IDEA


ここではトライアルバイクに関するパーツ作成や工夫したものを紹介します。

<Vブレーキの補強>
Vブレーキ(特にパラレルリンク)の場合、ブレーキをかけると本体のアームがしなりブレーキタッチの悪化の原因になります。そこでアームの部分にステンレスの板を貼り付け、しなりを抑えるというアイデアです。製作はステンレスの板をアーム形状に削りボンドで接着させるだけです。パラレルリンクの場合はリンクの動きを邪魔しないように削りましょう。
※アーム形状が3次元の曲線であれば、ハンマー等で曲げ加工をしながらアームに沿わせてみましょう。
<アルミギア>
競技では実際に使うのギアは1速ですよね(人によっては2速使い分ける人もいるみたい)
残りの使わないギアはステンレスから強度無視のアルミ製に!
これなら、競技規定の6速以上でも重量的にはマシになるんでは?
ということで、作ってみました。
※普段使うギアの左右は、間違って変速しても良いように純正ギアを挿入する事をお薦めします
<ギアの結合>
26インチの場合競技規定で6速以上とあるので、ギアを6枚にする為に連結ピンを抜いてバラバラにすることはありますが、リアハブによってはカセットボディがアルミ製のもあるのでギアがハブ側に食い込むトラブルがあります。そこで好みのギアをチョイスしながらピンを入れてあげましょう!写真は14-16-17。私の場合、ギアに3mmの穴あけをした後直径3mmのステンレス棒を挿入しました。挿入はハンマーで叩かないと入っていかなかったので、カシメる必要は特にないと思います。余分に残ったピンはグラインダーで削るだけです。
※SHIMANOのスモールパーツで数枚が固定されているギアユニットを購入するのも一つの手です。
<ワイヤー端末処理>
ブレーキワイヤー・シフトワイヤーの端末処理には通常アルミキャップを使いますが、ココで紹介するのは瞬間接着剤!適当な長さに切ったら液状の瞬間接着剤を付けるだけ。アルミキャップを買わなくていいし、一番のメリットはメンテナンスでインナーワイヤーをそっくり外してグリスアップができ、再び装着する際にほつれないのです。
※瞬間接着剤が皮膚に着いたら、除光液で落とせます。
<グリップエンド2>
ハンドルの端へ取り付けるアイデア、其の弐!!
群馬の樺沢さんから伝授いただいたアイデアです。方法は簡単!日本酒の一升瓶にある蓋をそのまま嵌めるだけなんです。これがまたピッタリ。自分のすきな酒の蓋でマシンにアクセントを加える渋い一品です。
※未成年の方は、お父さんか酒屋さんからもらいましょう。
<チューブ2枚履き>
写真では見づらいですが、チューブにチューブを被せています。この状態で上手にタイヤの中へ収めればリム打ちによる耐パンク性が向上します。スーパーチューブのようにもともと肉厚なモノも販売されてますが、これなら300円くらいの安いチューブでもOK!製作は至って簡単♪パンクして使用不能のチューブを使います。バルブと反対側(接地面側)をハサミで裂き、バルブの部分を切り取って本来のチューブに被せるだけです。これならリムフラップを省く事も可能ですし、リム幅より少し多めに被さるように端をカットすれば重量面でも納得のいくチューニングが出来ますよ!
※幅を狭くし過ぎるとタイヤへ収めるのにテクニックを要します。
<グリップエンド>
転倒などでグリップの端が円形に破けたりしたことありませんか?端が塞がってるグリップはハンドルバーの先端と地面とで挟まれ、最終的にドーナッツの型抜きのようにされ穴が開いてしまいます。こうなると、砂や水の浸入が・・・
そこで名案!VPのペダルのカバー(シャフト部のベアリングにゴミが入らないようにするもの)がピッタリとハンドルバーに入るのです!これならグリップの寿命UP間違いなし!プラスチック製なので軽量です。瞬間接着剤との併用をオススメ!
※浅くしか入らないので、両端が開いているグリップでは簡単に外れてしまいます
<ブレーキブースター>
マグラ4ボルト用のブースターを自作しました。
下のブレーキアダプターのみの使用では、ブレーキング時にフレームが開いてしまいタッチがグニャグニャなので、前回同様板厚6mmのアルミを使用し作成しました。
今回は豪快に穴をあけて軽量化も施し機能的に十分な一品となりました。
これでアルミ板をすべて使いきってしまいました。
<ブレーキアダプター>
モンティの25インチリムを装着するにあたって、ブレーキ台座の位置を変更するため自作しました。
15×15mmのアルミ角材を購入し左のような形の物を切り出して作成。
オフセットは12mm。HS33のスレーブシリンダ付近でフレーム側に固定するボルトの頭がくるので、
なるべく邪魔にならないよう皿ネジとしました。
強度:壊れるまで・・・
<ブレーキブースター>
マグラ用のブレーキブースターを自作しました。
職場にアルミの廃材(板厚6mm)があったので作成。
通常HS33を購入すると付いてくる鉄製のブースターは、ボルトを通す穴の幅が狭くアダプターが「ハの字」になてしまい角度の調整が非常に大変でした。
そこでなるべくアダプターが平行になるような幅で穴を空けて作成。調整もスコブルよくなりました〜
上司に見つからないようにね
<ブレーキオイル>
油圧式のブレーキオイルは二種類。
車やバイクに使われるDOTオイルとミネラルオイル。自転車の場合、多くはミネラルオイルです。
コレにDOTオイルや不適切なものを入れるとシールを溶かしてしまいオイル漏れの原因になっちゃいます。
又指定のオイルや粘度の低いチューニングオイルは値段が高いので…
このベニサン ミシン油!(赤)
シールを溶かさないのはもちろん、チューニングオイルに負けないぐらいの低粘度オイル!そして安価!
DIYに行けば必ずと言っていいほどあります。
赤色を使用の事。知り合いが違う色を使用しオイル漏れしたそうです
<ウレタンシュー>
サンディングしたリムにはコレ!
ウレタンを適当な大きさにカットして(カッターやハサミに油を塗ると切りやすいです)
シューの台座に瞬間接着剤で止めるだけです。マグラだけでなくVブレーキでも可能。
ウレタンはDIYやトライアルを扱ってるお店にASK!
剥がれても責任とりません。
<チェーンステイプロテクター>
乗っているうちにキズや凹が出来るのはあたり前。でも少しでも減らしたいですよね?
そこでDIY等でも売っているビニールホースを巻きましょう!
布製の物よりも丈夫ですし、何より安い。
ホースの太さは良く考えてね♪
<グリップ回り止め>
公園等で乗る分ならやる必要はないですが、水のある場所や雨の日、又土がある場所で乗る人はグリップとハンドルの間に水やゴミが入ってしまいオートバイのアクセルのようになってしまいます。
そこで端をワイヤーで縛っておくと、未然に防ぐ事ができ安全に乗ることが出来ます。
ワイヤーはステンレス製が切れにくくて良好。かなり細いものでも大丈夫です。
<リムサンディング>
♪ギンギラギンにさり気なく〜♪
リムサイドをグラインダーや金ノコなどでヤスリ状に荒らします。
コレで濡れてもOK!
ディスクの人は意味ないです。

