個人山行報告書
<日程> 2011/2/13
<山域> 鈴鹿 藤原岳
<メンバー>森山、佐合、太田

<コースタイム>
2/13くもり時々はれ:名古屋 ⇒ 表道登山口 (am8:50) → 4合目 (am9:35/9:50)→ 8合目(am11:25/11:40) →  藤原岳非難小屋(pm0:05/pm2:00) → 7合目(pm2:30/2:35)→ 表道登山口(pm3:25) ⇒ 名古屋

<山行記録>
朝7時、シゲさんと太田宅近くで合流、藤原岳に向けて出発した。良い天気だったのだが、高速を降りてしばらくすると雪が舞い始める。
高速上から山が見えなかったのは鈴鹿がこんな天気だからかと話しつつも、車内に流れるガンダムSEEDの曲で終始リラックスモード。
藤原岳が見えてくると、やっと実感したのか、猫屋敷に入会して初めての登山にドキドキしてきた。
8時過ぎに表道登山口に到着したのだが、駐車場はすでに満車状態。私たちが(きちんと線が引かれた)駐車スペースに停められた最後の1台だった。
あまりの人の多さに驚くばかりだ。現地集合の佐合さんも続けて到着し、準備を始める。太田もスパッツのつけ方等、教えていただき準備した。

佐合さん先頭、シゲさん最後尾、太田が真ん中で出発。このとき雪はもうやんでいた。
新しい登山靴は、底が固くて不思議な感覚だ。近所を少し歩いただけで当日を迎えてしまったからというのもあるかもしれないが、それにしても歩きにくい。
そして、思った以上に暑い。雪は3合目から見られ始めた。まだそこまで積もっているわけではないのに、早速、太田は初滑りをした。そして、左足がつりそうになった。
4合目で一度休憩をとり、先を進める。しばらくすると、どんどんペースが落ちていく。そして、滑る。シゲさんに後ろからアドバイスをもらいながらゆっくりと登る。

雪が本格的に見られたのは8合目からだった。本当はこの程度ならアイゼンは必要ないらしいけれど、シゲさんも靴慣らしということで、今回はここで全員アイゼンを装着する。
太田も、佐合さんとシゲさんに装着方法を教えていただき、なんとか装着。
そして、一歩踏み出したところで驚く。足が重い。ただえさえ重い足が、アイゼンでさらに引きずられる感覚だ。ここから、さらにペースダウンする。
佐合さんが何度も立ち止まって待ってくれる。体力のなさを実感するばかりだ。「アイゼンって歩きにくい!!!」と呟いたら、「アイゼンがどうしても必要なときもあるんだ」と言われた。
8合目から9合目、そして、9合目から非難小屋までの距離がそれまでよりとてつもなく長く感じる。
途中景色がきれいに見えるところがあったが、それどころではない。非難小屋に着いたときには完全にふらふらだった。

佐合さんとシゲさんがキムチ鍋の準備をしている間、太田は席とり。非難小屋には人があふれ返っていたため、太田は席がなくならないようにずどーんと座っていた。
(動けなかった、とも言います…。)準備まかせてしまってすみませんでした。
キムチ鍋も紅茶もデザートもとてもおいしく、話も楽しく、非難小屋での時間はあっという間だった。
そして、もうひとつ気付いたこと。なぜか太田だけすごく厚着。佐合さんとシゲさんは歩いていないときもなぜそんなに薄着でいられるのか不思議でたまらなかった。

すっかりいい気分になり、昼食後は「頂上?もういいよね(笑)」ということで、下山。
佐合さんとシゲさんは下りはアイゼンなし、太田は7合目までアイゼンを装着した。
途中、最後尾を歩いていたシゲさんが突然、滑って下り出し一気に先頭に出たのがすごくおもしろそうだった。いつかやってみたい!!
太田はお腹いっぱいで元気が出たからか、一度滑って転びはしたものの、登りほど佐合さんとシゲさんから遅れをとることはなかったとおもう。
そして、疲れを感じることなく下ることができた。

帰りはまた、佐合さんは現地解散。
太田はなんと自宅までシゲさんに送っていただくというVIP対応(笑)初登山は自分の体力のなさを改めて実感した。
だいぶ足手まといになっていたはずなのに、佐合さん&シゲさんはアドバイスをくださったり盛り上げてくださったりと本当に感謝です。
お疲れ様でした。ありがとうございました!