■ 2015/2/8 大峯組追い出し試合 @早大・上井草G  【写真館】
大峯組追い出し試合。アカクロを着用した4年生チームと下級生代表チームの真剣勝負は両チーム、ペナルティを得てもキックを使わずに攻め合う展開。ゴール前5mスクラムから4年生チームがNO.8に深津健吾を配して力強い8単で勝負に出るも下級生チームはゴールライン寸前で止めきるなど試合はスコアレスの時間が続く。迎えた終了間際、4年生チームが敵陣深くで前に出るディフェンスでプレッシャーをかけると、下級生チームがこぼしたボールにFL小谷田祐紀が反応、インゴールに持ち込んで決勝トライ。この後、ノーサイドの笛が響くと4年生チームはガッツポーズを突き上げて喜びを爆発させた。続いて3年生、2年生、1年生…と順に対戦していく毎年恒例の流れになると、グラウンドの空気は一気に緩んで笑い、笑い…の連続。2年生勢は布巻峻介副将に次々と1対1の戦いを挑むも、その度に強力タックルに弾かれる。1年生の戦いになると裏方スタッフもピッチイン、同期との最初で最後のプレーを楽しんだ。雨が降りしきる展開とあって、例年より短めに試合を切り上げると、この後はアカクロジャージ姿のまま同期の仲間と、そして詰め掛けたファンや後輩と写真撮影を楽しみ、笑い声が絶えない大峯組最後のイベントとなった。

(写真)
大峯組、笑顔の集合写真。(クリックすると拡大します。)


■ 2014/12/27 早稲田大 10-14 東海大 @秩父宮ラグビー場
大学選手権セカンドステージ第3戦、関東リーグ戦2位の東海大と準決勝進出を懸けて対戦したワセダ。東海キックオフで始まった試合はいきなり自陣でノットリリースの反則を犯すなど、立ち上がりは自陣での苦しい時間帯。6分、ゴール前ラインアウトモールを押し込まれ、その勢いに乗った相手のサイドアタックに先制トライを献上する。10分過ぎから攻勢に転じるもPG失敗、クイックスタートも不発、ラインアウトも乱れ…と得点チャンスを幾度となく逃す。それでも30分、敵陣ラックからの相手の球出しにWTB荻野岳志が仕掛けてターンオーバー、一度モールを形成した後、ブラインドサイドをSH岡田一平-CTB小倉順平で崩して右隅にトライ、5-7と詰め寄って風下の前半を折り返す。勝負の後半。立ち上がりの東海のゴール前ラインアウトモールを巧く対処して相手のオブストラクションを誘うとそこから終始、ワセダのペースで敵陣で試合を進める。それでも13分ラインアウトミス(ノットストレート)。17分PG失敗。19分PG失敗。ことごとく得点チャンスを逃し続ける。20分に左ラインアウトからCTB小倉順平が巧く抜け出て絶妙のワンハンドパス、WTB荻野岳志が右タッチライン際を走り切って逆転トライ、10-7とする。どこか落ち着かない戦いぶりながらも試合を引っくり返して試合は最終盤。33分、ワセダは自陣でのハンドリングミスからスクラムのピンチを招くと、相手外国人の懐の深い繋ぎに崩されて大外へと繋がれて痛恨の逆転トライ(10-14)。この後、敵陣で攻め続けるも頼みのFB藤田慶和が相手の鋭いタックルに煽られたところでペナルティを犯して万事休す。タッチへとボールが蹴りだされて大峯組『荒ぶる』への挑戦が終わりを告げるノーサイドの笛が響いた。
■ 2014/12/21 早稲田大 18-17 同志社大 @花園ラグビー場
大学選手権セカンドステージ第2戦、関西リーグ3位の同志社大と対戦したワセダ。課題の立ち上がりもこの日はFWをタテ、タテと突いてペースを握る。5分、左中間スクラムを起点にFW、FWと前に出て最後は抜け出したLO大峯功三主将がトライを上げて先制。しかしペナルティ、ハンドリングエラーで攻めきれずに終わるとセットプレーの不安定さも重なって同志社の流れに。19分、マイボールスクラムでプレッシャーを受けてこぼれたところを相手SHに拾われて同点とされる。24分にSO横山陽介の45mPGが決まって勝ち越しに成功(10-7)するものの流れを掴みきれないまま後半を迎える。後半に入って10分、ペナルティからの速攻を起点に右WTBにトライを献上、10-12と逆転を許して敵地は異様な盛り上がりを見せる。この後も密集でのボール争奪局面でレフリーと認識が合わないままにペナルティが重なって、リズムを掴めず。それでも20分、ラックにNO.8佐藤穣司がプレッシャーをかけてターンオーバーに成功するとWTB荻野岳志が抜け出して2人をかわしてトライ、約60mを走り切って逆転に成功すると30分にもSO横山陽介のPGで加点、18-12とリードを広げる。この時間帯こそワセダの流れとなったものの全体的にはペナルティから自陣に押し込められると38分、ペナルティからのゴール前ラインアウトモールを押し込まれて18-17。残り数十秒でコンバージョンが決まれば逆転を許す状況も、同志社のキックは右にそれてノーサイドの笛、薄氷の勝利となった。
■ 2014/12/20 早稲田大C 67-5 早稲田大D @早大・上井草G  【写真館】
部内マッチ。序盤は一つずつトライをあげて互角の展開も15分を過ぎるとCチームが徐々に地力の差を発揮し始める。17分、相手キックが中途半端になったところから素早いカウンターアタックでWTB眞柄厚希がトライをあげる。更に27分、左ラインアウトを起点にFL田丸暖が前進、ゴール前ラックからサイドを潜ってSH杉本頼亮がトライ。29分、相手ラックにFL小谷田祐紀が仕掛けてボールを奪うとFW陣が裏に出ながらボールを繋いで最後は再びFL小谷田祐紀。32分、ターンオーバーからセオリー通り素早く大外へと回してWTB眞柄厚希。5分間で3トライを畳み掛ける集中力で31-5と大きくリードして前半を折り返す。後半に入ると更にCチームはペースアップ。FB作田蓮太郎の鋭いカウンターアタックなどで終始敵陣で試合を進めると巧くアングルを変えるアタックにDチームディフェンスが対応できず。3分(ペナルティからの速攻でFL田丸暖)、11分(敵陣ゴール前ターンオーバーからSH杉本峻)、15分(スクラムからの一次攻撃でCTB鈴木伶輔)、21分(スクラムからの一次攻撃でWTB堀内太郎)、29分(右ラインアウトからのサインプレーでCTB鈴木伶輔。華麗なパスワークに部員席からも感嘆の声!)とトライを重ねるとダメ押しは39分、自陣からFL小谷田祐紀、FL田丸暖と2人で大きくゲイン、最後は右に展開してWTB堀内太郎がトライと次々にフォローが沸いて出る爽快なアタックでDチームを圧倒、67-5で大勝した。

(写真)
前半、力強い前進を見せるCチームFL田丸暖と食らいつくDチームHO大藤伊織



■ 2014/12/14 早稲田大 39-15 立命館大 @花園ラグビー場
大学選手権セカンドステージ第1戦、関西リーグ5位の立命館大と対戦したワセダはテンポ良くボールを動かすものの効果的なゲインを出来ずに逆にペナルティで攻撃権を手放す時間が続く。自陣でのペナルティは相手の確実なキックで3点にと変えられて序盤の20分経過時点で3-6とリードを許す。ワセダの目覚めは28分、中央スクラムから右サイドの広いスペースに攻撃を仕掛けるとWTB荻野岳志が個人技で相手を振り切ってこの試合初トライ。更には32分、相手キックのカウンターアタックからWTB深津健吾が中央突破、そのまま左サイドへと流れて60メートル近くを走る独走トライ、両WTBが脚力を見せ付けて15-9として前半を折り返す。後半も立ち上がりはどこかちぐはぐ…ゴール前ラインアウトモールのチャンスでは2度のアクシデンタルオフサイド、更には持ち込んだボールが2度相手にもぎ取られるなど攻撃を自ら寸断してしまうと2分PG、8分DGと立命館に確実に刻まれて15-15の同点とされる。波に乗れない試合展開も途中からタテに強いプレーヤーを当てて試合を立て直す。14分、右ラインアウトからFW、FWで中央ラックを刻んで相手の意識を内に寄せた後、大外展開してWTB深津健吾が左隅にトライをあげると21分ゴール前スクラムからの8-9、更には中央に顔を出したWTB深津健吾へと繋いでゴールラインに迫ると最後はラックサイドを突いたLO大峯功三主将がトライ、立命館大を突き放しに掛かる。この後も31分FB藤田慶和(ここも起点はCTB鶴川達彦の力強いタテ!)、37分途中出場WTB本田宗詩とトライを重ねて終わってみれば39-15と突き放して勝利、立命館の整備されたディフェンスに苦しみながらも勝ち点6をしっかりと手にした。
■ 2014/12/13 早稲田大B 35-28 慶應義塾大B @慶大・日吉G  【写真館】
早稲田大C 17-21 慶應義塾大C  【写真館】

敵地日吉グラウンドで行われた早慶BCマッチ。先立って行われたBマッチは序盤から慶應ペース、開始1分30秒にいきなり先制トライを与えると(8分に同点とするも)ペナルティが重なって殆ど自陣での戦いを強いられる。18分に右ラインアウトからBKの一次攻撃であっさりトライを献上すると27分、32分とFW陣が力負け、ショートサイドアタックにラインアウトモールにとタテ続けにゴールラインを割られる。ワセダの反撃は36分、ようやくテンポ良くボールを動かして慶應ディフェンスを揺さぶるとラックサイドをSH杉本頼亮が抜け出してトライ、14-28として前半を折り返す。後半に入ると前に出るディフェンスで流れを取り戻す。11分、敵陣ゴール前でディフェンスでプレッシャーをかけてマイボールスクラムのチャンスを得ると一次攻撃でブラインドサイドから顔を出したWTB鈴木亮がインゴールへ飛び込み慶應に詰め寄る。前半とは打って変わって敵陣で過ごす時間が増えると18分ゴール前ラインアウトモールからFL中尾康太郎、22分カウンターアタックからFB門田成朗(再三のゲインで流れを変える!)が一気に抜け出して独走と連続トライ、ついに試合を引っくり返す。この後も敵陣で時間を過ごして慶應を後半完封、35-28で勝利した。続いて行われたCチームマッチでは開始1分にFL寺川賢太がトライをあげるなど試合を優位に進めて12-0として折り返すもDチームにメンバーを入替えた後半は慶應ペース。後半20分過ぎから3連続トライと畳み掛けられ逆転負け、前半の後半に攻め込みながらもチャンスを生かせない時間が続いたのが響いた。

(写真)
後半22分、カウンター一閃、ディフェンスを置き去りにして決勝トライをあげるFB門田成朗



■ 2014/12/7 早稲田大 37-24 明治大 @秩父宮ラグビー場  【写真館】
昨年までの国立から秩父宮に場所を移して90回目の早明定期戦が行われた。立ち上がり、ワセダはタッチキック、ラインアウトでミスが重なり、エリア獲得、ボール保持で劣勢に立つと4分(PG)、5分(トライ・ゴール)とメイジに得点を与えて0-10といきなりビハインドを背負う。11分にCTB小倉順平のPGで3点を返し試合を立て直すも、この後は互いにブレイクダウンが落ち着かず、細かなミスも重なってスコア上は膠着状態に。試合を動かしたのは今季初先発FB藤田慶和と初めて12番を背負ったCTB小倉順平。27分、FB藤田慶和がフェアキャッチから一気に右サイドをゲインすると、ラックを挟んで左へ展開、メイジのディフェンスのギャップを見逃さずにCTB小倉順平が突いて40m独走トライ、ゴールも決まって同点に追いつく。更に37分にCTB小倉順平のPGで勝ち越すと38分、カウンターアタックから繋いで再びCTB小倉順平がラインブレイク、WTB荻野岳志にラストパスを繋いで18-10とリードを広げて前半を折り返す。後半に入っても12分、FB藤田慶和のカウンターアタックからCTB小倉順平へと繋いで敵陣に一気に侵入すると右へ展開、最後はFL加藤広人が右隅に飛び込んでトライをあげてメイジを突き放しにかかる。しかしこの後一つのペナルティからメイジにゴール前に迫られると16分、FWショートサイドを崩されてトライを献上、更にはこの後もペナルティが重なって自陣で過ごす苦しい時間帯。ここで奮起したのはFW陣、27分メイジがゴール前スクラムを選択するとこれを逆に押し戻してスクラムを粉砕、試合を通じて安定していたスクラムが勝負所で集中力を見せてターンオーバーに成功すると流れはワセダ。35分、メイジが持ち込んだ大外のブレイクダウンにプレーヤーが殺到、一気にボールを奪い返すと逆サイドへ大きく振ってWTB荻野岳志がゲイン、一度はSO小倉順平に繋いだボールを最後は再びWTB荻野岳志が受けてタッチライン際を独走、運動量で完全に相手を上回って勝利を決定付けるトライをあげると40分にもゴール前ラックからSO小倉順平が切り込んでダメ押しトライ、37-24で快勝して、2年連続の早明戦勝利となった。

