、左ラインアウトからFWで近場を突いて相手の注意を内に寄せると一転、SO岸岡智樹が右にロングパス、タッチライン際でフリーで受けたWTB桑山淳生が悠々と先制トライをあげる。14分、再びラインアウトから連続攻撃、HO森島大智がゲインして敵陣深く攻め入ると最後はCTB中野将伍-CTB長田智希-NO.8丸尾崇真と繋いでトライ。更に17分、キックオフリターンからショートパスでLO中山匠が抜け出すとNO.8丸尾崇真-FB河瀬諒介と繋いでノーホイッスルトライ、試合の主導権を握る。26分には左ラインアウトからBK展開、右サイドをWTB桑山淳生がゲイン、更にはBK陣のループと見せかけてPR久保優が中央突破でチャンスを広げて、最後は左展開してWTB梅津友喜。FWのショートパス、その裏を通すBK展開と多彩な攻撃でディフェンスの的を絞らせずにリードを広げていく。32分には敵陣ゴール前の相手スクラムにプレッシャーをかけてペナルティを奪うとスクラムを選択、これを押し切ってスクラムトライをあげるなど27-10で前半を折り返す。後半に入っても先手はワセダ。3分に敵陣ラインアウトから継続SO岸岡智樹の速いパスでディフェンスを崩して最後はWTB梅津友喜。8分連続攻撃からWTB桑山淳生、11分ノックオンターンオーバーから切り返してFL柴田徹-LO大崎哲徳でインゴールへ(ゴールライン目前でLO大崎がハイタックルを受けて記録はペナルティトライ)。この後27分にも連続攻撃からトライ(PR阿部対我)で後半も4トライを追加、自陣ペナルティからゴールラインを背負ってパワープレーから3トライを献上するなど前後半それぞれ2トライずつ奪われたものの51-24で快勝した。

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後半8分、追走を振り切ってこの日自身2つめのトライをあげるWTB桑山淳生

■ 2019/5/12 早稲田大 36-40 東海大 @東海大・湘南G  【写真館】
早稲田大B 46-32 東海大B  【写真館】
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12日、春季大会開幕戦・東海大戦。試合は取って取られてのシーソーゲーム。先手はワセダ、1分カウンターから早いテンポでボールを動かして敵陣ゴール前まで迫ると最後は左サイドでパスを受けたWTB加藤皓己が2人をかわしてトライをあげる。7分にトライを返されるものの10分、敵陣左ラインアウトから右に左にとボールを動かして最後はCTB中野将伍からラストパスを受けたWTB加藤皓己が再びトライ。FW陣でショートパスを繋ぎ、機を見て裏側のBK陣にパスを通してと積極的にアタックを展開、敵陣に入れば取りきる力を見せながらも、一方で自陣でのミスからピンチを招いて15分にトライを与えるなど、東海大を突き放せず。前半19分に敵陣ゴール前ラインアウトモールを押し切って勝ち越すも、前半途中から劣勢に立ったスクラム戦から相手のプレッシャーを受けて28分に再び追いかける展開となり前半を17-21で折り返す。後半に入ると自陣からでも仕掛けるワセダ、スクラムでプレッシャーをかける東海と両者のスタイルがより鮮明に。ワセダは3分、カウンターアタックから外のスペースをNO.8下川甲嗣がゲイン、出来たラックからミスマッチを突いたSO岸岡智樹が独走トライ。18分、クイックスローからFW陣で細かく繋いでゲイン、サイドを崩したSH河村謙尚からSO岸岡智樹と繋いでトライ。21分、キックオフリターンから味方FWの裏から顔を出したCTB中野将伍が抜けて独走トライ。自陣から積極的にアタックを仕掛けてスコアで先行するものの、8分スクラムからペナルティトライ。25分ゴール前ラインアウトからモールでトライ。1点リードで後半40分を迎えるもののインジュアリータイムに自陣でペナルティ、スクラムを選択する相手にフロントロー総入替えで対抗しようとするもプレッシャーを堪え切れずにスクラムトライを献上、最後まで相手の強力スクラムに対応できず、土壇場でのサヨナラトライ。ボールを動かすワセダとパワーの東海、それぞれ持ち味を発揮した試合はトライ数は同じながらもコンバージョンで4点差がつき春季大会黒星スタートとなった。

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前半1分、相手タックルをかわしてインゴールに飛び込むWTB加藤皓己。チームを勢いづける2トライを記録。

