個人山行報告書
<日程> 2015/7/18~20
<山域> 南アルプス 易老渡~聖岳~上河内岳~茶臼岳~易老岳~光岳~易老渡
<メンバー> 鈴木(こ)、池田
コースタイム
7/18 Sat
9:30 易老渡
10:00 便ガ島(登山口)
15:40 聖平小屋、聖岳分岐
16:00 聖平小屋
7/19 Sun
4:00 聖平小屋
5:15 小聖岳
6:10 前聖岳
6:30 奥聖岳
8:30 聖平小屋
休憩
9:45 聖平小屋
11:50 上河内岳分岐
12:40 仁田池
15:40 易老岳
18:00 光小屋
7/20 Mon
7:40 光小屋
8:00 光岳
8:30 光小屋 荷物撤収
9:00 光小屋 出発
11:20 易老岳
13:10 面平
14:20 易老渡
7/18 Sat
台風は過ぎ、天気は霧雨。しかし前日の疲れから少し寝坊。
易老渡から登山口(便ガ島)までのあいだに土砂崩れあり。
少し雨は降っているものの、山の樹木の葉っぱの色はまだ若々しく初夏。
途中、橋ではなく手動のケーブルカーで川を渡る。遊具みたいで楽しい。
雨は降ったり止んだり。ところどころ、道がドロドロになっていてボロ靴に浸水。
報告者:池田
長い登りの末、小屋に到着。テントを張ったら暫くして土砂降りに。
テント場は結構広く、私たち以外に4,5組がすでに幕営していた。
当初はこの日に聖岳へピストンする予定だったが、すでに小屋に着いた時点で16時だったので明日にがんばることにする。
夜はパエリアとポトフ。
7/19 Sun
朝4時、霧の薄暗闇の中を聖平小屋から聖岳に向けて出発。
最初は曇っていたが、日が出るころには少しずつ霧も晴れ、雲も切れてきた。
聖岳では青空が見え、遠くに富士山も綺麗に見えた。
そこから見える光岳ははるか遠く、少し眩暈がした。道端にはシャクナゲやイワカガミなどが朝露に濡れてしっとり咲いていた。
聖平小屋の犬ハチに先導してもらいながら小屋まで下山。
小屋で少し休んだら、光小屋に向かって出発。
小屋出発の頃にはすでに曇り空で、途中から霧雨が降り始めた。
遠かった。私は最初は結構元気だったのだが、易老岳手前くらいから急に足に疲れが出始めた。
イザルガ岳手前の最後の登りは岩がゴロゴロしている長く単調なしかしやや急な登りで、足を前に出す作業となった。
ヨロヨロしながら光岳小屋に到着。
光岳小屋のテント場は思ったより狭く、小屋隣、小屋下合わせて12,3くらいしか建てられないのではないだろうか。
また、水場は小屋から20分ほど下にあるところにあり、小屋での水の供給はないとのことで、到着前に汲んで行った方がよい。
(私たちはプラティパスに半分ほど分けていただいた)
夜は夏野菜カレー。こうへいくんもぐったりしてノンアルコールナイト。
7/20 Mon
降りるだけなので朝はゆっくりした。しかし激しい風と雨の音で何度か目が覚めた。
曇り空の中聖岳に向けて出発。聖岳からの願望も半分雲に覆われ残念。
テカリ石もすっぽり雲に覆われていたので、断念してテントへの帰路につく。
今回は休憩せずに荷物をまとめて易老岳→易老渡へ。
途中から雲が切れ始め、易老岳手前で最後の願望が楽しめて良かった。
その後はずっと晴れ続け、後ろ髪を引かれる思いで下山。
私はすでに太ももが筋肉痛で悲鳴を上げており、前日にも登りで苦労した石ゴロゴロの急降が辛かった。
こうへいくんは小指が擦れて痛い、とかで余裕ではないが予定より少し早めに降りられた。
全体的に、天候が良くなかったものの、コースタイム通りに歩けたと思う。
よい体力トレーニングにもなり、また久しぶりの夏山で色々思い出せたり、教えてもらえたりしてよかった。
より個人的な感想としては、冬山は冬山で静かで美しく、難しさもあって楽しいが、夏は植物がたくさんあってそれはまた冬にない楽しさだと思った。
また、冬山の始め(空木岳)から、冬山の終わり(西穂独標)にかけ5kgくらい増えていた体重が最近元に戻った(5kgほど減った)のだが、今回大変体が軽く、荷物とともに肉体の軽量化も重要だと再確認した。