<リム穴あけ>
これも軽量化の為スポークとスポークの間をドリルで穴あけしました。
実質的な重量はさほどではないけど、乗り味が軽いです〜
バルブの穴の正反対は空けちゃダメです。
ここはリムを溶接している所なので他より強度が弱くなっています

<ディレーラーアウター受け>
通常シフターを購入すると付いてくるアウター受けですが、
障害物等にチョットぶつかっただけでポキッ!っと折れてしまいます。
そこでVブレーキ用のバナナを使うと大丈夫なんです!
ワイヤーの引き代が調節出来なくなりますがシフター側だけで十分です
<グリップシフター>
シフターは色々な種類がありますが軽量なグリップシフトを採用。
コレならライディング中にぶつかっても変速する事はまずありません。
そのまま使うとグリップを短くカットしなくてはいけないので、逆にシフター側をカット!
ちょっと変速し辛いけど、トライアルでは不必要な部分なのでOK

切りすぎて後悔しないようにね♪
<ディスクプレート>
オートバイ等では放熱をよくするためにしますが、トライアルだと熱をあまりもたないので…軽量化です。
ディスク化して一番気になったのが重量。少しでもと思いディスクに穴あけです。
ステンレス用のドリルがなかったので無理やりあけたようなものです。
※ステンレス用のじゃないと刃がダメになるので良い子はマネしないでね♪
<シート>
現在のフレームにプラサドルをそのまま付けようとするとタイヤに干渉してしまうので
美しくグラインダーでカット!その後表面をペーパーで磨き缶スプレーでペイントしました。
座ったまま乗るとお尻がミンチになるので座るだけです