アメリカの国旗(星条旗)とアメリカの国歌
 


■アメリカ国旗の意味


(縦10:横19)

(星条旗=スターズ・アンド・ストライプス)
"the Stars and Stripes" または "Star-Spangled Banner"

赤は勇気を、白は真実を、青は正義をそれぞれ表す。
13の等間隔の横線はイギリスから最初に独立を宣言した13州を指す。
一番上と下が赤で、間を6本の白線が横切る形。

左上は、青地に白い星が左から右へ、一番上の列が6個、次の列が5個と、交互に9列、計50個配置されている。 
これら50の星は、合衆国を構成する50州を指す
逆にいうと、星の数は当初13で、州が増える都度、国旗のデザインも変更されてきている

(参考)アメリカ国旗変遷のページ (リンク)

米国旗のデザインは以下のとおり、他の国の旗のデザインにも影響を与えている。

Flag of Chile Flag of Liberia Flag of Malaysia
(左からチリ、リベリア、マレーシアの国旗)


 

■アメリカ国歌 "Star-Spangled Banner"

曲名を日本語に訳せば「星条旗」。

歌詞は、1812年〜1814年の米英戦争における、メリーランド州ボルチモアのマックヘンリー砦(とりで)をめぐる戦いがモデル。イギリス軍の強力な夜間攻撃にもかかわらず、米軍が守る砦が陥落せず、明け方になってもなお、星条旗が砦の上にはためいているのを見て感動したフランシス・スコット・キーという人物が、その情景を念頭に置きつつ、1814年に歌詞を書いたもの。そのため、歌詞は、敵の夜襲にも飛んでくる爆弾にも負けず、自由と勇気の地のシンボルである我が星条旗は、なお力強くはためいているか? と問いかける、勇ましい内容になっている。歌詞は4番まであるが、通常歌われるのは1番のみ。

この歌詞が、当時ポピュラーだった"To Anacreon in Heaven."という曲(作曲者不詳、アメリカではなく、イギリスで作られた)のメロディーと合わせて軍の行進曲となり、大統領による軍の観閲式の際などに演奏されるようになった。ただ、この歌が議会の承認を得て正式に「国歌」としての地位を得たのは、1931年のこと。

※国歌の歌詞とメロディ(MP3ファイル)をお聞きになる場合こちら→


なお、国歌とは別に、1896年にジョン・フィリップ・スーザが作った行進曲「星条旗よ永遠なれ」(Stars & Stripes Forever)という行進曲もあり、国歌としばしば混同されるが、両者は全く別の曲。

※「星条旗よ永遠なれ」のMidiファイルはこちら
(メロディは1度は聞いたことがあると思います)

 

 
 
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