■ 2017/1/15 桑野組追い出し試合 @早大・上井草G  【写真館】
快晴の青空の下、桑野組追い出し試合が上井草グラウンドで行われました。アカクロジャージに身を包んだ桑野組は、下級生選抜との対戦でこの一年強化に取り組んできたスクラムでペナルティを引き出すなど拘りを見せます。下級生の配慮(?)もあって終始攻撃を継続する4年生は山崎海学生コーチのトライで先制、このままリードを保ってノーサイドかと思われたものの終了間際に下級生チームにトライを許して引き分けでノーサイドの笛。この後、3年生、2年生、1年生と順に対戦していくに連れて、試合は例年通り和やかモードに…次々に1対1の果し合いが行われます。市瀬奨一郎主務に大藤伊織副務が挑めば、貝塚隼一郎選手に貝塚陸選手が挑む兄弟対決も。平賀実莉マネージャーら女性スタッフもグラウンドに入って、最後のラグビーを28人全員で楽しむと、試合後にはサブグラウンドで後輩達と記念撮影。4年生の名前を呼ぶ声と笑い声がいつまでも絶えず、グラウンドに響き渡っていました。
(写真)桑野詠真主将(右)と加藤広人新主将。大学日本一の夢が受け継がれていく。

■ 2016/12/17 早稲田大 31-47 同志社大 @花園ラグビー場
大学選手権準々決勝、アウェイ花園で同志社大との一戦。ワセダキックオフで始まった試合はFL加藤広人の競り合いからマイボールキープ、幸先良く敵陣でアタックを仕掛けるもノットリリースの反則。続くラインアウトからの同志社BK陣のアタックにディフェンスが崩されていきなり先制トライを与えると、15分、21分と同志社BKにスペースを崩されて連続トライを献上する。28分、ワセダも敵陣ゴール前スクラムの絶好のチャンスを掴むも逆にペナルティを犯し、得点を奪えずに終わるとこの後も33分、39分と連続トライを献上、キックオフをFL加藤広人に競らせてことごとくマイボールにするも同志社の鋭く前に出るディフェンスにチャンスの芽を摘み取られて前半を0-33で折り返す。後半立ち上がり早々にも失点して40点差、後のなくなった後半11分、ゴール前左ラインアウトモールからHO貝塚隼一郎がインゴールに飛び込んで反撃開始、優位に立ったスクラム戦で相手のシンビンを誘い出して更に起点で優位に立つと21分、SO岸岡智樹のディフェンス裏のショートパントをWTB梅津友喜が相手に競り勝ってインゴールでキャッチ。25分、スクラムからの一次攻撃でWTB本田宗詩が抜け出してトライ。36分、右ラインアウトからの攻撃でFL加藤広人が抜け出してゴール前に迫るとPR千葉太一が密集サイドを力で押し込んでトライ。39分にもSO岸岡智樹がスペースを見つけて自ら切り込んでトライ。怒涛のトライラッシュで反撃するも前半の失点はあまりにも重く31-47でノーサイドの笛。早慶戦、早明戦を乗り越えて上昇曲線に乗りかけていた桑野組の2016年度シーズンは早すぎる終了を迎えた。
■ 2016/12/4 早稲田大 24-22 明治大 @秩父宮ラグビー場  【写真館】
対抗戦最終戦・早明戦。序盤はメイジのペース。9分敵陣ラインアウトで確保に失敗するとそこから大きく蹴り返されて一気にピンチに。一旦はSH齋藤直人がタッチに蹴り出して逃れるもメイジのクイックスローに反応が遅れて先制トライを献上、20分にも自陣でのノットロールアウェイからPGを決められて0-10とリードを奪われる。試合を立て直したのはスクラム戦。24分、相手にプレッシャーをかけてコラプシングを奪うと直後のラインアウトからサインプレー、WTB本田宗詩がブラインドから顔を出して一気に抜け出して独走トライ、反撃の狼煙をあげる。更に30分にもスクラムで相手コラプシングを奪うと直後のラインアウトからのアタックでメイジがオフサイドの反則、これをPGで3点に変えて10-10と同点として、ハーフタイムを迎える。後半に入ってもゴール前で相手にスクラムでプレッシャーをかけ続けて優位に立つと8分、メイジがスクラムを崩したところでついに認定トライの判定、この試合初めてリードを奪う。相手シンビンもあって、一気に畳み掛けたいところであったが、逆にメイジの攻撃を受ける時間帯が続き16分、21分と連続トライを献上、再び逆転を許す。メイジの時間帯、ワセダの時間帯がクッキリ分かれた試合で最後の10分を制したのはワセダ。またもスクラムでの相手コラプシングを誘い出して、敵陣ラインアウトのチャンスを迎えると連続攻撃から最後はCTB中野将伍が中央突破、ゴール真下にトライをあげて(ゴール成功)再逆転、この後自陣でヒヤリとする時間帯もあったものの24-22で逃げ切って早明戦勝利、対抗戦2位となり大学選手権のシード枠を確保した。
(写真)前半25分、サインプレーで一気に抜け出してこの試合初トライをあげるWTB本田宗詩

