■ 2019/2/10 佐藤組追い出し試合 @早大・上井草G  【写真館】
10日、佐藤組追い出し試合。アカクロジャージを着用した4年生チームと下級生選抜チームの7分一本勝負。試合は下級生チームの攻撃を今季のチームの代名詞でもあった粘り強いディフェンスで4年生が耐える展開。下級生を押し戻すビッグヒットやゴールライン寸前でのダブルタックルで下級生のノックオンを誘うなど見せ場を作りつつも最後は下級生チームLO下川甲嗣選手に近場をこじ開けられてノーサイド。0-5で敗れて有終の美は飾れなかったものの観客席から大きな拍手が送られた。続いて2年生、1年生、3年生の順に対戦、フィールドに小柴大和主務や一宮沙希マネージャら学生スタッフも入って、笑顔の時間帯に突入すると試合の合間、合間で行われる4年生と下級生の1対1の果し合いに上井草は爆笑の渦。兄弟対決あり、同ポジション対決あり、積年の恨みを晴らす(?)対決あり…とそれぞれに思い出の詰まったグラウンドでの最後の交流を楽しむと、締めは佐藤真吾主将を下級生全員で胴上げ。この後、場所をサブグラウンドに移して写真撮影、アカクロジャージ姿の4年生が、同期と後輩と家族とファンと…一枚一枚写真に収まり、早大ラグビー部員として上井草での最後の時間を楽しんだ。
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4年生41名の集合写真。一人一人が最後まで戦い続けた一年間。

■ 2019/1/2 早稲田大 27-31 明治大 @秩父宮ラグビー場
2日、大学選手権準決勝、ライバルメイジとの再戦。試合はいきなり動き出す。開始50秒、相手キックをチャージしたFB河瀬諒介がインゴールに転がったボールを自ら抑えて先制トライをあげる。この後、PGで3点を返されるもののワセダはスクラムで奮闘、ファーストスクラムから相手のコラプシングを誘うと、18分にも再びメイジがコラプシング、これをSH齋藤直人のPGで3点に変えて10-3とリードを奪う。しかし22分、相手のカウンターアタックにタックルが外されて一気にトライまで結び付けられると36分にもカウンターラックから相手BKに走られてトライを献上、齋藤直人のPG(前半35分)でスコアを刻むものの13-17と逆転されて前半を折り返す。後半に入って最初にペースを掴んだのはワセダ、40フェーズ近い連続攻撃でメイジを崩しにかかる。しかし相手の分厚い防御を崩しきれず逆にボールを奪い返されると19分、自陣ゴール前スクラムからサイドを崩されて失トライ、この試合のターニングポイントとなる局面でスコアがメイジに刻まれる(13-24)。ワセダも23分、途中出場のWTB古賀由教のチェイスからゴール前ラインアウトのチャンスを掴むと右展開からCTB桑山淳生が相手を振り切ってトライ。33分にメイジにトライを奪われるも、37分に工夫したキックオフから繋いで左サイドでSO岸岡智樹からのロングパスを受けたWTB佐々木尚がトライ。最後まで粘りの追撃を見せるもののラストプレーの連続攻撃の中で僅かに乱れたハンドリング、転がるボールをメイジに蹴り出されてノーサイドの笛。5年ぶりの年越し、佐藤組の挑戦はあと一歩及ばず…日本一奪回は次の世代へと託された。
■ 2019/1/1 部内マッチ @早大・上井草G  【写真館】
5年ぶりに行われた元旦恒例の部内マッチ。20分ハーフで行われた試合、Bチームと対戦したのは12月の早明戦後にCチーム以下の最上級生で構成された4年生チーム。キックオフから攻勢に出たのは4年生チーム。4分、連続攻撃で前進すると最後はLO板垣悠太が勢い良く近場に走りこんで先制トライをあげる。この後もFL佐藤健のジャッカルなど見せ場を作って敵陣に攻め込むもここはBチームが守りきって追加点を許さず。逆に16分、Bチームは左ラインアウトから早いテンポでボールを動かすとタッチライン際をWTB桑山聖生がゲイン、タックルを受けながらも粘ってリターンパスをFB梅津友喜に繋いでトライ、点差を詰める。更に前半終了間際の22分にもBチームはゴール前ラインアウトモールを押し込んでHO鷲野孝成がトライ、10-7と逆転に成功して折り返す。後半、4年生チームは粘りのディフェンスを見せて部員席を盛り上げるものの地力に勝るBチームは終始エリアで優位に立って試合を進める。2分にBK展開から最後は余ったCTB中西亮太朗がトライを上げると、14分にはゴール前の猛攻からLO星谷俊輔、17分ハイパントのこぼれ球を拾ってCTB伊藤大貴とトライラッシュ、終了間際にもゴール前ラインアウトモールからHO鷲野孝成が再びインゴールへ。最終スコア34-7も、4年生チームも最後までダブルタックルで奮闘して試合の緊張感を維持。両チーム揃っての整列に観客席から部員席から温かい拍手が送られた。
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前半16分、4年生チームFB神山隆太を振り切ってトライをあげるBチームFB梅津友喜

■ 2018/12/22 早稲田大 20-19 慶應義塾大 @秩父宮ラグビー場
22日大学選手権準々決勝、今季2度目の早慶戦。ワセダキックオフで始まった試合は慶應のノックオンでいきなり敵陣深くでチャンスを得る。2分、スクラムから右に左にとボールを動かし最後はSO岸岡智樹からのロングパスを左サイドで受けたWTB佐々木尚が走り切ってトライ、先手を奪う。しかし7分、SO岸岡智樹の自陣深くでのキックがチャージされてそのままトライを返されると、スクラムでの劣勢も重なって自陣で苦しい時間が続く。この時間帯をWTB佐々木尚の執念のバッキング、FW陣のゴールライン際数十cmを死守するディフェンスで耐え凌ぐと30分、35分と逆にスクラムでペナルティを奪って敵陣へ。37分、ゴール前ラインアウトから連続攻撃、最後はPR小林賢太が力でディフェンスをこじ開けてトライ、少ないチャンスを確実にモノにし12-7とリードして前半を折り返す。後半、最初の得点機はワセダ。CTB中野将伍の好タックルからPGを得るもののこれをSH齋藤直人が外すと14分、ペナルティからの相手のクイックスタートに対応が遅れてトライまで持って行かれて同点とされる。ワセダも19分にSH齋藤直人のPGで勝ち越すものの23分、ゴール前相手スクラムをコントロールされて数的不利の局面を作られてトライを献上、再び追いかける展開に。ワセダはこの後何度も敵陣深くに攻め込むもののミスを連発、残り30秒相手ボールスクラムの場面まで追い詰められる。この絶対絶命の実質ラストワンプレーでコラプシングのペナルティを得ると、ラインアウトを挟んで連続攻撃、5分近く攻め続けて最後はBKのループから数的優位の状況を作り出してWTB佐々木尚が右隅に劇的逆転サヨナラトライ、土壇場で試合を引っくり返して5年ぶりの年越しを決めた。
■ 2018/12/2 早稲田大 31-27 明治大 @秩父宮ラグビー場  【写真館】
2日、伝統の早明戦。開始2分、いきなりゴール前ラインアウトのチャンスを掴むとBK展開から1年生FB河瀬諒介がディフェンスをこじ開けて先制トライ。メイジのアタックを粘りの防御で潰して序盤、試合の主導権を握ると19分にSH齋藤直人のPG、更には29分、カウンターアタックからSO岸岡智樹が抜け出して最後はNO.8丸尾崇真が左隅にトライをあげて得点差を広げる。攻守に積極的に仕掛けるもののスクラムの劣勢は避けられず。33分自陣相手ボールスクラムで相手にアドバンテージを与えるとここからメイジのスピード感あるBK攻撃にディフェンスが崩されてこの試合初めてトライを奪われ、17-13と詰め寄られて前半を終える。後半に入り11分、自陣ゴール前でスクラムのピンチを迎えるとここでFW陣が奮起。低くまとまりのあるスクラムで逆にペナルティを誘うビッグプレーで流れを引き寄せると14分、ラインアウトからの連続攻撃で最後は深い位置から走り込んだCTB中野将伍がディフェンスの穴を冷静に見極めて突破してトライ。更に18分にも同じような形からCTB中野将伍が連続トライをあげてメイジを突き放す。この後、メイジのボールを大きく動かす攻撃にディフェンスが崩されて36分、40分と連続トライを献上、猛追を許すもののロスタイムのメイジの攻撃を凌ぎ切って最後はこの試合ディフェンスで奮闘したCTB桑山淳生のタックルにNO.8丸尾崇真が絡んでジャッカルに成功、次の瞬間ノーサイドの笛が響き、対抗戦8年ぶりの優勝を決めた。
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後半14分、深い位置からメイジディフェンスを切り裂いてトライをあげるCTB中野将伍

■ 2018/12/1 部内マッチ @早大・上井草G  【写真館】
B〜Eチームによる30分×3本の変則部内マッチ。3試合とも下位チームのディフェンスでの奮闘が光る締まった試合となった。
B対C(14-5)。序盤からBチームがエリアで優位に立って試合を進めるもCチームもディフェンスで粘りを見せる。13分にBチーム、19分にCチームがそれぞれゴール前ラインアウトモールからトライを1本ずつ奪い合い迎えた28分、Bチームが敵陣でペナルティを得る。これをPR井上大二郎がクイックスタート、ゴール前に迫ると最後は近場をLO星谷俊輔がこじ開けてトライ、12-5とCチームを突き放し、エリアでの優位性を勝利に結びつけた。
C対D(12-5)。Dチームはスクラムで劣勢となるもNO.8桐ヶ谷稜介-SH藤浪魁のコンビで巧くプレッシャーをかわすと、密集でラインアウトで球際のしつこさを見せて、20分過ぎまで7-0とリードを奪う。苦しいCチームを救ったのはNO.8佐藤健。24分、ペナルティから果敢なクイックスタートでWTB緒形岳のトライの起点となると27分にはラインアウトからの一次攻撃で鮮やかなラインブレイク、そのまま独走で逆転トライ、12-7で土壇場で試合を引っくり返した。
D対E(12-10)。Eチームは5分SO亀井亮介のトライで先制すると21分にはCTB宇野明彦の絶妙のパスから2対1の局面を作り出してCTB松本悠汰が勝ち越しトライ。終了間際の自陣ゴール前スクラムのピンチもEチームFW陣の渾身のプッシュでペナルティを奪い取るなど4年生が多いEチームが気持ちの入ったプレーを見せる。下克上かと思われたラストプレー、ペナルティからクイックで仕掛けたDチームSO吉田重治にFL近田和が反応、味方のハンマーでの後押しを受けてポスト横に雪崩れ込み(ゴール成功)サヨナラトライ、Dチームの4年生が最後に意地を見せて上位チームの面目を保った。
全ての試合がトライ差1本の緊迫した接戦となり、直後に行われた早明戦試合前練習に部員全員で良い緊張感を繋げた。

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DチームvsEチーム。14分、混戦を抜け出して快走、タックルを振り切って同点トライをあげる1年生LO永瀬功太郎

