環境の工夫による対策

高齢者の尿失禁では、機能性尿失禁ADLの低下により排尿動作・歩行ができずに尿失禁をおこすもの)が多くみられます。このため、環境の改善により尿失禁対策が可能かどうか検討する必要です。寝床からトイレまでの距離は、日本では6mがよいとされる報告があります(文献1)。トイレは、手すり、けこみを付けた洋式のものや、和式に取り付ける便座があります。居間の押し入れにトイレを設置するユニットもあります。寝たきりの状態の方で尿意のない人は、特殊尿器のひとつで尿が出るとセンサーが感知して尿を吸引する自動吸引式集尿器も一案です。センサーがなくても効果があるため、家族とともに作成することも可能なのです。尿意のある方では、しびんをもちいます。しびんにも、逆流防止のついたものや、腰をあげれない方でも挿入可能なものまであります。