(写真)
後半40分、タックルを振り切ってダメ押しトライをあげるSO/CTB小倉順平。CTBに回る新布陣でイキイキとフィールドを駆け回って一人で22得点。



■ 2014/11/30 早稲田大C 24-22 同志社大C @早大・上井草G  【写真館】
関西の雄・同志社大を迎えて行われたCチームマッチ。序盤はワセダが攻勢、テンポ良くボールを動かして同志社のペナルティを誘うと5分、ゴール前右ラインアウトからモール、最後はショートサイドをFWで押し込んで先制する。しかし同志社のFWの圧力に徐々に押し込まれるとペナルティが重なり必然的に自陣に。特にスクラム、モールは成す術なく電車道で押されて10分、19分とモールでトライを献上、逆転を許す。加えてラインアウトが安定せずにチャンスフェーズも生かしきれずに終わると29分にもペナルティを起点に自陣ゴール前に攻め込まれてトライを献上、7-17で前半を折り返す。後半に入ると交替出場のHB団、SH山岡篤樹、SO久富悠介らが積極的にタテに動いて、裏に出掛かったところでパスを繋いでランナーが次々とゲイン、チームに勢いを与えると1分、7分とWTB中島翼が連続トライ、あっという間に同点として息を吹き返す。25分に三度ペナルティ→ラインアウトモールの形でトライを与えるも29分、左スクラムから右へ左へ。最後はラックサイドをCTBに回っていた高橋吾郎が突いて抜け出してインゴールへダイブ、コンバージョンも自ら決めて勝ち越しに成功するとロスタイムの同志社の猛攻に落ち着いて対処、24-22で競り勝った。

(写真)
後半29分、サイドを突いて同点トライをあげるCTB高橋吾郎



■ 2014/11/29 早稲田大B 45-5 流通経済大B @早大・上井草G  【写真館】
早稲田大D 5-12 流通経済大D  【写真館】

Jr選手権入替戦、流通経済大Bを上井草に迎えて行われた一戦は開始3分、相手ペナルティを手堅く3点に変えて先制する。10分には自陣からSO横山陽介を軸としたループ、大外をFB藤田慶和-WTB鈴木亮で大きくゲイン、鮮やかなパスプレーで一気に敵陣まで攻め込むと、相手ペナルティからSH平野航輝がクイックスタート、反応の遅れた相手を嘲笑うかのように独走でトライを追加、試合の主導権を握る。19分、ゴール前ラックサイドをPR千葉太一が潜り込んでトライをあげると37分、クイックスローからFB藤田慶和がカウンターアタック、中央スペースを圧巻の走りで切り裂くと最後はCTB盛田志へと繋いでトライ。時折訪れるピンチもSO横山陽介の距離の長いキックで一気に陣地を挽回、24-0で折り返す。後半に入って8分、相手FWの圧力に屈してこの試合初トライを与えるものの21分、左ラインアウトモールからのサインプレーでHO菅野卓磨がガラ空きのブラインドサイドを駆け抜ける。27分には自陣からCTB盛田志がビッグゲイン、最後はWTB千年原旭へと繋ぐ。ダメ押しは32分、相手陣右中間スクラムから今度はBK陣がサインプレーで流通経済ディフェンスを翻弄、最後は右サイドから中央スペースに走り込んだWTB千年原旭が抜け出してトライと45-5で完勝。来季のJr選手権カテゴリー1残留を決めた。

(写真)
後半32分、BK陣のサインプレー、抜け出してトライをあげるWTB千年原旭。この日2トライの活躍。



■ 2014/11/23 早稲田大 25-25 慶應義塾大 @秩父宮ラグビー場  【写真館】
伝統の早慶戦。ワセダは序盤からハンドリングが安定せず、更にはペナルティも重なりPGで先制を許す。時間の経過とともにワセダのボール回しがテンポ良くなり始めると24分、相手ペナルティからゴール前でチャンスを掴むとFW勝負、最後はLO大峯功三主将が潜り込んで逆転に成功する。更に27分、カウンターアタックから左へ右へとボールを動かし、ミスマッチの状態を作り出すとWTB荻野岳志がスピードで中央突破、そのまま走り切って連続トライ、15-6とリードを広げる。しかしここから引き離せないのが今のワセダ。ペナルティで自陣ゴールラインを一度背負うと相手のラインアウトモールに苦しめられてなかなかゴール前を脱出できず…前半終了間際の41分に密集サイドを崩されてトライを奪われると、ハーフタイムを挟んだ後半5分にハイパントのこぼれ球を繋がれて逆転トライを献上。9分、16分、18分とチャンスでのラインアウトがことごとく乱れてアタックチャンスを逃し続ける重苦しい展開が続く。18分にHO清水新也がプレッシャーをかけて相手のパスが中途半端になったところをFL布巻峻介がインターセプトして試合を引っくり返すものの31分に慶應の連続攻撃に防御が完全に崩されてトライを与えて25-25と試合は振り出しに。更に試合終了間際には自陣ゴール前数十cmの絶体絶命のピンチ…相手ラインアウトモールにペナルティが重なるも最後はノックオンを誘って、ノーサイドの笛。スコア上は凌ぎ切っての引き分けにも選手達に安堵の表情はなく、厳しい表情のままピッチを後にした。

(写真)
前半、狭いスペースを抜け出るWTB荻野岳志。キレのあるランで再三チャンスメイク。



■ 2014/11/15 早稲田大 14-79 ヤマハ @ヤマハ・大久保G  【写真館】
静岡磐田に遠征してのトップリーグ・ヤマハとの練習試合。前半Aチームメンバーを揃えたヤマハに対してワセダはペナルティが重なり、自陣に釘付けとなる苦しい展開。3分に先制トライを許すと、13分ゴール前スクラムを押し込まれペナルティトライ。この後もヤマハの早く長いパス回しにディフェンスが少しずつズラされて21分、29分、35分、38分、40分と前半だけで7トライを献上、殆ど攻撃権を持てないまま0-39で折り返す。後半に入りヤマハがBチームメンバーに総入れ替えするも、開始50秒、曽我部佳憲-田中渉太のワセダOBコンビに崩されてノーホイッスルトライを与えると後半も変わらずヤマハペース。ワセダは11分に自陣から回してきたヤマハに対して思い切りよく前に出たFL仲元寺宏行がインターセプト、そのままポスト真下にトライをあげて反撃するも、9分、17分、32分、37分とトライを献上して後半も33失点。終盤、アタック機会の増え始めたワセダはロスタイムにペナルティから速攻、フェーズを重ねて最後はWTB荻野岳志が田中渉太との1対1を制してインゴールへ飛び込み、意地を見せるも14-79でノーサイドの笛。前半、後半を20分ずつ、4つの時間帯に区切って、遠征に参加した全選手が代わる代わる出場、トップリーグの強さを肌で感じる貴重な経験を得てヤマハグラウンドを後にした。

(写真)
後半、ディフェンスの間を思い切り良く突き破って前進するLO大峯功三主将



■ 2014/11/9 早稲田大B 12-54 帝京大B @早大・上井草G  【写真館】
早稲田大C 21-35 帝京大C  【写真館】

Jr選手権カテゴリー1・帝京大戦。ホーム上井草に帝京大Bを迎えて行われた一戦は開始からワセダが敵陣に攻め込むもラインアウトモールで呼吸が合わず…ラインアウトでノットストレート…とチャンスをモノに出来ずに終わると、一方の帝京は最初のチャンスでトライまで取り切るという対照的な立ち上がり。18分にゴール前ラインアウトモールからのサインプレーでHO清水新也がタッチライン際を急襲、インゴールに飛び込むも21分ラインアウトモール、25分ペナルティからの速攻とパワー、スピードで圧倒されて連続トライを献上する。ワセダも31分、WTB深津健吾の好タックルで得たスクラムからBKで大きく展開、右WTB千年原旭が持ち味のスピードでディフェンスを切り裂くビューティフルトライ、点差の上では望みを繋いで12-20で前半を折り返す。しかし後半に入るとスクラムが完全崩壊、3連続のスクラムトライに加えて後半30分過ぎにはスクラムでペナルティを犯したPR佐田涼祐がシンビンの判定。スクラムを8人で組む為に投入されたPR光川広之の代わりにピッチを後にした右WTB千年原旭の不在でポッカリと空いた左サイドをしたたかに帝京に突かれて37分、41分と相手左WTBに連続トライを献上、終わってみれば後半だけで6トライを献上、12-54で大敗した。続いて行われたCチームマッチでは序盤FB門田成朗のスピードを生かして連続トライで先行、試合終盤まで21-21と接戦を演じるもラスト10分に帝京に連続トライを献上、いずれも起点はマイボールラインアウトが乱れたところから…今のワセダを象徴するような形で勝利を逃した。

(写真)
前半31分、自慢の脚力で帝京ディフェンスを切り裂きトライをあげるWTB千年原旭



■ 2014/11/8 早稲田大D 21-30 帝京大D @帝京大・百草G  【写真館】
早稲田大E 0-71 帝京大E  【写真館】

敵地・百草グラウンドに乗り込んでの帝京DEマッチ。Dチームマッチは序盤から接点で食い込まれじりじりと後退、ペナルティも重なり5分、10分、16分とタテ続けにトライを奪われる。ワセダの反撃は22分、左ラインアウトからCTB鈴木伶輔がタテへ、モールが形成されるとそのモールからCTB秋吉孝一が抜け出してポスト真下にトライをあげる。それでもラインアウトが落ち着かず、攻撃の起点を作れないワセダはこの後26分、ハーフタイムを挟んだ5分、18分とトライを献上、7-30と大きくリードを許す。後半残り20分となったところで故障からの復帰となるSO横山陽介を投入すると32分、敵陣ゴール前での相手キックをそのSO横山陽介がチャージ、マイボールスクラムのチャンスを迎えるとSH山岡篤樹、FL福井隆介とサイド攻撃を繰り返してトライ。更に36分にも敵陣ゴール前スクラムから近場でラックを刻んで最後はSH山岡篤樹がトライ連続トライで21-30と詰めよる粘りを見せたものの反撃もここまで、夏に勝利した相手にやり返される結果となった。先立って行われたEチームマッチはパワー、スピードの差が歴然、セットプレー、ブレイクダウンの全てを制圧されて0-71で大敗した。