■ 2018/11/23 早稲田大 21-14 慶應義塾大 @秩父宮ラグビー場  【写真館】
23日、伝統の早慶戦。序盤から慶應に攻め込まれるもラインアウトでそして激しく前に出る防御で相手にプレッシャーをかけてピンチを凌ぐ。一方でワセダも何度かチャンスを迎えるもののハンドリングが乱れて得点をあげられず、20分が経過する。24分、試合を動かしたのはSO岸岡智樹の右足。自陣からドロップゴールを思い切って狙うと高々と蹴り上げられたボールが追い風に乗ってそのままポストの間を通過、3点を先制する。この後もSO岸岡智樹のキックでエリアを優位に進めると28分にはカウンターラックから相手ペナルティを挟んでゴール前ラインアウトのチャンス。FW陣がモールでアングルを変えながら前進、インゴールに雪崩れ込むと更に42分にも連続攻撃の流れの中で相手が犯したペナルティをPGで3点に変えて追加点、11-0として前半を折り返す。後半に入って立ち上がり5分、相手の連続攻撃にトライを献上すると勢いづく相手のアタックに徐々に後退。それでも粘り強いディフェンスで相手のノックオンを誘うとここからFB河瀬諒介がカウンターを仕掛けて前進、WTB長田智希-SH齋藤直人と次々にサポートが湧き出る切り返しで一気にトライまで結びつけて再び試合の流れを引き寄せる。更に27分、ラインアウトから連続攻撃、相手の防御のプレッシャーを逃れるように深い位置から仕掛けたCTB中野将伍が抜け出すとパスダミーを織り交ぜてそのまま独走トライ、21-7と勝利をグッと引き寄せる。この後32分に慶應のラインアウトモールにインゴールを明け渡し、7点差まで詰め寄られるものの最後は粘り強い防御で相手のミスを誘い出してノーサイドの笛。この試合を象徴するような終わり方で早慶戦勝利、対抗戦優勝をかけて次週、早明戦を迎える。
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後半27分、ディフェンスを振り切ってトライをあげるCTB中野将伍。勝負所で価値あるトライ。

■ 2018/11/18 早稲田大B 29-21 流通経済大B @流経大・龍ヶ崎G  【写真館】
早稲田大C 65-12 流通経済大C  【写真館】

18日、ジュニア選手権入替戦・流通経済大戦。ワセダは序盤、ディフェンスからリズムを作り出す。FL西田強平ゲームキャプテン、CTB船越明義がタテ続けに相手を押し戻すタックルを見せて、敵地に全部員で駆けつけた応援席を沸かせると9分、敵陣ゴール前ラインアウトからモールを押し込んで先制。更に15分にもディフェンスでプレッシャーをかけて相手のボールコントロールを乱すとWTB桑山聖生がゲイン、ペナルティを挟んで、再び敵陣ゴール前ラインアウトのチャンスを迎える。このチャンスに近場をランナーが次々と突いて最後はFL西田強平がインゴールへ、12-0とリードを奪う。試合を優位に進めるも25分、SH貝塚陸がディフェンスで仕掛けたところで犯したペナルティがシンビンと判定され、相手を勢いづかせると直後の26分にゴール前ラインアウトモールを押し込まれて失点。ハーフタイムを挟んで後半2分にセットアタックからBK陣が一発でトライを取りきるも、後半8分この日苦しめられたスクラムでプレッシャーを受けてトライを返されると、10分にも相手のディフェンスの圧力にボールを奪われて失トライ、19-21と逆転を許す。この後、ワセダも敵陣深く攻め入るもゴール前ラインアウトモールをタッチに押し出されるなど、チャンスを生かせず、更にペナルティが重なり重苦しい空気が流れ始める。流れを再び引き寄せたのは最上級生の意地。26分、再びゴール前ラインアウトモールでアドバンテージを得るとSH貝塚陸の仕掛けに4年生が連動、CTB船越明義-HO峨家直也と繋いで再逆転のトライ、このトライで息を吹き返すと37分には敵陣で得たペナルティをPGで価値ある3点へと変えて8点差に。この後、終了間際の相手の猛攻を凌ぎ切って29-21でノーサイドの笛。カテゴリー2陥落時の相手に対して、3年越しのリベンジ達成、来年度のカテゴリー1昇格を決めた。

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前半15分、一度はタックルに倒れながらも体勢を立て直してインゴールに飛び込むゲームキャプテンFL西田強平

■ 2018/11/11 早稲田大 67-38 国学院大 @早大・上井草G  【写真館】
11日、DEチームが国学院大を上井草に迎えて40本×3本の変則マッチ。Dチームが戦った1本目4分、キックカウンターから連続攻撃、相手ペナルティでアドバンテージを得るとSO武田誠太郎が大外へキックパスのチャレンジ、これをWTB米田圭佑がキャッチすると一度はタックルに倒されながらも再び立ち上がって先制トライをあげる。16分にもスクラムから左へ右へとボールを動かすとFL小沼宏太が抜け出してWTB米田圭佑へラストパス、米田の連続トライで先手を奪う。ここから相手のスピード感あるアタックにディフェンスが翻弄されて追いつかれるも38分、ゴール前ラインアウトモールを押し込んで勝ち越すと44分にも相手のパスミスから逆襲、CTB松本悠汰が独走トライ、24-12でリードして1本目を終える。Dチームがそのまま継続してピッチに立った2本目。2分、ノックオンターンオーバーから繋いでCTB竹下日向が抜け出してトライ。12分、左サイドをWTB島田雄大がビッグゲイン、右に大きく展開してFL小沼宏太がラックサイドを突いてトライ。ここでも先手を奪うと、中盤以降相手の粘り強い戦いぶりに手を焼きながらも25分にNO.8小川瑞樹のトライで相手を突き放して2本目も19-12で勝利、トータルスコア43-24とリードを広げる。Eチームメンバーに入替えて臨んだ3本目、11分と28分にトライを奪われて30分まで先行を許す展開。流れを変えたのはラスト10分に投入された上級生。32分、角度の良い走り込みからHO三隅寛己が豪快に突破、FL山野浩暉の追撃トライに繋げると37分には自陣スクラムからBK展開、WTB大塚天喜が抜け出して独走トライで逆転に成功、43分にも3年生SH蒲谷勇太郎がペナルティからクイックスタートで自らトライをあげてダメ押し、3本目も24-14と逆転して全ての時間帯で勝利を収めてトータルスコア67-38で勝利した。

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4分、右サイドでキックパスを受けて先制トライをあげる1年生WTB米田圭佑。16分にもトライをあげてチームを勢いづけた。

■ 2018/11/10 早稲田大B 71-12 日本大B @日大・稲城G  【写真館】
早稲田大C 87-7 日本大C  【写真館】

10日、ジュニア選手権カテゴリー2最終戦。敵地で日本大と対戦したワセダは序盤からブレイクダウンでプレッシャーをかけ続けて再三のターンオーバー、敵陣で試合を優位に進める。2分、ゴール前ラインアウトを起点にFW勝負、HO鷲野孝成のトライで先制すると6分にはハイパントをWTB佐々木尚が好捕、相手ディフェンス裏へのキックをチェイスしたCTB桑山淳生がインゴールで相手を潰し、こぼれたボールをWTB安部勇佑が抑えてトライ。更に21分、PR千野健斗らのゲインから最後はゴール前でFL原朋輝。24分、FB水谷彰裕の仕掛けから数的優位を作り出してWTB佐々木尚。30分、右サイドの広大なスペースにキックパスを通してFB水谷彰裕。前半だけで5トライ、33点をあげるとハーフタイムを挟んだ後半も攻撃の手を緩めず。9分、ゴール前スクラムから連続攻撃、CTB船越明義が抜け出してトライをあげるとFB水谷彰裕が切れ味鋭いランから2トライを追加するなど着実に加点。終了間際にはこの日苦しんだスクラムで逆にペナルティを奪ってゴール前ラインアウトモールでダメ押し、71-12で全勝対決を制して、入替戦への挑戦権を獲得。4年ぶりのカテゴリー1昇格をかけて流通経済大と対戦する。

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前半2分、ゴール前ラインアウトからFWで仕掛けて最後はHO鷲野孝成がこじ開けて先制トライ

■ 2018/11/4 早稲田大 28-45 帝京大 @秩父宮ラグビー場  【写真館】
4日、対抗戦の大一番、帝京大戦。ワセダキックオフで始まった試合はLO下川甲嗣らの突破から一気に敵陣ゴール前まで攻め入ってチャンスを迎えるも、相手ディフェンスにプレッシャーをかけられてターンオーバー、先制機を逃す。逆にペナルティから自陣へと戻され前半5分、相手の連続攻撃からBKで崩されて先制トライを与えると、この後もペナルティから陣地を下げる悪循環から抜け出せず12分に近場を崩されてトライを与えると19分、30分にも自陣ゴール前5メートルスクラムをタテ続けに押されて連続スクラムトライ、0-28とリードを広げられて前半を折り返す。ワセダの反撃は後半立ち上がり、敵陣でキック処理した相手に対して、アカクロジャージが次々と殺到、ターンオーバーに成功し、会場の空気を一変させると4分、右サイドをCTB長田智希が抜け出してこの試合初トライをあげる。後半もペナルティ、ミスから失トライをするものの敵陣に入れば、思い通りのアタックを披露。14分、敵陣ラインアウトからデコイランナーをブラインドサイドに走らせて出来たスペースをCTB中野将伍が抜け出すサインプレーで一発でトライを取りきると25分、再びセットアタックからWTB古賀由教がサインプレーで抜け出しチャンスメイク、CTB中野将伍らがオフロードで繋いで最後はNO.8丸尾崇真がインゴールに飛び込む。更には試合終了間際の38分、自陣ゴール前で粘って相手の攻撃を凌ぎ切るとCTB中野将伍、FB河瀬諒介らがロングゲイン、最後はWTB古賀由教がサポートしてトライ、後半に4トライを返して意地を見せたものの前半の失点が重く28-45でノーサイドの笛、対抗戦初黒星を喫した。

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後半25分、セットプレーから連続攻撃、湧き出るサポートでボールを繋ぎ最後はNO.8丸尾崇真がポスト真下に豪快にダイブ。


■ 2018/10/27 早稲田大C 49-0 東海大C @早大・上井草G  【写真館】
早稲田大D 43-15 東海大D  【写真館】

27日、東海大とのジュニアチームマッチ。先陣を切ったCチーム、キックオフ直後こそ相手の果敢なアタックに苦しめられたものの前半5分、CTB平井亮佑の力強い突破からチャンスを掴むと相手ペナルティを挟んでのセットアタックからNO.8田中智幸が抜け出してオフロードパス、FL小柳圭輝がサポートして先制トライをあげる。このトライで流れを引き寄せると9分ディフェンスでプレッシャーをかけて相手がボールをこぼしたところをWTB島田雄大が足にかけて前進、更にセービングした相手を潰してボールを奪い返すと素早く左展開、HO芦刈太政が左隅に飛び込む。13分ラックターンオーバーから内外のスペースにボールを運び続けて最後はSO武田誠太郎-LO中尾悟-FL小沼宏太とフォローが次々に湧き出てトライ、23分スクラムからの攻撃を継続してSO武田誠太郎がトライ、27分にはFL小沼宏太が巧く体を差し込んでラックでボールを奪い返して連続攻撃、最後は絶妙なタイミングで走り込んだCTB平井亮佑が抜け出してトライ。バックロー(小柳圭輝、小沼宏太、田中智幸)を中心にディフェンスで次々とボールを奪い返しては逆襲に転じ、前半だけで5トライ35-0で折り返す。後半に入って東海大のスクラムのプレッシャー、密集でのしつこさに苦しめられてトライペースこそ落ちたものの、バックロー1年生トリオが前半に引き続いてタックルで接点で高いパフォーマンスを発揮してほぼ敵陣で試合を展開。後半8分にラインアウトからのアタックで抜け出したFB水谷彰裕、42分にゴールラインアウトモールからダメ押しトライと後半2トライを追加49-0で完勝、難しい角度を含めて全てのコンバージョンを決めたCTB平井亮佑のキックも試合を締めた。

