ワイトモ ファカパパ・ビレッジ (8)


★1月23日(月)

ワイトモ洞窟見学は9時からの朝一番ツアーに参加。洞窟に入りしばらく進むと船着き場に着いた。もうそのあたりの壁や天井に土蛍の光が見えている。船に乗るとガイドが張ってあるロープを手繰りながら船を進める。土蛍の光が蜘蛛の巣状に連なっている、青みかかった蛍光色の光が夜空ようで、光のない部分が樹木の枝や葉っぱに感じられる。本当はその反対で、洞窟の天井が黒く広がり、その中で蛍光しているのだが、理屈は分かっているのにどうしても鬱蒼とした樹林から夜空を見上げている気分になる。青みかかった蛍光色の土蛍の巣がそれだけ多いと云うことだ。


  ワイトモ洞窟内は写真撮影禁止なので公開写真を張り付けました。
  










南島のティアナウ洞窟より土蛍の量が多いようだ。船が洞窟を出ると幻想の世界から帰った気持ちになる。山道を帰って最初の場所に戻った。

車でアラヌイ洞窟の集合場所に行くと先客が二人いる。ガイドが来たので11時の予約チケットを見せるとすぐに案内してくれることになった。10時少し過ぎだった。この洞窟は石灰石の鍾乳洞で日本のものとあまり変わらない。予定より早く終わったので、船・電車・飛行機を客室にしたユニーク・モーテルを見てからトンガリロへ向かった。

次の町Te Kuitiの入口にNew Worldが眼に入ったので飛び込んだ。食糧を仕入れてしばらく走り休憩場を見つけて昼食にした。ここで食べるチャンスがなくて持ち歩いていたスイカを食べた。

鉄道と並行しているところで、なんと向こうからオークランド行きの特別列車トランツ・シーニック オーバーランナーがやってきた。今回の計画ではこの列車に乗るのが一つの目玉にしている。

Taumarunuiに到着、ビジターセンターは鉄道の駅舎内にある。センター内には何回もぐるぐる回りながら登山する鉄道のジオラマが展示されていた。帰りはオーバーランナーでここを通る予定。

街をもう少し見ようという意見もあったが、先を急ぐことにした。いよいよトンガリロ国立公園が近づいた。天候はよし、まず行く手にHauhungatati 1521mが美しいシルエットで見える。形の良い乳房のようだ。National Parkに近づくと 主峰Mt.Ruapehu 2797mが雪を頂いている。左手にMt.Ngauruhoe 2291mが黒々とした背伸びした台形に見え、さらに先にはMt.Tongariro 1967mがのこぎりの歯状に見える。ユネスコ世界遺産である。

ナショナル・パーク(町の名前)からファカパパ・ビレッジへ向かった。ここは国立公園の中心でビジターセンター、スキーヤー用品、リフトが揃っている。標高は1150mBayview  Chateau Tongariroにチェックイン。ここでは代表的なホテルである。部屋も3室、夕食・朝食つきで予約しておいた。

荷物を置いて、車でビジターセンターへ行く。ルアペフ山の肩に僅かにかかっていた雲もこのころには晴れて絶景である。車でさらに登ってリフト乗り場まで行った。リフトは止まっていたが、昼間は運転していたらしい。

貸したスキーの橇を手入れしている小屋があった。このあたりは黒々とした溶岩ばかりで、山小屋があちこちの溶岩の上に見える。レストハウスでコーヒーを飲みながら山の風景を堪能した。

ホテルに帰ってくつろぐ。夕方だったので、前庭には鳥たちに交じって兎が何匹も出てきていた。その先はホテルのゴルフ場になっている。ホテルのディナーを7時にとる。服装は持って来た中で一番それらしいものにした。


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