ヒナコウモリ
この夏、米道邸に棲みついたヒナコウモリの写真です。

撮影 酒井和子さん

撮影 山本浩平さん(上下とも)

ヒナコウモリは関西ではこれまで比叡山でしか見つかっていない珍しいコウモリ(絶滅危惧2種)。

今年初めて市街地の戸建て住宅の屋根裏に棲みついた。

棲みついたのはちょうど子育ての期間中で6〜8月の間。

夕方に採餌のために住処(屋根裏)を出発し、朝方に帰ってきて眠りにつく。

これは朝方に出発して夕方に戻ってくるツバメのねぐらとはちょうど裏返しの活動時間帯である。

ヒナコウモリの大家(おおや) 米道 綱夫さんより
 
 ヒナコウモリは8月29日をもって全て出て行きました。多分連休後ぐらいから徐徐に住み着いたと思われます。
 最高272頭が7月20日で50頭弱というように少しづつ旅立ちをしていきました。しかしその後のことは全然知られていません。 

 繁殖のためコロニーをつくるのはキクガシラコウモリ・コキクガシラコウモリ・ヒナコウモリと思います。(私が調べた範囲では)ただし、キクガシラとコキクガシラは洞窟性のコウモリなので旅立ったあともどこかの洞窟にいます。
 ヒナコウモリはまったくわかりません。夜チーチイーという甲高い声を聞いたらヒナコウモリかと疑ってください。それとヒナコウモリはわずかな隙間でも入ります。

写真のコウモリはバンディングして調査のために識別票をつけている。