アメリカ離島データベース
  6.ジョンストン環礁 (北太平洋)

 
◆基本情報 

 
1.位置 北緯16度45分、西経169度31分
2.面積 2.8平方km
3.海岸線総延長 34km
4.気候 熱帯・概して乾燥
北東貿易風により若干の気温変動
5.土地 平坦、低い植生、珊瑚礁の環礁
6.最高点 5m
7.資源 グアノ(19世紀)、鳥類・魚類
8.土地利用 軍事基地撤収中
9.インフラ 発電施設、電話、衛星放送、
インターネットあり、淡水の確保不能
空港(3,047m)
10.その他 Akau と Hikinaは人口島

ジョンストン島とサンド島は自然島だが、珊瑚の浚渫により島域が拡大している。アカウ島とヒキナ島は珊瑚の浚渫により生じた人口島。

◆島の歴史 

1858年にアメリカと当時のハワイ王国の両国が島を併合したが、1880年代後半までアメリカがグアノの採掘を行った。ハワイは1898年にアメリカに併合された。北太平洋の戦略的な要衝に位置するため、1934年にアメリカ海軍がこの地に進出し、戦後の1948年、空軍の支配下に置かれるようになった。1950年代から1960年代にかけては、高高度の弾道核ミサイルのテスト場となり、2000年に至るまで化学兵器の保管庫としての役割を果たしていた。当時は平均1100人の軍人、関係者が常駐していた。2001年にアメリカ陸軍の太平洋化学兵器計画(US Army Chemical Activity Pacific: USACAP)が終了した結果、兵器はすべて廃棄され、施設の清掃・消毒作業、閉鎖作業が進められており、2004年に完了する予定。これに伴い人口も減少傾向にあり、2003年1月現在、島に駐在する軍及び関係者は約800名。

◆島へ行くには:

総延長34kmの珊瑚礁はかつては核ミサイル実験場、近年は化学兵器保管庫だったため、一般人の立ち入りは禁じられている。

 

 


 

Map of Johnston Atoll

ジョンストン環礁地図

◆データ出典:米国CIA(中央情報局)

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