■ 2016/11/23 早稲田大 25-23 慶應義塾大 @秩父宮ラグビー場  【写真館】
伝統の早慶戦。試合はいきなり動き出す。3分、敵陣ラインアウトから順目、順目に攻め、NO.8宮里侑樹、CTB黒木健人らのタテでゴール前に迫るとSO岸岡智樹が好判断、逆サイドに大きく拓けたスペースに狙いすましたキックパスを送るとWTB本田宗詩が落ち着いてキャッチ、そのままインゴールにボールを置いて先制する。9分、自陣マイボールスクラムでプレッシャーを受けてターンオーバーを許すと最後はディフェンス裏のスペースにキックを転がされ相手WTBにトライを献上。19分にも、密集のブラインドサイドを相手FLに走られるとタックルが次々と外れて独走トライ、逆転を許す。それでも優位に立ったスクラム、相手ボールに執拗にプレッシャーをかけたラインアウトとセットプレーで相手を崩して、流れを取り戻したワセダは28分、カウンターから繋いで最後はSO岸岡智樹のロングパスをタッチライン際で受けたHO貝塚隼一郎がトライ、37分、ラインアウトから連続攻撃、SO岸岡智樹のディフェンス裏へのキックに反応したWTB梅津友喜がインゴールで相手に競り勝ってトライ、ルーキー司令塔がゲームを支配して15-13と逆転、前半を折り返す。後半に入り、6分にPGを決められ逆転を許すと、接点で拘りを見せ始めたケイオーの圧力を受ける時間帯が続き、ピンチの連続。相手のミスや要所でのターンオーバーで凌ぎきると22分、敵陣でCTB中野将伍がタテ突進したところにWTB本田宗詩が反応、オフロードパスが通って再逆転に成功。26分にケイオーにトライを与えるも、30分連続攻撃からPR鶴川達彦が絶妙のパスをタッチライン際のFL加藤広人に通すとその加藤がディフェンス3人を振り切って再々逆転となるトライ。この後相手の再三にキックミスに助けられて、25-23で辛くも逃げ切って早慶戦勝利、春大敗のリベンジを果たした。
(写真)後半22分、ディフェンスに絡まれながらもグラウンディング、この日2本目のトライをあげるエースWTB本田宗詩

■ 2016/11/6 早稲田大 3-75 帝京大 @秩父宮ラグビー場  【写真館】
王者・帝京大との大一番。ワセダキックオフで始まった試合は1分、相手ペナルティから確実にPGを選択、SO岸岡智樹が決めて先制する。しかし直後の2分、帝京キックオフを相手にキープされると相手BKの素早いムーブに対応が遅れてノーホッスルトライ、更に6分、自陣でターンオーバーされるとそこから外のスペースへとボールを運ばれてトライ、あっという間に帝京に逆転を許す。11分にゴール前ラインアウトモールのチャンスを掴むものの最後はNO.8宮里侑樹が孤立、ノットリリースの判定でチャンスを逃すと、16分、19分とタテ続けにゴール前ピンチを凌ぎきれずに失点、序盤の20分で3-28と点差を広げられる。ここから前半20分過ぎ、終了間際と2度敵陣深くでチャンスからスクラムを選択。チームの軸となるセットプレーから活路を見出そうとするものの帝京の分厚いディフェンスを崩し切れず、結局3-35で前半を折り返す。後半に入って2分、最初のスクラムで相手のコラプシングを誘う(スクラムは全体的に優勢)。ここからアタックを継続するもののハンドリングが乱れたところを相手にインターセプトされて後半も先手を奪われると、この後もアタックを継続しても一人目が孤立、度々ノットリリースを取られて攻撃の芽を摘まれるとペナルティからの速攻に対応が遅れてタテ続けにトライを献上、後半も6トライを追加されて75失点、接点の攻防で完全に後手を踏んで完敗した。
(写真)前半、タックルをかいくぐって突進、ゴールラインに迫るルーキーCTB中野将伍

■ 2016/10/30 早稲田大B 62-7 日本大B @早大・上井草G  【写真館】
早稲田大C 54-36 日本大C 【写真館】

Jr選手権第4戦、ワセダのキックオフを相手がノックオン。いきなり迎えたファーストスクラムでプレッシャーをかけて相手のペナルティを誘うと、ゴール前ラインアウトモールを押し込んで先制トライ、開始1分あっさりと先制する。更にFL増原龍之介、CTB高橋吾郎の好タックルで次々と相手のペナルティを引き出すと6分ゴール前ラインアウトモール、8分SH杉本頼亮の速攻から最後はWTB勝浦秋とトライを重ねてリードを広げる。この後も接点で相手を圧倒、16分にはゴール前ラインアウトから順目、順目とFWが加速してボールをもらって最後はLO吉満慎吾がディフェンスを押し込んでトライをあげると、この後もWTB緒形岳の連続トライなどで3トライを追加、41-0として前半で勝負を決める。後半に入るとメンバー交替もあってスクラムで逆に煽られるなどペースダウン、それでも19分、スクラムからFB佐々木尚が仕掛けてディフェンスを引き寄せるとWTB緒形岳へとラストパス。36分には逆にWTB緒形岳の仕掛けからFB佐々木尚へと繋いでビッグゲイン、サポートについた緒形岳がSH役となってパスアウトしたボールにCTBフリン勝音が走りこんでダメ押しトライ、62-7で快勝した。

(写真)前半38分、FB佐々木尚とのコンビでディフェンスを崩してトライをあげるWTB緒形岳。この日ハットトリックの活躍


■ 2016/10/23 早稲田大 48-19 青山学院大 @上柚木公園陸上競技場  【写真館】
対抗戦、八王子(上柚木)での青山学院大戦。ワセダはキックオフをルーキーFL三浦駿平が好捕、開始早々から敵陣深くでチャンスを迎えるも、ゴール前ラインアウトでノットストレート、スクラムでも圧倒的に優位に立ちながらも決めきれずと得点に結び付けられず。この後、中盤での攻防が続いて両者無得点のまま20分が経過、均衡が破れたのは23分。磐石のスクラムから8-9で仕掛けて大外をWTB本田宗詩がゲイン、相手が犯したペナルティからゴール前ラインアウトのチャンスを掴むと今度はしっかりとモールを押し切って先制する(HO貝塚隼一郎)。続く26分、キックオフからFB梅津友喜がビッグゲインでチャンスを掴むとSO岸岡智樹のディフェンス裏へのキックをPR千葉太一がチェイス、キック処理した相手を捕えると怒涛のラッシュでターンオーバー、すかさず大外に振ると再びFB梅津友喜が顔を出してそのままインゴールへ、鮮やかなノーホイッスルトライで流れを引き寄せる。34分にもスクラムで得たペナルティからゴール前ラインアウトモール、アングルを上手く変えながらHO貝塚隼一郎がインゴールへ。前半終了間際にペナルティが続いてトライを返されるも後半u6分、左中間スクラムを20メートル近く押し込むと相手が溜まらずコラプシング、そのままペナルティトライの判定が下されてFW陣で再び流れを引き寄せるとBK陣も奮起。13分、CTB中野将伍のタテ突進からのオフロードパスをWTB本田宗詩へと繋ぐと、その本田が走りきってトライをあげる。17分FB梅津友喜、33分WTB桑山聖生とバックスリーがそれぞれに持ち味を発揮して畳み掛けて青山学院を突き放すとトドメは37分CTB中野将伍。一次攻撃から相手を吹っ飛ばして中央にトライ、48-19で勝利を収めた。
(写真)後半37分、一次攻撃でタックルを吹っ飛ばしてダメ押しトライをあげるルーキーCTB中野将伍。この日も破壊力十分のプレーでチームを牽引。

