手術は大体30分ぐらいです。術中、患者さんに咳払いをしていただいて、締め具合も確認します。出血はほとんどありません。入院は、私の病院では当日入院、翌日退院にしました。その際は、抗菌剤を飲んでいただき、生活の指導を丁寧にいたしました。すぐに自転車に乗って配達などを働くというのは少々無理がありますが、普通の生活をしたり、散歩をする分にはまったく問題はありません。私は、痴呆老人などで家族の介護の負担が腹圧性尿失禁のためにさらに大変になっている方にしたこともありますが、よかったと思います。
恥骨結合
TVTテープ
尿道口
尿道
TVTテープ
膀胱
このように手術することで、尿道がハンモックのようになりますね。こうして、尿失禁が治ります。
TVTテープ
ここら辺に恥骨結合があります。
尿道口
膣
砕石位といって、両足を広げて台にすわります。麻酔はケースバイケースですが、私は基本的に局所麻酔でします。なぜなら膣から針を通すだけの手術なのでこれだけでよいのです。また、手術直後に患者さんに咳払いをしていただいて、尿がもれるかどうか確認する利点もあります。また、一部病院では、腰椎麻酔という腰から下の麻酔や、全身麻酔をすることもあります。
どれでもいいのは、手術の侵襲がすくない安全なものであるからです。
TVTテープは尿道の左右に挿入します。
この漫画では挿入されたところです。そのテ―プは、陰毛の生えているすこし上に出てきますので、術後は気にならない場所ですね。つまり、陰部のみで手術ができるのです。
これが挿入する器具です。(ジョンソンエンドジョンソン ガイネケアチームの好意による)
この針が太くて痛いかなあとおもいますが、慎重に膣から入れると重要な組織がなにもないところを貫くので安全で、また局所麻酔でもできるのです。
実際の手術
この材料をいれるポイントは、膣からこのように挿入します。
スリング法という方法がかってとても治療成績の良いものでした。こらは、筋膜、人工材料、膣壁などを使い、尿道をもちあげるものでした。ちょうどハンモックのようになりますね。
最近、この使う材料としてのTVTというのもが開発されて、局所麻酔でもできるようになったのです。
TVT法
TVT尿道スリング手術などとも言います。