NEW BRITAIN  ラバウル


ビーハイブとトパーズアルバムへ


当日の日記

9時、小さいボートに水につかりながら乗り込みシンプソン湾をヴァルカン山のふもとの海岸へ行く。中間点にビーハイヴという二つの岩が湾の中央にあるのを通過する。
山は1時間足らずで山頂に至るが、険しい火山弾や化石流の後で草木は少ない。頂上はカルデラ状で、吹き上げる風が心地よい。全身汗びっしょり。湾を挟んでダブルブル火山が対峙する。湾の出口には先ほど通過したトパーズの航跡が見える。シンプソン湾は湖のようである。湾全体が大きなクレータのような景色で、ビーハイブがファントムシップのように見える。山上でラバウルを見下ろして黙祷する。アイケイ先生(ダンスの女先生)が涙を流しているのが印象的だった。山を下りるのは苦労したが途中で西瓜、山ろくでマンゴを地元ガイドがご馳走してくれた。小船で湾を渡り、マチュピット島の椰子の海岸やダブブル山から溶岩が流れ落ちた海岸に行く。日本軍の高射砲残骸や、椰子のみが海に落ちる瞬間を見た。
船に帰ってあわただしく昼食と着替えで、4輪駆動の車でダブブル火山の麓の海岸の温泉に行く。原泉は80℃あり温泉卵を役1時間かけて作ってくれた。黄身の大きい卵で美味しい。
船に帰ってラバウルの町に出たが、ビールを売る店はなく、94年の噴火で町の機能は隣町に移り、観光客もないようである。僅か慰霊に訪れる人のみ、港の露天で現地通貨10ドル分27KNを雑貨に変えた。
現地のダンスと子供の日本の歌がブロードウエイで上演された。
最後の出港を祝して乾杯をする予定だったが、あいにくスコールが来て出港祭は中止になってしまった。


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