05年度、早稲田大学ラグビー蹴球部「佐々木組」…。清宮監督の任期最終年度となる5年目のシーズン、自他ともに史上最強と認めるチームは5年連続対抗戦全勝V、大学選手権2連覇、そして遂には打倒トップリーグという偉業を成し遂げました。佐々木組の栄光の数々は144人の部員そして清宮監督をはじめとする優秀なスタッフ、関係者の手で掴み取ったものである事に疑いの余地はないと思いますが、「この選手が一番頑張った」「あれはいいトライだった」等の意見はファンが10人いれば10人それぞれ思い入れを持っているものだと思います。そうした皆さんの思いで作る投票結果です。
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※ パスワードは投票して下さった方、選手・ご父兄・部OB関係者のみに配布しています。


■ MVP 佐々木隆道

選手 学年・ポジション ポイント 1位票 2位票 3位票
@ 佐々木 隆道 4年・NO.8(主将) 904 175 9 2
A 青木 佑輔 4年・HO(副将) 325 16 77 14
B 曽我部 佳憲 3年・SO 71 1 16 18
C 前田 航平 4年・PR 62 3 9 20
D 矢富 勇毅 3年・SH 40 1 6 17
「この人しかいない」「文句なし」「彼なしに今季の『ワセダ』は語れません」「説明不要。この人無しには清宮ワセダの5年間は語れない」「最高のスキッパー」と史上最強ワセダを率いた佐々木隆道主将に大多数の票が集中し、MVP投票1位に輝きました。続く2位には「副将として、スクラムの要として」「スクラム・ラインアウト安定の立役者」「FWの要」とプレー面でのMVPと押す声に「春関東戦」での頑張りを称える声が多数集まった青木佑輔副将。3位は「2度の怪我を克服しての復活、本当に嬉しかった」と復帰を待望した声と「速くて伸びるパスは圧巻」「次はどんなプレーをするのかわくわくした」と魅惑のプレースタイルに票が集まったファンタジスタ曽我部佳憲選手。そして4位には「彼の成長が今季のワセダの成長」「この1年で一番伸びた選手」と急成長ぶりと、「スクラムの安定」を認める声が多く集まった前田航平選手。5位には「素晴らしいSHへ成長」「成長振りに驚いた。ランが特徴だが、パスも速くて長い」とこちらもその成長を称える声が集まった矢富勇毅選手が入りました。


■ 影のMVP 青木佑輔

選手 学年・ポジション ポイント 1位票 2位票 3位票
@ 青木 佑輔 4年・HO(副将) 285 52 8 1
A 松本 允 4年・FL 255 34 24 13
B 前田 航平 4年・PR 192 26 16 14
C 内橋 徹 4年・LO 191 25 18 12
D 小吹 和也 4年・WTB 78 11 7 2
「目立たないところでの体を張ったプレーには本当に感動」「強いスクラム、ラインアウトも彼がいればこそで、フィールドでの仕事量の多さ・ひたむきさにも感動。」「試合でのスーパープレイ、貢献度等プレーで点をつければ佐々木以上」とプレー面でのMVPを推す声の強かった青木佑輔副将が影のMVPに輝きました。(影のMVPだから「輝きました」ってのは変ですかね…笑)。2位は「突き刺さるタックル。仕事人。今年は周りの選手を生かしていました。」「去年までのトライ王が、痛いプレー、目立たぬ仕事人に徹したことが素晴らしい。」「昨年までのプレイスタイルを見事なまでに切り替え、脇役に徹し豊田を生かし、痛い仕事をこなし続けた。何回貴重なターンオーバーがあったことだろう。」とスーパールーキーを生かし黒子に徹した1年を評価する声の相次いだ松本允選手。3位は「清宮監督の”ラグビーはスクラム”を彼が体現しました。彼のような無名選手の活躍が早稲田を支えているのです。」「今年のスクラムの強さは彼なしでは語れません。」とスクラムの屋台骨前田航平選手。4位は「彼が復帰する前と復帰した後では全然別のチームなってました。抜群の安定感!!」「彼が戻ってチームが完成の域に達したような気がします。」その存在感の大きさを語る声の多かった内橋徹選手。そして5位には「年が明けてからのチームの伸びは、ジュニア決勝でのBチームの戦いぶり。Bチームを率い圧勝に導いた彼の貢献度は大きい。」「ジュニア選手権のあの熱い視線、彼無しには早稲田の大学選手権優勝はないでしょう。」ジュニア選手権でチームを鼓舞した小吹和也選手
…とここまで書いて分かるとおり、全員4年生です。ベスト10まで広げてみても、8人が4年生(下級生の最高位は7位の高橋興平選手(副務))で、才能溢れる下級生の花を咲かせるために土となり続けた4年生に対する賞賛の声が相次ぎました。


