Mt.Taranaki(エグモント) (10)


★1月25日(水)
マウント・タナラギ別名エグモント2518mを目指して出発。そろそろエグモントが見える地点まで来たが、曇っていてよく見えない。近づくにつれて天候が回復し、富士山のような姿を現した。

Hawera という町で休憩を兼ねてSouth Taranaki ビジターセンターに寄った。センターのガイドに南側から登った方が良いと勧められた。当初の計画では東側 Stratfordから登坂するつもりだったが変更する。 エグモントのすそ野は広いなだらかな勾配の道が続く。途中で1本道を間違えたようなので地元の人に尋ねた。少しだけそれていたようだった。道は農耕地が終わり森に入る。

森の入口には犬を連れて入ってはダメの看板がある。キウイなどを保護するためである。ここからは1車線の山道だが勾配はきつくない。何か所か大木を残して道を左右に分けて対向車をかわすようになっている。しかし対向車と出会うことは一度もなかった。勾配がきつくなったところが終点でDawson Falls Visitor  Center . ここから少し下ったところにダウソン滝がある。滝を見るトレッキング・コースを歩いた。

ビジター・センターの脇に木製の展望台がある。登ってみたがそれほど高くないが、すそ野の広がりが良く見えた。エグモントの頂上がはれ上がったのでクッキリと見えている。下山道でストラットフォード側に下りた。ストラットフォードのビジターセンター隣のカフェで昼食ととる。隣に図書館があり、シェックスピアの像があった。

Stratfordから43号線の山道を行く。山はきつくないが小さな峠(サドル)がいくつもある。

夏は道路改修の季節でサドルはほとんど工事中だった。その一つのサドルで急に車輪から異音が聞えてきた。小石を噛んだようだ、道端でジャッキを使ってホイルを見る。小森さんが取扱いに詳しくて助かった。ホイルを外してみたがそれらしきものは見つからない。元に戻して、走ってみたら異音は出たり出なかったり、ブレーキを踏み込むなどを試みてそろそろ走ってみた。あまり音がしなくなり、何事もなかったように走り出した。山中のことだけに心配したが無事乗り切れたようである。

Taumarunui に到着。この町には23日にも来た。同じ場所に駐車して鉄道の駅舎のビジターセンターで休憩。この町を4号線で出て少し行ったところで41号線に入る。
山道の途中に Waituhi Look Out があり、休憩を兼ねて展望所へ登った。3階建てのような展望デッキがある。上がると天候が良く360°の眺望があった。トンガリロ国立公園の山々が意外と近くに見える。向こうにいたときもこちらを見ていたはずだ、今は見返している。

ついにタウポ湖が見える地点まで来た。展望所の休憩場に寄ったが、デッキがないので足元は見えないが遠景は眺望できた。さらに進んで湖に近い地点でも駐車して湖を見た。

Turangi につきビジターセンターに行ったが、時間が遅かったので閉まっていた。近くの店で道を聞いて宿に着く。この町はマス釣りの名所で、町も部屋も釣り関係の置物・飾りが多い。

2軒部屋を予約していたのでゆったり泊まれた。この旅でよく蝉の声を聴いていたが宿の塀に抜け殻や羽化したばかりの蝉を見ることが出来た。油蝉の半分以下の大きさの蝉だった。


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