アラスカ州 (Alaska: AK)

 

 

州都:ジュノー (Juneau)  
19世紀のゴールドラッシュ
人口:626,932人(48位)
面積:1,530,686平方km(1位)
  (日本の約4倍)
州成立:1959年(49番目)
愛称:The Last Frontier
  (最後のフロンティア)

アラスカ州の地図


◆アラスカ州の雑学(トリビア)

  • 「アラスカ」の州名は、イヌイット語で「広大な大地や半島」を意味する"Alakshak"に由来する。

  • ヨーロッパ人として初めてアラスカを探検したのはオランダのベーリングで、1741年、シベリアから海を渡ってアラスカに到達した。彼の名前から、シベリアとアラスカの間の海峡は「ベーリング海峡」と命名された。

  • ロシアの捕鯨従事者や毛皮商人がアラスカのコディアック島(Kodiak Island)に定住したのが1784年。これが、ヨーロッパ人による最初の定住。以後の約80年間、アラスカは帝政ロシアの領土だった。
  • 1867年10月18日、アメリカのスワード国務長官は、クリミア戦争後苦しい財政状況にあったロシアから、720万ドルでアラスカを買い取った。1平方キロメートル当たり5ドルに相当。当時、毛皮資源は乱獲のため激減し、アラスカは役立たずの土地と考えられていたため、多くのアメリカ人はこの取引を「スワードの愚行」として非難した。
  • 1880年、ジュノーで金鉱が発見されたことから、「役立たず」だと思われていた土地に、多くの人々が一攫千金を目指し移住した。1898年以降、ユーコン(Yukon)、ノーム(Nome)、フェアバンクス(Fairbanks)などでも大規模な金鉱脈が発見され、ゴールドラッシュの時代を迎えた。

  • 1968年、金は「州の鉱物」に指定された。ただし、現在はネバダ州がアメリカにおける金の主産地。

  • 現在のアラスカは、石油と天然ガスの一大生産基地。アメリカの原油生産の25%はアラスカ。

  • アラスカ横断パイプラインは、バルデス(Valdez)の石油積出し基地までの約1300kmを、日量211万バレル(日本全体の石油消費量の約半分に相当)の石油を送っている。

  • アラスカ州の面積は日本の約4倍で、一番小さいロードアイランド州の425倍。

  • アラスカの北東の端と、アリューシャン列島の西の端までの距離は、アメリカ本土の太平洋〜大西洋の距離とほぼ同じ。

  • アラスカの1/3 は北極圏にある。人口密度は0.4人/平方kmで、アメリカ50州中最も少ない。

  • マッキンリー山の標高は6194mで、北米で最も高い山。アメリカの高い山ベスト20のうち、17はアラスカにある。 

  • アラスカでの史上最高気温は、1915年にフォートユーコン(Fort Yukon)で観測された38度。最低気温は、1971年にプロスペクト・クリーク・キャンプ(Prospect Creek Camp)で観測されたマイナス62度。

  • アラスカ州最大の都市はアンカレッジ、2番目はフェアバンクス。

  • 州都のジュノーは、他の町と道路でつながっておらず、飛行機か船を使わなければならない。

  • 1926年、アラスカの旗(青字に北斗七星と北極星)をデザインしたのは、チグニック (Chignik)に住んでいた13歳の少年。

  • 州のモットー(標語)は、「北から未来へ(North to the Future)」 

  • 野生の「忘れな草」が州の花で、1917年に制定された。州の鳥はカラフトライチョウ(1955年制定)、州の木はトウヒ(1962年制定)、州の宝石はヒスイ。

  • 州の公式スポーツは「犬ぞりレース」で、1972年制定。

  • 民間部門で最も雇用が多いのは、漁業と水産加工部門。サケ、カニ、ニシンなどが多い。

  • アラスカ・ハイウェイはもともと、第2次世界大戦中の軍用道路(補給路)として建設された。

  • 1942年、日本軍はアリューシャン列島のアッツ島、キスカ島、アガッツ島を占領したが、これは太平洋戦争中唯一の、日本軍によるアメリカ領土(現50州)の占領。

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