個人山行報告書
<日程> 2013/2/3
<山域>御在所
<メンバー>福田、三浦、佐合、森山
晴れ(3ルンゼからも下界が見えていた)
5:30先発隊:名古屋出発
6:50先発隊:鈴鹿ハイウエーゲート〜裏道から登山
9:15先発隊:3ルンゼ着
9:30 後発隊:ロープウエー経由で3ルンゼ着
14:30 3ルンゼ練習終了
17:00鈴鹿ハイウエーゲート
(氷の情況)
3ルンゼの氷の状態は1月6日および20日と比べると顕著に薄い。
2月2日の名古屋の最高気温が14℃に達して、御在所山頂で+4℃まで達し影響で3ルンゼの氷も融けてしまったのだろう。
前尾根分岐付近の沢の雪も、踏み抜くと下に水が流れているスノーブリッジ状態で怖い。
巻き道を登る途中で、深い雪だと思った下から笹が飛び出してきて、アイゼンにひっかかって歩き難かった。
凍結状態の小さな滝を超え場所から2本のアックスを出して、アイゼンを効かせて登った。
しかし3ルンゼの少し下の沢は部分的に岩が露出してガレ場に変貌していた。
(熱田勤労者山岳会)
私たちより1時間ほど遅れて「熱田勤労者山岳会」30〜40人程の団体が3ルンゼに到着した。
指導者とらしき60歳ほどの男性が突然、私たちに何ら挨拶なしに、
私たちが練習しているルートと完璧に干渉する場所から登り始めてトップロープを張った。
私たちのトップロープとほぼ重なる場所だから同時にクライミング練習することは非常に難しい。
「労山」とはどういう集団か?挨拶もできない無礼極まり無い集団に思えた。
(青木夫婦)
正午頃、私は干しイチジクを齧って休んでいると、下から登ってきた夫婦に「猫屋敷の方ですね!」声をかられた。
よく見れば昨年末に猫屋敷に見学に来た青木夫婦であった。まだどこの山岳会にも所属しいないそうである。
今回「御在所は初めてで、様子を見に来ました。」と言う。
お二人は氷壁が混んでるでアイスクライミングを諦めてそのまま頂上に抜けよう、という話をしているので、
私たちが練習していたルートを空けて登ってもらうことにした。
ご主人は安定してリードで登り、セカンドで奥様もスイスイと登った
。奥様は上部のビレー点でご主人とリードを入れ代わって二人は稜線に向かって消えていった。
消える前に二人は下を見ながら最後に手を振って挨拶してくれた。
二人ともバイザー付きのヘルメットをかぶり、アックスはご主人はブラックダアモンドのコブラ、
奥様はペツルのクオークを装備していた。
<反省1:体力>
私たちが鈴鹿ハイウエーゲートに到着した時は数十人もの登山客がすでに集合して、私たちより先に歩き始めた。
装備や漏れ聞こえる話の内容からアイスクライミングに来ていることが察知できた。
我々も急いで用意をして歩きはじめた。ハイウエーで2人を抜き、裏道入り口で大集団を抜いた。
藤内小屋の地点で先頭を歩いていた。そのままの速度で登り切っていたら3ルンゼへ一番乗りは確実だった。
しかし私のペースが途中から落ちて福ちゃんの足を引っ張る形になってしまった。
藤内壁分岐でアイゼンを装着して登攀準備をしている間に、下で私たちが抜かした2名のパーティに追いつかれて、
逆に抜かされてしまった。
我々もすぐに出発してその2名と先を争うように雪の急斜面を登った。
しかし私は最後の急登で両足の大腿四頭筋が吊りそうになった。
結局、私は先頭集団から数分遅れて3ルンゼに到着した。福ちゃん一人なら3ルンゼに1番乗りできたと思う。
私が遅れてしまったのでパーティとして2番目になってしまった。
一番乗りのパーティは「正面右側の岩にある終了点を使って、トップロープを張らせて欲しい。」
と言ってきたのでその場所を譲り、私たちは中央左側の長いルートにトップロープを張って練習した。
このルートは30m位の標高差があるので50m一本だけではトップロープが張れない。
二本のザイルを繋いで使うが、その繋ぎ目でビレーを入れ替える必要がある。