(写真)
前半22分、モールから抜け出し独走トライをあげるCTB秋吉孝一。反撃の狼煙を上げる。



■ 2014/11/2 早稲田大 11-55 帝京大 @秩父宮ラグビー場  【写真館】
王者・帝京大との対抗戦大一番。試合は開始1分30秒、自陣からSO小倉順平が右足一閃、相手の意表を突くDGで先制する。自陣からでも積極的に展開してくる帝京に対して4分、8分と連続トライを許してあっという間にリードを奪われるとこの後もマイボールラインアウトが安定せず、攻撃権を手放す時間が続く。それでも接点で奮闘するFL布巻峻介のジャッカルで相手に傾きそうな流れを食い止めると19分、スクラムからボールを動かし右サイドの狭いスペースをBK陣で攻略、CTB勝浦秋がタッチライン際を抜け出すと相手FBもかわしてインゴールへ。更に28分にも相手のペナルティが重なったところでPGを選択、SO小倉順平が決めて11-12と点差を詰める。しかし直後の30分に相手FWに圧力をかけられてからのBK展開に対応できずトライを許すと35分にもPGで追加点を献上、11-20で前半を折り返す。後半に入り立ち上がり2分にトライを献上するもののワセダも反撃、相手をゴール前に釘付けにしてFWを中心に攻め立てるもゴールラインあと1mの壁を破れずに根負けして攻撃権を手放すと20分、SO小倉順平が危険なタックルでシンビン。更には接点で圧倒的な存在感を見せていたFL布巻峻介が交替によりピッチを後にすると、パワー、スピードともに備えた帝京の分厚いアタックにディフェンスが崩壊、4連続トライと畳み掛けられて11-55の完敗、今シーズン3度目の対戦も赤い壁に跳ね返される結果となった。

(写真)
前半19分、タッチライン際でタックルを振り切って追撃のトライをあげるCTB勝浦秋



■ 2014/10/26 早稲田大D 19-26 東海大D @早大・上井草G  【写真館】
早稲田大E 17-39 東海大E  【写真館】

リーグ戦・東海大のDEチームを上井草に迎えての練習試合。Dマッチでは開始からブレイクダウンでプレッシャーを受けて苦しい展開、前半11分に先制トライを許すとその後も東海ペース。接点で食い込まれじりじりと下げられながらも粘りのディフェンスを続けると23分、ペナルティからゴール前左ラインアウトのチャンス。モール、ラックとFWで拘って近場、近場と突き続けると最後はLO吉満慎吾がインゴールに飛び込んで同点とする。更に42分、右ラインアウトから左右へボールを動かしてFB滝沢祐樹が抜け出すと最後はWTB千年原旭へと繋いで勝ち越し、全体的に押し込まれながらも14-7として前半を折り返す。後半に入るとスクラムでもプレッシャーをかけられ更に苦しい展開に。同点とされた後半16分に左ラインアウトから右へ左へ…FB滝沢祐樹が再び抜け出すとサポートに沸いて出たCTB秋吉孝一→CTB鶴川達彦と繋いで勝ち越しに成功するも、流れは変わらず。32分にスクラムでプレッシャーを受けてターンオーバー、ここから連続攻撃を受けて再び勝ち越しを許すと、33分にも完全にスクラムをコントロールされた後のセットアタックから繋ぎきられてダメ押しトライを献上、19-26で敗戦した。先立って行われたEマッチ、前半こそ前に出るディフェンスが機能して12-5で折り返すものの後半に入って相手のスピード、パワーに圧倒されてブレイクダウンを完全に制圧されて6トライを献上、早稲田Eは後半18分、NO.8市瀬奨一郎のチャージからのトライで一矢を報いるのがやっと、17-39で完敗した。

(写真)
前半、ギャップを突いて前進するCTB鶴川達彦



■ 2014/10/25 早稲田大B 21-26 東海大B @東海大・湘南G  【写真館】
早稲田大C 28-33 東海大C  【写真館】

関東大学Jr選手権第3戦、敵地に乗り込んで行われた東海大B戦は開始3分、自陣スクラムからの一次攻撃であっさりと相手CTBに抜かれて先制を許す。ペナルティが重なり、自陣での劣勢局面が続く中でもCTB久富悠介、WTB深津健吾らの前に出るタックルで相手のノックオンを誘い、序盤の20分を凌ぐ。21分、相手ボールラインアウトを奪ってボールを左右に動かし、CTB盛田志が僅かなギャップを逃さず突破、FB作田蓮太郎へと繋いで同点とする。一次攻撃でスローフォワード、敵陣深く攻め入ったラインアウトでペナルティ…とチャンスを逃し続けると32分、36分と東海大BKにタテ続けにトライを献上、ディフェンスが揃っていながらも相手のスピードに対応が遅れて7-19とリードを許す。ワセダも前半終了間際にゴール前スクラムからFW、FWと根気良く当て続けて最後はHO清水新也が潜り込んでトライ。更にハーフタイムを挟んだ後半15分、スクラムからSO浅見晋吾が仕掛けて一気にゴール前へ迫るとペナルティを挟んでFWラッシュ、最後はPR千葉太一が右中間に飛び込んでトライ、コンバージョンも決まって21-19と逆転に成功。キックオフリターンからNO.8山口和慶が大きくゲインするなど、流れを引き寄せたかに見えたものの26分、ラックターンオーバーから一気に切り返されて再びリードを許すと、この後のアタックではハンドリングエラーを連発、その度、漏れる部員席からのタメ息…。後半ロスタイムのラストプレー、相手PGが外れて一気の切り返しを狙うも最後もスローフォワードでノーサイドの笛、21-26で敗れて自力での決勝トーナメントが消滅した。続いて行われたCチームマッチも同点で迎えた後半に3連続トライを献上、試合終了間際の後半38分(LO沢登直也)、41分WTB眞柄厚希と怒涛の連続トライで詰め寄るも反撃もここまで、28-33で敗れた。

(写真)
後半、突進するHO清水新也(左)とサポートするゲームキャプテンFL池田良(右)



■ 2014/10/19 早稲田大 50-0 青山学院大 @松本平広域公園  【写真館】
松本で青山学院大と対戦したワセダは立ち上がり、犯したペナルティから自陣で防御の時間帯が続く。それでもタックルで相手を押し戻してピンチを脱すると11分、敵陣ラインアウトのこぼれ球を拾ったSO小倉順平がタテを突いてチャンスメイク、そこから左に展開してNO.8佐藤穣司がコーナーギリギリに飛び込み先制する。更に14分、WTB荻野岳志がミスマッチを突いて自陣から大きくゲイン、敵陣に侵入するとペナルティからSH岡田一平が仕掛けて最後はWTB本田宗詩。この後も自陣からBK陣が積極的な仕掛けでゲインを重ねるも、ボールキャリアが接点で再三ボールをもぎ取られるなどチャンスを逃し、20分以上得点が動かない時間が続く。試合を再び動かしたのは終始優位に立ったスクラム。前半39分に敵陣ゴール前スクラムでプレッシャーをかけペナルティを誘う(SH岡田一平がクイックスタートでインゴールへ)と後半2分には相手ボールスクラムを一気に押してターンオーバー、そこから連続攻撃を仕掛けて最後はHO菅野卓磨がポスト左へ飛び込む。更には相手のスキを見逃さずに8分、16分とラインアウトのクイックスローインを起点に連続トライを畳み掛けて青山学院大を突き放すと25分にラインアウトモールから途中出場のFL布巻峻介がサイドを突いて防御4人のタックルをものともせずにインゴールへ雪崩れ込み、32分にはWTB荻野岳志がワンステップで2人を置き去りにする好走を見せてダメ押し。ディフェンスでも何度かラインブレイクからピンチを招くもFB黒木健人の好タックルなどで最後の一線は越えさせず、今季3度目の完封で50−0と大勝した。

(写真)
後半2分、低い姿勢での突進でインゴールへと飛び込むHO菅野卓磨



■ 2014/10/12 早稲田大 97-0 立教大 @熊谷ラグビー場  【写真館】
対抗戦も中盤戦に差し掛かり熊谷で立教大と対戦。ワセダは開始からエンジン全開。1分、右ラインアウトからラックを連取、HO菅野卓磨の突進でインゴール目前に迫ると最後は左に開いたFB黒木健人にパスが通って悠々と先制トライ。更に7分(FL中尾康太郎)、12分(LO大峯功三主将)とトライを重ねて立教を突き放しにかかると19分、敵陣ゴール前相手ボールスクラムにプレッシャーをかけてボールコントロールを乱すとこぼれ球をNO.8佐藤穣司が拾って「実質」スクラムトライ。安定したセットプレーから連続アタックを仕掛けて序盤で勝負を決めるとこの後もペナルティから速攻を仕掛けるなど立教に休む時間を与えず、LO大峯功三主将の連続トライ(前半だけで3トライ)などで加点して45-0で折り返す。後半に入っても開始早々に相手キックの切り返しからSO小倉順平が抜け出して独走トライで先手を奪うと12分、右ラインアウトから連続攻撃を仕掛けて最後はフィニッシャーWTB荻野岳志。18分にはゴール前スクラムから途中出場SH杉本頼亮がサイドを突いてトライ、更に20分にもキックオフリターンからCTB勝浦秋が爆発的な加速を見せて一気の独走ノーホイッスルトライ。この後も24分、26分、38分、41分とコンスタントにインゴールを駆け抜ける。終わってみればFWで8、BKで7とどこからでも仕掛けるアタックで97得点、ディフェンスでもピンチらしいピンチはなく危なげなく完封、開幕3連勝とした。

(写真)
後半、ラックサイドを突進するLO大峯功三主将。抜け出た選手への忠実なフォローで前半だけでハットトリック達成。



■ 2014/10/5 早稲田大B 3-22 明治大B @明大・八幡山G  【写真館】
早稲田大C 14-53 明治大C  【写真館】

関東大学Jr選手権2戦目、敵地八幡山でメイジと対戦したワセダは大雨の中での一戦という事で序盤からキック主体の組み立て。しかしキックの精度を欠いてエリア獲得に苦しみ自陣での戦いを強いられると10分、ゴール前ラインアウトモールからメイジFWにショートサイドを切り崩されて先制を許す。ワセダも相手のキック処理ミスに付けこんで敵陣でチャンスを迎えるもスクラムでプレッシャーを受けて逸機、逆に23分にPGで加点されて0-10とリードを奪われる。ワセダの反撃は30分過ぎ、ゲームキャプテンLO千葉巧也のダイビングチャージで敵陣ゴール前でチャンスを掴むと連続攻撃でゴールライン数十cmまで迫り、メイジのペナルティを確実にPGでの3点に変える。更に前半終了間際にもキックチェイスからの猛ラッシュで相手ペナルティを誘い、再びPGを狙うもこれは惜しくもポスト直撃、3-10で前半を折り返す。勝負の後半、ワセダはラインアウトで精度を欠いてマイボールを失うとタッチキックでもダイレクトが続いて、エリア獲得でも苦しむ。22分、終始圧力をかけられていたスクラムから相手8単に対応が遅れてトライを献上すると38分にもダメ押しトライを献上、終盤連続攻撃で見せ場を作るもののインゴールは遠く、3-22で完敗した。続いて行われたCチームマッチもSH山岡篤樹の2トライなどで食い下がるも終始、相手の力強い突進を受ける試合展開で14-53で大敗した。

(写真)
前半、力強い突進からチャンスメイクするNO.8山口和慶



■ 2014/9/28 早稲田大 19-15 筑波大 @秩父宮ラグビー場  【写真館】
対抗戦序盤戦のヤマ、筑波大と秩父宮で激突したワセダは序盤からハンドリングミスにペナルティを重ねてペースを掴めず。7分にPG、16分にはゴール前ラインアウトモールからサイドを突かれてトライを献上と先行を許す。ワセダも25分にスクラムから攻めて左サイドをWTB荻野岳志が突破、ゴール前に迫ると筑波が犯したペナルティから素早く仕掛けたSH岡田一平がインゴールへと飛び込んでトライを返す。しかし、35分に攻めに転じたところでのノックオンから切り返されると最後は相手エースWTBの個人技に独走トライを許して5-15、前半終了間際の得点機にもPG失敗、ノックオン…とミスを重ねて重苦しい雰囲気のまま前半を折り返す。後半に入ると序盤のゴール前でのピンチを相手のペナルティ、アクシデンタルオフサイドに助けられて凌ぐと10分に相手のハンドリングが乱れたところに途中出場のFL布巻峻介らが猛ラッシュ、ターンオーバーに成功する。続く14分にもカウンターラックを見せて敵陣深くまで攻め入ると、ゴール前ラインアウトのチャンスに2度ノットストレートの反則。それでもここで奮起を見せたのがスクラム。相手にボールが渡る度、猛プッシュでボールを奪い返す。迎えた20分、ゴール前スクラムをコントロールしながら押し込みNO.8佐藤穣司がスクラムトライ、流れを引き寄せると迎えた後半ロスタイム、途切れれば終わりの試合展開の中で、フェーズを重ねに重ねて最後は密集近場を突いたFL布巻峻介が劇的な逆転サヨナラトライ、昨年に続いてのラストプレーでの決着で難敵・筑波を退けた。