■ 2016/10/16 早稲田大 45-40 日本体育大 @高崎・浜川競技場  【写真館】
対抗戦中盤戦、高崎に遠征しての日本体育大戦。序盤はワセダがスクラムで優位に立ってペースを掴む。4分、敵陣深くでのスクラムを押し込み、WTB桑山聖生のタテでゴール前に迫ると最後はラックサイドを突いたルーキーSH齋藤直人が先制トライ。更に10分には相手ボールスクラムにプレッシャーをかけてターンオーバー、CTB中野将伍のタテから最後はFB梅津友喜がトライ。しかし13分、相手ラインアウトからのBK攻撃に一発でトライを与え、更には自らのペナルティ、ハンドリングエラーでリズムを崩すとゲームは一気に混戦に。20分に逆転トライを許すものの安定したセットプレーを起点に31分CTB黒木健人、37分CTB中野将伍、後半2分FL三浦駿平(モール)とハーフタイムを挟んで3連続トライで33-14とリードを広げる。それでも6分、12分と相手BKのスピードにディフェンスが切り裂かれて連続トライを献上、点差を詰められる。この後も16分ワセダSO岸岡智樹、22分日体、32分ワセダHO貝塚隼一郎(モール)、42分日体…と常にリードを奪いながらもトライを取れば、トライを与えての繰り返し、最後まで試合の流れを引き寄せられないまま45-40でノーサイドの笛。日本体育大のスピード感溢れるアタックに苦しめられての辛勝となった。
(写真)前半、ラックからボールを持ち出すルーキーSH齋藤直人。サイドを突いての先制トライなど冷静な判断がキラリ。

■ 2016/10/9 早稲田大B 7-37 筑波大B @筑波大G  【写真館】
Jr選手権第3戦、敵地に乗り込んだワセダは開始早々敵陣ゴール前ラインアウトのチャンスを掴む。しかしラインアウトのコンビネーションが合わずに好機を逸するとノックオンターンオーバーから逆襲を受けて先制を許し、更には17分にもトライを献上して筑波に先行される。この後もスクラムでペナルティを誘って敵陣に入り込みながらもラインアウトが壊滅状態、立て続けに攻撃権を失い、流れを引き寄せられず。前半終了間際、CTB高橋吾郎のチャージから一気にゴール前に迫ると、スクラム→相手ペナルティ→またスクラム…とスクラムに拘り続けて最後は相手がスクラムを崩したところでペナルティトライの判定、7-15と点差を詰めて前半を折り返す。後半に入ってブレイクダウンでの拘りを見せてターンオーバーを何度か見せて、流れを変えかけるもののラインアウトは変わらず安定感を欠いたまま。3分にマイボールラインアウトのこぼれ球を繋がれてトライを与えると、10分過ぎにはFB水谷彰裕のビッグゲインからゴール前で猛攻、20分過ぎには相手ペナルティから再びゴール前スクラム勝負。しかしいずれもチャンスを生かし切れずに終わると、頼みのスクラムも徐々に勢いを失う。25分にはマイボールスクラムでプレッシャーを受けてボールを奪われてダメ押しのトライを献上、セットプレーが落ち着かずに攻撃の起点を失ったワセダはこの後も27分、34分と連続トライを献上して、7-37の完敗に終わった。
(写真)前半、ビッグゲインから敵陣ゴールライン目前まで迫るCTB高橋吾郎

■ 2016/10/2 早稲田大 46-12 筑波大 @秩父宮ラグビー場  【写真館】
対抗戦序盤のヤマ、筑波大戦。序盤からスクラムでプレッシャーをかけて相手ペナルティを誘うとタッチキックから、ゴール前へ。6分、左ラインアウトからFW勝負でラックを重ねると最後はSO岸岡智樹のディフェンス裏へのキックをインゴールでWTB桑山聖生が抑えて先制する。更に14分、ゴール前右ラインアウトからモールを形成して前進、最後はPR千葉太一が抜け出してトライをあげて序盤10-0とリードを広げる。SH齋藤直人のハイパント、SO岸岡智樹のスペースを見極めたキックとHB団の確実なエリアマネジメントで試合を優位に進めるワセダは32分、右ラインアウトからラックを継続、最後はSO岸岡智樹のキックパスをFL加藤広人が競り合いを制してキャッチ、そのままインゴールへと駆け込みトライを追加する。35分にもターンオーバーからSH齋藤直人がキック、チェイスしたWTB桑山聖生がタッチライン際で拾って内へ折り返し、最後はサポートについたFB梅津友喜がインゴールへ、前半を24-0として折り返す。後半立ち上がり、ハンドリングミスやペナルティで攻撃権を失うと自陣での時間が長くなり、8分、24分とトライを与えて12点差に詰め寄られる重苦しい雰囲気に。この局面を打開したのはルーキーCTB中野将伍。27分、左ラインアウトのクイックスローからラックを継続、相手に出来た一瞬のスペースを見逃さずに突いてカットイン、一気に抜け出して独走トライで再び流れを引き戻すと、30分にもターンオーバーからワイドに振るとWTB桑山聖生が大外勝負で2人を抜き去る圧巻の走り、連続トライで筑波を引き離して勝負あり。この後にも39分SO岸岡智樹のPG、44分WTB本田宗詩のトライでダメ押し、46-12で快勝した。
(写真)後半27分、アングルを変えた走りこみから抜け出してトライをあげるルーキーCTB中野将伍