■ ルーキー・オブ・ザ・イヤー 豊田将万

選手 学年・ポジション ポイント 1位票 2位票 3位票
@ 豊田 将万 1年・FL 1006 200 2 0
A 瀧澤 直 1年・PR 155 3 43 11
B 小峰 徹也 1年・FL/NO.8 46 0 11 13
C 田中 渉太 1年・WTB 37 0 10 7
D 上田 一貴 1年・FL 29 0 6 11
佐藤 晴紀 1年・CTB 29 0 6 11
この投票を初めて5年目(年々投票数が伸びているのもありますが)、初めての1000ポイントオーバーです。それくらい圧倒的な票を集めてルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いたのは豊田将万選手。集まった声も「新人にして、ラインアウトの核となり、ジャンパーとしても空中のあのしなやかな体の動きは、見ていて惚れ惚れする。」「その巨体に似合わず速く柔らかい動きは必ずや近い将来、ジャパンのエースになれる逸材だと期待しています。」「バスケットボール仕込み?の空中戦能力に驚いたのは春の対関東学院だったでしょうか。とにかく空中で他の選手より一動作確実に多くできるという感じ。地上でのラン・パスいずれも魅力ですね。」とプレーを評するものから、「対東芝戦で途中交代させられた時に流した涙に闘志、責任感を感じました。」「東芝府中戦途中で斉藤さんに抱えられながら退場する際に悔しさの涙を流していた彼の姿を見て、来期さらに迫力ある活躍をすることを確信しました。」と熱いハートに魅せられた声まで。続く2位には「1年生ながら経験の必要なプロップというポジションで,スクラム、フィールドプレイ共に抜群だったと思います。」「スクラムの強さにフィールドプレーもOK。ポスト前田は任せた」と運動能力の高さを見せ付けて、ポスト前田の声も集まる瀧澤直選手
前述の2名からは大きく票差をつけられましたが、以下も期待のルーキーがズラリ。3位は「ラインアウトキャッチ、ラン、パス、タックル、全てにセンスがほとばしる」と”超センス”と小峰徹也選手。4位は「春シーズンの活躍、今後を十分に期待させる」と短い期間でファンに衝撃を与えた
田中渉太選手。5位には「ワセダらしいフランカー」とワセダウォッチャーの琴線に触れる上田一貴選手と「大器の匂い」と言葉に集約されるスケールの大きな走りで可能性を感じさせた佐藤晴紀選手が並んで入りました。


■ ベストゲーム 日本選手権・トヨタ自動車戦

大会 対戦相手 ポイント 1位票 2位票 3位票
@ 日本選手権・2回戦 トヨタ自動車 894 167 19 2
A 大学選手権・決勝 関東学院大 443 30 93 14
B 日本選手権・準決勝 東芝府中 70 3 11 22
C 春オープン戦 関東学院大 41 2 5 16
D 対抗戦 慶応義塾大 23 1 0 18

「試合としては関東学院との決勝戦。気持ち的にはやっぱりトヨタ戦。でもハートではJrの関東学院との決勝戦」、「トヨタ戦は悲願達成の感動、関東学院戦は最強を証明した感動、早慶戦は今年の完成度を示した感動」とファンが様々な視点で選んだベストゲーム。その中で圧倒的な票数を集め1位に輝いたのは「伝説の試合。観客・選手が一体となれたことを感じ、本当に感動した。あんなに感動した試合は初めて!!」「ラグビーを知らなかった友人が“ラグビーっておもしろいな!ワセダってすごいんだな!”と言ってくれた試合」「あの歓声。あの歓喜。今思い出しても鳥肌がたちます。たくさんの夢と希望をもらった大切な大切な試合」と清宮ワセダのミッションを完遂した日本選手権・トヨタ自動車戦。続く2位は「優勝しただけではなく、ここの選手の動きがすべて最高だったと思います。1番から15番すべての選手のよいシーンをすぐに挙げられるゲーム」「ほぼ完璧な試合でした。ほとんど相手に何もさせず、まさにアルティメットクラッシュでした。4年にわたる好敵手有賀選手の健闘もたたえたいと思います」と最高のライバルを最高のパフォーマンスで圧倒した大学選手権・関東学院戦。この2試合からは差をつけられましたが、3位は「佐々木組の本当の強さを見せてもらった気がしました。絶対に勝ちにいくという気持ちが生んだ涙、熱かったです。」「スクラムでヒケはとりませんでした。ディフェンスでも十分戦えました。何よりも果敢でした。最後まで臆せず戦ったあの意志の強さは一生記憶に残ります。」と完敗の中でもファンの心をしっかり掴んだ日本選手権・東芝府中戦。4位は「佐々木欠場、敵は去年のメンバーがそろっている中で、青木君以下の頑張りで今年の流れを変えた。まさに”その時歴史が動いた”試合だと思う。」と史上最強佐々木組が小さな産声をあげた春オープン戦・関東学院戦。5位は「慶応の頑張りもあり点差以上に締まったゲームでした。ワセダフロントの活躍がすばらしかった。」と完勝の中にも緊張感のあった対抗戦・慶応義塾戦でした。ベスト5入りは逃しましたが「まさに144人の勝利だったと思います。ワセダラグビーの気持ちの部分が今シーズンで一番表現できていた試合」という声に代表されるように4年生を中心としたハートの強さを感じさせ、Jr選手権決勝・関東学院戦も票を集めました。そして一方で、かつてのラグビー界を背負った看板カード、早明戦が10位という結果になりました。これは少し寂しい気もします。