(写真)
後半、ラックサイドのスペースを突いてチャンスメイクするSH岡田一平。前半25分には強気の速攻でトライも記録。



■ 2014/9/21 早稲田大 104-0 明治学院大 @秩父宮ラグビー場  【写真館】
対抗戦開幕、Bグループから今季昇格の明治学院大と秩父宮で対戦したワセダは開始からエンジン全開。1分、カウンターからラックをテンポ良く重ねると最後はCTB勝浦秋→FB黒木健人と繋いで先制のノーホイッスルトライ。更に3分、6分とキックオフから切り返して3連続ノーホイッスルトライ、更に16分、18分とトライを重ねて前半20分で5トライと試合の流れを一気に引き寄せる。この後、ゴール前ラインアウトモールを2度取り切れずとアタックの精度を欠く場面も見られてペースダウン、前半を40-0で折り返す。それでも後半に入ると再び加速、1分ラックサイドをSH岡田一平が抜け出すとそのままディフェンスを振り切ってインゴールへ飛び込むと5分右ラインアウト(FL加藤広人がスチール)からSO小倉順平→LO大峯功三→SO小倉順平と繋ぎ一気にゴール前に迫ると最後は左サイドに顔を出したWTB荻野岳志がトライ。続く9分にも右ラインアウトから左へBK展開、逆サイドから回りこんだWTB荻野岳志が抜け出してスピードに乗るとそのままインゴールへ。後半も開始10分で3連続トライと畳み掛けると、この後も攻撃の手を緩めず。12分(WTB深津健吾)、17分(NO.8佐藤穣司)、23分(FB黒木健人)、26分(HO清水新也)、28分(HO清水新也)、31分(SH岡田一平)とトライを積み重ねて97-0。後半40分にも敵陣ゴール前でディフェンスでプレッシャーをかけるとこぼれたボールをNO.8佐藤穣司が足にかけてインゴールへ運び、最後はCTB飯野恭史が抑えてダメ押しトライ、104-0と対抗戦では3年ぶりの100点ゲーム、16トライ中BKで13トライと走り勝って圧勝した。

(写真)
後半23分、タックルを振り切ってトライをあげる1年生FB黒木健人。対抗戦デビュー戦で3トライの活躍。



■ 2014/9/20 早稲田大B 19-32 慶應義塾大B @早大・上井草G  【写真館】
早稲田大C 31-32 慶應義塾大C  【写真館】
早稲田大D 39-21 慶應義塾大D  【写真館】

アカクロ予備軍にとっての公式戦・Jr選手権初戦がライバル慶應義塾を上井草に迎えて行われた。開始5分ワセダは密集で犯したペナルティからPGを与えて先制を許すも、続く8分、左ラインアウトから右に展開、最後はHO清水新也が捕まりながらも巧く体を回転させてインゴール右隅に飛び込み逆転に成功する(5-3)。この後、敵陣で試合を進めながらもチャンスフェーズでペナルティ、スローフォワード…と自ら流れを断ち切ってしまうと35分に自陣ゴール前ラックからサイドを崩されてトライを献上、更に後半開始35秒にもキックオフキャッチから攻めかけたところでノックオン、すかさず切り返されてノーホイッスルトライと悪い流れに(5-15)。ワセダもFL小谷田祐紀のゲインなどで再び敵陣に侵入すると11分、敵陣ペナルティから速攻を仕掛けて右へ左へとボールを動かし最後はWTB鈴木亮がトライ、上井草を沸かせる。更にHO清水新也、CTB久富悠介らのゲインで勢いづくと慶應をゴール前に貼り付けたまま猛攻を仕掛ける。しかし、このチャンスを再びスローフォワードで逃すと23分ラインアウトモールからゴールラインを割られ、続く25分には相手WTB個人技に次々とタックルが外される屈辱のノーホイッスルトライを与えて万事休す。終了間際に再三の前進で奮闘したHO清水新也が起点となって、最後はCTB盛田志がトライをあげて一矢を報いるも19-32で初戦を落とした。先立って行われたDチームマッチではWTB桜井正敏のハットトリックなどで主導権を握ったワセダが終盤メンバーを大きく入替えて慶應の追撃を許したものの39-21で快勝。3連戦の最後のCチームマッチでは取って取られてのシーソーゲーム(7回リードが入れ替わる展開)。31-27で迎えたロスタイム、敵陣でアタックを仕掛けながらもトライを取りきれず、逆に敵陣から切り返されてサヨナラトライを与えるという悪夢のような結末に終わった。

(写真)
後半11分、ペナルティからスピードのあるアタックで慶應を翻弄して最後はWTB鈴木亮がトライ。反撃の狼煙をあげる。



■ 2014/8/28 早稲田大 26-24 法政大 @菅平・サニアパーク  【写真館】
早稲田大B 59-29 法政大B  【写真館】

夏合宿最終戦、法政大戦。前半、ファーストアタックでいきなりターンオーバーを受けペナルティを犯すと自陣に押し込められる苦しい立ち上がり。FL仲元寺宏行の好タックルなどで踏ん張るも19分、タテ続けのペナルティから法政の素早いリスタートに翻弄され、最後は左サイドの広大なスペースにキックパスを通されて失トライ、先制を許す。ワセダもすかさず反撃、24分ラインアウトから継続、売り出し中のWTB本田宗詩のラインブレイクから敵陣深く攻め込むと最後はSH平野航輝のディフェンス裏へのキックにSO小倉順平が反応、インゴールで抑えてトライ。更に30分にも相手キックからカウンターアタック、大外に振って左タッチライン際をNO.8佐藤穣司が駆け上がると最後は内にフォローについたSH平野航輝へと繋いでトライ、逆転に成功する。しかし良い流れは続かず。39分には相手FWにショートサイドを崩され逆転を許すと、後半立ち上がりにも4分、10分とタテ続けにトライを献上、12-24とリードを広げられる。大東文化大戦、帝京戦と同じような展開に、これでもかと重なるハンドリングエラーが観客のタメ息を誘う重苦しい雰囲気。18分にWTB深津健吾がトライを返して迎えた28分、敵陣相手ボールスクラムを猛プッシュ、ターンオーバーに成功するとここから流れは一気にワセダへ。敵陣ペナルティでもスクラムを選択、相手にプレッシャーをかけると35分、敵陣ゴール前中央スクラムからSTを警戒する相手のスクラムサイドをSH岡田一平が突いてポスト真下にトライ、コンバージョンも決まって再び逆転、土壇場で試合を引っくり返して苦しみながらも夏合宿初勝利をあげた。続いて行われたBチームマッチは前半2分、モールサイドを抜け出したFL中尾康太郎のトライを皮切りに20分までに3連続トライ、途中トライの取り合いになりながらも前半の貯金を終始保った試合運びで59-29と勝利を収めた。

(写真)
後半35分、スクラムサイドを突いて同点トライをあげる途中出場のSH岡田一平。この後コンバージョンも決まって勝ち越し。



■ 2014/8/24 早稲田大 12-49 帝京大 @菅平・サニアパーク  【写真館】
早稲田大B 7-76 帝京大B  【写真館】

夏の大一番、王者・帝京戦。試合開始前のアップから気合十分のワセダは立ち上がりこそ先制トライ(3分)を献上するものの相手ペナルティを利用して敵陣ゴール前に再三迫るなどすぐさまペースを取り戻す。13分にはカウンターアタックから連続攻撃、最後は左サイドでボールを受けたWTB本田宗詩が相手FBを振り切る見事な走りでトライ、すぐさま追い付く。この後もCTB飯野恭史が大男達の間を潜り抜けてのビッグゲインで敵陣侵入すると28分、ゴール前ラインアウトからモールを形成、左へ左へと巧く押し込むアングルを変えて最後はFL仲元寺宏行が抑えてトライ、勝ち越しに成功する。この後、ペナルティから自陣に貼り付けとなる対帝京として絶対にやっては行けないパターンから33分、37分と連続トライを献上するものの12-21と僅差で前半を折り返す。勝負の後半、ここでも立ち上がりにターンオーバーからトライを献上し、12-28とされる。すぐさまワセダも自陣スクラムからCTB勝浦秋がビッグゲインを見せて敵陣へと侵入。確実にトライを取りきりたい場面であったが、敵陣ラインアウトで連続してノットストレート。攻撃権を手放すと流れは一気に帝京へ。踏ん張っていたディフェンス網が徐々に食い込まれ始めると、下がってディフェンス、下がってディフェンス、そしてペナルティで大きく後退と悪循環を辿り、16分、28分、34分と連続トライを献上。攻撃でも帝京の整備されたディフェンスを崩せずに後半はノートライ。後半序盤でのラインアウトのミスが最後まで響く形となり12-49で完敗、春のリベンジとはならなかった。続いて行われたBチームマッチも序盤からディフェンスが崩壊、タックルが次々と外されて前半だけで7トライを献上、後半19分にハイパントを起点にターンオーバー、外に振ってCTB盛田志が一矢を報いるのがやっと。後半も5トライを追加されて7-76で大敗を喫した。

(写真)
前半13分、相手FBを振り切って同点のトライをあげるWTB本田宗詩。2年目のシーズン、春から着実に成長を続けている。



■ 2014/8/23 早稲田大C 21-21 帝京大C @早大・菅平G  【写真館】
早稲田大D 33-19 帝京大D  【写真館】

夏合宿の最大のターゲットである帝京4連戦。先陣を切ったCチームは序盤からディフェンスの時間帯が長く苦しい展開、それでもSH山岡篤樹の鋭い出足のディフェンス、相手のミスに助けられて前半をラインアウトモールからの1トライに抑える。ワセダの初めてのチャンスは38分、自陣からCTB鈴木伶輔のブレイクでようやく敵陣深くに侵入すると、直後の相手ラインアウトからタッチを狙う帝京に対して、SH山岡篤樹が猛然とチャージ、こぼれたボールをデッドボールラインギリギリで抑えて同点に追いつく。後半に入りスクラムで優位に立ったワセダは相手ボールにプレッシャーをかけてターンオーバーに成功、流れを引き寄せると10分、相手ペナルティから素早く仕掛けてSH山岡篤樹-CTB丹野怜央-NO.8中庭悠と繋いで勝ち越しに成功する。ここから試合は取って取られての展開に。18分、帝京(自陣ラックでのこぼれ球を拾われ失トライ)。23分、ワセダ(相手ゴール前右ラインアウトモールを押し込んで勝ち越し)。28分、帝京(ペナルティから速攻を受けてBKで余られて失トライ)…と21-21の同点のまま後半40分を経過。終了間際、自陣深くで耐え続けるワセダに猛攻を仕掛ける帝京…ジリジリと押し込まれるも最後の一線で踏ん張り、ターンオーバーに成功するとワセダは自陣から一気の逆襲、フィールド中央まで押し戻す。双方、同点のままゲームを終わらせないトライを取りきる意志の詰まったインジュアリータイムの攻防は5分以上にも及んだが結果は痛み分け、それでも春に完敗した相手に互角に渡り合った展開はCチームの確かな成長を感じさせた。続いて行われたDチームマッチでは前半からFW戦で帝京を圧倒、ラインアウトモールで先制すると安定のスクラムから自在のアタックでトライを重ねる。後半もタテ、タテとFWを積極的に当てて防御を崩して2トライを追加。FB三村将広、NO.8大塚拓郎ら4年生を中心に気持ちの面でも上回り、33-19で快勝した。