■ 2016/9/24 早稲田大B 5-24 法政大B @法大・多摩G  【写真館】
早稲田大C 24-26 法政大C 【写真館】

ジュニア選手権2戦目、敵地多摩で法政大と雨中の一戦。開始3分、ペナルティからゴール前ラインアウトの場面を迎えるもスローがあわずチャンスを逃すと逆に法政にターンオーバーから一瞬のスキを突かれて先制トライを献上する。9分、頼みのスクラム戦で相手にターンオーバーを許すと17分、20分とゴール前ラインアウトのチャンスでタテ続けにラインアウトが乱れるなどセットプレーが安定せず。逆に13分、22分と法政にゴール前に詰め寄られると連続トライを献上、0-17とリードを広げられる。後半に入っても2分、9分とゴール前ラインアウトのチャンスを逃すとワセダはラインアウトを捨ててスクラム勝負。PR柴田雄基の投入などで勢いを取り戻したスクラムで圧倒し始めると、相手シンビンを誘い出すなどようやくワセダの時間帯に。32分にはスクラムでペナルティトライを引き出し、この後も敵陣ゴール前に再三迫るもののゴールラインを越えられず、逆に41分に法政の切り返しから独走トライを許して万事休す。5-24で手痛い黒星を喫した。

(写真)後半、自陣からキレのあるステップで抜け出し、ビッグゲインを見せるFB水谷彰裕

■ 2016/9/18 早稲田大 24-0 立教大 @早大・上井草G  【写真館】
立教大との定期戦。ワセダのキックオフをLO三浦駿平が好キャッチ、いきなり敵陣深くに攻め入りチャンスを掴む。6分、ゴール前スクラムでプレッシャーをかけ続けると相手がペナルティ、立教PRにシンビンの判定が下されると9分、三度目のスクラムを押し込んで右に相手FW8人を寄せたところで左へBK展開、最後はWTB桐ヶ谷稜介が左隅に飛び込んで先制する。この後も試合を優位に進めるものの立教の粘り強いディフェンスの前にハンドリングエラー、ペナルティでチャンスを逃し続ける。追加点は31分、最初のトライのリプレーを見るかのように右中間ゴール前スクラムを起点としてWTB桐ヶ谷稜介が左隅にトライ、10-0で前半を折り返す。後半に入ると9分、スクラムを起点にラックを連取、最後はFL増原龍之介が抜け出して中央にトライ、先手を取るとこの後もSH吉岡航太郎の効果的なキックで敵陣で試合を優位に進める。36分、敵陣ゴール前で再三のスクラム勝負、相手がペナルティを犯してもモールではなくスクラムに拘り続けると立教PRが再びシンビン。更にスクラムに拘り続けて相手のペナルティが続くと40分、レフリーがペナルティトライの判定。途中押し切れない場面もあったものの、終わってみれば4トライ全てがスクラムから。スクラムで試合を制して24-0で完封勝利を飾った。
(写真)後半9分、ラック連取から最後はルーキーFL増原龍之介が抜け出してポスト真下にトライ。

■ 2016/9/17 早稲田大 71-0 成蹊大 @海老名運動公園  【写真館】
対抗戦開幕戦は成蹊大と対戦。試合開始からスクラムでプレッシャーをかけてペナルティを誘い、ラインアウトモールを選択、一気に押し切ってHO貝塚隼一郎のトライで先制する(前半2分)。この後も、細かいハンドリングミスが重なりながらも、圧倒的なボールキープ率で敵陣で試合を優位に進める。12分、ゴール前ラインアウトから今度はBK攻撃、中央スペースに顔を出したWTB桑山聖生がディフェンスをこじ開けてトライ。20分、ゴール前スクラムを押し切ってスクラムトライ。26分、相手タッチキックからクイックスロー、ラックを連取して最後はSO岸岡智樹がギャップを突いてトライ。32分、またもスクラムでプレッシャー→相手ペナルティ→ゴール前ラインアウトモールとファーストトライのリプレーを見るような展開でトライを追加、5トライを集めて31-0とリードして前半を折り返す。後半に入ると開始からエンジン全開。3分左ラインアウトからラック連取、最後はCTB黒木健人が中央に飛び込んで猛攻の口火を切ると6分、スクラムからFWのタテで相手防御を崩して最後は再びSO岸岡智樹がギャップを抜け出してトライ。11分、ラインアウトモール。15分カウンターからタッチライン際をWTB本田宗詩-SH齋藤直人-FL加藤広人と繋いでトライ。更にスクラムトライなどで畳み掛けて成蹊大を圧倒して71得点、ディフェンスでも前半終了間際に一度ゴール前まで詰め寄られるもののここをFWが跳ね返すと後は危なげなく。スクラム、ブレイクダウン、チームディフェンス3つの強みを存分に発揮する試合運びで2016年度シーズン初戦を飾った。
(写真)前半、力強いタテ突進で攻撃の起点となるCTB黒木健人。再三のチャンスメイク、自らも後半3分にトライを記録。

