尿失禁の分類
腹圧性尿失禁 腹圧性尿失禁とは
くしゃみ、咳の時の尿のもれのことです。他には、急に走り出したときなどにも起こります。これは、お腹に力がかかったことにより、思わずもれてしまうタイプで、腹圧性尿失禁といいます。

どんな人に多いのですか?
出産の経験がある人・肥満気味の人・お年寄りに多くみられます。
40代以降の女性の3人に1人、お産経験者の2人に1人がひそかに悩みを抱えていると言われます。

原因はなんでしょうか?
出産・肥満・老化・運動不足などの影響です。これらの原因により、骨盤の一番底の筋肉(骨盤底筋)が弱くなり、膀胱と尿道の動きがアンバランスになり起こります。このために、ちょっとした腹部の圧力で、尿もれが起こります。

治療方法などありますか?
(1)予防方法としては、骨盤底を鍛える骨盤底筋体操が効果があります。正しい方法を覚え、毎日続けて行えば3ヵ月後にはその効果が自覚できるでしょう。
(2)尿道の形を理想的に戻す手術方法が確立しています。最近では、手術も進歩してさらに簡単に局所麻酔で出来るようになりました。あきらめずに、恥ずかしがらずにが、大切です。


このホームページでは、女性に多い腹圧性尿失禁をおおきく取り上げています。ご覧下さい。 

腹圧性尿失禁のページへ
腹圧性尿失禁の症状を詳しく説明したページ
病院での診断の順番もくわしく書きました。病院での検査で悩まれないようにしてください。
最新のものを含めて尿失禁の手術を解説しています。
切迫性尿失禁 切迫性尿失禁
「トイレに行きたい」と感じたら、すぐにトイレに行かないともれてしまうタイプのことです。頻尿(トイレに行く回数が一日に10回以上ある)を呈することもあります。

どんなときに漏れますか?
意思に関係なくもれだします。また、水仕事をすると漏れるというかたもいます。

原因はなんですか?
自分の意志に関係なく、膀胱が勝手に収縮するときおこります。
また、膀胱が小さくなってしまって、膀胱にたくさんおしっこを溜める事ができなくても起こります。
これらは、脳や脊髄の血管障害の後遺症などさまざまな原因が考えられます。一方、膀胱にばい菌が入って刺激をうけるときもおなじようなことがおこります。

治療法はありますか?
切迫性尿失禁には、薬物療法が効果的です。ただし、適切な薬は、排尿記録をとり正確に状況を判断する必要があります。このホームページでは、排尿記録のとり方などを書いてますので参考にして、お近くの泌尿器科にご相談下さい。 また、病院での診察の解説も書いています。

溢流性尿失禁 いつ流性尿失禁とは、
たえず流れるようにもれてしまうタイプで、男女ともお年寄りに多くみられます。
症状は、頻尿(一日に10回以上トイレに行く)ですので、切迫性尿失禁と区別つきにくいものですが、決定的な違いは
(1)膀胱に排尿後も尿が残る(残尿)
(2) (1)のために下腹部が出ている
(3)尿の勢いが悪く、なかなか出ない
という特徴です。

原因はなんですか?
男性では、前立腺(膀胱の下にある水道管のパッキンのようなもの)の肥大が進行して尿がなかなかでなくなりおこります。その他、尿道が硬くなったり膀胱の縮まる力の弱まりによっても起こります。

治療法はなんですか?
残尿の原因となっている疾患を治療することです。
前立腺肥大が原因となっている場合は、薬や手術により尿道の閉塞を治療することです。おしっこを出す機能に問題がある場合は、膀胱や尿道の神経への薬物療法や、尿道から膀胱に柔らかい管(カテーテル)を入れて残尿を取り除く「導尿」という方法で治療します。これらの詳しい解説は、本ホームページの兄弟ページインターネット泌尿器科e-Urologyをみてください。
早めに泌尿器科にて治療を受けることをおすすめします。この際は、排尿記録などをとられて行くとよいでしょう。

機能性尿失禁(ADL低下による) 機能性尿失禁とは、
例えば、骨折などをして歩行が困難で、トイレまであるいていくことが困難な症状を呈するものです。
その人、その人にあった環境整備などが大切です。

本ホームページの兄弟ページ在宅での排泄の医学をみてください。


機能性尿失禁(痴呆による) 痴呆による機能性尿失禁とは、
痴呆のためにトイレの場所がわからなくなり、トイレ以外のところで排尿してしまうものです。この行為自体も、本人からのメッセージであることもあります。

詳しくは、在宅での排泄の医学をみてください。
おむつの使用感などについては、筆者がおむつを実際にはめて実演したやってみようをみてください。。