(写真)
後半10分、ペナルティからの速攻に反応、相手を引き付けてラストパスを放つCTB丹野怜央



■ 2014/8/18 早稲田大 80-0 東京大 @早大・菅平G  【写真館】
夏合宿恒例の東京大との定期戦。Cチームメンバー主体で対戦したワセダは序盤から攻め込みながらもチャンスフェーズでハンドリングが乱れ、終始敵陣で試合を進めながらも得点は前半12分のCTB久富悠介の1トライのみ。それでも力の差を見せたスクラム戦から東京大を崩すと19分、相手ボールスクラムのこぼれ球を反応良く拾ったSH岡田一平の前進から最後はNO.8大塚拓郎がラックサイドを突いてトライ。30分にも敵陣ゴール前相手ボールスクラムにプレッシャーをかけてペナルティを誘うとSH岡田一平がクイックスタートでゴールラインを割る。36分にも自陣から仕掛けて繋ぎ切ってトライと26-0で前半を折り返す。後半に入るとワセダはエンジン全開。50秒、キックオフ直後に出来たモールでボールをもぎ取りターンオーバーに成功するとCTB丹野怜央が前進、攻め続けて最後はCTB久富悠介、いきなりのノーホイッスルトライで猛攻の口火を切るとペナルティからのクイックスタート、ターンオーバーからの逆襲、カウンターからの連続攻撃、ラインアウトモール、FWのショートサイドゴリゴリと多彩な攻め口で東京大を圧倒、後半は7選手で8トライと全員ラグビーで54点を追加、ディフェンスでも終始安定したタックルを決め続けて完封、80-0で大勝した。

(写真)
後半、突進するゲームキャプテンのFL池田良。最後まで声を出し続け大勝の中でもチームを引き締めた。



■ 2014/8/17 早稲田大 33-54 大東文化大 @早大・菅平G  【写真館】
早稲田大B 73-5 大東文化大B  【写真館】

夏合宿初戦、外国人選手3人を擁する大東文化大と対戦。前半10分、ワセダは敵陣ラインアウトを起点としたアタックからSH杉本頼亮のサイド突破、更にLO桑野詠真が持ち出して左中間に飛び込み先制。21分、自陣ゴール前スクラムから相手外国人選手の8単に防御が対応できず、一次攻撃でトライを献上し追いつかれるも24分、自陣でのダブルタックルからターンオーバーに成功するとSO小倉順平-CTB飯野恭史と繋いで一気の逆襲、最後はWTB本田宗詩が走り切って勝ち越しに成功(ビューティフルトライ!)。しかしこの日のワセダは相手外国人選手(WTB、CTB、NO.8)を核としたアタックを止め切れず。WTBの突進に3人、4人と弾かれてゴール前まで迫られると、CTBにインゴールに雪崩れ込まれる…何とかグラウンディングを阻止するも直後のゴール前5mスクラムから再びNO.8の8単に屈して逆転トライを献上、12-14で前半を折り返す。後半に入り35秒、途中出場のFB門田成朗が相手ディフェンスのプレッシャーを受けながらパスを放ったところでインターセプトされてトライを与えると、ここから大東文化大の力強いアタックに成す術もなく次々とトライを奪われて(4分、8分、13分)12-42。ワセダも16分にWTB本田宗詩のインターセプトからの独走トライ。21分、中央ラックからLO大峯功三主将がディフェンスをかいくぐってトライ。連続トライで勝負の望みを繋いだと思われたが、直後の24分にラインアウトモールからあっさりとインゴールを割られてトライを献上、更には32分にもトライを与えて万事休す。ラインアウトも乱れて起点を失うと勝負所で選択したペナルティからのスクラムも逆にターンオーバーを許すなど、試合を通じて劣勢に立たされたブレイクダウンも含めて、全ての局面で完全な力負けとなった。

(写真)
後半16分、インターセプトから独走トライをあげるWTB本田宗詩。深津健吾の欠場により掴んだチャンスで2トライとアピール。



■ 2014/7/6 北風祭 @早大・上井草G  【写真館】
梅雨の中休み、晴天に恵まれた一日、恒例の北風祭が行われた。開祭を前に行われたOB戦にはトップリーガー芦谷勇帆選手(13年度卒。現キャノン)も参戦、試合を盛り上げた。途中インプレーが長く続く攻防には足が追いつかない場面もあれど、試合の最終盤には(実況の岡田一平選手に煽られ?)ペナルティからでもハリーで攻める互いの意地のぶつかり合い、最後は竹田幹選手(98年度卒)が快足を飛ばして自身2トライ目となるサヨナラトライをあげて10-5で白チームが勝利した。開祭式を経てグラウンドを半分に分けて学生のサークル・部対抗ドッヂボール大会と、ラグビー体験コーナーを同時進行。子供たちを中心としたファンは体験コーナーで、大学生はドッヂボール大会で…とそれぞれのコーナーから歓声の絶えない時間となった。恒例のオークションでは主将、両副将に加えて藤田慶和選手、荻野岳志選手のジャパン勢と豪華な顔ぶれによる希少価値の高い一品が続々と。大峯功三主将の関東大学オールスター戦のジャージ、荻野岳志選手のU20日本代表のジャージ(JWRTチリ大会で着用)にはそれぞれ5万円以上の声が飛び交い本人もビックリ、ギャラリーもビックリの展開に…。同じ顔ぶれで急遽行われたトークショーではラグビーの事からプライベートの事まで、ファンの質問に時にマジメに、時に笑いを交えて応対して会場を沸かせた。最後は各サークル、そしてラグビー部のパフォーマンス(今年もフロントローが作り出す異次元ワールド、流行りの『アナと雪の女王』から某県議ネタまで…)を挟んで布巻峻介副将による早明戦PR、そして最後は大峯功三主将の挨拶。「(早明戦に向けて)僕達学生が出来ることは集客は勿論ですが必ず全勝で勝ち上がって最終戦(早明戦)を迎えることと思ってます。そして大学選手権も全て勝って日本一になります。その為の練習をこれからもしていくので応援よろしくお願いします。」上井草から大きな拍手が沸き起こり、盛況のうちに祭を終えた。

(写真)
開祭の挨拶に立つ大峯功三主将。「日頃応援をして下さっている方にラグビー以外で感謝の気持ちを伝えられる唯一の場。部員一同最高のおもてなしの心を持って頑張ります!」



■ 2014/6/26 早稲田大1年 19-29 明治大1年 @早大・上井草G  【写真館】
春シーズンのラストを飾る新人早明戦。先制はワセダ。開始1分40秒、メイジのペナルティにLO水野孟が速攻を仕掛けると、ラックを挟んでSO杉本頼亮が裏に抜け出したところに反応したLO加藤広人へとバックハンドパスが繋がってインゴールへ駆け込む。このトライを皮切りに試合は取って取られての展開に。ワセダはNO.8鶴川達彦の力強い突進から敵陣に攻め入り、ペナルティからの速攻で活路を開く(24分にはPR柴田雄基の速攻から最後はCTB高橋吾郎でトライ)と、メイジは大きくて強いFWを前面に出してショートサイドアタックから、モールからと14分、26分にトライを返す。時間の経過とともにワセダはブレイクダウンで後手を踏み始め、FL増田宏人、SH吉岡航太郎らがゲインするものの出来たラックからボールが出せず、ターンオーバーを許す場面が続く。逆にメイジに35分(トライ)、42分(PG)と得点を与え12-24で前半を折り返す。後半に入っても流れは変わらず、ワセダはSO杉本頼亮のラインブレイクなどでチャンスを作るも攻めきれない時間帯が続くと、30分にメイジにラインアウトモールから近場を崩されて決定的なトライを献上。ワセダも36分、グラウンドを大きく使った展開からFB黒木健人が裏に出てWTB作田蓮太郎へとラストパス、一矢を報いる。この後更に攻め続けるもゴール前に迫ったところでブレイクダウンでプレッシャーを受けてペナルティ、この試合を象徴するような形でチャンスを逃し19-29で敗れて新人早明戦6連敗…試合後は1時間以上反省練習が続き、3年後の雪辱を誓った。

(写真)
後半、ディフェンス2人の間をすり抜けるゲームキャプテンSO杉本頼亮



■ 2014/6/22 早稲田大 10-28 帝京大 @三ツ沢球技場  【写真館】
春の総決算、そして関東春季大会の優勝を賭けた王者・帝京大戦。午前中からの雨も上がった三ツ沢での一戦は開始7分、ペナルティから自陣ゴールラインを背負うとラインアウトモールを起点にショートサイドをBKで崩されて先制トライを献上する。直後の10分、早稲田は敵陣中央スクラムから右へ展開、SH杉本頼亮-WTB荻野岳志と繋ぐとその荻野がトイメンをスピードで振り切って右中間にトライ、すぐさま同点に追いつく。更に16分、再びWTB荻野岳志がディフェンスの間を抜けて一気にゴール前に迫ると相手が犯したペナルティをPGで3点に結び付けて勝ち越しに成功する。マイボールラインアウトに精度を欠き、また相手の好タッチキックに自陣での戦いを余儀なくされると28分、相手の連続攻撃にじりじりと後退、最後は外国人選手に押し込まれてトライを献上。それでもLO桑野詠真、FB黒木健人らの好タックルで度々相手の攻撃を寸断、10-14と僅差で前半を折り返す。勝負の後半、いきなり相手のキックオフミスで攻撃権を得ると15分過ぎには敵陣ゴール前で猛攻、幾度となくゴールライン寸前まで押し寄せるも帝京のディフェンスは固く…最後はSO小倉順平のディフェンス裏へのキックがドロップアウトとなり、得点をあげられない。すると24分、自陣ゴール前スクラムから左サイドをFWで攻められると一転、右に振られてBKのマークがズレたところを突かれてトライを献上、更に29分にもトライを追加されて10-28。早稲田も終了間際に敵陣ゴール前で猛攻を仕掛けるも最後まで帝京防御網を崩せず…勝負所での決定力の差がそのままスコアに表れてノーサイドの笛。後半20分まで互角に渡り合ったある程度の手応えと、足りなかったラインアウトを含めた攻撃の精度…大峯組の再挑戦は2ヶ月菅平で。

(写真)
前半10分、相手をハンドオフで突き放して同点となるトライをあげるエースWTB荻野岳志。この日も積極的にボールを受けてゲインを重ねた。



■ 2014/6/21 早稲田大B 20-21 帝京大B @帝京大・百草G  【写真館】
早稲田大C 21-41 帝京大C  【写真館】
早稲田大D 0-62 帝京大D  【写真館】
早稲田大E 26-33 帝京大E  【写真館】

春の総決算、王者帝京との5連戦。敵地百草園に乗り込んだBチームは前半13分、ペナルティからSO浅見晋吾の好タッチキックで一気に敵陣ゴール前に押し寄せるとラインアウトモールを押し込む。更にFW陣が拘りを感じさせる再三のショートサイドアタックで最後はNO.8山口和慶が潜り込んでゴールラインを割り、相手のお株を奪う形で先制する。それでもこの日苦戦を強いられたスクラムからサイドを突かれて21分にトライを献上、逆転を許すと35分にはペナルティから相手の速攻に対応が遅れて連続トライを与える。ワセダも直後の37分、カウンターアタックからSO浅見晋吾が抜け出し、FL中尾康太郎→SH平野航輝→WTB本田宗詩と繋ぎ切ってトライ、10-14と食らいつき前半を折り返す。後半に入り7分、ラインアウトに安定を欠いた帝京はペナルティから再び速攻、前半に続きこの形からトライを与えてリードを広げられるも、ワセダは後半から入ったSH岡田一平とFL中尾康太郎のダブルハーフでテンポアップ、相手のラインアウトの乱れにも付け込んで攻勢に転じる。34分にゴール前ペナルティから猛攻、FW、FWで近場を突いた後、右に展開してWTB鈴木亮が果敢に切り込むと最後はラックサイドをCTB久富悠介が飛び込んでトライ、流れを一気に引き寄せる。更に41分、ゴール前スクラムからNO.8山口和慶が8単、相手タックルを振りほどいてインゴールへダイブ、1点差に詰め寄る(20-21)。逆転のコンバージョンをWTB鈴木亮が右中間から左足で狙うもボールは惜しくも左に反れて一歩届かず、トライ数では4-3と上回りながら勝利を逃した。前後に行われたC、D、Eチームマッチも序盤から帝京ペース。C、Eチームは追い上げを見せる時間帯を作りながらも逆転には至らず、4連敗を喫した。