■ 2016/9/4 早稲田大B 21-20 中央大B @早大・上井草G  【写真館】
ジュニア選手権開幕。今季はカテゴリー2で戦うワセダの初戦の相手は中央大。開始30秒、いきなりFB水谷彰裕のノーホイッスルトライで先制すると13分にもゴール前ラインアウトからフェーズを重ねてFL千野健斗がトライ、14-0と幸先よく先行する。しかしここから試合が停滞。ラインアウトは殆どがジャンパーの頭をボールが越えて相手ボールに。スクラムは要所でペナルティと攻撃の起点が乱れると徐々に中央ペースに。前半36分、後半15分とトライを返されて14-10と点差を詰められると後半31分に迎えた自陣スクラム、相手ボールにプレッシャーをかけてノックオンを誘ったかに見えたものの笛はなく、逆に一瞬のスキを突かれてトライを献上、不運も重なって逆転を許すと盛り上がる中央部員席の勢いに完全に飲み込まれる。38分にも中央のアタックにディフェンスが後手後手にまわってトライを献上、14-20と点差を広げられて万事休すと思われたが比較的易しい位置からの相手コンバージョンが外れて一筋の希望が残る。すると、土壇場41分、カウンターからラックを継続、粘り強く繋ぎ切ってFL千野健斗が左中間にトライ、1点差に詰め寄るとSO横山陽介がプレッシャーのかかるコンバージョンをきっちりと決めてスコア上は劇的な逆転サヨナラ勝ち。それでもトライ数3対4、内容的にも良いところなく終わった一戦に試合後も選手たちに笑顔なく、厳しいジュニア選手権開幕戦となった。
(写真)後半、ブラインドサイドから顔を出してラインブレイクするWTB桐ヶ谷稜介

■ 2016/9/3 早稲田大 12-19 ヤマハ @早大・上井草G  【写真館】
ヤマハBチームを上井草に迎えての練習試合。試合開始からスクラムでプレッシャーを受けるなどセットプレーで相手に優位に立たれると、大外のディフェンスが乱れたところを5分、10分と立て続けにトライを献上。更に15分にもトライを与えて0-19と苦しい試合展開。しかし18分、再三プレッシャーをかけていたキックオフで相手のミスを誘って迎えた左マイボールスクラム。このスクラムをしっかりと安定させてBKへボールを供給するとループを織り交ぜた速いムーブで一気にボールはWTB本田宗詩へ。本田は相手に捕まりながらも右タッチライン際を粘ってもつれ込むようにインゴールへ飛び込み追撃のトライをあげる。更に32分、CTB宇野明彦-WTB桑山聖生と繋いで一気にゴール前に迫るとペナルティを挟んでゴール前ラインアウトモールを形成。このモールでアドバンテージを引き出すとSO岸岡智樹が仕掛けたショートパントをCTB宇野明彦がインゴールで抑えてトライ、12-19と追い上げて前半を折り返す。後半に入ると再びスクラムで劣勢に立たされて自陣での戦いを強いられると、自陣ゴール前でヤマハのスクラム攻めを耐える展開。それでも16分、相手スクラムをしのぎ切って逆にペナルティを誘うとこの後もピンチを迎えながらもゴールラインは死守。30分過ぎから敵陣でチャンスを得てゴールライン目前まで迫るもののあと一歩及ばず、そのままノーサイドの笛。Bチームとはいえトップリーグ相手に十分に渡り合っての惜敗にスタンドからは惜しみない拍手が送られた。
(写真)前半、相手タックルを弾いて更に前進するWTB桑山聖生

■ 2016/8/24 早稲田大 19-52 東海大 @早大・菅平G  【写真館】
早稲田大B 7-21 東海大B 【写真館】

夏合宿の総決算、東海大戦。前半15分、ペナルティから左ラインアウトモールを選択するとPR千葉太一を核としたモールが上手く方向を変えてディフェンスをずらしながらインゴールへ、最後はHO貝塚隼一郎が抑えて先制する。直後の18分にラインアウトからの一次攻撃で大外を破られてトライを返されるも23分、相手キック処理ミスから素早く大外へ展開、WTB本田宗詩がタッチライン際を粘ってペナルティを誘うと右ラインアウトからアドバンテージを生かして積極的に展開、WTB桑山聖生が左隅に飛び込んでリードを広げる。同点に追いつかれた38分にはWTB本田宗詩のランが相手のハイタックルを誘い、再び左ラインアウトモール。ここでもSH齋藤直人の的確なコーリングに導かれて、FW陣が巧く押し込む方向を変えながらインゴールへ、19-12とリードして前半を折り返す。後半に入り、メンバーを総入れ替えして臨むと前半はほぼ互角に渡り合っていたスクラムが崩壊。流れは一気に東海へと傾くと1分、11分、19分、21分、28分と5連続トライを献上、ワセダも後半30分過ぎからスクラムで盛り返して反撃に出るもののインゴールは遠く、逆に44分にダメ押しトライを与えて、後半の40分間は完敗。それでも1ヶ月前は差を見せ付けられた相手にフルメンバーで戦った前半にリードを奪うなど成長の跡を示した。

(写真)前半、中央スペースに走りこんでディフェンスを突破、再三のチャンスメイクを見せたWTB本田宗詩

■ 2016/8/21 早稲田大 22-47 帝京大 @菅平・サニアパーク  【写真館】
早稲田大B 5-48 帝京大B 【写真館】

王者帝京大との夏の大一番。3分、相手ノックオンから反撃に転じてゴール前に迫るとスクラムでペナルティを誘い、更にスクラムを選択。拘りのスクラムを押し切って帝京を粉砕、スクラムトライを奪い取る幸先の良いスタート。その後もSO岸岡智樹のキックでエリアを取って攻め込むもラインアウトでのミスなどで好機を逸する。20分を過ぎるとワセダにペナルティが続き自陣にズルズルと後退、22分に相手SHに近場を崩されてトライを返されると34分には帝京のカウンターに対応が遅れて連続トライを献上、逆転を許す。ワセダもこの試合優位に立ったスクラム戦でプレッシャーをかけ続けて相手のペナルティを連続で引き出すと44分中央PGをSO岸岡智樹が決めて10-12で前半を折り返す。後半に入り、6分、8分と連続トライを献上するも14分、FL佐藤真吾の好タックルからターンオーバー、WTB本田宗詩、LO桑野詠真主将らが繋いでゴール前に迫ると最後はサポートについたSH齋藤直人がインゴールへ運んで帝京に食らいつく。それでもスペース感覚に優れる帝京のアタックのスピードに徐々にディフェンスの対応が後手に回ると23分、36分、45分とタテ続けにトライを献上し、22-47で敗戦。それでもスクラムで優位に立って前半を互角に渡り合うなど王者を相手に今後の手応えを掴める一戦となった。