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前半27分、絶妙の走り込みから一気に抜け出て独走トライをあげるCTB平井亮佑。強いコンタクトで攻守に見せ場を作った。

■ 2018/10/21 早稲田大 68-10 日本体育大 @群馬県立敷島公園ラグビー場  【写真館】
21日、対抗戦・日本体育大戦。相手キックオフから切り返そうとしたところでいきなりのノックオン、直後のスクラムから相手外国人選手に防御を崩されて失トライ、わずか1分で先制を許す。ワセダも9分にゴール前ラインアウトモールから順目、順目と繋いで最後は1年生FB河瀬諒介がトライ、同点に追いつく。しかし再びキックオフ処理でミスが出て12分にPGで勝ち越しを許すなど、その後もキックオフが安定せず。16分にWTB桑山聖生のトライで逆転に成功するもののキックでもミスが続いて14-10と拮抗した時間帯が続く。試合の流れを引き寄せたのはスクラム、22分、30分とタテ続けにボールを奪い返すと31分には中央スクラムからNO.8丸尾崇真がビッグゲイン、ボールを左右に動かし続けて最後はFB河瀬諒介がトライ、21-10として前半を折り返す。後半に入ると前半の課題であったキックオフでLO下川甲嗣が好捕、ここからアタックを継続して最後はSH齋藤直人がサイドを突いてトライ、猛攻の口火を切ると7分、12分とセットプレーから継続して最後は両WTB(桑山聖生、古賀由教)がタッチライン際を駆け抜けて追加点。20分にはラインアウトスチールからCTB長田智希が中央突破、23分にはキックオフリターンから大外のスペースをNO.8丸尾崇真がスピードに乗って快走、37分にはスクラムからセンタークラッシュ、密集サイドのスペースにWTB桑山聖生が走りこんで独走トライ、内外の空いたスペースに次々とボールを運んで着々と加点する。ダメ押しは43分、スクラムから継続、ラックサイドをSH貝塚陸が突いて中央突破、ゴール前でサポートしたLO三浦駿平が抑えて68-10で大勝。前半こそ相手外国人選手に苦しんだものの後半は相手を圧倒、7トライと畳みかけて開幕4連勝を飾った。
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後半37分、近場に顔を出して抜け出すとそのまま走り切って独走トライ、この試合ハットトリックを決めるWTB桑山聖生

■ 2018/10/20 早稲田大 62-0 武蔵大B @早大・上井草G  【写真館】
20日、武蔵大Bを迎えての練習試合。序盤から敵陣に攻め込むもののラインアウト、タッチキックが乱れて起点を失う。それでも接点を制圧して前に出続けると今度はハンドリングエラー、ペナルティが続いて得点をあげられない時間が続く。試合が動いたのは18分、ようやくセットプレーから連続攻撃が機能、逆目に振ったところで1年生CTB竹下日向が抜け出し先制する。21分にハイパントのこぼれ球を繋いでCTB田所賢汰がトライをあげると30分にはラックに殺到してターンオーバー、一気に外へ展開してCTB竹下日向がトライ(竹下日向は36分にもトライをあげて前半だけでハットトリック達成)、前半を26-0とリードして折り返す。後半に入り、5分カウンターアタックから途中出場のFB高木樹が突破、HO宮武海人-FL小柳圭輝と繋いで先手を取ると、20分過ぎからは交替メンバーがスクラム、モールで圧倒、22分にラインアウトモールでトライを奪うと、32分にはゴール前相手ペナルティでスクラムを選択、これを押し切ってスクラムトライをあげる。更にスクラムでプレッシャーをかけ続けるとダメ押しは42分、スクラムで相手のボールコントロールを乱して、ボールを奪い返すと連続攻撃、最後はHO宮武海人が飛び込んでトライ、ディフェンスでも相手のミスにも助けられてゴールラインを割らせる事なく完封、序盤こそ停滞する時間が続いたものの終わってみれば62-0で大勝した。

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後半、積極的なランで再三のゲイン、チャンスを作った途中出場のFB高木樹

■ 2018/10/13 早稲田大B 61-35 専修大B @専修大・伊勢原G  【写真館】
早稲田大C 68-14 専修大C  【写真館】

13日、Jr選手権第3戦、冷たい風が吹き付ける敵地伊勢原Gで専修大と対戦。序盤相手の攻撃を粘って凌ぎ切ると5分、ラインアウトからのセットアタックでCTB船越明義がラインブレイク、最後はWTB桑山聖生へと繋いで先制する。直後の8分にペナルティからゴール前ラインアウトのピンチを迎えると近場をあっさりと崩されてトライ、ここから相手を勢いづかせるとSH貝塚陸の強気の仕掛けから一時勝ち越すものの18分、ノックオンターンオーバーから右に左にとボールを動かされて失トライ。更に23分オフロードで繋ごうとしたところでインターセプトから、32分相手の連続攻撃から、36分カウンターアタックからと4連続トライを献上、攻守の切り替えから内外のスペースにボールをどんどん運ぶワセダがやりたいラグビーを相手にやられて14-35と苦しい試合展開に。点差を離されながらも前半39分、後半3分と大事な時間帯にゴール前ラインアウトモールを起点としてじっくりと攻め立てて連続トライを返して息を吹き返すと勝負所で圧倒的な存在感を見せたのはWTB安部勇佑。12分、右サイドをWTB桑山聖生-FB南徹哉と繋いでチャンスメイクすると左サイドでパスを受けたWTB安部勇佑が相手FWとのミスマッチを冷静に外勝負で振り切ってトライ、ゴールもSO島本雄太(このところコンバージョンは抜群の安定感!)が決めて同点とする。17分には中盤でのラインアウトモールからSH貝塚陸とのコンビでブラインドサイドを急襲、追走してくる相手を次々と振り切って勝ち越しトライ。この後更に28分、33分とタテ続けにインゴールに駆け込んで自身4連続トライの大活躍。後半43分にも粘りのレッグドライブでゴール前に迫ってPR阿部対我のダメ押しトライを呼び込むなど、後半に大爆発。風上の優位性も生かして後半は相手を完封、終わってみれば61-35で大勝した。

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後半17分、SH貝塚陸とのコンビでブラインドサイドを抜け出してカットイン、50メートル近くを一人で走り切って勝ち越しトライをあげるWTB安部勇佑

■ 2018/10/7 早稲田大 123-0 青山学院大 @足利市総合運動公園陸上競技場  【写真館】
7日、対抗戦・青山学院大戦。開始直後、青山学院大のキックオフを切り返そうとしたところでいきなりペナルティ。相手のPGこそ左に反れるものの序盤はペナルティが重なり、自陣で過ごす時間が続く。試合が動き始めたのは10分、前に出る防御でタックルターンオーバー、逆襲に転じてブラインドサイドを1年生FB河瀬諒介が突破、粘って内に返したところをSH齋藤直人がサポートして先制する。更に13分、自陣ゴール前からSO岸岡智樹がキックと見せかけて一気の大外展開、WTB佐々木尚が抜け出してビッグゲイン、SH齋藤直人-SO岸岡智樹と繋いで連続トライ。流れに乗ったワセダはここから多彩な攻めを展開、17分スクラムを起点としたセットアタックでNO.8丸尾崇真、21分カウンターアタックでFB河瀬諒介、25分スクラムトライ、30分ペナルティからのクイックスタートで1年生PR小林賢太、32分自陣から継続してFW、BK一体となった繋ぎで最後はSO岸岡智樹、36分イーブンボールを制しての大外展開でWTB佐々木尚、38分ハイパントのこぼれたところをCTB中野将伍、怒涛のトライラッシュで59-0として前半を折り返す。後半に入っても開始からNO.8丸尾崇真がビッグヒットからのスーパーセーブ、ラックに絡んでのジャッカルと次々とボールを奪い返して、相手の攻撃の芽を摘むと4分、8分、11分、16分、21分、24分と前半同様にトライラッシュ。34分にはラインアウトから左に右にボールを動かして最後はFB河瀬諒介が抜け出して100点の大台突破となるトライをあげるとこの後も攻撃の手を緩めず、34分、36分、42とトライを重ねてeダメ押しは後半44分、自陣から繋いでLO三浦駿平がレッグドライブで相手タックルを振り落としてノーホイッスルトライ、123点の猛爆で青山学院大を圧倒するとディフェンスでもピンチらしい局面は1度だけで無失点、攻守に相手を圧倒して対抗戦開幕3連勝を飾った。

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後半、力強いランでゲインするルーキーFB河瀬諒介。対抗戦初トライを含む3トライをあげた。

■ 2018/10/6 早稲田大 12-19 立教大 @早大・上井草G  【写真館】
6日、立教大との定期戦。キックオフがいきなりダイレクトタッチとなり、更にはセットアタックでも一次攻撃でパスミス、ノックオン…と試合の立ち上がりからミスが続く。セットプレーでも圧力を受けて自陣に押し戻されると12分、相手のBK攻撃にディフェンスを崩されて先制を許す。この後もワセダはアタックでミスを連発、近場を突いたFWでの攻撃もフォローが遅れて孤立、ノットリリースでチャンスの芽を潰すなど波に乗れず。逆に28分、自陣ゴール前スクラムからの相手のBK攻撃に再びディフェンスが崩されて失トライ、いいところなく前半を0-14で折り返す。後半立ち上がり、センタースクラムからFB堀尾健太-WTB安部勇佑と繋いで敵陣深く攻め入ると、風上の優位性も生かしてほぼ敵陣で試合を展開、攻め続けるも立教ディフェンスの圧力の前にゴールラインを割ることができず。逆に20分カウンターから一発で抜かれて手痛い3トライ目を献上する。ワセダの反撃は29分、途中出場のFB遠山拓のカウンターからチャンスを掴むと、相手のペナルティを挟んでゴール前ラインアウトモールを押し切ってようやく1トライを返す。更には33分、再びカウンターアタックから繋いでこちらも途中出場のCTB竹下日向が上手くスペースを作って最後はWTB安部勇佑が中央にトライ。終盤に目覚めたワセダはこの後も勢いに乗って終了間際まで立教を攻め立てるもゴール前で痛恨のハンドリングエラー。あと一歩のところまで詰め寄りながらも12-19で敗戦、序盤から続いたミスが最後まで重くのしかかった形となった。

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後半終了間際、怒涛の連続攻撃からゴールライン目前まで迫る途中出場のCTB竹下日向

■ 2018/9/30 早稲田大D 7-27 東海大D @東海大・湘南G  【写真館】
早稲田大E 19-55 東海大E  【写真館】

30日、練習試合。ワセダは開始から攻め立てるも東海の激しいディフェンスに前進を阻まれる。スクラムでも苦戦を強いられて徐々に後退、16分にはペナルティからゴール前ラインアウトモールを押し切られて先制トライを与える。ボールの保持権に関わらず、スクラムで成す術なく押し込まれてペナルティを連発、自陣に釘付けにされると27分にはBK展開からトライを献上、前半を0-10で折り返す。後半に入っても流れは変わらず、ペナルティから自陣に戻されて6分、13分と連続トライを与えると15分にはキックオフリターンからノーホイッスルトライと相手BKのスピードに外側のスペースを突かれて0-27。後半33分にはスクラムでの度重なるペナルティでシンビンを受けるなど最後までスクラムでプレッシャーを受け続ける。後半36分にスクラムから途中出場のNO.8佐藤健がブラインドサイドを抜け、最後はWTB島田雄大が相手ディフェンスとの1対1を制して一矢報いるトライをあげたものの反撃もここまで。試合を通じて、ラックのど真ん中を割って何度かゲインを見せたものの後が続かず、東海のディフェンスに跳ね返され続けて完敗した。続くEチームマッチもペナルティから自陣に戻されてはモールでトライ、また相手のワイド展開にディフェンスが対応し切れず防御が崩壊、55失点で大敗した。。