(写真)
後半41分、8単からタックルをかわしてトライをあげるNO.8山口和慶、土壇場で1点差に迫る。山口はこの日2トライ。



■ 2014/6/15 早稲田大D 31-33 ワセダクラブMF @早大・上井草G  【写真館】
ワセダクラブとの同門対決。上田組、垣永組の若手OB10人をスターターに並べたワセダクラブに対して早稲田は開始から攻勢に出る。5分、敵陣ゴール前ペナルティから速攻、最後はHO周藤直也が左中間に飛び込んで先制。1トライを返された後の15分、ゴール前ラックからサイドを突いたNO.8山崎海がトライをあげると直後の17分にはキックオフから一人でディフェンスを切り裂いたWTB桜井正敏が独走のノーホイッスルトライ。更には22分、敵陣ゴール前ラインアウトのこぼれ球を拾った高麗大からの短期留学生LO梁大英が巨体を生かしてインゴールに雪崩れ込み26-5とリードを奪う。しかしワセダクラブも28分、早稲田陣ゴール前ペナルティから速攻、最後は大外でHO安江順→PR大瀧祐司と繋いでトライを返すと、36分にもゴール前スクラムからCTB水野健人のタテで起点を作り、SO間島陸が抜け出しトライとOB勢が気を吐いて点差を詰める。後半に入り攻め手を欠いた早稲田に対してワセダクラブは17分に右ラインアウトから大きく展開、左WTBにポジションチェンジした水野健人のトライで追いつくと35分にもトライをあげてハーフタイムを挟んで5連続トライで勝ち越しに成功。早稲田も39分、NO.8山崎海の好セーブからWTB小川啓樹がゲイン、ペナルティを挟んだ速攻で最後は再びWTB小川啓樹が右隅へ、31-33と詰め寄る。直後の難しい角度からのコンバージョン、この日安定したキックを見せていたFL李珍?(高麗大)のゴールキックが僅かに左に逸れたところでノーサイドの笛、若手OBが後輩達に威厳を示す結果となった。

(写真)
前半17分、キックオフからの切り返し、中央スペースをWTB桜井正敏が駆け抜けて独走ノーホイッスルトライをあげる。


■ 2014/6/14 早稲田大1年 43-22 慶應義塾大1年 @慶大・日吉G  【写真館】
早稲田大B 33-7 慶應義塾大B  【写真館】
早稲田大C 21-17 慶應義塾大C  【写真館】

春シーズン恒例の新人早慶明対抗。敵地日吉で慶應義塾と対戦したワセダは立ち上がり1分、ペナルティからゴール前ラインアウトモールを押し込まれて先制トライを献上。コンタクトを重ねる度に食い込まれて後退、7分、11分と更に連続トライを許して0-17と一方的な展開に。反撃は14分、マイボールスクラムを辛うじてキープ(この日のスクラムは圧倒的に押し込まれるもボールだけは何とかキープ、試合を壊さなかった)、FWでフェーズを重ねて前に出るとSO杉本頼亮が抜け出し、CTB高橋吾郎へと繋いでトライ。この日の最初のチャンスでトライを取りきるとワセダは息を吹き返す。22分右ラインアウトからNO.8鶴川達彦が抜け出てビッグゲイン、一気にゴール前に迫ると最後はSO杉本頼亮がインゴールへ。この後も敵陣で試合を進めるも敵陣マイボールラインアウトで3連続ミス…と波に乗り切れず12-22で前半を折り返す。勝負の後半、キックオフの競り合いでペナルティを得るとすかさず速攻、ラックを重ねて最後はアドバンテージを生かしたSO杉本頼亮のキックパスがWTB作田蓮太郎へと渡ってトライ。開始1分いきなりのトライで慶應を射程圏に捕えると17分、左タッチライン際を細かいパスワークで繋いで前進、ゴール前に迫ると相手ペナルティから速攻、大外へボールを運び、WTB作田蓮太郎が再びトライ、逆転に成功する。更に26分にも大きく蹴り込み弾んだボールを巧く拾ったWTB作田蓮太郎がそのまま一気に加速、自身3連続トライで慶應を突き放しにかかると、36分、40分にもトライを畳み掛けて後半だけで31得点の猛攻。後半は相手に攻め込まれても、SH吉岡航太郎のジャッカル、LO加藤広人の密集でのプレッシャー(相手のボールコントロールを奪う)など要所で相手の攻撃を寸断、得点を与えず43-22で快勝した(新人早慶戦、4年ぶりの勝利!)。続いて行われたBマッチでは前半WTB本田宗詩の連続トライで先行、後半にも復帰のCTB勝浦秋の連続トライ+アシストと全てのトライに絡む活躍で3トライを追加、33-7で快勝した。更にCチームマッチも前半リードを許すものの後半立ち上がり50秒にLO沢登直也のノーホイッスルトライで追いつくと4分ゴール前ラインアウトモールで勝ち越し、21-17で逃げ切って、敵地で対慶應義塾3タテを果たした。

(写真)
後半26分、スピードでディフェンスを振り切って独走トライをあげるWTB作田蓮太郎。勝負所で3連続トライを記録。


■ 2014/6/8 ジャパンセブンズ @秩父宮ラグビー場
秩父宮で行われた春のセブンズシリーズ最終戦、ジャパンセブンズ2014。1回戦でライバル帝京大と対戦したワセダはキックオフから終始帝京にボールを支配されて2分に先制を許すと、リスタートのキックオフで帝京にことごとく競り負けて全くボールを触れないままに3分、4分とタテ続けに失点、0-19と苦しい展開。6分、タックルに絡んだ深津健吾が自陣でボールを奪い返して外に展開、門田成朗が抜け出し、そのまま独走トライ、ようやく反撃の狼煙を上げると後半開始30秒にも山岡篤樹のゲインから最後は深津健吾が走り切ってトライ、帝京に詰め寄る。更に3分、荻野岳志がタッチライン際を大きくゲインし、チャンスメイク…しかしフォローがなく孤立しターンオーバーを許すとここから切り返されて痛恨のトライ。6分に荻野岳志→深津健吾の両エースで中央突破からトライを返すものの前半の失点は重く19-33で敗戦した。コンソレーションに回っての初戦はトップウエストAのホンダと対戦。前半6分鈴木亮、後半1分五十嵐隆介がトライをあげるものの相手の外国人選手に大外を振り切られるなど手を焼いて後半中盤まで12-12の同点。均衡した展開を打ち破ったのは門田成朗、4分思い切りの良い仕掛けでディフェンス2人の間を抜けてトライ、更に直後のキックオフを拾った山本龍平が独走トライと続いてホンダを突き放すとロスタイムの相手の猛攻を門田成朗が片腕一本食い下がってトライを阻止、24-19で接戦を制した。コンソレーション準決勝は東芝と対戦。24秒、いきなり相手外国人選手に突破を許してトライを献上も2分、自陣から思い切りよく仕掛けた鈴木亮のブレイクから本田宗詩へと繋いで同点に追いつく。しかし、相手の高さにキックオフで苦戦、更に防御を崩されて内に寄ったところでキックパス…と相手の巧さに翻弄されて3連続トライを献上、ワセダも後半5分、山岡篤樹が密集で絡んでボールを奪い返してそのまま一気の独走トライで意地を見せるものの反撃もここまで(12-31)。トップリーグの壁に阻まれて大会を1勝2敗で終えた。

■ 2014/6/7 早稲田大B 29-7 専修大 @早大・上井草G  【写真館】
早稲田大D 24-14 専修大C  【写真館】

リーグ戦2部専修大と雨の上井草で対戦。序盤からワセダが攻勢に出るもののブレイクダウンを制しきれずに綻びを突かれてターンオーバーを許す展開(9分にはターンオーバーから一気に切り返されて先制トライを献上)。それでもこの日のワセダはタックルからの切り返しが冴える。20分、タックルで相手がボールをこぼしたところから大外展開、CTB盛田志がビッグゲインでゴールライン目前に迫り、最後はSO浅見晋吾が右隅へ飛び込む。更に24分にもFL寺川賢太らのダブルタックルでターンオーバー、一気に攻め込むとペナルティを挟んでラインアウトモールを押し切ってトライ、逆転に成功する。37分にはラインアウトから右に左に、そしてまた右にと相手を揺さぶりCTB盛田志がトライ、19-7として前半を折り返す。後半に入ってもワセダの攻勢は変わらずも、ディフェンス裏へのキックが再三ドロップアウトになるなどエリア支配こそすれど得点には結びつかず。26分に右ラインアウトモールからブラインドサイドを突いたFL寺川賢太がトライ、32分に左ラインアウトモールからゴール前に迫り、復帰戦となったHO清水新也が密集サイドを突いてトライ。FWの力勝負で2トライを加えて29-7で勝利した。先立って行われたDチーム(相手はCチーム)の試合はともに1年生主体のメンバー編成。12-14で迎えた後半19分にFL小谷海知のタテを起点にCTB作田蓮太郎が抜けて逆転、この後もCTB小野祐輝のトライでダメ押しするとディフェンスでもしぶとく前に出てプレッシャーをかけ続けて24-14で勝利した。

(写真)
後半26分、モールサイドを突いてインゴールに飛び込むFL寺川賢太


■ 2014/6/1 早稲田大 87-3 中央大 @早大・上井草G  【写真館】
早稲田大B 46-10 中央大B  【写真館】

春季大会3戦目、ホーム上井草に中央大を迎えての一戦。開始2分、ゴール前左ラインアウトからモールを形成、FWでプレッシャーをかけた後に一気の大外展開、右WTB荻野岳志がスピードで振り切って右隅に先制トライをあげる。右の翼がいきなりその力を見せつけると左の翼も黙ってはいない。19分、左WTB深津健吾が相手のライナー性のキックをダイレクトキャッチするとそのまま一気に走り切って独走トライ。21分にもキックオフからBK陣で切り返してWTB荻野岳志がノーホイッスルトライをあげると、30分左ラインアウトからWTB深津健吾が突破、WTB荻野岳志が粘ってゴール前に迫りトライの起点となる(最後はLO桑野詠真)。33分、猛攻で相手を翻弄した後、クイックスローからWTB荻野岳志が個人技で抜け出してトライ。両翼が自在に走り回って前半だけで二人で4トライ(チーム5トライ)をあげて33-3で折り返す。後半に入っても二人を軸にBK陣が躍動、1分、FW陣でラックを刻んでからSO小倉順平がブレイク、WTB荻野岳志へと繋いでノーホイッスルトライで猛攻の口火を切る。更に6分SO小倉順平、7分WTB深津健吾、14分SH岡田一平、26分WTB荻野岳志、30分WTB荻野岳志、38分CTB飯野恭史。トドメは44分、スクラムからSO浅見晋吾がブレイク、サポートのWTB山本龍平がトライと途中出場コンビでダメ押し、後半だけで8トライと畳み掛けて中央大を圧倒(WTB荻野岳志はこの日6トライの大活躍)、ディフェンスでも途中出場のFL布巻峻介が密集でさすがの仕事ぶりを見せて再三のボール奪取、ピンチらしい局面もほとんどなく相手を前半9分のPGのみに抑えて87-3で圧勝した。続いて行われたBチームマッチでもFB門田成朗の2トライなど前半5本全てのトライをBK陣であげてリードすると後半にはラインアウトモールから2トライとFW陣も奮起、46-10で快勝した。