(写真)前半3分、スクラムトライで先制するFW陣。PR千葉太一(中央)が突き抜けると眼前には帝京NO.8のプレーヤー。

■ 2016/7/10 早稲田大1年 28-28 明治大1年 @早大・上井草G  【写真館】
北風祭のメインイベントとして行われた1年早明戦。ファーストスクラムを押し込み、部員席をどよめかせると、ディフェンスは粘り強く、アタックでもSO岸岡智樹の好キックでエリアを獲得、敵陣で試合を優位に進める。CTB中野将伍、WTB宇野明彦らが強さを生かしてゴール前に迫るものの勝負所で決めきれず、スコアレスの時間が続く。試合が動いたのは17分、メイジのカウンターにミスタックルが重なるとそこから一気に繋がれて先制を許す。この後も再三のチャンスを迎えながらも生かせず、重苦しい雰囲気になりかけた32分、FB梅津友喜のカウンターから敵陣に攻め入ると、SO岸岡智樹がディフェンスのギャップを抜け出すと最後の一人もかわしきって独走トライ、同点に追い付く。更に41分、右ラインアウトからCTB中野将伍で楔を打ち込み、ラックを連取、最後はFB梅津友喜がインゴールに飛び込んで勝ち越し、14-7として前半を折り返す。後半に入り、再びカウンターアタックに対応できず自陣に侵入を許すとラインアウトのミスも重なり、自陣ゴール前の時間帯が続く。3分、12分と相手FWのパワープレーにたて続けにインゴールを明け渡す。逆転を許したワセダは直後の16分、ラックのこぼれ球を拾うとCTB中野将伍へ。その中野が一人を弾き飛ばして独走トライ、再び同点とする。更にスクラムでプレッシャーをかけて、敵陣で試合を進めると35分、右ラインアウトからFWで起点を作りBKへ展開、SO岸岡智樹が果敢に切り込んでゴール前まで迫ると最後はラックサイドをCTB中野将伍が突いてトライ、勝ち越しに成功する。このまま逃げ切りたいワセダであったが、後半43分に三度相手FWの圧力に屈してトライを献上、同点とされるとこの後は互いの勝利にかける執念がぶつかり合う展開。プレーが途切れれば試合が終わる中、ペナルティを得ては速攻を互いに繰り返すこと約10分、時計の針が52分を示したところでノーサイドの笛…勝利は逃したものの互いの1年生が見せた好勝負に観客席から大きな拍手が送られた。
(写真)前半32分、タックルをかわして独走トライをあげるSO岸岡智樹。同点に追い付く。

■ 2016/7/10 北風祭 @早大・上井草G  【写真館】
毎年恒例の北風祭。12時の開会式では島田陽一部長、山下大悟監督が挨拶。日頃の応援や地域のサポートに感謝の言葉を口にしつつ、夏以降の巻き返しを誓います。寮の中庭では地域の方の協力のもと、出店が出て北風祭を盛り上げ、並行してグラウンドではラグビー体験コーナーが行われます。子供達だけでなく大人も張り切って各体験コーナーをまわるなどグラウンドのあちらこちらで歓声が上がります。中でもキックコーナーでは横山陽介選手に蹴り方を教わる大人が後を立たず、一人一人に丁寧にコツを教える姿が印象的でした。祭のメインイベントとして行われた1年早明戦では早大サークル・バンザイ同盟、ワセダクラブチアリーディングクラブ・テディベアーズが試合前、ハーフタイムとそれぞれショーを見せるなど試合を盛り上げます。試合後はグラウンドに部員、そして来場者で大きな輪を作り、桑野詠真主将のキャプテンソロで部歌「北風」を歌い上げて、盛況のうちに北風祭を終えました。
(写真)レスリング(タックル)コーナーを受け持つFL岩淵翔選手。子供達のタックルを笑顔で迎え入れる。

■ 2016/7/3 早稲田大 7-36 東海大 @早大・上井草G  【写真館】
早稲田大B 26-38 東海大B 【写真館】
早稲田大C 12-53 東海大C 【写真館】

春最終戦は東海大と対戦。練習試合ながら互いにファーストジャージ着用で臨んだ一戦は開始2分、東海セットプレーからの一次攻撃にディフェンスが対応できず相手に数的優位を作られて先制トライを与える。この後もペナルティから自陣深くでの戦いを強いられる展開となり、10分、18分、25分と強力FWの圧力に屈してインゴールを明け渡す。34分には相手ラインアウトをスチールしてNO.8佐藤真吾らのゲインでゴール前に迫るものの更に攻め立てたところでノックオン、そこから一気の逆襲を受けて独走トライを許すなど0-29で前半を折り返す。後半に入るとLO桑野詠真主将が接点で体を張ってボールを奪い返すなど、徐々に攻撃の時間が増え、アタックのテンポも出始めると17分、WTB水谷彰裕がディフェンス裏に蹴り込んだボールをチェイス、自ら拾い上げてこの試合初トライを記録。LO桑野詠真主将、SH齋藤直人の好タックルなどディフェンスも持ち直すものの、前半の借金が重く7-36でノーサイドの笛、春最終戦を勝利で飾ることは出来なかった。

