4.飛び込みで安いモーテルを探す
ネット予約やクーポンの方が確実に安く泊まることが可能ですが、そのようなところに広告を出していない、地元の個人経営モーテルの場合、さらに安く泊まることが可能です。しかし、以下の点に留意する必要があるでしょう。
○観光地であれば、ある程度モーテルが固まっていないと(競争が激しくないので)結局高めのレートになってしまう。
○どこにモーテルがあるか、必ずしもはっきりしないので、モーテルを探す時間がもったいない。
私が実際に旅行してみて、「ネット予約するより飛び込みの方が安かった」と確実に言えるのは、アリゾナ州フラッグスタッフ(グランドキャニオンへの拠点)だけです。この街は個人経営を含めてかなりモーテルが多く、それらが街道沿いに固まって立地していて料金を比較しやすかったという事情がありました。ただ、値段相応に設備はあまりよろしくありません。また、予約していないと夕方から夜にかけて空室のあるモーテルを探してうろうろする…というリスクがあるので、あまりお勧めできる方法ではありません。まあ、最後はどこか泊まれるでしょうが。
5.その他の節約法
上記以外で、私が実際に使ってみて役立ったものを中心とした節約ノウハウ術です。ただし、アメリカ在住者でないと使いにくいものもあります。
○国立公園パス(家族で50ドル)を購入すると、1年間、アメリカ国内の国立公園がすべて無料になる。イエローストーンやグランドキャニオンの入場料は車1台につき20ドル、他の主要国立公園は10ドルなので、いくつか回るのであればパスを買った方が結果的に安くなる。なお、カールスバッドやウィンドケーブのガイドツアーやビスケーンのボートツアーなどにはパスは使えない(カールスバッドのセルフガイドツアーはパスが使える)。国立公園の料金所ならどこでも買える。
○ホテルや公衆電話で国際電話をかけると非常に高いので、コンビニなどで売っているテレホンカードを買うと、1/3以下の値段で電話をかけられる。ただし、日本と異なり、まずフリーダイヤルに電話して暗証番号を入力し、次いで相手の電話番号を入力する方式)。 ○ニューヨーク〜ボストン間は、チャイナタウン間を結んでいる華僑系会社のバス(通称チャイナバス)を使うと非常にお得。時間も電車(acera)とそう大差ないが、価格は1/3以下(2004年現在片道10ドル)。バス会社は複数ありますが、風華や美加あたりが有名です。 ○トリプルA(日本のJAFに相当)の会員証を観光地の窓口で提示すると、若干の割引を受けられることがある。代表的なのはユニバーサルスタジオ、NASA、シアトルのアンダーグラウンドツアーなど。また、アウトレットモール(マサチューセッツではレンサム)でも、優待クーポンがもらえることがある。なお、JAFはトリプルAと提携しているが、JAFカードで優待を受けるのは通常困難。 ○割引サービスがほとんどないディズニーワールドだが、ディズニーの公式サイトでパークホッパーなどのチケットを事前購入すると、若干安くなる。当日はwill
callの窓口でピックアップすることになるので、当日発売の窓口に並ばなくて済む。ちなみに、フロリダのピークシーズンはクリスマスとイースター(4月)なので、ゴールデンウィークはかなり空いているしホテルも安い。逆に、年末の宿泊料金は異常に高い(年明けに半額くらいに下がる)。 ○トリプルAを通してクレジットカードに加入すると、多くのガソリンスタンドでガソリン代が10%引きになる(私は実際には試していませんが、長い旅行にはかなり有効か)。 ○ボストンやニューヨーク周辺に店舗の多いFleet
Bank (Bank of Americaと合併)の銀行口座かクレジットカードがあると、5月に東海岸の主要な美術館・博物館が無料になる。代表的なのはメトロポリタン・ボストン・フィラデルフィアの各美術館、野球殿堂など。無料になるミュージアムの一覧はFleetのウェブサイトを参照。
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