個人山行報告書
<日程> 2010/2/12
<山域> 鈴鹿 藤原岳
<メンバー> 水戸、荒川
<行程>:神武神社駐車場(am8:45)―(1:00)-木和田尾根登山口(am9:45)-(3:10)-白瀬峠(pm0:57)-(1:50)-藤原岳避難小屋(pm2:45―pm4:00出発)―(1:00)- 聖宝寺道登山口(pm5:00)
山行記録
天気: 曇り
神武神社駐車場に着くも、車は一台もない。 とても広い駐車場だが、春の季節のいいときに植物を見に来る方々で一杯になることを知る。
木和田尾根登山口を目指し歩き出すが、水戸さんが指す指の方向はかなり先で、あごガクーンな感じ。
見えている山裾の反対側辺りという現実を知る。
途中林間コースは行き止まりな事を、人のよさそうな清掃している方が教えてくれ道案内をしてくれる。
が、今度は釣堀場の柵が現れ行き止まりになる。が、釣堀場のおじちゃんが通行許可をくれたおかげで、敷地内横切りにより無事登山口にいける。
本当にふっと必要な人を上から落としてくれたように現れた方々な感じがした。
あやしげな雰囲気の入り口からいよいよ山歩きが始まる。
いっきに高度が上がっているため、すぐに汗と息が上がる。着替えタイムに黒飴をなめ身体をなじませる。
曇りなため雑木林はとても薄暗い。
作業用の道と登山道の見分けがつきにくいところがあった。
そんなこんなで、鉄塔も現れる。
鉄塔を超えるとジクザグザグザグにさらに高度を上げていく。
水戸さんの足取りのテンポは変わらないため、急な高度にやられている私とは違い間隔が少し開く。
体力が付くと平均して動けれることを目の当たりにする。
一時間ほど行き休憩後、トップを歩かせてもらった。
さっきの水戸さんのペースの平均さを見習わなくては的な焦りから、早めの速度で登った。
そ~れから30分後。。。 荒川号停車。
ヤバイ、この心拍数の速さや、一歩の重さからギブアップ宣言を提出することを決断。
無駄な無理焦りより、自分を知った上での行動を取ればいいことをあらためて知った。
つっぱしといてギブアップとはかなり恥な愚かなっぽいけど体で覚えたもんは体が覚えててくれるで今後助かるはずっ。
白瀬峠へあと少しのところからガリガリの雪現る。
水戸さんより、アイゼン装着号令かかる。
が、やり方を知らず少し冷静さを失う。
しっかり止まるが、一歩一歩が慎重なためあっという間に水戸さんが見えない。
そんな時、猫コールが聞こえた。猫コールなんて知らない私は、水戸さんが滑落したときの「あ~れ~」的な叫びかと心配した。
というかそんな心配のいらない大先輩であり、もし滑落しても黙って這い上がってくると後で話したときに言った言葉が残った。
う~ん、水戸さんぽい。
なんとか、引き返す時間のpm1時前に白瀬峠に着くことができ嬉しや嬉し。
気力だけはまだまだ残っていたので藤原岳を目指すため出発。
気温も上がっているため、雪が柔らかく膝まではまる。
緩やかな等高線の所は木の間隔が広いため、目印の赤い○を見つけにくい。
地図を出すも、自分がどこにいるかをちゃーんと把握していないと、今後の道の方向がつかめないことも実感。
雪景色みとれている場合ではない。
ふっかっふかできれいなのに、印がないからそれどころじゃな~い。 途中の天狗岳展望台からの見晴らしも良かった。
避難小屋に着くまで、足取りは慎重に歩いた。
ランチタイムがやってきたー。おっ、戸が開かない。コントみたい。
では、こちらはと隣の窓を触ると、。。。無事泥棒的スタイルで入れた。めでたしっ。
ついにMSRをつかう時間がやってきたぞと。
前日に山口さんから、猫屋敷の玄関口でたむろ的な格好で教えていただいた。
歩きながらイメトレをしてみた。
そのかいありスピードはともかく、手順は覚えていた。
パスタを茹でた茹で汁でレトルトパックを温め、パックの中に麺を突っ込んで食べるという、エコな食べ方も気に入った。
山は智恵と工夫ですねぇ~。
下山開始は、4時。 雪はテラテラもあれば、ガチガチで危険状態。
私は、8合目からアイゼンをはかせてもらった。
水戸さんはノーマル靴で下山。
足の置き所の判断と体の使い方がうまいんだなぁと。サッサカ順調な下山っぷり。
雪がなくなってからは、何合目という看板を効果音があればピュ~ンと新幹線が通過するときの音のような気分で通過した。
1時間で下山。 聖宝寺の雰囲気もなかなか。滝もありいい感じ。
木和田尾根という少し長いコースからと、アイゼンを使ったことなどまた新しいことが増えた山行きで、いろんな記憶が残った。
水戸さん、ありがとうございました。