(写真)後半17分、自ら蹴り込んだボールを追走、拾い上げてチーム唯一のトライをあげるWTB水谷彰裕

■ 2016/6/25 早稲田大 26-28 法政大 @保土ヶ谷公園ラグビー場  【写真館】
早稲田大B 14-26 法政大B 【写真館】
関東春季大会・法政大戦。試合は開始5分、右ラインアウトから速いパスまわしで左へ大外展開、WTB勝浦秋がポイントを作ると今度は右に展開、CTB中野将伍がハンドオフでミスマッチとなった相手を突き放して抜け出すと最後はフリーのWTB佐々木尚へラストパス、スピード感溢れるアタックで先制する。しかしペナルティから、キック処理ミスから自陣での戦いを強いられると10分、14分とトライを献上、逆転を許す。それでもワセダはこの日圧倒的優位に立ったスクラムで試合を立て直す。20分過ぎから敵陣でスクラムでプレッシャーをかけ続けると23分ゴール前スクラムをじっくりと押し込んでスクラムトライ、同点に追いつき前半を終える。後半に入るとスクラム戦でプレッシャーをかけて敵陣で試合を進めると、6分左ラインアウトからBK展開、WTB佐々木尚が巧く体をスピンさせて抜け出し右隅に勝ち越しトライ。11分にも左ラインアウトからCTB中野将伍のタテ突進でポイントを作り、最後はリターンパスから鮮やかに抜け出したWTB勝浦秋がトライ、連続トライで法政を突き放しにかかる。勝負を決めたいワセダであったが、28分攻め込みながらもノックオンしたボールを拾われて逆に法政にトライを許すと勢いに乗った相手を止め切れず33分にもトライを献上、逆転を許す。終了間際に敵陣ゴール前でペナルティからスクラムに拘り続けるも仕留め切れずに逆に痛恨のターンオーバー、頼みのスクラムが勝負所で乱れて、勝利を逃した。

(写真)後半6分、追走を振り切って右隅に勝ち越しトライをあげるWTB佐々木尚

■ 2016/6/25 早稲田大1年 14-33 慶應義塾大1年 @慶大・日吉G  【写真館】
春恒例の新人早慶明対抗。敵地日吉で慶應と対戦したワセダは序盤から一進一退の攻防。11分、スクラムでペナルティを犯すと相手の速攻に対応できずに先制を許す。直後の14分、敵陣でのダブルタックルが相手のノックオンを誘うとペナルティを挟んで速攻、FB加藤皓己、HO森島大智らでゴール前に迫ると最後はタックルをジャンプ一番かわしたFL幸重天がインゴールに飛び込んで同点とする。この後はスクラムが完全崩壊、マイボールはことごとく相手に煽られてひたすらにディフェンスの時間。FL幸重天、SO宇野明彦らが接点でファイト、ルーズボールにLO中尾悟が鋭い反応を見せるなど防戦一方の試合展開にもインゴールは明け渡さずに粘りを見せる。それでも耐え凌ぐにはあまりにもディフェンスの時間が長く、35分、41分にトライを奪われて7-21で前半を折り返す。後半に入り10分過ぎ、2回連続でスクラムでマイボールキープに成功すると、後半20分を過ぎると逆にワセダがスクラムで優勢に。タテ続けのスクラムプッシュで相手を圧倒、後半32分にはCTB船越明義が独走トライ、14-21と点差を詰める。勢いに乗りたいワセダであったが逆に39分自陣ゴール前スクラムが再び崩壊、ターンオーバーから攻められてダメ押しトライを献上、一時盛り返しかけたものの勝負をわけたのはやはりスクラム、最後までスクラムに泣かされる一戦となった。
(写真)前半14分、ジャンプ一番タックルをかわして同点トライをあげるFL幸重天。攻守に体を張った。

■ 2016/6/19 早稲田大 10-68 大東文化大 @熊谷ラグビー場  【写真館】
大東文化大と熊谷で対戦。開始から大東文化陣で攻め続けるも、4分敵陣ゴール前スクラムからのセットアタックでミス、ノックオンしたボールを相手WTBに拾われて独走トライを許す。直後のキックオフをWTB勝浦秋が好キャッチ、再び敵陣で攻め立てるも9分、敵陣ゴールスクラムをターンオーバーされるとそのまま大外を崩されてトライを献上、攻め込みながらもスコアは大東文化に入る試合展開で、時間の経過とともに大東文化の流れに…18分、23分、31分とトライを与えて点差を広げられる。ワセダの反撃は37分、ゴール前右ラインアウトからCTB中野将伍がタテ突進、そのままディフェンスを引きずってインゴールへ到達、一本返すとハーフタイムを挟んだ後半6分にも相手ゴール前スクラムを組み勝って最後は右サイドのWTB佐々木尚へと繋いで連続トライ。流れを引き寄せたいワセダであったが、逆に11分に自陣ゴール前スクラムから相手の8単にあっさりトライを許すと、再び大東文化の時間帯。相手のサインプレー、縦横無尽のアタックに翻弄され続けて4トライを献上、10-68で大敗した。
(写真)後半、タックルを次々とかわして前進するルーキーFB梅津友喜

■ 2016/6/18 早稲田大D 76-0 横浜国立大 @早大・上井草G  【写真館】
横浜国立大との練習試合。実戦デビューとなる1年生主体で臨んだワセダは開始からエンジン全開。1分、カウンターアタックからFL幸重天、FL増原龍之介、CTB船越明義と繋いでゴール前に迫ると最後は長い距離をサポートについたFL増原龍之介がピックしてノーホイッスルトライ、先制する。10分には左サイドをWTB加藤皓己がビッグゲイン、大きく右に振って最後はHO三隅寛己が右隅にトライ。FL幸重天、NO.8三浦駿平らが接点でしっかりファイトしてボールを次々と奪取すると22分にはゴール前スクラムをプッシュしてのスクラムトライ。27分にはターンオーバーから大きく振ってWTB加藤皓己が小気味よいステップでディフェンスを置き去りにして独走トライ。34分には右ラインアウトからの一次攻撃、リターンパスを受けたWTB藤浪魁が鮮やかに抜け出し、FB水谷彰裕へとラストパス。36分にも再びWTB加藤皓己が大外からのカットインでディフェンスを振り切ってトライ。パワー、スピードで相手を圧倒して前半で勝負を決める。後半に入っても攻め手を休める事なく、6分のSO宇野明彦のトライを皮切りに6トライを追加、ディフェンスでも殆ど相手に攻められることなく完封、76-0で圧勝した。
(写真)後半6分、自ら仕掛けて抜け出してトライをあげるルーキーSO宇野明彦