■ 2019/5/5 早稲田大 136-7 東京大 @早大・上井草G  【写真館】
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5日、東京大との定期戦。アカクロジャージ着用で臨んだ一戦は試合開始からスクラムで優勢に。7分、敵陣ゴール前で相手ボールスクラムにプレッシャーをかけてマイボールとすると、直後のスクラムを押し込んでスクラムトライで先制する。ハンドリングエラーやペナルティでリズムに乗れない時間帯が続くものの19分、相手ラインアウトの乱れをついてNO.8田中智幸がトライをあげるとここからワセダのトライラッシュ。23分、相手ラインアウトをFL坪郷智輝がタップ、FW、BK一体となった繋ぎで一気に敵陣まで攻め込むと最後はWTB池本暖。26分、センタースクラムから右に左にと相手を揺さぶり最後は再びWTB池本暖。30分(HO長谷川太)、33分(WTB清水竜成)と着実にトライを重ねると36分、39分にはNO.8田中智幸が走力を見せ付けて連続トライ、前半40分間で一人でi4トライを記録、チームも合計8トライの猛攻で54-0として前半を折り返す。後半に入っても勢いは衰えず、2分に前半同様スクラムトライで先手を取ると前半以上のペースでトライを重ねて後半だけで5つのノーホイッスルトライを含む12トライの猛攻。途中出場で入った選手もそれぞれに持ち味を発揮、特にNO.8宮下龍樹は小気味良いランで4トライを記録するなど大活躍、フル出場のSO島本雄太も18本のゴールキックを決めるなど試合を締めて136得点で圧勝した。

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後半26分、小気味良いランから抜け出して独走トライをあげるNO.8宮下龍樹。後半からの出場で4トライの活躍。

■ 2019/5/2 早稲田大 72-0 摂南大 @早大・上井草G  【写真館】
早稲田大B 65-19 摂南大B  【写真館】
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2日、関西大学リーグAに昇格した摂南大を上井草に迎えて行われた練習試合。前半4分、左ラインアウトからCTB中野将伍がタテ突進、起点を作ると右に出来たスペースに素早くボールを運んでWTB梅津友喜が右隅にトライ、先制する。この後、ペナルティが重なって、自陣ゴール前まで攻め込まれるもこれを凌ぐと自陣深くで得たペナルティからSH齋藤直人主将が判断良くクイックスタート、一気に陣地を挽回すると17分、ラインアウトから連続攻撃、最後はSO岸岡智樹が自らスペースを突いて独走トライ。更に22分、相手ラインアウトが乱れたところをボールキープ、SO岸岡智樹を起点としたループで相手のディフェンスを崩すと最後は逆サイドに走り込んだWTB梅津友喜がゴール前まで迫り、FB南徹哉にラストパス。3連続トライで試合の主導権を握ると30分、連続攻撃から最後はCTB中野将伍が中央突破でトライ。35分、スクラムのセットアタックから右へ左へボールを動かして最後は近場をSO岸岡智樹が潜り込んでトライ。38分、自陣からノーホイッスルで繋いで再びCTB中野将伍がトライ。前半だけで6トライと畳み掛けて摂南大を突き放すと、後半頭からフロントファイブ、両CTBを入替えるなど徐々にBチームへとメンバーチェンジ、後半も途中出場のSO武田誠太郎の2トライなど6トライを追加、自陣からでも積極的にボールを動かし続けて、72-0で圧勝した。

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前半17分、連続攻撃からミスマッチを突いて中央突破、トライをあげるSO岸岡智樹

■ 2019/4/14 東日本大学セブンズ @秩父宮ラグビー場  【写真館】
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東日本大学セブンス。法政大と初戦を戦ったワセダは開始1分に先制トライこそ許すものの攻守ともによく前に出て、主導権を握る。3分、積極的に仕掛けた河村謙尚が抜け出して同点トライをあげると5分にはスクラムからのセットアタックで米田圭佑が
個人技でディフェンスを置き去りにしてトライ、更には前半終了間際の7分にも早いパス回しからスペースを作り出して余った宇野明彦がトライ、3連続トライと畳みかけて前半を17-5とリードして折り返す。後半に入っても果敢に仕掛けるワセダは開始50秒、増原龍之介が粘りのレッグドライブで前進すると、河村謙尚がディフェンス裏に蹴りこんだボールを相手との競り合いを制してインゴールで抑えてトライ、ビッグプレーで更にチームを勢いづける。4分には接点でしつこく相手に絡んでノットリリースを引き出すと、ペナルティからのクイックスタートで竹下日向がダメ押しのトライ。この後、相手に2トライを与えるものの31-17で快勝、チャンピオンシップトーナメントを駒を進めた。チャンピオンシップトーナメント初戦はセブンスの強豪・東海大と激突。開始1分に相手に先制トライを与えるものの直後の2分、キックオフリターンから河村謙尚が一人で持ち込んでのトライで反撃。3分に再び東海大にトライを与えるものの、この後、ワセダは相手シンビンによる数的優位を生かして猛攻を仕掛ける。6分、フリーとなった竹下日向がインゴールに持ち込むものの相手の粘りのバッキングにボールを叩かれてインゴールノックオン。更に河村謙尚の突破からインゴールに蹴り込まれたボールを遠山拓が追うも惜しくもデッドボールラインに。後半立ち上がりも敵陣までテンポ良く繋ぐものの痛恨のノットリリース、後半3分に切り返されてトライを与えると、この後は東海大ディフェンスの圧力に前進できず。後半6分にもダメ押しトライを奪われて5-28で敗戦、前半終了間際と後半立ち上がりのチャンスを得点に結び付けられなかったのが響いて初戦敗退となった。