(写真)
前半33分、クイックスローから一人でディフェンスを次々と突破、圧巻の走りでトライをあげるWTB荻野岳志。この日一人で6トライの大活躍。


■ 2014/5/31 早稲田大C 26-24 東洋大 @早大・上井草G  【写真館】
早稲田大D 19-5 東洋大B  【写真館】

リーグ戦2部東洋大を上井草に迎えての一戦。早稲田は開始9分、FKから連続攻撃を仕掛けると最後はCTB田丸暖が抜け出し、WTB近田望へと繋いで先制トライ。この後ペナルティとミスが重なり、自陣で過ごす時間が長くなるもCTB田丸暖、FB黒木健人らが鋭いタックルで突破を許さず。20分にはダブルタックルが綺麗に決まったところで相手のペナルティを誘い、自陣クイックスタートからSH吉岡航太郎-LO水野孟-SH吉岡航太郎と1年生コンビで速攻を決めて追加点となるトライ。31分にトライを献上するものの12-5とリードして折り返す。後半に入り、9分HO難波聡の好セーブ(この日は全体的に下のボールへの反応で相手を上回る)からテンポ良く攻め立てると相手がペナルティを犯す度にクイックスタートで猛ラッシュ、最後はFB三村将広が抜け出してトライ、リードを広げる。しかし後半に入りスクラムを完全に制圧されると徐々に相手の時間帯に。17分、19分とトライを献上すると29分にもラインアウトモールを押し切られて3連続トライで19-24と逆転を許す。苦しいゲーム展開の中、直後のキックオフがこぼれたところにFL池田良が鋭く反応、マイボールとすると右へ左へボールを動かし、最後はFL池田良(最後の最後まで骨惜しみしないハードワーク!)らFW陣が繋ぎ、大学デビュー戦の途中出場LO加藤広人がインゴールへ。ゴールも成功(SO広瀬泰斗)し、26-24と試合を再びひっくり返すとこのまま逃げ切り接戦を制した。続く東洋大B戦(40分一本)は先制トライを許すものの30分、ペナルティからCTB高橋吾郎が自らクイック、ラックサイドを自ら仕留めと積極性が光るトライで追いつくと、38分こぼれ球を拾ったLO沢登直也のトライで勝ち越し、ロスタイムにもダメ押しトライをあげて19-5で勝利した。

(写真)
前半20分、自らのクイックスタートでの仕掛けからチャンスメイク、最後再びパスをもらってトライをあげるSH吉岡航太郎


■ 2014/5/25 早稲田大 59-0 流通経済大 @龍ヶ崎・たつのこフィールド  【写真館】
敵地に乗り込んでの春季大会2戦目、流通経済大戦。序盤、ボールキープはするものの外国人選手を中心とした相手の腕っぷしの強さの前にブレイクダウンで絡まれてテンポアップできず。均衡が破れたのはウォーターブレイクを挟んだ直後の21分、敵陣ゴール前右ラインアウトモールから持ち出したFL吉田有輝がサイドを巧く潜り込んで右中間にダイブ。更に28分WTB深津健吾のカウンターを起点にアタックを継続、最後はCTB飯野恭史が左中間へと走り切ってトライ。32分、相手のショートパントを処理したWTB荻野岳志の切り返しから左へ振ってFB滝沢祐樹がトライ。37分、左ラインアウトを起点にSO小倉順平-(ブラインドサイドから顔を出した)WTB深津健吾と繋ぐと鮮やかな中央突破を見せてトライ。前半終了間際の41分にも敵陣右ラインアウトからNO.8山口和慶、SH岡田一平らがグイグイ前に出てゴール前に迫ると最後はラックサイドをHO菅野卓磨が潜ってトライ。最初の20分間の沈黙がウソのように次の20分で5連続トライの猛攻、35-0として前半を折り返す。後半、序盤は流通経済大の攻撃を受ける時間帯、ゴール前に押し寄せられるも粘りのディフェンス。このピンチを凌ぎきると11分、SH平野航輝のゲイン→相手ペナルティ→再び平野航輝がクイックスタート…と一気に敵陣ゴール前に攻め込み、最後は途中出場のHO貝塚隼一郎が余ってトライ。このトライで再び流れを呼び込むと15分右WTB荻野岳志が左隅、24分左WTB深津健吾が中央突破とサイド関係なく両翼が自在にフィールドを駆け回ってトライを加えると38分にもNO.8山口和慶のトライでダメ押し。ディフェンスでもFL吉田有輝のピンチでの好セービングに、途中出場のFL布巻峻介の再三のジャッカル…と相手の攻撃の芽を摘み取って完封、59-0で大勝した。

(写真)
前半37分、ブラインドサイドから顔を出して中央突破、一気の加速で独走トライをあげるWTB深津健吾



■ 2014/5/24 早稲田大B 21-36 流通経済大B @早大・上井草G  【写真館】
早稲田大C 15-60 流通経済大C  【写真館】
早稲田大D 50-36 流通経済大D  【写真館】
リーグ戦・流通経済大を迎えてのBチーム以下の3連戦。Bチームマッチは序盤から敵陣で試合を進めるもののここぞのチャンスフェーズでパスミス、ノックオンを重ねて波に乗れず。19分にSO浅見晋吾のリターンパスからFB門田成朗がステップ一閃、ディフェンスを置き去りにして独走トライをあげて先制するもスクラムで反則、ラインアウトでノットストレートとセットプレーが乱れて自陣に押し込められ流れを引き寄せられない。28分には相手外国人FWの中央突破から崩されてトライを献上。35分に敵陣ゴール前ラインアウトからモールを押し込んでトライと勝ち越しに成功するも後半に入ると1対1局面でのタックルが決まらずあっさりと抜かれて1分、9分と連続トライで逆転を許す(14-19)。時間の経過とともに相手のアタックを受けては下がり、ブレイクダウンでも後手を踏むと15分、26分、30分とトライを献上。早稲田も単発でCTB矢野健人、久富悠介がゲインするものの後が続かず…28分にCTB秋吉孝一のトライで一矢を報いるのがやっとで21-36で敗戦を喫した。続くCチームも接点で圧倒されて15-60の大敗。先陣を切ったDチームのみがメンバー交代後の後半も粘り強い戦いを見せて50-36で勝利した。

(写真)
後半28分、キックオフからボールをキープし、ノーホイッスルトライを上げるCTB秋吉孝一


■ 2014/5/18 早稲田大C 50-36 武蔵大 @早大・上井草G  【写真館】
早稲田大D 7-31 駒場WMM  【写真館】
対抗戦Bの武蔵大を上井草に迎えた早稲田Cチーム。試合は序盤、ペナルティ連発から自陣ゴールラインを背負うと9分、ゴール前ラインアウトモールからサイドを崩されて先制を許す。攻めてもチャンスフェーズでハンドリングエラーを連発し、流れに乗れない早稲田は13分、敵陣ゴール前でこの試合優勢に立ったスクラム戦で相手ボールを押し込むとインゴールにこぼれたボールにPR佐田涼祐が反応して抑えてトライ、同点に追いつく。早稲田のハンドリングが落ち着きを取り戻し、早い攻撃で相手を攻め立てると20分過ぎからトライラッシュ。26分、右ラインアウトから左オープンに展開、左WTB千年原旭が体を巧くスピンさせて2人を置き去りにしてインゴールへと飛び込むと29分、ペナルティの速攻からNO.8五十嵐隆介-LO千葉巧也-FL市瀬奨一郎とFWで繋ぎ切ってトライ。32分、ゴール前ラインアウトモールを押し込んでトライ。37分、WTB千年原旭が左サイドをビッグゲイン、そこから右に回してFB作田連太郎が余って悠々とトライ。40分にはターンオーバーからLO千葉巧也-WTB桜井正敏と繋いでトライ、5連続トライで試合の主導権を奪って38-5として前半を折り返す。後半に入ると再び早稲田のハンドリングが乱れ、またラインアウトも安定せず、リズムを崩すと15分、パスミスを拾われて独走トライ。22分、攻め込んでのパスが相手に渡り、そこから逆襲を受けて失トライ。43分、ノックオンターンオーバーから独走トライ…と自滅の形から後半だけで5トライを献上。32分に自陣から繋いでCTB橋嶺佑が走り切ってトライをあげるなど後半2トライを加えて50-36で逃げ切ったものの良い所、悪い所がハッキリと出た試合となった。続いてクラブチーム駒場WMMと対戦した早稲田Dチームは25分にSO野口祐樹の個人技で先制トライをあげるもののメンバーを大量に入替えた後半に4連続トライを奪われて7-31で敗戦を喫した。

(写真)
前半40分、相手タックルを受けながらもチーム5連続となるトライをあげるWTB桜井正敏


■ 2014/5/11 早稲田大 74-7 高麗大 @早大・上井草G  【写真館】
一年毎に互いのグラウンドを行き来して行われる韓国・高麗大との定期戦、今年はホーム上井草で行われた。試合は2分、ゴール前ラインアウトのチャンスからモールを一気に押し込んで先制、ファーストチャンスをものにする。この後はブレイクダウンの局面で高麗大に差し込まれてペナルティで自陣に釘付けにされる時間帯が約10分間続く。それでもLO大峯功三主将が密集で巧く絡んでペナルティを誘い出し、ピンチを脱すると17分、相手ボールの左ラインアウトに絡んでマイボールとすると素早く外にボールを動かして右WTB荻野岳志がトライ。更に22分、中央スクラムから8-9で右サイドに仕掛け→WTB荻野岳志がビッグゲイン→左に振って中央スペースに走りこんだLO大峯功三主将がインゴールに飛び込み加点。ようやくワセダのテンポでボールを動かし始めて、前半を26-7で折り返す。後半に入ると疲れの見える相手に対してワセダのトライラッシュ。1分、敵陣スクラムからSOの位置にWTB深津健吾が入るサインプレーからその深津が一気に抜け出してトライ、猛攻の口火を切るとFL布巻峻介のビッグヒット、SH岡田一平のしつこい絡みから次々と相手ボールを奪い取り、7分、11分、21分、24分とトライを重ねる(24分には自陣からSH岡田一平の仕掛け、WTB本田宗詩の機敏な動きでの仕留めでノーホイッスルトライ)。この後も磐石のセットプレーを起点としたアタックからWTB深津健吾の2トライなどで3トライを追加、終わってみれば後半8トライと相手を圧倒して74-7で大勝、この定期戦の連勝記録を伸ばした。惜しむらくは前半33分、ラインアウトでのキープミスから近場を突かれて相手SHに走られて失トライの場面、大東文化大戦でも崩された形だけに課題を残した。

(写真)
後半40分、大外からのカットイン、ディフェンスを置き去りにこの日自身3つ目のトライをあげるWTB深津健吾


■ 2014/5/10 早稲田大B 31-54 明治大B @明大・八幡山G  【写真館】
早稲田大C 19-36 明治大C  【写真館】
ライバル明治とのBCマッチ、敵地八幡山に乗り込んでの一戦はBCともに前半の競り合い一転、後半はモール、スクラム、ブレイクダウンを制圧されて、点差を突き放され連敗となった。Bチームマッチは立ち上がりから明治ペース。2分、ペナルティからの自陣ゴール前ラインアウトモールにあっさりとインゴールを割られると6分にもトライを献上、0-14と先行を許す。早稲田も10分、ラインアウトを起点とした一次攻撃でゲームキャプテンFL吉田有輝が巧く抜け出し、そのまま走り切ってトライをあげると試合はここから取って取られてのゲーム展開に。21分明治、27分早稲田(こぼれ球確保からSO浅見晋吾がブレイク、サポートのCTB田丸暖がトライ)。ハーフタイムを挟んで5分明治、9分早稲田(スクラムからFB門田成朗が素晴らしい個人技で抜け、WTB本田宗詩が走り切ってトライ)、24-28と食らいつく。試合序盤から圧力を受けていたスクラムに加えて、時間が経つにつれてブレイクダウンでの攻防でもプレッシャーを受けてターンオーバーが目立ち始めると試合の流れは一気に明治に傾く。13分、17分、25分とタテ続けにトライを献上すると、31分にはマイボールスクラムを一気に押し込まれターンオーバー、そのままトライ…この試合を象徴するような形でダメを押されて31-54で敗戦を喫した。(試合後、敵地では異例の反省練習が30分近く行われた…)。先立って行われたCチームマッチも序盤SH杉本頼亮、WTB山川慶祐の連続トライで先行も、前半のうちに追いつかれると後半20分過ぎから3連続トライを献上し19-36で敗れた。