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後半、スペースに回りこんで突破を図る途中出場の1年生CTB小沼宏太

■ 2018/9/29 早稲田大B 68-0 法政大B @法大・多摩G  【写真館】
29日、Jr選手権第2戦は敵地で法政大と対戦。前半5分、自陣からワイドに展開して右タッチライン際をWTB安部勇佑がゲイン、ゴール前に迫ると近場に走り込んだCTB船越明義が右中間に飛び込んで先制する。SH貝塚陸のボックスキック、更にはワイドにボールを動かして敵陣で試合を優位に進めるワセダは13分にゴール前ラインアウトモールでトライ、21分再びゴール前ラインアウトモールを起点に今度はブラインドサイドにポジションを移したWTB安部勇佑が相手との1対1を制してトライと着実に加点。ディフェンスでもダブルタックルで相手を押し戻して再三のターンオーバー、自陣への侵入を許さず31分にもゴール前ラインアウトモールからWTB桑山聖生が突進、更にサイドを突いたFL西田強平ゲームキャプテンがポスト真下にダイブ、26-0として前半を折り返す。後半に入ってもSH貝塚陸がビッグヒットを見せるなどディフェンスから敵陣へ。相手をゴール前に釘付けにすると7分LO大崎哲徳、17分PR阿部対我と1年生が連続トライ。ディフェンスで更にはスクラムでプレッシャーをかけ続けて相手を自陣に押し込めると20分CTBフリン勝音、36分HO鷲野孝成、39分SH堀越友太と途中出場の4年生が次々とインゴールへ。ダメ押しは42分、自陣からこの日再三のゲインを見せたWTB桑山聖生の突破からFW、BKが一体となって流れるような攻撃を披露、最後はフリーになったCTB伊藤大貴がトライをあげる。ディフェンスでも単発のゲインこそ許すものの素早い戻りで相手にチャンスらしいチャンスを与えることなく完封、攻守に相手を圧倒して完勝した。
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前半、突進する1年生PR阿部対我。後半17分にはトライも記録、フィールドプレーで見せ場を作った。

■ 2018/9/23 早稲田大 99-5 成蹊大 @味の素スタジアム西競技場  【写真館】
23日、対抗戦・成蹊大戦。開始2分、相手のパスが乱れたところにNO.8丸尾崇真が猛然とプレッシャーをかけてターンオーバー、すかさず防御裏に蹴り込んだボールにWTB佐々木尚が追い付いて先制する。更に攻め込みながらも敵陣深くでペナルティを犯すと更に2つペナルティが重なり逆に自陣ゴール前でピンチの局面に。ここを堪え切れずに前半9分、近場を崩されてトライを献上、ペナルティが失点に結びつく悪い流れも直後の12分、セットアタックから対抗戦デビュー戦の1年生CTB中西亮太朗が抜け出してトライを加えてチームに落ち着きを与えると、ここから自陣からでも大きくボールを動かし始めて大外のスペースでWTB古賀由教らがゲインを重ねて試合は一気にワセダのペースに。23分、26分とそのWTB古賀由教がスピードを見せ付けて連続トライ。29分にはCTB中野将伍のタックルから相手ペナルティを誘うと、SO岸岡智樹が相手のスキを突いて速攻、大外のWTB佐々木尚からのリターンパスを受けたFB梅津友喜がインゴールへ。33分(インターセプトからSO岸岡智樹が独走)、37分(自陣から飛ばしパスで大外展開、WTB古賀由教が独走)にもトライを追加、僅か15分の間で5トライと畳み掛けて前半を47-5として勝負を決める。後半に入っても勢いは止まらず、SO岸岡智樹、FB梅津友喜らが積極的に仕掛けて、前半でハットトリックを決めた古賀由教に続いてハットトリックを達成。後半32分に中央スペースを突いたFL佐藤真吾主将、39分にペナルティからゴール前ラインアウトモールと、試合終盤にFWで取った2トライ以外は全てBK陣でトライを記録、スピードで相手を圧倒して99-5で快勝した。
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後半4分、ラインアウトスチールから連続攻撃、最後はFB梅津友喜がタックルを振り切ってトライをあげる。


■ 2018/9/22 早稲田大 69-0 武蔵大B @武蔵大・朝霞G  【写真館】
22日、練習試合。武蔵大Bと対戦したワセダ(この日はDチームメンバーを中心に編成)は開始から攻守に前に出て相手を圧倒。4分、カウンターから両CTB竹下日向、田所賢汰がゲインしたところで相手がハイタックル、これをタッチに蹴り出してゴール前ラインアウトのチャンスを迎えるとFW陣がモールを押し込んで先制トライ。7分、自陣からのハイパントが跳ねたところをLO桑田陽介が確保、左サイドへ展開してWTB宮内隆貢がゲインしてチャンスを広げると最後はFL近田和が抜け出してトライ。この後もセットアタックからFWでタテ、タテと仕掛けてから大外展開でBKが仕留め、あるいはBKで左右に大きく揺さぶって空いた中央スペースをFWが仕留め…と多彩な攻撃で前半だけで6トライ、38-0として前半を折り返す。後半に入ってメンバー10人を入替えると途中出場組も躍動。15分、SO亀井亮介がハイパントを好キャッチ、大外に展開するとWTB清水竜成がディフェンス裏にキック、転がるボールをスピードを落とさず巧く拾い上げてそのままインゴールへダイブ。23分にはラインアウトからFL山野浩暉がタテ突進で楔を打ち込むと、続く連続攻撃からSO亀井亮介が抜け出し、最後はサポートしたFL岸野楓がトライをあげるなど更に5トライを追加して69得点。相手のキックミスに助けられた部分があったもののディフェンスでも早い段階で相手の攻撃の芽を封じて危なげなく完封、69-0で完勝した。
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後半7分、一度味方に預けたボールを再びもらってトライをあげるLO高吉将也


■ 2018/9/15 早稲田大B 43-19 筑波大B @早大・上井草G  【写真館】
早稲田大C 66-5 筑波大C  【写真館】

15日、Jr選手権開幕戦。ワセダは序盤から攻め立てながらもチャンスを逃すと逆に一つのペナルティから筑波にモールで先制トライを与える。敵陣に攻め込みつつもラインアウトで筑波にプレッシャーをかけられて6連続で獲得失敗、必然的にディフェンスの時間が長くなる。それでもAチーム同様に安定したディフェンスで筑波を跳ね返し続けると、活路を見出したのはBK陣。18分、SO加藤皓己がカウンターアタックが一人で切り返して独走トライ、同点に追いつくと28分にもWTB桑山聖生のカウンターから連続攻撃、最後は逆サイドに顔を出したWTB桑山聖生がディフェンス2人を引き付けてラストパス、WTB佐々木尚が走り切って勝ち越す。34分にこの試合初めてマイボールラインアウトを確保、ようやくセットプレーを起点としたアタックが機能し始めると39分、ラインアウトからフェーズを重ね続けて最後はWTB桑山聖生が左隅にトライ、理想的な攻撃でトライを追加、19-7として前半を折り返す。後半に入ってもCTB伊藤大貴の好タックルなどで敵陣で試合を優位に進める。後半13分、相手ボールスクラムにプレッシャーをかけてペナルティを奪うと、勢いに乗ったFW陣がゴール前ラインアウトモールを押し切ってトライを追加、流れを引き寄せると17分にはスクラムから連続攻撃、最後はCTB中西亮太朗。この後、自陣ゴール前ディフェンスで粘りきれずに2トライを返されるもののワセダも30分(LO三浦駿平)、36分(WTB佐々木尚)とトライを追加してダメ押し、43-19で大事な初戦に勝利、Jr選手権カテゴリー1復帰に向けて順調なスタートを切った。

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後半17分、スクラムからの連続攻撃、最後はスペースを抜け出したCTB中西亮太朗がトライをあげる。

■ 2018/9/9 早稲田大 55-10 筑波大 @セナリオハウスフィールド三郷  【写真館】
9日、対抗戦開幕。難敵筑波と対戦したワセダは前半1分、敵陣スクラムからタテ、タテと突いてから一気に大外展開、WTB古賀由教が左隅に飛び込んで先制する。更にSO岸岡智樹のキックでしっかりとエリアをコントロール、敵陣で試合を優位に進めると前半12分、ラインアウトから連続攻撃、CTB中野将伍が抜け出て最後は再びWTB古賀由教、連続トライで試合を優位に進める。この後、強風に流されたSO岸岡智樹のキックがことごとくデッドボールラインを割って、自陣での戦いを余儀なくされるもワセダも密集で再三のターンオーバー、相手の反撃をPGによる3点に抑えて前半を17-3で折り返す。後半に入るとディフェンスからの切り返しが鋭さを増す。3分、NO.8丸尾崇真がディフェンスでプレッシャーをかけてこぼれたボールを自ら果敢にセーブすると左サイドに展開してWTB古賀由教が見事なステップワークで相手を置き去りにしてハットトリック達成。この後もCTB桑山淳生、SH齋藤直人らが接点で仕掛けて次々にターンオーバー。19分にはラインアウトからの攻撃でFL幸重天がラインブレイク、SH齋藤直人がチャンスを広げるとSO岸岡智樹のディフェンス裏へのゴロパントにWTB梅津友喜が反応して追加点。更に直後の21分、キックオフリターンからCTB中野将伍がロングパス、大外のNO.8丸尾崇真からWTB古賀由教-CTB桑山淳生と繋いで鮮やかなノーホイッスルトライ。この後もCTB中野将伍が連続トライをあげるなど3トライを追加して筑波を圧倒、後半24分に1トライを返されるものの鍛え上げたディフェンスで相手を封じて55-10で快勝、強いワセダ復活へ上々のスタートを切った。
(写真)
前半1分、スクラムからのセットアタック、順目順目に繋いで最後はWTB古賀由教が左隅に先制トライをあげる。


■ 2018/8/24 早稲田大 21-28 東海大 @早大・菅平G  【写真館】
早稲田大B 56-21 東海大B  【写真館】
早稲田大C 47-5 東海大C   【写真館】

24日、夏合宿最終戦・東海大戦。試合は序盤から3枚揃えた東海大の外国人選手に苦しめられる。前半3分、スクラムからのBK攻撃で外国人WTBに走られるとトイメン・WTB長田智希のタックルも振り落とされて先制を許す。更に14分には再びBK攻撃から外国人CTBに注意が寄ったところのスキを突かれてトライを与え、0-14とされる。前半21分には相手PRがシンビン、数的優位に立つものの7人の相手スクラムに逆に押し返されるなどスクラムで苦しめられてリズムを作り出せず。苦しい試合展開になりながらも活路を見出したのはモール。29分、テンポの良いアタックで相手のラインオフサイドを誘うと敵陣ゴール前ラインアウトのチャンス、ここでモールを押し込んでトライを返す。37分にもペナルティの続く東海から再びゴール前ラインアウトモールでトライをあげて同点に追いつきハーフタイムを迎える。後半立ち上がり、先手はワセダ。4分、右ラインアウトからFL幸重天が突進、一度はタックルに倒されながらも再び起き上がり、相手のスキを突く独走トライ、勝ち越しに成功する。10日間で3戦目という事もあり、時間の経過とともにメンバーを次々と入替、スタメン全員がベンチに下がると東海大のスクラムの圧力に、そして外国人選手の圧力に徐々に後退、自陣ゴール前相手モールに絡んでパイルアップでターンオーバー、そしてFL西田強平の好タックルでペナルティを誘い出し…と帝京大戦でも見せたゴール前の粘りのディフェンスで応戦するものの23分、そして終了間際の39分にトライを奪われて逆転負け。メンバー全員が入れ替わった後の時間帯こそ東海の力に屈したものの、そこまでの時間帯はこの夏鍛え上げたディフェンスでプレッシャーをかけて相手のミスを次々に誘うなどこの日も安定、強豪校相手にディフェンスが十分通用する事をこの日も証明した。