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法政大戦。前半5分、切れ味鋭いランから独走トライをあげる2年生・米田圭佑

■ 2019/4/13 入部式 @早大・上井草G  【写真館】
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快晴の上井草グラウンドで行われた入部式。真新しい白ジャージに身を包んだ選手27名、スタッフ6名を前に松嶋部長が「ワセダは学生を大人扱いする」と新入部員に自覚を促すと、大東ROB会長から「ラグビーはコミュニケーションの競技。自分たちで考える力をつけて欲しい」とエールが送られます。続いて相良監督から日々の練習の大切さ、主体的に物事に取り組む大切さが伝えられ、最後に「ワセダラグビーを通じて本気で日本一にトップに立つ為に、このグラウンドで過ごすプロセスが人間として成長する。成長し続ける4年間であってほしい」とメッセージが送られます。続いて新入部員32名(一名欠席)の一人一人が決意表明。アカクロ、荒ぶるという目標を話す一年生、子供の頃からのワセダへの憧れ、そして憧れのOBの名前を口にする一年生、それぞれが自分の言葉で力強く決意表明を行うと最後に挨拶に立った小西泰聖(桐蔭学園)は自らの決意を話した後、一年生を代表して挨拶、入部式の場においても「このチームでプレーできるのはあと4年しかないという覚悟を持ち、一日一日を大切に自己研鑽に励む」と意識高く宣言します。最後は齋藤直人新主将が「”FOR ONE”のスローガンのもと部員一人一人が優勝するために一つになる為に何が必要かを日々考え続け行動する」と集まったROB、ファンに向けて挨拶、新入部員を含めて全員で部歌・北風斉唱で閉式。新たなメンバーを加えて、2019年度シーズンが本格始動となりました。

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新入部員33名の決意表明。最後に挨拶に立った小西泰聖(桐蔭学園)は「世界で活躍できるSHに」と自身の目標を話した後、一年生全員を代表して力強く努力し続けることを宣言。

■ 2019/4/7 YC&ACセブンズ @横浜山手・YC&AC G  【写真館】
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横浜山手の高台、桜咲くYC&ACグラウンドで行われた春恒例のセブンスシリーズ開幕戦。若手中心のメンバー編成で臨んだワセダの初戦の相手は青山学院大。開始40秒いきなり先制トライを奪われるとこの後もハンドリング、セットプレーが安定せずに攻めかけては相手にボールを渡してしまう苦しい展開、守勢一方のままにタックルも決まらず、3分、5分と相手に連続トライを与えて0-17とリードを広げられる。ワセダの反撃は前半終了間際、河村謙尚の突破から島田雄大へと繋いで敵陣ゴール前に攻め込むと最後は大外で待ち受けた沖野玄へと繋いで1トライを返して前半を折り返す。ハーフタイムを挟んだ後半先手を取りたいワセダであったが、前半からの悪い流れは変えられず自らのミスでボールを手放しては相手の攻撃を堪え切れずに後半も3トライを奪われて38失点、後半6分に相手のラインアウトミスを突いて竹下日向が一矢を報いるも12-38で完敗した。約1時間半のインターバルをおいて行われたコンソレーショントーナメント1回戦は神奈川選抜と対戦。初戦同様に開始50秒でいきなりトライを奪われると密集でセットプレーで相手の圧力を受けて先行を許すと、前半6分に竹下日向の好セーブから米田圭佑へと繋いでトライを返すものの後半途中までで7-26とリードを広げられる。ワセダも5分、キックオフリターンから堀尾健太が仕掛けて遠山拓。7分には勢いに乗って攻め立てて最後は小柳圭輝と怒涛の連続トライで反撃に転ずるも時既に遅し、19-26で敗れて2連敗で春セブンスシリーズ初戦を終えた。

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青山学院大戦。後半6分、積極的な仕掛けから抜け出しトライをあげる2年生竹下日向