ニューメキシコ州 (New Mexico: NM)

 

州都:サンタフェ
人口:1,819,046人(36位)
面積:314,923平方km(5位)
州成立:1912年(47番目)

 

1991年〜1999年通常プレート 1999年〜現行通常プレート
退役軍人(空軍) 州政府用*

 


Land of Enchantment: 魅力的な地

アメリカ大陸の南西部、ロッキー山脈の南端に位置するほぼ正方形の州がニューメキシコ州です。おおむね、標高1000m以上の高原地帯になりますが、降水量は極めて少なく、乾燥に強いサボテンなどの植物がまばらに生える…という半砂漠の様相を呈しています。ただし、砂漠といってもサハラ砂漠や鳥取砂丘(規模が違いすぎますが)のような砂砂漠ではなく、台地の色は赤茶色です。また、巨大なサボテン(サガロ)が林立する景色は、ここでは見られず、西のアリゾナとその南のメキシコ・ソノラ州に行く必要があります。

このように、かなり厳しい気候のため、その広さの割りに人口は非常に少なく、第2次大戦中には世界最初の核実験は州内の軍事基地で行われました。ただ、近年、メキシコ系移民を中心に人口が急増傾向にあります(2000年現在の人口は182万人)。

日本ではあまり知られていませんが、ニューメキシコ州南部には「魅力的な地」にふさわしい、素晴らしい国立公園が2箇所あります。1つはカールスバッド国立公園。アメリカで2番目に大きい鍾乳洞(1位はケンタッキー州マンモスケーブ国立公園)なのですが、その大きさは秋芳洞とは比較にならず(比較する方が間違い?)、極めて美しい鍾乳石群が見られます。さらに、春から秋にかけては、夕暮れ時、洞窟から飛び立つコウモリの大飛翔を観賞することができます。もう1箇所はホワイトサンズ国立公園。ここは、盆地に動物の骨がたまり、それが風化で粉々になった結果、真っ白な砂漠のようになったという、非常に珍しい場所です。これらの国立公園、個人的にはグランドキャニオンよりオススメです。