■ ベストトライ 大学選手権決勝・首藤甲子郎(前半)

大会(対戦相手) スコアラー ポイント 1位票 2位票 3位票
@ 大学選手権・決勝
(関東学院)
首藤甲子郎 364 55 24 17
A 大学選手権・決勝
(関東学院)
曽我部佳憲 322 42 30 22
B 日本選手権・2回戦
(トヨタ自動車)
佐々木隆道 275 39 22 14
C 日本選手権・2回戦
(トヨタ自動車)
内橋徹 172 19 21 14
D 大学選手権・決勝
(関東学院)
松本允 121 16 10 11


ベスト5は大学選手権決勝の関東学院戦、日本選手権のトヨタ自動車戦の2試合から生まれました。その中で1位に輝いたのは大学選手権・決勝(関東学院戦) 首藤甲子郎選手のトライ。「ターンオーバーから大きく外へ展開し完遂する僕好みのトライ。池上の奇跡のパスを交え、有賀を転がす甲子郎。そこからトライラインを陥れる8秒間は短くとも長い、正に至福の時」「首藤のトライと個人の名はつくが菅野のタックル、畠山のジャッカル、自陣深いところからの見事なパス回し、池上のラストパス、そして、有賀をかわす首藤のステップ。素晴らしいとしかいいようがない。」「やや硬直状態の中、菅野選手のタックルから始まり、畠山選手のボール奪取からパスが次々つながり、池上選手や今村選手そして持ち味全開の首藤選手までと、どのプレーがなくても成り立たなかった感激のトライ」…と、一つ一つの素晴らしいプレーが一本の線となり紡がれた点を評価する声が数多く届きました。そして2位は清宮監督があげたベストトライでもあった大学選手権・決勝(関東学院戦) 曽我部佳憲選手のトライ。「今年一番びっくりしたトライ。まさに魔法のトライ」「”義経の八艘跳び”のごとく芸術的トライ」「復活に向け懸命に頑張ってきた曽我部君を、ラグビーの神様が、空からもちあげ、後からあと押したトライ」と曽我部選手のファンタジスタぶりを絶賛する声から、「トライした曽我部選手の個人技だけでなく、それに至るまでの選手のプレーも含め、早稲田と言うチームを感じさせるトライ」「曽我部個人の華麗なパフォーマンスだけでなく、トライに至るまでの菅野のラン、ロックのスイープは秀逸」とトライに至るまでの周到なプロセスを評価する声まで、幅広く届きました。続く3位は日本選手権・2回戦(トヨタ自動車戦) 佐々木隆道選手のトライ。「美しいとか,理に適っているとかそういうことではなく,1年間懸けてきたものがそこにあったと思います」「トップリーグのチームからまさにチームの結集して「力」でもぎ取ったトライ。スローガンに偽りのなかったことを感じた。」「今季の強いフォワードの象徴として。法政戦のスクラムトライと迷いましたが、トップリーグ相手に決めたという価値を買いました。」と清宮監督就任以来、強化の一途を辿ったFW陣の集大成を称える声が多く届きました。そして4位は「昨年の関東との決勝のトライを髣髴とさせる独走トライでした。LOが後半あれだけ走れるというのが早稲田の、そして内橋選手のすごさです。水野選手が追いつけないんですものね。文句なくかっこよかったです。」と大舞台でまたも魅せた日本選手権・2回戦(トヨタ自動車戦) 内橋徹選手のトライ。5位は「1年間黒子に徹し、全ての場面で、真っ先にタックルに入り、密集に入り、フォローをした松本選手に対し、後輩たちがそれぞれのスキルを充分に発揮してつないだプレゼントと感じました。以前のリコー戦の羽生選手のトライがダブり涙ぐみました」と才能と努力の崇高なコラボレーション、大学選手権・決勝(関東学院戦) 松本允選手のトライ。ベスト5にはホンの僅か(4ポイント)届きませんでしたが、「約90メートルを第一列がつなぎ走りきってのトライは、ラグビーの醍醐味を存分に見せつけてくれた。」と早慶戦・青木佑輔選手のトライも票を集め、これに法政戦・スクラムトライが続きました。


