個人山行報告書
<日程> 2010/8/1
<山域> 南アルプス 仙丈ケ岳
<メンバー>森山、服部、佐々木、山城
<コースタイム>
8/1晴れ:北沢峠―(am6:30)―5合目(am8:30)―小仙丈ケ岳(am9:30)―(am10:30)仙丈ケ岳(am11:30)
―馬の背分岐―5合目―北沢峠(pm2:20)―高遠さくらホテルさくらの湯

<山行記録>
猫屋敷集合、前夜発で12時過ぎにバス停到着すると、‘戦力外通告’ならぬ、‘テント外通告’を受ける。
新人を一人にするのかっ!そんなことは初めてでビックリしたが、眠すぎて抵抗すらできず、男性陣はテントにて仲良く寝酒を引っ掛ける中、テントの明かりを横目で見ながら佐々木さんの車で一人夜食のゴーヤチャンプルをつまみ就寝する。

朝も早くから、予定時刻より前から臨時バスが出て行列する。
佐々木さんは夏合宿のトレーニングで30キロ近くのザックを背負い、私は、富士山、槍ヶ岳と2週連続ピークを踏めなかったし、熱中症気味だったので、今回は「計画書通りに予定をこなしピークを踏むこと、それに、熱中症対策で飲み物や服を工夫」したりして臨み、夏合宿対策は「装備はあまり重くせずにアタック装備で普通に行動できるように」という目標にしたのだが、行動開始まもなく今度の夏合宿のアタック装備は‘ハーネス、ヘルメット、アイゼン’とかもいることに気がついたがもってきていない。毎週末の山行に追われ、夏合宿の装備まで頭が回らなかった(反省)。

比較的穏やかな山容から‘南アルプスの女王’と称され、高山植物も豊富と事前に聞いていて、とても楽しみにしていた。
仙丈ケ岳の名前は、人間の骨格の‘仙骨’からかと思っていたが、「丈」とは長さの単位であり、仙丈ケ岳の標高を丈の単位で表すとちょうど「千丈」くらいとなる。また、小仙丈カール・藪沢カール・大仙丈カールと3つのカールがあり、「千畳」もの広さがあるという意味もかけられている。

登山口から森林限界までは、しっとりと苔むした場所を通り過ぎ、森林限界を越えてからは、雷鳥の子供もみたりした。
道中は、先週聡さんに伝授された‘呼吸法’を意識して歩いた。それにしても、バスツアーなども発着しているらしく、人が多い。

今回、仙丈ケ岳は、しげさん・服部さんは経験者、佐々木さん・山城ははじめてということで、いよいよ、頂上という時に佐々木さんが「頂上はお先にどうぞ」と、本人曰く‘厚い友情’の演出(笑)。頂上では、おもむろに重いザックからビールを取り出すと、4人で乾杯!
普段はあまり飲まないのだけれど、いつもみなさんが飲むビールがおいしそうだったのと、その後昼寝を予定している、少し余裕のあるこの山行で、私もビールを飲んだ!少し成長した気分!登頂の証に、佐々木さんと一緒に肩を組んで4人で記念撮影もしてもらった。

下山は、途中まで行きとは違うルートを通った。これが、ちょっとした渡渉があったり、川沿いで風も吹いて気持ちが良かった。
天候が崩れる予報も出ていることも手伝って、曇り空となりガスってきて、標高が下がっても快適に降りてくることができた。
あちらこちらにあった‘ニホンジカ’対策の網やフェンスは、まるでこちらが檻の中にいるといった感じだった。
それにしても、1,000Mの標高差の下山は、なかなか下りがいがあり、よいトレーニングだったと思う。

帰りのバスでは、運転手さんがお花や蝶の名前を紹介してくれたのだが、忘れてしまった。
私も、隊長や聡さんのように、あんまり興味がないのかもしれないと思った。

帰りは、事故渋滞していて、名古屋到着21時。
運転が大変だったと思う、佐々木さんお疲れ様でした&しげさん、服部さん、ありがとうございました。