◆テネシー州の雑学(トリビア)
- 「テネシー」という州名は、ユチ(Yuchi)・インディアンの言葉で広場を意味する"Tana-see"に由来する。
- テネシー州の愛称であるVolunteer
State(志願兵の州)は、1812年の米英戦争で、テネシーからの志願兵がニューオリンズの戦い(アメリカがイギリスに勝利した数少ない戦闘)で活躍したことによる。
- テネシーは8つの州と接しており、ミズーリ州と並び「最も接している州が多い州」。
- キングストン(Kingston)は、1807年9月21日、チェロキーインディアンとの交渉に基づく取り決めにより、1日だけ州都となった。2時間の「州議会」の結果、州都は当時の州都ノックスビル(Knoxville)に戻った。
- ブリストル(Bristol)は、カントリーミュージック発祥の地として知られている。
- メンフィス(Memphis)にある国立公民権博物館(The National Civil Rights Museum)は、1968年にマーチン・ルーサ・キング・ジュニア師が殺害された場所にあり、殺害当時は営業していたロレーン・モーテル(Lorraine Motel)の様子が保存されている。
- メンフィスには、グレースランド(Graceland)というエルビス・プレスリーの家がある。ここは、「アメリカ国内で2番目に訪問者の多い家」。(筆者注:1番目は不明…)
- メンフィスはミシシッピ川沿いにあり、古くから綿花の集散地として栄えた。現在も、アメリカの綿花の1/3はメンフィスで取引されている。
- テネシー州内には、確認されているだけで3800もの洞窟がある。
- スウィートウォーター(Sweetwater)にあるロスト・シーは、ギネスブックによれば「アメリカ最大の地底湖」。
- グレートスモーキーマウンテン国立公園は、アメリカで最も訪問者の多い国立公園。山がいつも霧やもやに覆われて煙っているように見えることからその名がある。(筆者注 :世界遺産にも指定されていますが、はっきり言って見るべきものはありません。)
- アンドリュー・ジョンソン(Andrew Johnson)は、地方自治体から大統領まで、すべてのレベルでの公選の政治家となった。市議会議員にはじまり、市長、テネシー州の下院・上院議員、テネシー州知事、連邦議会の下院議員、上院議員、副大統領を務め、リンカーンの暗殺後、第17代アメリカ大統領(1865-1869年)となった。
- エリザベストン(Elizabethton)出身のサミュエル・ポワタン( Samuel Powhatan)は、アメリカ史上唯一、陸軍の司令官と海軍の長官の両方を歴任した人物。
- カッパーベイズン(The Copper Basin)は周囲の土地と全く異なるので、
宇宙から見ても違いを確認することができる。不毛な大地は、19世紀の銅の採掘・精錬に伴う鉱毒によるもの。
- シェルビー郡(Shelby County)は、人口当たりの馬の数がアメリカで最も多い。
- ベーカースビル(Bakersville)出身のハティー・カラウェイ(Hattie Caraway、1878-1950)は、アメリカ初の女性上院議員。
- アメリカ史上最も大規模な地震は、1812年、テネシー州北西部で発生したニューマドリード(New
Madrid)地震。
- ナッシュビル(Nashville)には、アフリカ系アメリカ人が設立した銀行としては最古の Citizens
Savings Bank and Trust Companyがある。
- ナッシュビルのグランド・オーレ・オプリー(Grand Ole Opry)は、世界で最も長期間放送されている生放送のラジオ番組。1925年以来、毎週金曜と土曜の夜に放送されている。
- テネシー州は、南北戦争中は南軍についたが、一番最後に南軍方につき、戦争後最初に合衆国に復帰した州。
- グリーン郡(Green County)庁舎にある記念碑は、アメリカで唯一、南軍と北軍両方を称えているモニュメント。
- 1991年の湾岸戦争では、テネシー州から派遣された兵士が最も多かった。
- ガトリンバーグ(Gatlinburg)にあるオーベル・ガトリンバーグ(Ober
Gatlinburg)スキー場は、人工降雪によるスキー場としては世界最大。
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