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後半4分、一度は倒れながらも再び立ち上がると目の前に拓けたスペース、独走トライをあげるFL幸重天

■ 2018/8/19 早稲田大 28-14 帝京大 @菅平・サニアパーク  【写真館】
早稲田大B 24-31 帝京大B  【写真館】

19日、王者帝京大とサニアパークで対戦。前半12分、相手のモールを起点としたアタックにズルズルと後退、更にペナルティを挟んでラインアウトモールでゴール前に迫られると密集サイドを崩されて先制を許す。ワセダもすぐさま反撃、15分ディフェンスでプレッシャーをかけて敵陣でノックオンを誘うとスクラムからのセットアタックからルーキーCTB長田智希が抜け出して、最後はCTB桑山淳生がトライ、同点に追い付く。ディフェンスでプレッシャーをかけて相手のミスやペナルティを誘って互角の試合展開、37分にNO.8丸尾崇真がハイタックルでシンビンを受けて一人少ない前半45分にペナルティからラインアウトモールで失点、勝ち越しを許すものの7-14、後半に十分期待を抱かせる試合内容でハーフタイムを迎える。後半立ち上がり、帝京のアタックをゴールラインを背負いながらも凌ぎきると、4分右ラインアウトから左へ展開、大外のスペースをFB河瀬諒介が突破してチャンスメイクすると湧き出るフォローでBK陣がボールを繋ぎ最後はCTB長田智希がトライ、FW陣の安定したセットからBK陣が才能を見せ付けるビューティフルトライで再び同点に追い付く。勢いづく部員席に更に勇気を与えたのはNO.8丸尾崇真、シンビンで離れていた10分間を取り戻すべく接点で激しく絡んでノットリリースを奪い取ると、更に17分には敵陣ゴール前で出足良くチャージ、インゴールで抑えたFL柴田徹の勝ち越しトライを演出する。25分には敵陣深く蹴り込んだボールをWTB古賀由教が追走、相手をインゴールで仕留めて5メートルスクラムのチャンスを掴むと、このスクラムからSO岸岡智樹が自ら仕掛けてトライ、帝京を突き放す。後半、再三訪れた自陣ゴールラインを背負ってのディフェンスでもFW、BK全員が前に出て帝京にゴールラインを割らせず、最後はSO岸岡智樹がタッチに蹴り出してノーサイドの笛、2010年度対抗戦以来、8年ぶりの王者帝京撃破にフィフティーンはガッツポーズ、応援していた部員も雄叫びをあげるなど、チーム全員で全員で喜びを爆発させた。

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前半15分、CTB長田智希からのオフロードパスを受けてインゴールに飛び込むCTB桑山淳生。同点に追い付く。

■ 2018/8/18 早稲田大C 26-31 帝京大C @早大・菅平G  【写真館】
早稲田大D 31-52 帝京大D 【写真館】

18日、帝京大とのジュニアチーム(CD)マッチ。Cチームマッチは開始から帝京大に攻め込まれ、前半12分、21分とゴール前で密集近場を押し込まれて連続トライを献上、0-14と先行を許す。ワセダもアタックを仕掛けるも一次攻撃でペナルティなどでボールを失い、リズムを作り出せずに試合時間の半分が経過。この重苦しい流れを変えたのはゲームキャプテンHO峨家直也。前半39分、敵陣深くで果敢にチャージ、ゴール前スクラムの絶好のチャンスを呼び込むと直後のスクラムからSO島本雄太が仕掛けてそのままインゴール真下へダイブ、反撃の狼煙を上げる。更に前半終了間際にも敵陣ラインアウトからのサインプレーでHO峨家直也が抜け出してゴール前に迫ると、最後は近場を突いたPR小澤祐仁がトライ、コンバージョンも決まって同点に追いつきハーフタイムを迎える。後半立ち上がりもHO峨家直也の密集への働きかけから相手オフサイドを誘い、敵陣に入り込む。5分、スクラムから連続攻撃を仕掛け、ゴール前に迫るとFWで近場に十分意識を寄せた後、最後は大外に展開してWTB安部勇佑が右隅にトライ、勝ち越しに成功する。この後7分にラックでのボールコントロールが乱れたところから、22分カウンターアタックからと、続けてアンストラクチャーな状況から逆襲を受けて逆転を許すも粘る早稲田Cは28分、ラインアウトからの連続攻撃で最後はCTBフリン勝音が抜けてトライ、再び追い付く。この後もルーキーFL小川瑞樹の再三のゲイン、HO峨家直也の鬼気迫る攻守に渡るハードワークに部員席は大盛り上がり、勝ち越しに向けての流れを作り出すも決着は後半46分。ペナルティが連続して自陣ゴール前に釘付けにされると執拗なFW攻撃を何とか凌いだ直後、相手にBK展開されて万事休す、26-31で悔しい敗戦となった。

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後半、突進するゲームキャプテンHO峨家直也。攻守に鬼気迫るプレーでチームを牽引、見る者のハートを揺さぶった。

■ 2018/8/15 早稲田大 17-21 大東文化大 @早大・菅平G  【写真館】
早稲田大B 36-5 大東文化大B 【写真館】

15日、夏合宿初戦の相手は昨年度リーグ戦王者・大東文化大。序盤、NO.8丸尾崇真の好タックル、SH齋藤直人のジャッカルとディフェンスでタテ続けにボールを奪い返して敵陣に攻め込むも要所のラインアウトで相手外国人選手に絡まれてチャンスを逃す。前半8分、ブラインドサイドの防御が薄くなったところを相手外国人選手に突破されて先制トライを与えるとこの日終始劣勢に立たされたスクラムでペナルティ、更には密集周辺でのペナルティも重なり、自陣での戦いを余儀なくされる。苦しい時間帯が続くものの19分、自陣で相手のパスをインターセプトしたHO宮里侑樹が独走、インゴール直前で相手に追いつかれるも上手く浮かしたボールにSH齋藤直人が反応、左隅に飛び込んで(更にゴール成功)同点に追い付く。この後も自陣での戦いが続くものの自陣ゴール前でCTB桑山淳生が絡んで相手のノットリリースを誘い凌ぐと、SO岸岡智樹の好キックで敵陣に侵入、31分にそのSO岸岡智樹のDGで勝ち越しに成功、10-7とリードして前半を折り返す。後半に入っても、力の差を見せ付けられたスクラムで苦戦。マイボールスクラムこそ素早い球出しでボールキープをするものの、相手ボールスクラムでは圧力をまともに受け続けてペナルティを連発、後半13分にはスクラムでのペナルティ→ゴール前ラインアウトモール→相手外国人選手のサイドアタックとパワーに屈して逆転を許すと後半17分にセットアタックから右へ左へボールを動かしてWTB古賀由教が個人技で1対1を制して一度は勝ち越すものの後半25分過ぎからスクラムでの連続ペナルティで自陣に釘付け、終了間際の後半42分に自陣ゴール前で相手FWのサイドアタックに堪え切れずインゴールをついに明け渡して逆転負けを喫した。それでも強力外国人選手3人を擁する相手に対して、ダブルタックルに加えて、抜かれた後の素早いカバーリングと殆ど仕事をさせず、ディフェンス面での奮闘が光る一戦となった。

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後半17分、相手ディフェンスとの1対1を制して勝ち越しトライをあげるWTB古賀由教

■ 2018/7/1 北風祭 @早大・上井草G  【写真館】
1日、北風祭。松嶋部長、相良南海夫監督の挨拶で開会するとグラウンド全体を使って、ラグビー体験コーナーとタッチフット大会の同時進行。ROB倶楽部メンバーの入ったタッチフット大会からは大人達の歓声、体験コーナーからは子供達の無邪気な歓声がグラウンドを包みます。(更に今年は新たな試みとして選手を探してスタンプをもらうスタンプラリーも行われ、グラウンドの至る所で部員と子供達が交流する姿が見られました。)タッチフット大会では佐藤真吾主将、齋藤直人選手らの主力選手だけではなく、相良南海夫監督もプレーを披露、お手本のようなパス&サポートでトライをあげるなど会場を沸かせます。ラグビー体験コーナーでは人気のラインアウト体験で異次元の高さに子供達が大歓声、スクラムコーナーではフロントローの選手達が優しく子供達がマシンを押す姿をサポートするなど微笑ましい光景があちこちで。午後からは学生団体によるパフォーマンスで会場を盛り上げ、更にはミニ運動会(綱引き・玉入れ)で部員達が子供達と交流を深めます。(綱引きの一回戦で子供達にあっさり敗北すると、後藤禎和コーチが選手達を一喝。二回戦では容赦なく綱を引っ張り圧勝、後藤禎和コーチから別の意味で喝が入っていました(笑))。最後を飾る部員演芸では鷲野孝成選手を中心としたFW陣が旬なお笑いのネタを織り交ぜながら巧みな話術と体を張った芸で観客を楽しませます。会の締めはメイングラウンドで部員と参加者が一体となって部歌「北風」斉唱、真夏の陽気となったこの日の青空に緩やかな歌声が吸い込まれていきました。
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北風祭に参加したファンや学生団体と写真に収まるラグビー部

■ 2018/6/23 早稲田大 50-14 日本大 @早大・上井草G  【写真館】
早稲田大B 29-14 日本大B【写真館】
早稲田大C 56-19 日本大C【写真館】

23日、春季大会最終戦・日大戦。前半7分、中盤右ラインアウトからの攻撃でHO宮里侑樹が抜け出すとSH貝塚陸、SO岸岡智樹が反応、SO岸岡がそのまま走り切って先制する。更に11分、連続攻撃からFL西田強平が抜け出しチャンスメイク、敵陣ゴール前でSO岸岡智樹が右サイドにスペースを見つけてキックパス、WTB梅津友喜がキャッチすると迫ってくるディフェンスを巧くかわして右中間にトライ、試合を優位に進める。15分に相手外国人選手にラックサイドを割られて独走を許すと18分、21分と連続してスクラムでペナルティ、試合を通じて相手の圧力に苦しんだスクラムでリズムを崩すと36分にはスクラムでのペナルティから自陣ゴール前ラインアウトモールで失点。ワセダも31分に連続攻撃からミスマッチを突いたWTB梅津友喜がトライ、39分に敵陣ゴール前ペナルティを速攻で仕掛けて最後はHO宮里侑樹が外のスペースを走り切ってトライ、前半終了間際にトライを追加し、24-14とリードを保つものの重苦しい雰囲気で前半を折り返す。後半に入って1分、ラインアウトからBK展開、左サイドをWTB佐々木尚がゲインして、最後はCTB桑山淳生。8分には相手のボールコントロールが乱れたところをSO岸岡智樹が足にかけ、そのまま自ら拾って独走トライ。後半もスクラムで劣勢となり、ペナルティから自陣に攻め込まれるもFL幸重天が絡んで逆に相手のペナルティを誘うなど粘りのディフェンスを見せて得点を許さず。逆に後半22分にターンオーバーからCTB桑山淳生-WTB佐々木尚と繋いでトライ。27分にはゴール前ラインアウトモールを押し込んでトライをあげてダメ押し、スクラムに大きな課題を残しながらも前後半あわせて8トライをあげて日大に勝利、春季大会3勝2敗として春シーズンを終えた。

