雪上訓練報告書
<日程> 2012/12/8~9
<山域> 御嶽山 雪上訓練
<メンバー> 田村(リーダー)、伊藤聡(サブリーダー)、水戸(装備)、伊藤美(食料)、大田(会計)、鶴田(記録)

<コースタイム>

12/8(土) 天候:風雪
01:00 スキー駐車場着 水戸号 (田村、水戸)
02:00 スキー駐車場着 伊藤聡号 (伊藤聡、伊藤美、大田、鶴田)
    道中、王滝村の林道から積雪があり、積雪20cm程度。
ざぶんの湯センター前、軒先にV6とアライ2を幕営。
03:00 就寝
07:00 起床、テント撤収、共同装備の分配。
08:30 スキー駐車場発
    ・強風のためリフト・ゴンドラは運休。
    ・目出し帽、ゴーグル装着で出発。
    ・スキーヤーのないBGMが流れるゲレンデを聴きながら歩く。
    ・途中、数回の小休憩を取る。
    ・雪訓の入山パーティ5,6隊にすれ違う。
    ・田村、大田、鶴田は、田の原手前の三笠山でラッセルトレ。
    ・三笠山は例年より雪が深く、ルーファイ出来ず往路下山。
13:00 田の原着
    ・強風の中、田の原トイレ横にV6とアライ2を幕営。
    ・新V6の外張りが合わずピッケルで仮固定の後、竹ペグ埋設。
    ・強風で竹ペグが抜け、再度竹ペグをしっかり埋設。
    ・皆で防風雪壁を作るが、壁になる雪質でなく朝には崩れた。
    ・テント内で、一時休憩。
15:00 雪上訓練 (田村、伊藤聡、伊藤美、大田、鶴田)
    ・テントがつぶれる位の強風だが、水戸さんが水作りを
     してくれて、吐く息は白かったとのこと。
    ・雪訓場は、テント幕営裏、樹林帯の谷。
    ・訓練内容は、約7メートルの谷を懸垂下降後、対面登り。
    ・パーティは田村、大田。聡、美紀、鶴田の2つ。
懸垂下降開始。(鶴田の行動と所感、含む。)
    ・聡さんより、生木にセルフビレイの指示。
    ・ヌンチャクがハーネス右後に付き、ゴーグルの視界外。
    ・ヌンチャクをハーネス左前に付いておくべきと反省。
    ・ゴーグルを数センチ上へずらし右手でヌンチャクを取る。
    ・何とか、生木に括り、セルフビレイ完了。
    ・聡さんより、ロープ中心を、生木へ左右振分けを教わる。
    ・教えて貰わなければ、この発想はなく、知識不足を反省。
    ・強風の寒さに耐えかね、始めに下降したいと申告。
    ・簡易八の字結びと安全環で、ロープをATCに固定。
    ・懸垂下降開始。体が動かせて、暖が戻り一安心。
    ・続いて、美紀さんが下りるためのビレイ準備。
    ・生木にセルフビレイを取り、美紀さん下降開始。
    ・最後に聡さんが下り、懸垂下降の雪上訓練終了。
    続いて、その対面の登り。
    ・始めに、聡さん、次に美紀さん、最後に鶴田の順。
    ・暗くなり視界も悪く、ギアの取り扱いに困難が増す。
    ・短時間で安全かつ確実なロープワークの重要性を知った。
    ・懸垂下降訓練を完了し、テントに戻る。
    以下、鶴田の気付き
    ・特にオーバー手袋で、オートロック式安全環の開閉が、
     できず、第一の原因は不慣れによるもの。
    ・第二の原因は下山してから分かったが、山行中
     右手甲の捻挫により、右手の握力低下によるもの。
    ・右手甲の捻挫は、右肩に軽いザック麻痺があり、
     右手先への血流減少も、起因したと思われる
    ・なお山行中は寒さで手の痛みは全く感じなかった。
17:00 夕食(八丁味噌風鶏鍋:美紀さん作)
    ・テントに戻ると約7Lの水を作って下さっており感謝。
    ・鶏肉1キロの準備を見て、お腹が鳴り出す。
    ・料理長聡さん、味噌の濃淡調整で、三回戦の鍋を満喫。
    ・聡さん持参の大吟醸と、見事な調和。
    ・具材大、野菜満載、田村さん三ツ星料亭の太鼓判。
    ・明日に備え、田村さんのチョコで飲みながら水作り。
    ・紅茶で、最後の締め。
22:00 就寝

12/9(日) 天候:風雪
06:00 起床、朝食(札幌味噌ラーメン:美紀さん作)
    ・風は昨日の12/8(土) より若干弱い。
    ・積雪は一晩で30cm以上あったと思われる。
    ・ラーメンに揚げ、気が効いた、お心遣い。
    ・水戸さんは一足先に下山。(9時過ぎ駐車場着)
08:00 田村さんの号令、行ける所まで行くことで頂上を目指す。
    ・鳥居をくぐり、平坦な雪原のスレートを進む。
    ・樹林帯で、美紀さんの指先が冷たく、田村さんが対処。
09:00 七合目
    ・樹林帯を抜けると、風も強まる。
    ・斜面が始まり、突風も厳しく視界も徐々に悪化。
10:00 八合目
    ・アイゼン装着、ピッケルは出さず。
    ・ここで聡さんと、美紀さんは下山。
    ・「ガッツ出せ」聡さんの激励で、元気を取り戻す。
    ・田村さん、大田君、鶴田、出発。
11:00 九合目手前クーロアール上、石室の辺り
    ・アイスバーンと化した斜面のトラバースが始まる。
    ・「アイゼン」が掛かってないと、田村さんから注意、反省。
    ・「サイドエッジを効かせろ」と、田村さんから指導、反省。
    ・昨年の雪上歩行講習会資料は、読んだが実践出来ず、反省。
    ・ホワイトアウト、田村さんのルーファイで進む。
    ・タイムリミット、写真を撮り、引き返す。
13:00 田の原着
    ・テント撤収、共同装備の分配。
   ・共装スコップ1ヶを寝かし置いたせいか積雪で紛失、反省。
   ・途中、数回の小休憩を取る。
15:00 スキー駐車場着
    ・水戸さんと合流し、共装の片付け。
    ・スコップで車周りの雪をかき出し、車道を作る。
17:00 王滝食堂で猪豚丼を食し、ノンアルコールで乾杯。
19:00 恵那SAで、大田さん会計。
    ・MSR分の回収を忘れ、反省。
20:30 名古屋着
    ・猫で装備を戻し、帰宅