■ 2016/6/11 早稲田大B 7-74 明治大B @明大・八幡山G  【写真館】
敵地八幡山での早明Bチームマッチ。序盤から粘り強いディフェンスと接点での好ファイトで対抗するも自陣に居る時間が余りにも長く、7分、20分とトライを与えて先行を許す。自陣から脱出しようとキックを使うものの相手のカウンターに対応できず更に24分、31分と連続トライを献上、逆に点差を広げられる。ワセダもペナルティから再三スクラムを選択、この春鍛え上げてきたスクラムから活路を見出そうとするも仕留め切れずにスコアレスのまま前半を終える。後半に入ると序盤からスクラムが崩壊、試合が完全にメイジのペースとなるとラインアウトモールなどFW戦で完全に後手を踏んで、相手の猛攻に成す術なく後退、トライを重ねられて74失点。ワセダは15分、ラインアウトからの一次攻撃でルーキーCTB武田誠太郎がラインブレイク、ゴール前でタックルに捕まりながらも放ったラストパスにWTB佐々木尚が反応してトライ、一矢を報いるのがやっとだった。
(写真)後半、度々ディフェンスライン裏に抜け出してチャンスメイクしたルーキーCTB武田誠太郎

■ 2016/6/5 早稲田大 5-57 慶應義塾大 @花園ラグビー場  【写真館】
聖地花園で大阪府ラグビー祭のメインイベントとして行われた恒例の春早慶。試合は序盤から慶應ペース。4分、ハイパントの競り合いが入れ違いとなったところから相手WTBに独走トライを許して先制される。ワセダもWTB桑山淳生の好タックル、SO岸岡智樹の好タッチなどで敵陣で試合を優位に進めるも勝負所のペナルティで選択したスクラムでボールロスト。ラインアウトキープも上手くいかずに、アタックの機会を手放すと19分、24分と連続トライを献上。徐々に慶應ディフェンスのプレッシャーに攻め手を失い、28分にはSO岸岡智樹がDGを狙うものの外れて得点できず。30分過ぎからタテ続けのゴール前ラインアウトモールでトライを狙うもののこれも決めきれず、0-19で前半を折り返す。後半に入り、ルーキーCTB中野将伍を投入、中野の力強い突進からFB梅津友喜がディフェンス裏に抜け出すなどチャンスを作ると、11分ラインアウトからボールを動かし、最後はSO岸岡智樹が広いインゴールにボールを蹴り込み自らチェイス、デッドボールラインギリギリで抑えてこの試合初トライを記録する。波に乗りたいワセダであったが、逆に17分に相手FBにビッグゲインを許し、すかさずトライを返されると20分過ぎからパワー、スピードで圧倒されて5連続でトライを献上、5-57で完敗した。
(写真)
後半、カットインで相手をかわすルーキーWTB桑山淳生。この試合4人の1年生がスタメン出場。

■ 2016/5/22 早稲田大 24-19 拓殖大 @早大・上井草G  【写真館】
22日、関東春季大会、拓殖大戦。サンウルブズのPRを擁する相手にスクラムで序盤から大苦戦。マイボールスクラムをタテ続けに奪われると、3度目のマイボールスクラムはキープこそしたもののBKがパスミス。加えてラインアウトでもミスを連発と、セットプレーの乱れから攻撃権を手放すと17分、25分と相手の盤石のセットプレーから相手のキーマンとなる外国人選手の突進を止められずに連続トライを献上。重苦しい流れを変えたのはWTB本田宗詩。32分、辛うじてキープしたスクラムからボールを手にするとディフェンスの裏に蹴りこんだボールをチェイス、自ら拾って独走トライと一人で局面を打開して反撃の狼煙をあげる。ハーフタイムを挟んだ後半1分にもビッグゲインでいきなりのチャンスメイク(タックルに捕まりながらもボールを一度置いて、再びピックする頭脳プレー)。6分にはラインアウトからの一次攻撃でCTB桐ケ谷稜介からのリターンパスを受けて鮮やかにラインブレイクして逆転の独走トライ。その直後にもハイパントを好捕するなど見せ場を作り続ける。不安定なセットプレーが続きながらも、相手のミスにも助けられてリードを保つと14分、左ラインアウトを起点にグラウンド横幅いっぱいに一往復、左サイドに残っていたHO峨家直也、LO桑野詠真がタッチライン際を繋いでトライをあげてリードを広げると、36分には相手ゴール前ペナルティから速攻、SH杉本頼亮が抜け出して最後はLO水野孟が左隅にダメ押しトライ。スクラムに大きな課題を残しながらも辛勝で春季大会初勝利をあげた。
(写真)
後半、タックルに捕まりながらも前進するFB伊藤大貴

■ 2016/5/8 早稲田大 36-17 高麗大 @早大・上井草G  【写真館】
8日、春シーズン開幕戦は高麗大との定期戦。序盤からダブルタックルで相手を豪快に押し戻してペナルティを誘うなどディフェンスで流れを掴むと7分、相手ラインアウトミスからNO.8宮里侑樹が抜け出すと最後のディフェンスもステップ一閃置き去りにして先制トライ。更に18分には左ラインアウトを起点に右に展開、ラックから今度は左に展開するとWTBの外に残っていたLO桑野詠真-HO峨家直也と繋いで左隅にトライ、リードを広げる。しかしこの後、セットプレーが乱れ、パスミスが重なってリズムを崩すと前半24分、後半11分とトライを与えて逆転を許す。重苦しい雰囲気になりかけたものの再び流れを引き寄せたのはWTB本田宗詩。後半14分、ラインアウトからのアタックでブラインドサイドから中央スペースに顔を出すとそのままディフェンスラインを突破、一度は捕まるも冷静な判断でボールをリリース、再びピックしてそのままインゴールへ、すかさずリードを奪い返すと17分にも右サイドで余ってラストパスを受けて2つめのトライ。更には23分には自らのキックを相手のミスに乗じて拾い上げて独走トライでわずか10分間でハットトリック達成。31分にもCTB千野健斗が抜け出したところに反応してダメ押しのトライ、後半の4トライ全てを記録する本田宗詩の活躍で36-17で勝利、春シーズン初戦を白星で飾った。
(写真)
後半17分、連続攻撃から最後はWTB本田宗詩がトライ。この日後半だけで4トライと活躍。