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前半31分、連続攻撃から抜け出しトライをあげるWTB梅津友喜。この日2トライ。

■ 2018/6/17 早稲田大 5-29 明治大 @豊田スタジアム  【写真館】
17日、春早明戦。序盤からオフサイドのペナルティが続き、自陣での戦いを強いられると10分、自陣ゴール前スクラムでペナルティ。再びメイジが選択したスクラムを押し込まれてスクラムトライで先制を許す。この後もオフサイド、そしてこの試合圧倒されたスクラムでのペナルティが続いて自陣を抜け出せず。20分にはアドバンテージを生かした相手のキックパスからトライを与えて0-14とされる。ワセダの反撃は26分、ラインアウトからLO三浦駿平、CTB桑山淳生らで前進して相手のペナルティを誘うとゴール前右ラインアウトモールを押し込んで初トライ。ここからディフェンスでも相手のノックオンを誘うなど、攻守に前に出る局面が増え始める。ハーフタイムを挟んだ後半立ち上がり、8分にはゴール前ラインアウト、11分にもテンポ良いアタックからチャンスを作るもそれぞれノットストリート、ノックオンとチャンスを生かしきれず。個々の局面では戦える場面が増え始めるもののスクラムでの力の差はどうすることもできず。スクラムでペナルティを取られては自陣に戻される苦しい時間が続き、29分には自陣ゴール前スクラムでのペナルティが続いてペナルティトライを与えて5-29で敗戦。それでも後半20分過ぎから自陣ゴールラインを背負ってメイジの長い長い攻撃を受け続けるもことごとく跳ね返して凌ぎ切る(スタジアムの観衆からも自然と拍手が沸き起こる)などディフェンスで手応えを得た一戦となった。
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後半、ラインアウトから近場を自ら仕掛けてゲインするSH貝塚陸

■ 2018/6/16 早稲田大1年 12-40 明治大1年 @早大・上井草G  【写真館】
16日、1年早明戦。ワセダは序盤からディフェンスでプレッシャーをかけて敵陣で試合を優位に進める。11分、敵陣ゴール前相手スクラムでプレッシャーをかけてマイボールスクラムのチャンスを得ると、セットアタックから狭いサイドを攻め切ってWTB池本暖が右隅に先制トライ。しかし直後のキックオフでボールを失うと近場を崩されて自陣ゴール前へ、更に密集サイドをパワーで押し切られてトライを与えてしまう。この後、接点の攻防で差し込まれてペナルティが増え始めると自陣での戦いを強いられて34分、ゴール前執拗なサイド攻撃に再び崩されて5-14と失トライ。苦しい時間帯を乗り越えて逆に敵陣に攻め込むと42分、敵陣ラインアウトから左へ順目に繋ぐとCTB小沼宏太がタックルを外して一気の加速、インゴールに飛び込んでトライ。前半終了間際の貴重なチャンスをトライに結びつけ互角の戦いでハーフタイムを迎える。後半立ち上がりもPR小林賢太、FL原朋輝らがディフェンスブレイクダウンで絡んで相手のペナルティを誘い、ボールを奪い返す。しかしSO堀尾健太のPG(失敗)、CTB中西亮太朗のビッグゲインなど再三、得点機を迎えるもスコアをあげられずに終わると後半20分にペナルティから陣地を下げてメイジにトライを奪われる。このトライから試合の流れは一気にメイジへ。ペナルティに加えて、奮闘していたスクラムも崩壊するなど一方的に押し込まれると、3連続トライを与えてノーサイドの笛、ラスト20分に接点での攻防を押し切られて12-40で敗戦した。
(写真)
前半42分、タックルを外して一直線にゴールラインへ。追撃のトライをあげるCTB小沼宏太

■ 2018/6/10 早稲田大 14-59 天理大 @神戸・ユニバー記念競技場  【写真館】
10日、神戸で行われた招待試合(兵庫県ラグビーフェスティバル)・天理大戦。ワセダは序盤から天理の早いディフェンスに苦しんで攻撃のリズムを作れず。一つ一つの接点で押し込まれてペナルティを重ねるとずるずると自陣へ。9分、16分と連続トライを与えて先行を許す。ワセダの反撃は34分、相手スクラムの球出しでSH堀越友太がプレッシャーをかけてマイボールスクラムとすると、一次攻撃でテンポ良くBKが繋いで大外のWTB梅津友喜へ、その梅津がライン際で粘って内へ返したところをCTB伊藤大喜がサポートして左中間にトライ、7-12と点差を詰める。しかし、直後のキックオフ処理を誤り相手にボールを渡すと、天理の圧力に徐々に後退、42分にトライを与えるとハーフタイムを挟んだ後半はターンオーバーからタテ続けに1分、6分とトライを許すなど一気に天理ペースへ。一つ一つの接点で前に出れず、攻め手に欠くワセダはハイパントから活路を見出そうとするも相手の確実なキック処理に有効に機能せず。23分にはSO岸岡智樹のロングパスがインターセプトされるなど攻撃を完全に封じ込まれ、前半堪えていたスクラムでもタテ続けのペナルティからペナルティトライ(37分)とFW、BKともに圧倒されて後半だけで6トライを献上。ワセダは27分、SO岸岡智樹のショートパント(自ら確保)から継続してWTB桑山聖生が左隅に飛び込み一矢報いるものの14-59で完敗した。
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前半34分、スクラムからのセットアタック、リターンパスを受けてインゴールへ走り込むCTB伊藤大貴

■ 2018/6/3 部内マッチ(早稲田大1年生 67-7 早稲田大上級生) @早大・上井草G  【写真館】
3日、部内マッチ。1年生チーム対上級生チームの対戦は速いテンポでボールを動かす1年生に対してスクラムで圧力をかける上級生が一進一退の攻防を繰り広げる。前半14分、1年生チームがCTB中西亮太朗の突破からFW、BK一体となった繋ぎを見せて大きくゲインすると大外に展開して最後はCTB長田智希が左隅にトライ。前半19分、上級生チームがペナルティから敵陣ゴール前に迫るとFW、FWで近場を突いて最後はFL岸野楓が潜り込んでトライ。両チーム1本ずつトライをあげて迎えた前半24分、1年生チームはラック連取から一つ一つの接点を押し込んで前進するとWTB小沼宏太がリターンパスを受けて中央突破、チャンスを広げて最後はWTB河瀬諒介がトライ。このトライを皮切りに接点を完全に制圧、捕まってもレッグドライブで貪欲に前に出る1年生チームが猛攻を仕掛ける。30分にキックチャージからSH河村謙尚。34分PR小林賢太の突破をサポートしたHO横山太一。36分スクラムターンオーバーから一気の逆襲、最後はWTB河瀬諒介。前半だけで5トライをあげて27-7とリードして折り返す。後半に入ると接点に加えてスクラムも優勢に。更にはディフェンスでも次々と上級生相手にターンオーバーと試合の主導権を握った1年生チームは後半も開始からエンジン全開。1分、キックカウンターから繋いでSO堀尾健太-CTB中西亮太朗のコンビで崩してノーホイッスルトライ。BK、FW一体となった繋ぎから自陣からでも面白いようにボールを動かして上級生チームを圧倒すると6分CTB長田智希(落ち着いて相手の防御を見極めた絶妙のコース取り)、12分FL小柳圭輝、17分NO.8小川瑞樹、20分宮下龍樹とトライを追加、35分には自陣から繋いでCTB中西亮太朗がダメ押しトライ、後半も6トライを追加した1年生チームがディフェンスでも粘り強く上級生の攻撃を跳ね返し続けて後半は完封、67-7で圧勝した。
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前半、中央突破でチャンスを広げるCTB中西亮太朗。この日2トライ、仕掛け役として仕留め役としてアタックを牽引。

■ 2018/6/2 早稲田大 55-12 高麗大 @早大・上井草G  【写真館】
2日、韓国・高麗大との定期戦。序盤、ワセダは試合を通じて優位に立ったスクラムで相手の連続ペナルティを誘い出して敵陣深く攻め込む。4分、ゴール前ラインアウトモールでプレッシャーをかけて相手FWの注意を寄せると、ブラインドサイドから顔を出したWTB桑山聖生が近場を抜け出して先制する。更に相手のキックオフミスもあって敵陣で試合を進めると8分、右ラインアウトから連続攻撃、ラックサイドをSH貝塚陸が突破、ディフェンス2人をかわして独走トライをあげる。17分、右ラインアウトからラックを連取、FB梅津友喜が突破すると相手を引き付けてラストパス、CTB桑山淳生がインゴールへ。27分、ゴール前右ラインアウトからモールでプレッシャーをかけると相手がペナルティ、アドバンテージを生かしたSO加藤皓己が自ら切り込み右中間にトライ。42分も同じ形から、アドバンテージを生かしてCTB桑山淳生がトライ。ディフェンスでも要所でボールに絡んで次々とジャッカル、相手にゴールラインを割らせることなく前半を折り返す。後半に入っても12分、ターンオーバーからチャンスを掴んでゴール前ラインアウトモール、十分プレッシャーをかけた後HO鷲野孝成がサイドを突いてトライ。26分、34分とこの後もボールを動かし続けてトライを追加すると、終了間際の43分、ラストワンプレーを自陣から連続攻撃で繋ぎ切って最後はサポートについたFL柴田徹がトライをあげてダメ押し。途中ペナルティが重なって2トライを与えるなど課題を残しながらも55-12で大勝した。
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前半8分、中央ラックから防御のスキを突いて前進、最後はディフェンス2人を振り切って独走トライをあげるSH貝塚陸

■ 2018/5/27 早稲田大 29-31 慶應義塾大 @山梨中銀スタジアム  【写真館】
27日、山梨で行われた春早慶。課題の試合の入りでペナルティが続いて自陣での戦いを強いられると5分、自陣ゴール前スクラムでの球出しにプレッシャーをかけられて先制トライを与えてしまう。ワセダの反撃は14分、ラインアウトから連続攻撃、右サイドで相手ディフェンスの圧力をうまく受け流すとWTB梅津友喜が入れ違って前進、最後はCTB伊藤大貴へと繋いで同点に追い付く。佐藤真吾主将、幸重天の両FLらを中心にブレイクダウン局面で相手に絡んでノットリリースを誘い、ディフェンスからリズムを作ると27分、CTB桑山淳生が外へ、内へとディフェンスを次々に振り切って独走トライ、素晴らしい個人技で勝ち越しに成功する。後半に入って一時追いつかれるものの8分、右ラインアウトから左右に大きくボールを動かし、最後は右サイドでパスを受けたCTB桑山淳生がタッチライン際を快走、2人を振り切って再び勝ち越しのトライ。更に12分、26分とゴール前ラインアウトモールを押し込んでトライを奪うなど29-19とリードを広げる。リザーブ全員(この日は25人のメンバー登録)を投入し、このまま逃げ切りを図りたいところであったが慶應のアタックにディフェンスが後手後手に回ると32分、そして終了間際の42分とトライを与えてサヨナラ負けを喫した。
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前半27分、圧巻の3人抜きで会場を沸かせる独走トライをあげたCTB桑山淳生。この日2トライ。