■ ベストシーン トヨタ自動車戦ノーサイド(試合後)


大会(対戦相手) 光景 ポイント 1位票 2位票 3位票
@ 日本選手権・2回戦
(トヨタ自動車)
ノーサイド(試合後) 413 70 19 6
A 大学選手権・決勝
(関東学院)
荒ぶる合唱 190 20 28 6
B 日本選手権・準決勝
(東芝府中)
ノーサイド(試合後) 166 23 13 12
C 日本選手権・2回戦
(トヨタ自動車)
ラスト15分のディフェンス 113 20 4 1
D 大学選手権・決勝
(関東学院)
清宮監督インタビュー 101 10 13 12

※ 本項目の順位算出にあたっては、詳細場面まで書かれている票も集計上、集約させて頂いているシーンもあります。

例)トヨタ戦フラベル選手が今村選手の頭を撫でた瞬間 → トヨタ戦ノーサイド(試合後)

「”荒ぶる”はやっぱり何度聞いても(いい!)。でも、今年は、さらに続きがあったので。。。このうえない幸せですね。」こうした感想に集約されるように、昨年のベストシーンであった”荒ぶる合唱”を超えて、ダントツ1位に輝いたのは「あの感激、感動は説明不要」と秩父宮が熱狂に包まれたトヨタ自動車戦ノーサイド(試合後)。「私自身が応援してきた早稲田の試合の中で1番すごいことを成し遂げた!と思えた瞬間。この1つ前までは通って来た道だけど初めて未知の世界に連れて行ってくれたと思った。」「ただただ「感動」。「感動」以外に言葉がありません。秩父宮の試合中・後の雰囲気がとても良かったです。」「勝利の瞬間にグランドサイドの控え部員達がピッチに飛び出してきた。それだけ早稲田は全員で戦っていたのだと改めて感じた瞬間」「ノーサイドの笛が鳴った瞬間のグランドの喜びと観客席の歓喜・・・すべてが一体となって最高に気持ちがたかまりました。」。そして続く2位は「ワセダのラグビーは、やっぱりこれ」とワセダがワセダである瞬間、荒ぶる合唱。「荒ぶるの大きな円陣にチームの大きさを感じました。そしてその後の選手たちがうれしそうにしている姿もよかったです」「この1年の色々な思いがつまっていて『重さ』を感じた。来年も国立で聴きたい」「選手達の涙を見て、涙が止まらなかった。早稲田日本一!」。そして3位は「負けても、感動して泣いてしまいました」と勝敗の枠を超えて支持された東芝府中戦ノーサイド(試合後)。「ベストシーンと言うのには相応しくないかもしれないけれど、トップリーグ優勝の東芝に敗れて悔し泣きしている選手達を観て、彼たちはもっと成長すると確信しました。」「(試合後の涙は)佐々木組の思いが3年生に受け継がれた象徴的なシーン」「バックスタンドのお客さんが総立ちになって選手諸君に送った拍手拍手拍手。鳥肌が立つ壮観なシーンでした。多くのファンからの感謝と労い、そして別れを惜しむ気持ちが感じられて、こちらも熱くなりました。」。4位は「昔の早稲田を思い出しました」と必死のタックルをこれでもかと続けたトヨタ自動車戦ラスト15分のディフェンス。「これからの私の人生、あきらめそうになった時には必ず思い出す」「進化したワセダと変わらないワセダの象徴。ノーサイドまで長かった…」「ゴール前で一列に構えたディフェンス彼らにも、ワセダのDNAが引き継がれていることを感じて嬉しかった」。5位は「言葉は要らない、涙がすべてを語った五年間」と大学選手権決勝・清宮監督涙のインタビュー。「清宮監督の選手たちへ、ファンへそしてラグビーに対する愛情を感じました。」「強気の清宮さんの涙に感動」「ファンへの感謝の言葉を言おうとして、涙で言葉につまり、それを冷やかしたワセダの選手たちに、「後で承知しねえぞ、お前ら。」と言った瞬間。もらい泣きしながら、笑ってしまいました。」。そして惜しくもベスト5入りは逃しましたが、1位票だけで見ると5位タイは「31年ぶりの2連覇、関東学院との決勝対決に勝ち越し。素直に泣けた。」と関東学院戦ノーサイド(試合後)。ここまではチームとしてのベストシーンが埋め尽くしましたが、7位以下には個人の名前が入ったベストシーンがズラリと並びました。トヨタ自動車戦・青木選手の(水野選手への)タックル関東学院戦・高橋(銀)選手のPG早明戦試合後の曽我部選手の涙関東学院戦・池上選手の(有賀選手への)タックル…。この他にもファンそれぞれの思いがつまったベストシーンがたくさん。究極は次の意見、「ワセダラグビー部のすべてがベストシーンでした。」


