前立腺がんの統計

前立腺がんは、日本人の西洋化にともない増加傾向にあります。

欧米では男性がん死亡者の約20%を占める頻度の高いがんです。
日本では約3.5%と比較的頻度の少ないがんです。

しかし、食事の欧米化および高齢化社会に伴い、その頻度は増加傾向にあります。
また、アジア系アメリカ人にもおおいことから、食事内容が西洋化することにより増加すると考えられています。


前立腺がんは高齢者のがんであるといえます。

泌尿器科領域におけるがんでは、わが国においても最も多いがんで、
10万人あたり、
45歳以下の男性ではまれですが、
50歳以後は加齢とともに対数的にその頻度は増加し、
70歳代では約100人、
80歳以上では200人を超えるほどになります。