■ 2018/5/26 早稲田大1年 47-5 慶應義塾大1年 @慶大・日吉G  【写真館】
早稲田大B 26-36 慶應義塾大B 【写真館】

22日、春恒例の1年早慶明。1年生にとって初めてのワセダでの試合は40分一本スクラムノーコンテストの変則マッチ。開始からブレイクダウンでしつこく絡んで相手のノットリリースを次々に誘い出し、ディフェンスから流れを掴むと8分、左ラインアウトからCTB長田智希が上手く数的有利の局面を作り出してFB遠山拓が先制トライをあげる。続く11分には右タッチライン際でディフェンスに絡まれながらもWTB河瀬諒介が抜け出してゲイン、最後はサポートについたSO堀尾健太へと繋いでトライ、リードを広げる。更にディフェンスでプレッシャーをかけ続けて相手のボールコントロールを乱すとCTB中西亮太朗がボールを拾ってゲインしてチャンスメイク。相手のペナルティを挟んで再びCTB中西亮太朗がゲイン、ゴールラインに迫るとFW勝負で最後はFL原朋輝がトライ。20分にもそのFL原朋輝のタックルターンオーバーからPR小林賢太が繋いでWTB小沼宏太がトライ。ディフェンスで相手を圧倒すると、途中出場した選手もアピール、PR阿部対我は強いコンタクトでチームを前に押し出すと、WTB池本暖はカットインで、外勝負で…それぞれ見せ場を作って2トライと活躍、30分に慶應に1トライを許したものの7トライの猛攻で慶應を攻守に圧倒、47-5で大勝した。先立って行われたBチームマッチは終始自陣での戦いを強いられる苦しい展開。数少ないチャンスを大外勝負でモノにしてFB水谷彰裕、WTB佐藤健が長い距離を走ってスコア上は食らいつき、後半20分にNO.8板垣悠太のトライで一時逆転するものの後半29分、34分と連続トライを許して26-36で敗戦した。

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37分、密集の真ん中を突破して独走トライをあげるFL原朋輝。この日2トライ、攻守に存在感を見せた。

■ 2018/5/20 早稲田大 52-24 法政大 @早大・上井草G  【写真館】
20日、春季大会・法政大戦。キックオフリターンからいきなりのラインブレイクを許し、先制トライを与えるものの一つ一つの接点を押し込んでテンポ良くボールを散らすと徐々にワセダペースに。12分、敵陣ゴール前スクラムから狭いサイドをWTB桑山聖生が突くとディフェンス2枚を引き付けてラストパス、WTB安部勇佑が右隅に飛び込んで同点に追い付く。SO岸岡智樹のキックでエリアをマネジメント、自陣から仕掛けてくる相手に対して前に出るディフェンスでプレッシャーをかけてミスを誘い出すなど、敵陣で試合を有利に進めると16分、ゴール前ラインアウトモールを押し込みトライ。24分、同じゴール前ラインアウトモールから今度はBK展開、SO岸岡智樹が大外のスペースにボールを素早く運ぶとワンバウンドで落ち着いてキャッチしたWTB安部勇佑がトライ、前半を19-5で折り返す。後半に入り、5分ラインアウトスチールから大外展開、WTB桑山聖生がチャンスメイクし2対1の状況を作り出すと落ち着いてCTB桑山淳生へラストパス、兄弟のコンビネーションでトライをあげる。後半も前に出るディフェンスが機能してカウンターラック、そして相手のハンドリングの乱れをついてボールを次々に奪い取ると10分LO松井丈典、14分CTB桑山淳生とトライを追加、法政を突き放す。この後もこの日再三攻撃の起点となったWTB桑山聖生の突進から2トライをあげるなど52得点。一方で後半の後半はペナルティが重なって、自陣に押し込められる時間帯も。43分にチームとしての反則の繰り返しからシンビンを宣告されると45分にはペナルティトライを献上するなど、最後はペナルティでリズムを崩したままノーサイドの笛。前に出るディフェンスが機能する一方で課題を残した。
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後半10分、敵陣ゴール前でスピードに乗って走り込みインゴールに飛び込むLO松井丈典

■ 2018/5/13 早稲田大 69-0 中央大 @早大・上井草G  【写真館】
13日、春季大会・中央大戦。序盤からSO岸岡智樹のスペースを突くキックでエリアの優位性を持って試合を進めると8分、相手キックのカウンターアタックからそのSO岸岡智樹が抜け出すとサポートについたCTB伊藤大貴がトライ、先制する。更に14分、この日再三のゲインでチャンスメイクしたWTB桑山聖生の突破から敵陣に攻め込むとゴール前中央スクラムから一次攻撃でCTB伊藤大貴がディフェンスの間を抜け出し連続トライ。流れを掴んだ早稲田は21分、一つ一つの接点で前に出て、相手のペナルティを誘い出すとアドバンテージを生かしてSO岸岡智樹が大外へキックパス、ダイレクトキャッチしたWTB安部勇佑が巧く体を反転させて相手を振り切ってトライ。この後もディフェンスブレイクダウンで機を見て殺到、ことごとく相手のボールを奪い返しては、一気にワイドに振ってトライを量産。27分岸岡智樹、31分と35分には桑山聖生が走り切って38-0として前半を折り返す。後半に入ってもSO岸岡智樹、FB梅津友喜のキックで敵陣で試合を進めるワセダは11分、ゴール前ラインアウトモールを押し込んでトライをあげると、アンストラクチャーな局面から次々と仕掛けて中央大防御を崩してトライを追加。後半42分には相手のパスミスを誘い、こぼれたところをSO岸岡智樹が足にかけて前進、ゴール前で自ら拾ってインゴールへ駆け込み、この日自身4コめのトライでダメ押し。ディフェンスでも終始、前に出続けて相手にプレッシャーをかけ続けると、ピンチの局面でもボールに絡んで再三のターンオーバー、中央大にゴールラインを割らせることなく完封した。
(写真)
前半14分、敵陣ゴール前、ディフェンスの間をすり抜けて連続トライをあげるCTB伊藤大貴

■ 2018/5/12 早稲田大C 106-0 一橋大 @早大・上井草G  【写真館】
12日、対抗戦B・一橋大との練習試合。開始2分、右ラインアウトから連続攻撃で左サイドをWTB佐藤健が抜け出すと内にサポートについたCTB桑山淳生へと繋いで先制する。更にSO島本雄太のキックで敵陣に侵入、9分、14分とセットアタックで余ったWTB島田雄大が連続トライをあげるとこの後もスクラム、モールを押し込んで相手ディフェンスの注意を引き付けたところを23分SO島本雄太、27分FB神山隆太が突いてトライ、一橋大を圧倒する。30分、キックオフリターンからCTB桑山淳生が個人技でノーホイッスルトライをあげるなど前半だけで7トライ、47-0とリードして前半を折り返す。メンバーをほぼ全員入替えて臨んだ後半は序盤こそ細かいミスが続いて波に乗れなかったものの11分にラインアウトモールからHO鷲野孝成がトライをあげて猛攻の口火を切ると、19分キックオフリターンから繋いでノーホイッスルトライ、25分ゴール前ペナルティからスクラムトライとスピード、パワーで相手を圧倒。この後もこの後もFW、BK一体となった攻撃から27分、32分、35分、37分、40分と次々とインゴールへ飛び込んで終わってみれば106得点。ディフェンスでも要所で孤立した相手に絡んでボールを奪い返すなど危なげなく完封、圧勝した。
(写真)
後半32分、相手をチェンジオブペースで振り切って左隅に飛び込む途中出場のFB水谷彰裕

■ 2018/5/5 早稲田大 21-38 筑波大 @筑波大G  【写真館】
5日、春季大会2戦目は同じ対抗戦の筑波大と敵地で対戦。試合開始早々、いきなりのペナルティから長い時間自陣での戦いを強いられるも、相手のハンドリングエラーにも助けられて無失点で序盤を何とか堪える。先制は20分、短いパスを繋いでディフェンス裏に出かかったところでパスが相手に渡ってしまい、ここから逆襲を受けてトライを献上する。更に29分にもSO加藤晧己、SH貝塚陸と繋いで敵陣深く攻め入ったところでパスミス、こぼれ球を相手WTBに足にかけられて再び失トライ、攻め込んだところでのミスを連続で切り返されて相手にリードを許す。ワセダは敵陣ラインアウトでの好機をノットストレートで逃すなど、押され気味のスクラムと合わせて攻撃の起点が落ち着かず思うようなアタックを繰り出せないまま37分(トライ)、41分(PG)、更にはハーフタイムを挟んだ後半7分にもマイボールスクラムから球出しが乱れたところを拾われてトライを献上、0-31と一方的な展開に。悪い流れを変えたのは交替で投入されたFB岸岡智樹。後半15分に投入されると相手のスペースを突いたキックで徐々に敵陣での攻撃時間が増え始める。20分、マイボールスクラムから巧く入れ違ったSH貝塚陸がゲイン、FL佐藤真吾主将へと繋いでチャンスを広げると連続攻撃、最後はPR鶴川達彦が押し込んでトライ、反撃の狼煙を上げる。更に28分、敵陣深くでのペナルティからスクラムを選択、一次攻撃からSO加藤晧己が自ら切り込んでポスト真下にトライ。33分にはFB岸岡智樹が相手を背走させるキックを蹴りこんだところから相手の処理ミスを突いて連続攻撃、最後はWTB梅津友喜がゴール前に迫り、倒れながらもCTB伊藤大貴へと繋いでトライ、怒涛の3連続トライで筑波に迫るものの反撃もここまで。終了間際に逆にトライを奪われて38-21で敗戦した。
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後半、相手のタックルを受けながらも突進するFL佐藤真吾主将。この突破からこの試合初トライへと繋がる。

■ 2018/4/29 早稲田大 82-5 朝日大 @岐阜・長良川球技メドウ  【写真館】
29日、岐阜で行われた招待試合・朝日大戦。キックオフから相手の攻撃を受け続けて自陣で耐える時間帯が続く。相手のミスにも助けられて約10分間を無失点で切り抜けると10分、相手ラインアウトのこぼれ球を拾ってBK展開、CTB伊藤大貴が抜け出し、最後はWTB梅津友喜へと繋いでトライ、先制する。この後も、ペナルティが重なって自陣でのディフェンスが続くと17分、相手外国人選手に走られて同点トライを与えてしまう。20分を過ぎるとワセダはボールを大きく動かして活路を見出す。21分、CTB伊藤大貴が外のスペースをゲインしてチャンスメイク、右へ左へとボールを動かすと最後はゴール前で走り込んだLO松井丈典が力勝負でディフェンスを突き破ってトライ。27分、キックカウンターからWTB梅津友喜がゲイン、相手のディフェンスが崩れたスキをNO.8丸尾崇真が突いてトライ。33分、ラックでのターンオーバーから大外に振ってWTB桑山聖生。37分、カウンターからSO加藤皓己が中央突破、外側に振って再びWTB桑山聖生。4連続トライで27-5と朝日大を突き放して前半を折り返す。後半に入るとワセダの攻撃は更にテンポアップ。開始早々、ゴール前右ラインアウトから攻撃を継続、最後はLO松井丈典が近場を突き破ってトライ、猛攻の口火を切る。12分、右ラインアウトからCTB平井亮佑が抜け出してトライ。20分、スクラムからボールをワイドに動かして右タッチライン際をFB児玉響介が走り切ってトライ。この後も自在のアタックで朝日大に反撃のスキを与えず。FW、BKが自在に走り回って26分、29分、32分、34分、39分、42分とタテ続けにインゴールを陥れて後半だけで9トライの猛攻、82-5で圧勝した。
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後半34分、左ラインアウトからパスを受け、スピードでBKをも振り切る会心のトライをあげた途中出場のFL板垣悠太