■ 来年度期待を感じさせた選手 東条雄介

選手名 学年・ポジション ポイント 1位票 2位票 3位票
@ 東条 雄介 3年・FL 221 36 12 5
A 豊田 将万 1年・FL 170 24 14 8
B 曽我部 佳憲 3年・SO 149 23 10 4
C 瀧澤 直 1年・PR 115 13 13 11
D 矢富 勇毅 3年・SH 114 18 6 6

例年同様に、35人(うち中竹新監督、新1年生2人含む)に票が分かれました。その中で1位に輝いたのは昨年のこの項目トップが佐々木隆道選手であったように「リーダーシップへの期待もこめて」新主将・東条雄介選手。「主将を務める以上、苦しいことのほうが多いはず。でも、来季は東条組こそがワセダであり、東条選手がワセダの顔です。がんばれ。応援しています。」「誰もが認める超個性派学年をまとめ、引っ張ることは大変だと思いますが、頑張ってほしいです。ワセダの伝統のサイズは大きくないけど、狂気で相手を飲み込むフランカーはチームに絶対必要です」「大学選手権決勝前日の内ゲバで、誰よりも大きな声を出していたのが彼でした。その様子が非常に頼もしく、主将に決まった時に「彼なら大丈夫!」と思いました。」。続く2位は「どこまで伸びるか底が知れない」と異口同音にこのような声を集めたルーキー豊田将万選手。「将来はジャパンになるべき選手」「天性のしなやかな身のこなしと、バスケットボールで鍛えた空中でのバランス感覚に加えて、来季は接触に負けないスキルを身につけて欲しい。かりに来季、8の位置に変わるとすれば、あの突進力を武器とした8単も見たいような気がする。」そして3位は「Japanにも選抜され、またひとつ上のレベルへの進化が楽しみ」と既にワセダの枠を超えて期待の集まる曽我部佳憲選手。「早稲田にとどまらず、JAPANでも「パスで切る」攻撃にいっそう磨きをかけて欲しい。」「早稲田ではもちろんですが、日本代表として活躍してほしい。TL見ても、シックスネーションズ見ても、パスの速度・シャープさだけは早稲田の方が上のような気がします。東芝府中戦で、劣勢にもかかわらず笑顔を絶やさないキャラクターも良いと思います。」。そして4位は「前田を超える逸材」と声が集まった瀧澤直選手。「前田君の穴を十分埋めてくれると期待。走力とスクラム両面で期待できる」「素晴らしい運動能力を持った選手。彼の強さ、速さは衝撃的でした!」。5位は「早稲田SH史上、類を見ない伝説のハーフに」と歴史を変えるSH、矢富勇毅選手。「ここ1年で,凄く大人のプレイをする選手になったなぁと思いました。特にDFの反応の早さは素晴らしいです。vs東芝府中の敗戦後、映し出される東芝府中のトライのリプレイを一人ずっと見ていたというエピソード,期待はより膨らみました。」。そしてこれに続いたのは「彼の安定感はレベルが違う」と五郎丸歩選手(1位票ではベスト5入り)。「臆することのないハイパン処理、ここぞと勝負にでるアタックセンス、相手を生かすパスワーク、落ち着いて正確なゴールキック、どれをとってもわくわくさせるラグビー界のプリンス」。この後も菅野朋幸選手今村雄太選手後藤彰友選手と新4年生に票が集まり、全ての思いはこの言葉に集約されました。「赤黒を目指す4年生全員(に期待)。やっぱり最後は4年生の力だと思いました」