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Q 一日立ち仕事をしていると股の間からピンポン玉のようなものが出てくる。尿失禁もある

 

 4〜5年前から立ち仕事をしていると股の間からピンポン玉のようなものがでてくる感じがあります。職業柄、立ったまま講議をすることがおおいので、夕方になるとこの出てきた部分のために椅子にすわることすらできません。この部分をおさえてもとに戻すと、尿がでてきます。

朝方は、起き上がったはずみに尿がもれることもあります。

 ●60歳 教員 ●出産 4人(自然分娩)

 

A  出てきているのは膀胱瘤というものです。簡単な手術で治ります。

骨盤底のゆるみが原因で、骨盤の中の臓器が落ちてくることがあります。あなたの場合は、膣の方へ膀胱が落ちてきているのです。そのため、この部分を押さえると尿がでてくるのです。さわると痛いと感じるということですので、すでに手術をするべき時期にあると思います。

この手術は簡単で、腰椎麻酔(下半身麻酔)でおこないます。お腹を切ることはありません。膣から手術します。膣の前壁を数cm切り縫い続めるものです。手術時間も短く、短期間で退院できます。このことにより、膀胱がもちあがり、いままでの違和感がなくなることでしょう。

朝尿がもれるのは寝ている間に膀胱が戻っている状態で、尿道が尿をこらえきれないからです。ちょうど尿道が可過動の腹圧性尿失禁の状態に似ています。

膀胱瘤も尿道可過動も骨盤底の緩みが原因なので十分考えられます。もしかすると膀胱をあげる手術だけでは術後に隠れていた尿失禁が表面化するかもしれません。その時には尿失禁の手術も必要になります(→TVT手術)。同時に行うこともできます。