■ 2018/4/28 早稲田大 90-10 東京大 @東大・駒場G  【写真館】
28日、東大との定期戦。開始2分、相手のキック処理ミスからゴール前ラインアウトのチャンスを迎えるとFWが一塊となってモールをプッシュ、FL佐藤真吾主将がインゴールでボールを抑えて先制する。更にFL佐藤真吾のハードタックルなどで、相手を自陣に釘付けにすると10分、スクラムからのBK攻撃でブラインドサイドから顔を出したWTB宮内隆貢が突破、CTBフリン勝音へと繋いでトライ。続く11分にもキックオフリターンからFWで繋いで敵陣に入ると最後はFL佐藤真吾主将が抜け出してノーホイッスルトライ、東大を突き放しにかかる。この後も18分、タックルターンオーバーから繋いでWTB宮内隆貢。21分、ゴール前スクラムからスクラムトライ。24分、キックオフリターンからフロントローで繋いで再びFL佐藤真吾主将がノーホイッスルトライ。37分、セットプレーからボールを順目に動かし続けたところで一転逆目を突いてSO岸岡智樹。40分、ゴール前ラインアウトモールを押し切ってトライ。バリエーション豊かな攻撃で8トライの猛攻、50-0で前半を折り返す。後半に入ってペナルティを速攻で切り出すなど更なるテンポアップを図ると7分のFB南徹哉のトライを皮切りにこの後、交替選手も躍動、CTB松本悠汰が2トライをあげるなど後半も6トライを追加。途中、ペナルティが重なり東大に攻め込まれてセットプレーから2トライを与えるなど課題も残したが90-10で圧勝した。
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後半24分、キックオフリターンからゲインを重ねて最後はFL佐藤真吾主将が抜け出しノーホイッスルトライをあげる

■ 2018/4/22 早稲田大 22-32 日本体育大 @早大・上井草G  【写真館】
早稲田大B 50-22 日本体育大B 【写真館】
早稲田大C 59-0 日本体育大C 【写真館】

春季大会初戦・日本体育大戦。開始2分、相手BKにディフェンスを崩されると最後も相手WTBにスピードで振り切られて先制トライを許す。更に7分、PGを決められて序盤0-10とリードを許す。ワセダの反撃は15分過ぎから。17分、左ラインアウトからBK展開、CTB伊藤大貴が抜け出して独走トライをあげると28分、敵陣ゴール前ラインアウトモールを起点にラックを連取、SH貝塚陸がラックサイドを突いてトライ、同点に追い付く。37分にこの日苦しめられた相手の外国人選手に突破されて勝ち越されるも39分、キックオフから繋ぐと逆目に走り込んだFB岸岡智樹がミスマッチを突いて突破、独走トライ。取って取られての接戦は15-20でハーフタイムを迎える。後半に入ってフロントローを昨年度の第一列に入替えると12分、スクラムでプレッシャーをかけて相手のペナルティを誘う。13分、確実にタッチに出して迎えたゴール前ラインアウトモールから最後はSO加藤皓己がタテを突いてトライ、逆転に成功する。一気に引き離したいところもハンドリングエラーでリズムを崩して乗り切れず、22分に逆転トライを与えると、終了間際の39分、ワセダが連続攻撃で徐々に前進、敵陣に攻め入ったところで痛恨のパスミス…ここから一気に繋がれて逆にダメ押しトライを献上、ミスが最後まで響き22-32で春季大会黒星スタートとなった。

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前半、好サポートから走力を生かして一気にゴール前に迫るHO宮里侑樹

■ 2018/4/15 東日本大学セブンズ @秩父宮ラグビー場  【写真館】
15日、春セブンズシリーズ2戦目は東日本大学セブンズ。初戦の相手は北海道大。相手キックオフを確実にキャッチして右に左にボールをゆっくり繋いで、相手防御を見極めると左サイドを佐々木尚-梅津友喜で攻略、敵陣深く攻め入る。ここから右に展開、桑山聖生がディフェンスを突破してノーホイッスルトライで先制する。3分、続くキックオフも桑山聖生が好捕、ボールを保持し続けると右サイドを佐々木尚が仕掛けてトライ。更に6分にもスクラムを起点としたアタックから再び佐々木尚が抜け出してトライ、前半を17-0で折り返す。後半に入り1分、自陣で得たペナルティから素早く仕掛けると左サイドを丸尾崇真が独走してトライ。3分、敵陣ゴール前ペナルティから貝塚陸が仕掛けて中央突破、連続トライで北海道大を突き放しにかかると5分、7分とターンオーバーから鋭く切り返して加藤晧己、丸尾崇真が独走トライでダメ押し、ディフェンスでも危なげなく相手を無得点に封じ込め、43-0で完勝した。

2回戦・流通経済大戦。YC&ACセブンズのリベンジマッチは前半、マイボールを確実にキープしながら攻撃機会を窺うと2分、佐々木尚のビッグゲインからチャンスを掴んで最後は岸岡智樹が中央突破、先制トライをあげる。続くキックオフも桑山聖生が競り合って確保すると、ここもじっくりとキープ、流通経済大に攻撃時間を与えない。前半終了間際にペナルティが重なってトライを許すものの前半をリードして折り返す。後半に入って1分、丸尾崇真と佐々木尚の連携から佐々木尚がタッチライン際を快走、ここは相手外国人選手のバッキングに阻まれるも敵陣深く攻め入る。続く2分に相手のノックオンターンオーバーから切り返して梅津友喜がトライ、更には岸岡智樹の難しい角度からのコンバージョンも決まって14-5とリードを広げると、この後1トライを返されるものの最後までボールキープで相手の攻撃機会を消し去って逃げ切り勝ち、岸岡智樹のキックの精度が光って準決勝進出を決めた。

準決勝・明治大戦。3分、ラックで佐藤健が絡んで相手の反則を誘うと岸岡智樹が相手のスキを突いてクイックスタート、ガラ空きのスペースを駆け抜けて先制する。5分、キックオフから一気に切り返されて同点とされるも7分、スクラムから繋いで最後は佐藤健、タックルに捕まりながら、相手に囲まれながら、その度に切り抜けてあれよあれよという間にインゴールへ。渾身のダイブでチームに勢いを与える勝ち越しトライ、前半を14-7とリードして折り返す。後半に入って30秒メイジ、2分ワセダ(丸尾崇真)、5分メイジと取って取られてのシーソーゲームの決着は後半7分。ワセダが攻め込んだところでパスが乱れるとここからメイジの逆襲を受けてサヨナラトライを献上、21-28で接戦を落として決勝進出はならなかった。

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明治大戦。前半7分、ディフェンスを次々に突破して一人で局面を打開、会心のトライをあげる佐藤健

■ 2018/4/14 入部式 @早大・上井草G  【写真館】
14日、上井草グラウンドで行われた18年度入部式。真っ白なジャージに身を包んだ33名の新入部員がメイングラウンドに整列します。式の初めに島田部長、大東ROB会長から新入部員に対して言葉が送られます。続いてマイクを取った相良南海夫監督は新入部員に「100周年というメモリアルイヤーの新入部員。OBが積み上げてきた歴史、努力…その重みをひしひしと感じ、誇り、歴史を受け継ぐ責任を強く感じて4年間過ごして欲しい。」と挨拶、続けてこの入部式がスタートラインであり、大学日本一に向けて、日々の練習が全てと新チームスタートの一日に1年生を含む全部員に熱く語りかけます。続いて新入部員が一人ずつ決意表明、「大学日本一になる!」「荒ぶるを歌う!」「アカクロジャージを着る!」…33人がそれぞれの思いを力強く言葉に乗せます。33人のラスト、新人総代を務めたのは中西亮太朗選手(早稲田実)。「僕達1年生は花園で優勝した者もいれば、浪人して入部した者、様々な人間がいます。その様々な個性を生かし、伸ばしながら、かつ日本一という確固たる目標に向けて選手、切磋琢磨して日々精進していきます。」と1年生を代表して宣言します。最後は佐藤真吾主将、集まったOBやファンに大学日本一奪還に向けて全部員一丸となって取り組むことを誓い、部歌「北風」斉唱で入部式は滞りなく終了、新たな仲間を迎え入れ、ここからチーム佐藤の18年度シーズンが本格始動します。
(写真)
ポスト下で集合写真。選手28名、スタッフ5名、33名の新入部員がワセダでの4年間をスタートさせた。

■ 2018/4/1 YC&ACセブンズ @横浜山手・YC&AC G  【写真館】
桜咲く横浜山手の高台にあるグラウンドで行われた春恒例のYC&ACセブンズ。初戦の相手は中央大。キックオフボールの競り合いでノックオン、相手ボールスクラムで試合が動き出すも、岸岡智樹がディフェンスでプレッシャーをかけてすぐさまボールを取り返す。中野将伍に何度もボールを渡して相手の注意を引き付けると1分岸岡智樹、4分桑山聖生と敵陣ゴール前で仕掛けてゴールラインをこじあける。6分には中野将伍へのパスダミーから岸岡智樹が巧く抜け出して50メートル近くを独走、3連続トライで主導権を握り前半を折り返す。後半に入ってもボールをキープすれば確実にインゴールへ。1分、攻め急がずじっくりボールを繋いで中野将伍が右隅に飛び込むと5分、自陣からタッチライン際を大きくゲインした丸尾崇真からサポートについた桑山聖生に繋いでトライを重ねる。6分にも加藤晧己の仕掛けに反応した桑山淳生がアングルを変えた走りこみから鮮やかに抜け出してポスト真下にダメ押しトライ、40-7で快勝した。

2回戦はトップリーグチーム・日野自動車戦。マイボールキックオフを桑山聖生が再三絡んで味方側にボールを落とし、試合の主導権を握ると2分、ディフェンス裏のインゴールに岸岡智樹が絶妙のショートパント、自ら抑えて先制する。4分に相手に大外のスペースを崩されて同点に追いつかれるも前半終了間際、自陣から繋いで最後は桑山淳生が走り切ってトライ、勝ち越して前半を折り返す。後半立ち上がり、キックオフを自陣から繋いで最後は丸尾崇真が素晴らしいスピードでディフェンスを振り切るノーホイッスルトライで試合の流れを呼び込む。2分、伊藤大貴の仕掛けに反応して再び丸尾崇真がトライをあげて突き放しにかかると4分、再びマイボールキックオフに絡んだ桑山聖生が味方側にタップ、ここから大外のスペースを佐々木尚-桑山淳生のコンビで攻略、ダメ押しトライをあげて33-7と快勝した。

準決勝・流通経済大戦。強い風が吹き付ける中、2回戦とは一転してキックオフが狙い通りといかず、連続してノット10メートルとなり相手に主導権を与える。開始40秒過ぎに相手外国人選手2人に繋がれて先制トライを許すと、5分にもトライを与える苦しい展開。ワセダも2分、大外のスペースを丸尾崇真がゲイン、タックルに一度は捕まりながらもふりほどいて独走トライ。更に前半終了間際にも岸岡智樹がトライをあげて前半を同点として折り返す。勝負の後半、立ち上がりにペナルティから相手外国人選手のストライドの大きいステップに翻弄されてトライを与えると勝負所の後半4分、敵陣に攻め込んだところで取りきれず逆に相手に切り返されてトライを献上。ワセダも再三、外のスペースを佐々木尚がゲインしてインゴールに迫るもゴールラインに届かず、14-24で敗戦…大会連覇とはならなかった。

(写真)
日野自動車戦。後半2分、ディフェンスの追走を振り切って連続トライをあげる丸尾崇真