(写真)
後半9分、相手の追走を振り切って追撃のトライをあげるWTB本田宗詩


■ 2014/5/4 早稲田大 69-35 大東文化大 @熊谷ラグビー場  【写真館】
早稲田大B 38-12 大東文化大B  【写真館】
関東大学春季大会初戦は熊谷で昨季リーグ戦3位の大東文化大と対戦。3分、敵陣でこぼれ球を拾いSO小倉順平が相手の意表を突くDGで先制。この後、17分WTB荻野岳志(逆サイドに顔を出すなど積極的にボールを受けて再三のゲイン)、23分PR佐藤勇人(強みのスクラムの安定に加えて、この日はランナーとしても活躍!)とトライをあげるなど加点するものの長いパスでボールを動かそうとしたところでハンドリングが乱れて波に乗れず。30分、大東文化の外国人WTBにディフェンスが跳ね飛ばされてトライ、34分にも敵陣に攻め込んだところでのターンオーバーから相手SHに上手くスペースを突かれてトライと連続してトライを献上、逆転を許す。この後38分、PR佐藤勇人がラックサイドを抜け出し、この日2つ目のトライで逆転に成功、22-21として前半を辛くもリードを保って折り返す。勝負の後半、早稲田は開始から畳み掛ける。3分、カウンターから継続、SO小倉順平が自ら切り込んでトライ。6分、敵陣ペナルティからSO小倉順平のタッチキックと見せかけてのチョン蹴り→NO.8佐藤穣司のトライ。9分、ゴール前ペナルティからSH岡田一平がクイックスタートでトライ。一気にアタックのテンポを上げて大東文化を突き放しに掛かると、この後もフィットネス勝負で相手を完全に上回って20分SH岡田一平、28分NO.8佐藤穣司、31分FL布巻峻介、36分WTB荻野岳志と次々とインゴールを陥れて後半だけで7トライの猛攻を見せて大東文化を圧倒した。一方で相手の外国人WTBのパワーにディフェンスが次々と弾かれて後半も2トライを与えるなど試合を通じて5本の失トライ、ディフェンスに課題を残す形となった。

(写真)
前半23分、ターンオーバーから継続、最後はPR佐藤勇人がタックルをかわしてトライをあげる


■ 2014/5/3 早稲田大C 90-12 早稲田大D @早大・上井草G  【写真館】
14年度シーズン初めての部内マッチが快晴の上井草グラウンドで行われた(ウォーターブレイクを挟むほどの暑さ)。序盤、実力上位のCチームが試合を優位に進める。5分、スクラムからCTB田丸暖(再三の突破で序盤のチームを勢いに乗せる)がブレイク、ここを突破口にフェーズを重ねてWTB近田望がトライを上げて先制すると10分、クイックスローから一瞬のスキを突いてNO.8大塚拓郎が抜け出しトライ、14-0とリードを奪う。Dチームの反撃は14分、ターンオーバーからNO.8山崎海がブレイク、この試合初めてゴール前に攻め込むとスクラムから最後はSO野口祐樹が自ら切り込み飛び込んでトライ、この後再三Cチームに攻め込まれ自陣に釘付けになるも粘り強い防御とCチームのハンドリングエラーに助けられて膠着状態。37分にはカウンターアタックからCTB橋嶺佑がラインブレイク、最後はFL堤悠へと繋いでトライ、21-12とCチームリードもDチームも追い上げを見せて前半を折り返す。後半は序盤からCチームが走力の違いを見せ付ける。25秒、キックオフのこぼれ球キープからWTB眞柄厚希がキレ味鋭いランでインゴールを陥れると、3分FL福井隆介、6分NO.8大塚拓郎、12分CTB矢野健人、15分WTB桜井正敏(インターセプト!)と4連続で独走トライ。攻守の切り替えの対応が遅れたDチームの防御を嘲笑うかのように次々とインゴールを陥れる。この後も自陣から積極的にBK展開、SH杉本頼亮のパス、ランを効果的に織り交ぜたアタックにWTB眞柄厚希、両CTB鶴川達彦、矢野健人らが走りこみ、防御を崩す形。この後も分刻みでトライを追加(25分、30分、32分、37分、39分…)し、最後は後半ロスタイムに自陣からFW、BK一体となってフェーズを重ねてFL江副希典がノーホイッスルトライでダメ押し、後半だけで11トライ69得点の猛攻を見せたCチームが90-12でDチームを圧倒した。

(写真)
後半開始25秒、いきなりのノーホイッスルトライで猛攻の口火を切るCチームWTB眞柄厚希


■ 2014/4/20 全早慶明三大学対抗戦 @秩父宮ラグビー場  【写真館】
春シーズン恒例の全早慶明3大学対抗ラグビーが秩父宮で行われた。全慶應義塾大との一戦はキックオフから敵陣に居座り、アタックを仕掛けるもパス精度がここぞの場面で乱れて決めきれない展開。10分過ぎからペナルティが重なり自陣に押し込められ相手FWの圧力に屈して先制トライを献上すると、ファーストタックルが決まらずズルズルと後退、16分、27分と連続トライを与える苦しい展開。全早稲田も33分、敵陣ゴール前相手ボールスクラムでFW陣が奮起、猛プッシュで相手のハンドリングを乱してマイボールスクラムに変えると、このスクラムを起点としたアタックから最後は左サイドで抜け出たWTB土肥将也が意地のトライ。波に乗りたい全早稲田であったが直後の36分にダメ押しトライを献上し、7-28で敗れた。続いて行われた全明治との一戦、5分、7分と連続トライを献上する苦しい立ち上がり。全早稲田もWTB中隆彰のスピードを生かして再三全明治陣に攻め込み、試合を押し気味に進めるも要所でターンオーバーを許して決めきれず…。38分に全明治の圧力に屈してモールから失トライ、0-19で完封負けを喫した。

(写真)
全慶應義塾大戦。33分、左サイドを突破してこの日チーム唯一のトライをあげるWTB土肥将也(13年度卒)


■ 2014/4/13 東日本大学セブンズ @秩父宮ラグビー場  【写真館】
緒戦の青山学院大戦、相手キックオフボールをいきなり拾われて14秒で先制トライを許すと自陣ラインアウトでのミスなどから更に2トライを献上する苦しい試合展開。ワセダも後半、門田成朗の仕掛けから本田宗詩へと繋ぎ、ようやく初トライをあげると更に本田宗詩の積極的な突破から独走トライと連続トライで青山学院に迫るも反撃もここまで、12-19で敗退しYC&ACに続き、コンソレーションに回ることとなった。迎えたコンソレーション1回戦では拓殖大と対戦。立ち上がり山川慶祐が粘って先制トライをあげると、自陣ペナルティから小谷田祐紀-仲元寺宏行-小谷田祐紀-山岡篤樹と華麗に繋ぎ切って連続トライ、これで勢いに乗ったワセダは門田成朗の自在のコース取りで秩父宮を沸かせるスーパートライなど更に3トライを追加、終盤メンバー交替のスキを突かれて拓殖大の追い上げを受けるものの31-26で制した。コンソレーション2回戦では立教大と対戦。前半こそ2トライずつの10-10の緊迫した試合展開も後半立ち上がり、敵陣深くでボールをもぎ取り、山川慶祐がポスト真下にダイブして勝ち越し。更には門田成朗の2トライなど4連続トライと畳み掛けて38-10で圧勝した。コンソレーション準決勝では中央大と対戦。取って取られてのシーソーゲームに本田宗詩、山本龍平、五十嵐隆介のトライで食いつくものの後半終了間際にスクラムからポッカリと空いたショートサイドを崩されて万事休す、15-24で敗れ大会を終えた。

(写真)
立教戦、後半ロスタイムにダメ押しトライをあげる門田成朗。この試合の2トライを含むこの大会3トライの活躍。


■ 2014/4/12 入部式・新入生歓迎試合 @早大・上井草G  【写真館】
快晴の上井草で入部式・新入生歓迎試合が行われた。入部式は例年通り後藤禎和監督らの挨拶に続いて新入生1人1人が自らの言葉で決意表明、最後は大峯功三主将の迎える言葉と北風で締められた。続いて行われた新入生歓迎試合では2年生チームがスピード、パワーで圧倒、7分、28分とモールを一気に押し込んでトライをあげると18分、34分にはスクラムからの大外展開でWTB小川啓樹がスピードでディフェンスを置き去りにしてトライ。1年生チームもWTB作田蓮太郎の思い切りの良いタックルなどで奮闘するも前半を0-31で折り返した。1年生チームの反撃は後半に入ってから。WTB作田蓮太郎のゲインからようやく敵陣に攻め入ると後半からSHに回った杉本頼亮がラックサイドを前進、ゴール前に迫るとペナルティから更に攻め立てCTB鶴川達彦が左中間に飛び込み初トライ。この後もサイズのあるCTB鶴川達彦を前面に出して活路を見出そうとする1年生チームであったものの初めての40分ハーフでの試合に最後は力尽き、後半30分過ぎから3連続トライを2年生に奪われて7-64で大敗。大学ラグビーの洗礼を浴びた一日も、新入部員24名がこの日ワセダでの第一歩を踏み出した。

(写真)
新入生歓迎試合。後半、密集サイドを突破する1年生チームSH吉岡航太郎


■ 2014/4/6 YC&ACセブンズ @横浜山手・YC&ACG  【写真館】
恒例の春7人制開幕戦のYC&ACセブンズ。晴れ→小雨→嵐→晴れと試合毎に目まぐるしく変わる天候の中、昨年度大学選手権メンバーは出場なしというフレッシュな陣容で臨んだワセダ。緒戦で和歌山県選抜(15年度地元開催の国体に向けて強化中)と対戦。序盤、ハンドリングが安定しない中、自陣でピンチを招きあっさり先制を許すとここから取って取られてを3度繰り返す文字通りのシーソーゲーム。ワセダは山川慶祐のスピードや門田成朗のキレ味鋭いステップワークらフレッシュなメンバーが活躍して終盤までリードを保つもののラストプレーでセブンズ経験豊富な和歌山県選抜にトライを献上、19-24と土壇場で逆転負けを喫した。コンソレーショントーナメントに回ったワセダは明治学院大と対戦。小雨のぱらつく中、同点で迎えた後半、自陣ゴール前でのピンチにゲームキャプテン小谷田祐紀が渾身のジャッカル、ここから繋いで左タッチライン際を本田宗詩が追走振り切って勝ち越しトライ。更にはその本田の突破から山川慶祐へと繋いでダメ押しトライをあげて21-7で勝利した。コンソレーション準決勝は中央大と対戦。序盤先制トライを許すものの中島翼のゲインからゴール前に迫ると最後は右にワイド展開して池本翔一が悠々とトライ。春の嵐で真後ろから強烈な追い風を受ける(逆に風下の中央大は目を開けることすら困難な状況…)事になった後半、本田宗詩のトライで勝ち越しに成功すると中島翼がダメ押しトライ、中央を振り切って19-7で勝利を収めた。コンソレーション決勝は日本大と対戦。日本大に先制トライを献上し、更にはシンビンも受ける展開の中で追加点を与えて相手ペースで進む中、ワセダの反撃は後半も半ば過ぎ。左タッチライン際、小谷田祐紀のゲインから繋いだ仲元寺宏行がインゴールに飛び込み一矢報いるも時既に遅し、5-12で惜しくもコンソレーション優勝は逃した。

(写真)
明治学院大戦、タッチライン際の追走を振り切って勝ち越しトライをあげる本田宗詩。この大会チーム最多の3トライ。